光田のKeep Casting! GAME089 ~福岡県遠賀川~

こんにちは‼

ルアースタジアム 光田です🐥

 

前回のブログに引き続き遠賀川のブログです🐟

 

前回の朝練釣行後に降った大雨後の遠賀川に行って来ました🚗

 

大雨の影響で堰は開放されて強いカレントが発生、そして急激な水温低下というスポーニング時期にとってはネガティブなフィールドコンディション

 

救いなのは、天候だけ

少し曇は出るものの晴れ予報で夕方に北風が吹くまでは無風もしくは微風というコンディション

 

「今日、ステージングに入っているデカいメスを釣るなら昼にしかチャンスが無い」

※「なぜ昼なのか」についての理由は一番最後に書いてます⏬⏬⏬

 

家の所用を済ませ、この日のパートナーである酒井さん(ルアスタのスーパーアルバイター)を迎えに行き昼前から釣り開始🎣

遠賀川に向かう車内で酒井さんにも「今日、ステージングしてるデカいメスは昼しかチャンスが無いから、昼になるべく規模の大きいスポーニングエリアに入りたい」と告げ上流域へ車を走らせました🚗

 

すると、たまたま遠賀川上流域の春に最も人気な一級ポイントが空いていたのでエントリーし昼の時合いまで待つ事に

 

岬の沖は大きな木が流れる程の強いカレント、それに伴いワンドの中には反転流が発生し、その影響でワンド内の土砂が舞い濁りが入っている状況

 

予測通りの昼の時合いが来るまで、強いカレントから避難できるカバーを探りましたが反応無し・・・

可能性は低いが、濁りに乗じてオスがスポーニングエリアに差していないか確認するもやはり不発(前回のブログから季節の進行は無い)

 

そして太陽の高度が上がり、グンと水温が上昇しはじめる昼のタイミング・・・

 

本来であれば、ジグヘッドワッキーやスモラバといったフィネスで狙うステージング状態のメスですが、この日は水温低下という事でリアクションの釣りが優勢。また恐らく水温低下とスポーニング直前という状態から口を大きく開かないと予想🙄

それに合わせてカレントと濁りの発生・・・

 

という事でチョイスしたのは、フラットに点在する岩やオダに当ててリアクションバイトを狙えるシャロークランク

 

先発は、SHOT OMEGA BIG 62 (NORIES)

『潜らないロングビルリップ』が搭載されており、スクエアビルのようにシャローカバーやボトムに強く、当てた時にも姿勢を崩し過ぎないシャロークランクベイト。にも関わらず、同サイズのスクエアビルのクランクと違い、強すぎないアクションとナチュラルな姿勢で中層クランキングゲームでも活躍してくれる懐の広いクランクベイトです

 

水温上昇の速いシャローフラットのボトムに点在する岩に当てながら巻いていると、グンッというバイトらしき反応🤔

 

同じコースを通しても反応はなく、そのままシャローフラット内を巻きながらウロウロしていると、再び似たようなバイトらしき反応が別の場所で発生🤔

 

いずれもシャローフラット内の岩やオダに当てた瞬間の反応

 

ネスト時期のオスのバイトとは違う、重みはあるけど掛からないバイト・・・

 

この時点で狙い通りの時間とエリアでステージング状態のメスが動き始めた事はほぼ確信👍

 

ただルアーが違うのか、タックルやフックシステムなのか、最後のピースが揃っていないと考えていると・・・やりました・・・この漢が・・・👀

 

そう、酒井さん(ルアスタのスーパーアルバイター)

 

文句無しのスーパービッグフィッシュ👏

 

 

詳細は酒井さんブログをお楽しみに✍

 

ヒットルアーは、イヴォーク1.2(deps)

ストラクチャーに強く当たり過ぎない潜行角度と高浮力ボディ、そしてヒラを打ち過ぎずすぐに姿勢を戻す姿勢制御能力を備えたクランクベイトで、レイダウンやゴロタ石などの連続するカバーに特に強いクランクベイト

 

使い方は全く一緒、違うルアーとは言え似た特徴を持つルアーを投げていたけど、大きく違う事が一点

【ラトルの有無】

・SHOT OMEGA BIG 62 (NORIES) ⇒ ゴトゴト音のラトル

・イヴォーク1.2(deps) ⇒ サイレント

 

ちょい曇りの無風状態なのでラトルがバイトを邪魔しているとしたら・・・

と考え、イヴォーク1.2(deps)にローテーション🔄

 

時合いに突入しているエリアに正解のルアーを投げる

 

先程同様にシャローフラット内に点在する岩に当てて巻く⚡

答えは早く、ほんの数投でズドンという力強いバイト🔥

 

1800gクラスのビッグフィッシュ

 

 

予測を立てて、タイミングを合わせて、最後にルアーを合わせて釣った魚は格別です🎊

 

通常のフィールドコンディションであれば、ジグヘッドワッキーやスモラバといったフィネスな釣りが優勢となるステージング状態のメスですが、今回はたまたま水温低下と濁りといったネガティブ要素が重なった事で、ハードベイトで勝負できました🌈

 

1時間にも満たない短い時合、その一瞬で多数のチャンスを作れるハードベイトの良さが出た釣行でした🕑

 

その後、休憩を取りながら夕方まで色んなエリアを周りながら釣りをしましたが、北風も吹き始め反応は悪くバイトはあるものの掛からなくなり、釣行前の予想通りの尻すぼみ展開で納竿しました🌠

 

 

~タックルデータ~

■ROD
Road Runner VOICE LTT650M
■REEL
CALCUTTA CONQUEST DC 101 turned by OKWORKS
■LINE
SEAGUAR FULLORO LTD HARD 14lb
■LURE
EVOKE 1.2
SHOT OMEGA BIG62

 

最後まで読んで頂いた方にもっとバスフィッシングが楽しくなる豆知識を📈

①クランクベイトの選び方や巻き方

②なぜ昼に釣れると予想していたか

 

まずは店舗でも質問の多い①クランクベイトの選び方や巻き方から‼

 

水深1.5mのボトムをクランクベイトで釣る時、恐らくMAX1.5mダイバーのクランクベイトを選ぶ方が多いと思います。しかし、MAX1.5mダイバーのクランクベイトを1.5mまで潜らせるためにはロングキャスト(助走距離)とそれ相応の巻きスピードが必要となります。

 

そうすると、ラインの角度も緩くなりゴロタ石へのラインの食い込みや折角の根掛かり回避能力も落ちてしまいます。オカッパリだと特に浅い側にルアーを引っ張ってくるコースになるので、より顕著にこのデメリットが働いてしまいます。

 

解決する為にはまず狙いたいボトムの水深より少し潜るクランクベイトを選んで、ショートキャストで優しく巻きましょう。

 

これだけでオカッパリのクランクベイトの釣りは格段に快適になります。

他にもいろんなキモがありますが、まずはココに気を付けてみましょう。

 

次に巻き方ですが、根掛かりにくい巻き方というものがあります。

 

 

まずロッドの角度ですが、キャストしたルアーに対して直線にし、ロッドを曲げないように巻きましょう。ロッドを曲げて巻く事で常にラインをロッドが引っ張ってしまうので、クランクベイトがキレイに泳がない上に根掛かりが増えます。

 

 

次にハンドルを持つ手ですが、中指と親指でハンドルを握り人差し指を添えて持つとハンドルを持つ手に余分な力が入らないため、ストラクチャーにコンタクトした瞬間やバイトがあった瞬間に、ハンドルからポロッと手が離れるので、根掛かりが減りバイトも深くなります。是非試して見て下さい‼

 

 

最後に②なぜ昼に釣れると予想していたかです‼

皆さんがプリスポーンと呼んでいる状態には大きく分けて、3つの状態があります。

プリスポーン(初期) ⇒ プリスポーン(後期) ⇒ ステージング

※大きい個体などは数回に分けて産卵する事もあるため、矢印の向きは一定ではありません

 

プリスポーン(初期)は、冬から徐々に動き始め、フィーディング時はベイトなどをしっかり追って捕食している状態。まだ水温は低い時期ですが、マズメや曇天や雨や南風などローライトコンディションを好み、活動範囲も広く捕食行動を繰り返します。

 

プリスポーン(後期)は、ある程度のフィーディングを繰り返しながら抱卵が進行していきます。抱卵が進行し徐々に産卵を意識し始めていくにつれて、激しくベイトを追い回すような大胆なフィーディングは控えめになっていきます。マズメや荒天等のチャンスタイムは捕食行動を行うが、抱卵しているリスクも考えて危険な行動はしません。そして抱卵が更に進行すると、徐々に流れや風や水温低下を嫌う傾向になります。

 

ステージングは、フィーディングの意識はほぼ無くなり産卵行動に向けての準備を始めている状態です。スポーニングエリアからさほど離れず、特定のカバーやストラクチャーや地形変化を起点に行動範囲も狭くなります。抱卵状態も進行しているため、流れや風や水温低下を極端に嫌います。また晴れた日の日中に太陽光に当たるために起点としているカバーや日当たりの良い岩の上に浮いたり、水温上昇の速いシャローフラットをうろうろする事があります。

 

現在の遠賀川上流域の産卵に絡む大型のメスの状態は大きく分けて2種類でプリスポーン(後期)ステージングの状態の魚です。

 

釣行日の天候は、少し雲はあるものの晴れで午後からは少し冷たい北西風。

 

前者のプリスポーン(後期)の魚はマズメや荒天などのチャンスタイムが狙い目ですが、釣行日は前日までの雨の影響で水温低下かつ強カレントで動き辛く、かつ晴れからの少し冷たい北西風という状況のため、積極的なフィーディングはあまり行わないはず。

 

後者のステージングの魚は前日の雨の影響で冷えた体を温め代謝を上げるために、昼間の晴れ無風の短い穏やかな時間に、日光による水温上昇のタイミングでより水温の上がりやすいシャローをうろつき、早く消化でき代謝を上げられる小型のベイトを捕食する可能性が高い。

 

だからこそ、昼にしかチャンスが無いと判断して釣りをしていました。

 

前回のブログの最後にも書きましたが、当日だけでなく数日前からの天候や魚の状態、そしてエリア・アプローチ、最後にルアーを考えて『釣った』一匹は、他の釣りでは味わえない程の満足感があり、これこそバスフィッシングの醍醐味だと思います😊

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