皆様こんにちは!
アフター・カスタムマイスターの石山です!
今回は、23ヴァンキッシュの
オイルチューン最終回!
前回、ハンドル、スプールをチューニングしたので、
今回は、いよいよギア周り!
※今回も、殆どのベアリングにオイルを使用しますが、
本来はグリスを入れるべき箇所なので、
誤解の無いようお願い致します。
まずは、ローラークラッチを外します。
この時、ローラークラッチがバラバラにならないように
注意しながら外してください。
バラバラになるとこうなります。
見ただけでそのヤバさはお分かりいただけるかと…
なので、慎重に外してください。
それから、ローラークラッチには注油禁止です。
分子の細かいエステル系オイルや
粘度の高いオイルなんかを注油した日には
逆転し放題のリールになるので、
絶対に注油しないでください。
私はノイズ低減の為に注油しますが。
低粘度の化学合成オイル「テフロッソ」
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もしくは、シマノ純正のバンタムオイル等で
オイルの皮膜を作るイメージ。
塗布量を間違えると逆転するので、
自信が無い方は絶対に注油しないでください。
続いては、ボディをパッカーン
意外とシンプルな見た目してますね?
バラバラにしてみましょう。
あらら…
なんだかパーツがいっぱい出てきましたね。
ひとまず全部洗浄しましょう。
洗浄が完了したら、まずはベアリング類から。
ゆっくり回転する、メインギアのベアリング
ウォームシャフトのベアリング
計4つのベアリングには、中粘度の「ロサ」
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ローターと連動しているピニオンギアのベアリングには、
ローターナットのベアリングと同じ「タンブルウィード」
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ベアリングはこれで完了したので、ギア関係
(ベアリングが一個多いのは、ご愛嬌という事で)
中間ギアなどの樹脂パーツには、
超々高粘度の「EVO-2000」
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金属ギアには、IOSギアグリス
続いてシャフト関係は、オイル皮膜の耐久性が高い気がする
IOSオイルを使用。
これで全てのパーツに注油したので、一旦組み上げます。
巻き心地チェック!
・・・しっとり心地いい巻き感。
しっとり。
う~ん。
もうちょっと軽い巻き感にしたいので、
メインギア・ピニオンギアのグリスを「MTGG-T」に変更。
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リチウム石けんグリスよりもサラサラとした
ウレアグリスを使用する事によって
若干のノイズの発生や耐水性は落ちるかも知れませんが、
それよりも巻きの軽さを追求。
耐摩耗性に優れているので、ギアに対しては
ウレアグリスの方が優しいグリスではあります。
おっと、脱線しましたね。
もう一度組み上げて巻き心地チェック!
今度はいい感じ!
理想に近い巻き心地です!
グルグル巻いて馴染ませた後、最後にもう一度全部分解して、
はみ出した余計なオイル、グリスをお掃除して完成!
あとは使用しながら、あーだこーだやるしかありません!
実際の巻き心地を確かめたい方は、
9/16(月・祝)のイベントにご来店下さい!
イベントの詳細は下に記載してあります!
※リールのカスタム・分解は自己責任でお願い致します。
9/16(月・祝)13時~
当店アフター-カスタムマイスターによる
「オーバーホール実演会」
開催致します!
参加費は無料です!
13時からは、岡井マイスターによる
メタニウムのオーバーホール実演会!
私は15時から今回のブログでチューニング真っ最中の
ヴァンキッシュのオーバーホール実演会を行います。
勿論、開始前に触り比べて頂いても結構です!
参加費は無料となっておりますので
お時間に余裕のある方は、是非ご参加ください!
岡井マイスターと私で、それぞれ50~90分程を目安に
たっぷりとお客様のご質問にお答えしながら
オーバーホールの実演を行う予定です!
また、近くで作業をご覧いただく為にも、
先着10名様のみの受付となります。
事前のご予約が必要です!
お電話でも予約を承れますので、参加をご希望のお客様は
当店までお気軽にお問い合わせ下さい!
【ポイントアフターカスタムマイスター2024】