ケミカル石山の工房~ツインパワーの育て方Vol.2~

皆さま、

新年明けましておめでとうございます!

 

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します!

 

 

ケミカル石山です!

 

 

 

 

皆さまは年末年始、どのようにお過ごしでしたか?

 

 

私は餅つきしたり、初売りで皆様に元気をもらったり、

嬉しいことに大忙しでした!

 

 

そんな2025年ですが、今年も釣具をいじり倒します!

 

 

なので新年早々ですが今回も道具のお話!

 

 

 

 

前回のブログではツインパワーのパーツ交換をしました。

 

 

ケミカル石山の工房~ツインパワーの育て方Vol.1~

 

 

今回は、パーツ交換無し

24ツインパワーをいじくり倒します!

 

 

 

 

今回のチューニングはどのリールでも出来る、

ケミカルチューニング!

 

 

※自分で分解、カスタムすると

メーカーの修理を受けられなくなる可能性があります。

あくまでも自己責任でお楽しみ下さい。

 

 

そもそもケミカルチューニングってなに?

 

 

って思ってるそこのあなた!

 

 

「このリール巻きが重いな」

 

 

「ドラグの滑り出しが良すぎてフッキングが決まらない…」

 

 

「糸よれが酷いからラインローラーの回転性能を上げたい!」

 

 

などなど、釣りをしてて思った事ありませんか?

 

 

そんなお悩み、解決出来ちゃうかもしれません!

 

 

オイルグリスを使って

巻きを軽くしたり、しっとりさせたり。

 

 

ラインローラーの耐久性を上げたり、

軽い力で回転出来るようにしたり。

 

 

自分の好みで色々なチューニングが出来るんです!

 

 

今回は、そんなケミカルの沼に皆様をご招待!

 

 

メバルプラッギング用に

私なりのチューニングをご紹介します!

 

 

一度で全部説明すると長くなるので、

今回は比較的簡単に出来る所からご紹介します。

 

 

 

 

まずはお好みのオイル、グリスをご用意下さい。

 

 

 

 

※こんなに用意する必要はありません。

 

 

次にお手持ちのリールをよく回して、

今の巻感を覚えておいて下さい。

 

 

どんな風にしたいか思い浮かべながら巻いて下さいね!

 

 

いよいよチューニング開始です。

 

 

 

 

まずはお手軽で効果が出やすい、ドラグ周りから。

 

 

 

 

ドラグワッシャーを外して綺麗に脱脂して下さい。

 

 

この時ワッシャーが潰れてて硬いとか、

形が歪んでる切れている等あれば、

ドラグワッシャーを交換しましょう。

 

 

脱脂して乾かしたら、ドラグ専用のグリスを塗り込みます。

 

 

 

 

ドラググリスだけでもかなりの種類があるので、

好みのグリスを探して下さいね。

 

 

ピンと来なかったら、ケミカル石山にご相談下さい。

 

 

今回はメバルプラッギングで使用するので、

遠くでもフッキングが決まって、

根に潜られない程度に耐えるドラグ設定、

かつ不意の大物にもラインを切られない

滑らかな滑り出しにしたいので、

そんなワガママを聞いてくれるグリス、

IOSファクトリーのシロクマを入れます。

 

 

 

 

 

 

このグリス、透明度が高くて美しいんですよねぇ……

 

 

 

 

 

 

あっ、ついうっとりしてしまいました。

 

 

次行きましょう、次。

 

 

 

 

ドラグ周りで忘れちゃいけないのが、

スプール内のベアリングと

メインシャフトのスプール受けベアリング。

 

 

 

 

ここは回転性能が必要かと言われれば、

別にクルクル回る必要は無いですよね。

 

 

なので、純正の状態ではグリスが塗布されてます。

 

 

耐久性重視でパワーが必要なんです。

 

 

 

 

なので私も耐久性のあるグリスを~

 

 

 

 

入れるのかい、入れないのかい!

 

 

どっちなんだい!

 

 

 

 

入れ〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

ないっ!

 

 

はい。入れません。

 

 

今回は超高粘度オイルの

グリッチオイルEVO-2000を入れます。

 

 

 

 

超絶耐久性の高いオイルで、

見てくださいこの粘度。

 

 

 

エグいっすよね。

 

 

まさにパワー。

 

 

摩耗防止しつつ、大きい魚が掛かってしまった時の

瞬発的な動きにも追従して欲しいのでこのオイルを使用。

 

 

この粘度なら多少のタメも作れそうなので

ドラグ周りのベアリングには最適かもしれません。

 

 

 

 

続いてはラインローラー

 

 

 

 

通常、ここにもグリスを入れます。

 

 

一番水に晒されやすい箇所なので耐久性が必要なんです。

 

 

なのでシマノならDG18特殊撥水グリス

 

 

ダイワならメンテナンスグリス104マグシールドなんかで、

耐久性を重視したセッティングになってますね。

 

 

 

 

ただ、今回メバルプラッギング。

 

 

ルアーが動くか動かないかの超絶スローリトリーブ。

 

 

ラインテンションなんてごく僅か。

 

 

ただ、ソルトで使うから耐久性は要る。

 

 

そこでまたもやIOSファクトリー。

 

 

IOS-02のオイルを使用します。

 

 

 

 

このオイル、非ニュートン流体の特性を持っていて、

オイルが飛びにくいし油膜の保持力も高いので大好きです。

 

 

もう超好き。

 

 

超大好き。

 

 

非ニュートン流体ってなんなん?

 

 

って気になった方はインターネットで検索してみて下さいね。

 

 

 

 

ラインローラーはこれで終わったので、

続いてはベールとローターの可動部。

 

 

 

 

意外と見落としがちなベール、ローター周りのメンテナンス。

 

 

ここはキャストのたびにカチカチカチカチ動かします。

 

 

そりゃそんなに激しく動かせば摩耗しますよね。

 

 

ベール下がりって聞いた事有りませんか?

 

 

ライントラブルの素です。

 

 

それはここの摩耗が原因。

 

 

摩耗が進むとローターとベールの

両方とも交換しないといけなくなったり。

 

 

そんな事にはなりたく無いですよね。

 

 

なので、耐久性重視!

 

 

必ずグリスを使って下さい!

 

 

今回はダイワのメンテナンスグリス104を使用します。

 

 

 

 

粘度が高すぎるとベールの動きが悪くなったりもするので、

これ位の粘度のグリスが使いやすいです。

 

 

MTCWのMTGG-BとかMTGG-SWとかも良いですね。

 

 

筆等で満遍なく塗って下さい。

 

 

はみ出たら拭けば良いんです。

 

 

 

 

そして最後はハンドルノブ

 

 

 

 

……正直これは好みの問題です。

 

 

純正ではグリスが塗布されてます。

 

 

ただ、カスタム始めたての人は、

狂ったようにクルックルのハンドルノブに

チューニングしたがりますよね。

 

 

私もしてました。

 

 

「みてみて!俺のハンドルこんなに回るんだぜっ!」

 

 

って時間を測って競い合ったりもしました。

 

 

それもそれで面白いのですが。

 

 

ぶっちゃけハンドルノブって

ハンドル1回転に対して1回転しかしないんだから

回転性能要らなくね?

 

 

って私は思います。

 

 

ただ、今回ライトゲーム用なので、

巻き感度の向上とメンテナンスのしやすさの観点から、

私もオイルを使用します。

 

 

ここもラインローラーと同じくIOS-02を使用。

 

 

 

 

グリッチオイルのロサや、タンブルウィードでも良いと思います。

 

 

ただ、IOS-007やテフロッソ、クリープ、

F-0スーパーコンク等の超低粘度オイルは

ノイズの原因になりやすいので、

入れない方が良いと思います。

 

 

それよりも、調整座金で0.01mm単位で

クリアランスをキッチリ詰めて、

しっかりしたオイルを入れた方が健全で良いと思います。

 

 

ハンドルノブのガタ付きはノイズの原因にもなります。

 

 

調整方法は私の過去のブログを見てください。

 

 

ルアスタ工房vol.4

 

 

皆様も自分のリールを確認してみて下さいね!

 

 

分からなかったら私のところに持ってきてください!

 

 

いつでもご相談、お聞きします。

 

 

今回はここまで!

 

 

次回はいよいよボディ内部に突入します!

 

 

乞うご期待!

 

 

【ポイントアフターカスタムマイスター2024】

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