皆様、こんにちは!
たくさん釣り隊、釣らせ隊の谷です。
今回はフカセ釣りに必要な道具についてご紹介します。
過去と続きのブログはこちら⇓
①魚の特徴 ③仕掛けについて ④エサについて ⑤釣り方について
主に必要な物は、
フローティングベスト、磯靴(磯に行く場合)、竿、リール、タモ、バッカン、
ヒシャク、ヒシャク立て、エサバケツ、水汲みバケツ、マゼラーに、
仕掛け作りに必要な小物類のハリ、ハリス、ガン玉、ウキ、ウキ止め、
シモリ玉、ウキストッパーです。
あとは糸を切る為に必要なラインカッター等、
ハリを外す為に必要なハリ外し等です。
フローティングベスト
釣りに行く際の必須アイテム!
フカセ釣りには小物をポケットに収納する事ができ、
磯やテトラで転んだ際に体を守ってくれるベストタイプがオススメです。
磯靴
磯に行く場合は必須アイテム!
ブーツタイプとシューズタイプの物があります。
ブーツタイプは
防水性が高く足元を洗う場所に良いですが、
蒸れること、足にフィットしないので疲れやすい事がデメリットです。
シューズタイプは
ブーツタイプよりも防水性は低い(防水タイプの物もあります)ですが、
足にしっかりとフィットするため疲れにくく、蒸れもありません。
磯に行く場合の靴底は、
スパイク、フェルトスパイク、フェルトラバースパイクの物がオススメです。
ただし、スパイクは表面が滑らかな場所、
フェルトスパイク、フェルトラバースパイクは
ノリなどの海藻が生えている場所は滑りやすいので避けましょう。
竿
フカセの竿は振り出し式の竿で上物竿や磯竿といい、
5mや5.3mの物が主流となっています。
女性やお子様など重くて扱えない方は、4.5mなどもございます。
波止での釣りには充分な長さなので楽しめると思いますよ。
先調子、胴調子の物があり、調子とは竿の曲り具合のことで、
先調子は穂先側が曲がり、胴調子は先調子よりも手前側が曲がります。
チヌは、岩礁などに向かって泳ぐ魚では無いこと、
特有の首振りをした際のバラシが多いことなどから、
竿の曲がりや魚の引きを楽しめ、首振りによる衝撃を吸収する
胴調子のものがチヌ竿には多いです。
グレは自分の棲家である岩礁や足元のエグレなどに
向かって泳ぐ習性がありますので下へ下へと突っ込みます。
その為、竿を操作しやすく瀬や根を交わしやすい
先調子のものがグレ竿には多いです。
チヌ専用竿とグレ専用竿では同じ硬さの表記でも曲り具合が違うので、
購入する際はご注意ください。
硬さは号数で表記されています。
数字が大きくなるほど硬くなります。
グレ、チヌで使用するのは離島でなければ、
00号から2号くらいまでです。
釣り初心者の方でフカセ釣りを先ずは波止でチヌもグレもねらってみたい!
と思うのであれば、1号をオススメします。
慣れてくれば、専用の竿をご検討ください。
チヌの場合はチヌ竿の0.6号や0号、00号をオススメします。
柔らかい竿で竿の曲りや魚の引きをより楽しみながら
釣り上げることができます。
磯に渡ってグレ釣りに挑戦したい場合は
口太がメインの磯ではグレ竿の1.25号や
グレードの高い竿であれば1号でも充分対応できます。
45センチくらいまでの尾長が多い場所であれば1.5号
それ以上の尾長が当たる場合は1.75号以上の竿が良いと思います。
リール
スピニングリール
レバーブレーキスピニングリール
2500番~3000番のスピニングリール
もしくは
レバーブレーキスピニングリールに
道糸はナイロンの1.7号~2号を150M巻くと良いです。
また、リールのハンドルは出来れば左から始めた方が良いです。
左ハンドルの場合、竿を右手で持ちます。
ルアーは仕掛けを巻いてくる釣りですが、フカセ釣りは仕掛けを流す釣りです。
アタリを待つ時はベールをオープンにしてアタリを待ちます。
道糸が出て行く際は、反時計回りに出て行きます。
サミングする際や仕掛けを流す際はスプールに指を添えて
糸の出る量やテンションを調整します。
その際指の腹の方から糸が来ますので、
糸の出る量やテンションを調整しやすいですが、
右ハンドルにしていると左手で竿を持つため、
スプールからでていく糸は指の先から来ます。
これでは糸の出る量やテンションを調整しにくいので、
左ハンドルをオススメします。
レバーブレーキの役割
レバーを握ると逆回転が止まり
レバーを離すとローターが逆回転して糸が出て行く
構造になっています。
フカセ釣りは細い糸をかばいながら大型の魚を取りこみます。
竿を立てて曲げることで、竿の弾力、道糸の弾力を活かし
魚を寄せてくることができます。
魚の引きに耐え切れず竿の角度が
水平より下になった時(のされると言います。)に
竿の弾力を活かせず糸が切れる可能性が高くなります。
その際にレバーブレーキを使い素早く糸を出して竿を立て体制を整えます。
また、タモ入れの際に巻き過ぎた場合に糸を出すときも便利です。
タモ
波止や磯の足場の高いところから魚をすくう為の網です。
振り出しタイプの柄の先にタモ枠、網が付いています。
タモの柄は5mの物が一番出番が多く、タモ枠は40~45センチが良いです。
バッカン
魚を寄せるために撒くエサであるマキエ(コマセ)を入れておくための物で
折りたためるタイプやセミハード、ハードタイプの物があります。
折りたためるタイプは柔らかくバッカンの側面にヒシャクを押し当てて
マキエを固める際に固めにくい為、
セミハードやハードタイプの物がオススメ!
ヒシャク
マキエを遠くに飛ばすための道具です。
カップの素材がプラスチックの物やステンレス、チタンの物があります。
シャフトの硬さは好みに合った物を探すのが良いです。
軟らかいシャフトは、曲がってくれるため、
手首の負担を減らしてくれます。
硬いシャフトは、自分の力加減次第でコントロールでき
風が強い時でも速く振りぬけば風を切って飛んでくれます。
カップが12~15㏄くらいの物が疲れにくくよいと思います。
ヒシャク立て
ヒシャクを立てておくための物で、海水を入れて使用します。
カップのマキエのこびりつきを防止しマキエ離れが良くなります。
ヒシャクの落下防止にもなります。
エサバケツ
ハリにつけるエサ(ツケエサ)を入れておくための容器です。
バッカンに取り付けることができます。
水汲みバケツ
マキエを作る際や手を洗う時、釣場の汚れを流す際に必要です。
ソフトなバケツにロープが付いており、
足場が高い場所やテトラなどの水面に近づけないところから
安全に水を汲むことができます。
こちらは、折りたためるタイプがオススメです。
マゼラー
マキエを混ぜる際に必要な道具です。
半解凍のオキアミを刻むときや、手を汚したくない方は必須です。
仕掛け作りに必要な小物類
ハリ
魚種によってさまざまな形状の物があり、
1種類の魚種の物でもツケエサをゆっくり落とすための軽量な物、
口の奥に掛かりやすい物、口元に掛かりやすい物などがあります。
私はチヌ用は2号メイン
グレ用は5号をメインに使用しております。
ハリス
ハリを結びつけるラインのことを言います。
ナイロン製、フロロカーボン製の物がありますが、
フロロカーボン製の物を使うのが一般的です。
2号から1.7号くらいが初めての方には良いと思います。
ガン玉
ウキの浮力の調整、深く仕掛けを沈めたいとき、
ツケエサを早く沈めたいときなどに使用します。
真ん中の切れ込みに糸をはさみ、潰して固定します。
重さの表記は下記の表の通りです。
GではなくJの表記の物もあります。
6Bよりも重い物はオモリの号数表記になり、
0.8号=3.00g、1号=3.75g、1.5号=5.62g
となります。
ウキストッパー
ウキが下に下がりすぎるのを防止します。
また、仕掛け絡みの防止の役割や、動きを見てアタリをとったり、
仕掛けが入っているか確認したりと重要なパーツです。
ウキ
仕掛けを飛ばしたり、アタリを捉えたり、
仕掛けを潮に乗せて流したり、さまざまな役割があります。
様々な形状や大きさのウキがあり狙う魚や釣り場などで選択します。
棒ウキや中通しウキ、カン付きウキなどございますが、
初めは重量があり、投げやすく絡みにくい
中通しウキが使いやすいと思います。
ウキには様々な浮力の物がありウキについている表記は、
ウキ止めをつけた仕掛けの時に背負えるガン玉、オモリの号数を表しています。
たとえば、3Bのウキは3Bのガン玉までの重さなら浮いていることが出来ます。
(実際は、見やすさやツケエサの重さなどを考慮して浮力を残しているので多少オーバーしても浮きます。この浮力を残浮力や与浮力と言います。)
000、00、0、G5、G2、B、2B、3B、5B、0.8号、1号
の順に重いガン玉(オモリ)を背負える事ができます。
0はガン玉をつけていない仕掛けを組んだ状態でギリギリ浮き、
00はガン玉をつけていない仕掛けを組んだ状態でゆっくり沈むように
設定されています。
00以降は0が増える毎により早く沈みます。
中通しウキ
棒ウキ
カン付きウキ
シモリ玉
ウキがウキ止め糸を通り抜けることを防止します。
ウキ止め
ウキ止めの位置で仕掛けが止まります。
ツケエサの有無などでウキ止めの位置を調節して仕掛けの入る水深を変え、
魚が食ってくる層を探します。
また、ハリからウキ止めまでの長さをウキ下と言います。
1から仕掛けを作ることが難しい方は仕掛けのセットもありますよ~😊
ラインカッターや
ハリ外しなどは
ピンオンリールなどに掛けて、
フローティングベストに付けておくとすぐに使えて便利です😄
次は仕掛けについて!
それでは皆様、良い釣りを!
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