ショアジギングの釣り方講座!アクションのコツや釣れる細かなテクニックをご紹介!

今回はショアジギングの基本的な釣り方と釣れる・釣れない理由のヒント、青物を釣るためのテクニックを紹介しています。釣り方が分からない方、ショアジギングを何度かやってみたけどうまくいかなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年11月22日更新

 

 

 

 

ショアジギングの釣り方を解説

ショアジギングのコツやテクニックをご紹介

今回はショアジギングの基本的な釣り方と釣れない時の理由、トラブルの理由になるポイントや狙い方の基準になるポイントをまとめてご紹介します。ステップアップを目指すために覚えておきたいコツも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!

 

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ショアジギングのメインターゲットは青物

青物の釣果アップを目指そう

ショアジギングでは様々な魚を狙うことができます。その中でも特に人気の高い魚種が青物です。掛かった後の強烈な走りと、キャッチした時の感動は誰もが病みつきになります。本来は船釣りで狙うことが多かったターゲットがショア(陸)から狙って釣れるということでショアジギングのブームの火付け役になったことは間違いありません。

青物以外にもシイラやサワラ、ヒラメなど大型のフィッシュイーターが掛かることもあります。いずれも釣り上げた時の喜びは勝るとも劣らないターゲットばかりなのがショアジギングの魅力の一つです。

他にも根魚など豊富な魚種を狙うことができますが、今回は特に青物の釣り方のコツをメインに解説します。

 

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ショアジギングのポイント選び

ベイトチェックが大切

ポイント選びで最も大切なのはベイトの有無です。青物が釣れるかどうかはベイトの有無に大きく左右されます。青物は餌となる小魚、つまりベイトを追いかけて堤防付近や磯周りに回遊してきます。ベイトがポイントにいなければ、青物がその付近に回遊してくる可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

主なベイトはアジ・イワシ・カマス・サヨリ・稚鮎・ボラ・コノシロ・キス・ハゼなど様々ですが、季節によっても接岸の有無が変わります。回遊性のあるベイトに青物がついてまわるイメージを持っておくと良いでしょう。

また、ベイトは決まったポイントに回遊してくることが多いです。潮通しが良く、ある程度の水深が確保されている磯や堤防の先端付近などがそのポイントにあたります。ポイント選びの際には、この条件に当てはまっているかどうかをチェックしてみましょう。

 

 

こんな時はポイントを変えよう

いざポイントへ到着し、釣りを開始してもなかなか釣れないこともあります。もちろん、上潮で釣れなくても下潮に変わった途端に釣れ出すこともありますが、回遊性の青物を狙う場合は1つのポイントで粘りすぎないことも大切です。

ベイトとなる小魚が全く見当たらない時や、潮が全く動いておらず海に変化が見られない時には別のポイントに移動した方が良いでしょう。また、沖磯などの全方位にキャストが可能なフィールドでは、潮表で反応がなくても潮裏でヒットすることも多いです。

 

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ショアジギングで青物を釣りやすい季節

春の釣り

春は様々な魚の活性が一気に高まるシーズンです。産卵に備えて荒食いを始める魚種も多く、青物では特にヒラマサの大きな個体を狙えるチャンスです。より大きなルアーを使って大型の青物が狙えます。テクニックに心配のある初心者にも釣りやすい季節です。

 

 

夏の釣り

夏は青物のサイズが比較的小さくなります。地域によっても違いはありますが、水温が急激に上昇することで魚が沖の方へ移動してしまうためです。カンパチは高い水温を好む傾向にあるため夏でも狙いやすいですが、ブリやヒラマサの大型個体は狙うのが少し難しくなります。

 

 

秋の釣り

秋は春と同じく青物を狙いやすい季節です。ブリ、ヒラマサ、カンパチによらずほとんどの青物を狙うことができます。夏場の高水温が落ち着き、少しだけ水温が下がりはじめたタイミングが狙い目です。ただし、水温が急激に下がったあとは魚の反応も鈍くなるので注意が必要です。

 

 

冬の釣り

青物狙いでは一番難しい季節と言えます。そんな中でも冬のメインターゲットといえばブリです。寒ブリとも呼ばれる冬シーズンのブリは数釣りこそ難しい反面、1匹1匹の個体が大きい傾向にあります。冬でも比較的水温が安定している地域であれば、1度は釣ってみたい青物です。

 

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ショアジギングで青物を釣りやすい時間帯

朝マズメ

朝マズメは朝日が顔を出す直前のタイミングです。海中のプランクトンが活動を始め、それを狙って集まるエビなどを求めて食物連鎖が活発化します。朝マズメは青物も餌を求めて活性が高まるため、大きなルアーを使用してより大きな個体を狙えます。

メタルジグは薄暗い中でも視認しやすいグロー系のカラーや、アカキンカラーがおすすめです。メタルジグのアクションも激しくジャークさせて大きな動きでアピールさせましょう。魚の活性が高いタイミングでは、より派手に魚にアピールさせることが最優先です。

 

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日中

日中は青物が釣りにくい時間帯です。潮回りが良く、ベイトも回遊してきている場合にはチャンスも増えますが、日中はアングラーのテクニックが問われます。日光が差し込み海中が明るくなると目の良い青物は警戒心が高まり、ルアーへの反応が悪くなります。

警戒心の高い青物に口を使わせるには、シルエットの小さなルアーを使用したり、アクションも大きく派手にジャークするのではなく、小刻みなナチュラルな動きが有効となります。日中使用するカラーはシルバー系の光を反射するタイプのカラーが定番です。

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夕マズメ

夕マズメも青物を狙いやすい絶好のタイミングです。日が少し陰り始めたタイミングから、沈み切るまでの時間が長く時合と呼ばれる魚の活性が一気に高まるタイミングも訪れやすいです。朝マズメと同じように、アピール力の高いルアーでアピールすることが釣果アップのコツです。

夕マズメは1日を通して青物を釣り上げる最後のチャンスということもあり、日没ギリギリまで粘ってしまうことも多いです。しかし道のりの険しい磯などでは、完全に太陽が沈んでしまうと危険です。無事に帰るまでが釣行ですので、帰りの道のりも考慮して日没までに撤収するようにしましょう。

 

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ショアジギングキャストテクニック

ペンデュラムキャストを覚えよう

ショアジギングではペンデュラムキャストと呼ばれるキャスト方法でルアーをキャストします。ペンデュラムキャストは竿先からルアーまでの垂らしを長くとりルアーを振り子のように揺らし、遠心力を使ってルアーを飛ばします。初めての方にはコツを掴むのに少し時間がかかるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。

 

 

最初はゆっくり投げる練習から

ペンデュラムキャストで飛距離を出すコツは、最も遠心力が大きく働く位置でロッドを振り抜くことです。ルアーを振り子のように揺らしてちょうど4時の位置にルアーが到達したタイミングがベストです。最初は振り子のようにルアーが動く様子をしっかり目で追ってみましょう。

練習方法で最も効果的なのは、ゆっくりキャストすることです。初めから思いっきりロッドを振る必要はありません。ゆっくり竿を振っても、遠心力を使いベストなタイミングでルアーをキャストすることができれば飛距離は十分稼げます。少しずつ練習してコツを掴みましょう。

また、実践中においてもリーダーを結び直したり、ルアーを変更したりした時の1投目は軽めに投げることをおすすめします。結び目がしっかり締め込まれて抜けにくくなったり、ルアーやジグの変更に伴う重量の変化によるキャスト時のトラブル回避につながるからです。

 

 

キャスト後はメタルジグを着底させよう

ショアジギングではメタルジグを海底に着底させることが重要です。着底させることにより、ある程度の水深を測れる他、海底地形を確認したりすることで釣果アップに繋がります。また、青物はどのレンジを回遊しているかわかりません。全てのレンジを探るようにしましょう。さらに、着底させることで、ヒラメやマゴチ、根魚といったターゲットが釣れる可能性も格段に上がります。

初めての方は着底の感覚を覚えるために少しコツが必要です。ルアーが着水した直後から、スプールにそっと指を添えてラインの放出が止まったタイミングを指で感知できるようにしてください。スプールに指を添えておけば余計な糸ふけも出なくてすむので、一石二鳥です。

 

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ショアジギングアクションのコツ

ショアジギングのしゃくり方をご紹介

キャストがスムーズにできるようになったら次はメタルジグのアクションのやり方を覚えましょう。ショアジギングでは海中のメタルジグを、ロッドをジャークさせて動かします。ジャークとはロッドをしゃくる動作を指します。初めての方でもコツを掴めば大丈夫です。

 

ワンピッチジャーク

最も基本となるアクションです。ロッドを1度ジャークさせる毎にリールを1回転させるシンプルな動かし方です。ワンピッチジャークのコツは、リールの巻き方にあります。

ロッドをジャークさせるよりも、リールを巻き上げる際のハンドルの動きに意識を持っていきましょう。

ロッドをジャークさせる動作と、リールを巻く動作を別々に考えてしまうとアクションがぎこちなくなります。リールを巻く時の動きに合わせてロッドを持ち上げる感覚で練習してみると、うまくしゃくれるはずです。

 

ジャカ巻き

ジャークのやり方自体はワンピッチジャークとほとんど変わりませんが、より高速にジャカジャカリールを巻くやり方をジャカ巻きと呼びます。水中のルアーが不規則に暴れることで、逃げ惑う小魚を演出できます。

ワンピッチジャークではラインスラッグを少し多めに取ってしゃくりますが、ジャカ巻きはリールを巻くのとほぼ同時にロッドをジャークさせるため、ラインスラッグはほとんど必要ありません。ワンピッチジャークで釣れない時にはぜひ試してみてください。

 

ただ巻き

ワンピッチジャークに加え、覚えておきたいテクニックの一つがタダ巻きです。青物は非常に目が良く、ワンピッチジャークではルアーを見切られることがあります。そういった時にはリールをただ巻くだけのアクションを試してください。リールを巻くスピードは速めが良いです。

 

 

魚の活性に合わせて動かし方を変えよう

ショアジギングでは魚の活性に合わせて誘い方を工夫することが、釣果アップに繋がります。マズメ時など活性の高いタイミングでは、早い動きでアピールし、日中なかなか口を使わなくなった魚にはルアーをゆっくりとした誘い方が効果的です。

 

 

狙う魚によるアクションの違い

狙う魚によってルアーアクションを工夫することも釣果アップに繋がります。例えばヒラマサやブリはメタルジグを大きく跳ねさせるようにジャークして誘います。一方で、サワラには高速でルアーを巻いて誘うただ巻きの誘い方が有効です。

ショアジギングを初めてもなかなか釣れないという方に多い理由の一つが、アクションが一遍通りになっているという点です。こうしなければいけないと決まったものはありませんが、狙う魚や状況に応じてしゃくり方やジャークのテンポを工夫してみましょう。

 

 

メタルジグの種類に合わせたアクション

メタルジグによって得意なアクションが分かれます。例えば、ロング系のメタルジグはラインスラッグを多くとって大きくしゃくるスライドアクションを得意とします。逆に小刻みなショートピッチで魚を誘いたい時には、セミロングやショート系のメタルジグが有効です。

ヒラヒラとしたフォールが得意なメタルジグもあります。ジグの種類、形状によってアクションを使い分けましょう。

 

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釣果アップの秘訣はフッキング

しっかりフッキングを決めよう

ショアジギングで掛けた魚がバレてしまう最大の理由がフッキングです。大型の青物を狙う際には大きなフックを使用しますが、太いフックは細い針に比べて魚の口を貫通させにくいのです。フッキングのやり方は様々ですが、最初は魚のアタリが出た後に大きくロッドを縦か横に煽りましょう。

メディアなどで、何度も竿先を煽る合わせ方を見ることも多いと思います。実は一長一短で、やり方を間違えるとバラシの原因にもなります。特に必要以上なフッキングは、太いフックのせいで魚の口に刺さっている部分の穴が広がる危険性があり、その場合折角のかえし部分がそのまま抜けてしまうという残念な結果になりかねません。

また、何度もフッキングするにしても、しっかりラインテンションを保っておかないと、竿先を戻した一瞬のゆるみでジグがフックを海底方向に引っ張る形になるのでフックアウトする可能性が高まってしまいます。

逆に1回のフッキングでは刺さりが甘かったり、特にヒラマサは掛かった直後に根に走るので複数回のフッキングを利用して頭をこちら側に向かせることも出来たり、とメリットもあります。

どのようにするのが最適なのかは経験を重ねていくうちに身につく部分もありますが、まずは最初のフッキングをしっかり入れることでランディングの可能性は高まるので、力強く思いっきり合わせられるように練習しておきましょう。

 

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大型魚の取り込み方法

基本はずり上げ、ぶっこ抜き

磯でのショアジギングでは魚をランディングする際、よほどの大きさでない限りはロッドの力を使って魚をずり上げます。ぶっこ抜きとも呼ばれるこの方法ですが、単独釣行の際は魚をいなしながらギャフや網ですくうよりも安全で確実です。

サーフではギャフや玉網は使いづらいので、波の力を利用して、押波の時に一気にずり上げてしまう方が確実です。この時、ラインテンションが絶対に緩まないように自分自身も後退りながらずり上げると良いでしょう。

ショアジギングでは、釣り場についてキャストを始める前にランディングポジションを決めておくのも大切です。もし魚が釣れたらここで魚をずり上げようと決めておけば、魚がかかった後も余裕を持って対処できます。

 

 

玉網やギャフも持っていこう

ショアジギングではどうしてもぶっこ抜きできないようなサイズの青物と遭遇することもあります。また、足場の高い堤防では玉網やギャフが必須となります。どんな魚と出会っても適切に対応できるよう、釣行の際には玉網やギャフを必ず持っていくようにしましょう。

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ショアジギングの釣り方は基本が大切

今回ご紹介した釣り方やテクニックは基本的な内容がほとんどです。ショアジギングでは動かし方や巻き方よりも、ポイントやベイトの見極めが釣れる釣れないに大きく影響します。逆に言えば、キャストや基本のジャークのコツを掴んでしまえば誰にでもチャンスがあります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

 

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ショアジギングの仕掛けを図解で解説!青物攻略に必要な組み方・ラインシステムまで

今回はショアジギングで使う仕掛けのまとめです。ショアジギングは堤防や磯からブリやヒラマサなどの大型青物が狙える夢のある釣りです。使用するラインの号数選びから、メタルジグの選び方までまとめてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

ショアジギングの仕掛けを覚えよう

今回はショアジギングで使用する仕掛けの作り方、メタルジグの種類などを解説します。基本となるタックルの組み方や、ラインシステムなど、青物をルアーで釣るために必要な情報をご紹介します。これから始めようという初心者の方はぜひチェックしてみてください。

 

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ショアジギングの仕掛けの作り方

基本はソリッドリングとスプリットリング

 ショアジギングの仕掛けはショックリーダーの先端にソリッドリングとスプリットリングを接続し、そこにメタルジグを組み合わせます。ソリッドリングは#3〜#6の間でショックリーダーの太さによって、スプリットリングは#5前後でジグのアイの太さによって選びます。

リングは大きすぎてもアクションのキレが損なわれます。逆に小さすぎるとメタルジグの動きが制限されてしまい、不自然な動きになってしまいます。最初はリングの大きさ選びが難しいと感じるケースが多いので、釣具店のスタッフに相談すると良いです。

 

スナップはNG

大型の青物が視野に入るショアジギングではスナップの使用はおすすめしません。リングと比較して強度が弱く、ちょっとした負荷で簡単に破損してしまうためです。スナップはルアーも小さく、対象魚も小型回遊魚に絞られるライトショアジギングまでと考えてください。

スナップは1袋に入っている個数が多い徳用パックなどもあり、コスパの面では優秀です。しかし、強引なやりとりが必要になるショアジギングにおいては、少し面倒でもリングを使ったメタルジグの接続を行いましょう。

 

 

スイベルの使い方

 スプリットリングとメタルジグの間にスイベルを繋げることで、メタルジグの回転による糸ヨレを軽減することが可能です。また、メタルジグの水中アクションも回転軸に制限がなくなるためよりナチュラルなアクションを演出することができます。

ただ、ショアジギングで使用するスイベルは価格が高いものが多いです。絶対に必要なものではありませんので、余裕があればで問題ありません。価格の安いスイベルは強度が弱いものも多く、せっかく魚が掛かってもバレてしまっては意味がありません。

 

 

メタルジグ接続のポイント

基本はリングで接続

スナップはNG

スイベルは余裕があればでOK

 

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ショアジギング用アシストフックの選び方

アシストフックの付け方

ショアジギングではメタルジグのフロントにアシストフックを接続します。青物を狙う場合はテールにフックをつける必要はありません。付け方は様々ですが、最初はスプリットリングに繋げる方法がおすすめです。針掛りやホールド性をアップさせたい時にはダブルフックも有効です。

 

 

フックサイズの選び方

フックサイズはジグの幅よりも若干大きいサイズを使用します。フックサイズが小さすぎると魚が掛かってもバレてしまいますし、逆に大きすぎるとジグの動きの妨げになってしまいます。ジグの幅ちょうどのサイズだと、ジグにフックがロックしてしまうので、少し大きめくらいがおすすめです。

 

 

アシストラインの長さの選び方

アシストラインの長さの基本は、使用するメタルジグの長さの1/3の長さが基本です。最もトラブルが少なく、フックの可動域も十分です。吸い込み系のバイトが多く、なかなかフッキングに至らない特殊な状況では、やや長めのアシストラインを使用することもあります。

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メタルジグの選び方

重量の選び方

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。

この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などの大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。

 

重量

おすすめの釣り場

60〜80g

沖堤防、地磯

100g以上

沖磯

 

 

形状の選び方

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。

表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。

 

形状

特徴

スリムタイプ

潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。

標準タイプ

よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。

スロータイプ

オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

カラーの選び方

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他には定番のシルバーやブルピンを揃えておくと便利です。

 

 

メタルジグ 選びのポイント

水深に合わせて重量を調整

状況に応じて形状を使い分ける

 

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ショアジギングのラインシステム

基本のラインシステム

ショアジギングタックルは基本的に道糸をPEライン、その先にショックリーダーと呼ばれるラインを組み合わせて作ります。PEラインは岩に擦れた際の強度が弱いため、それを補うためにフロロカーボンラインやナイロンラインをFGノットなどでPEラインと接続して使用します。

バスフィッシングなどでは、リールに巻いたフロロカーボンラインにそのままルアーを付けたタックルで釣りをすることもあります。一方ショアジギングは飛距離と根ズレ対策のため、PEラインとショックリーダーを使用します。今回はこの少し特殊な仕掛けについてもご紹介します。

 

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ショアジギング用PEラインの選び方

PEラインの号数の選び方

まずはPEラインの号数の選び方から解説します。大型青物を狙うショアジギングでは使用するPEラインも太くなります。使うルアーの重量や対象魚によっても太さを調整しますが、初心者の方はまず釣りをするフィールドによって決めるのがおすすめです。

堤防は水深や地形情報なども比較的簡単に入手できますが、磯は自分の足で調査してみないことには地形把握が困難です。おおよその釣り場に対応できるPE4号クラスで始めて、状況によってラインシステムを調整してみると良いでしょう。

 

PEラインの号数

釣り場

3号前後

沖堤防、地磯

4号〜8号

沖磯

 

 

 

対象魚によるPEラインの選び方

前述したようにPEラインの太さの選び方は様々です。特にショアジギングのメインターゲットである、青物御三家のブリ・ヒラマサ・カンパチはそれぞれ習性が異なります。10kg級のビッグサイズが狙えるショアジギングでは、魚の習性に合わせたPEラインの太さ選びも必要です。

青物の中でも特にヒラマサ、カンパチは掛かった後、強い力で根に突っ込む習性があります。そのため、根の荒い磯からヒラマサやカンパチを狙う場合にはより太いPEラインとショックリーダーを組み合わせる必要があります。

 

対象魚

PEラインの号数

ブリ

3号前後

ヒラマサ

4号〜8号

カンパチ

4号〜8号

 

 

ルアーの種類に合わせたPEラインの選び方

大型青物を狙ったショアジギングでは、100g前後のルアーをキャストします。この時1号〜2号弱の細いPEラインや、細いショックリーダーを使用しているとラインが高切れする危険性があります。ライトショアジギングのリールに巻いてあるラインをそのまま使うのは控えましょう。

 

 

ロッドに合わせたPEライン選び

ショアジギングでは釣りをする場所や、対象魚によってPEラインの太さを考えることがほとんどです。ただし、ロッドには適合PEライン号数というものがあり、ガイドの大きさに合わせてトラブルなく使用できるPEラインが決まっています。

適合する号数以外のラインを使用すると極端に飛距離が低下したり、ガイドにPEラインが絡まってしまったりと様々なトラブルが発生します。ショアジギングには太めのPEラインを使用するに越したことはありませんが、タックル全体のバランスも大切です。

 

 

PEライン選びのポイント

海底地形に合わせた太さ選びが重要

ヒラマサやカンパチには太めのPEラインを選択

ロッドの適合ライン号数に注意

 

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ショアジギング用ショックリーダーの選び方

ショックリーダーの役割

ショックリーダーには2つの役割があります。1つ目は根ズレ対策です。擦れに弱いPEラインをカバーする役割です。2つ目は重いルアーをキャストしたときや魚のバイト時の衝撃からラインブレイクを守る役割です。ショアジギングのラインシステムにはショックリーダーが必須なのです。

PEラインをルアーに直結させた場合に最も懸念されるのはその結び目です。例えば、キャスト時の衝撃に耐えきれず結び目から高切れしてルアーだけが飛んで行ったり、魚のバイト時にも結び目からブレイクして魚にバレたりします。ショックリーダーはこう言った事例を防ぐためのものです。

 

 

ショックリーダーは2種類

ショックリーダーにはフロロカーボンラインとナイロンラインの2種類があります。単純強度はフロロカーボンラインが強いですが、初心者にはやや扱いにくい難点もあるので、ラインの結束などラインシステムの組み方に不安がある方はナイロンラインから初めてみることをおすすめします。

ショックリーダーの種類

特徴

フロロカーボンライン

・強度が高く切れにくい

・ラインが硬く、結束や扱いがやや難しい

ナイロンライン

・フロロと比較して強度が低い

・しなやかで扱いやすい

 

 

ショックリーダーの太さの選び方

基本的にショックリーダーの太さはPEラインの太さによって決まります。PEラインよりも強度の高い、太いラインをつなげるのが基本ですが、太すぎると結び目の強度が十分に得られません。青物とのファイト時にはラインに大きな負荷が掛かるため、適切な太さを選択する必要があります。

 

PEラインの太さ

リーダーの太さ(目安)

2号

30〜40lb

3号

40〜60lb

4号

60〜100lb

5号〜

100lb〜

 

ショックリーダー選びのポイント

初心者の方はナイロンラインがおすすめ

メインラインとのバランスを考慮して選択

 

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PEラインとショックリーダーの結び方

基本はFGノット

PEラインとショックリーダーはノットと呼ばれる特殊な方法で結び目を作ります。初心者の方はFGノットから覚えるのが簡単です。ショックリーダーの長さは状況により様々ですが、最低でも1m、一般的には2mほどの長さを取るのが適切です。

 

 

FGノットの作り方

結び方は2段階に分かれており、まずは編み込みを10〜20回ほど行います。その後仮止めを作り、ハーフヒッチを10〜20回ほど行って完了です。編み込みやハーフヒッチの回数は、ラインシステムの太さや、扱うロッドのガイドの大きさによって変割ります。

 

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トラブルが多い時はスペーサーシステムを使おう

スペーサーシステムのメリット

スペーサーシステムとは、PEラインとショックリーダーの間にもう1本PEラインを挟むラインシステムのことです。これによりキャスト時にラインシステムがスムーズにガイドから放出されるようになり、ルアーの飛距離向上やラインのガイド絡み軽減につながります。

 

 

スペーサーシステムの作り方

スペーサーシステムの作り方は簡単です。使用するラインはメインラインと同じPEラインで、太さはメインラインの約2倍です。例えばPE6号のメインラインに対してスペーサーラインを組み合わせる場合、スペーサーラインは12号が適当です。

12号などの太糸のPEラインはスペーサーシステム専用のパッケージも販売されています。船釣り用の安価な物でも代用はできますが、キャスティング専用の太糸PEラインを使用した方がトラブルも少なく、安心して使用できます。

 

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ショアジギングにチャレンジしてみよう

状況に合う仕掛けを選んで青物を狙ってみよう

堤防や磯、狙う青物の種類やサイズと、ショアジギングと言っても青物を狙える仕掛けは選択肢が豊富です。まずは青物を狙うポイントの状況を把握して、ラインやジグ、フックの組み合わせを検討してみましょう。

釣り場の状況、仕掛けやタックルの準備に迷う方は、ぜひ店頭でスタッフにお問い合わせください。

 

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これから始めるショアジギングタックル講座!組み合わせ含めた上手な選び方を解説!

今回はショアジギングタックルについてです。ロッドの解説を中心に、リールやライン、ルアーの選び方や種類、組み合わせについてもご紹介しています。青物の釣り方で必要な情報はコレでバッチリ!ショアジギングタックルを揃えて人気の青物を釣りましょう。  

※2024年8月28日更新

 

 

 

 

 

 

ショアジギングタックルを揃えよう!

初心者向けタックルの揃え方を紹介

海の人気ルアーゲーム、ショアジギングのタックルをまとめてご紹介します。ロッドや、リールの選び方を中心に、各ロッドの特徴や組み合わせるリールの種類、基本的な仕掛けについて初心者にもわかりやすく解説しています。購入に向けて選び方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

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ショアジギングで狙える魚

人気ターゲットは大型青物

ショアジギングが人気の理由はショアから大型回遊魚が狙えるというところにあります。中でも人気の青物御三家と呼ばれるブリ・ヒラマサ・カンパチをはじめ、南方では人気のロウニンアジ(GT)やマグロといった、ドリームフィッシュを狙うこともできるロマン溢れる釣り方です。

 

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ショアジギングロッドの長さの選び方

バランスが重要

ここからはショアジギングロッドの長さの選び方をご紹介します。基本的にショアジギングロッドは8フィート台の短いものから、10フィートを超える長いものまで様々です。釣り方でそれぞれに長所と短所があるので、自分の釣り方に合ったバランスの良い長さを選ぶことが重要です。

 

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長いロッドのメリット・デメリット

飛距離は出るが、扱いにくい

まずは10フィートを超えるロッドの基本的な長所と短所をご紹介します。表を見ていただくと分かるとおり、10フィート以上のロッドはルアーをより遠投することができます。その反面、ロッドが長い分ルアーの遠投にコツが必要だったり、狭い磯での取り回しが悪かったりと、初心者には操作が難しい部分もあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

プラグが扱いやすい

飛距離や操作性の他に、10フィート以上のロッドはティップが繊細でプラグが扱い易い特性もあります。足場の高い堤防や磯では長いロッドが基本的に有利です。しかしメタルジグなどの重いルアーを遠投したり操作する際に、ティップの反発力が弱く疲れやすいので注意が必要です。

 

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短いロッドのメリット・デメリット

初心者でも扱いやすい長さ

続いて8フィートから9フィート台のやや短いロッドの基本的な特徴を見てみましょう。先程解説した10フィート以上の長いロッドと正反対の特性になっています。8〜9フィートの短いロッドは操作性が良く初心者でも扱い易く人気ですが、ルアーの飛距離が出にくいというデメリットがあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

 

メタルジグが扱いやすい

短いショアジギングロッドは竿全体が強めに作られているものが多く、そして操作性も良いためメタルジグは非常にしゃくりやすいです。プラグも足場が低いポジションであれば問題なく操作可能ですが、足場の高い堤防や磯、強風下においてはプラグの操作が少し難しくなります。

 

 

ロッドの長さのまとめ

長いロッドは飛距離を出せるが、操作にコツがいる

短いロッドは扱いやすいが、飛距離が出にくい

初心者には9.6〜10フィートがおすすめ

 

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ショアジギングロッドの硬さの選び方

メタルジグの重量で考えるロッドの硬さ

80g以上のメタルジグを使って大型青物を狙うショアジギングでは、重いルアーを遠投できると同時に、大型の青物とファイトができる強さも必要とされます。そこでまずは、扱うメタルジグの重さごとに、それぞれの硬さをご紹介します。 表のようにショアジギングロッドの硬さはMH以上が必要とされます。比較的水深の浅い堤防などではMHで十分ですが、地磯や沖磯などの急流で水深の深いポイントでは重量級のルアーが必要ですので、H以上のロッドの硬さが必要になります。

 

MH H HH(XH)以上
40〜80g 80〜120g 120g以上

 

 

キャストウエイトの注意点

各ロッドのキャストウエイトの表記は必ずしも最適とは限りません。例えば40〜90gまでのキャストウエイト表記の場合は、間をとって50〜80gが最も扱いやすい重量となる場合が多いため、購入前にキャストウエイトの表記を良く確認する必要があります。

 

 

狙う魚のサイズで考えるロッドの硬さ

続いて釣りたい魚のサイズに合わせたロッドの硬さの選び方をご紹介します。クラス表記と実際のロッドの硬さはメーカーによって様々なのであくまで目安として考えて欲しいのですが、初心者にはMH〜Hまでのロッドで十分対応できます。HHロッドは特大クラスの魚を狙うことができる反面、操作も難しくなるので初心者にはあまりおすすめできません。

 

MH H HH(XH)以上
5kgまで 5〜10kg 10kg以上

 

 

フィールドで考えるロッドの硬さ

最後に、堤防や磯などのフィールドによるロッドの硬さの選び方を紹介します。表は目安ではありますが、比較的水深が浅く、魚のサイズも中型までの堤防であれば扱い易く人気の高いMHがおすすめです。沖堤防〜沖磯では水深によるジグの重量、そしてそのエリアで釣れる魚を考慮して、H以上のロッドの硬さを選ぶ必要があります。

 

MH H HH(XH)以上
堤防 沖堤防〜沖 離島

 

硬さ選びのまとめ

ここまで解説したように、ショアジギングロッドの選び方はなかなか複雑です。今回紹介した目安も全ての状況に当てはまるわけではないため、初心者の方は周辺エリアの釣り場や狙える魚のサイズなどに詳しい地元の釣具店でスタッフに相談してみるのが安心です。

 

 

ロッドの硬さのまとめ

使うメタルジグに合わせて硬さを選択

狙う魚に合わせて硬さを選択

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ショアジギングリールの選び方

最も重要なリール

ショアジギングではメタルジグをしゃくったり、大型回遊魚とやりとりをする際など常にリールに負荷がかかり続けます。また、不意にリールが海水を被るシーンも多くリールに耐久性が必要です。リールの選び方は大きさやギア比など、選び方や組み合わせも複雑ですので詳しく解説します。    

 

 

基本は8000番

ショアジギングで最もスタンダードなリールの番手は8000番です。8000番はH以上のほとんどのロッドに合わせることができ、ベーシックなPE4号を300m巻ける点においてとても万能です。  

 

リール番手 使用ライン ロッドクラス
5000 1.8〜2.5号 MH
6000 2.5〜3号 MH
8000 3号〜4号 H以上
10000以降 4号以上 H以上

 

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ショアジギングリール:ギア比の選び方

基本はハイギアでOK!

ショアジギングで使用するギア比は基本的に4種類です。パワーギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアの4種類に分類されます。中でも最も人気で基本となるギア比はハイギアですが、それぞれのギア比の特徴や使い分けを表で解説します。

 

ギア比 メリット デメリット メタルジグ  プラグ
パワーギア(PG) 最も巻き上げパワーが強い。アクション時、ファイト時共に負担が軽くなる。 ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も少ない。
ノーマルギア PGの次に巻き上げパワーが強く、軽く巻くことができる。 HGと比較して、ハンドル1回転あたりのライン回収量が少ない。
ハイギア(HG) 巻き上げパワーとライン回収量のバランスが良く、様々なシーンで使いやすい。 PG、ノーマルギアと比較してハンドルの回転が重い。
エクストラハイギア(XG) ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も多く、素早く糸ふけを回収することができる。 他のギア比と比較して、圧倒的にハンドルの巻きが重い。

 

ハイギアとパワーギアの使い分け

パワーギア系は巻き上げパワーが強く、オフショアジギングで特に効果を発揮します。その反面、遠投してルアーを動かすショアジギングでは、糸ふけの回収時など素早さが求められるシーンも多く、基本的にはハイギア系を選ぶアングラーが多いです。

 

おすすめのギア比

表を見るとわかるように、ギア比にはそれぞれ長所と短所があります。ショアジギングをこれから始める初心者におすすめのギア比はズバリ「ハイギア(HG)」です。ハイギアは1回転あたりのライン回収量も多く、釣り方によらず万能に使えます。

 

 

リール選びのまとめ

番手は8000番を基準に選ぶ

初心者にはHG(ハイギア)がおすすめ 

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ショアジギングタックル:メタルジグの選び方

メタルジグの選び方を紹介!

続いては基本的なメタルジグの種類を見てみます。重量やカラー、素材や形など様々なものがあるメタルジグの特徴をチェックしてみましょう。また今回はこれから初める方にも使いやすいものも紹介します。何を選ぶか迷った時には是非参考にしてみてください。    

 

 

ショアジギングで使うメタルジグの重さ

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。 この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などのより大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。  

 

重量 おすすめの釣り場
60〜80g 沖堤防、地磯
100g以上 沖磯

 

 

重量選びのポイント

メタルジグの重量は重すぎても軽すぎてもいけません。軽すぎるとボトムが取れませんし、重すぎると早く着底してしまい魚にアピールできないからです。初めてのポイントで、流れや水深がはっきりしない時には、重量の選択肢をいくつか用意しておくと安心です。    

 

 

メタルジグの素材

メタルジグの素材は主に鉛、鉄、タングステンが存在します。これらの素材はそれぞれ異なる特徴を持っており、使い分けることで青物の釣果を伸ばすことができるのです。 表のようにメタルジグの素材による違いを理解しておくだけで、釣れない状況を打破することも可能になってきますので、是非覚えておいてください。  

 

素材 特徴
一般的なメタルジグ。大量生産に向いた素材で、比較的安価に買い求めることができる。
鉛と比較して比重が軽くゆっくり沈むため、早い動きに反応しない低活性の青物に対して有効。
タングステン 鉛と比較して比重が重く、同じ重さでも小さく作ることができる。ベイトは小さいが、重いジグが必要な際に有効。

 

 

メタルジグの形状

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。 表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。  

 

形状 特徴
スリムタイプ 潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。
標準タイプ よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。
スロータイプ オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

メタルジグのカラー

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他にも定番のブルピンやシルバー系のカラーも揃えておくと便利です。  

 

 

メタルジグの選び方のまとめ

ジグの重量は使うフィールドによって選択

素材にも注目 アクションによって形状を選択

ベーシックなカラーをベースに揃える        

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ショアジギングタックル:ラインの選び方

道糸はPEを使おう!

ショアジギングでは、飛距離と感度に優れるPEラインがおすすめです。特に大型の青物を狙うショアジギングでは、魚とのやり取りの最中に海中の岩にラインが擦れて切られることのないよう太めの仕掛けを使うことが多いです。 このように地磯や沖磯で使用するPEラインの号数はこれと決まっているわけではありません。堤防でのショアジギングでは飛距離を優先してやや細めのPEラインを使うことが多いですが、磯場では4号を基本に状況や狙う魚のサイズに合わせてPEラインの太さの調整を行います。

 

PEラインの号数 釣り場
2号〜2.5号 堤防・沖堤防
3号〜8号 地磯・沖磯

 

 

リーダーは太めのラインを!

ショアジギングでは基本的に道糸をPEライン、リーダーには太めのショックリーダーを使用します。これは重量のあるルアーをキャストした際の高切れや、ファイト中のラインブレイクを防ぐためです。これから初める方には、扱いやすいナイロンラインがおすすめです。  

 

ショックリーダーの強さ 釣り場
30〜60lb 堤防・沖堤防
60〜120lb 地磯・沖磯

 

 

ラインの選び方のまとめ

PEラインは2号以上を選択

リーダーは60lb以上を選択

 

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あると便利なグッズもチェック

ランディングネットは必須!

最後にショアジギングで欠かせない道具をご紹介します。ランディングネットは玉網ともいいます。足場の高い堤防や岩場から重量のある魚を引き上げる際に便利です。ランディング時のロッド破損も良くあるので、初めての方は極力ランディングツールを使って魚を引き上げます。

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プライヤー

これはスプリットリングを開けたり、魚の口からフックを外す際に使用するペンチのような道具です。ショアジギングではアシストフックの針先が鈍ることが良くあるため、こまめなフックチェンジが必要。フックチェンジを素早く行うためにも、プライヤーは必須アイテムです。 

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フィッシュグリップ

青物を釣りあげたあと、魚の口からルアーのフックを外す際に役立ちます。素手で魚を抑えてフックを外そうとすると、魚が暴れてフックが手に刺さってしまうことも良くあります。安全に魚をホールドしておくためにフィッシュグリップも必須のアイテムです。    

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グローブ

100g前後の重量のあるメタルジグをキャストする際には、キャスティンググローブやフィンガーグローブが便利です。キャスト時に人差し指を怪我してしまう恐れがあるため、その予防として効果的です。また、磯でのショアジギングの場合は不意の転倒時などに手を守るため、フルフィンガーのグローブを着用しましょう。

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ショアジギングタックルで釣りに出かけよう!

ショアジギングは初心者でも様々な種類の魚を狙うことができる人気のルアーゲームです。初めてでも釣り方と必要な仕掛けの組み合わせをしっかり理解しておけば誰でも簡単に初めることができるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。 

 

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初心者に伝えたい船釣りの心得!初めての船釣り前に知っておくべき8つのこと!

船釣りデビューをお考えの方や、船釣り初心者の方向けの心得を8つご紹介します。テクニック的な部分だけでなく、船釣りのイメージやスタートまでの段取り、当日注意が必要な点を事前に知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年8月22日更新

 

 

 

 

 

船釣りに向けて予習をしておこう

初心者向けに予習ポイントを解説

今回は船釣りデビューをお考えの初心者の方向けに、事前に知っておきたい準備やマナーをご紹介します。

船釣りはどんな釣りなのか、スタートするまでの流れについてもご紹介しているので、デビューはまだもう少し先になりそう、という方もぜひ参考にしてみてください。

 

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船釣り前に知っておくべき8つの心得をご紹介

初心者向けの心得をチェック

船釣り前に知っておくべき心得を8つご紹介します。

魚の釣りやすさは岸釣りを大きく上回る船釣りですが、乗船者全員が気持ちよく釣りをすること、そして海上での安全を守るためには、事前に覚えておくべきポイントがいくつかあります。デビューに向けて、必要な情報を予習しておきましょう。

 

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1.船釣りは手軽にできるが簡単ではない

ひとりの釣りとは違う船釣り

船釣りは、釣行ごとに釣り方や狙いの魚がある程度決まっていて、見ず知らずの乗船者が複数いる中で釣りをします。全員が同じ料金を払って遊んでいるので、一人の意見で釣りの内容を大きく変えたり、港に引き返すことは難しいです。

 

全員で同じ魚を狙う釣り

船釣りは、岸釣りのように自分の判断で自由に動く釣りではなく、船長=ガイドの指示に従いつつ、参加者全員が同じ方向を目指して楽しむ釣りだということを意識しておきましょう。タックルや仕掛けの内容などについても、船ごとに守るべき推奨の設定が用意されています。

 

 

スタートのハードルは高くない

近年はSNSなどで集客をする船が増えていることから、情報が集めやすく、釣り初心者の方でも船釣りを始めやすくなりました。ひとりで釣りをするのではなく、みんなで釣りをするという部分さえ分かっていれば、スタートのハードルは決して高くありません。

ロッドやリールだけでなく、関連グッズも手ごろな価格から試せるものが増えているので、検討中の方はぜひ店頭でチェックしてみてください。

 

 

船釣りは手軽にできるが簡単ではないまとめ

船釣りはなんでもできる釣りではない
釣り方や狙う魚は募集段階で決まっている
スタートのハードルは高くない

 

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2.船釣りの釣りものを決めよう

やってみたい釣りや狙ってみたい魚を決めよう

船釣りを始めるためにまずは何をすればいいのか、一番簡単に始められる方法は、やってみたい釣りや狙ってみたい魚を決めることです。

初心者の方におすすめしやすい魚はアジやイサキ、キスといった味が比較的良いターゲットです。食べることをきっかけに釣りを始めたい方にもピッタリと言えます。釣り方は、マダイを狙うタイラバや、アジ、イサキを狙うスーパーライトジギングが人気があります。地域によって釣りやすい魚や流行の釣り方には違いがあるので、お住いの地域の情報と合わせて検討をしてみてください。

 

 

初心者向けではない釣りもある

釣り方や仕掛けの観点から、初心者向けではない釣りもあります。

地域によって釣り方が異なるので、全てにあてはまるわけではありませんが、釣りもの選びの参考にしてみてください。特に難しいものを避ければ、ほとんどの釣りは初心者の方でも楽しく遊べます。

 

カツオやマグロ、大型青物は船釣りに慣れてから

カツオやマグロは群れの移動が非常に早く、船で魚を追いかけながら釣る地域では、素早い投入と回収が求められます。掛けてからの引きも強烈で、やり取りに慣れていないと、他の釣り人の仕掛けを巻きこんで絡まる「オマツリ」を起こしやすい魚です。

どちらも他の乗船者の釣りを止めてしまう可能性があるので、何度か船釣りを経験して、仕掛けや魚の扱いに慣れてから挑戦するようにしましょう。

 

特殊な仕掛けの釣りにも注意

長さ15mほどの仕掛けを使う一部地域のコマセマダイや、仕掛け全長が長くて投入にコツがあるヤリイカとスルメイカ、キンメダイなどの深場釣りも、船釣り初心者の方にはあまり適していません。

どの釣りも慣れてしまえば動作自体は難しくありませんが、仕掛けが絡んだときの対処など、自分でトラブルを解決できるようになってから挑戦するのがおすすめです。

 

 

釣りもの決めようまとめ

釣ってみたい魚、やってみたい釣りから釣りものを決めるとスムーズ
釣り初心者にはアジ・イサキ、キス釣りがおすすめ
一部地域のコマセマダイ、イカ釣りや深場釣りは仕掛けの扱いが難しい

 

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3.船釣りの船宿の予約をしよう

地域の船宿と募集状況をチェック

釣りものが決まったら、次は船宿情報の確認です。釣り船は船ごとに募集している釣りものが違っていて、それぞれの船長が得意な釣りの中から、季節に合ったもので乗船者を募集しています。まずは手軽に出かけられる港の中から、やってみたい釣りで募集を掛けている船を探してみましょう。

 

船宿情報の集め方

船宿情報は釣り雑誌、船宿予約サイト、SNS、釣具屋とさまざまな場所から入手が可能で、募集内容と予約の状況は公式ホームページやブログからチェックができます。電話での問い合わせを受け付けている場合もあるので、初心者が遊べる釣りかどうかを含めて、気になることを聞いてから予約に進みましょう。

 

予約の流れについて

申し込みをしたい船宿が見つかったら、メールか電話で予約をしたい旨を伝えます。予約状況など日程をチェックしてもらって、最終確認をしたら船宿の予約は完了です。初めてであることを伝えると、当日の集合時間や駐車場所、用意して欲しいものなど、注意事項を説明してもらえるので、最初は率直に「初めてです」と伝えておきましょう。

 

当日の流れについて

当日は、指定時間の30分前に指定場所に着くような予定を立てておくとスムーズです。初めて行く場所であれば、1時間前を目安に計画を立てましょう。天候悪化などで中止の場合は、前日または当日早朝の連絡になります。料金の支払いは釣りから戻ってから現金で、というケースが多いです。

 

 

乗り合いと仕立てについて

釣り船の募集には、1名から募集を受け付けている乗り合いと、貸し切りのみ募集を受け付けている仕立て(チャーター)があります。乗り合いは1名分の料金で楽しめる手軽さが魅力で、仕立ては船一艘分の料金を支払う必要がありますが、釣りの内容は自由に決めることができます。

1名~少人数で釣りに出かけるなら乗り合い、8名以上で釣る場合は仕立ても検討してみましょう。乗り合いのみ受け付けているという船もあります。

 

 

船宿の予約をしようまとめ

釣りものを決めたら募集している船宿を探そう
情報収集は釣り雑誌、SNS、釣具屋、釣り船予約サイトで
1名など少人数であれば乗り合い、8名以上の場合は仕立ても検討

 

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4.船釣りに必要な道具をチェック

準備が必要な道具を揃えよう

続いては、準備が必要な道具、持ち物についてです。

釣り具関連はタックル、仕掛けに船宿推奨のセッティングがあるので、事前に確認が必要になります。やってみたい釣りが決まっていれば、推奨セッティングを確認してから購入する方がスムーズなので、初心者の方は準備の順序についてもチェックしておきましょう。

 

①準備が必要な道具:タックル

当日の釣りに使うロッドとリールです。電動リールを使用する場合は、コードやバッテリーも必要になります。

ロッドは釣りものに合うものが必要なので、自前を用意する場合は釣りものを決めてから購入するようにしてください。リールは船宿指定号数のラインを巻く必要があります。他の乗船者に比べて太かったり細かったりすると、仕掛けの沈む角度が変わって絡まったり、魚とのやり取りがスムーズにできなかったりするので、事前に確認をしておきましょう。

 

②準備が必要な道具:仕掛け

仕掛けも釣りに合うものを準備します。釣り方によって構成が大きく異なるので、こちらも事前に把握をしておきましょう。店頭でスタッフにご相談いただければ、一式まとめてご案内できます。

 

オモリの重さは船内で統一

仕ょう。オモリや天秤、カゴは3つ程度、仕掛け部分は5セットほどあると安心です。

 

③準備が必要な道具:竿掛け

釣りの最中、竿を掛けておける道具です。こちらはレンタルで済ませる、という方が多いですが、釣りものによっては自前のものが必要になるケースがあるので、予約時に確認をしておきましょう。ルアー系やキス釣り、カワハギ釣りといった、比較的ライトな釣りでは自前のものが必要になることが多いです。

竿掛けにはサイズがあり、使用するロッドに合うモデルを選ぶ必要があります。こちらもぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

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④準備が必要な道具:クーラーボックス

魚を入れて美味しく持ち帰るためには、クーラーボックスが必要です。船内では生け簀を使う、共通のクーラーボックスを使うというケースもありますが、釣り終わりから帰宅までの時間は自前のクーラーボックスを使いましょう。サイズは狙う魚次第です。

氷は船宿側で入れてもらえる場合もあるので、事前に確認してからお出かけください。

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⑤準備が必要な道具:小物類

釣り具以外の持ち物についてもご紹介します。

必要になる持ち物はハサミ、タオル複数枚、ごみ袋と飲み物で、酔い止めもあるとバッチリです。船酔いをしても岸に戻って休むということはできないので、乗船前にしっかり酔い止めを飲んでおきましょう。

 

 

救命胴衣の着用は必須

救命胴衣も、必ず準備が必要なアイテムです。釣り船での着用は法律で義務付けられていて、罰則規定もあります。

使用する救命胴衣は国土交通省認定品である必要があります。パッケージやタグに桜マークのある製品を選びましょう。規格区分はタイプAというものが必要です。釣り具メーカーから展開されているものは数多くありますが、一部タイプが異なるものも店頭に並んでいるので、購入時はご注意ください。

 

救命胴衣は自前がおすすめ

救命胴衣も船宿でレンタルすることができますが、安価なもので着心地がよくない、というケースが多いです。釣りの最中ずっと身に着けているものなので、初心者の方もぜひ自前の準備を検討してみてください。

ガスで膨らむ自動膨張式は、浮力体が入ったものよりもコンパクトで、動くときのわずらわしさがありません。船釣り用に購入する場合は、このタイプがおすすめです。

 

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当日の服装について

船釣りの服装についてもチェックしておきましょう。

当日は波しぶきが掛かったり、魚で汚れたりする可能性があるので、動きやすく汚れてもいい服装を選ぶのが大前提です。夏は熱中症対策に帽子、冬は寒さ対策に防寒を用意しておきましょう。船内は足元に水が流れることがあります。濡れてもいいブーツやEVAクロッグサンダルでお出かけください。揺れる船上は濡れると滑りやすくもなりますので、足元の対策はしっかりとすることをおすすめします。

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船釣りに必要な道具まとめ

タックルはラインの号数に注意
仕掛けはオモリの重さに注意
服装は釣り用に汚れてもいいものを用意しておこう

 

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5.船釣りで気をつけるルールとマナー

釣り座の決め方について

船釣りで釣りをする席のことを釣り座と呼び、どこで釣りをするかの決め方には、船それぞれのルールがあります。先着順、くじ引き、初心者は船長の目が届いて揺れにくい場所など、スタイルはさまざまです。初心者であることを伝えると、船長から目が届く釣り座へ案内されるケースが多いですが、席決めの方法についても予約の段階で船長に確認しておきましょう。

 

釣り座と釣果の関係

釣果との関係については、先にポイントに侵入する側、つまり船の進行側の方がフレッシュなポイントに先に仕掛けを入れられるため、有利になります。船の流し方はポイント次第ですが、先端側に人気が集まることが多く、片側にのみ釣り人を乗せて横向きに船を流していく場合は、釣り座の影響が出にくいです。

 

釣り座の名称について

釣り座の名称についてもご紹介します。

船は船首側を上として右側を右舷(ウゲン)、左側を左舷(サゲン)と呼び、船首側の釣り座をミヨシ、間を胴の間(ドウノマ)、後ろ側をトモと呼びます。釣り座を決めるときにこの呼び方が出てくるケースがあるので、初心者の方も一応チェックしておいてください。初心者におすすめの釣り座は、揺れが少なくて船長がチェックしやすい右舷の胴の間です。

 

 

暗黙系のルールについて

釣り船のルールの中には、暗黙の了解のようなものもあります。

グループや初心者が来たときは、船長判断である程度釣り座を融通することや、早い段階で魚が釣れすぎてしまったときは、時間を切り上げて港に戻ることなどが代表的なものと言えます。船内で中大型魚が三桁近く、キープする場所がないというような釣果になった場合は、資源保護のための早上がりに協力しましょう。
また、幼魚や成長段階の魚体も釣れます。船や地域によってはリリース(再放流)サイズが明確に決まっている場合もあるので、同じく資源保護のためにご協力ください。

釣りをする前と後でも暗黙の了解のようなものがあります。釣り船に各々のタックルやクーラーを積み込む時および降ろす時も、乗船者全員でバケツリレーのようにして協力し合うことがあります。この時は是非一緒に参加してみてください。

 

 

船釣りのマナー

船釣りのマナーについてもチェックしておきましょう。

一番大切なことは、知らない人同士今日は釣りを楽しみましょう、というコミニュケーションです。仕掛けが流れたり魚が走ったり、釣りの最中にコミュニケーションをとる必要が出てくるので、事前に挨拶をしておくとスムーズです。

 

オマツリ(仕掛け絡み)が起きたら

乗船者同士でのオマツリ(仕掛け絡み)が起きたら、船長指示に従うというのが船釣りのルールです。魚が掛かっている方を優先して他方の糸を切る、大きな魚が掛かれば隣はオマツリ対策で仕掛けを回収する、ルールやマナーについては事前に説明があるケースが多いですが、こんな部分も先に知っておくと当日の釣りがスムーズになります。

 

根掛かりなどのトラブルが起きたら

トラブルが起きたら船長に相談する、というのも覚えておいて欲しいポイントです。根掛かりが切れないなど、トラブルを解決できない場合も船長に相談してみましょう。太糸の根掛かりは、素手で引っ張ると食いこんでケガをする可能性があります。不安な場合は慣れている船長に切ってもらうようにしてください。

 

 

船釣りで気をつけるルールとマナーまとめ

釣り座の決め方は船宿のルールに従おう
挨拶などコミュニケーションも重要
トラブルが起きたら船長の指示に従おう

 

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6.出航前に確認しておくべきこと

レンタルの有無や数は必ず確認

タックル、竿掛け、救命胴衣については船宿でレンタルができる場合がありますが、あるものとないもの、当日の貸し出し状況でレンタルできないというケースもあります。必要な場合は、予約時にレンタル料金を確認して、必要な数をしっかり伝えておきましょう。

当日なくて釣りができなかった、ということが無いように、自分で用意する必要があるものをリストでまとめておくのがおすすめです。

 

 

エサや船宿仕掛けについて

エサは基本的なものは船宿側で用意してもらえるケースもあります。釣りものにもよるので、予約の段階で事前に確認しておきましょう。特別なエサを使いたい場合は、自前で用意する必要があります。

船宿オリジナルの船宿仕掛けを用意している船もあります。既製品を準備しておいてくれるケースもあるので、船宿のホームページでチェックしてみてください。船宿仕掛けは、船長自身が回るポイント向けにセッティングしているのでよく釣れます。

 

 

出航前に確認しておくべきことまとめ

レンタルを利用したい場合は、有無と当日必要な数を必ず確認
エサは船宿側にお願いしてみよう
仕掛けの用意もお願いできる場合がある

 

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7.船釣りにあたっての注意点

船酔い対策を徹底しよう

初めての船釣りにお出かけになる方に特に注意して欲しいのが、船酔いをしても岸に戻れないという点です。釣りができずに船室で寝ていただけという形になっても、同じように料金が掛かります。

せっかく出かけるなら楽しめるように、前日はしっかり寝て、当日は酔い止めを飲む、適度に水分を取るなど、自分でできる対策はしっかり行っておきましょう。何度か船に乗るうちに身体が慣れるという部分もあるので、最初は近場で遊べる釣りから始めるのがおすすめです。

 

 

集合時間には余裕をもって

集合時間に遅刻しても、他のお客さんがいる関係上、釣り船は出航を待てません。荷物の積み込み、乗船名簿の記入など、出航前にしなければいけないこともあるので、余裕を持って到着できるようにスケジュールを調整してください。事故渋滞などどうしても間に合わないときは、必ず船長に連絡です。

 

キャンセル連絡はなるべく早めに

こちら側の都合でキャンセルをする場合、キャンセル料金が発生する場合があります。多くの場合、前日、当日のキャンセルは乗船料金の100%がキャンセル料金となります。船宿によってキャンセルポリシーは異なるため事前に確認しておきましょう。

 

船釣りにあたっての注意点まとめ

船酔いは自己責任、しっかり対策をしておこう
出航前の作業も考えて、到着時間には余裕を持とう
キャンセル連絡はなるべく早めにしよう

 

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8.船釣りは大変だけど楽しめる

釣果に期待しよう

ルールやマナーの把握、道具の準備など、最初は戸惑うことも多い船釣りですが、釣れる魚の種類やサイズ、数といった釣果の面は岸釣りを大きく上回るものがあります。毎日海に出ている船長のガイドがあるので、釣果には大いに期待ができる釣りです。

混雑を気にせず釣りだけに集中して、たくさん釣ったり大物を釣ったり、釣りの結果を重視して楽しみたい方には特におすすめの釣りなので、ぜひ準備を進めて船釣りにチャレンジしてみてください。

 

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船釣りに出かけよう

初めての船釣りを成功させよう

初めての釣りを成功させるためのポイントは、船宿の推奨や船長の指示に従うことと、事前の準備をしっかりやることです。ご紹介してきた船釣りの心得でも多くのものにあてはまる部分で、当日に乗船者全員が釣りを楽しむためにも重要になるポイントと言えます。

船宿の推奨や船長の指示は全て釣果を高めるためのものなので、尊重する意識があれば初心者の方でもバッチリ結果を出せます。ぜひこの機会に船釣りにチャレンジしてみてください。

 

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釣りを始めるなら?初めての釣りに必要な道具と簡単に楽しめる釣り方を解説!

今回は、これから釣りを始める方向けの入門情報まとめです。釣りをスムーズに始めるための流れや、初心者向けの釣り道具、釣り方についても紹介しています。人気のアウトドア、釣りを新しい趣味として検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年8月9日更新

 

 

 

 

 

釣りを始める方向けのスタートガイド

これから釣りを始める方に向けて

今回は釣り未経験の方向けに、釣りやすい魚の選び方やスタートに必要な道具の準備といった、釣りの始め方をご紹介します。

近年新しく始める趣味として釣りに注目が集まっていますが、いざ釣りを始めようとすると、釣り方や道具の種類の多さに戸惑う方が多いでしょう。この記事では必要な道具類の解説だけでなく、狙う魚や釣り方の決め方、釣具屋への相談方法についても紹介しているので、始め方に迷う方はぜひ参考にしてみてください。

 

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釣りはこんなアクティビティ

釣り竿を使って魚をゲット

釣りは、竿と釣り糸、仕掛けを使って魚を狙うアウトドアの遊びです。

「釣った魚が食べられる」をきっかけに始める方が多い遊びですが、竿と仕掛けを使うことから、手にするまでの過程や工夫、魚の引きを楽しむという部分にも魅力を感じてハマる方も多いです。海であれば港や砂浜、釣り公園など、手軽な場所から始められるので、新しい趣味をお探しの方はぜひ検討してみてください。

 

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釣りの始め方はこんな流れがおすすめ

釣りの始め方:釣りを始めるまでの流れをチェックしてみよう

※釣り初心者イメージ画像

まずは釣りを始めるまでに、どんな順序で準備を進めていくべきかというところから解説します。

釣りは釣りをする場所、もしくは狙う魚に合わせた道具の準備が必要になるので、始めるまでにある程度イメージを固めておく必要があります。家の近くで釣りができそうな場所があるからやってみたい、インターネットで釣っている映像を見たからこの魚が釣りたい、最初のイメージはこんな形で構いません。

 

釣りを始めたいときは釣具屋へ

なんとなくでも釣り場所、狙う魚の目途を立てておくことで、揃える道具の準備がスムーズになります。これが釣りを始める際の大きなポイントです。釣りをやってみたいけど明確なビジョンが無く何が釣れるかわからない、釣りができる場所も分からない、という場合は、大体このあたりの地域で何が釣れるのか、というところから釣具屋スタッフに相談してみるのがいいでしょう。

 

 

釣りの始め方:タックル(竿・リール)や仕掛けを準備しよう

釣りをする場所が決まれば、その場所で季節ごとに釣れる魚をターゲットとして設定できます。逆に先に釣りたい魚が決まっている場合は、その魚の釣れる場所が港なのか砂浜なのか、釣り場に関する情報をチェックしてみてください。

狙う魚が決まったら、その魚が好むエサや、魚の口の大きさに合う仕掛け、仕掛けに合ったタックル(竿・リール)と釣り道具を準備していきましょう。こちらもこんな場所でこの魚を釣ってみたい、と釣具屋スタッフにご相談いただければ、予算に合うものを一式ご案内できます。

 

釣り方に合った道具をゲットしよう

道具の購入で気を付けたいのが、釣り方、そして釣具の種類の多さです。

今回は記事中で「サビキ釣り」という釣り方をご紹介していますが、この「サビキ釣り」は岸から真下に落とすもの、ウキを付けて投げるもの、船から釣る釣り方もあり、狙う魚によっても仕掛けの構成が大きく異なります。

釣り竿やリールはある程度流用が効きますが、ヘビーなオモリに対応した船釣り用を、オモリの軽い岸釣りで使うのは難しいです。自分に合わないものを無駄に買わないように、釣具は調べてから購入に進みましょう。釣具屋でご相談いただければ間違いなしです。

 

「釣り初心者でも簡単に楽しめる釣り方」をチェック

本記事の「釣り初心者でも簡単に楽しめる釣り方」の項目で、ちょい投げやサビキ釣りといった代表的な海釣りを2種類紹介しているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

 

 

釣りの始め方:釣り場に出かけよう

狙う魚に合わせたタックルと仕掛けが準備できたら、さっそく釣り場に出かけてみましょう。

釣り方の工夫や狙い目となるポイントの見つけ方など、釣り方にはそれぞれコツがありますが、まずは実際に釣ってみるのが最初の一歩になります。釣れる魚はもちろん、水深や流れの速さなど、ポイントごとにさまざまな事情があるので、何度も通ってその場所に合ったやり方を見つけるというのが、釣りのステップアップの近道です。

 

 

釣りの始め方まとめ

釣りをしてみたい場所・釣ってみたい魚からイメージするのが始め方のポイント
釣れる魚に合わせた釣り道具を準備
釣り場で実際に釣ってみよう

 

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釣り初心者の方が遊びやすい釣り場

初めての釣り場は海釣り公園がおすすめ

釣りをする場所選びから決めたい方には、海釣り公園の釣りがおすすめです。

駐車場の有無や、釣りをしてよい場所の確認といった手間が掛からず、足場が安定していて安全に釣りができるというのが釣り公園の魅力です。そのほか、売店があったり釣果情報を発信していたりする公園もあります。

どこにでもあるわけでありませんが、もしお住まいの地域に釣り公園がある場合は、初めての釣り場として検討してみてください。

 

 

砂浜・堤防もおすすめの釣り場

砂浜や堤防も、身近に釣りが楽しめるおすすめのスポットです。

いずれも釣りに適した場所と適していない場所があるので、釣りをしている人がいる、釣り場情報を見つけられるなどを満たす場所を選ぶのがポイント。場所によっては釣りをしてはいけないケースや、駐車できないケースがあるので、事前に情報を集めておきましょう。迷う場合は釣り具屋のスタッフにこの場所は何か釣れますか?と気軽にご相談ください。

 

 

釣り初心者の方が遊びやすい釣り場まとめ

初めての釣り場には釣り公園がおすすめ
砂浜・堤防も遊びやすい

 

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釣り初心者でも簡単に楽しめる釣り方

初めてでも釣りやすい魚の定番はアジ

ここからは、これから釣りを始めたい方におすすめの釣り方と、初心者の方でも釣りやすい魚を2種類ご紹介します。まずは釣り入門の定番ターゲットであるアジからチェックしてみましょう。

スーパーなどで目にする機会が多い魚なので、持ち帰っての調理がイメージしやすく、釣った魚を食べてみたいという方には非常に人気があります。

 

堤防や釣り公園で楽しめる

夏から秋にかけてよく釣れるアジは、港や堤防、釣り公園で釣れる代表的な魚で、釣れるサイズは10cmから20cm程度が中心になります。

群れで行動する魚なので1匹釣れれば何匹か釣れるチャンスがありますが、群れは絶えず移動を続けているので、釣れている時間と釣れていない時間がハッキリしやすいターゲットです。

 

アジを狙うならサビキ仕掛け

堤防や海釣り公園でアジを釣るときは、エサを撒いて魚を寄せながら釣るサビキ釣りで狙います。サビキ釣りは釣り入門として定番となっている釣り方で、投げずに真下に落とすだけでも効果のある簡単な釣り方です。

釣り具屋には釣り道具一式、竿と糸が巻いてあるリールに、サビキ仕掛けがついた入門用のサビキセットが売っているので、まずはセット商品から始めてみましょう。手ごろな価格から始められて、仕掛けを交換すれば他の釣り方にも使えます。

 

エサも準備しておこう

エサはアミコマセというサビキ用のエサを使います。解凍が必要な冷凍タイプと、常温保存できるタイプがあるので、価格や使いやすさで選んでみてください。釣り初心者の方には、簡単に使える常温タイプをおすすめします。

 

 

釣りの基本を学べるキス釣り

砂浜の代表的なターゲットであるキスも初めての釣りにおすすめしたいターゲットです。夏から秋にかけて釣りやすい魚で、砂浜だけでなく、底が砂地であれば港の中や堤防からの釣りでも狙えます。

キスを狙う初心者向けの釣り方として、ちょい投げ釣りは仕掛けを投げる、ゆっくりリールを巻いて魚のアタリを待つ、などを押さえましょう。基本的な釣りの動きが学べる釣りでもあるので、入門には最適です。まずは初心者向けの釣りから始めて、ルアー釣りなど他の釣りへステップアップしたい方にもおすすめです。

 

キスを狙うならちょい投げ仕掛け

キスはアジよりも底付近を好むことから、重いオモリを使うちょい投げ釣り仕掛けを使って狙います。サビキ仕掛けよりもよく飛んで、沖側を狙いやすい仕掛けで、こちらも準備が簡単な完成仕掛けからスタートしてみましょう。

釣り竿とリール、糸といったタックル関連一式は、ちょい投げもセット商品から問題なくスタートできます。サビキ釣りとちょい投げは同じタックルで楽しめるので、仕掛け部分だけを交換して同じ道具で遊んでもOKです。

 

ちょい投げ釣りにもエサを準備

エサはジャリメ(コケブ、石ゴカイなど地域により様々な名前)という生きた細長い虫を使います。虫が苦手な方向けに樹脂製の疑似餌も展開されているので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

 

 

釣り初心者でも簡単に楽しめる釣り方まとめ

釣り公園・堤防で遊ぶならアジのサビキ釣りがおすすめ
砂浜・堤防で遊ぶ方にはキスのちょい投げ釣りもおすすめ

 

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釣りを始めるための釣り具を準備

スタートに必要なタックル一式を詳しくチェック

この項目では、「釣り初心者でも簡単に楽しめる釣り方」でご紹介した、サビキ釣りとちょい投げ釣りに使えるタックル一式を詳しく解説します。

それぞれどんなものを揃えるべきなのか、2つの釣りに必要なスペックをチェックしておきましょう。1つずつご紹介しますが、3点がセットになった入門向けの商品から始めてもバッチリ楽しめます。

 

揃えるタックル一式:釣り竿

釣り竿は長さ3m前後で、サビキ釣り向け、ちょい投げ釣り向けとなっているものがおすすめです。子供向けに用意する場合は、1.8mなど身長に合うような短い釣り竿も検討してみてください。

スペックを確認するときは、どの程度のオモリが使えるかを表す「オモリ負荷」をチェックしてみましょう。サビキ釣りとちょい投げ釣りを両方楽しむなら、最大値が8号~15号程度となっているものがおすすめです。

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揃えるタックル一式:リール

サビキ釣り向け、ちょい投げ釣り向けとなっているセットであれば、2500番~3000番というサイズのスピニングリールがついています。岸からの海釣りでは標準的なサイズなので、このリールでいろいろな釣りを遊んでみてください。

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揃えるタックル一式:道糸(釣り糸)

リールに巻いてある釣り糸のことを「道糸」と呼びます。

ちょい投げ釣り、サビキ釣りに適した入門向けの道糸はナイロンの2.5号~3号で、セット商品であれば最初からこの糸がリールに巻かれています。クセがついたり、何度も切って短くなったりしたら、新しいものに巻き替えて使いましょう。

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仕掛けは細かく揃えるよりもセット商品がおすすめ

ご紹介しているサビキ釣り、ちょい投げ釣り向けの仕掛けは、それぞれ仕掛けの構成が異なります。初心者の方が初めから針、糸、オモリと揃えていくのは大変なので、必要なパーツが全て揃う「完成仕掛け」から釣りを始めましょう。

「完成仕掛け」は全てのパーツが接続済みの状態で封入されているので、準備は道糸を仕掛けの端に結ぶだけと非常に簡単です。サビキ釣り、ちょい投げ向けとパッケージに記載のあるものから、気に入る商品を探してみてください。

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釣りを始めるための釣り具まとめ

竿とリール、道糸がセットになったタックルから始めよう
仕掛けは準備が簡単な完成仕掛けがおすすめ

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釣りを始めるための道具も準備

初めての釣りに必要な釣り用品を揃えよう

初めての釣りに向けて準備しておきたい、釣り場で仕掛けを結び直したり、手を洗ったりするための道具類についてもご紹介します。

当日の釣りをスムーズに楽しむために、タックル、仕掛け以外の道具も、始めるまでにしっかり揃えておきましょう。

 

 

初めての釣りに必要な道具類をまとめてチェック

記事中でご紹介しているサビキ釣り、ちょい投げ釣り向けに準備しておきたい、道具類の一覧です。タックルセットに含まれている場合もあるので、足りないものがあればプラスするイメージでチェックしてみてください。

 

ハサミ

道糸と仕掛けを結んだとき、仕掛けを切って片づけをするときに必要になる道具です。糸が絡んだり、仕掛けの交換が必要になったりしたときにも使えます。糸を切るだけなので、刃の小さなものでOKです。

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水汲みバケツ

エサや魚を触った手を洗ったり、釣り場にエサをこぼしたりした際に必要な道具です。釣り場によっては海面まで高さがある場合があるので、5m〜10m程度のロープがセットになったものを準備しておきましょう。

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タオル

こちらも手を拭く、道具の汚れを取る、などの用途で使います。エサや魚のにおいがついてもいいもの、汚れてもいいものを準備しておきましょう。複数枚用意しておくと、濡れたものと乾いたもの、綺麗なものと使い分けができて便利です。

 

フィッシュグリップ

魚を掴むためのトングのような道具です。

釣りやすい魚としてご紹介したアジ、キスとも硬い部分やトゲがあり、釣りあげた後も暴れます。口元の針が指に刺さるケガを避けるためにも、フィッシュグリップを使ってしっかり魚をホールドしましょう。あると手が汚れないので、非常に快適です。

また、ゴンズイやオコゼなど、ヒレやトゲに毒がある魚を釣ってしまったときに、安全に針を外すための道具としても活躍が期待できます。

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クーラーボックス

釣った魚を持ち帰って美味しく食べるなら、クーラーボックスも用意しておきたいところです。凍らせたペットボトルなど、温度を下げる氷を入れて釣りに出かけましょう。飲み物を冷やしたり、エサを弱らせないための保冷庫としても使えます。

アジ、キスともそれほど大きい魚ではないので、サイズは10L~15Lと小型のもので十分です。釣り向けのクーラーボックスは発砲クーラーやクーラーバックよりも保冷能力が高いので、半日程度釣りをする場合はぜひ検討してみてください。

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釣りを始めるための道具まとめ

ハサミ・水汲みバケツ・タオル・フィッシュグリップがあると便利
釣った魚を美味しく持ち帰るならクーラーボックス

 

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釣りを始めるなら釣具屋に行ってみよう

釣りのやり方や釣り場に迷ったら釣具屋へ行こう

釣りのやり方や釣り場選びに悩んだときは、地域の釣具屋へ行って聞いてみるのがおすすめ。時期や地域によって釣りやすい魚、よく釣れる場所やタイミングには違いがあるので、情報収集は現地の釣具屋で新しい情報を教えてもらうのが一番です。

 

 

やりたいことを少し具体的にしておく

釣り具屋で質問する際のポイントとして、事前にやりたいことを少しだけ具体的にしておくことです。

「釣りがしてみたい」のように漠然と要望を伝えるよりも、「食べられる魚を釣ってみたい」「家族で遊べる釣りから始めたい」「この地域に行くから2時間ぐらい遊べる釣りを教えて欲しい」と聞く方がより条件に合うやり方を教えてもらえます。

釣具屋でスタッフと相談しながら何を釣るかを決めれば、やり方の質問や必要な釣り具選びもスムーズです。

 

 

釣り当日ではなくできれば事前に店舗へ

もう一つのポイントとして、当日ではなく事前に釣具屋で質問を済ませておくことです。

今から釣りに行くとなると、釣り場所までの移動や釣りをする時間帯に制限が付きます。しかし事前に相談しておけば、魚が釣りやすい日にちや時間帯から、よく釣れている釣り場の情報をバッチリ活かすことができます。

まずは釣具屋で相談と準備をしっかりと済ませて、当日は朝からよく釣れる場所へ行けるようにしておきましょう。

 

 

釣りを始めるなら釣具屋へまとめ

具体的な質問で自分に合う釣りや道具を教えてもらおう
当日ではなく事前に相談を済ませておこう

 

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初めての釣りを成功させるポイント

朝と夕方を狙って釣りに出かけよう

最後は、初めての釣りを成功させるための簡単なコツのご紹介です。まずは釣りをする時間帯についてチェックしてみましょう。

今回入門向けの魚としてご紹介したアジ、そしてキスは、基本的に一日中釣れる可能性のある魚です。しかし、群れが岸近くに寄りやすいタイミングや、生活リズムの中で、特に捕食活動に積極的になるタイミングがあります。この時間帯を知っておくというのが、初めての釣りを成功させるためのひとつめのポイントです。

 

 

明るい時間と暗い時間の境目を狙おう

釣りをする上で必ずチェックしておきたい時間帯は、朝と夕方、明るい時間と暗い時間の境目となる「マズメ時」と呼ばれるゴールデンタイムです。

 

アジの釣れる時間帯

アジはキスよりも暗い時間を好む傾向があるので、朝夕とも5時~7時の間を釣るプランをおすすめします。季節によって日の出、日の入りの時間は変わります。楽しく遊べる範囲で、お出かけになる時間を調整してみてください。

 

キスの釣れる時間帯

キスは明るい時間が好きな魚なので、朝は6時~9時、夕方は午後3時〜6時頃をイメージして狙ってみましょう。海釣りはどんな時間にするアウトドアなのか、始め方の参考にしていただけたら幸いです。どちらの魚もいい時間帯は食い気があるケースが多く、群れが届く範囲にいれば比較的簡単に釣れます。

 

 

初めての釣りを成功させるポイントまとめ

釣りは昼間よりも朝と夕方がおすすめ
いい時間帯は魚が捕食活動に積極的

 

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釣りに出かけてみよう

今が釣りを始めるタイミング

狙う魚や遊ぶ場所をある程度イメージしてから、当日に向けた準備を始めるというのが、釣りの始め方一番のポイントです。

何が釣れるかわからない、道具選びに迷ってしまう、そんなときはぜひ釣具屋スタッフにご相談ください。狙う魚から仕掛け、タックルまで、釣り場情報と合わせてご案内いたします。必要な釣り道具を準備して、堤防や砂浜に出かけてみましょう。

 

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これから始める穴釣り入門!仕掛け作りから釣果に繋がる釣りテクニックまで大公開!

穴釣りといえば、冬のワカサギ釣りを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし今回解説させていただくのは海の穴釣りです。テトラポッドの隙間から根魚を狙うこの釣り方はまだまだマイナーな釣り方ですが、通年楽しめるものです。釣り初心者でも簡単ですので、ぜひ覚えてください!

※2024年8月1日更新

 

 

 

 

 

穴釣りってどんな釣り?

防波堤周りのテトラポッドやコンクリートブロック、ケーソンなどの隙間に仕掛けを落として根魚を狙うのが穴釣りです。ですがテトラポッドの隙間に仕掛けを落として釣ることを「穴釣り」と呼ぶようになったのは最近のこと。しかし元になる釣り方は昔からありました。それが「ブラクリ釣り」です。

 

ブラクリ釣りは横浜発祥

横浜発祥の「ブラクリ釣り」は、半世紀以上前にはすでにあり、今と変わらぬ仕掛でアイナメやクジメを釣っていました。ただし、当時のやり方はテトラポッドなどほとんどなく、磯の岩礁地帯やカジメ(海草の一種)の林の中にブラクリ仕掛けを打ち込むのが主流。そこからポイントをテトラポッド周りと定め、専用のタックルなどが発達し現在の穴釣りの形になったのです。

 

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穴釣りの魅力を探る

魅力:①「敷居が低い」

穴釣りの魅力は何といっても、釣り自体をあまりしたことがない初心者でも簡単に始められて、ある程度の釣果が見込めることでしょう。

遠投や難しいテクニックを使わずとも「落として食わせる」のが基本の釣りなので、大仰なタックルも道具もいりません。思い立ったらすぐに始められるお手軽な釣りです。

 

 

魅力:②「食べて美味しい魚が釣れる」

穴釣りで釣れる魚はカサゴ・メバル・アイナメ・ソイなど、食べて美味しい魚種が多いのが特徴です。

実際に市場価格を調査しても根魚の仲間はおしなべて高価なものが多く、またお値段に見合った味の物がほとんど。しかし、そんな魚も自分で釣れば、安く、かつ新鮮に美味しくいただけてしまうのです。

 

 

魅力:③「通年楽しめる」

釣りのジャンルは数多くありますが、1年を通して同じ釣り方ができるものはそう多くありません。ところが、穴釣りは仕掛けを落とす穴さえあれば時期を問わず、1年中同じスタイルで釣りができます。

時期や季節を問わず釣行できる利点の他に、少々の荒天(風)でも釣りに行けるのが魅力です。ジギングやアジング、エギングなどが風の影響を受けて釣りにならない時でも、穴釣りならば何とか竿を出すことができます。これは大きな魅力の一つです。

 

 

魅力満載の穴釣り

初心者でも簡単に始められる

食べて美味しい魚が釣れる

季節・天候に左右されず楽しめる

 

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穴釣りのタックル紹介

穴釣り用ロッド

穴釣り用ロッドは当初、短めのバスロッドなどを使用する方が多かったのですが、最近ではメーカー各社から特化したタイプのものがリリースされています。

 

エリアに合わせ専用短竿で

狭いエリアでの探り釣りになるため、短い竿を使います。おすすめは60~120cmほどの少し硬めの先調子のもの。先調子がおすすめなのはアタリが取りやすいためです。また、少し硬めが良いのは、掛かった魚がエサを咥えてテトラポッドの隙間に入り込むのを阻止するためです。掛かったら一気に抜き上げる(剥がすと言います)バットの硬さが穴釣りのロッドには求められます。

 

 

穴釣り用リール

穴釣り用リールはスピニングリールでもベイトリールでも使いやすいリールをセッティングしますが、おすすめは小型ベイトリールとなります。

巻き取りごとに糸ヨレのできるスピニングリールと違い、ベイトリールは円柱の糸巻きにそのままラインを巻く構造なので、糸ヨレが起きにくいです。穴釣りは狭い隙間にラインを通して行いますので、ラインの擦れによる劣化が起きやすい釣りです。メンテナンスの面からもラインに負担の掛からないベイトリールが推奨でしょう。

 

穴釣り用リールは遠投の必要無し

また遠投の必要のない穴釣りでは、ラインもナイロン3号が30mも巻ければ充分です。このことからもスピニングリールの必要性があまりないことが分かります。つまりワカサギ釣りやチヌのヘチ釣りなどの小型ベイトリールがそのまま流用できます。安価に求めようと思えば、1,000円台から手に入れることのできる小型リールはコスパも最高です。

 

 

穴釣りに適したライン

穴釣りは狭い隙間に仕掛けを通して魚を狙う釣りです。どうしてもラインが障害物に擦れながら上下します。そのため、擦れに弱いPEラインはおすすめできません。ナイロンラインの3号くらいのものを推奨いたします。

 

 

穴釣り用タックル

ロッドは取り回しのしやすい60㎝~120㎝ほどの硬めの短竿

リールは小型両軸(ベイト)リール

ラインは比較的根ズレに強く扱いやすいナイロンライン

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穴釣りの仕掛け紹介

オーソドックスな「ブラクリ」

穴釣りがブラクリ釣りから派生した釣りであることから、一番オーソドックスな仕掛けはやはりブラクリ仕掛けです。オモリと針が一体化したブラクリ仕掛けは、オモリの形状から「ソロバン」「カラスガイ」「マル」などの種類があり、その中から使いやすい物をセッティングします。どの形状のものでも根掛かりがしにくいよう、肩の丸い物が多いようです。

 

番手は4号前後

針はセイゴ針やキス針といった針自体が細い物が使われています。オールマイティーに使える4号あたりを中心に、前後2番手位を揃えておけば十分でしょう。

 

 

新感覚ブラクリ「ブラー」

ブラクリ仕掛けを進化させたブラー仕掛けは、北海道の釣具屋さんが開発した「ひらひらと沈降するブラクリ仕掛け」です。

板状オモリに針を付けたブラーは水の抵抗を受けやすく、ひらひらと沈み魚にアピールします。ですからルアーのようにアクションを付けながらのチョイ投げにも使えますし、落とし込みにも使えます。

 

ブラーはメリット多し

形状から根掛かりの不安があるかもしれませんが、実釣ではブラクリ仕掛けとの差は感じられませんでした。テトラポッドの組み方によってはボトムまで落とすのに多少ブラクリより探りのテクニックが必要なこともありますが、アピール面でのメリットの方が上回ります。

 

 

慣れてくれば自作もアリ

割りビシオモリなどを使って仕掛けを自作するのも楽しいものです。ブラクリ仕掛けは簡単なものであれば、道糸に直結したセイゴ針などのチモトから5cmほどの部分に割りビシオモリ3号程度のものを噛ませるだけで作ることができます。釣り場で仕掛けをロストしてしまって購入する時間が無い、といった「急遽手作りする必要がある」のような場合にぜひお試しください。

 

 

穴釣りの仕掛け

オーソドックスなブラクリ仕掛け各種

ブラクリの進化型ブラー仕掛け

割りビシオモリを使った自作品もOK

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穴釣りのエサ紹介

メインは虫エサ

基本的に穴釣りではどんなエサでも使えます。オーソドックスなエサは「虫エサ」と呼ばれるイソメ・ゴカイ類になりますが、こだわる必要はありません。代表的なエサを表にしておきますので参考にしてみてください。

 

代表的な穴釣り用エサ 特徴・備考など
イソメ・ゴカイなど 釣具屋さんで手に入る。たらしを2~3㎝取ってアピール。
オキアミ< パックで購入。冷凍しておけば何度でも釣行OK。
磯ガニ 現地調達できる。ハタ系の大好物。
フナムシ 現地調達できる。エサ取りに弱い。
イカ切り身 白色がアピールしてくれる。スーパーでも釣具屋さんでも手に入る。
魚切り身 アジやサバ、サンマなどスーパーでも購入可。臭いでアピール。
魚肉ソーセージ どこでも入手可能。魚に合わせた大きさにカット。

 

生エサ以外にもワームやチューブの練りエサなど、エサとして使えるものは少なくありません。釣具屋さんなどでぐるりと見回して使えそうなものをご自分でチョイスするのも楽しみの一つです。

 

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穴釣りの釣り場紹介

テトラポッド・消波ブロックを攻める

堤防から足元の沈み岩の隙間や、磯での岩の隙間、ケーソンの継ぎ目など穴釣りの対象となる場所はたくさんありますが、穴釣りのメインフィールドはテトラポッド周辺になります。岸壁や堤防を守るテトラポッド(消波ブロック)は当然外洋に向き、潮通しの良い場所に設置されることが多く、良い漁場になります。

 

 

狙えるテトラを何か所か確保しておく

もともと根魚は行動範囲が狭く、回遊することがないため、一度テトラポッドの隙間に潜り込むと何代にもわたりそこで暮らすことになります。根魚が通年狙えるのはそのためです。また、ある程度風が吹いていても、風向きによりどこかのテトラポッド帯では風裏になり竿が出せるなどの利点もありますので、まずは近くのテトラポッドを探ってみましょう。

 

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穴釣りの釣り方紹介

徹底的なラン&ガン

穴釣りは足で稼ぐ釣りです。場合によっては1つの穴で二桁のカサゴを釣るなどということもありますが、基本は1つの穴でキープサイズ1~3匹だと思ってください。中には空振りの穴もあります。積極的に移動して数多くの穴に仕掛けを落としましょう。

 

 

エサの落とし方

テトラポッドに乗って目指す穴に仕掛けを落としていきますが、釣果アップのコツは「必ずボトムまで落とす」です。

根魚はその名の通り棲家の根っこで捕食活動をする傾向があります。中層まで浮いてエサを捕食するのは棲家の中で小型のものが多く、なるべく早く底までエサを落とさなければ大物には恵まれません。

 

素早くボトムまで落とす

カサゴが大量に棲んでいる「カサゴマンション」にうまくエサを落とすと、まるで優先順位が決まっているかのように、大きいものから釣れ上がってくる傾向があります。つまり、エサは「素早く深く」が釣果アップのコツになります。

1投目に段差を何度か潜り抜けてボトムまでエサを落としたら、ラインが真っ直ぐになるように竿先を調整し、その場所を覚えておきます。そして、2回以降は探らずともエサがピンポイントで落ちるようにしましょう。

 

 

誘い方「底を切って待つ」

穴釣りでは過剰な誘い方は禁物。あまり仕掛けを動かしすぎると根掛かりの原因になります。また、顔の上部に目が付いている根魚は「落ちてくるエサ」に強く反応します。底でチョンチョン動かすことはあまり意味がありません。

 

エサを魚の口元まで運ぶイメージで

まずは底まで仕掛けを落としたら、10〜15cmになるように軽く底を切って待ちましょう。重いオモリはあまり動かず、すぐ下のエサだけが勝手にゆらゆらと誘ってくれます。

釣りやすいところへ魚を誘い出す釣り方と違い、穴釣りは魚の口元までエサを運ぶ釣り方です。過剰なアクションより、いかに居場所までエサを運ぶかの方が重要になります。

 

 

合わせ方と取りこみ方

穴釣りの合わせ方は基本「向こう合わせ」で良いのですが、誘い出して釣る釣り方ではないため、エサをくわえた根魚はすぐに居心地の良い棲家に潜り込もうとします。

ここでもたつくと穴の奥に入られ、エラ周りの鋭いトゲを棲家のあちこちに引っ掛け、猛烈に抵抗します。こうなってはなかなか取りこむのが難しくなります。

 

多少強引にでも抜こう

魚が掛かったら一気に抜き上げましょう。短竿でゴツゴツと頭を振る根魚の引きを楽しみたいところですが、我慢して手返し良く釣るのがコツです。多少強引でも根魚の口は硬いので、バラしはそう多くありません。

 

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穴釣りの注意事項

安全に十分気を付ける①「ライフジャケットの着用」

近年穴釣りが浸透して来てから落水の事故が増えています。テトラポッドは表面が滑りやすく、また角度も付いています。少しバランスを崩しただけで落水や打撲など大きな事故につながる危険性があります。

特に潮通しの良い場所に設置されているテトラポッドには、波と風の具合によってはテトラポッド内部に潮が流れ込んで行く場所があります。そのような場所で落水が起きると吸い込まれてしまい、到底人の力では抜け出せません。最低限ライフジャケットの着用はかかせません。

 

危険な場所は立ち入り禁止になっていることも

テトラポッドは基本的に外洋にむけて設置されています。急な高波や、風波などおきやすい場所もあります。また地元や設置者などの目から見て危険であると判断される場所もあります。当然、立ち入り禁止や釣り禁止になっているテトラ帯もありますので、そのような場所には絶対に近付かないようお願いいたします。

 

 

安全に気を付ける②「滑らない靴を選ぶ」

テトラポッドの表面はデコボコが無くつるつるしています。レーシングカーのスリックタイヤと同じ原理で、乾いている時ならばラバーソールの運動靴などでも充分滑りにくいのですが、少しでも濡れているとまったくグリップしません。

大げさかもしれませんが、ソールにフェルトの張ってある磯靴をおすすめします。最近は磯に乗るためのスパイクも打ってあるフェルトスパイクタイプもありますが、テトラポッドにはスパイク無しをおすすめします。

 

 

環境に気を付ける①「リリースサイズを守る」

根魚は狭いテリトリーでほぼ一生を過ごします。そのため家族全部を釣り上げてしまうとなかなか個体数が回復しません。カサゴやメバルなら15cm、ハタ系なら20cm、できれば30cm以下のサイズのものは逃がしてあげましょう。キジハタなどは30cm以上でしか抱卵しないと言われています。翌年、翌々年と末永く釣りを楽しむためにも環境保全につとめましょう。

また根魚は抱卵後、稚魚まで体内で育てて出産する「胎卵生」のものが少なくありません。キープサイズのものでもお腹がパンパンなものは逃がしてあげましょう。すぐにたくさんの稚魚を産んで恩返しをしてくれるはずです。

 

 

環境に気を付ける②「釣り場を守る」

どんな釣りでもそうなのですが、釣りが終了したら釣り場の保全につとめましょう。釣り場や獲物への感謝の気持ちを込めてゴミの持ち帰り、釣り場の掃除などを心掛けるようお願いします。

なぜなら、近年堤防や港内などで「釣り禁止」とされる事例が増えています。そのほとんどが釣り人のマナー不足が原因です。地元の方や漁業関係者などから時間と場所を借りている立場を守って気持ちのいい釣行をしましょう。

 

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穴釣りを楽しもう!

穴釣りは比較的新しい釣りです。タックルや釣り道具も揃えやすく初心者にも入りやすい釣りであることから、これからまだまだファンの増える釣りでもあります。ぜひこの機会に穴釣りを始めてみましょう。

 

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初心者向けちょい投げ釣り講座!道具・仕掛け・釣り方までやり方の全てを解説

今回は釣り初心者の方におすすめのエサ釣り、ちょい投げ釣りについてです。必要な道具から釣り方まで、必要な情報をまとめて紹介しています。楽しめる期間が長く、美味しい魚が狙える釣りです。初めての釣りをお探しの方は、ぜひちょい投げ釣りをチェックしてみてください。

※2024年7月11日更新

 

 

 

 

 

ちょい投げ釣りを始めよう

持ち物から釣り方までをまとめて解説

今回は、初めての釣りをお探しの方におすすめのちょい投げ釣り講座です。シンプルな道具と仕掛けで遊べて、釣れる魚は美味しく食べられるものばかり、難易度もそれほど高くないと、入門向けの要素がバッチリ揃ったビギナーフレンドリーな釣りです。

釣りを全くしたことが無いという方には特におすすめの釣りなので、どんな釣り方から始めればいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。タックル、仕掛けとも初心者向けの製品が多く、手ごろな予算から始められます。

 

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ちょい投げ釣りは初心者におすすめ

初めての釣りにおすすめ

投げ釣りは、キスやカレイを狙うエサ釣りの一つです。「投げ釣り」というジャンルの釣りもありますが、今回ご紹介する「ちょい投げ」は投げ釣りよりもオモリが軽く、使うタックルがライトな構成です。飛距離よりも投げやすさを重視した道具構成で、釣り初心者の方でも気軽に遊べる釣りとして、幅広いレベルの釣り人がこの釣りを楽しんでいます。

釣りが楽しめる場所もライトで、港や堤防、砂浜といった、足場がよくアクセスも手軽な場所から楽しめます。動かし方に難しい操作は必要なく、釣り初日から何か釣りたいという方にはピッタリの内容です。

 

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最も簡単かつ釣りの「基本」を学べる釣り

ちょい投げ釣りは釣りの基本動作である「投げる」そして、リールを「巻く」この2つを効率よく学んで、ステップアップを目指せる釣りでもあります。

特に釣りを始めるお子様にはピッタリの釣り方と言えます。なぜなら釣り道具を初めて手にしたお子様は必ずと言っていいほどリールを巻きたがります。アタリをジッと待つ釣り方では我慢できないでしょう。自分で投げて自分で巻くが出来るようになれば、もう立派な釣り人ですね。

はじめは短く柔らかい竿から、ある程度飛べばOKというところから始めて、道具の扱いに慣れてきたら、どうやったら真っすぐ遠くへ飛ぶのか、というところまでステップアップできるこの釣りは、釣りのジャンルを超えて、ルアー釣りにも役立つ基礎的な動作が満載です。

「巻く」に関しても、ただリールを巻くのではなく、どの程度のスピードで巻くとオモリが底を引きずるのか、仕掛けが浮き上がるのか、感覚的に身につけたいポイントもしっかり体得できます。もちろん「投げ釣り」へのステップアップも目指せますが、遊びながらすべての釣りに共通する道具の扱い、コツ的なものを習得できるのが、ちょい投げ釣りおすすめのポイントです。

 

 

サビキ釣りとの違い

ちょい投げ釣りと同様に、初心者向けの釣りとして人気の高い「サビキ釣り」との違いについても、簡単にご紹介しておきます。

ちょい投げ釣りはオモリの重さで飛距離を出して、オモリが常に底についた状態で魚のアタリを待ちますが、サビキ釣りはやや仕掛けを浮かせた状態で、足元から少し投げた程度のところまでを狙うというのが釣り方の大きな違いになります。サビキ釣りで狙う魚がアジやサバなど、泳ぎ回る魚なのに対して、ちょい投げ釣りで釣れる魚はお腹を海底に付けているような魚がメインになる、というのが違いの理由です。

磯竿3号など、少し硬めの竿を選んでタックルを揃えれば、ちょい投げとサビキ釣り両方を楽しめます。同じタックルで仕掛け部分を変えればOKです。どちらかを重視したい場合や、オモリの重さと竿のバランス感を悩む場合は、ぜひ店頭でスタッフにお尋ねください。

 

 

ちょい投げ釣りはこんな釣り

初心者でも遊びやすいエサ釣り

釣りの基礎を学べる

サビキ釣りとの違いは釣れる魚と使う仕掛け

 

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ちょい投げ釣りが楽しめる場所

港・堤防・防波堤からはじめよう

ちょい投げ釣りが楽しめる場所は、港・堤防・砂浜といった身近な釣り場がメインです。足場がいい場所が多いので、アウトドア経験が少ない方や、子供連れでゆっくり楽しみたい方にもおすすめできます。

どのエリアにも釣りに適した場所と適していない場所があり、よく釣れているタイミングがあるので、できるだけ釣れる可能性が高い場所を選びたいという方は、釣具のポイント釣り場情報でちょい投げ釣りの釣果情報をチェックしてから、お出かけになってみてください。

 

 

砂浜の釣りもおすすめ

ちょい投げ釣りで釣れる魚は砂地を好む魚が多く、砂浜でもちょい投げ釣りを楽しめます。港や堤防の釣りと違い、波を遮るものがないのでオモリは少し重いものを使う必要がありますが、混雑を避けて楽しみたいという方にはこちらもおすすめです。

少し砂利が入っている砂浜や、河口が流れ込んでいる砂浜はよく釣れる場所であるケースが多いです。こちらも釣果情報をチェックしたり、店舗スタッフに相談しながら釣り場を選んでみてください。

 

 

ちょい投げ釣りが楽しめる場所まとめ

港・堤防・防波堤が遊びやすい

砂浜でもちょい投げ釣りが遊べる

釣果情報のチェックや釣具店でよく釣れる場所を探そう

 

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ちょい投げ釣りで釣れる魚

シーズンごとの釣れる魚を4つに分けてご紹介

ちょい投げで釣れる魚を4シーズンに分けてご紹介します。魚の口の大きさに合わせて、仕掛けはシーズンに合ったものを選ぶ必要がありますが、タックルは年間を通して同じもので楽しむことも可能です。もっと遠くへ、もっと重いオモリを使いたいとなったら、本格的な投げ釣り用のタックルへステップアップするのがおすすめですが、まずはどんな場所でどんな魚が釣れるのか、いろいろな場所へ出かけて釣りを楽しんでみましょう。

ちょい投げのメインターゲットであるキスとカレイは、釣る時に使う仕掛け構成に若干違いがあります。仕掛けを準備するときは、シーズンに合ったものを用意しましょう。

 

 

①春に釣れる魚

投げ釣りで春に釣れる代表的な魚は、泥底を好むカレイです。仕掛けはカレイ向けに少し太めの糸、大きな針が付いたものが必要になりますが、タックルは特別大きなものを狙う場合を除けば、通年使えるちょい投げタックルで十分楽しめます。

カレイ釣りはどちらかというとじっくり待つ釣りです。堤防でゆっくりとした時間を過ごしたい方は、ぜひお出かけになってみてください。

 

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②夏に釣れる魚

春の終わり頃からは、投げ釣りの大人気ターゲットであるキスが釣れるようになります。キスは砂地を好む魚で、砂浜や砂浜に面した港、堤防から狙えます。カレイに比べると魚体が小さく、仕掛けはキス専用のものを使いますが、こちらもタックルはちょい投げ用のものでOKです。

キス釣りは、カレイ釣りよりもアクティブに群れを探す釣り方が効果的です。釣り方の項目でご紹介する動かし方を使って、短時間で効率よく数を伸ばしましょう。

メインシーズンになると波打ち際でも釣れるようになりますので、お子様が自分で投げて自分で巻いて自分で釣る!を実現できるチャンスの到来です。是非、家族みんなで釣りに出かけてみましょう。

 

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③秋に釣れる魚

秋は夏から続くキスがまだ釣れるシーズンで、カレイやハゼ釣りのシーズンも開幕を迎える投げ釣りシーズンです。混ざって釣れることもありますが、砂地なのか泥底なのか、釣り場に合わせた仕掛けと釣り方で、狙った魚をしっかり釣っていくのがポイントになります。

 

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④冬に釣れる魚

冬はキスが深場に移動して、カレイやイシモチがメインターゲットになる季節です。2月を過ぎて水温が強烈に低下すると、魚もあまり動かなくなり釣れる数が減りますが、1月や3月であれば、十分にちょい投げを楽しめます。

この時期は釣れる魚のサイズが大きいので、仕掛けはカレイ用のものを中心に太い糸が結んであるものを選びましょう。

 

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ちょい投げ釣りで釣れる魚まとめ

春はカレイ狙いがおすすめ

夏はキス釣りシーズン

秋はキスとカレイ、ハゼが狙える

冬はカレイとイシモチがメインターゲットに

 

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ちょい投げ釣りの持ち物を5つに分けてご紹介

必要な道具を揃えよう

ちょい投げ用のタックルと仕掛け、当日の持ち物をまとめてご紹介します。一度必要な道具を揃えてしまえば、エサと仕掛けの補充だけですぐに釣りに行けるので、初回の釣りに向けて必要な持ち物をしっかり準備しておきましょう。

投げ釣り向けの本格的なものではなく、手ごろな価格の入門向けセットでも楽しく遊べます。

 

 

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1.ちょい投げ釣りの道具:竿

初めての1本は投げ竿から選ぼう

まずはちょい投げタックルの竿についてです。竿の種類は「投げ竿」で、初心者の方には投げ竿の中からやや短め、柔らかめと扱いやすいものを選ぶ方法がおすすめです。長さは3m程度、オモリ負荷が10号(約38g)~15号(約56g)程度までのものを探してみましょう。リールとセットになった投げ釣り入門セットの竿は、この程度のスペックであることが多いです。

 

 

エギングロッドやシーバスロッドでもOK

先ほどご紹介した竿のスペックは、砂浜の釣りや流れが速い場所での釣りまで対応できる内容で、港内や堤防といった流れがさえぎられている場所の釣りに限定すれば、エギングロッドやシーバスロッド、ライトショアジギングロッドでもちょい投げが遊べます。

エギングロッドやシーバスロッドは、オモリ負荷が20g(5号オモリ)~30g(8号オモリ)程度であるケースがあるので、仕掛けを選ぶ前に対応スペックをしっかり確認しておきましょう。流れが弱い港内の釣りであれば、この程度のオモリでも仕掛けが流れて転がってしまうトラブルは起きにくいです。

 

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ちょい投げ釣りの道具:竿まとめ

初めての1本は投げ竿から選ぼう

長さ3m程度、オモリ負荷が10号(約38g)~15号(約56g)程度のスペックがおすすめ

軽いオモリを使えばルアーロッドでも楽しめる

 

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2.ちょい投げ釣りの道具:リール

3000番クラスのスピニングリールを選ぼう

リールはナイロンの3号程度が100m以上巻いてあるもの、サイズは3000番がおすすめです。こちらも入門向け投げ釣りセットを選ぶと、リールサイズ、糸ともちょい投げにピッタリのものが手に入ります。

釣り入門向けのリールは糸付きですが、本格的なグレードのリールは糸ナシで展開されているので、別途購入する場合は、購入時に糸を用意する必要があるかどうか確認しておきましょう。ちょい投げ釣りであれば、糸付きグレードのリールで十分に楽しめます。

 

 

PEラインが巻いてあるルアー用のリールでもOK

ルアーロッドと合わせて、0.8号や1号のPEラインが巻いてあるリールをちょい投げに使う場合は、3号(12lb)~4号(16lb)程度のリーダーを結んでおけばOKです。ナイロンラインと違いPEラインには伸びが無いので、キャスト時の負荷が大きい重めのオモリは避けて、10号(38g)程度までのオモリと組み合わせるのがおすすめです。

 

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ちょい投げ釣りの道具:リールまとめ

ナイロン3号が100m程度巻いてある3000番のリールを選ぼう

糸ナシリールの場合はナイロン3号も合わせて準備

PE0.8号~1号が巻いてあるリールにはリーダー3号(12lb)~4号(16lb)に10号までのオモリを組み合わせよう

 

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3.ちょい投げ釣りの道具:仕掛け

暖かい時期はキス釣り仕掛けがおすすめ

仕掛けはオモリと仕掛け部分がセットになった、「ちょい投げセット仕掛け」を選ぶのがおすすめです。糸と針を結ぶ必要はなく、1パッケージで必要なパーツが全てセットで手に入ります。

仕掛けは対象魚に合わせて選ぶのがおすすめで、暖かい時期であればキス向けのハリが付いたものが使いやすいです。キス針の8号前後、ハリス1.5~2号、幹糸3号のものを選びましょう。

オモリは竿のオモリ負荷の範囲内で、港内を釣るなら5号~10号程度、堤防の外側や砂浜で釣る時は10号~15号程度を選ぶのがおすすめです。流れが速い場所で軽いオモリを使うと、転がって仕掛けが絡まるので、釣り場の情報を確認しながら仕掛けを選ぶとスムーズです。釣り場に合ったオモリの重さが分からない場合は、店頭でスタッフにお問い合わせください。

 

 

寒い時期はカレイ釣り仕掛けがおすすめ

寒い時期の対象魚はカレイがメインになるので、仕掛けもカレイ向けのものを用意してみましょう。キス向けの仕掛けよりも針が大きく、カレイが好む大きなエサと相性がいい構成です。

オモリ部分はキス釣りの時に使ったものをそのまま流用できるので、オモリ付きのセットではなく、仕掛け部分のみの製品を買って組み合わせてみてください。カレイ釣りは、仕掛けを海中で安定させて釣るのが釣り方のコツです。港内であれば10号程度、堤防外側を狙う時は15号程度と、キス釣りの時よりも少し重めのオモリを組み合わせて、釣果アップを目指しましょう。

 

 

道糸と仕掛けの結び方

セット仕掛けとタックルの接続方法についてもご紹介しておきます。まずはリールに巻いてある糸(道糸)を竿のガイドに通しておきましょう。道糸を天秤上部の輪に通し、動画内で紹介されている「クリンチノット」、もしくは「ユニノット」で接続します。あとは天秤下部の輪に仕掛けを接続して完成です。セット仕掛けや完成仕掛けには、仕掛けの先端にスナップ(金属製の接続パーツ)が付いているので、こちらは糸を結ばなくてもセットできます。

パッケージから出したばかりの仕掛けは糸にクセが付いているので、軽く引っ張って、クセを取ってから使うというのも釣り方のコツです。数回軽く引っ張るだけで真っすぐになります。ぜひ初回の釣りから試してみてください。

 

 

背ちょい投げ釣りの道具:仕掛けまとめ

オモリ付きのセット仕掛けで始めると簡単

暖かい時期はキス、寒い時期はカレイ向けの仕掛けを選ぼう

オモリの重さは港内なら5号から10号程度、砂浜や堤防外向きには10号から15号程度がおすすめ

 

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4.ちょい投げ釣りの道具:エサ

キス釣りには石ゴカイ(ジャリメ)を使おう

次はちょい投げ釣りの餌についてです。まずは暖かい時期のキス釣り向けに、石ゴカイ(ジャリメ)をご紹介します。関西では石ゴカイ、関東ではジャリメと呼ばれることが多いこのエサは、定番のアオイソメよりも少し細くて短いのが特徴です。キスの小さな口にジャストサイズで、価格や流通の面でも安定感があります。

エサの用意はできれば当日の朝とするのが望ましいですが、前日の夜に準備する場合は、冷蔵庫など温度が低い場所で保管するようにしてください。その場合、濡れた新聞紙でエサが入ったパックを包み、ビニール袋に入れて乾燥を防ぎます。

4~5時間程度の釣行で一人1パック、500円分を目安に準備するのがおすすめです。一つの針に対して一匹を針に沿って刺すようにセットしましょう。

 

 

カレイ・イシモチ釣りにはアオイソメがおすすめ

寒い時期のカレイ、イシモチ釣りには、ボリュームがあってよく動くアオイソメがおすすめです。どちらの魚も大きくよく動くエサを好むので、一つの針に対して2匹、3匹と刺してアピール力を高めましょう。

一つの針に対して付ける数が多いので、量は石ゴカイの時よりも少し多めに用意しておくのがおすすめです。4〜5時間の釣行で800円程度を目安にエサを準備しておきましょう。

 

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虫が苦手な方は疑似餌もチェック

生きたエサが苦手な方には、柔らかい素材でできたちょい投げ向けの疑似餌がおすすめです。自発的な動きが無く、においも人間が不快に感じない程度に仕上げられているので、釣果は生エサに分がありますが、魚の食い気が経っていれば、十分な数のアタリを楽しめます。

疑似餌を使う時のコツは動きを釣り人側で演出してあげることで、やり方はゆっくり巻いたり止めたりする程度でOKです。今回ご紹介している魚種の中では、じっくり釣るカレイ釣りよりも、動きに反応するキス釣りに適しています。対象魚もイメージしながら、疑似餌の投入を検討してみましょう。

一回ですべて使い切らなくてもいい手軽さや、エサ取りに強いといった長所もある選択肢です。

 

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ちょい投げ釣りの道具:エサまとめ

キス釣りには石ゴカイ(ジャリメ)

カレイ・イシモチ釣りにはアオイソメ

虫が苦手な方には疑似餌がおすすめ

 

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5.ちょい投げ釣りの道具:便利道具

あると便利な持ち物もチェックしておこう

仕掛けやタックル以外の持ち物も確認しておきましょう。魚を釣った後や、仕掛けの結び直しが必要になった時にあると便利なグッズを一覧でご紹介します。これから釣りを始める方は、入門向けに釣り関連グッズが一式セットになった製品で揃えると簡単です。

 

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①あると便利な持ち物:フィッシュグリップ(魚つかみ)

トゲや毒がある魚(オコゼ・ゴンズイなど)を釣った時に、安全に魚をつかむための道具です。狙っている魚が釣れた時も、フィッシュグリップを使えば手が汚れず、竿やリールにも汚れが付きにくくなります。

 

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②あると便利な持ち物:ハサミ

絡んだ糸を切ったり、仕掛けを結び直したりする時はハサミが必要になります。コンパクトでサビにくい、釣り向けのハサミがあると非常に快適です。先ほどご紹介した危険な魚が釣れた時や、針を飲まれてうまく外せない時、針上の糸を切るためにも必要になります。

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③あると便利な持ち物:エサ箱と石粉

生きエサは使う分を海水を含ませたエサ箱に入れて、残りはクーラーボックスに入れておくというのが長持ちさせるコツです。絶対に必要になるというタイプの持ち物ではありませんが、長時間釣りをする方はぜひ検討してみてください。

石粉は粒子が非常に小さい石の粉で、ぬめりのあるイソメの滑り止めになるアイテムです。エサ付けに慣れないうちは石粉は重宝します。是非お試しください。

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④あると便利な持ち物:水くみバケツ

手を洗うための海水を汲むのに使います。エサや釣った魚のウロコなど、釣っていた場所が汚れてしまった時は、この水くみバケツを使ってきれいに流しておきましょう。ゴミだけでなく汚れを残さないのも、公共の場で釣りを楽しむ時のマナーです。

透明な水くみバケツも市販されています。釣った魚を観賞用としてバケツに入れるとお子様は大喜び間違いなしなので、揃えておくとより楽しめるでしょう。

 

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⑤あると便利な持ち物:小型のクーラーボックス

釣った魚を美味しく持ち帰るだけでなく、エサの保管や食べ物・飲み物の温度維持にも使えます。特に夏場の釣りは魚、エサとも傷みやすいので、長時間釣りをする場合はぜひ用意してお出かけになってください。

保冷力の高いものから価格を抑えた入門向けまで、さまざまなグレードから選べます。商品によってはちょっとしたイスとしても使えて便利です。

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⑥あると便利な持ち物:汚れてもいいタオル

エサや釣った魚で汚れた手を拭くのに使います。釣り向けのものでなくても構わないので、汚れたりにおいがついても構わないものを1つ用意しておきましょう。手拭きだけでなく色々な場面で役立ちます。

 

⑦あると便利な持ち物:ごみ袋

エサや仕掛けのパッケージ、切った糸などを持ち帰るゴミ袋も必要です。釣りをしていた場所を汚さないように、気持ちよく釣りを楽しむために、必ず用意しておきましょう。あると便利というよりも、必ず持参してもらいたい品ですね。

 

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ちょい投げ釣りの釣り方

ちょい投げの釣り方を3つに分けてご紹介

最後はちょい投げ釣りの釣り方についてです。仕掛けを投げるという動作にはある程度慣れが必要になりますが、他の部分は簡単なのがちょい投げ釣りのいいところ。初めて釣りをする日でも、30分ほど練習すればスムーズに遊べるようになります。ちょい投げ釣り当日に向けて、基本的な釣りの流れを予習しておきましょう。

 

 

①ちょい投げの釣り方:釣りをする時間は朝と夕方がおすすめ

魚達は潮の流れの変化や、日の出日没をきっかけに捕食活動を行います。カレイは夜釣りも有効なターゲットですが、まずは朝と夕方どちらかの時間帯を選んで釣りに出かけてみましょう。キス釣りは日の出直後ではなく、太陽が出てハッキリ朝になった時間帯が特におすすめです。

 

 

②ちょい投げの釣り方:基本的な釣りの流れ

基本的なちょい投げ釣りのやり方は、

・エサをつける

・仕掛けを投げる

・ある程度待って、アタリが無ければゆっくり巻く、止める

この繰り返しになります。

入れっぱなしにしておくとエサが劣化したり、取られて無くなったりしているので、10分程度を目安に仕掛けを回収して、フレッシュなエサに付け替えるやり方がおすすめです。魚のアタリは竿先が揺れたり、グッと引き込まれるような形で現れます。急いでアワセを入れる必要はないので、少し待って、連続してアタリが目に見えたら、回収に移りましょう。回収するときは軽く竿を立ててから早めに巻くと、仕掛けが浮き上がって根掛かりを回避できます。

 

 

③ちょい投げの釣り方:効率よく釣るためのコツ

基本の釣り方に慣れてきたら、効率よく釣るためのコツを実践してみましょう。初心者の方でも簡単にできるものを3つご紹介します。

 

①効率よく釣るためのコツ:地形変化を探す

海底は起伏に富んでいて、魚は地形が変化しているところに身を寄せているケースが多いです。船の通り道や港の出入り口付近は深いケースが多く、周辺を探るように投げられると、効率よく魚の群れを探せます。

また、オモリが底に接触したままズルズルと手前に寄ってくるようにゆっくり巻いた時、重くなった時は上るような傾斜に差し掛かっていて、軽くなる時は下るような地形である場合が多いです。手元に伝わる感触もずるずるとしていれば砂、ゴンゴンしていたら岩場、という風に判断できます。キスやカレイは岩の上ではなく横にいる魚なので、ゴンゴンと感じた時は仕掛けを移動させて、アタリを待ちましょう。根掛かりしにくい場所を見つけたい時にも役立ちます。

 

②効率よく釣るためのコツ:キス釣り用の動かし方

キスは動くものに興味を示す習性があるので、根掛かりしにくい砂地を釣る時は、ゆっくり巻き続ける釣り方が非常に有効です。仕掛けが浮き上がらないように、できるだけゆっくりリールのハンドルを回す動かし方で、キスのアタリを探してみましょう。疑似餌を使う時もこの動かし方と同じ要領で、ゆっくり巻く、止めるを繰り返す動かし方でOKです。

キスは群れで行動する魚でもあります。アタリが合った場所はキスが群れている可能性が高いので、少し止めて2匹掛るのを待ったり、次のキャストで同じコースを通るように調整するのも、釣果アップのポイントです。

 

③効率よく釣るためのコツ:カレイ狙いはじっくり

カレイはキスよりもじっくり釣るのがコツで、動かしている時間よりも止めている時間を長くする釣り方がおすすめです。①でご紹介した地形変化の探し方を使って、なにか違いのある場所で仕掛けを止めてアタリを待ちましょう。焦らずゆっくり釣るのがポイントです。

 

 

ちょい投げ釣りの釣り方まとめ

時間は朝か夕方を選ぼう

エサを付けて投げたらゆっくり巻いてしばらく止めるの繰り返し

回収時は竿を立てて速めに巻くと根掛かりしにくい

 

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ちょい投げ釣りに出かけよう

やり方が簡単な釣りから始めよう

ちょい投げは釣りの中でもやり方が簡単で、釣果も安定しやすい釣りです。メインターゲット以外の魚がかかることも多いので、釣りが初めての方でも飽きずに釣りの時間を楽しめます。釣り場の情報をチェックして、気軽にちょい投げ釣りに出かけてみましょう。

 

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イカメタルはどう始める?仕掛けに合わせたタックル選びと必要道具をご紹介!

今回はイカメタルのタックルと仕掛けについてです。仕掛けがシンプルでゲーム性が高く、美味しいイカが数釣れるこの釣りは、近年人気が急上昇中。初心者の方でも始めやすい船釣りです。ゲーム性の高い釣りをお探しの方は要チェック!道具を揃えてイカメタルに挑戦してみましょう。

※2024年6月17日更新

 

 

 

 

 

イカメタルの入門情報をまとめて解説

ロッドとリール、仕掛けをまとめてご紹介

今回はイカメタル入門向けのタックルと、仕掛けの解説です。スタートに向けてどんな道具を準備する必要があるのかをひとつずつご紹介します。

ロッド、リールとも専門性の高いものを選ぶメリットが大きい釣りなので、これから一式揃える方はぜひ参考にしてみてください。船釣り初心者の方でも手軽に遊べる釣りです。

 

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イカメタルはこんな釣り

ツツイカ系をメインに狙う船のルアーゲーム

イカメタルは、ヤリイカ・ケンサキイカやスルメイカをメインに狙う船のルアーゲームです。釣れるイカの種類は時期や地域によってさまざまで、ツツイカ系だけでなく、アオリイカが混ざることもあります。

 

日中の釣りと夕夜の釣り

船から海面を照らし、イカを浮き上がらせる夜釣りが有名ですが、こちらも地域によってさまざまなスタイルがあり、日中底付近を釣ったり、夕方から夜に暗くなってから明かりをつけたり、船に乗る時間はいろいろなタイミングを選べます。

釣る水深によって必要な仕掛けの重さは異なるものの、使用するタックルは時期や昼夜を問わず、同じもので多くの状況をカバーできます。流れが速いエリアは平均的な仕掛けよりも少し重いものを重視することになるので、事前に地域の情報を集めておきましょう。

 

 

遊漁船を予約しよう

イカメタルはお客さんを乗せて釣りに向かう「遊漁船」で楽しむ釣りです。遊漁船はほとんどの港にあり、狙うターゲットを決めて乗客を募集しています。まずはイカメタルで釣り人を募集している、地域の遊漁船を見つけるところからスタートしましょう。

 

遊漁船の見つけ方

遊漁船の情報は遊漁船予約サイト、遊漁船のホームページなどから確認できます。地域名とイカメタル、遊漁船と検索して、お近くの船宿情報を探してみてください。料金は12,000円前後が一般的で、道具のレンタルを行っている船宿もあります。

ブログをチェックする時や電話での問い合わせ時に、船宿推奨のタックルや仕掛け情報を合わせて確認しておくのが、スムーズに道具を揃えるコツです。初めての利用であることを伝えて、船長のおすすめを教えてもらいましょう。

 

 

イカメタルはこんな釣りまとめ

ツツイカ系を狙う船のルアーゲーム

昼の釣りと夕方、夜の釣りがある

遊漁船の予約が必要

 

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イカメタルタックルを3つに分けてご紹介

基本となるタックルの情報をチェックしよう

イカメタルタックルをロッド、リール、ラインの3つに分けて、特徴や選び方のコツを解説します。流用タックルでも遊べる釣りですが、専用タックルが非常に快適なので、釣り初心者の方も専用製品一式でスタートするのがおすすめです。しっかり準備して、当日の釣りを満喫しましょう。

 

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1.イカメタルタックル:ロッド

イカメタル専用ロッドの特徴について

まずは、イカメタル専用ロッドの特徴からご紹介します。ロッドはイカメタルタックルの中でも特に重要度の高い部分で、魚のようにハッキリと引き込まないイカのアタリを表現する、柔らかく専門性の高いティップを持っているのが、専用ロッド最大の魅力です。

長さやパワー、ティップタイプといくつか選択肢があるので、それぞれの長所をチェックして、ロッド選びの参考にしてみてください。人気の高い釣りなので、手ごろな価格のものからハイエンドなロッドまで、各グレードから自分に合うロッドを選べます。

 

イカメタル専用ロッドの長さ

長さは狭い船上での釣りでも扱いやすい、6フィートから7フィートがイカメタルロッドの基本の長さです。6フィートのロッドは、仕掛けの操作やアタリへの反応といった部分に優れており、アタリの違和感が手に伝わる頻度も高いです。これから始める初心者の方には、この長さのロッドをおすすめします。

やや長めの7フィートクラスは、船の揺れを吸収しながら仕掛けを安定させたり、長いストロークでアクションを見せたいシチュエーションで活躍します。全長が長い仕掛けの扱いが楽なので、後述するオモリグとの相性も良好です。7フィートクラスのロッドは、アクション変化のための2本目やオモリグへの適正を目的に検討してみてください。

 

イカメタル専用ロッドのパワー

イカメタルのロッドには、他のルアーロッドと同様にいくつかのパワークラスが用意されています。対応できるオモリの重さが選ぶときのポイントで、浅場や流れが緩やかなポイントで釣るなら、軽い仕掛けへの適性が高いL(ライト)、重いオモリが必要な場合はMH(ミディアムハード)と使い分けます。

 

モデルの選び方について

遊漁船予約時に使用する重さの範囲を聞いておくのが一番確実ですが、1本でできるだけ多くのシチュエーションに対応したい場合は、中間的なML(ミディアムライト)やM(ミディアム)を選択する方法もあります。

対応できるオモリの重さがMAX20号(75g)程度のものが標準的で、日中や深場向けはMAX30号(110g)とイメージしておきましょう。

 

イカメタル専用ロッドのティップタイプ

ティップは穂先のことで、イカメタル向けのロッドは視認性を高めるために白や蛍光色で塗装されていることが多いです。ティップの構造には複数の種類があり、それぞれに長所があります。基本的なものから始めたい方はソリッドティップ、使う仕掛けが重いと分かっている場合は、チューブラーロッドを検討してみましょう。

 

ティップタイプ 長所 おすすめのシチュエーション
ソリッド イカメタルの基本、しなやかでアタリが見やすく扱いやすい スタンダード、目で見る感度を重視
メタル(チタン)ティップ 高価だが柔軟でアタリを確認しやすい スタンダード、予算に余裕がある場合
チューブラー 中空の穂先で張りがあり、重い仕掛けもパワフルに操作できる 深場や流れの速いエリア、手元の感度を重視

 

 

専用ロッドと汎用ロッドの違いについて

イカメタルはティップランロッドやタイラバロッドなど、他のロッドを流用したり、いくつかの釣りを同時に楽しめる汎用性を重視したロッドでも楽しめる釣りです。オモリの重さが対応できる範囲であれば、釣り自体は他ジャンルのロッドでも遊べますが、ターゲットにイカと魚という大きな違いがあり、釣果については専用ロッドに優位性があります。

 

ティップの硬さ

特に気になるのがティップの硬さで、汎用系のロッドではアタリを認識しにくかったり、ノリが悪くバレやすいというケースが増えます。小さなアタリをアワセて、数やサイズを目指すというのがイカメタルの醍醐味でもあるので、イカメタル初挑戦の方もぜひ専用ロッドを検討してみてください。

お金を払って釣る遊漁船の釣りは、しっかり準備して釣りの時間を自分が納得できる形で満喫するというのが、楽しみ方のコツです。専用ロッドとさまざまな状況に対応できる仕掛けの準備で、イカをたくさん釣りましょう。

 

 

イカメタルタックル:ロッドまとめ

6フィート前後、ML(ミディアムライト)~M(ミディアム)がスタンダード

最初の一本はソリッドティップがおすすめ

専用ロッドで釣果アップ

 

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2.イカメタルタックル:リール

初心者でも釣りやすいベイトリール

次はイカメタルタックルのリールについてです。まずは初心者の方におすすめのベイトリールからご紹介します。ベイトリールを選択するメリットは着底の分かりやすさ、仕掛け落下中のアタリを認識しやすい、この2点に加えて、水深表示カウンター付きを選択できるというのが最大の特徴です。

 

カウンター付きベイトリールがおすすめ

このカウンター機能は、ラインをどの程度放出したかをリール上に表示してくれる機能で、徐々に浮き上がってくるイカの群れに仕掛けの水深を合わせたい夜のイカメタルでは大きなアドバンテージになります。

使い方はシンプルで非常に簡単なので、釣り具に慣れていない方もぜひカウンター付きベイトリールの導入を検討してみてください。サイズはPE0.5号前後が200m程度巻ける番手が必要です。シマノ、ダイワともに100から150番で検討してみましょう。

ギヤ比は1回転あたりの巻き取り量が多いハイギアは、仕掛けの回収が速く、手返しが早いです。巻き取り力の強いパワーギアは、30号以上の重たいスッテの巻き上げや大型とのやりとり、深場からの回収など高い負荷かかるときにも回転が軽く巻き上げることが出来ます。

 

 

 

投げて探れるスピニングリール

カウンター付きを選べないスピニングリールですが、ドラグ性能はベイトリールよりも優れており、軽く投げて探る使い方ができるメリットがあります。特にドラグ性能はイカの身切れを防ぐ意味でも非常に魅力的で、身の柔らかいケンサキイカを狙う時は非常に役立ちます。

 

スピニングリールの選び方

カウンターが無いので、仕掛け位置をイメージするためにはマーカー付きのPEラインが必要になりますが、釣りに慣れている方であれば、しっかり仕掛け位置をイカのいる水深に合わせて釣りができます。

サイズは3000番前後が糸巻き量とパワーのバランスを取りやすいです。ギア比はスピニングリールもベイトリールと同じく、ゆっくり巻きやすいノーマルと手早く回収できるハイギアのイメージで検討してみましょう。スピニングは浅場の釣りで活躍しやすいので、迷う場合はノーマルギアがおすすめです。

ベイトリール向けロッドとスピニングリール向けロッドでは構造が異なるので、どちらのリールを選ぶかよく検討してから、ロッドの検討に移りましょう。

 

リールタイプ 選択のポイント 初心者おすすめ度
ベイトリール 扱いやすく、カウンター付きを選択できる
スピニングリール 仕掛けを投げる使い方に対応、ドラグ性能に優れる、仕掛け回収が速い

 

 

イカメタルタックル:リールまとめ

カウンター付きのベイトリールが特におすすめ

キャストができてドラグ性能に優れるスピニングリール

サイズはPE0.5号前後が200m程度巻けるものを選ぼう

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3.イカメタルタックル:ライン

メインラインはPEの0.5号前後

メインラインは伸びが少なく強度の高いPEラインを使用します。使用するラインは0.4号~0.6号と非常に細く、水中で受ける抵抗の少ないこのラインの細さが、軽い仕掛けの落下速度を速めるとともに、流れの中でも仕掛けを安定させてくれます。細いラインを使うことに大きなメリットがある釣りなので、釣り初心者の方も0.6号以下で号数を検討してみてください。

カウンター付きのベイトリールを選んだ場合は単色のラインでも釣りができますが、スピニングリールやカウンター無しのベイトリールから始める場合は、10mごとの色分けと1mごとのマーカーが入ったラインを選びましょう。イカ釣りは仕掛けの深さを細かく調整するのが、釣果に繋がる最大のコツです。

 

 

リーダーはフロロカーボン3号程度

PEラインは、傷に弱く滑って結びがほどけやすいという弱点があります。伸びが無いことから急激なショックにも弱いので、弱点を補えるリーダーラインを接続して使用しましょう。リーダーラインの種類は、傷に強く、やや伸びのあるフロロカーボンラインを使用します。号数は3号(12lb)とすると、メインラインと強度のバランスを取りやすいです。

イカメタルではリーダーが仕掛け部分を兼ねるので、長さはトータルで3m程度に収まるように調整するのがおすすめです。市販の交換用リーダー(仕掛け部分)を使用する場合は1m程度、スナップを介してスッテやエギを結ぶときは、3m程度から始めてみてください。

 

 

メインラインとリーダーラインの結び方

メインラインとリーダーラインの結び方は、FGノットやPRノットを使用します。今回は陸っぱりのイカ釣りでも人気の高い、FGノットをチェックしてみましょう。複雑に見える手順をスムーズに覚えるコツは、前半の編み込みパートと、後半のハーフヒッチパートに分けて覚えることです。

 

前半パートと後半パートのコツ

前半編み込みパートのコツは、PEラインをしっかりと張ることで、テンションさえキープできれば、初心者の方でもきれいに編み込みを作れます。

後半パートのやり方のコツは、編み込みや結び目を結びが追い越さないように、結びを小さくしてから、スライドするようにして位置を調整することです。このやり方は糸の結び全般で活躍するので、釣り初心者の方はぜひ習得してください。

この2つのコツを意識しながら、動画内で紹介されている手順を練習してみてください。船上で結び直しが必要になるケースがあるので、出かける前に何度か練習しておくのがおすすめです。

 

 

イカメタルタックル:ラインまとめ

メインラインはPE0.4号~0.6号200m程度

細いメインラインが釣果アップのポイント

リーダーラインはフロロカーボンの3号(12lb)

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イカメタルの仕掛けについて

イカメタル仕掛けをチェック

イカメタルの仕掛けはスタンダードなものと、オモリグと呼ばれる中間シンカーを使った仕掛けの2種類があります。まずはスタンダード仕掛けからチェックしてみましょう。

基本となる仕掛けは、リーダーラインの先端にスナップをつけて、重さのある疑似餌「鉛スッテ」を接続するだけで完成です。この構成は「ひとつスッテ」と呼ばれていますが、現在では「鉛スッテ」の上60cm程度の位置に「ウキスッテ」や「エギ」といった疑似餌をプラスした仕掛けが一般的です。

 

まずはこの仕掛けから挑戦

仕掛けの一番下にオモリの役割を果たす疑似餌が付いているので、仕掛け位置をイメージしやすく、タナの調整も簡単です。疑似餌の数が増えても操作が難しくなるということは無く、自然に誘ってくれるパーツが増えるので、初心者の方にも「鉛スッテ」の上60cm程度の位置に「ウキスッテ」や「エギ」といった疑似餌をプラスした仕掛けがおすすめです。

簡単なやり方で2匹同時に釣れる仕掛けや、イカメタルの基本となる部分からしっかり覚えていきたいという方は、こちらのタイプの仕掛けから始めてみましょう。

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イカメタル仕掛けに適したタックル構成

基本となる仕掛けなので、専用ロッドはこの仕掛けに合うように作られているものがほとんどです。タックルの項目でご紹介した6フィートクラスのロッドと、PE0.5号前後を巻いたカウンター付きの両軸リールでスタートしましょう。

小さく動かしてもしっかり誘える仕掛けなので、ロッドは扱いやすいショートタイプがおすすめです。オモリの役割を果たす「鉛スッテ」の重さは10号~30号程度までを使い分けます。

どの重さがメインになるかは、時期や船が回るポイントによってさまざまです。予約時に必要な重さを確認して、使用範囲がマッチするパワーのモデルを選択してください。

 

イカメタル仕掛け向けタックル例 スペック
ロッド 6フィートクラスのイカメタル専用ロッド
リール カウンター付きベイトリール
ライン PE0.5号前後200m

 

 

オモリグ仕掛けをチェック

先ほどご紹介したイカメタル仕掛けよりも、流れのあるポイントや深い釣り場に強い仕掛けです。この仕掛けは疑似餌のアクションがスローで、警戒心の強い大型のイカを狙うスタイルに適しています。

 

オモリグの仕掛け構成

オモリグの作り方は、まずリーダーを三つ又サルカンに接続して、中間に6号から40号程度までのオモリをセットします。1mほどさらにリーダーを結んで、先端に1.5号から2.5号程度までのエギを接続して完成です。2匹掛けを狙ったり、アピール力を高めたい場合には、オモリより上の部分にドロッパー(追加のスッテ)を接続しましょう。

操作時は中間地点のオモリを動かすことになるので、オモリの後ろにある疑似餌はふわふわと漂うようにアクションします。

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オモリグ仕掛けに適したタックル構成

疑似餌ではなく中間地点にあるオモリを動かして、リーダーの先にある疑似餌を動かす必要があるので、動かし方は鉛スッテの時よりも大きく鋭くなります。

ロッドは7フィート程度と長めを選ぶのがコツで、大きなストロークで仕掛けをしっかり動かしましょう。イカメタルロッドの中でも、重いオモリに対応できて、穂先が少し硬めのオモリグ専用ロッドが快適です。

リールはこの大きな動かし方に対応しやすい、ハイギアのスピニングリールが人気です。軽くキャストして探れるメリットもあるので、オモリグ専用にタックルを用意する場合は、スピニングタックルをおすすめします。

 

オモリグ仕掛け向けタックル例 スペック
ロッド 7フィート程度までのオモリグ専用ロッド
リール 3000番程度のスピニングリール
ライン PE0.5号前後200m

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イカメタルの仕掛けまとめ

イカメタル仕掛けは鉛スッテ+ウキスッテ

イカメタル仕掛けにはベイトタックル

オモリグは中間シンカー+エギ(+ドロッパー)

オモリグ仕掛けには専用ロッド+スピニングリール

 

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イカメタルのスッテについて

鉛スッテ

ここからは、先ほどご紹介した仕掛けのパーツであるスッテとエギについて詳しく解説します。まずはイカメタル仕掛けの基本となる、鉛スッテからチェックしてみましょう。

その名の通り鉛でできた疑似餌で、イカを騙すための布や塗装が施されており、針はイカの触腕にしっかり刺さる専用のカンナがついています。イカメタルで使用する号数は10号から30号程度、30g~120gまでで、形状は製品によってさまざまです。

 

形状の違いでイカを攻略

形状が細いものほど抵抗が少なく、沈みが速く鋭いアクションを演出しやすい特性があります。太さのあるものは中に綿が入っていて、イカが触った時に違和感が少なかったり、シルエットにボリュームがあります。抵抗が大きい分、動きもフワっとしているのが特徴です。

同じ重さでも、形状によってイカへのアピールの仕方に違いが出てきます。余裕があれば複数を用意して、当日の状況に合ったものを探しながら釣りを進めましょう。カラーの交換も効果があります。

 

 

ウキスッテ

 

仕掛けにアピール力を持たせたい時にプラスするスッテです。こちらは鉛スッテのようにオモリを兼ねる必要が無いので、浮力のある素材を使ってふわふわと柔らかい動きでイカを誘う役割を果たします。

ウキスッテという名前ですが、完全に浮くのではなく、浮力を使って水平に近い姿勢を出す程度のセッティングとしているものが多いです。

 

ウキスッテの号はサイズの表記

こちらもサイズ感は号数での表記となりますが、鉛スッテは重さの号表記、ウキスッテはサイズの号表記である点に注意が必要です。イカメタルで使用されるウキスッテのサイズは2.5号から3号程度で、鉛スッテの大きなシルエットに反応しないイカに効く、小さいものが人気です。

 

 

エギ

岸からのイカ釣りでもお馴染みの疑似餌です。スッテよりも水平姿勢を重視した独特な形状が持ち味で、水を受け流すボディ形状と前方に配置されたオモリの絶妙なバランスが、ピタっと止まるようなアクションを生み出します。

イカメタルで使用されているサイズは小ぶりな1.5号から2.5号で、人気のケンサキイカはもちろん、触腕の短いイカから大きなアオリイカまで、さまざまなイカに有効です。

 

オモリグをメインにドロッパーでも活躍中

小型のエギは、オモリグでメインの疑似餌として活躍するとともに、ドロッパーとしても使用されています。スッテとはシルエット、アクションとも大きく異なるので、動きに変化が欲しい時は積極的に投入してみましょう。

 

仕掛けパーツ 特徴 使用される号数
鉛スッテ イカメタル仕掛けでオモリの役割と疑似餌の役割を果たす 10号から30号程度まで
ウキスッテ 浮力があり、イカメタル仕掛けとオモリグでサポート的な役割を果たす 2.5号から3号程度まで
エギ オモリグでメインの疑似餌、イカメタル仕掛けのドロッパーにも 1.5号から2.5号

 

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イカメタルにあると便利な道具類もチェック

イカメタル釣行にあると便利な道具類も合わせてご紹介します。船釣りの基本的な持ち物である

・国の安全基準に適合したタイプAのライフジャケット

・ラインカッター

・汚れてもいいタオル

この3点にプラスして、専用ケースや持ち帰り用の道具類を充実させておくと釣行が非常に快適になります。

美味しいイカがたくさん釣れる釣りなので、道具類もしっかり準備してよい状態で持ち帰りましょう。

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①イカメタルの便利道具:スッテケース

カラーや重さ違い、そして予備のスッテを持ち運ぶための専用ケースです。ルアーケース的なデザインのものからポーチのようなものまで、さまざまな形状の製品が展開されています。

用意しておくと疑似餌同士が絡まず、使いたいものをスムーズに取り出せるので、仕掛け購入時に合わせてゲットしておきましょう。道具類一式を収納するタックルボックスやバッカンのサイズに合わせて選ぶのが、システマチックに収納するコツです。

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②イカメタルの便利道具:クーラーボックス&トロ箱

極端に大きいイカが混じることは稀ですが、数はたくさん釣れることがあります。クーラーボックスは35L前後のものをメインに検討してみましょう。保冷力に優れる釣り向けのクーラーボックスなら、移動時間が長くてもイカをいい状態で保てます。

クーラーボックス内でイカが重なったり、氷に直接触れたりするのを避けたいなら、「トロ箱」が便利です。四隅が少し浮くような設計になっていて、複数を重ねても、入れたイカにダメージを与えることはありません。

クーラーボックスの中に入れる使い方がメインになるので、こちらも両方を同時に揃えてジャストサイズを目指すというのが、選ぶときのコツになります。

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③傘袋・ジップロック袋

イカが氷に直接触れるのを防いだり、クーラーボックスを汚さずきれいに持ち運ぶためのアイテムです。

傘袋はヤリイカなどターゲットが大きい時に有効で、後述するジップロックよりも長いイカを入れられメリットがあります。ジップロックは密閉ができるので、イカとタレを入れて沖漬けを作ることができます。

どちらも家庭にあるもの、安いものを流用できます。墨で汚れやすい釣りなので、両方を用意して釣りに出かけるのがおすすめです。

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④イカメタルの便利道具:歯ブラシ

イカを何度も釣っていると、イカ墨や粘液がスッテに付着することがあります。塗装がきれいに見えなくなるのはもちろん、警戒心を持たせる墨はイカのタッチ回数が減る要因になるので、サッときれいにできる歯ブラシがあると便利です。

新品である必要はないので、余っているものを釣りに流用しましょう。できるだけ墨がついていない状態を維持するのも、釣果アップのコツです。

 

 

⑤手袋または絆創膏

ケガ防止の防止と対策用のアイテムです。カンナは非常に細く鋭い針で、揺れる船内で作業をすると指先に刺さることがあります。カエシが無いので抜けなくなるようなことはありませんが、しっかり準備しておくと、当日の釣りがスムーズです。

イカが暴れたり、数が釣れていたり、気持ちが焦って指先にケガをする方が多い釣りです、初心者の方は必ず準備していきましょう。

 

 

⑥沖漬けのタレ

コレを楽しみにイカメタルに出かける方も多い、沖漬け用の調味料です。現在は釣具店での取り扱いも増えており、料理をしない方でも、タレとジップロックさえ用意しておけば、手軽に沖漬けを楽しめるようになりました。

1日置いて刺身にするのがスタンダードですが、お茶漬けなどのアレンジも非常に美味しいです。せっかくのイカ釣りなので、こちらもぜひ検討してみてください。

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イカメタルに出かけよう

タックルと仕掛けの準備はバッチリ

イカメタル仕掛けには基本の仕掛けとオモリグの2種類があり、タックル構成もそれぞれに合ったものがあります。初心者の方がいきなり2種類を用意する必要はないので、船宿のブログや船長のおすすめを聞いて、当日の釣りに合ったものからスタートしてみましょう。

どちらにするか迷う場合は、使い方が簡単なカウンター付きベイトタックル&基本のイカメタル仕掛けとするのがおすすめです。スッテの色やワンタッチリーダーなど、仕掛け類のお悩みについても、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

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フカセ釣り初心者講座!基本の仕掛け作りと釣り方のコツ・テクニックを解説!

色々な釣り方がある中でも、フカセ釣りは実釣感が高くてゲーム性に長けています。エサ取りをかわしながらターゲット魚を狙い撃ち、弓のように弧を描くロッドを操り、寄せてきた魚をランディングする。その瞬間の喜びは言い表せません。今回はそんなフカセ釣りの基本をご紹介します!

※2024年6月6日更新

 

 

 

 

 

フカセ釣りの概要

仕掛けを海中にフカセ(漂わせ)て魚を釣り上げるフカセ釣りは、他のどの釣りとも違う部分があります。それは「仕掛けの横移動で魚に違和感を与えずに食わせる」ということです。潮とエサを「同調」させつつ、狙った魚の口に仕掛けを届けなければならないこの釣りは、それなりの装備とテクニックを必要としますが、それだけに釣れた時の達成感も大きい釣り方です。

 

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フカセ釣りの仕掛け3種類

ウキフカセ釣りの基本は3種類

半遊動ウキフカセ

固定ウキフカセ

全遊動ウキフカセ

 

フカセ釣りの仕掛けはラインの太さや針の大きさ、釣り場の状況やターゲットなどの条件で都度変える必要があります。その中には初心者向けではない仕掛けもありますが、状況によって使い分けられるように図解を交えて解説していきます。

代表的な仕掛けの作り方を3つ紹介いたしますが、すべて「ウキフカセ釣り」の仕掛けになります。ウキを使わない「完全フカセ釣り」は探る範囲が狭く、船釣りなどでは使われますが、現在ではフカセ釣りといえばウキフカセ釣りのことを指します。

※ウキは初心者用に、風や波の影響を受けやすい棒ウキより、オールマイティーに使える円錐ウキ(ドングリウキ)をチョイスして説明しています。

 

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フカセ釣りの原理

ターゲットに違和感を与えない釣り

マキエサを撒いて、集まってきた魚に付けエサ(サシエと言います)を食わせて釣り上げる釣りがフカセ釣りです。フカセるというのは「漂わせる」の意味で、マキエサで興奮しているとはいえ、針の付いたエサに違和感があると魚は簡単には喰いついてきません。

そこでマキエサとサシエが同じように「漂うように」調整しながら流します。これを「同調」といいます。うまく同調させると集まってきた魚は違和感を感じずにサシエをほおばり、反転します。そこでウキに反応が出ますので、すかさず合わせると釣れ上がって来る、という訳です。

 

 

ターゲットを狙い撃つ

釣りのシステムとしては「同調」なのですが、同調だけですと近付いてきた魚全てが対象の五目釣りになってしまいます。狙った魚が釣れるようにするには、同調以外のテクニックが必要になってきます。その一つに「オモリワーク」があります。

小粒のオモリを使うことでターゲット魚のいる場所(タナと言います)までサシエを落としたり、浮かせたりして釣果を上げます。コツのいることですが、基本さえ知っていれば実釣でやってみると意外と感覚で近いことはできます。まずは基本を覚えましょう。

 

サシエの付け方(基本)

潮とマキエサ、サシエを三位一体で同調させ、横移動の仕掛けの流し方を完璧にするためにサシエの付け方にも気を配ります。まずは一番違和感を与えないエサ付けを覚えましょう。

サシエにするオキアミは尻尾(尾羽根)をカットし、切り口から針を通していきますが、殻の外側ギリギリを通すと外れにくくなります。頭は落とさず、針先が隠れるようにフィニッシュします。また加工されたオキアミは沈降速度が速く、エサ取り回避には必携です。

 

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まずは「半遊動ウキフカセ釣り仕掛け」

フカセ釣りを始めるにあたって最初に覚えるべき釣り方がオーソドックスなタイプである「半遊動ウキフカセ釣り」です。まずは仕掛けの特徴とシステムの説明をしていきます。

 

半遊動ウキフカセ仕掛け:図解

半遊動ウキフカセ仕掛けの名称をまず覚えましょう。上から順に「道糸」「ウキ止め」「シモリ玉」「円錐ウキ」「からまん棒(図ではT型クッション)」「ガン玉」「スイベル(サルカン)」「ハリス」「針」となります。この中でガン玉に関してはさまざまな打ち方がありますので、別項でその説明をいたします。

ハリスに関しては道糸とのバランスもありますが、チヌやメジナなどの定番の釣りものであればおおむね道糸1.5号~2.5号、ハリスも同じく1.5号~2.5号を3m前後取り付けます。道糸はナイロンライン、ハリスはフロロカーボン製がおすすめです。初心者は道糸はフローティングタイプのものが扱いやすいでしょう。

※ハリスの長さ3m前後(約二ヒロ)は、全ての仕掛けのオーソドックスな長さです。(一ヒロ=両手を広げた長さ)

 

 

半遊動ウキフカセ釣り:システム解説

まず「半遊動」ですが、これは「ウキ止めまで遊動させる」という意味があります。「ウキ止めまでの水深を探る仕掛け」、「タナの最深部までの距離を最初で決める仕掛け」です。

海面に落とされた仕掛けはウキの中空部分を通ってゆっくりと海中に沈んでいきます。この時、マキエサとほぼ同調していることは言うまでもありません。そして食わせたい魚のタナまでの長さまでラインが出ると、「ウキ止め」にウキが掛かってそれ以上深く沈まないようになります。

 

ウキが沈んだのを確認してから合わせ

ゆっくりと潮とマキエサにサシエをなじませ、タナにいるターゲット魚をそこで掛けます。フカセ釣りの合わせ方はそれほど難しくなく、ウキが沈んだのを確認してからロッドを真上に上げるだけでOKです。

 

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ピンポイントで狙うなら「固定ウキフカセ釣り仕掛け」

固定ウキフカセ仕掛け:図解

次は固定ウキフカセ仕掛けの図解です。実はフカセ釣りなど意識せずに、釣りを始めたばかりの時からこの釣り方をしている人は多いでしょう。古典的なウキ釣りがこの釣り方の基本となっています。上から順に「固定ウキ」「ハリス」「ガン玉」「針」となります。この中でガン玉に関しては打ち方がいろいろありますので、別項でその説明をいたします。

 

 

固定ウキフカセ釣り:システム解説

ある程度タナがはっきりしていて、しかもタナが竿の長さ以内の場合は、固定ウキフカセ釣りがおすすめです。この釣り方の最大のメリットは「手返しが良い」こと。ウキ下の長さが定められているので、投げる場所さえ決まっていれば何も考えずにサシエを落としていけます。

タナが変わった時はその都度ウキ下の調整をしなければなりませんが、それ自体は苦になる作業ではありません。それよりもガン玉やスイベルを使った場合、アタリを取りにくい場合があるので、そこを気を付けなければなりません。

 

仕掛けが馴染むまでのタイムラグが弱点

仕掛けを投げてウキが海面に浮いている状態で、仕掛けがゆっくりと沈降していく場面を想像してみましょう。この時、針とサシエ以外のものがハリスに付いていた場合、そこが一番早く沈み始めます。

これはスイベルやガン玉オモリなどの場合があります。例えば、スイベルが沈むとラインはスイベルを頂点としたV字に沈降していき、サシエはスイベルより遅れて沈みます。すると軽い糸ふけが出てしまいアタリがウキに伝わりません。

 

フカセ釣りの中では単純な仕掛け

タナさえ合えば爆釣しやすい

比較的風に強い

フカセ釣り初心者におすすめ

 

固定ウキフカセのメリット 固定ウキフカセのデメリット
システムが単純 潮になじむまでアタリが取れない
手返しが早い タナの深さがロッドの長さまで
タナがボケない

 

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無風ならば「全遊動フカセ釣り仕掛け」

仕掛け説明の前に、「全遊動フカセ」はある程度熟練度が必要です。そのため、初心者の場合は無風に限っての挑戦を推奨します。

 

全遊動フカセ仕掛け:図解

簡単に説明をすると、半遊動ウキフカセ仕掛けから「ウキ止め」を外したものが「全遊動フカセ釣り仕掛け」になります。上から「円錐ウキ」「からまんぼう(図では竿受ウキゴム)」「ハリス」「ガン玉」「針(サシエ)」となります。

 

 

全遊動フカセ釣り:システム解説

この釣り方がフカセ釣りの中では一番魚に違和感を与えずに釣るやり方です。中空の遊動ウキの中をラインがゆるゆると滑って行き、マキエサとサシエが同調しながら海中に落ちていきます。中層で喰ってくる魚(アジやネリゴなど)などがサシエに喰って走るとラインとウキの摩擦でウキが沈みます。そのため、ラインメンディングをマメにしながらの釣りになります。

 

アタリを取るには経験が必要

海底の状況や底近くで喰ってくる魚(チヌなど)を狙う場合、根掛かりの心配の少ない釣り場であれば比重の重いマキエサで底付近にポイントを作っておいてサシエを底に這わせて釣ることができます。しかし、アタリが取りやすいように常にラインメンディングをしておく必要があります。したがって、ある程度の経験が必要な釣りと言えます。

基本的にサルカンやガン玉オモリなどを取り付けず、サシエと針の重さだけでサシエを落としていくので、道糸とハリスの直結方法なども大切なテクニックの一つになってきます。

 

全遊動ウキフカセ押さえるポイント

ラインメンディングは小まめに

ラインを「張らず緩めず」を保つ

 

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フカセ釣りの流れ

マキエサを作る

釣り場に着いて最初の作業がマキエサ作りになります。一般的に使うマキエサは冷凍オキアミを使います。できれば釣り場に着く前にある程度解凍できていればベストです。集魚効果を高める集魚剤やパン粉など何種類かを混ぜ、トータルで6~8kgほどのマキエサを作ります。

半解凍のオキアミを軽くざくざくと小型スコップでほぐし、集魚剤を混ぜます。シフォンケーキのタネ作りのように、軽く下から起こすように混ぜましょう。硬さは海水で調節しますが、水気は抑えめにしてベチャベチャしない程度にしておくのがコツです。ヒシャクで押し付けながら、すくう時に固まる位が投げやすく、潮に馴染みやすいと思います。

 

 

ポイントは自分で作り出す

タックルを組んでいる間もヒシャクで何度かマキエ打ちをしておくと良いでしょう。マキエサは「ポイントに投げるのではなく、ポイントを作る」という考え方がマキエサワークのコツです。

混ぜる集魚剤はターゲット魚によって変えることをおすすめします。煙幕を張るものやすぐに沈むもの、キラキラするものなどさまざまな特徴があります。店頭スタッフと相談しながらの購入をおすすめします。

 

マキエサで魚を寄せる

ポイントに打つのではなく、ポイントを作る気持ちで

ポイント周りに正確に打てるようにする

 

 

水深を測る(タナを取る)テクニック

タックルが組めたらいよいよ仕掛け投入ですが、チヌなど底付近にいることが多い魚を狙う場合、その前に水深を測ります。サシエを付けずに針に1~3号くらいのオモリ(ウキの浮力以上のオモリ)を取り付け仕掛けを投げます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも短ければウキは沈んで行きます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも長ければウキは浮いています。仕掛けを回収しウキ止め糸の位置を調整してウキが海面スレスレにある状態になればそれが水深です。

あとはターゲット魚のタナに合わせてウキ止め糸を下げ、釣り開始となります。タナの取り方は基本的に「浮かせ」「底」「這わせ」の3種類あり、潮の速さや底の状態で臨機応変に変えます。まずは底から30cmほど上を目安にウキ止めを打って様子を見るのが良いでしょう。

クロ(メジナ)など表層~中層にいることの多い魚を狙う場合は3m前後(約二ヒロ)からはじめるのが良いでしょう。

アタリがなくサシエを取られればウキ止め糸を下げ、サシエが取られなければウキ止め糸を上げることが基本です。

 

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ガン玉ワークを覚える

ガン玉ワークの必要性

さて、ウキフカセ釣りでもっとも重要だと言われているガン玉ワークです。魚に違和感を与えない釣りで一番違和感を出すのがオモリです。もちろん見た目もですが、サシエの沈降スピードを左右するので、基本をきちんと踏んでいないと魚が違和感を抱いて見向きもしてくれない結果になります。

ハリスにガン玉を打つ理由は、タナまで素早くサシエを落とす、複雑な潮に負けないよう仕掛けを重くする、強風で道糸があおられる前に仕掛けを落とす、エサ取りからサシエを守る、などいくつもの理由があります。ガン玉無しで釣れる好条件の釣行は無い場合がほとんどと言えるでしょう。

 

 

ガン玉の種類

ガン玉には大きく2種類のものがあります。「B」で表示されるものと「GまたはJ(ジンタン)」で表示される物です。

Bのものは番手が上がるごとに重くなり、GやJのものは番手が上がるごとに軽くなります。メーカーによって最高番手は違いますが、例えばG1からG6へとはだんだん軽くなり、G表示の一番重いG1の次がBとなります。そしてBの後に表示される番手が上がるごとに重くなっていきます。

付け方はどのメーカーでもほとんど同じで、割れた部分をラインに当て、プライヤーなどでつぶせば簡単に取り付けられます。昔は「噛みつぶしオモリ」と呼ばれる割りビシオモリと同じように、歯で噛みつぶして取り付けていましたが、ナマリが体内に入るのは良くないため道具を使いましょう。

 

 

ガン玉の基本の打ち方

まず使用ウキの番手とガン玉の番手を合わせる必要があります。例えば、3Bのウキには3Bのガン玉という具合です。これで浮力3Bに対して重力3Bでつり合いがとれ、ウキがギリギリ浮いている状態になります。ただし、これは物理的なプラスマイナスの話であって、フカセ釣りではマキエサとサシエを馴染ませるようにガン玉を打って行く必要があります。

仕掛けを早く落とすだけの理由であればなるべく大きなウキを使い、それに見合った大きなガン玉を道糸とハリスの結束部分近くに一つ打てば事足ります。マキエサが効いているなどの理由がある場合はタナまで一気に沈める必要があるのでそれでいいのですが、エサ取りが湧いている時などは遅れて沈むサシエが他の魚に狙われてしまいます。

 

 

段打ち

エサ取りをかわしつつ仕掛けを素早くタナに落とすために「段打ち」を覚えましょう。段打ちはハリスに均等にガン玉を打って行く方法で、同重量のガン玉2~3粒を同じ間隔で打って行きます。

ここで気を付けなければならないのが、ガン玉とウキのバランスです。3Bのウキには3Bのガン玉でつり合いが取れると説明しましたが、B×3は3Bにはなりません。メーカーにもよりますが、3Bでおおむね1gくらいの重量になります。例を挙げると、換算表で針の分を少し引いてG2を3粒くらいが3Bのウキには丁度良いでしょう。

 

シチュエーションに合わせた段打ちを

ただし、これも重量バランスだけの論点になります。沖磯釣行などのように、下から潮が湧いてくる湧き潮や二枚潮などでサシエが落ちて行かないような潮流が邪魔をするシチュエーションも時にはあります。そのため、基本の考え方は最低限押さえておいて、あとは現場での実釣中にガン玉打ちを覚えましょう。

 

 

ガン玉のタイプと重量

 

タイプ サイズ 重量(g) 換算
GまたはJ表示

(ジンタン)

G8 0.07
G7 0.09
G6 0.12
G5 0.17
G4 0.20 G7×2
G3 0.25 G6×2
G2 0.35 G5×2
G1 0.45 G4+G3
B表示(ガン玉) B 0.55 G4+G2
2B 0.80 B+G3
3B 1.00 B+G1
4B 1.25 3B+G3
5B 1.75 4B+G1
6B 2.20 4B+3B

 

換算はあくまで例です。その場の状況でいろいろ試してみましょう。また、個別の重量はメーカーによって多少ズレがあります。

 

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フカセ上級者の仕掛け

フカセ釣りの奥は深くさまざまな釣法が開発されています。基本の釣り方で原理がある程度判ってくると納得できるものばかりですが、初心者にはなかなか難しい釣り方ばかりです。参考までにネーミングと特徴のみ紹介させていただきます。

 

釣法と特徴

 

上級者の釣法 特徴
2段ウキ カラマン棒の下にアシスト棒ウキを付けてゆっくり沈ませる・下の潮に同調
2段ハリス 田中修司名人考案の細仕掛け・直結で1.2~1.5号のハリスを2段に仕掛ける
水中ウキ ウキの形をしたシンカー。体積が大きいのでサシエを潮にのせやすい
1000釣法 池永祐二名人考案のロングハリス仕掛け・10mのハリスと00号のウキからのネーミング
PE釣法 遠投・高感度のメリットはあるもののライントラブルやライン喰い込みのデメリットも

 

これら新釣法のほとんどは風や潮を攻略するために開発されました。実釣では、ラインの太さやウキの浮力、ガン玉の重さなどをその都度変更していく経験則が必要になります。形だけマネすると逆に釣りづらいこともありますので、腕を磨いてから挑戦してみましょう。

 

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フカセ上級者の潮読み

フカセ釣り上級者は潮を読みます。釣行前ともなればタイドグラフ(潮汐表)とにらめっこをしてイメージトレーニングに余念がない方も。各潮の一般的な狙い目を紹介しておきます。

 

潮と特徴

 

潮の呼び方 狙い目・狙い方・特徴
あて潮(当て潮) 釣り場に向かって流れてくる潮。コマセワークが難しい。遠目に投げて足元で釣る。
二枚潮 上層と下層の流れの向きや速さが違う潮。上層の流れに負けないように水中ウキやオモリを打つなど水中の抵抗を大きくすることが効果的。
反転流、ワイ潮 障害物などを通る時にできる逆潮・渦巻き状に流れる潮。渦巻きの中にエサがかたまることを魚は知っている。狙い目。
潮目 海流がぶつかりあってできた筋状の潮。プランクトンなどが寄りやすい場所。当然小魚が寄り、それを狙う大型魚も来る。距離が合えば積極的に狙います。
潜り潮 異なる流れがぶつかり発生する下に潜りこむ潮。潮目もこれにあたる。狙い目。
湧き潮 下から湧き上がる潮。カガミともいわれる。軽い仕掛けは入らない。際には潜り潮があるはずなのでそこを狙う。
引き潮 満潮から潮が下げていく状態。コマセの広がりもよく、コマセの先(遠目)が狙い目。

 

1日のうちに様々な潮が目の前に現れます。ベテランともなれば、一瞥しただけで潮に合った釣法ができますが、初心者はなかなか難しいものがあります。こればかりは実釣を繰り返して行く間に腕を上げましょう。

 

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合わせ方と取りこみ

合わせは鋭く

フカセ釣りはウキに微妙なバランスを取らせる釣りです。アタリが出るとウキがきちんと反応してくれます。難しい合わせはいりません。「ウキが消し込んだらロッドを立てる」で充分です。

 

 

取り込みは冷静に

難しいのはその後のやりとりです。堤防などでは堤防下のへこみ部分、磯では根や海草群などに魚が逃げ込まないようにコントロールしなければなりません。せっかく掛けた獲物をラインブレイクなどで逃がしてはもったいないですからね。

竿はなるべく立て気味に、場合によっては自らの釣り座を移動してでも潜られないようにコントロールしましょう。魚は口を海面から出して空気を吸わせると、とたんに体力を奪われます。弱ったところを素早くタモ入れしましょう。

 

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フカセ釣りにシーズン無し

寒い時期の「寒チヌ」や「寒グレ」シーズンが終わると、春の「のっこみ」がやってきます。その後、産卵後の荒食いシーズンに入ります。また、アジやサバなどの集団で回遊してくる魚種や、それを狙って回遊してくる青物なども水温の上昇とともに沿岸に近づき、夏から秋のターゲットに。

このように、フカセ釣りは1年を通して楽しめる釣りなので、ぜひこの機会にフカセ釣りに挑戦してみてください。

 

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フカセ釣りの始め方!初心者が揃えるべきタックルや装備・持ち物一式をご紹介!

一番原始的な釣り方はミャク釣りです。棒と糸だけの簡単な仕掛けでザリガニを釣るあの釣りもミャク釣りの一つです。その進化系が「フカセ釣り」です。釣りの基礎中の基礎ですが、それだけに奥の深い釣り方です。釣り初心者が覚えていただきたいフカセ釣り装備を解説いたします。

※2024年6月6日更新

 

 

 

 

 

フカセ釣りとは?

元々は竿と糸に針と餌を付けただけの簡単な仕掛けを水中に漂わせ(フカセ)て、魚に違和感を与えずに釣る釣り方を「フカセ釣り」と呼びました。しかし、この方法では竿の長さまでの距離しかフォローできないうえに、最大で糸の長さまでのタナしか探れません。そこで、ウキとリールを使用し、深さと距離を稼げるようにした方法が最近のフカセ釣りの主流になっています。

そのため持ち物も増え、やり方も難しくなり初心者には少し入門しにくいイメージになってしまいました。しかし、一式揃えてしまえば長い間楽しめる釣りなので、ぜひこの機会にフカセ釣りに入門してみましょう。

ちなみに昔ながらのフカセ釣りですが、今では「完全フカセ釣り」と呼ばれ、船釣りメインの釣り方として親しまれています。

 

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フカセ釣り:代表的なタックル

ロッドは5m前後のフカセ用磯竿。号数は1~3号。リールは3000番前後のスピニングリール。ラインは道糸がナイロン3号程度、ハリスがフロロカーボンの1.5号程度。針は釣りものによって大きさを変えますが、チヌ針やグレ針が一般的です。ウキは中通しの円錐ウキを使いますが、Bで表示される負荷の数字より1番手落としたガン玉オモリと合わせて使います。他に小物がいくつか必要ですが、それは後ほど説明いたします。

 

オーソドックスなタックル

一般的なタックル 番手等
ロッド 1~3号、5.4mの磯竿
リール 3000番前後のスピニングリール
道糸 ナイロン2~3号
ハリス フロロカーボン1~2号(2~3m)
グレ針5~8号、チヌ針1~3号
ウキ 円錐ウキ0~3B
オモリ 7号~3B
からまんぼう ウキ下の糸絡み防止
シモリ ウキのウキ止め通過阻止

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:タックル編

初心者のロッド選び

ロッドはメーカー各社よりさまざまなグレードのものが出ているため、その中から値段と扱いやすさを考慮して選びます。長さは5m以上で、沖磯でも堤防でも使える長さを考えると5.3mのものがおすすめです。硬さは中硬タイプの1.5号、いわゆる「磯竿」と呼ばれるものが無難です。

初心者の場合、釣りものや釣り場ごとにベストなロッドを持ち込むのはあまり現実的ではありません。初心者のロッド選びにおいて、金銭的な負担が大きくなり、混乱のもとにもなります。まずはノーマルな磯竿を選びましょう。

最近では可変伸縮式「ズーム」機能の付いているロッドも少なくありませんが、慌てずにやりとりができるようになってから考えてみるのもいいでしょう。ロッド自体は、3000円程度のものからあり、財布と相談しながらの購入になりますが、1万円を超える国産メーカーのものならば当たり外れはほとんどありません。

 

初心者のロッド選び

長さは5.3mほどの国産メーカー品

硬さは中硬タイプの磯竿

初心者はお財布と店頭スタッフに相談しながら

 

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初心者のリール選び

リールは安価なものから高価なものまで様々な種類がリリースされています。ただし、当たり外れや低耐久品などがあることも事実です。まずはリスクを減らすため、リールは国産メーカー品であることを第一条件にしましょう。

初心者であれば、汎用性が高いスピニングリールの3000番前後の番手で、ドラグ力で言うと4〜5kg程度のものを用意すると良いでしょう。また、近年ではフカセ釣り用のリールとして「レバーブレーキ」という機能が付属してあるスピニングリールも存在します。

 

レバーブレーキ機能を選ぶべき?

ウキを使ったフカセ釣りでは、この「レバーブレーキ」機能があることにより、ラインの送り出しや魚とのやりとりが通常のリールに比べて格段に向上します。

ただし、こちらの機能は上級機種に付属されていることが多く、数万円程度の予算が必要です。そのため、これから始める方であれば、まずは10,000円前後の汎用性が高い通常のスピニングリールで慣れてから、「レバーブレーキ」機能が付属している上級機種の検討をするのがおすすめです。

また、購入の際のポイントとして、海での使用を考えて「防錆」や「錆に強い」などの表示があることを確認すると良いでしょう。機能的にはどのメーカーでもさほど差異はありませんので、使用状況に合わせた選び方をすることをおすすめします。

 

初心者のリール選び

国産メーカーの3000番程度のスピニングリール

錆びに強いもの

余裕があればレバーブレーキ付きも視野に入れる

 

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ライン(道糸)

ライン売り場。カラー付きナイロンラインのアップ画像。フローティングなどの文字が見えれば尚よし。

近年では釣りのラインも多彩になり、PEライン、フロロカーボンライン、ナイロンラインなど色々なラインがあります。まずはその中で扱いやすい物を選びましょう。おすすめはフカセ釣り主流のナイロンラインです。

サイズは2号~3号で、比重の軽い物。いわゆるフロートタイプのものをおすすめします。自重で沈んで行ってしまうシンキングタイプのものよりラインコントロールが楽で、エサとコマセの同調をさせやすいためです。

また、ラインのカラーも様々なので、初心者の方は視認性の良いオレンジやピンクなどのカラーを推奨します。

 

初心者のライン選び

扱いやすいナイロンライン2~3号

フローティングタイプを選ぶ

視認性の良いカラーを選ぶ

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:不可欠な物編

ハリスはフロロカーボン製推奨

ハリスは直接沈み根や岩などに接触することを考えて、スレに強いフロロカーボン製のものを選びます。タックル全体の号数の決め方は、まずハリスの号数(太さ)を決めて、バランスを考えて道糸の号数を決めます。

号数に関してはターゲットの大きさ次第なので一概には言えませんが、指標として「30㎝のチヌやメジナなら1.5号、50㎝なら2.5号」くらいがベストです。決めたハリスの号数より1番手程度太い道糸をリールに巻きましょう。

 

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円錐ウキ

フカセ釣りはもともと潮と仕掛けを同調させて釣る繊細な釣りなので、余分な材料は仕掛けから省かれるのが当然なのですが、広範囲に探るために現在のフカセ釣りにおいてウキは必須アイテムです。

そのため、ウキも繊細なバランスを取ったものが多く、チョイスが難しくなっています。初心者が店頭で仕掛けとのトータルバランスを考えて、ピンポイントで購入するのはなかなか難しいでしょう。したがって、何種類か持っておく必要があります。またラインとの相性で糸抜けの悪い物もありますので、要注意です。

おすすめなのは「中通しの円錐ウキ」と呼ばれるドングリのような形状のウキです。棒ウキもありますが、風などの影響を受けやすく仕掛けを潮に馴染ませにくいデメリットがあるので、最初は円錐ウキを使いましょう。中通しの中にパイプを仕込んだ糸抜けの良いものなどもありますので、ぜひ手に取ってじっくりと観察してから購入しましょう。

 

ガン玉オモリも合わせて用意しよう

フカセ釣りでは仕掛けの重さとウキの浮力を吊り合わせ、魚が仕掛けに触れば即ウキに反応するように仕掛けを作ることが理想です。そのためにウキには浮力が表示されています。例えば「3B」ならば約1gの浮力があります。

この3Bの浮力をほぼ0にするためにガン玉オモリという粒オモリを使います。粒オモリにもやはり「B」や「G」の表示があり、3Bのウキには3Bのオモリで吊り合うように作られています。

釣具店のウキコーナーを見るとその数に驚かされます。ガン玉オモリとの吊り合いなども含めて、まずは店頭スタッフに相談してみてください。

 

初心者のウキ選び

円錐ウキを何種類か持っておく

ラインとハリス、針の大きさなどに合わせて選ぶ

とにかく店頭スタッフに相談する

 

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エサ

エサは針に通して直接魚に喰いつかせる「付けエサ」と、集魚のための「撒きエサ」の2種類が必要です。主流はオキアミと呼ばれるエビの一種を使います。

付けエサと撒きエサを同調させるためにも、冷凍ブロックから付けエサを取って使用するのもありですが、初心者の方は「加工付けエサ」など付けやすく、形が均一でエサ持ちの良い別売りの付けエサを使用することをおすすめします。

 

初心者のエサ選び

コマセと付けエサが必要

冷凍ブロックオキアミから付けエサを取ると一石二鳥

形が均一でエサ持ちの良い別売り付けエサが初心者にはおすすめ

 

 

集魚剤

オキアミの冷凍ブロック(3㎏)が1つあれば大体半日は持ちますが、これは集魚剤を混ぜることが前提になります。

集魚剤はコマセに混ぜて魚を集めるためのものですが、ターゲットによってたくさんの種類が出ています。海面から広範囲に広がるものや、早く深く沈降して根回りの魚をおびき出すものなど様々です。

フカセ釣り対象魚の代表格であるチヌは深めのタナにいることが多く、比重の高いものを選ぶと良く、メジナは表層~中層のタナにいることが多く、比重の低いものを選ぶと良いでしょう。魚種によって好きな臭いや好物が違うので、内容の説明をよく読んでから購入しましょう。また、集魚剤はコマセのつなぎとしての役割もあるので、これを混ぜることで遠投も効くようになります。

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:グッズ編

クーラーボックス

釣れた魚を美味しくいただくためにも必ずクーラーボックスは用意しましょう。

沖磯での連泊釣行などでなければ、磯でも防波堤でも使いやすいのは15~25L程度のもので、断熱効果を考えるとやはり国産メーカーの中位クラス以上の物がいいでしょう。キャリアとセットで購入することをおすすめします。

クーラーボックスは一貫目(約4kg)の氷を入れておけば、ほぼ一晩は保管できます。釣れた魚はもちろん、飲み物やお弁当、冷やしておかなければならないエサなどの他に、仕掛けや小物などの収納ボックスにもなります。また座り心地のいいイスとしても使えますので、必ず用意しましょう。

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磯玉網(ランディングネット)

フカセ釣りでは玉網(タモ)は必須です。びっくりするくらいお値段の張るものもありますが、まずは折り畳み式で1万円ほどのものを探してみましょう。

初心者のランディングネット選びで大事なことは、自分のフィールドで必要な柄の長さ以上のものを購入することです。届かなければ掬えません。ただし、逆に長すぎるのもNGです。磯でも堤防でも、海面まで3mしかないのに8mもの長柄ではセルフランディングが非常にきつくなります。おすすめは、オールマイティーに使える5mほどのものです。

ランガンで釣り場を変えながら釣る釣り方ではないフカセ釣りでは、タモの継ぎ数は少ない方が使いやすいものです。5m、9本継ぎなど、コンパクトになるものもありますが、延ばしにくいというデメリットの方が大きいです。3~5本継ぎで充分です。

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マキエ道具(バッカンなど)

エサの項で紹介したように、フカセ釣りで使うマキエは何種類かの材料を混ぜて使うのが特徴です。当然混ぜる道具が必要になります。また、混ぜたものを投げたり落としたりする道具も必要です。

コマセ作りに必要な道具をざっと紹介すると、①バッカン、②水汲みバケツ、③ひしゃく、④マゼラーの4点セットになります。

一般的なバッカンは柔らかなEVA素材でできています。折りたためばクーラーボックスに収納できる、長辺が30~40㎝くらいのものがいいでしょう。水汲みバケツは安い物で構いませんが、必ずロープ付きのものを選びましょう。また、ひしゃくは60~75㎝の使いやすい物が数百円で手に入ります。これに冷凍ブロックを突き崩せるマゼラーなどがあれば完璧です。

 

初心者のグッズ選び

まずは手に取って確認しましょう

セットで買えるものもあります

細かい物が多いので、購入前にリストを作りましょう

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:服装編

ライフジャケット(フローティングベスト)

磯釣りでも堤防釣りでも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。ボート釣りと違い規制対象ではありませんが、落水の危険は釣りをしている以上どこでも同じです。自分の命を守るために、また他者に迷惑をかけないように、ライフジャケットは一つ持っておきましょう。

規制対象のボートなどでは国の定めた「サクラマーク」の付いている物以外の着用は認められていませんが、磯釣りなどではご自分の体重に合う浮力のものであればどんなライフジャケットでもOKですので、安価で機能的な物が手に入ります。釣具屋さんで調べてみましょう。

ちなみに体重10kgに対して浮力1㎏が目安になります。

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偏光サングラス

横方向からの光をカットしてくれる偏光サングラスは、夏場の強い日差しから目を守るだけではなく、縦方向の光のみを目に届けてくれるので、水中にいる魚などがくっきりと見えます。

フカセ釣りにおいて水中がある程度のぞけるのはとても有利です。エサ取りの種類や潮の流れ、注意して見れば本命のタナまで見えるので、釣果に絶大な差が付きます。

偏光サングラスに関して言えば1000円台のものから1万円ほどのものまで種類は豊富ですが、まずは手頃なものから手に入れましょう。釣り場で驚くほど活躍してくれます。

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磯靴(フェルトスパイク)

フカセ釣りのフィールドは、堤防のような足場のしっかりしたところばかりではありません。ゴツゴツの岩場やツルツルの岩場で構成される地磯や沖磯などもあります。安全対策として、ぜひ磯靴は用意しておきましょう。

靴底に鋲が打ってある磯足袋が全盛の時代がありました。また、靴底全面がフェルトで覆われているタイプがもてはやされた時期もありました。しかし、これらには大きなデメリットがありました。スパイクはテトラで滑る、フェルトは傾斜(山道など)でグリップしない、などです。現在は、フェルトスパイクと呼ばれる両方の良い所取りをした製品が販売されています。

靴底全面にフェルトが貼ってあり、力の掛かる部分には金属鋲が打ってあるフェルトスパイク式磯靴は、現在では磯に上がることの多いフカセ釣り師にはかかせないアイテムになりました。もちろん万能ではないので、足元に気を付けるのは当然のこととしても、メリットは計り知れません。

発売当初はマジックテープ式や靴紐式のものが多かったのですが、最近ではダイヤルロック式が多く流通しています。実は画期的なことで、冬場の手のかじかんだ時などでもきちんと靴を履くことができるようになりました。

 

初心者の磯靴選びポイント

フィールドに合わせた靴選び

万能ではないことは知っておこう

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フカセ釣りで揃えるべき装備:その他の持ち物

その他、釣具屋さんで店頭スタッフや先輩釣り師などと相談しながら購入しておくべき持ち物を箇条書きにしておきます。

その他小物 使用方法など
つまようじ 遊動ウキの穴に刺して固定ウキにすることができる
ウキ止め タナ分の長さでウキを止めることができる
シモリ玉 ウキがウキ止めを通り抜けないようにと、目印にも
からまんぼう 仕掛けの糸絡み防止器具
ガン玉 仕掛けを沈めるオモリ
サルカン 仕掛けの連結具
釣り針 ターゲットに合わせて数種類用意

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初心者のためのフカセ釣り解説

冒頭で述べた通り、フカセ釣りは奥の深い釣りです。ウキを使わない完全フカセ釣りとウキ止めを使ってタナを取る半遊動フカセ釣りの他にも、ウキは使うもののウキ止めを使わない全遊動フカセ釣りなどもあります。

それぞれの釣り方の良し悪しは釣行フィールドにもよるので一概には言えませんが、フカセ釣りをするのであれば、全ての釣り方を覚えておく必要があります。

今回はフカセ釣り初心者のための揃えるべきものを紹介しましたが、初心者のための仕掛け作りと釣り方のコツも合わせて確認していきましょう。

 

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