これから始めるショアジギングタックル講座!組み合わせ含めた上手な選び方を解説!

今回はショアジギングタックルについてです。ロッドの解説を中心に、リールやライン、ルアーの選び方や種類、組み合わせについてもご紹介しています。青物の釣り方で必要な情報はコレでバッチリ!ショアジギングタックルを揃えて人気の青物を釣りましょう。  

※2025年11月6日更新

 

 

 

 

 

 

ショアジギングタックルを揃えよう!

初心者向けタックルの揃え方を紹介

海の人気ルアーゲーム、ショアジギングのタックルをまとめてご紹介します。ロッドや、リールの選び方を中心に、各ロッドの特徴や組み合わせるリールの種類、基本的な仕掛けについて初心者にもわかりやすく解説しています。購入に向けて選び方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

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ショアジギングで狙える魚

人気ターゲットは大型青物

ショアジギングが人気の理由はショアから大型回遊魚が狙えるというところにあります。中でも人気の青物御三家と呼ばれるブリ・ヒラマサ・カンパチをはじめ、南方では人気のロウニンアジ(GT)やマグロといった、ドリームフィッシュを狙うこともできるロマン溢れる釣り方です。

 

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ショアジギングロッドの長さの選び方

バランスが重要

ここからはショアジギングロッドの長さの選び方をご紹介します。基本的にショアジギングロッドは8フィート台の短いものから、10フィートを超える長いものまで様々です。釣り方でそれぞれに長所と短所があるので、自分の釣り方に合ったバランスの良い長さを選ぶことが重要です。

 

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長いロッドのメリット・デメリット

飛距離は出るが、扱いにくい

まずは10フィートを超えるロッドの基本的な長所と短所をご紹介します。表を見ていただくと分かるとおり、10フィート以上のロッドはルアーをより遠投することができます。その反面、ロッドが長い分ルアーの遠投にコツが必要だったり、狭い磯での取り回しが悪かったりと、初心者には操作が難しい部分もあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

プラグが扱いやすい

飛距離や操作性の他に、10フィート以上のロッドはティップが繊細でプラグが扱い易い特性もあります。足場の高い堤防や磯では長いロッドが基本的に有利です。しかしメタルジグなどの重いルアーを遠投したり操作する際に、ティップの反発力が弱く疲れやすいので注意が必要です。

 

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短いロッドのメリット・デメリット

初心者でも扱いやすい長さ

続いて8フィートから9フィート台のやや短いロッドの基本的な特徴を見てみましょう。先程解説した10フィート以上の長いロッドと正反対の特性になっています。8〜9フィートの短いロッドは操作性が良く初心者でも扱い易く人気ですが、ルアーの飛距離が出にくいというデメリットがあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

 

メタルジグが扱いやすい

短いショアジギングロッドは竿全体が強めに作られているものが多く、そして操作性も良いためメタルジグは非常にしゃくりやすいです。プラグも足場が低いポジションであれば問題なく操作可能ですが、足場の高い堤防や磯、強風下においてはプラグの操作が少し難しくなります。

 

 

ロッドの長さのまとめ

長いロッドは飛距離を出せるが、操作にコツがいる

短いロッドは扱いやすいが、飛距離が出にくい

初心者には9.6〜10フィートがおすすめ

 

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ショアジギングロッドの硬さの選び方

メタルジグの重量で考えるロッドの硬さ

80g以上のメタルジグを使って大型青物を狙うショアジギングでは、重いルアーを遠投できると同時に、大型の青物とファイトができる強さも必要とされます。そこでまずは、扱うメタルジグの重さごとに、それぞれの硬さをご紹介します。 表のようにショアジギングロッドの硬さはMH以上が必要とされます。比較的水深の浅い堤防などではMHで十分ですが、地磯や沖磯などの急流で水深の深いポイントでは重量級のルアーが必要ですので、H以上のロッドの硬さが必要になります。

 

MH H HH(XH)以上
40〜80g 80〜120g 120g以上

 

 

キャストウエイトの注意点

各ロッドのキャストウエイトの表記は必ずしも最適とは限りません。例えば40〜90gまでのキャストウエイト表記の場合は、間をとって50〜80gが最も扱いやすい重量となる場合が多いため、購入前にキャストウエイトの表記を良く確認する必要があります。

 

 

狙う魚のサイズで考えるロッドの硬さ

続いて釣りたい魚のサイズに合わせたロッドの硬さの選び方をご紹介します。クラス表記と実際のロッドの硬さはメーカーによって様々なのであくまで目安として考えて欲しいのですが、初心者にはMH〜Hまでのロッドで十分対応できます。HHロッドは特大クラスの魚を狙うことができる反面、操作も難しくなるので初心者にはあまりおすすめできません。

 

MH H HH(XH)以上
5kgまで 5〜10kg 10kg以上

 

 

フィールドで考えるロッドの硬さ

最後に、堤防や磯などのフィールドによるロッドの硬さの選び方を紹介します。表は目安ではありますが、比較的水深が浅く、魚のサイズも中型までの堤防であれば扱い易く人気の高いMHがおすすめです。沖堤防〜沖磯では水深によるジグの重量、そしてそのエリアで釣れる魚を考慮して、H以上のロッドの硬さを選ぶ必要があります。

 

MH H HH(XH)以上
堤防 沖堤防〜沖 離島

 

硬さ選びのまとめ

ここまで解説したように、ショアジギングロッドの選び方はなかなか複雑です。今回紹介した目安も全ての状況に当てはまるわけではないため、初心者の方は周辺エリアの釣り場や狙える魚のサイズなどに詳しい地元の釣具店でスタッフに相談してみるのが安心です。

 

 

ロッドの硬さのまとめ

使うメタルジグに合わせて硬さを選択

狙う魚に合わせて硬さを選択

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ショアジギングリールの選び方

最も重要なリール

ショアジギングではメタルジグをしゃくったり、大型回遊魚とやりとりをする際など常にリールに負荷がかかり続けます。また、不意にリールが海水を被るシーンも多くリールに耐久性が必要です。リールの選び方は大きさやギア比など、選び方や組み合わせも複雑ですので詳しく解説します。    

 

 

基本は8000番

ショアジギングで最もスタンダードなリールの番手は8000番です。8000番はH以上のほとんどのロッドに合わせることができ、ベーシックなPE4号を300m巻ける点においてとても万能です。  

 

リール番手 使用ライン ロッドクラス
5000 1.8〜2.5号 MH
6000 2.5〜3号 MH
8000 3号〜4号 H以上
10000以降 4号以上 H以上

 

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ショアジギングリール:ギア比の選び方

基本はハイギアでOK!

ショアジギングで使用するギア比は基本的に4種類です。パワーギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアの4種類に分類されます。中でも最も人気で基本となるギア比はハイギアですが、それぞれのギア比の特徴や使い分けを表で解説します。

 

ギア比 メリット デメリット メタルジグ  プラグ
パワーギア(PG) 最も巻き上げパワーが強い。アクション時、ファイト時共に負担が軽くなる。 ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も少ない。
ノーマルギア PGの次に巻き上げパワーが強く、軽く巻くことができる。 HGと比較して、ハンドル1回転あたりのライン回収量が少ない。
ハイギア(HG) 巻き上げパワーとライン回収量のバランスが良く、様々なシーンで使いやすい。 PG、ノーマルギアと比較してハンドルの回転が重い。
エクストラハイギア(XG) ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も多く、素早く糸ふけを回収することができる。 他のギア比と比較して、圧倒的にハンドルの巻きが重い。

 

ハイギアとパワーギアの使い分け

パワーギア系は巻き上げパワーが強く、オフショアジギングで特に効果を発揮します。その反面、遠投してルアーを動かすショアジギングでは、糸ふけの回収時など素早さが求められるシーンも多く、基本的にはハイギア系を選ぶアングラーが多いです。

 

おすすめのギア比

表を見るとわかるように、ギア比にはそれぞれ長所と短所があります。ショアジギングをこれから始める初心者におすすめのギア比はズバリ「ハイギア(HG)」です。ハイギアは1回転あたりのライン回収量も多く、釣り方によらず万能に使えます。

 

 

リール選びのまとめ

番手は8000番を基準に選ぶ

初心者にはHG(ハイギア)がおすすめ 

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ショアジギングタックル:メタルジグの選び方

メタルジグの選び方を紹介!

続いては基本的なメタルジグの種類を見てみます。重量やカラー、素材や形など様々なものがあるメタルジグの特徴をチェックしてみましょう。また今回はこれから初める方にも使いやすいものも紹介します。何を選ぶか迷った時には是非参考にしてみてください。    

 

 

ショアジギングで使うメタルジグの重さ

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。 この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などのより大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。  

 

重量 おすすめの釣り場
60〜80g 沖堤防、地磯
100g以上 沖磯

 

 

重量選びのポイント

メタルジグの重量は重すぎても軽すぎてもいけません。軽すぎるとボトムが取れませんし、重すぎると早く着底してしまい魚にアピールできないからです。初めてのポイントで、流れや水深がはっきりしない時には、重量の選択肢をいくつか用意しておくと安心です。    

 

 

メタルジグの素材

メタルジグの素材は主に鉛、鉄、タングステンが存在します。これらの素材はそれぞれ異なる特徴を持っており、使い分けることで青物の釣果を伸ばすことができるのです。 表のようにメタルジグの素材による違いを理解しておくだけで、釣れない状況を打破することも可能になってきますので、是非覚えておいてください。  

 

素材 特徴
一般的なメタルジグ。大量生産に向いた素材で、比較的安価に買い求めることができる。
鉛と比較して比重が軽くゆっくり沈むため、早い動きに反応しない低活性の青物に対して有効。
タングステン 鉛と比較して比重が重く、同じ重さでも小さく作ることができる。ベイトは小さいが、重いジグが必要な際に有効。

 

 

メタルジグの形状

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。 表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。  

 

形状 特徴
スリムタイプ 潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。
標準タイプ よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。
スロータイプ オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

メタルジグのカラー

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他にも定番のブルピンやシルバー系のカラーも揃えておくと便利です。  

 

 

メタルジグの選び方のまとめ

ジグの重量は使うフィールドによって選択

素材にも注目 アクションによって形状を選択

ベーシックなカラーをベースに揃える        

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ショアジギングタックル:ラインの選び方

道糸はPEを使おう!

ショアジギングでは、飛距離と感度に優れるPEラインがおすすめです。特に大型の青物を狙うショアジギングでは、魚とのやり取りの最中に海中の岩にラインが擦れて切られることのないよう太めの仕掛けを使うことが多いです。 このように地磯や沖磯で使用するPEラインの号数はこれと決まっているわけではありません。堤防でのショアジギングでは飛距離を優先してやや細めのPEラインを使うことが多いですが、磯場では4号を基本に状況や狙う魚のサイズに合わせてPEラインの太さの調整を行います。

 

PEラインの号数 釣り場
2号〜2.5号 堤防・沖堤防
3号〜8号 地磯・沖磯

 

 

リーダーは太めのフロロカーボンを!

ショアジギングでは道糸をPEライン、リーダーには太めのフロロカーボンを使用します。これは主に、ファイト中のラインブレイクを防ぐためです。

リーダーの長さは、堤防などであれば1~1.5m前後、磯などの擦られて切られるリスクが高い場所では3m以上取る場合もあります。

 

ショックリーダーの強さ 釣り場
30〜60lb 堤防・沖堤防
60〜120lb 地磯・沖磯

 

 

ラインの選び方のまとめ

PEラインは2号以上を選択

リーダーは60lb以上を選択

 

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あると便利なグッズもチェック

ランディングネットは必須!

最後にショアジギングで欠かせない道具をご紹介します。ランディングネットは玉網ともいいます。足場の高い堤防や岩場から重量のある魚を引き上げる際に便利です。ランディング時のロッド破損も良くあるので、初めての方は極力ランディングツールを使って魚を引き上げます。

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プライヤー

これはスプリットリングを開けたり、魚の口からフックを外す際に使用するペンチのような道具です。ショアジギングではアシストフックの針先が鈍ることが良くあるため、こまめなフックチェンジが必要。フックチェンジを素早く行うためにも、プライヤーは必須アイテムです。 

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フィッシュグリップ

青物を釣りあげたあと、魚の口からルアーのフックを外す際に役立ちます。素手で魚を抑えてフックを外そうとすると、魚が暴れてフックが手に刺さってしまうことも良くあります。安全に魚をホールドしておくためにフィッシュグリップも必須のアイテムです。    

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グローブ

100g前後の重量のあるメタルジグをキャストする際には、キャスティンググローブやフィンガーグローブが便利です。キャスト時に人差し指を怪我してしまう恐れがあるため、その予防として効果的です。また、磯でのショアジギングの場合は不意の転倒時などに手を守るため、フルフィンガーのグローブを着用しましょう。

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ショアジギングタックルで釣りに出かけよう!

ショアジギングは初心者でも様々な種類の魚を狙うことができる人気のルアーゲームです。初めてでも釣り方と必要な仕掛けの組み合わせをしっかり理解しておけば誰でも簡単に初めることができるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。 

 

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シーバスが釣れる人と釣れない人の違いは?狙い方のコツやテクニックを解説!

「シーバス釣りは難しい」と感じる初心者は多いと思います。特に堤防五目釣りなど、エサ釣りに特化した釣り方をしていた方は敷居が高く感じる傾向があるようです。しかし心配はいりません。実はシーバスの釣り方はそんなに難しくありません。ポイントを押さえたルアー釣りを解説!

 

 

 

 

 

ルアーでのシーバスの釣り方5ポイント解説

シーバス、釣れない人から釣れる人へ

一年を通してどこかの沿岸で顔を出すシーバス。釣り初心者でも比較的簡単にその魚体を拝むことができる魚ですが、反面ベテランでも釣果にバラツキの生まれる魚でもあります。

 

釣れる人と釣れない人の違いはどこにあるのでしょう。今回は陸っぱりからのルアー釣りのやり方を中心に、シーバスの狙い方とコツを5ポイント紹介いたします。

 

今まで釣れなかった人は釣れる人へとぜひ転身して下さい。

※タックルに関してはシーバス用のものを所有している前提で進めていきます。

 

 

 

 

シーバスの釣り方・基本ポイント①「場所選択」

釣れない人は粘り過ぎている

シーバスを狙うのならば、まずは時間を惜しまずフィールドを開拓していく必要があります。また同じフィールドでも狙いどころを変えながらこまめにランガンで探りを入れましょう。釣れない人は同じところで「粘る」をよしとしている人が多いようです。

 

 

釣れる人は複数の釣り場が頭に入っている

陸っぱりのシーバスフィッシングは3m前後のシーバスロッドを常に振り回すことから、一つの釣り座に入れる人数が制限されます。「ここが一杯ならあっちで」と臨機応変に立ち回れるように何か所かの釣り座を頭の中に確保しておきましょう。

また狙い方によっては遠投などが必要になることの多い釣りですから、当然「風向き」に影響される釣りでもあります。複数の釣り場がインプットされていればサッと風裏に逃げることも自在です。選択肢の中にサーフ・地磯・堤防・河口など、特色の違う釣り場が入っていれば完璧です。

 

 

釣れる人は情報収集上手!

 シーバスに限らず正確で重要度の高い情報をいち早くゲットできるのは今も昔も「釣り場近くの釣り具屋さん」と相場が決まっています。自分の釣りフィールド近辺の釣り具屋さんは釣り場選択の最重要情報源です。何も購入しなくても全然大丈夫ですから、釣り座に入る前には必ず釣り具屋さんに顔を出して店員さんに話を聞きましょう。初めてのお店でもかまいません。思わぬ有力情報をゲットできるかもしれません。

また最近ではインターネットの普及とともに釣り場情報も昔より簡単にゲットできるようになりました。もちろんリアルタイムの情報ばかりではありませんが、一つの指針にするには充分な情報量があります。釣りに向かう前にまずは調べてみましょう。

 

検索のコツ!

釣果・時期・仕掛け・テトラポッド位置など実釣情報

常夜灯の有無・駐車場の有無・トイレの有無など釣り場情報

釣り具屋さんの有無・コンビニの有無など周辺情報

 

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シーバスの釣り方・基本ポイント②「時期・時合」

釣れない人の定番パターン

シーバスに限らず、魚がなかなか釣れないと口にする人は「さて、ご飯も食べ終わったし、ちょっと釣りに行ってみるか」や、「休みがこの日しかないからこの日に釣りに行こう」など、行き当たりばったりのことが多いようです。釣行予定はキッチリとたてましょう。

 

 

釣れる人は潮を見極める!

  スズキの仲間は潮の動いている時に捕食活動をすることの多い魚です。一般的に上げ潮に乗って沿岸に近づき小魚を捕食し、下げ潮に乗って沖に出ると考えられています。またヒラスズキに至っては「荒磯の王者」などと呼ばれるほど潮の動きの速い場所を好みます。ですから初心者の第一の狙いはズバリ「満潮(潮止まり)までの上げ潮」となります。

次に大事なのが「潮回り」になります。大潮や小潮という言葉を聞いたことがあると思いますが、大雑把に小潮は干満の差があまりなく、大潮は干満の差が激しいといえます。潮は約6時間サイクルで上げたり下げたりしています。大潮ですとその6時間の間にプラスマイナス2mも潮が動くので、当然潮の動きは早く激しくなります。つまり次のポイントは「大潮の上げ潮」となります。

 

 

釣れる人は時合を逃さない!

さて、釣り場所と潮回りの情報が手に入ったら次は「時合(じあい)」についてです。どんな魚にも必死に捕食する時間(時合)があります。その代表が「マヅメ」です。一般的に太陽と水平線の間の詰まる時間(間詰め)を言い、日の出の前後1時間ほどと日の入りの前後1時間ほどを指します。この時間は人間でも朝ごはんと夕ごはんを食べる時間にあたり、お魚もお腹を空かす時間のようですね。

すべての条件が揃った時に、海面が爆発するような捕食音(ボイル)が頻発し始めると大チャンスです。そのタイミングを逃さずルアーを投げ倒しましょう。

 

潮汐表を手に入れる方法!

釣り具屋さんでゲット!

インターネットでダウンロード!

ポイントのアプリをダウンロード!

 

 

 

 

釣れる人は “シーズン” を知っている!

 

 

 

シーバスは比較的通年狙える魚ではありますが、特に釣りやすいシーズンは「春」と「秋」です。

 

春は、産卵のために「バチ」と総称されるゴカイの仲間が海底からたくさん出てきます。(この現象を「バチ抜け」と呼びます)

 

ふわふわと水面付近を漂うバチは簡単に捕食できるため、シーバスの格好の餌となります。

 

バチに似せた細長いシルエットの、水面付近をまっすぐ泳ぐルアーをゆっくり巻くだけで、比較的簡単にシーバスを釣ることができます。

 

春のバチ抜けシーズンに釣り上げたシーバス。
サイズはなかなか選べないが、キャスト精度や飛距離、難しい動作がほとんど必要ないため、比較的簡単にシーバスを釣ることができる。

 

秋は、シーバスが冬の産卵期に向けて、体力を付けるために積極的にエサを食べるようになり、シーバスのハイシーズンと言われています。

 

数も釣れてサイズも出る絶好のチャンスです。

 

ベイトフィッシュ(エサとなる魚)も豊富なため、様々な場所・タイミングで、様々なルアーでシーバスを狙うことができます。

 

 

 

 

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シーバスの釣り方・基本ポイント③「ルアー選択」

釣れない人はルアーローテができていない!

ルアーは何でもかんでも沢山持って行く必要はありませんが、時と場所に応じたものは用意して行く必要があります。また、時合によってローテーションを頻繁にし、常にベストなルアー選択をするよう心がけましょう。

選択肢が多いほど攻略できるパターンも増えますし、ロストなど緊急時の保険にもなります。車で釣行の場合には、トランクにタックルボックスを入れておき、ベース基地のように持ち歩く一軍ルアーとの入れ替えが出来ると釣れる可能性もぐっと上がりそうですね。

ルアーローテーションは、サイズ・カラー・レンジ・波動など色々な可能性を試すための釣人の武器なので、惜しみなく使えるように事前に準備しておきましょう!

 

 

釣れる人はミノーを使いこなす!

ミノーはシーバスを狙うなら必ずタックルボックスに入れておきたいルアーの一つです。その昔「東京湾爆釣ルアー」として名を馳せたレッドヘッドは今も定番で人気のあるルアーです。魚の形そのものを模したルアーで、おおまかにタイプは3つ。

 

フローティングタイプの特徴

リトリーブ(リールを巻いてルアーを引くこと)をやめると浮き上がってくる「フローティング(F)タイプ」は、水深の浅い磯や河口などの場所や水面で捕食をしているシーバスを狙います。リトリーブをやめても浮力で水面までは動き続けるので、そこでシーバスが口を使うこともあります。軽くできているものが多いので飛距離はそれなりです。

 

サスペンドタイプの特徴

リトリーブをやめると中層にとどまる「サスペンド(SP)タイプ」は、ロッドアクションを付けたあと一瞬その場で静止する(ポーズ)ことでシーバスに口を使わせるタイミングを作ることが容易なルアーです。フローティングタイプに比べると若干重く作られているので、多少飛距離も延びます。

 

シンキングタイプの特徴

リトリーブをやめると沈んで行く「シンキング(S)タイプ」は水深のある釣り場で力を発揮するルアーです。活性が鈍って深場で休んでいるシーバスなどにも有効ですが、常に根掛かりの危険性はあります。重く作られていることで飛距離が出ますので、フックを付けずに遠投ズル曳きで海底の様子をリサーチするのにも向いています。リトリーブ速度によって海底から水面までカバーできるので、守備範囲は一番広いルアーであるといえます。

 

ミノータイプ

メリット

デメリット

備考

フローティング(F)

動きが良い

根掛かりしずらい

飛距離が出ない

横風に弱い

動きは良いが、軽いが故のライントラブルもあり

サスペンド(SP)

中層のサーチに抜群の威力

実際には完全ステイは難しく、経験が必要

使いこなせれば河口でのドリフト釣法などに威力を発揮

シンキング(S)

飛距離が出る

アタリがダイレクト

スローリトリーブでアクションが付けにくい

オールマイティーに使える

 

 

釣れる人はジグで攻める!

金属製の板をベイトに見立てて作られるジグは、その重さから遠投をしてシーバスを狙うのにも適しています。標準的なシーバスロッドであれば10~30gほどのメタルジグがメインのセッティングになります。

 

オーソドックスタイプジグ

青物などのライトショアジギングゲームなどでも活躍するメタルジグ。堤防や地磯でのシーバスゲームでは、特に遠投が必要な時に頼りになります。魚が沖で湧く「ナブラ」と呼ばれる現象が起こった時などは100mくらいの遠投が必要になることがあります。100mというと桁違いな感じですが、実は初心者でも何度かの練習次第ですぐにコツを覚え、クリアできる距離なのです。

 

実績抜群のバイブレーションタイプ

バイブレーションといえば、その昔はプラスチックミノーの仲間でしたが、最近ではメタルジグの仲間入りをしています。お尻をブルブルと震わせながら泳がせるために重量がヘッド寄りになっていることと、体全体をフィンタイプにしていることから空気抵抗が強く飛距離はメタルジグにはかないませんが、実釣実績は抜群です。使い方も難しくないので、必ず1個は持っておきたいルアーの一つですね。水中でのアピール力が強いのが特徴です。

 

ジグタイプ

特徴

オーソドックスタイプメタルジグ

圧倒的な飛距離とレンジキープのしやすさ、沈降速度の速さから見切られにくい。比較的安価。

バイブレーションタイプメタルジグ

プラ素材のものより飛距離が出る。タダ巻きで充分アピールするが、反面魚がスレるのも早い。比較的高価。

 

 

釣れる人はワームでナチュラルに食わす!

シーバスを狙うにあたり、ぜひタックルボックスに1セット入れてもらいたいのが「ワーム」と「ジグヘッド」です。基本は押さえているのに釣れない…。原因は腕だけの問題では無い場合があります。例えば、その日のシーバスがハードプラグの動きを気に入らないこともあるでしょう。そんな時に、よりソフトでナチュラルなベイトの動きを再現できるワームは強い武器になります。

また、浅い地磯や水深の無い河口などでのシーバスフィッシングでは根掛かりも多くあります。高価なプラグを投げるたびにロスト、なども当然考えられます。上向きのシングルフックがデフォルトのジグヘッドはもともと根掛かりがしにくい造りですし、ハードプラグに比べて安価で買えます。これだけで釣行されている方もいるくらいです。

 

ソフトワームを使う理由

根掛かり防止!

スレたシーバスの警戒心を解く!

お財布に優しい!

 

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シーバスの釣り方・基本ポイント④「テクニック」

釣れない人は「釣った」喜びを知ろう!

誰でもルアーを始めたばかりの頃はロッドアクションに悩みます。魚が食いつくタナ(水深)や海底の様子を探ったりもなかなかできないものです。まずは基本のロッドアクションを覚え、最初の一匹を釣り上げましょう。「釣れた」ではなく「釣った」という自覚が自信になります。

 

 

釣れる人は基本ができている!

さて、場所と道具が揃ったらいよいよシーバスを狙いに行くのですが、もう一つ大事な条件があります。そう、ルアーを動かすテクニックです。今回は地磯や堤防からのテクニックの他に汽水域に現れるシーバスをゲットするための河口でのテクニックもあわせて紹介いたします。

 

 

基本のピッチ&ジャーク釣法

シーバスフィッシングでまず覚えなければならないのがピッチとジャークです。初心者の方は、ピッチはリールを巻く事、ジャークはロッドをあおることと覚えておけば良いでしょう。「ジャークでルアーを動かし、ピッチで糸ふけを取る」感覚です。

タックル全体の仕掛けバランスにもよりますが、テクニック的にはまず「ワンピッチ・ワンジャーク」を覚えましょう。ロッドを1度しゃくったらリールを1回転させるこの釣法が基本になりますが、「リールの1回転が約70㎝から90㎝ほどラインを回収する」ことを念頭に置き、ロングジャークやショートジャークにピッチの回転数を対応させましょう。

ジャークをしたあとピッチせずにフリーフォールで何秒か沈ませる「リフト&フォール」のテクニックも合わせて練習すれば多くの釣り場で通用するようになります。

 

8の字メソッドも有効!

最後まで慎重にリーリングしよう!

足元まで引いたらすぐにピックアップしない!

竿先を海面に近づけ、大きく8の字を描くようにしてルアーを泳がせる!

 

 

クロス釣法からのU字メソッド

これは真水が好きなシーバスが河口から汽水域のある川の中流域まで入ってくる場所で特に威力を発揮するテクニックです。もちろん流れのある海での釣行でも使えるテクニックですので、覚えておくと良いでしょう。

クロス釣法は流れに対してどの角度でルアーを投げるのかで呼び方が変わります。流れに直角にルアーを投げる「クロス」に対して上流に向かって投げるのを「アップクロス」、下流に投げることを「ダウンクロス」と呼びます。

どこを狙って投げても当然ルアーは自分の足元に帰ってくるわけですから、違いはルアーの「通り道」と「スピード」ということになります。河川など魚の居付いている場所がある程度限定される(橋脚下など)フィールドではそこを通して魚を釣ります。

魚は通常川上に頭を向け捕食対象を待っているため、橋脚下などの魚溜まりを狙う時はどのクロスの方法でも「上流から」流して行くのが正解です。自然に流速に乗せてドリフト(テンションを掛けずに流す)させても良いくらいです。そして、魚の居そうな場所でブレーキを掛けるようリーリングします。このルアーの動きがU字を描くことから、「U字メソッド」と呼びます。ルアーが方向を変えた瞬間に食わせるテクニックです。

※もちろん魚の後方から魚を追い越して口を使わせる方法もありますが、これはほとんどがダウンクロスになります。流速によっては狙いのポイントを泳がせられないことが多いので気を付けましょう。

 

ドリフト釣法を覚えよう!

ラインは張らない!(ルアーを手元で感じない程度)

明から暗に流す!(橋脚下やストラクチャーの中まで)

暗から明にUターン!(明るいところへ逃げるベイトを意識)

ラインメンディングはこまめに!

 

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シーバスの釣り方・基本ポイント⑤「習性を見極める」

釣れない人は相手(シーバス)の理解が浅い

さて、最後はシーバス(スズキ)の習性についてです。ポイント④まではこちら側からの考え方でしたので、相手をもう少し研究してみましょう。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」です。

 

 

釣れる人はマッチザベイトを意識している!

シーバスに限らずフィッシュイーターをルアーで狙う場合、その時捕食されているベイトにルアーを合わせる「マッチザベイト」を意識しましょう。足元の海中にイワシが群れている、小アジが群れているなど、その時シーバスが捕食しているであろうベイトにルアーの「色」「形」「大きさ」を合わせたチョイスをしましょう。間違ったチョイスは見切られる原因になりかねません。

関東から中部あたりで良く聞く釣り方に「コノシロパターン」というものがあります。これは2つの考え方・やり方があり、大群でコノシロ(15㎝以上で中には20㎝を越えるものも)が接岸してくる秋から冬にかけてコノシロに付いているシーバスをコノシロのようなルアーで狙うやりかたと、コノシロの大群の下や回りをルアーで探ることで食い気の立っているシーバスを釣る狙い方です。どちらも正解ですので、コノシロの季節にはぜひ試してみてください。

※コノシロルアーは大型のものが多く、タックルもそれなりに強力なものが必要になります。見切られることも多いですが、ヒットすれば大物の可能性が高い釣りです。

 

釣れる人はマズメを狙う!

シーバスはフィッシュイーターの中ではエサの捕獲がヘタな部類です。それが原因なのかは分かりませんが、昼間の明るい時間より夜に活動が活発になります。朝マズメ、夕マズメを積極的に狙っていきましょう。まずは常夜灯のある釣りやすい場所などで腕を磨くのがおすすめです。

 

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さあ、もうシーバスは手の届くところに!

シーバスを始めたばかりの頃は「シーバスって本当にルアーで釣れるの?」と疑心暗鬼になったものです。しかし、釣れない理由を補正していくことで確実に釣れる魚になりました。

 

ぜひみなさんも自分なりの「釣れない原因」を探り、会心の一本を手にして下さい。

 

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エギングで釣れない!そんな人に向けた釣れない理由と釣れるコツを解説!

今回はエギングでなかなかイカが釣れない方へ、釣れない理由と解決方法、釣り方のコツをまとめてご紹介します。エギングは使う仕掛け、そしてターゲットが魚ではないという点が他の釣りと大きく異なります。エギング特有の釣れない理由を知って、ステップアップを目指しましょう。

 

 

 

 

 

釣れないエギングから脱出しよう

釣れない理由を知ってステップアップを目指そう

 

今回はエギング初心者の方向けに、釣れない理由になりやすいポイントと、原因の解決方法をご紹介します。

 

狙うターゲットのアオリイカ、そしてルアーであるエギは、他の釣りと比べて独自性が高く、イメージをつかむのが難しいという初心者の方が多いです。

 

釣れないと諦める前に、ぜひ今回ご紹介する原因と対策で一工夫してみてください。

 

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エギングで釣れない5つの理由と解決方法を紹介

釣れない理由の解決で脱初心者

 

まずは釣れない人が陥りやすい5つのパターンと、原因の分析、解決方法をまとめて解説します。

 

初めての1匹を手にするために必要な初心者向けの内容なので、エギングを始めたばかりの方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

シャクリやタックルなど一歩踏み込んだ内容でなくても、スランプを脱出するきっかけになります。

 

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1.エギングで釣れない原因:季節はずれ

アオリイカは1年サイクルの年魚

 

初めての釣りにエギングを選んだ方にとって、最も釣れない理由になりやすい、アオリイカの生態的な特徴です。

 

1kgを超えて巨大化するアオリイカですが、寿命は約1年、長くても1年半という1年サイクルの年魚で、このサイクルの中には、産卵の季節やエギで釣れない幼生の季節も含まれています。

 

水温低下が苦手な生き物なので、寒い季節は水温が安定する深場へ移動する点も要チェックです。

すべてのアオリイカが同時に産卵したり、寿命を終えたりすることはありませんが、季節の移り変わりにシビアなターゲットだということをチェックしておきましょう。

 

季節の変化によるアオリイカの成長イメージ

春夏秋冬のエギングをそれぞれご紹介します。

 

釣れる季節と言われているが釣りやすいのは間違いありませんが、その年の水温変化の状況で、アオリイカの成長段階や接岸状況も変化する点は要チェックです。

 

地域によっても水温の変化に差があるので、開始時期が気になる時は気象予報サイトなどで、地域の水温状況をチェックしてみましょう。

 

シーズンイン直後はフレッシュなイカが多く、シーズン中であっても、回遊状況や釣り人によるプレッシャーによって、釣れる日釣れない日を繰り返します。

 

春は親イカの季節

春は産卵を意識した親イカサイズのアオリイカが増える季節です。

 

産卵場所である海藻地帯を中心に、流れに乗ってエサのいる場所を探しています。

 

成熟したイカが多く、不自然な動きをするエギを見切るイカが多いです。

 

全国で釣れ始めるのは4月頃からで、5月と6月に春のエギングシーズン本番を迎えます。

 

夏はアオリイカの数が減る季節

夏は産卵後、寿命を迎えるイカが増える季節です。

 

初めての1匹を目指すには不向きですが、特別大きなサイズが出やすい季節と言えます。

 

地域によっては真夏まで狙えますが、7月いっぱいという地域が多く、基本的には卵~幼生のオフシーズンというイメージです。

 

秋は子イカの季節

秋は成長して釣れるサイズになった子イカが増える季節です。

 

この時期のアオリイカは好奇心旺盛で、エギに対する反応もよく、初めての1匹を目指すのに最適な季節と言えます。

 

大型のイカはほとんどいない時期なので、釣れるサイズに合わせて、3号など小さめのエギを使うのがポイントです。

 

冬は深場へ移動する季節

冬はアオリイカが水温低下を嫌って、深場へ移動する季節です。

 

目安となる水温は16℃程度で、水温低下とともに岸付近からアオリイカの数が減っていきます。岸から深い場所まで届く釣り場であればチャンスがあります。

 

この季節についても地域差はありますが、基本的にはオフシーズンとイメージしておきましょう。

 

春に向けて、水温16℃を越える日が増えてくると、大きくなったアオリイカが岸付近に増えてきます。

 

季節 アオリイカの成長段階 エギングシーズン
親イカ~産卵 ◎4月からスタート、本番は5月頃から
産卵~親イカor卵 産卵後のイカが増える
卵~子イカ ◎9月からスタート、10月頃から釣れるサイズが増える
深場へ移動 水温の低下とともに深場へ向かうイカが増える

 

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2.エギングで釣れない原因:底を攻め切れていない

春に釣れない人は要チェック

 

底付近を好むイカが多い春の釣りや、ルアー釣り初心者の方が釣れない理由に多いのが、底を攻め切れていないケースです。

 

エギは他のルアーに比べると特別沈下速度が遅く、ノーマルタイプの3.5号で1m沈むのに3秒から5秒程度かかります。

 

キャスト後に着底を確認する、ここまではしっかりする方が多いですが、アクション後のフォール時間が短く、シャクってフォールさせて、と繰り返すうちに、どんどんエギが上にあがってくる方が多いです。

 

底付近を攻めているイメージを持っていても、実際はエギが沈むスピードが遅くて、ずっと中層を釣ってしまっているというケースは、イカが釣れない大きな原因になります。

 

日中の釣りならラインである程度判断できますが、夜釣りでしっかり底を攻め切るにはある程度の経験が必要です。

 

 

ゆっくり沈める釣り方を意識するのがポイント

風の強さ海の潮位潮の流れ方など、エギの沈み方は釣り場や当日の状況によって大きく変化します。

 

初心者の方が感覚でアジャストしていくのは難しいので、いきなり釣りを始めるのではなく、1投目、2投目は状況の確認として、アクションごとにしっかり着底を確認しながら釣る釣り方がおすすめです。

 

キャスト後と同じように、海中に向かうラインが止まったら、着底の合図になります。

 

着水から着底までと、アクション後着底までにかかる時間をカウントしておけば、中層より上を釣っている時間はかなり減るはずです。

 

エギは着底中の止めも十分な誘いになると考えるのもおすすめです。

 

シャクって動かしていないと釣れないとは考えず、フォールと着底をじっくり見せる釣り方も有効だとイメージしながら釣ると、フォールを待てなかったり、動かしたくなる時間を短くしたりできます。

 

エギングはフォール中のアタリが一番多い釣りです。焦らずエギを見せる釣り方で、釣果アップを目指してください。

 

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3.エギングで釣れない原因:アタリが分からない

分かりにくさの理由はイカ特有のアタリ方

 

これもアオリイカ釣り特有の釣れない理由です。魚が相手であればコツッときたり、竿先が曲がって揺れたりしますが、アオリイカのアタリはラインが引き込まれる止まるなどのわずかな違和感が発生する程度です。

 

ラインがたるみすぎていると、沖側のたるみが真っすぐになるだけでアタリが分からない原因になります。

 

また、によるラインの動き、着底によるラインの停止と見分けがつきにくいのも、初心者が苦戦を強いられる要因です。

 

 

日中の釣りで糸の動きを観察

ラインが動くアタリをアタリだと認識した経験があれば、違和感の察知やアワセはどんどんスムーズになります。

 

一回目の認識がネックになる部分なので、日中の釣りでラインをよく見て、怪しい動きになるべくアワセを入れるように練習をしてみましょう。

 

波や風にアワセを入れることがあっても、大した問題ではありません。

 

また、ラインを見やすい色にしたり、マーカーが入ったラインを使うことで、ラインの動きを見やすくする方法もあります。

 

フォール中は穂先を海面に近づけて、ラインが風の影響をなるべく受けないように、海面や海中を漂っている状態を目指してみましょう。

 

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4.エギングで釣れない原因:ワンパターン

同じことの繰り返しが釣れない理由になることも

同じ釣り場同じポイント同じエギ同じアクションワンパターンになってしまうのも、釣れない人が陥りがちな釣り方です。

 

エギングは惜しいアタリや他の魚からのアタリが少なく、釣れない時間が続くと集中力を持続させるのが難しい釣りですが、色や動きで反応が変わったり、スレてエギを見切ったりと、ワンパターンな展開は避けるべき釣りでもあります。

どんなパターンが釣れる釣りなのか、経験が少ない初心者の方は釣り方の引き出しがまだ少ない段階ではありますが、できる対策はたくさんあります。

 

 

エギを変えながら歩き回ろう

初心者の方でもすぐに実践できるワンパターン対策として、ランガン戦略とローテーション戦略があります。

 

ランガンというのは、どんどん歩き回って自分から魚を探す釣りのスタイルのことです。(移動しては撃つ という意味の「Run & Gun」の略称)

 

やり方は極めてシンプルで、同じ場所に投げ続けないように移動し続けるだけで実践できます。

 

特に春のイカは違和感を抱くとスレるので、1投目を大切にすることと、3投ほどしたら見切ってスレていないイカを探す方向に切り替えるというのがおすすめです。

 

ローテーションもやり方は簡単で、エギの種類カラーを交換するだけです。

 

近年は色の違いだけでなく、形状やパーツに工夫を凝らしたエギも多数展開されています。ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

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5.エギングで釣れない原因:飛距離が足りない

飛距離を出してスレていないイカを見つけよう

 

エギは沈降速度がゆっくり、つまり比重が小さく、そもそも飛ばないタイプのルアーですが、エギングで飛距離を出すことは、スレていないイカを見つけることに繋がります。

 

また、イカが流れについていたり藻場が遠いポイントでは、飛距離最も重要な要素と言っても過言ではありません。

 

よく飛ぶ投げ方を習得する、あるいはよく飛ぶ設計のエギを使うことで、飛距離を稼ぎましょう。

 

飛距離アップのコツ

1つ目のコツは垂らしの調整です。

 

「垂らし」とは、投げる時に穂先からどの程度ラインを出しておくか、という意味の言葉で、エギングにおいては1~1.5m程度が目安です。

(長いロッドほど、垂らしを長く取る必要があります。)

 

垂らしが短いと、竿先にしかエギの重さが乗らず、竿全体のパワーを使えないので飛距離が出ません。また、短すぎる垂らしは折れの原因にもなります。

 

垂らしをある程度長くすることで、竿が太い部分までしっかり曲がり込み大きな反発力を生み出せます。また、遠心力が大きくなるぶん初速が速くなります。

 

2つ目のコツは振りを大きくすることです。

 

これも遠心力を上手に利用するためのテクニックで、肘と手首だけで投げるよりも、肩が入るところまで振りかぶってから振るほうが飛距離が出せます。

 

疲れてくると小さなキャストになりがちですが、一息入れて大きくロッドを振りましょう。

 

よく飛ぶ設計のエギ

メーカーの技術は日々進化しており、様々な創意工夫によって飛距離の出やすいエギが開発されています。

 

キャストの上達はもちろん重要ですが、「そもそもよく飛ぶエギを使う」というのは誰でもすぐに実践可能確実に効果が出飛距離を伸ばすための戦略です。

 

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エギングは釣果データの収集が釣果アップのポイント

釣果情報で釣れる場所をチェック

 

エギングでよく登場するキーワードに「墨跡」があります。

 

これは釣られたアオリイカが吐いた墨の跡のことで、生育状況のよい藻場、餌となる小魚の回遊など、イカにとって魅力的なエリアには複数のアオリイカが群れで接岸することから、「釣れている場所はよく釣れる可能性が高い」という意味で重要視されている言葉です。

 

シーズン中であっても釣れる場所、釣れない場所があり、釣れる場所は数も出やすいのがエギングです。

 

フレッシュな釣果情報をチェックして、今釣れる状況のよいエリアへ釣りに出かけましょう。

 

釣具のポイントでは、Google mapの場所情報付きで各店が釣り場情報をアップしています。

 

ただ、実は情報がまだ少ない時期・場所こそが狙い目だったりもします。

 

他の釣人が入っていないポイントであれば、スレていないイカがいるかもしれません。このような場所を探すときに重要なのは、「潮流」「藻場」です。

 

潮の流れがある程度なければエサとなる小魚も入ってこないため可能性は低くなります。

 

また、アオリイカが好むホンダワラアマモです。

 

初めての場所でも、エギをシャクってみてこれらの藻がカンナに引っ掛かってきたら期待が膨らみます。

少し粘って丁寧に攻めてみてもいいかもしれません。

 

釣れ始める時期だけでなく、「今釣れる」が分かるのがエギングでは非常に重要です。

 

気になるエリアや釣れる釣り方の情報も、ぜひ店頭でスタッフにお尋ねください。

 

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エギングでどうしても釣れない時はコレを試そう

ボトムステイとズル引き

 

いろいろな釣り方を試してもうまくいかない時のために、エギング奥の手もご紹介します。1つ目にご紹介するのはボトムステイ&ズル引きです。

 

ボトムステイは着底後、すぐにシャクらずエギを海底で放置するテクニックで、エギはラインや流れを受けて海底でユラユラと揺れます。

 

やり方はアタリに反応できる程度のラインのたるみを作って、1分~5分放置するだけ。

 

この釣り方は根掛かりの原因になる可能性があるものの、動くエギにスレたイカや底べったりなコウイカなどに効果的です。

 

釣り方に変化が欲しい場合は、釣り場の根がかり具合と相談しながら試してみてください。

 

ズル引きはボトムステイをそのまま引きずる釣り方で、やり方はゆっくりリールを巻いたり、ロッドをゆっくり起こして引っ張るだけでOKです。

 

この釣り方も根掛かりの原因になるものの、底べったりなイカの攻略に適しています。磯系ではなく砂が目立つエリアで実践しましょう。

 

 

新しいエギを使う

エギはイカの墨で汚れていたりかじられて布が破れてたりしていると、アオリイカに違和感を抱かせてしまうことがあります。

 

イカの墨でエギが汚れたら、釣り場で歯ブラシを使ってぬめりまできれいに取り除きましょう。

 

また、根掛かりなどでカンナが開いてしまうと、せっかくイカにエギを抱かせても、フッキングがうまく決まらないケースがあります。

 

カンナの開きやエギの布破れは釣行中に気が付かないことがあるので、ときどきチェックしたり、定期的に新しいエギに交換するのがおすすめです。

 

 

エサ巻きのエギを使う

 

スレているイカばかりでエギを無視されたり、すぐにエギを離してしまう状況の打破には、生のエサを付けるエサ巻きエギが有効です。

 

エサの準備があってルアーゲームらしい手軽さはちょっと薄れてしまいますが、エサは鶏のササミやキビナゴなどの小魚が使えます。

 

やり方は通常のエギングよりも少しゆっくりで、スローなシャクリやボトムステイを使って、エサの力でアオリイカにエギを抱かせます。抱いた後も通常のエギよりも違和感を与えにくく、アワセの猶予も長いです。

 

ヤリイカやコウイカに対して効果が高い釣り方として有名ですが、アオリイカに対しても効果があります。

 

まずは1匹という方は、エサ巻きエギの導入も検討してみましょう。アタリの感覚をつかむ練習にもなります。

 

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釣れないエギングはコレで解決

釣れない理由を1つずつ解決していこう

初心者の方が陥りやすい釣れない理由と、解決方法をご紹介しました。

 

ご紹介してきたテクニックは全て一度に実践するのではなく、いろいろなやり方を試しながら、自分のペースでステップアップを目指すのが楽しく釣りを続けるためのポイントです。

 

釣り場特有のコツやテクニックもあるので、お出かけになる場所がお決まりの方は、ぜひ店頭でスタッフに釣果やコツをご相談ください。

 

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エギングの基本タックル・仕掛けは?揃える道具とセッティングのコツを解説!

エギングビギナー向け!今回はエギングの基本的なタックルと仕掛け、あると便利な道具類をまとめてご紹介します。初めてのタックルにピッタリのロッド、必要な仕掛けパーツをまとめて揃えたい方は要チェック!入門にピッタリの構成でお届けします!

 

 

 

 

 

エギングのタックル&仕掛けを揃えよう!

エギング入門に必要な道具を一気に準備!

エギングビギナー必見!エギング入門に必要なタックル、仕掛けと道具類をまとめてご紹介します。スタート時に何が必要なのか、どの号数を選べばいいのか、ぜひ入門道具選びの参考にしてみてください!

 

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エギングタックルを3つに分けてご紹介!

初心者向けの基本タックルを揃えよう!

まずはロッドとリールに道糸、揃えるエギングのタックルからご紹介します。ロッドはエギング専用のものが必要ですが、リールはサイズが合っていれば汎用向けとして展開されている入門のものでOKです。

ラインは糸同士の結びを覚える必要があるPEライン。結び方のコツをつかむまでちょっと練習が必要ですが、エギングはこのタイプのラインを使用するメリットがかなり大きいので、初心者の方も思い切ってPEラインからスタートしてみましょう。

エギングタックルは小さなメタルジグを使う釣り、ちょい投げ、船からのキス釣りなど、いろいろな釣りが遊べる万能なタックルでもあります。イカ釣りをメインに、初めての釣り道具をお探しの方にはピッタリの構成です。どの釣りから始めるかお悩みの方はぜひ検討してみてください!

 

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1.エギングタックル:ロッド

エギング専用のロッドを準備しよう!

エギングは専用として展開されているロッドが快適!他の釣りよりもルアーをキビキビと動かす、エギング独特の動作に合わせた軽さと曲がり方が専用ロッドの大きな魅力です。長い時間ロッドを振り続けても疲れない、釣りの時間をより楽しくしてくれる要素になるので、初心者の方もぜひ専用のロッドからスタートしてみてください。

アオリイカの寿命は約一年で、エギングの中でも秋の小型釣りと春の大型狙いに分類されます。各ロッドにも秋向けと春向けのモデルが用意されていて、専門性の高いものを選んで始める方法と、中間的なもので両方のシーズンを楽しむ方法、この2つから自分に合う方法を選べます。釣り初心者の方には予算のバランスが取りやすい、中間的な構成を選択する方法がおすすめです!

 

 

長さと硬さの選び方

エギングロッドは長さや硬さに複数の種類があります。初心者の入門にふさわしい1本はどんなスペックなのか、基本中の基本である王道のスペックをチェックしてみましょう。先ほどご紹介した中間的なもの、堤防で春と秋の釣りに対応できるスペックをご紹介します。

 

長さは初心者の方でも振りやすい8.6フィートモデルが堤防エギングの基本となる長さです。硬さは各メーカーともM、ML、MHのような記載で、MLは秋の小型釣りが快適、MHは春の大型狙いで活躍するパワーが持ち味といったセッティングになります。春秋両方を1本で遊ぶなら、中間的なMがおすすめです。まずはバランスに優れる8.6フィートのミディアムパワーから始めましょう!

 

長さ 硬さ 用途
7フィートクラス ML(ミディアムライト) 秋のエギングで使いやすい!
8フィートクラス M(ミディアム) 季節を問わずおすすめ!
9フィートクラス MH(ミディアムヘビー) 遠投大型狙いに!

 

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2.エギングタックル:リール

定番のC3000番を選ぼう!

リールは初心者の方でも扱いやすいスピニングリール、サイズは2500、C3000という大きさがエギングタックルの基本セッティングです。エギング専用として展開されているリールはロッド同様に軽く、シャクリの動作が快適ですが、初心者の方には予算のバランスを考えてスタンダードなアイテムの入門向けグレード、C3000番をおすすめします。

2500番やC3000番は他の釣りでも使いやすい万能サイズ、エギングタックルをそのまま流用するだけでなく、他の専用ロッドと組み合わせて遊ぶ使い方も楽しめるので、予算配分はリールを重視するのがおすすめです。いろいろな釣りに使うなら、使用感や耐久性にも満足できる1万円前後のグレードを検討してみましょう!

 

サイズ 用途
1000/C2000 アジング・メバリングに!
2500/C3000 エギングにピッタリ!
4000 サーフ・ライトショアジギングに

 

 

ハイギアとノーマルギアの選択について

サイズを選んだら、次はギア比を選択しましょう!メーカーによって内容や表記に若干違いがありますが、H、XHとついているものは一回転あたりの巻取り量が多く、表記の無いノーマルギアは標準的な巻取り量とイメージしておけばOKです!

春の賢い大型アオリイカ狙いを重視するなら、1シャクリひと巻きでエギを動かしすぎないノーマルギア、秋のアオリイカを効率よく釣るなら、スピードを出しやすいハイギアを選ぶのが選び方のコツです。

迷う方には2シャクリひと巻きとすれば春でも遊びやすい、ハイギアのモデルをおすすめします!

 

記号 ギア比 用途
表記無し  ノーマルギア(約5:1) スローな春の釣りにおすすめ!
H/HG ハイギア(約6:1) スタンダード!
XH エクストラハイギア(約6.3:1) スピーディーな秋の釣りにおすすめ!

 

 

 

シングルとダブルハンドルの違いについて

ギア比と同じく、ハンドルのタイプもエギングのリール選びで好みが分かれるポイントです。ハンドルのタイプはハンドルノブが1つのシングルハンドル、ノブが2つのダブルハンドルから選択できます。

エギングリールの主流はノブが2つのダブルハンドルで、巻き取ってハンドルノブから手を離した時に、勝手に回ってラインを回収しすぎないというのが選択のポイント。シングルはハンドルノブが一番下にくるまで回ろうとしますが、ダブルはノブが2つあることで、半回転程度で回転が落ち着きます。初心者の方、選択を迷う方はダブルハンドルから始めてみましょう!

シングルハンドルはノブが1つで総重量が軽いというのが選択のポイントです。ロッド同様、エギング専用リールは軽さを追求したものが多く、ダブルハンドルモデルと比べて10gほど軽くなるシングルハンドルは、総重量の面で非常に魅力があります。少しでも軽さを追求したい方は、シングルハンドルモデルも考慮に入れて検討してみましょう!

 

ハンドルタイプ メリット デメリット
ダブルハンドル ハンドルの回転がピタッと止まる ハンドル1つ分重い
シングルハンドル ハンドル1つ分軽い ハンドルが勝手に回る場合がある

 

 

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3.エギングタックル:ライン

エギングのPEラインは0.6号が基本!

エギングタックルのラインはPEラインを使うのがスタンダードです。伸び率が低く細くても強い、エギをキビキビ動かしたいエギングにはピッタリの特性を持ったラインで、アオリイカの繊細なアタリを判断しやすくなります。リーダーと呼ばれる先糸を結ぶ必要がありますが、他のラインと比べると釣果の差は歴然です!

PEラインの太さは0.6号を基準に選ぶのが春秋バランスよく遊べる基本セッティングで、巻き量は150m以上巻いておくと、トラブルで切ることになっても釣りを続けられます。リールの項目でご紹介した2500番、C3000は0.6号200mというスペックのものが多いので、ピッタリ巻けるこのセッティングを目安にするのがおすすめです!

 

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0.4号、0.8号のセッティングも選択肢に!

バランス重視の基本セッティング以外、細めのPE0.4号と太い0.8号を選ぶときのポイントもチェックしておきましょう!基本的には細いほどよく飛んで操作性もアップしますが、太い0.8号にも飛距離が出ないなりの魅力があります。

0.4号は小型の秋イカ狙いにピッタリのセッティングで、小さくて軽いエギを気持ちよく扱える操作性が魅力です。やり取りに慣れている方や、高性能なドラグを持つハイグレードリールを使う場合は、春のエギングでも使えるセッティングです。バランスを考慮してリーダーも細めのものを選びましょう。

0.8号は流れの中から大型のアオリイカを寄せるパワフルな釣りや、根掛かりからの回収率を少しでも上げたい時におすすめです。初めての釣りにエギングを選ぶ方は、根掛かり回収率を考えてこの太さも検討してみてください。こちらもライン全体のバランスを考えて、リーダーはやや太めとすると道糸の強さを活かせます!

 

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エギングの仕掛けを2つに分けてご紹介!

初心者向けの仕掛けパーツも準備!

ロッド、リール、ラインとタックルの準備ができたら、次はエギングの仕掛け部分の準備を進めましょう!仕掛けのセッティングはPEラインに結ぶリーダーライン、糸とエギを繋げるスナップ、アオリイカを誘うエギの3つです。仕掛けが非常にシンプルなので、釣り初心者の方でも簡単に準備ができます。

リーダー、スナップはサイズや強度があっていれば他の釣りからも流用できるので、すでに道具をお持ちの場合はエギングの条件に合うかを確認してみましょう。イチから道具を揃える場合は、エギング専用の製品から選ぶと製品選びが簡単です!

 

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1.エギング仕掛け:エギ

アオリイカを誘う疑似餌!

まずはアオリイカを釣るためのルアー、エギについてです。魚なのかエビなのか、不思議な形をした独特な疑似餌で、アオリイカだけでなく、タコや根魚が反応してくることもあります。ハリは魚ではなくイカの触腕に合わせた形状、手を伸ばしてきたところを掛けられる、専用形状のカンナです。

色、大きさに重さ、そして沈み方と選択肢が非常に多いルアーなので、初めての方はどれを選んでいいのか悩みがちなのがエギ選びです。基本となるモデルさえチェックしておけば選び方は簡単なので、しっかり予習しておきましょう!

 

 

基本となるのサイズは3.5号!

もっともベーシックなエギのサイズは3.5号で、春の大型アオリにはちょうどいいサイズ、秋の小型狙いではサイズを選んで釣るようなサイズ感です。重さはメーカーによって多少違いがありますが、標準となるノーマルモデルが20g前後、ゆっくり沈む軽め、早く沈む重めも選べます。

春から始める時はバランスよく遊べる3.5号のノーマルモデルがあればOK、秋の小型狙いで数を釣りたい時は少しサイズを落として、2.5号程度のノーマルモデルを準備しておけばバッチリです。

船から浅い場所、岸に向けて投げるようなスタイルの釣りにも、岸釣り向けの3.5号エギを使えばOK!船で深い場所を釣る専用のエギ、頭にオモリのついたティップラン専用エギは同じ3.5号でも重すぎるので、購入時は間違えないように注意しましょう。

 

号数 重さとサイズ 用途
2号以下 6cm6g程度 ヒイカ狙いに
2.5号 8cm10g程度 秋イカにおすすめ!
3号/3.5号 10cm前後15gから20g程度 スタンダード!
4号以上 12cm25g程度 遠投大物狙いに

 

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色を使い分けて釣果アップ!

アオリイカは色の違いで釣果が変わるターゲットで、同じサイズのエギを色違いで使い分けるのが釣果アップのコツです。初心者の方も根掛かりで無くしたときのことを考えて、3つ、4つとエギを準備しておきましょう。

特に実績の高い色はオレンジ、ピンクの2色で、この2つはスタート時に必ず用意しておきたい人気のカラーです。まずはこの2色がベースのものから、模様や下地のタイプが気に入るものを選んでみてください。ローテーション用に他の色を用意するなら、グリーンとパープルをおすすめします。色が同系統ばかりにならないように、バランスよく揃えていきましょう!

 

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2.エギング仕掛け:リーダー&スナップ

道糸に結ぶリーダーラインを準備しよう!

複数の糸が織り込まれているPEラインはダメージに弱く、傷がつくとその部分に負荷が集中して強度が大幅に低下するという弱点を持っています。この弱点を補うために、多少の傷なら粘って耐える素材のリーダーラインを結ぶのがエギングの基本的なラインセッティングです。

リーダーラインの種類はフロロカーボン、太さは2号から3号(8lbから12lb)を使用します。メインラインとのバランスを考慮して、同程度の強度のものを選ぶのがおすすめです。結び方は電車結びなど、簡単な結びから始めてみましょう。劣化してきたら結び直しが必要になるので、釣り場に持ち込めるコンパクトスプール製品がおすすめです!

 

号数 強度 道糸とのバランス
2号 8lb PE0.4号におすすめ!
2.5号 10lb PE0.6号におすすめ!
3号 12lb PE0.8号におすすめ!

 

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スナップがあるとエギの付け替えが簡単!

エギの色替え、ローテーションで活躍するのがルアーゲームで定番の接続パーツ、スナップです。開閉式のクリップのような構造で、リーダーに結んでおけば、ラインを切らず簡単にエギを交換できるようになります。

エギング向けに設計された専用スナップなら、エギのバランスを崩すことなく使えて開閉自体も簡単!開けやすいMサイズがおすすめです!

 

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エギングは専用ケースが快適!

エギ専用のケースで持ち運びが快適!

エギの持ち運びは、一つずつカバーを付けるカンナカバーと、まとめて複数を収納できるエギケースを使う方法、この2つから選べます。数が少なければカンナケースを使ってキーホルダーのように持ち運び、数が増えてきたらエギケースに移行するというのが定番です。

カンナが刺さるような状態で持ち運ぶのは危険なので、エギと合わせて必ずどちらかを用意しておきましょう。

 

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バラつかずカンナが絡まないスマート設計

ルアー用の万能ケースを使う方法もありますが、エギング向けのケースはカンナをスポンジに刺して固定できる専用設計です。中でエギがバラつかず、カンナ同士が絡むトラブルも起きません。最初に4つ以上エギを準備するなら、収納取り出しともに簡単なエギケースをおすすめします!

 

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エギングの取り込みにはギャフがおすすめ!

専用ギャフで取り込み簡単!

春の大型アオリイカは大きいもので重さ2kg以上、腕一本で掛かってくるケースもあり、抜き上げやラインをつかんでの取り込みはバラシのリスクが高いです。キャッチをより確実なものにするために、エギング用のギャフを用意しておきましょう。

イカ向けのギャフはエギのカンナのような形状で、イカの胴体を捉えやすい設計です。ネットよりも先が軽く、取り込み時にバランスを崩しにくいのがギャフのいいところ、収納時はコンパクトにまとまって快適に持ち運べます。足場の高い堤防で釣りをするときは、確実に海面に届く長いものを準備しましょう!

 

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玉網よりもギャフがおすすめ!

魚釣りの取り込みツールと言えばネットが定番ですが、イカを相手にするとヌメリや墨で汚れる、カンナがネットの網目に掛かってトラブルになるなど、使いにくさを感じる部分が目立ちます。

ギャフは取り込み時のトラブルが少なく、汚れても手入れが簡単なのが大きなメリットです。エギングではギャフが主流、不意の大物に備えて、初心者の方もぜひ検討してみてください!

 

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エギングに出かけるときの服装をチェック!

防寒日焼け対策でアウトドアを満喫!

エギング向けの服装についてもチェックしておきましょう!春、秋がメインとなる釣りなので強烈な防寒は必要ありませんが、アウトドアを楽しむためには季節に合わせた防寒、日焼け対策が必須です。アオリイカの墨がついてしまうかもしれないことを考慮して、外遊び用のウェアを準備しておきましょう!

エギが飛んできた時にケガを防いでくれる帽子、しっかり歩けるシューズ、ライフジャケットとエギケースが入る収納があれば完璧!堤防から遊ぶときは、ポーチ型のライフジャケットが手軽です!

 

 

偏光グラスで釣果アップ!

安全面、そして釣果の面からもぜひ検討していただきたいのがアイウェア。釣り向けとして人気の偏光グラスは、帽子と同じくルアーやエギが飛んできた時の対策として機能するだけでなく、余計な光をカットして水中を見やすくしてくれる効果があります。

エギング、特に秋の釣りは目で見てイカを探したり、追いかけてきたイカの反応を見ながらエギを動かす釣り方の効果が非常に高いので、こちらもぜひ検討してみてください。エギングだけでなく、さまざまなルアーフィッシングで活躍するアイテムです!

 

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エギングであると便利な小物類もチェック!

イカ絞めピック

ここからはエギングの時にあると便利な道具類の紹介です。まずはアオリイカを美味しく持ち替えるための道具、イカ絞めピックをチェックしてみましょう。

この道具は彫刻刀のような形で、文字通りイカを絞めるためのアイテムです。使い方はアオリイカの目と目の間に刺すだけ、イカは絞めると色が白くなるので、初めてでも簡単に使えます!

 

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歯ブラシ

エギについた墨を落とす時にあると便利なアイテムです。イカが墨を吐くのは身の危険を感じた時、墨がついたままのエギはイカに警戒されてしまうので、歯ブラシで擦ってきれいにしてから使うのが釣果アップのコツです!

 

 

アワビシート

生命感あふれる輝きが魅力的な、エギのカスタムアイテムです。ワンポイントのアピールとしてエギに貼るだけでなく、エギの簡単補修ツールとしても機能します。

アオリイカのアタリに気づかずアワセが遅れると、エギがかじられて布が破けてしまうケースがあります。こんな時はアワビシートを使って補修!あくまでワンポイント的に、ひし形に切って貼るのが使い方のコツです!

 

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エギングタックル&仕掛けの準備はコレでバッチリ!

道具を揃えて釣りに出かけよう!

エギングの入門道具一式はコレで準備完了!道具類の整理が終われば、あとは釣り場でアオリイカを釣るだけです!堤防を歩き回って、価値ある1匹をゲットしましょう。

予算に合わせた新商品探しや今釣れているエギなど、気になる情報はぜひ店頭でスタッフにお尋ねください!

 

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秋(9月・10月・11月)におすすめの釣り特集!地域毎にも釣れる対象魚をご紹介!

 

今回は秋の釣りを地域ごとにご紹介します。秋は狙える魚種が非常に豊富で、釣果も安定する釣りシーズン。釣りを始めるにはまさにベストなシーズンと言えます。それぞれの地域で人気の魚、よく釣れる魚をチェックして、秋の釣りを満喫しましょう。

※2025年9月2日更新

 

 

 

 

秋の釣りを地域別にまとめて紹介

9月・10月・11月の釣りをまとめて解説

 

 

今回は年間で最も遊びやすい季節、秋の釣りを地域ごとに分けてご紹介します。初心者向けの釣りが揃った夏の釣りから季節が進んだ秋は、堤防・防波堤からでも大物が狙えるシーズンになります。

 

今回は旬の魚を中心に、初心者向けから釣りに慣れている方にもおすすめしたい、魅力的なターゲットをまとめてご紹介します。これから釣りを始める方はもちろん、新しい釣りに挑戦してみたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

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秋に旬を迎える魚

9月・10月・11月の釣りと言えばこの3魚種

 

 

まずは秋に釣れる魚の中から、旬を迎えて特に味がよくなるもの、釣りが盛り上がりを見せるものを3魚種ご紹介します。

 

秋は狙える魚が非常に豊富で、面白い釣りが沢山できる季節です。どの釣りにするか迷ったら、釣果情報がよいものを選ぶか、旬を迎えて美味しいものを選んで釣りに出かけてみましょう。

 

 

①秋が旬の魚:ハゼ

 

 

美味しい天ぷらの具材として有名なハゼは、秋の代表的な入門向けターゲットです。

 

味がよくなる旬は秋~冬の魚ですが、ハゼは寒くなると水温が安定する深場へ移動するため、河口など岸から手軽に釣りが楽しめるのは、夏の終わりから秋頃までです。

 

ハゼは数が多くエサに対して好奇心旺盛で、初心者の方でも釣りやすい魚です。釣りが初めてで、どの釣りから始めていいかわからないという方は、ぜひハゼ釣りをチェックしてみてください。

 

 

②秋が旬の魚:タチウオ

 

 

 

関西から人気が広がったタチウオは、夏の数釣りから秋冬になると大物狙いへと移行します。秋冬は大物のチャンスがあるのはもちろん、味がよくなる時期でもあるので、岸釣り、船釣りとも一層の盛り上がりを見せます。

 

タチウオはガツっと竿を止める独特なアタリと、名前通りのソリッドなルックスからは想像できないフワっとした身質で釣りのターゲットとしての魅力は十分。岸釣り派の方はもちろん、船釣り派の方もぜひ検討してみてください。船釣りでは夜釣りがあったり、強烈に数が出たりと岸釣りには無い魅力があります。

 

 

③秋が旬の魚:マダイ(真鯛)

 

 

秋は春のハイシーズンが終わって、落ち着いていたマダイの釣果が再び盛り上がりを見せる季節です。この時期のマダイは産卵ではなく、越冬を目的として捕食に積極的になるので、味がいいのはまさにこの時期と言えます。

 

釣りは船釣りがメインですが、ルアー釣り、エサ釣りどちらでも楽しめるターゲットです。特に手軽さのあるルアー釣り、タイラバが近年盛り上がりを見せていて、船釣り入門と言えばこの釣りというところまで定番化しました。タチウオと並んで、マダイ釣りも秋は特におすすめです。

 

 

秋に旬を迎える魚まとめ

釣り初心者の方には美味しいハゼ釣りがおすすめ

全国的に人気のタチウオハイシーズン

王道のマダイ釣りも見逃せない

 

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秋の釣り人気ターゲットを5地域に分けてご紹介

9月・10月・11月におすすめの釣りを地域ごとに解説

 

 

ここからは全国を北海道、東北、関東、関西、四国・九州に分けて、秋におすすめの釣りをご紹介します。

 

秋は夏に比べて気温も落ち着き、アウトドアが遊びやすいシーズン。対象魚以外もよく釣れて、釣果に期待ができます。初心者の方もオススメのシーズンですので積極的に釣りに出かけてみてください。

 

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1.秋の人気ターゲット:北海道

秋の北海道でおすすめの魚種を3種類ご紹介

 

 

まずは最も北側に位置する、北海道の釣りからご紹介します。

 

北海道で釣れる魚は本州とは大きな違いがあるので、地域情報をしっかりチェックしながら、対象魚種を選定しましょう。まだ雪が無く、遊びやすい9月・10月・11月は北海道でも釣りのハイシーズンです。

 

 

①秋の北海道で釣れる魚:ホッケ

 

9月・10月・11月の北海道で釣り入門におすすめのターゲットは、食卓でもなじみ深いホッケです。この時期のホッケは数が多くエサやルアーに好反応。その釣りやすさから人気が高く、この時期の堤防・防波堤には多くの釣り人が集まります。

 

エサ釣りはサビキ、胴突き、ウキ釣り。ルアーはメタルジグにワームと釣り方の選択肢も豊富です。遊んでみたい釣り方で、旬のホッケに挑戦してみましょう。

 

 

 

 

 

ホッケ狙いの仕掛けと釣り方

 

ホッケを狙うのにおすすめの釣り方は、手軽さと釣果を兼ね備えるジグサビキです。サビキの下に金属製のルアーを付けるこの仕掛けは、本州でも回遊魚狙いの仕掛けとして幅広く楽しまれています。

タックルはシーバスタックル、ライトショアジギングタックルなどが流用可能で、メタルジグは20~40g程度を使用します。

ジグサビキセットはいろいろなメーカーから展開されているので、最初はメタルジグと仕掛け部分を合わせてゲットできるものをチェックしてみてください。

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混雑する釣り場でのキャストは避けよう

 

ホッケ釣りは釣り場が混雑する釣りです。ジグサビキを使う場合は混雑している場所から少し離れたところで、キャストできるメリットを活かしながら遊んでみてください。

 

 

②秋の北海道で釣れる魚:渓流トラウト

 

 

本州では10月頃から禁漁になる渓流のトラウトですが、北海道では春までさまざまなトラウトゲームを楽しむことができます。土地が広大で河川が非常に多く、管轄ごとのルールをしっかり調べておく必要がありますが、北海道ならではの釣りとして、これから釣りを始める方は要チェックのターゲットでしょう。

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渓流トラウト狙いの仕掛けと釣り方

 

 

現在はルアー、特にヘビーシンキングミノーを使った釣り方が人気です。投げやすいスピニングタックル、キャスト精度が高いベイトタックルから、好みに合うものを選択しましょう。渓流はベイトタックルを好む方が多いです。

 

 

本州と違い遊漁券が必要ない場所がありますが、必要な場合や魚種ごとに特別なルールがある場合があります。分からないときは北海道庁の「フィッシングルール Rule&Manner」をチェックしたり、釣具店で相談したりしてみましょう。日中でもバッチリ楽しめます。

 

 

③秋の北海道で釣れる魚:アキアジ

 

 

こちらも北海道ならではの釣り、9月・10月・11月にハイシーズンを迎えるアキアジ釣りです。

 

川の中で釣ってはいけない、河口でも制限がある、とルールをしっかり把握しておく必要がある釣りですが、釣れる魚のサイズとその強烈な引き込みは、手間を惜しまず下調べをする価値があります。

 

混雑する傾向があるものの、情報は比較的集めやすい釣りです。大物狙いに挑戦してみたい方は、ぜひ検討してみてください。

 

 

アキアジ狙いの仕掛けと釣り方

 

アキアジの釣り方は独特なスタイルのウキルアー。

エサ釣りではウキフカセとブッコミ釣りがあります。釣り場によって釣り方の向き不向きがあるので、ルールを調べながら釣りをする場所に目途を立てて、道具を揃えていくのがおすすめです。

ルアー派の方には、アキアジ釣りで一番人気、サーフでのウキルアーをおすすめします。

 

 

 

 

秋の北海道おすすめの釣りまとめ

遊びやすいターゲットはホッケ

北海道は秋の渓流トラウトもおすすめ

9月・10月・11月はアキアジ本番

 

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2.秋の人気ターゲット:東北

秋の東北でおすすめの魚種を3種類ご紹介

 

 

続いて東北地域の秋の釣りについてです。

 

秋は東北で特に人気の高い根魚釣り、ロックフィッシュゲームにはまだ水温が高い時期ですが、岸の釣りから船の釣りまで、釣りハイシーズンらしくいろいろな釣りが揃っています。

 

 

①秋の東北で釣れる魚:アジ

 

 

東北の秋の釣りで初心者の方に一番おすすめできるターゲットは、夏の小型から少しサイズアップが期待できるアジです。秋は小サバやイワシなど、アジに混じって釣れる魚が多く、とにかく何か釣ってみたいという方には特におすすめできます。朝や夕方の時間帯を選んで、堤防・防波堤に出かけてみましょう。

 

東北はアジング流行の兆しがあり、情報を集めやすくなってきているので、ルアーで遊んでみたい方にもおすすめです。

 

 

アジ狙いの仕掛けと釣り方

 

定番のサビキ釣り、人気のジグヘッド+ワームの釣り、どちらで遊んでもいろいろな魚が釣れます。釣り自体が初めてという方には、シンプルで難しさのないサビキ釣りがおすすめです。

使用するロッドは入門向けのコンパクトロッドから遊べて、仕掛けも必要なものが全てセットになった完成仕掛けもあります。

まずは手軽に始められる、セット製品をチェックしてみてください。エサのアミコマセは、冷凍だけでなく常温で保存できるものもあります。

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②秋の東北で釣れる魚:ショゴ・ワカシ

 

 

ルアー釣りで魚の引きを満喫したい方には、小型回遊魚のワカシ、ショゴを狙うのがおすすめ。ワカシはブリの幼魚、ショゴはカンパチの幼魚のためサイズは30cm程度までですが、泳ぐ力が強くスピード感もあり、他の魚種ではなかなか味わえない引きを味わえます。

 

こちらも朝、夕方の時間帯が特に釣りやすく、釣り場は堤防・防波堤からサーフまで、さまざまな場所で楽しめます。まずは小型の回遊魚から、人気の青物狙いに挑戦してみましょう。

 

 

ショゴ・ワカシ狙いの仕掛けと釣り方

 

ショゴ・ワカシを狙う釣り方はルアー釣り、エサ釣りどちらも有効。初心者の方におすすめの釣り方はメタルジグを使うルアー釣り、ライトショアジギングです。

秋であれば対象魚はまだまだ小さい時期なので、やり取りに自信が無い方でも気軽に挑戦できます。

しかし、タックルにパワーが無いと振り回されてしまう相手なので、初心者の方は少し強めとして、ライトショアジギングロッドのM程度に4000番のリール、PE1.2号程度から始めるのがおすすめです。

このセッティングなら、季節が進んである程度大きな魚を相手にする釣りにもそのまま使えます。

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③秋の東北で釣れる魚:ヒラメ

 

 

船釣りのおすすめもご紹介します。秋の東北でおすすめの船釣りは、活きイワシを使ったヒラメ釣りです。

 

東北はこの釣りが非常に盛んな地域で、全国平均よりも早い夏~秋が東北ヒラメのハイシーズンになります。東北のヒラメは数、サイズともに期待ができる非常に魅力的な釣り。大物狙いから船釣り入門をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

ヒラメ狙いの仕掛けと釣り方

 

船ヒラメ釣りは仕掛けが非常にシンプルで、糸の結び方さえ覚えてしまえば、準備は初心者の方でも簡単にできます。

船ヒラメ専用の竿にPEラインの2号~3号を巻いた手巻き両軸リール、もしくは電動リールをセットしたタックルを用意しましょう。レンタルタックルに対応できる船宿もあります。

この釣り最大のポイントは生き餌の扱いとアワセ方で、生き餌はできるだけ弱らないように手早くハリ付けする必要があります。初心者の方は船長につけ方を教えてもらってから、実釣に移りましょう。アワセは焦り禁物、強く引きこむまでじっくり待つのが、この釣りのセオリーです。

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秋の東北おすすめの釣りまとめ

アジのサビキ釣りで釣り入門

小型青物のルアー釣りもおすすめ

東北船ヒラメのハイシーズン

 

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3.秋の人気ターゲット:関東

秋の関東でおすすめの魚種を3種類ご紹介

 

 

関東の9月・10月・11月に釣りやすい魚もチェックしてみましょう。

 

関東も東北に続いてアジが釣りやすいシーズンで、大物狙いの方にはヒラメや青物釣りもおすすめです。船釣りは旬のマダイがイチオシですが、カツオやアマダイなど、秋は魅力のあるターゲットが揃っています。

 

 

①秋の関東で釣れる魚:アジ

 

 

関東のアジも夏の小型からサイズアップして、20cmクラスが期待できる時期になります。堤防・防波堤や釣り公園など、遊びやすい釣り場で狙える、釣り入門向けのターゲットなので、夏・秋に釣りを始めるなら関東でもアジ釣りから始めてみましょう。

 

 

アジ狙いの仕掛けと釣り方

 

 

東北の項目ではエサ釣りをご紹介したので、関東では、ルアー釣りのアジングをご紹介します。

 

港の定番ルアーゲームとして定着したこの釣りは、アジの小さなアタリを繊細に掛けるゲーム性の高さが魅力です。安価な入門向けセットからでもスタートできますが、感度に優れる大手メーカー製の入門向けロッドから始めると、アジングらしさをより楽しむことができます。

 

港の常夜灯周りなど、身近な場所で楽しめる釣りなので、ルアーから始めたい方はアジングをチェックしてみてください。

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②秋の関東で釣れる魚:イナダ

 

 

イナダはブリの幼魚のことで、40cm程度までのサイズが今回ご紹介するイナダです。関東では秋が深まるにつれて、釣れるサイズも大きくなっていく傾向があり、9月はイナダに満たないサイズが混じりますが、11月末になると、イナダから出世したワンサイズ大きなワラサクラスも登場します。

 

この魚の魅力は引きが強いことと、群れで行動すること、そしてエサを追っているときは比較的簡単に釣れることです。届く範囲に高活性なイナダが沢山という状況は何度も釣り場に通わなければ出会うことができませんが、いい日に当たればその爆発力は非常に魅力があります。

 

 

釣り初心者でも挑戦できるターゲット

 

イナダの釣り方はそれほど難しくなく、港やサーフなど、身近な場所で狙えるターゲットですので引きが強い魚を狙いたい方は、この釣りもチェックしておきましょう。

 

 

イナダ狙いの仕掛けと釣り方

 

 

釣り方は太い仕掛けを使ったサビキ釣り、泳がせ釣り、そしてルアー釣りとさまざまな選択肢があります。初心者の方におすすめの釣り方は、道具がシンプルで準備が簡単なルアー釣り、ライトショアジギングです。

 

東北の項目でもご紹介したように、イナダ狙いの釣りは専用ロッドとPE1.2号を巻いた4000番のリールを組み合わせる、ちょっと強めのタックルから始める方法がおすすめです。タックルにパワーがあれば、初心者の方でも魚をコントロールしやすく、不意の大物にも対応できます。ルアーは定番のメタルジグからはじめてみましょう。

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③秋の関東で釣れる魚:マダイ(真鯛)

 

 

春と秋はマダイシーズン、特にやる気のあるマダイが浅場に上がってくるシーズンです。秋は釣れるマダイの味が特によく、サイズ、数ともに期待ができます。秋はマダイ狙いで出船する船が多く、船宿を見つけるのも簡単です。出かけやすい港の船宿をチェックして、秋のマダイに挑戦してみましょう。初心者の方にもおすすめです。

 

 

マダイ(真鯛)狙いの仕掛けと釣り方

 

 

船のマダイ釣りはエサ釣りとルアー釣りがあり、どちらも非常に人気があります。

 

初心者の方におすすめの釣り方は、いろいろな魚が釣れてお土産を確保しやすいエサ釣り、マダイのコマセ釣りです。地域によっては仕掛け全長が長く、投入と回収に慣れる必要はありますが、投入さえしてしまえば、ある程度放っておいてもチャンスは十分です。レンタルタックルからも挑戦できます。王道のマダイ釣りから、船釣りを始めましょう。

 

 

 

秋の関東おすすめの釣りまとめ

秋の関東もアジから釣り入門

引きが強い魚を狙うならメタルジグでイナダに挑戦

船釣りは秋のマダイが人気

 

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4.秋の人気ターゲット:関西

秋の関西でおすすめの魚種を3種類ご紹介

 

秋の関西はなんといってもタチウオが人気です。

全国的にも人気の高いターゲットですが、関西はブームの火付け役とも言える地域で、岸から、そして船からどちらの釣りも人気があります。

入門向けのアジもよく釣れるシーズンで、秋は関西地方でも、初心者の方が釣りを始める時期にピッタリです。

 

 

 

 

 

①秋の関西で釣れる魚:アジ

 

 

秋は関西でもアジがよく釣れるシーズンで、東北の項目でご紹介したサビキ釣りで、サイズ、数ともに期待ができます。

 

アジ釣りのポイントは時間帯選びで、釣りをする時間帯は日中よりも朝や夕方が有利です。全国どこで釣る場合も、アジが釣りやすい時間帯は共通なので、早起きして釣れる時間帯を狙いましょう。

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②秋の関西で釣れる魚:タチウオ

 

 

関西で大人気のタチウオ釣りは、夏の数釣りから秋のサイズ狙いへと移り変わるハイシーズンです。

 

岸釣り、船釣りとも非常に人気が高くよく釣れるので、美味しい魚を狙いたい方は情報を集めて釣りに出かけてみましょう。手軽に楽しめる岸釣りはエサ釣り、ルアー釣りが選択できて、関西ならではの沖堤防での釣りも楽しめます。

 

 

タチウオ狙いの仕掛けと釣り方

 

岸から初心者の方が最も釣りやすい釣り方は、堤防向けのタチウオテンヤを使ったエサ釣りです。

針とオモリが一体になった疑似餌のような仕掛けに、冷凍のキビナゴやサンマなど、生エサをつけてタチウオを狙います。

タックルはシーバスロッド、エサ釣り向けの磯竿どちらを使ってもOKで、釣り方は投げてゆっくり巻くだけです。

タチウオは泳いでいる層が変化する魚なので、仕掛けの沈め具合を変えながら狙ってみてください。夜は表層付近、日中は底付近というのがセオリーで、タチウオが岸近くに集まる夕方~夜の釣りが特におすすめです。

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③秋の関西で釣れる魚:ブラックバス

 

 

関西は琵琶湖、池原ダムなど日本を代表するエリアが多数存在する地域で、夢の大物はもちろん、初心者の方でも釣りやすい小バスの数も多いです。秋は冬に備えて多くのバスが捕食に積極的になるシーズンなので、出会えるチャンスも増えます。

 

バス釣りから釣りを始めたい方はまさに最適なタイミングと言えます。タックルと仕掛けを揃えて、ブラックバスを狙ってみましょう。

 

 

ブラックバス狙いの仕掛けと釣り方

 

 

秋は夏よりもバスの行動範囲が広く、手早く探れるルアーを使ったり、釣り人側が歩いて魚を探したりするランガンスタイルが有効です。

 

バス釣りから釣りを始める初心者の方におすすめのタックルは、Lクラスのバスロッドに5lbを巻いた2500番のスピニングリールの構成です。ジグヘッドワッキーやネコリグといったアタリが多い仕掛けを組み合わせて、足元や目に見える障害物付近から狙ってみましょう。

 

 

秋の関西おすすめの釣りまとめ

関西もアジ釣りハイシーズン

大人気のタチウオ釣りは見逃せない

ブラックバスも釣りやすい季節

 

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5.秋の人気ターゲット:四国・九州

秋の四国・九州でおすすめの魚種を3種類ご紹介

 

最後は四国・九州の9月・10月・11月の釣りをご紹介します。

四国・九州地域でもアジ、タチウオといったターゲットが人気で、岸釣りから始めるなら、この2魚種からチェックしてみるのがおすすめです。

瀬戸内海、太平洋側、日本海側どのエリアも魅力的な釣り場が多く、魚種もさまざまなものを選択できます。

 

 

 

 

 

①秋の四国・九州で釣れる魚:アジ

 

 

四国・九州エリアも、入門におすすめの釣りは秋が一番釣れるアジ釣りです。

 

近年は瀬戸内海でもアジングが楽しまれるようになった他、日本海側にはアジングファンなら一度は訪れたい長崎県があり、大型のアジも狙えるエリアとして注目度が高まっています。関東の項目でもご紹介したアジングで、まずは常夜灯の数釣りから始めてみましょう。

 

瀬戸内海、日本海側、太平洋側で釣れるタイミングやポイント選びに違いがあるので、悩んでしまう方はぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

 

②秋の四国・九州で釣れる魚:ハマチ

 

 

秋の堤防・防波堤からルアーフィッシングを楽しみたい方には、小型回遊魚を狙うライトショアジギングがおすすめです

 

ハマチなど青物と呼ばれる魚たちは小型でも引きが強く、群れが接岸すれば数も狙えます。ブリなど大型の青物を狙う釣りほどヘビーなタックルを使う必要もないので、釣り初心者の方にもおすすめしやすいターゲットです。

 

 

ハマチ狙いの仕掛けと釣り方

 

ルアーは定番のメタルジグがおすすめです。20gから40g程度までのジグを揃えて、釣り場の水深に合うものを選びながらハマチのアタリを待ちましょう。

流されてラインが斜めになってしまう時は重くすればOKです。

ロッドはシーバスロッドやサーフロッドが流用できるほか、ライトショアジギング専用のロッドも展開中です。9フィート程度、ルアーのMAXが50g程度のものをチェックしてみましょう。

1号程度のPEラインを巻いた、4000番クラスのスピニングリールを組み合わせてタックル完成です。

 

 

③秋の四国・九州で釣れる魚:ヒラマサ

 

 

最後にご紹介するターゲットは、9月・10月・11月の大物狙いと言えばのヒラマサです。ブリによく似た魚ですが、行動パターンはブリとは異なり、ブリよりも磯質で根が荒い場所を好みます。四国・九州は全国的に見てもこのヒラマサの数が多く、大型にも期待ができる地域です。

 

岸でも狙える魚ですが難易度が高く、まずは船釣りから挑戦してみるのがおすすめです。ルアー釣り、エサ釣りどちらでも狙えるので、好みに合うスタイルでヒラマサを狙ってみましょう。

 

 

ヒラマサ狙いの仕掛けと釣り方

 

 

おすすめの釣り方は、九州から全国に広がった船の落とし込み釣りです。サビキ仕掛けで中層にいる小魚を釣り、そのまま底まで落とし込んで、ヒラマサをはじめとする大型のフィッシュイーターを狙います。

 

 

大物釣りの準備をしよう

 

メインとなる対象魚はヒラマサ・ブリ・カンパチの青物とするケースが多い釣りですが、ヒラメにマダイ、根魚と対象魚以外の美味しい魚もたくさん釣れる釣りです。

 

専用ロッドと電動リールを揃えて、大物を相手に勝負ができる、パワフルなタックルを準備しておきましょう。エサになる小魚がサビキに掛かっているかどうかを判断するのにコツがいりますが、釣果は抜群の釣り方です。

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秋の四国・九州おすすめの釣りまとめ

アジ狙いは入門・大型狙いどちらもおすすめ

堤防でルアー釣りを楽しむならハマチをチェック

大物狙いならヒラマサ狙いの船落とし込み

 

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秋の釣りの注意点

秋の小型アオリイカはリリース推奨

 

 

秋は人気のアオリイカが卵から孵って、小イカが増えるシーズンです。

 

好奇心旺盛で釣りやすい小イカですが、アオリイカは寿命が一年と短く、春の終わりころまで産卵しません。アオリイカの多い海を維持するために、秋の小型はリリースを意識して、サイズを選びながら楽しむようにしましょう。春の親イカシーズンになれば、倍以上のサイズになって戻ってきます。

 

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秋の釣りから釣りを始めよう

釣りシーズン本番の釣果に期待

 

 

秋は狙える魚が多く、どの地域にも魅力的な釣りがあります。釣り初心者の方はまずはアジから、船釣りデビューをお考えの方は、タチウオやマダイから検討してみるのがおすすめです。釣りやすい時期に魚を釣る経験を積んで、一気にステップアップを目指しましょう。

 

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バス釣りルアーの種類20選!初心者が知っておきたいルアーの選び方とは?

 

 

今回は初心者の方に向けてバス釣りルアーの種類と選び方を紹介します。バス釣り用のルアーはスピナーベイト・ビッグベイト・ミノーなど20種類もありますが、季節やポイントで使い分けは必要です。その適切なルアー選びを状況に合わせてご紹介します。

 

 

 

 

 

バス釣り用のルアーとは?

バス釣りのルアーは金属やプラスチックを使った擬似餌で、大きく分けるとハードルアーとソフトルアーがあります。 ハードルアーは名前の由来になったプラスチックや金属の硬質な素材が特徴で、たくさんの種類があります。ソフトルアーは柔らかいプラスチックや合成樹脂で作られ、ブラックバスが捕食する餌をリアルに再現した自然な動きが特徴です。

 

 

ハードルアー

ハードルアーはプラスチックやワイヤーを使ったボディに、光の反射でアピールできるブレードや釣り針の役割になるフックを組み合わせたルアーです。 ハードルアーの特徴は水を動かす力が強く、ソフトルアーに比べると広い範囲のブラックバスにルアーを気づかせることができます。

 

 

ソフトルアー

ソフトルアーは柔らかいプラスチックで、ブラックバスの餌になる小魚や甲殻類を模したルアーで、鉛素材のシンカーやフックを組み合わせて使います。 ソフトルアーの特徴はハードルアーに比べて、水中での動きが自然なので、警戒心の高いブラックバスが反応して口を使いやすいです。

 

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【系統別】バス釣りルアー20種類

バス釣りのルアーは、形状や素材の違いで大きく5つに分けることができ、細かく分けると20種類以上あります。

樹脂のプラグ系・ワイヤーのワイヤーベイト系・金属のメタル系・柔らかいプラスチックのソフトルアー系は使ってる素材が異なります。トップウォーター系は樹脂と柔らかいプラスチックを使った、水面に浮く性質のあるルアーです。

 

プラグ系

プラグ系ルアーはプラスチック樹脂を使って小魚を真似たルアーです。プラグ系ルアーのヘッドには水深をコントロールできる透明なリップや、水中で回転して、強くアピールできるプロペラと呼ばれるパーツがつけられています。

プラグ系ルアーのボディのなかにはシンカーや金属の玉が内蔵され、キャストした時の飛距離のアップや金属がぶつかり合う音でアピールする効果があります。

 

種類 ルアーの特徴 ルアーの使い方 初心者度
ミノー アクションが豊富 ただ巻き・ジャーキング ★★★★
シャッド 活性が低いときに強い ただ巻き・ストップ&ゴー ★★★
クランクベイト 一定のレンジを探れる ただ巻き・ストップ&ゴー ★★★★★
スイッシャー 引き波と音でアピール ただ巻き ★★★★
バイブレーション 遠投性能が高い ただ巻き・リフト&フォール ★★★★
ビッグベイト 大きなサイズ感でアピール ただ巻き・トゥイッチ ★★

 

・ミノー

細長いボディと短めのリップが特徴で、釣り場やシーズンを選ばずに活躍

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・シャッド

コンパクトなボディと長いリップが特徴で、ブラックバスの活性が低い状況で効果を発揮

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・クランクベイト

浮力のあるボディと長いリップが特徴で、リップの異なるアイテムを使い分けて豊富な水深を探れる

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・スイッシャー

細長いボディと金属のプロペラが特徴で、独特の引き波や音でアピール

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・バイブレーション

リップやプロペラがないので、空気抵抗が少なく遠投性能が高い

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・ビッグベイト

150〜200mm前後の大きなサイズが特徴で、アピール力が非常に高い

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トップウォーター系

トップウォーター系ルアーは樹脂や柔らかいプラスチックで、小魚・虫・カエルを模したルアーです。トップウォーター系ルアーの特徴は浮力が高く設計され、水面に着水してアクションさせても沈まないことです。

トップウォーター系ルアーのボディは水を噛むことで、表層に水しぶきを立てるカップやブラックバスが好む音を発生させる羽根が取り付けられています。

 

種類 ルアーの特徴 ルアーの使い方 初心者度
ポッパー 音でアピール トゥイッチ・ストップ&ゴー ★★★★
ペンシルベイト 瀕死の小魚を演出 トゥイッチ ★★★
ノイジー 大きな音や引き波でアピール ただ巻き・ストップ&ゴー ★★★
フロッグ 根掛かりが少ない ただ巻き ★★★

 

・ポッパー

ヘッドのカップが特徴で、水しぶきや水面の音でアピール

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・ペンシルベイト

小魚を模したパーツの少ない形状が特徴で、瀕死の小魚をリアルに演出できる

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・ノイジー

金属のカップ・羽・リップが特徴で、大きな音や引き波を立ててアピール

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・フロッグ

柔らかいプラスチック素材でカエルを模した形状が特徴で、フックがボディに隠れているので、根掛かりがしにくい

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ワイヤーベイト系

ワイヤーベイトは金属のワイヤーとブレードを使って小魚を模したルアーです。ワイヤーベイトの特徴はワイヤーに取り付けられたブレードで、水中で光を反射させるフラッシング効果で、釣り場の広範囲のブラックバスにルアーを気づかせることができます。

ワイヤーベイトのブレードのサイズは大きくなるほどアピール力が強く、ブレードの小さいサイズを選ぶとブラックバスの警戒心を弱めることができます。

 

種類 ルアーの特徴 ルアーの使い方 初心者度
スピナー 小バスに強い ただ巻き ★★★★
スピナーベイト アピール力が高い ただ巻き ★★★★
バズベイト 素早く探れる ただ巻き ★★★★
チャターベイト 低活性時に有効 ただ巻き ★★★

 

・スピナー

コンパクトなワイヤーと小さなブレードが特徴で、小型のブラックバスに有効

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・スピナーベイト

大きなワイヤーとブレードが特徴で、釣り場の広範囲にアピール

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・バズベイト

水面に飛び出すブレード状のプロペラが特徴で、音や水しぶきで表層を意識してるブラックバスにアピール

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・チャターベイト

ヘッドに取り付けられた回転するブレードが特徴で、根掛かりがしにくい

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メタル系

メタル系は金属を使って小魚を模したルアーです。メタル系ルアーの特徴はボディに取り付けられたパーツが少ないことで、空気抵抗を感じにくく、遠投性能も高くなっています。

メタル系ルアーのボディの特徴は、内部にも金属が使用されているため比重が重く、水中を落下するスピードが速くなります。

 

種類 ルアーの特徴 ルアーの使い方 初心者度
スプーン 不規則なフォールアクション ただ巻き・リフト&フォール ★★
メタルバイブ 素早いアクション ただ巻き・リフト&フォール ★★★
メタルジグ 遠投性能が高い ただ巻き・リフト&フォール ★★★
スピンテールジグ 小バスに効果的 ただ巻き ★★★★★

 

・スプーン

金属の鉄板を使ったボディが特徴で、ヒラヒラと落ちる不規則なフォールアクションでアピール

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・メタルバイブ

ボディのすべてを金属で作ったバイブレーション、遠投性能が高く、メリハリの効いたアクションでアピール

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・メタルジグ

コンパクトで細身な金属ボディが特徴で、ハードルアーの中で最も遠投性能が高い

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・スピンテールジグ

メタルジグにコンパクトなブレードを取り付けたルアーで、遠投力とアピール力を両立

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ソフトルアー系

ソフトルアーは柔らかいプラスチックを使って小魚・虫・甲殻類をリアルに再現したルアーです。ソフトルアーの特徴はハードルアーに比べると自然な動きでアピールできる分、水押しが弱く、広い釣り場ではブラックバスが気づきにくいです。

ソフトルアーの仕掛けは、釣り場に合わせてフック・シンカー・ラインを組み合わせるリグを使います。

 

種類 ルアーの特徴 ルアーの使い方 初心者度
ラバージグ ナチュラルなアクション ただ巻き・シェイク・リフト&フォール ★★★★
ワーム 食わせ力が高い ただ巻き・シェイク・リフト&フォール ★★★★★

 

・ワーム

フックとシンカーを組み合わせて使うソフトルアーで、警戒心の高いブラックバスに効果的

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・ラバージグ

ラバーとシンカーとフックを組み合わせたリグで、ソフトルアーの中ではアピール力が高い

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季節ごとのバス釣りルアーの選び方

ブラックバスは季節による水温や餌の変化で、行動が変わるので、季節ごとのブラックバスの行動パターンに合わせてルアーを選ぶ必要があります。ブラックバスの適水温は20〜27℃と言われ、10℃を超えると積極的に小魚・虫・甲殻類・カエルなどの餌を捕食するようになります。

ブラックバスの適水温になる夏は、水面に浮かんだ虫やカエルを好んで捕食することから、フロッグやバズベイトなどの水面を狙えるルアーを用意してください。

 

 

春におすすめのバス釣りルアー

 

春のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
スピナーベイト 10〜14g前後 コロラド ただ巻き
ミノー 110mm前後 ナチュラル・ハイアピール ジャーク&ポーズ

 

春のブラックバスは水温が上がるまで動きが鈍いので、ゆっくりとした動きのルアーが活躍します。水温が10℃を超えるとブラックバスが積極的に小魚を追いかけて捕食するので、素早い動きのルアーが効果的になります。

ゆっくりとした動きのスピナーベイトはスローなただ巻きでもブレードが激しく回転しアピールできるので、 春の水温が低い状況でもブラックバスが食いつきやすいです。

素早い動きのミノーは水中を逃げ惑う小魚を簡単に演出でき、水温が10℃を超えて小魚を追いかけるブラックバスに効果的な動きを引き出せます。

 

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夏におすすめのバス釣りルアー

 

夏のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
バズベイト 10〜14g ブラック系・ナチュラル系 表層のただ巻き
フロッグ 50〜60mm ナチュラル系 ドッグウォーク

 

夏のブラックバスは表層に浮かんだ虫・カエル・小魚を積極的に食べるので、水面で音や水しぶきを引き出せるルアーが効果的です。

プロペラで音や水しぶきを引き出せるバズベイトは、表層の餌を積極的に探している夏のブラックバスに激しくアピールできます。水面に浮いたカエルを模したフロッグはフックをボディに隠すことができるので、水面に水草が覆われる釣り場で使いましょう。

 

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秋におすすめのバス釣りルアー

 

秋のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
スピナーベイト 10〜14g前後 ウィロー ただ巻き
バイブレーション 50〜70mm前後 チャート・アピール系 ただ巻き

 

秋のブラックバスは水温が下がる冬に備えて、釣り場の広範囲を泳ぎ回って餌を食べるので、アピール力の高いルアーが有効です。

アピール力が高いスピナーベイトはブレードが光に反射するフラッシング効果で、釣り場の広範囲に散らばったブラックバスにルアーを気づかせられます。空気抵抗が少ないバイブレーションは、遠投性能が高いので、釣り場の隅々まで探ることができます。

 

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冬におすすめのバス釣りルアー

 

冬のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
メタルバイブ 5〜15g メタル系・ブルー系 リフト&フォール
メタルジグ 5〜15g メタル系・ハンマード系 ジャーク&フォール

 

冬のブラックバスは水温が下がった影響で、餌を積極的に追いかけずに身を固めていることが多いので、反射的に食いつかせる早い動きのルアーが有効です。

非常に早く動くメタルバイブやメタルジグは、重い金属ボディの効果で素早く沈むので、ブラックバスを反射的に食いつかせることができます。

 

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  • 春は水温に合わせてスピナーベイトとミノーを使い分ける
  • 夏は表層を狙えるバズベイトとフロッグ
  • 秋は広範囲にアピールできるスピナーベイトとバイブレーション
  • 冬は反射的に食いつかせるメタルバイブやメタルジグ

 

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ポイント別のバス釣りルアーの選び方

ブラックバスを釣るときは、水深・障害物・水の流れが異なるため、地形やポイントの特徴に合ったルアーを選ぶことが大切になります。

湖の水深は、10mを超えることも多く、深い水深を効率よく探れるリップの長いルアーを選びましょう。野池・沼は水深が1〜5m前後と浅く、立木や水生植物などの障害物が多いことから、ルアーが根掛かるリスクが高いため、フックが剥き出しにならないルアーが活躍します。

川・水路は流れの影響で水温が安定することから、ブラックバスが捕食する小魚が多いので、小魚を模したルアーを選びましょう。

 

 

 

湖のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
クランクベイト 70mm前後 ナチュラル・ハイアピール ただ巻き
スピナーベイト 10〜18g前後 ウィロー ただ巻き

 

湖は野池や川に比べて水深が深く、ブラックバスが釣れる場所が分かりにくいことから、水深の深いエリアを探れるリップの長いルアーとアピール力の高いルアーを活用しましょう。

水深のあるエリアに適したリップの長いクランクベイトは、水深のある湖でも一定の水深をキープして巻くことができます。また、ブレードが反射することで強くアピールするスピナーベイトは、水深が深い湖のブラックバスの目にとまりやすくなります。

 

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野池・沼

 

野池のルアー サイズ カラー・タイプ b>使い方
フロッグ 50〜60mm ナチュラル ドッグウォーク
チャター 7〜14g前後 チャート・グリパン ただ巻き

 

野池は立木や水生植物などの障害物が多く、湖に比べて根掛かりしてしまうことが多いので、根掛かりを回避できる特徴を持ったルアーがおすすめです。

フックをボディに隠せるフロッグは、根掛かりがしにくくブラックバスが溜まりやすい野池の水生植物をしっかりと探れます。ブレードの回転で根掛かりを防ぐチャターベイトは、アピール力が弱く、釣り人の多い野池のブラックバスの警戒心を和らげます。

 

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川・水路

 

川のルアー サイズ カラー・タイプ 使い方
ミノー 80〜110mm前後 ナチュラル ジャーク&ポーズ・ストップ&ゴー
スイッシャー 80〜110mm前後 ナチュラル ただ巻き

 

川や水路のポイントは、水の流れが強く、ブラックバスが捕食する小魚が湖や野池に比べて多いことから、小魚を動きをリアル演出できるルアーが効果的です。

小魚に似せた細身のミノーはジャーク&ポーズのアクションで、ブラックバスから逃げる小魚の動きを簡単に引き出せます。プロペラで引き波を立てられるスイッシャーは、水面近くで動く小魚の様子をリアルに真似できおすすめです。

 

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  • 湖は深い水深に強いクランクベイト・スピナーベイト
  • 野池は根掛かりを回避できるフロッグ・チャターベイト
  • 川は小魚を意識したミノー・スイッシャー

 

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バス釣りルアーのトレンド

バス釣りルアーのトレンドは1990年代のバスフィッシングブームでの国産メーカーの増加をきっかけに、デザインやサイズ感の違う革新的なルアーが登場することで、移り変わってきました。

1990年代の前半はバス釣りの本場であるアメリカから輸入されたルアーが多く、国産のメーカーのメガバスやエバーグリーンのルアーは90年代後半のバスフィッシングブームから爆発的に人気を集めました。

2000年代はバスフィッシングブームをきっかけに増えた国産メーカーが独創的なルアーを生み出し、サイズの大きいルアーやデザインがおしゃれなルアーがトレンドになりました。現代はメディアに登場するバスプロが使うルアーが人気になりやすくなっています。

 

1990年代

1990年代は独創的でおしゃれなメガバスのルアーが人気を集めました。1990年代のバス釣りのルアーは国産のメーカーが少なく、シンプルな形状やデザインのアメリカンルアーが多かったため、スタイリッシュなデザインを採用したメガバスのトップウォータールアー、POP-XやDOG-Xが大人気でした。

 

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2000年代

2000年代は200mmに迫る大きなサイズ感が特徴のジョインテッドクローが人気を集めました。ガンクラフトのジョインテッドクローは、50〜100mm前後のハードルアーを使うことが多かった2000年代半ばのバス釣りでは画期的なルアーで、50cmクラスの大型のブラックバスが釣れることから全国の釣り場で使われました。

 

 

 

 

現代

現代は積極的なメディアミックスを行なっているジャッカルのルアーが人気となっています。ジャッカルは2000年代に誕生したルアーメーカーで、オリジナリティーと実釣性能を兼ね備えたルアーを人気YouTuberの動画に登場させることで、釣りの経験が少ない新しいバスアングラーを獲得しています。

 

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長年支持されているバス釣りルアー5選

人気になるバス釣りのルアーは、ただ巻きやロッドワークだけの簡単なアクションで使うことができ、ルアーを初めて使った方でもブラックバスの釣果をあげやすいものが多くなっています。

名作と呼ばれる人気ルアーは時代が変わってもたくさんのブラックバスの釣果をあげ、発売から10〜20年が経ってもたくさんの釣り人に使われています。

 

 

①メガバス:POP-X

メガバスのPOP-Xは表層のブラックバスに自然なサウンドでアピールできるので、警戒心の高いブラックバスに効果的なポッパーとして20年以上活躍しています。

 

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②ボーマー:ロングA

ボーマーのロングAは春の低水温期に効果的なジャーク&ポーズのアクションを安定して引き出せるので、発売から30年以上が経った現代でもたくさんの釣り人に愛用されています。

 

 

③ノリーズ:クリスタルS

ノリーズのクリスタルSは狙う水深やアピール力を変えることができる豊富な種類が魅力で、季節やポイントを気にせず使える名作スピナーベイトです。

 

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④ダイワ:TDバイブレーション

ダイワのTDバイブレーションは、ブラックバスをキャストして巻くだけの簡単な使い方で釣れるので、ルアーのアクションが苦手な初心者向けのバイブレーションとして20年以上愛用されています。

 

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⑤ガンクラフト:ジョインテッドクロー

ガンクラフトのジョインテッドクローは警戒心の高い大型のブラックバスに効果的なS字アクションを、ただ巻きだけで簡単に引き出せる、ビッグベイトの元祖と呼ばれるルアーです。

 

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バス釣り用ルアーを正しく選んでブラックバスを攻略しよう!

ご紹介したようにバス釣り用のルアーは、様々あります。水温・餌・釣り場の地形などに合わせてルアーを変えることで、ブラックバスの釣果を上げやすくなります。

まずは今回の記事を参考に、釣り場の状況や季節を加味してルアー選びをしてみましょう。継続して使用していくことで、状況に合わせた最適なルアー選びができるようになるはずですよ。

 

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初心者向けちょい投げ釣り講座!道具・仕掛け・釣り方までやり方の全てを解説

今回は釣り初心者の方におすすめのエサ釣り、ちょい投げ釣りについてです。必要な道具から釣り方まで、必要な情報をまとめて紹介しています。楽しめる期間が長く、美味しい魚が狙える釣りです。初めての釣りをお探しの方は、ぜひちょい投げ釣りをチェックしてみてください。

※2025年8月5日更新

 

 

 

 

 

ちょい投げ釣りを始めよう

持ち物から釣り方までをまとめて解説

今回は、初めての釣りをお探しの方におすすめのちょい投げ釣り講座です。シンプルな道具と仕掛けで遊べて、釣れる魚は美味しく食べられるものばかり、難易度もそれほど高くないと、入門向けの要素がバッチリ揃ったビギナーフレンドリーな釣りです。

釣りを全くしたことが無いという方には特におすすめの釣りなので、どんな釣り方から始めればいいのか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。タックル、仕掛けとも初心者向けの製品が多く、手ごろな予算から始められます。

 

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ちょい投げ釣りは初心者におすすめ

初めての釣りにおすすめ

投げ釣りは、キスやカレイを狙うエサ釣りの一つです。「投げ釣り」というジャンルの釣りもありますが、今回ご紹介する「ちょい投げ」は投げ釣りよりもオモリが軽く、使うタックルがライトな構成です。飛距離よりも投げやすさを重視した道具構成で、釣り初心者の方でも気軽に遊べる釣りとして、幅広いレベルの釣り人がこの釣りを楽しんでいます。

釣りが楽しめる場所もライトで、港や堤防、砂浜といった、足場がよくアクセスも手軽な場所から楽しめます。動かし方に難しい操作は必要なく、釣り初日から何か釣りたいという方にはピッタリの内容です。

 

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最も簡単かつ釣りの「基本」を学べる釣り

ちょい投げ釣りは釣りの基本動作である「投げる」そして、リールを「巻く」この2つを効率よく学んで、ステップアップを目指せる釣りでもあります。

特に釣りを始めるお子様にはピッタリの釣り方と言えます。なぜなら釣り道具を初めて手にしたお子様は必ずと言っていいほどリールを巻きたがります。アタリをジッと待つ釣り方では我慢できないでしょう。自分で投げて自分で巻くが出来るようになれば、もう立派な釣り人ですね。

はじめは短く柔らかい竿から、ある程度飛べばOKというところから始めて、道具の扱いに慣れてきたら、どうやったら真っすぐ遠くへ飛ぶのか、というところまでステップアップできるこの釣りは、釣りのジャンルを超えて、ルアー釣りにも役立つ基礎的な動作が満載です。

「巻く」に関しても、ただリールを巻くのではなく、どの程度のスピードで巻くとオモリが底を引きずるのか、仕掛けが浮き上がるのか、感覚的に身につけたいポイントもしっかり体得できます。もちろん「投げ釣り」へのステップアップも目指せますが、遊びながらすべての釣りに共通する道具の扱い、コツ的なものを習得できるのが、ちょい投げ釣りおすすめのポイントです。

 

 

サビキ釣りとの違い

ちょい投げ釣りと同様に、初心者向けの釣りとして人気の高い「サビキ釣り」との違いについても、簡単にご紹介しておきます。

ちょい投げ釣りはオモリの重さで飛距離を出して、オモリが常に底についた状態で魚のアタリを待ちますが、サビキ釣りはやや仕掛けを浮かせた状態で、足元から少し投げた程度のところまでを狙うというのが釣り方の大きな違いになります。サビキ釣りで狙う魚がアジやサバなど、泳ぎ回る魚なのに対して、ちょい投げ釣りで釣れる魚はお腹を海底に付けているような魚がメインになる、というのが違いの理由です。

磯竿3号など、少し硬めの竿を選んでタックルを揃えれば、ちょい投げとサビキ釣り両方を楽しめます。同じタックルで仕掛け部分を変えればOKです。どちらかを重視したい場合や、オモリの重さと竿のバランス感を悩む場合は、ぜひ店頭でスタッフにお尋ねください。

 

 

ちょい投げ釣りはこんな釣り

初心者でも遊びやすいエサ釣り

釣りの基礎を学べる

サビキ釣りとの違いは釣れる魚と使う仕掛け

 

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ちょい投げ釣りが楽しめる場所

港・堤防・防波堤からはじめよう

ちょい投げ釣りが楽しめる場所は、港・堤防・砂浜といった身近な釣り場がメインです。足場がいい場所が多いので、アウトドア経験が少ない方や、子供連れでゆっくり楽しみたい方にもおすすめできます。

どのエリアにも釣りに適した場所と適していない場所があり、よく釣れているタイミングがあるので、できるだけ釣れる可能性が高い場所を選びたいという方は、釣具のポイント釣り場情報でちょい投げ釣りの釣果情報をチェックしてから、お出かけになってみてください。

 

 

砂浜の釣りもおすすめ

ちょい投げ釣りで釣れる魚は砂地を好む魚が多く、砂浜でもちょい投げ釣りを楽しめます。港や堤防の釣りと違い、波を遮るものがないのでオモリは少し重いものを使う必要がありますが、混雑を避けて楽しみたいという方にはこちらもおすすめです。

少し砂利が入っている砂浜や、河口が流れ込んでいる砂浜はよく釣れる場所であるケースが多いです。こちらも釣果情報をチェックしたり、店舗スタッフに相談しながら釣り場を選んでみてください。

 

 

ちょい投げ釣りが楽しめる場所まとめ

港・堤防・防波堤が遊びやすい

砂浜でもちょい投げ釣りが遊べる

釣果情報のチェックや釣具店でよく釣れる場所を探そう

 

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ちょい投げ釣りで釣れる魚

シーズンごとの釣れる魚を4つに分けてご紹介

ちょい投げで釣れる魚を4シーズンに分けてご紹介します。魚の口の大きさに合わせて、仕掛けはシーズンに合ったものを選ぶ必要がありますが、タックルは年間を通して同じもので楽しむことも可能です。もっと遠くへ、もっと重いオモリを使いたいとなったら、本格的な投げ釣り用のタックルへステップアップするのがおすすめですが、まずはどんな場所でどんな魚が釣れるのか、いろいろな場所へ出かけて釣りを楽しんでみましょう。

ちょい投げのメインターゲットであるキスとカレイは、釣る時に使う仕掛け構成に若干違いがあります。仕掛けを準備するときは、シーズンに合ったものを用意しましょう。

 

 

①春に釣れる魚

投げ釣りで春に釣れる代表的な魚は、泥底を好むカレイです。仕掛けはカレイ向けに少し太めの糸、大きな針が付いたものが必要になりますが、タックルは特別大きなものを狙う場合を除けば、通年使えるちょい投げタックルで十分楽しめます。

カレイ釣りはどちらかというとじっくり待つ釣りです。堤防でゆっくりとした時間を過ごしたい方は、ぜひお出かけになってみてください。

 

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②夏に釣れる魚

春の終わり頃からは、投げ釣りの大人気ターゲットであるキスが釣れるようになります。キスは砂地を好む魚で、砂浜や砂浜に面した港、堤防から狙えます。カレイに比べると魚体が小さく、仕掛けはキス専用のものを使いますが、こちらもタックルはちょい投げ用のものでOKです。

キス釣りは、カレイ釣りよりもアクティブに群れを探す釣り方が効果的です。釣り方の項目でご紹介する動かし方を使って、短時間で効率よく数を伸ばしましょう。

メインシーズンになると波打ち際でも釣れるようになりますので、お子様が自分で投げて自分で巻いて自分で釣る!を実現できるチャンスの到来です。是非、家族みんなで釣りに出かけてみましょう。

 

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③秋に釣れる魚

秋は夏から続くキスがまだ釣れるシーズンで、カレイやハゼ釣りのシーズンも開幕を迎える投げ釣りシーズンです。混ざって釣れることもありますが、砂地なのか泥底なのか、釣り場に合わせた仕掛けと釣り方で、狙った魚をしっかり釣っていくのがポイントになります。

 

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④冬に釣れる魚

冬はキスが深場に移動して、カレイやイシモチがメインターゲットになる季節です。2月を過ぎて水温が強烈に低下すると、魚もあまり動かなくなり釣れる数が減りますが、1月や3月であれば、十分にちょい投げを楽しめます。

この時期は釣れる魚のサイズが大きいので、仕掛けはカレイ用のものを中心に太い糸が結んであるものを選びましょう。

 

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ちょい投げ釣りで釣れる魚まとめ

春はカレイ狙いがおすすめ

夏はキス釣りシーズン

秋はキスとカレイ、ハゼが狙える

冬はカレイとイシモチがメインターゲットに

 

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ちょい投げ釣りの持ち物を5つに分けてご紹介

必要な道具を揃えよう

ちょい投げ用のタックルと仕掛け、当日の持ち物をまとめてご紹介します。一度必要な道具を揃えてしまえば、エサと仕掛けの補充だけですぐに釣りに行けるので、初回の釣りに向けて必要な持ち物をしっかり準備しておきましょう。

投げ釣り向けの本格的なものではなく、手ごろな価格の入門向けセットでも楽しく遊べます。

 

 

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1.ちょい投げ釣りの道具:竿

初めての1本は投げ竿から選ぼう

まずはちょい投げタックルの竿についてです。竿の種類は「投げ竿」で、初心者の方には投げ竿の中からやや短め、柔らかめと扱いやすいものを選ぶ方法がおすすめです。長さは3m程度、オモリ負荷が10号(約38g)~15号(約56g)程度までのものを探してみましょう。リールとセットになった投げ釣り入門セットの竿は、この程度のスペックであることが多いです。

 

 

エギングロッドやシーバスロッドでもOK

先ほどご紹介した竿のスペックは、砂浜の釣りや流れが速い場所での釣りまで対応できる内容で、港内や堤防といった流れがさえぎられている場所の釣りに限定すれば、エギングロッドやシーバスロッド、ライトショアジギングロッドでもちょい投げが遊べます。

エギングロッドやシーバスロッドは、オモリ負荷が20g(5号オモリ)~30g(8号オモリ)程度であるケースがあるので、仕掛けを選ぶ前に対応スペックをしっかり確認しておきましょう。流れが弱い港内の釣りであれば、この程度のオモリでも仕掛けが流れて転がってしまうトラブルは起きにくいです。

 

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ちょい投げ釣りの道具:竿まとめ

初めての1本は投げ竿から選ぼう

長さ3m程度、オモリ負荷が10号(約38g)~15号(約56g)程度のスペックがおすすめ

軽いオモリを使えばルアーロッドでも楽しめる

 

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2.ちょい投げ釣りの道具:リール

3000番クラスのスピニングリールを選ぼう

リールはナイロンの3号程度が100m以上巻いてあるもの、サイズは3000番がおすすめです。こちらも入門向け投げ釣りセットを選ぶと、リールサイズ、糸ともちょい投げにピッタリのものが手に入ります。

釣り入門向けのリールは糸付きですが、本格的なグレードのリールは糸ナシで展開されているので、別途購入する場合は、購入時に糸を用意する必要があるかどうか確認しておきましょう。ちょい投げ釣りであれば、糸付きグレードのリールで十分に楽しめます。

 

 

PEラインが巻いてあるルアー用のリールでもOK

ルアーロッドと合わせて、0.8号や1号のPEラインが巻いてあるリールをちょい投げに使う場合は、3号(12lb)~4号(16lb)程度のリーダーを結んでおけばOKです。ナイロンラインと違いPEラインには伸びが無いので、キャスト時の負荷が大きい重めのオモリは避けて、10号(38g)程度までのオモリと組み合わせるのがおすすめです。

 

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ちょい投げ釣りの道具:リールまとめ

ナイロン3号が100m程度巻いてある3000番のリールを選ぼう

糸ナシリールの場合はナイロン3号も合わせて準備

PE0.8号~1号が巻いてあるリールにはリーダー3号(12lb)~4号(16lb)に10号までのオモリを組み合わせよう

 

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3.ちょい投げ釣りの道具:仕掛け

暖かい時期はキス釣り仕掛けがおすすめ

仕掛けはオモリと仕掛け部分がセットになった、「ちょい投げセット仕掛け」を選ぶのがおすすめです。糸と針を結ぶ必要はなく、1パッケージで必要なパーツが全てセットで手に入ります。

仕掛けは対象魚に合わせて選ぶのがおすすめで、暖かい時期であればキス向けのハリが付いたものが使いやすいです。キス針の8号前後、ハリス1.5~2号、幹糸3号のものを選びましょう。

オモリは竿のオモリ負荷の範囲内で、港内を釣るなら5号~10号程度、堤防の外側や砂浜で釣る時は10号~15号程度を選ぶのがおすすめです。流れが速い場所で軽いオモリを使うと、転がって仕掛けが絡まるので、釣り場の情報を確認しながら仕掛けを選ぶとスムーズです。釣り場に合ったオモリの重さが分からない場合は、店頭でスタッフにお問い合わせください。

 

 

寒い時期はカレイ釣り仕掛けがおすすめ

寒い時期の対象魚はカレイがメインになるので、仕掛けもカレイ向けのものを用意してみましょう。キス向けの仕掛けよりも針が大きく、カレイが好む大きなエサと相性がいい構成です。

オモリ部分はキス釣りの時に使ったものをそのまま流用できるので、オモリ付きのセットではなく、仕掛け部分のみの製品を買って組み合わせてみてください。カレイ釣りは、仕掛けを海中で安定させて釣るのが釣り方のコツです。港内であれば10号程度、堤防外側を狙う時は15号程度と、キス釣りの時よりも少し重めのオモリを組み合わせて、釣果アップを目指しましょう。

 

 

道糸と仕掛けの結び方

セット仕掛けとタックルの接続方法についてもご紹介しておきます。まずはリールに巻いてある糸(道糸)を竿のガイドに通しておきましょう。道糸を天秤上部の輪に通し、動画内で紹介されている「クリンチノット」、もしくは「ユニノット」で接続します。あとは天秤下部の輪に仕掛けを接続して完成です。セット仕掛けや完成仕掛けには、仕掛けの先端にスナップ(金属製の接続パーツ)が付いているので、こちらは糸を結ばなくてもセットできます。

パッケージから出したばかりの仕掛けは糸にクセが付いているので、軽く引っ張って、クセを取ってから使うというのも釣り方のコツです。数回軽く引っ張るだけで真っすぐになります。ぜひ初回の釣りから試してみてください。

 

 

背ちょい投げ釣りの道具:仕掛けまとめ

オモリ付きのセット仕掛けで始めると簡単

暖かい時期はキス、寒い時期はカレイ向けの仕掛けを選ぼう

オモリの重さは港内なら5号から10号程度、砂浜や堤防外向きには10号から15号程度がおすすめ

 

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4.ちょい投げ釣りの道具:エサ

キス釣りには石ゴカイ(ジャリメ)を使おう

次はちょい投げ釣りの餌についてです。まずは暖かい時期のキス釣り向けに、石ゴカイ(ジャリメ)をご紹介します。関西では石ゴカイ、関東ではジャリメと呼ばれることが多いこのエサは、定番のアオイソメよりも少し細くて短いのが特徴です。キスの小さな口にジャストサイズで、価格や流通の面でも安定感があります。

エサの用意はできれば当日の朝とするのが望ましいですが、前日の夜に準備する場合は、冷蔵庫など温度が低い場所で保管するようにしてください。その場合、濡れた新聞紙でエサが入ったパックを包み、ビニール袋に入れて乾燥を防ぎます。

4~5時間程度の釣行で一人1パック、500円分を目安に準備するのがおすすめです。一つの針に対して一匹を針に沿って刺すようにセットしましょう。

 

 

カレイ・イシモチ釣りにはアオイソメがおすすめ

寒い時期のカレイ、イシモチ釣りには、ボリュームがあってよく動くアオイソメがおすすめです。どちらの魚も大きくよく動くエサを好むので、一つの針に対して2匹、3匹と刺してアピール力を高めましょう。

一つの針に対して付ける数が多いので、量は石ゴカイの時よりも少し多めに用意しておくのがおすすめです。4〜5時間の釣行で800円程度を目安にエサを準備しておきましょう。

 

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虫が苦手な方は疑似餌もチェック

生きたエサが苦手な方には、柔らかい素材でできたちょい投げ向けの疑似餌がおすすめです。自発的な動きが無く、においも人間が不快に感じない程度に仕上げられているので、釣果は生エサに分がありますが、魚の食い気が経っていれば、十分な数のアタリを楽しめます。

疑似餌を使う時のコツは動きを釣り人側で演出してあげることで、やり方はゆっくり巻いたり止めたりする程度でOKです。今回ご紹介している魚種の中では、じっくり釣るカレイ釣りよりも、動きに反応するキス釣りに適しています。対象魚もイメージしながら、疑似餌の投入を検討してみましょう。

一回ですべて使い切らなくてもいい手軽さや、エサ取りに強いといった長所もある選択肢です。

 

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ちょい投げ釣りの道具:エサまとめ

キス釣りには石ゴカイ(ジャリメ)

カレイ・イシモチ釣りにはアオイソメ

虫が苦手な方には疑似餌がおすすめ

 

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5.ちょい投げ釣りの道具:便利道具

あると便利な持ち物もチェックしておこう

仕掛けやタックル以外の持ち物も確認しておきましょう。魚を釣った後や、仕掛けの結び直しが必要になった時にあると便利なグッズを一覧でご紹介します。これから釣りを始める方は、入門向けに釣り関連グッズが一式セットになった製品で揃えると簡単です。

 

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①あると便利な持ち物:フィッシュグリップ(魚つかみ)

トゲや毒がある魚(オコゼ・ゴンズイなど)を釣った時に、安全に魚をつかむための道具です。狙っている魚が釣れた時も、フィッシュグリップを使えば手が汚れず、竿やリールにも汚れが付きにくくなります。

 

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②あると便利な持ち物:ハサミ

絡んだ糸を切ったり、仕掛けを結び直したりする時はハサミが必要になります。コンパクトでサビにくい、釣り向けのハサミがあると非常に快適です。先ほどご紹介した危険な魚が釣れた時や、針を飲まれてうまく外せない時、針上の糸を切るためにも必要になります。

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③あると便利な持ち物:エサ箱と石粉

生きエサは使う分を海水を含ませたエサ箱に入れて、残りはクーラーボックスに入れておくというのが長持ちさせるコツです。絶対に必要になるというタイプの持ち物ではありませんが、長時間釣りをする方はぜひ検討してみてください。

石粉は粒子が非常に小さい石の粉で、ぬめりのあるイソメの滑り止めになるアイテムです。エサ付けに慣れないうちは石粉は重宝します。是非お試しください。

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④あると便利な持ち物:水くみバケツ

手を洗うための海水を汲むのに使います。エサや釣った魚のウロコなど、釣っていた場所が汚れてしまった時は、この水くみバケツを使ってきれいに流しておきましょう。ゴミだけでなく汚れを残さないのも、公共の場で釣りを楽しむ時のマナーです。

透明な水くみバケツも市販されています。釣った魚を観賞用としてバケツに入れるとお子様は大喜び間違いなしなので、揃えておくとより楽しめるでしょう。

 

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⑤あると便利な持ち物:小型のクーラーボックス

釣った魚を美味しく持ち帰るだけでなく、エサの保管や食べ物・飲み物の温度維持にも使えます。特に夏場の釣りは魚、エサとも傷みやすいので、長時間釣りをする場合はぜひ用意してお出かけになってください。

保冷力の高いものから価格を抑えた入門向けまで、さまざまなグレードから選べます。商品によってはちょっとしたイスとしても使えて便利です。

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⑥あると便利な持ち物:汚れてもいいタオル

エサや釣った魚で汚れた手を拭くのに使います。釣り向けのものでなくても構わないので、汚れたりにおいがついても構わないものを1つ用意しておきましょう。手拭きだけでなく色々な場面で役立ちます。

 

⑦あると便利な持ち物:ごみ袋

エサや仕掛けのパッケージ、切った糸などを持ち帰るゴミ袋も必要です。釣りをしていた場所を汚さないように、気持ちよく釣りを楽しむために、必ず用意しておきましょう。あると便利というよりも、必ず持参してもらいたい品ですね。

 

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ちょい投げ釣りの釣り方

ちょい投げの釣り方を3つに分けてご紹介

最後はちょい投げ釣りの釣り方についてです。仕掛けを投げるという動作にはある程度慣れが必要になりますが、他の部分は簡単なのがちょい投げ釣りのいいところ。初めて釣りをする日でも、30分ほど練習すればスムーズに遊べるようになります。ちょい投げ釣り当日に向けて、基本的な釣りの流れを予習しておきましょう。

 

 

①ちょい投げの釣り方:釣りをする時間は朝と夕方がおすすめ

魚達は潮の流れの変化や、日の出日没をきっかけに捕食活動を行います。カレイは夜釣りも有効なターゲットですが、まずは朝と夕方どちらかの時間帯を選んで釣りに出かけてみましょう。キス釣りは日の出直後ではなく、太陽が出てハッキリ朝になった時間帯が特におすすめです。

 

 

②ちょい投げの釣り方:基本的な釣りの流れ

基本的なちょい投げ釣りのやり方は、

・エサをつける

・仕掛けを投げる

・ある程度待って、アタリが無ければゆっくり巻く、止める

この繰り返しになります。

入れっぱなしにしておくとエサが劣化したり、取られて無くなったりしているので、10分程度を目安に仕掛けを回収して、フレッシュなエサに付け替えるやり方がおすすめです。魚のアタリは竿先が揺れたり、グッと引き込まれるような形で現れます。急いでアワセを入れる必要はないので、少し待って、連続してアタリが目に見えたら、回収に移りましょう。回収するときは軽く竿を立ててから早めに巻くと、仕掛けが浮き上がって根掛かりを回避できます。

 

 

③ちょい投げの釣り方:効率よく釣るためのコツ

基本の釣り方に慣れてきたら、効率よく釣るためのコツを実践してみましょう。初心者の方でも簡単にできるものを3つご紹介します。

 

①効率よく釣るためのコツ:地形変化を探す

海底は起伏に富んでいて、魚は地形が変化しているところに身を寄せているケースが多いです。船の通り道や港の出入り口付近は深いケースが多く、周辺を探るように投げられると、効率よく魚の群れを探せます。

また、オモリが底に接触したままズルズルと手前に寄ってくるようにゆっくり巻いた時、重くなった時は上るような傾斜に差し掛かっていて、軽くなる時は下るような地形である場合が多いです。手元に伝わる感触もずるずるとしていれば砂、ゴンゴンしていたら岩場、という風に判断できます。キスやカレイは岩の上ではなく横にいる魚なので、ゴンゴンと感じた時は仕掛けを移動させて、アタリを待ちましょう。根掛かりしにくい場所を見つけたい時にも役立ちます。

 

②効率よく釣るためのコツ:キス釣り用の動かし方

キスは動くものに興味を示す習性があるので、根掛かりしにくい砂地を釣る時は、ゆっくり巻き続ける釣り方が非常に有効です。仕掛けが浮き上がらないように、できるだけゆっくりリールのハンドルを回す動かし方で、キスのアタリを探してみましょう。疑似餌を使う時もこの動かし方と同じ要領で、ゆっくり巻く、止めるを繰り返す動かし方でOKです。

キスは群れで行動する魚でもあります。アタリが合った場所はキスが群れている可能性が高いので、少し止めて2匹掛るのを待ったり、次のキャストで同じコースを通るように調整するのも、釣果アップのポイントです。

 

③効率よく釣るためのコツ:カレイ狙いはじっくり

カレイはキスよりもじっくり釣るのがコツで、動かしている時間よりも止めている時間を長くする釣り方がおすすめです。①でご紹介した地形変化の探し方を使って、なにか違いのある場所で仕掛けを止めてアタリを待ちましょう。焦らずゆっくり釣るのがポイントです。

 

 

ちょい投げ釣りの釣り方まとめ

時間は朝か夕方を選ぼう

エサを付けて投げたらゆっくり巻いてしばらく止めるの繰り返し

回収時は竿を立てて速めに巻くと根掛かりしにくい

 

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ちょい投げ釣りに出かけよう

やり方が簡単な釣りから始めよう

ちょい投げは釣りの中でもやり方が簡単で、釣果も安定しやすい釣りです。メインターゲット以外の魚がかかることも多いので、釣りが初めての方でも飽きずに釣りの時間を楽しめます。釣り場の情報をチェックして、気軽にちょい投げ釣りに出かけてみましょう。

 

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イカメタル初心者に贈る!基本の仕掛け作りと船での釣り方のコツを徹底紹介!

今回はイカメタル仕掛けの作り方と、基本の釣り方、釣り方のコツの紹介です。イカメタルは仕掛けも釣り方も比較的シンプルで、ある程度予習をしておけば、初心者の方でも初回から楽しむことができる釣りです。イカメタルから船釣りを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

イカメタルの仕掛け作りと釣り方をチェックしよう

初めてのイカメタル釣行に向けて

今回はイカメタルの仕掛け作りと、基本の釣り方や釣り方のコツについてご紹介します。タックル、仕掛けともルアーゲーム的な内容で非常にシンプルなので、釣り初心者の方でも準備は簡単です。

釣り方は狙うターゲットがイカなので、魚相手と比べると勝手が違う部分があります。釣行前にコツをチェックして、当日の釣りに備えておきましょう。

 

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イカメタルの基本的な仕掛け作り

基本の仕掛けを3つに分けてご紹介

まずはイカメタルの基本的な仕掛けをご紹介します。

構成は非常にシンプルで、道糸に接続したリーダーに鉛スッテをつければ完成です。仕掛けの途中から枝スを出してウキスッテをプラスする仕掛けもありますが、こちらは次項で詳しくご紹介しています。

釣り初心者の方向けに道糸とリーダーの結び方や、イカメタル用のリーダーについてもご紹介しているので、こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください。イカメタル用のリーダーを使えば、枝スを出す結び方を覚えなくても仕掛けにバリエーションが出せます。

 

 

①イカメタルの基本的な仕掛け:PEラインとリーダーの接続

ステップ1は、道糸のPEラインにリーダーラインを接続する工程です。

PEラインは傷に弱いので、リーダーラインを接続して先端側を保護する必要があります。チチワ結びとサルカンなどを使ってイカメタル用のリーダーに繋ぐ方法もありますが、この接続をするとリーダーがかなり短くなります。

この釣りはメインラインが特に細い釣りなので、船べりへの接触も考慮に入れて、トータルで3m程度になるようにリーダーを結んでおくのがおすすめです。リーダーの太さは標準的なフロロカーボンの3号(12lb)から始めてみましょう。

 

FGノットを覚えよう

動画でご紹介している結び方はFGノットで、結び目が小さく、結束強度も高いノットになります。釣りの最中に結び直しが必要になることもあるので、動画を見ながら自宅で何度か練習しておくのがおすすめです。

結び方のコツは後半のハーフヒッチパートで、結びが結び目に乗ったり、追い越したりしないように結んでいくことです。先に軽く締めてループを小さくしてから、スライドさせるように結び目まで動かして、締め込みを完成させましょう。

手順はちょっと複雑ですが、使用頻度が高く応用も効く結び方です。

 

 

②イカメタルの基本的な仕掛け:スナップと鉛スッテの接続

先ほど結んだリーダーの先端に、スナップを結びます。

スナップは開閉ができる金属の接続パーツで、これを介して鉛スッテを接続することで、ラインを切らずに重さやカラーの交換ができるようになります。

結び方は動画内で紹介されているユニノットやクリンチノットを使いましょう。どちらも釣りの基本となる結びで、さまざまな釣りに使うことができます。

スナップが結べたら、スナップに鉛スッテを接続して基本形の完成です。現在はリーダーにもう1本ラインを結んで枝スを出し、ウキスッテを追加する構成が主流なので、気になる方は次項も要チェックです。

 

 

③イカメタルの基本的な仕掛け:イカメタル用のリーダーが便利

リーダーからスナップを直接接続するのではなく、各メーカーから展開されている、イカメタル用のリーダーを接続する方法もあります。このアイテムを使うメリットは、枝スを出す手間が省けることと、ライントラブルの際の復旧が簡易になることです。枝スの場所や長さを調整したい時に、リーダーごと交換できる点にも魅力があります。

 

イカメタル用リーダーの使い方

使い方は、基本の仕掛け作りと同様に道糸にリーダーを結んだら、イカメタル用リーダーについているスイベルにリーダーを結びます。イカメタル用リーダーの長さは製品によってさまざまですが、1m程度のものが多いので、道糸に結ぶリーダーは1mから2m程度としてもOKです。

後はパッケージから仕掛けをほどけば完成です。枝スとスナップ付きなので、トラブルがあってもすぐに仕掛け全体を交換できます。枝ス部分のみを感度に優れるエステルラインとしている製品もあるので、いろいろ試して感度や釣れ具合の変化を楽しんでみてください。

 

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イカメタルの基本仕掛け作りまとめ

道糸とリーダーをFGノットで接続

スナップを結び、鉛スッテをつけて完成

イカメタル用リーダーを使うと便利

 

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イカメタルの基本的な仕掛けに枝スをプラス

枝スの有無で何が変わるのか

次は先ほどご紹介した基本的な仕掛けと、枝スにウキスッテをつける仕掛けの違いについてです。

鉛スッテのみのシンプルな仕掛けは「ひとつスッテ」と呼ばれており、糸絡みせず、釣りのテンポが速いのが特徴です。一回の投入で釣れる数は毎回1匹ですが、仕掛けを投げて広く探るような使い方にも向いています。

枝スにウキスッテを付けた構成は「オバマリグ」の名前で広まった仕掛けで、近年のイカメタルではこちらが主流です。鉛スッテの直線的なアクションとは異なる、ふわふわとした動きを持つウキスッテをプラスすることで、イカへのアプローチに幅を出しています。アクションの変化を目的に、ウキスッテではなく、小型のエギをつけてもOKです。

 

枝スの追加は2本までがおすすめ

枝スは多ければ多いほど多点掛けのチャンスが広がりますが、積極的な鋭い誘いをかけた時に、ラインが絡まるリスクも高まります。

アクティブに誘う面白さもイカメタルの魅力なので、まずは短いエダスを1本追加した、スタンダードな構成でスタートしてみましょう。増やす場合も2本程度までとするのがおすすめです。

 

 

枝スをプラスしよう

リーダーに枝スをプラスする方法には、

・枝ス結びを使う

・三つ又サルカンを使う

・回転ビーズを使う

この3つの方法があります。

最もおすすめなのは回転ビーズを使う方法で、仕掛けパーツが回転することで糸のヨレを防ぎつつ、軽い素材でスッテの動きを邪魔しないというのがメリットになります。

 

回転ビーズの使い方

ビーズの使い方は、リーダーに八の字結びなどで結びコブを作り、ビーズを通したらもう一度結びコブを作って、ビーズの可動範囲を決めるところからスタートです。数mm上下する程度の余裕を持って場所を決めてください。ビーズに枝スの糸を通し、抜け防止の結びコブを作ったら、反対側にスナップを結んで完成です。

枝スの長さは20cm程度、枝スを出す場所は鉛スッテから70cm程度離しておくと、ライントラブルの頻度を下げられます。

枝スの場所や長さで誘い方が変化するので、自作するときは何パターンか作って、当日反応がいいものを使うようにするのがおすすめです。

 

接続方法 長所 短所
枝ス結び 仕掛けパーツ無しで接続可能 回転しないので糸ヨレが起きる
三つ又サルカン 糸ヨレが少なく、使い方が簡単 素材が金属なので大きいものは重さがある
回転ビーズ 軽量素材で動きを邪魔しない、使い方が簡単 結びコブ止め、樹脂素材なので強度は低い

 

基本仕掛けに枝スをプラスまとめ

ライントラブルを考慮して追加は2本程度まで枝ス出しには回転ビーズが便利枝スの場所は鉛スッテから70cm程度の場所にしよう

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イカメタルとオモリグの違い

オモリグはこんな仕掛け

イカメタルと同じツツイカ系を狙う仕掛けで、近年注目を集めているのがオモリグです。構成はイカメタル仕掛けの中間にオモリをプラスした内容で、オモリが追加されたことにより、鉛スッテを使う必要が無くなります。リーダーの先端には小型のエギを結び、枝スにウキスッテをつけるスタイルが人気です。

 

オモリグ向けのロッドが快適

オモリの重さが軽い場合はイカメタルタックルでも使用できますが、イカメタルタックルよりもロッドはやや強めで、穂先が硬いものの方が扱いやすいです。少し投げてから釣ることの多いオモリグでは、穂先が柔らかすぎると破損してしまう可能性もあります。イカメタル仕掛けとオモリグを使い分けるというのが近年の流行なので、このタイプの仕掛けについても簡単にチェックしておきましょう。地域や時期によっては、こちらを用意して欲しいと言われるケースもあります。

 

イカメタルとオモリグの違い

オモリグはイカメタルよりも深い場所や流れが速いエリアに強く、オモリより先の糸がふわふわと動く特徴を持っています。スピーディーなアクション、釣りの展開が早いイカメタルに対し、ゆったりふわふわと誘うアクションがオモリグの持ち味です。オモリグは、船の明かりと暗闇に出来た明暗部分を重点的に探る釣りです。海中や海底付近の明るさ具合を想像して投入する方向や距離を決めます。警戒心の高い大物は暗闇に潜んでいて、明暗部分に差しかった時にエギを抱いてくる可能性が高いとされています。オモリより先の糸が長いことで、アタリが分かりにくかったり、ライントラブルの頻度が高くなるというデメリットもありますが、大物が期待できる底付近をじっくり釣る釣りにはオモリグが適しています。時期によって釣れるイカのサイズや種類が変わるだけでなく、その日の状況によっても、よく釣れる仕掛け構成は異なります。

 

 

電動リール釣法とイカメタルの違い

電動リールとプラ角を使った、オーソドックスなイカ釣りとイカメタルの違いについてもご紹介します。仕掛けがシンプルかつ、アタリを認識できる頻度が高いというのがイカメタルの特徴で、ライトタックルで手返しよく釣るというのがイカメタルの戦略です。重いオモリを使って、深場の多点掛けでイカを釣るなら電動リール釣法ですが、浅場で軽いオモリを使うのであれば、電動リールよりも繊細に誘ったり、合わせたりできるメリットがあります。1匹ごとに細やかなやり取りを楽しむゲーム性も、イカメタルの特徴と言えます。ライトなタックルで釣るのは非常に面白いので、釣り味重視でイカ釣りをしたいという方にはイカメタルが特におすすめです。

 

イカメタルとオモリグの違いまとめ

イカメタルは浅場に強く、早いアクションが出せるオモリグは深場に強く、ゆったりとしたアクションが得意イカメタルタックルとオモリグタックルはロッドに違いがある

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スッテのサイズ選び

鉛スッテについて

イカメタル仕掛けでオモリと食わせの役割を担当する、鉛スッテについてです。サイズ表記である「号」は重さを表す単位で、重量は1号=3.75gになります。鉛スッテのサイズを選ぶときは、この重さを基準に、当日の釣行で必要な号数+αを準備していくのが基本になります。

 

 

使用頻度の高い鉛スッテの号数

使用頻度の高い鉛スッテの重さの範囲は8号から30号程度まです。使用頻度が高い号数は12号や15号ですが、必要な重さは船宿が回るポイント次第なので、時期や海域の海流情報だけでなく、船宿の情報も合わせて確認しておくのがベターと言えます。快適に釣りができる重さは当日の状況と時間経過、ポイント移動などで変化します。15号を持ってきて、と言われたら、12号から20号程度までを準備しておきましょう。

 

 

ウキスッテについて

枝スの先につけるウキスッテのサイズ選びについてもチェックしておきましょう。こちらもサイズ表記は号ですが、オモリがついていない場合の号は、重さではなくサイズを表します。

 

 

使用頻度の高い鉛スッテの号数

使用頻度の高いウキスッテのサイズは2.5号と3号で、細長いものから厚みのあるものまで、さまざまなシルエットの製品が展開されています。釣れるイカが小さい時期は小さく、大きい時期は大きくするというのが使い分けの基準になるので、船宿予約時に、時期に合う船長のおすすめの聞いてみましょう。もちろんあえて外したサイズ感を見せることで、イカの興味を惹くような使い方が有効な場面もあります。

 

エギについて

ウキスッテの代わりに、エギをセットするパターンについてもチェックしておきましょう。エギはオモリが付いているので、この場合の号は重さを表しますが、重くなるにしたがってシルエットも大きくなります。エギのサイズは2号と2.5号が使用頻度の高い号数で、専用製品だけでなく、秋の小型アオリイカ用に展開されているものを使ってもOKです。ウキスッテとは動きの違うエギも試して、釣果アップを目指しましょう。

 

 

 

スッテのサイズ選びまとめ

鉛スッテのサイズは8号から30号程度まで、重さは船宿に要確認ウキスッテのサイズは2.5号か3号がおすすめエギは2号から2.5号がおすすめ

 

指示されたスッテの号数が15号の場合

使い方のイメージ 用途
12号 イカのタナが高い時、潮が緩い時 浅いタナでの数釣り。活性が低いイカにゆっくりアピール。
15号 スタンダード メインに使用しイカのタナを探るパイロット的な重さ。
20号 イカのタナが低い時、潮が速い時 早く沈めて底層を効率よく探る。潮が速く15号ではオマツリする時。

 

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スッテの色とローテーション

スッテの色について

スッテの色選びについてです。イカは色で反応が変わる釣りモノとして有名なターゲットで、イカメタルで釣れるツツイカ系に対しても、当日のアタリカラーを見つけることで、釣果アップが狙えます。定番の色とローテーション用の色を用意して、当日の潮に合う色を探してみましょう。特に実績が高いカラーは赤帽と呼ばれる頭側が赤のカラーで、赤白と赤緑は非常に高実績です。鉛スッテとウキスッテの色選びに迷ったら、この2つの色からスタートしてみましょう。

 

 

色のローテーションについて

ローテーションで使用するカラーには、グローやケイムラといった夜光系のカラーがおすすめです。チャートイエローやパープルといった色味の異なる色も揃えて、ローテーションでアタリカラーを探してみてください。鉛スッテとウキスッテを別系統のカラーとすることで、効率よく効いている色を探せます。

 

スッテやエギは予備を多めに用意しておこう

色、そして重さやサイズの異なるスッテは、多ければ多いほど釣り方の幅が広がります。できるだけ色を増やして揃えたくなるところですが、イカは魚と違ってかじるという点に注目、釣行中にダメージを受ける頻度が高いことをチェックしておきましょう。当日イカが特によい反応を示すスッテはすぐにかじられます。また、スッテはフグやサバ、サゴシも反応する疑似餌なので、切られたり飲まれたりしてロストする可能性があることも、チェックしておきたいポイントです。まずは定番の赤白、赤緑を3本以上ずつ揃えて、ローテーション用のカラーをプラスしていくような揃え方がおすすめです。よく釣れる色、お気に入りの色ができたら、サイズに幅を出しながら数を増やしていきましょう。

 

 

スッテの色とローテーションまとめ

定番カラーは赤緑と赤白ローテーションはハイアピール&ナチュラル系を回していこう交換が必要になる釣りなので、仕掛けの予備には余裕をもつ

スッテのカラー ローテーションイメージ 用途
赤緑・赤白 スタンダード 秋のエギングで使いやすい!
イエローや夜光系 高活性時・ハイアピール系 季節を問わずおすすめ!
パープルやピンク 低活性時・ナチュラル系 遠投大型狙いに!

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イカメタルの釣り方

釣り方を3つに分けてご紹介

ここからはイカメタルの釣り方についてです。釣行前のタックル調整や動かし方とシャクリパターン、アタリと合わせ方について解説します。仕掛け同様釣り方も基本的な部分はシンプルで、初心者の方でも楽しみやすい内容です。初めての船釣りにイカ釣りを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

①イカメタルの釣り方:タックルの準備とドラグ調整

出発前にタックルの準備を全て完了させようとすると、移動中トラブルに繋がるケースが出てくるので、タックルの準備はなるべく当日港の集合場所についてからというのがおすすめです。PEラインにリーダーを結んでおくところまでは問題ありませんが、ガイドに糸を通すのは到着してからにしましょう。タックルに破損がないか、道具類の下ろし忘れがないかを出船前に確認です。

 

ドラグの調整について

ドラグ調整は必ず行っておきたい作業で、少し緩めに800g前後でドラグが作動するように調整しておくのがおすすめです。シャクリ時の後半や合わせ時にドラグが少し出る程度をイメージしながら、釣行中にもドラグの調整を行いましょう。イカは身切れする可能性があるターゲットなので、ドラグ調整が非常に重要です。強すぎるドラグ設定はNGで、しっかり合わせが効いて、かつイカの腕が切れないドラグ力が理想的です。

 

 

②イカメタルの釣り方:基本の動かし方とシャクリパターン

イカメタル基本の動かし方と、シャクリパターンについても確認しておきましょう。初心者の方はまずは基本の動かし方オンリーで、道具の使い方に慣れるところから始めてみてください。まずは仕掛けを指示された水深まで落とし、3回ほど小さくシャクリます。イカにスッテの動きを見せて、興味を惹いている段階です。シャクリの後は大きくロッドを持ち上げてから下げて、上下の動きでイカを誘います。最後に5秒ほど止めて、イカがアタックしてくる間を作るのが、基本的な動かし方のパターンです。この動かし方を繰り返しながら、穂先に違和感が出る瞬間を待つのが、イカメタルの釣り方一連の流れになります。

 

シャクリのパターンについて

シャクリは複数のパターンを試すことで、釣果アップが狙えます。シャクリの回数や動かす幅、ピッチを変えるだけでも効果があり、動かし方に幅が出せるので、道具の使い方に慣れてきたら、この動かし方にも挑戦してみましょう。ロッドを小さくゆすって止める、シェイクも非常に効果的です。シャクリのパターンは、イカが反応すれば同じ動かし方を続けて、イカの反応が無くなったら変化をつけるというのがセオリーです。ルアーゲームらしい再現性の高さも楽しめます。時間や場所によってもその日の最適アクションが異なるので、それをいち早く見つけることもイカメタル上達へカギとなります。

 

 

③イカメタルの釣り方:イカのアタリと合わせ方

最後はアタリと合わせ方です。イカは魚と違うアタリ方をするので、イカ釣り初心者の方はぜひ参考にしてみてください。アタリが出るタイミングは仕掛け落下直後、止めた瞬間である場合が多く、穂先を見るタイミングはこの2つから始めるのがおすすめです。穂先が小さくお辞儀をするような形で曲がったら、穂先を上げて合わせを入れましょう。魚のようにグググッというアタリが出ることは少ないので、始めは怪しい動きには全て反応する合わせ方をおすすめします。引きはないけど少し重いと感じたらイカがスッテを抱いている証拠です。そのまま巻き上げて下さい。もう一つの代表的なものはテンションが抜けるようなアタリです。鉛スッテの重さを穂先で捉えると穂先は曲がります。それが急に穂先がまっすぐになり、糸フケが発生する場面があります。これはスッテを抱いたイカが上方に泳いだり、その場で止まったりすると発生します。着底していないのに鉛スッテの沈降が止まったりした場合も同様にすぐに合わせを入れてみて下さい。

 

イカメタルの釣り方まとめ

ドラグは弱めに設定3回小さくシャクリ、大きくロッドを上下させてから止めるのが動かし方の基本怪しい穂先の動きは全て合わせよう

 

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イカメタルの釣り方のコツ

釣り方のコツを3つに分けて解説

最後はイカメタルの釣り方のコツについてです。初心者の方でも実践できる内容なので、釣り方と道具の使い方に慣れてきたら、ぜひ積極的に試してみてください。ちょっとしたコツの実践で、難しい日の釣りで結果を出せたり、いい日に数を伸ばせるのも、イカメタルの魅力です。

 

 

①イカメタルの釣り方のコツ:徐々に上がるイカのレンジ

日中の釣りでは底付近を攻めるのがセオリーですが、暗い時間に明かりをつけて釣るスタイルの場合、イカのいる水深は明かりに誘われて少しずつ上がってきます。夕方や明かりをつけたばかりの時間帯は低く、時間経過とともに徐々に上がってくるというイメージが、戦略性を持った楽しみ方のコツです。釣れるタナが浅くなればなるほど手返しも早くなり、結果として数釣りの期待も高まります。イカ釣りは仕掛けがある位置、タナに非常にシビアな釣りなので、船長のアナウンスを聞くことや同船者と情報を共有することも釣果アップに繋がるポイントです。群れがいる水深をタイムリーに把握して、イカメタルらしい数釣りを満喫しましょう。

 

 

②イカメタルの釣り方のコツ:アタリの出方を知っておこう

イカメタルのアタリは大きく分けて、

・クッと穂先が曲がって戻るアタリ

・グーっと穂先が引き込まれるアタリ

・フワっと穂先が戻るアタリこの3種類に分かれます。

 

 

アタリの出方は3種類

クッと穂先が軽く入るようなアタリは、イカが触腕でスッテにタッチするアタリです。この場合は鋭い反応と合わせ方が必要で、このアタリを見抜けるかどうかが釣れる数に大きく影響してきます。グーっと穂先が引き込まれるアタリは、イカがスッテを抱いて、海水を噴射しながら逃げようとしているアタリです。この場合は既にカンナが刺さっているケースが多く、合わせ方に不慣れでもイカをキャッチできるケースが多いです。3つ目の穂先が戻るアタリは、イカがスッテを持ち上げて、竿からオモリのテンションが抜けるアタリです。このアタリ方は知っていれば反応できますが、知識がないと何が起きているのかイメージしにくいです。船の揺れと混同しないように、肘や肩で揺れを吸収しながら、穂先を軽く曲げた状態でアタリを待ちましょう。

 

 

③イカメタルの釣り方のコツ:手返し重視か大物狙いか

手返し、つまり効率よく数を釣るスタイルを重視するか、大物を狙うのかはアングラーの好み次第です。初心者の方には釣れる時にたくさん釣る効率重視のスタイルがおすすめで、この場合は指示されたタナからやや上までを探り、シャクリは大きめにスピードを出して、やる気のあるイカから釣っていく釣り方になります。大物は警戒心が強く、底付近をじっくり釣る必要があるので、指示されたタナからやや下までを、不自然さのないナチュラルなアクションで探っていくのがおすすめです。ある程度お土産を確保出来たら、大物狙いも試してみましょう。

 

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イカメタルに挑戦してみよう

初めてのイカメタル釣行はコレでバッチリ

タックルを揃えて仕掛けの作り方と使い方を覚えれば、あとは船宿を予約して釣りに行くだけです。慣れている方は仕掛けや動かし方の工夫でガンガン数を釣る釣りですが、初心者の方はまずは道具の使い方から、じっくり自分のペースで楽しめばOKです。船内のアナウンスと釣っている方のアドバイス、つまり釣れるタナの把握が釣果アップのための一番のポイントです。焦らず自分のテンポで釣って、イカメタルの繊細なアタリを楽しんでください。

 

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イカメタルはどう始める?仕掛けに合わせたタックル選びと必要道具をご紹介!

今回はイカメタルのタックルと仕掛けについてです。仕掛けがシンプルでゲーム性が高く、美味しいイカが数釣れるこの釣りは、近年人気が急上昇中。初心者の方でも始めやすい船釣りです。ゲーム性の高い釣りをお探しの方は要チェック!道具を揃えてイカメタルに挑戦してみましょう。

※2025年6月10日更新

 

 

 

 

 

イカメタルの入門情報をまとめて解説

ロッドとリール、仕掛けをまとめてご紹介

今回はイカメタル入門向けのタックルと、仕掛けの解説です。スタートに向けてどんな道具を準備する必要があるのかをひとつずつご紹介します。

ロッド、リールとも専門性の高いものを選ぶメリットが大きい釣りなので、これから一式揃える方はぜひ参考にしてみてください。船釣り初心者の方でも手軽に遊べる釣りです。

 

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イカメタルはこんな釣り

ツツイカ系をメインに狙う船のルアーゲーム

イカメタルは、ヤリイカ・ケンサキイカやスルメイカをメインに狙う船のルアーゲームです。釣れるイカの種類は時期や地域によってさまざまで、ツツイカ系だけでなく、アオリイカが混ざることもあります。

 

日中の釣りと夕夜の釣り

船から海面を照らし、イカを浮き上がらせる夜釣りが有名ですが、こちらも地域によってさまざまなスタイルがあり、日中底付近を釣ったり、夕方から夜に暗くなってから明かりをつけたり、船に乗る時間はいろいろなタイミングを選べます。

釣る水深によって必要な仕掛けの重さは異なるものの、使用するタックルは時期や昼夜を問わず、同じもので多くの状況をカバーできます。流れが速いエリアは平均的な仕掛けよりも少し重いものを重視することになるので、事前に地域の情報を集めておきましょう。

 

 

遊漁船を予約しよう

イカメタルはお客さんを乗せて釣りに向かう「遊漁船」で楽しむ釣りです。遊漁船はほとんどの港にあり、狙うターゲットを決めて乗客を募集しています。まずはイカメタルで釣り人を募集している、地域の遊漁船を見つけるところからスタートしましょう。

 

遊漁船の見つけ方

遊漁船の情報は遊漁船予約サイト、遊漁船のホームページなどから確認できます。地域名とイカメタル、遊漁船と検索して、お近くの船宿情報を探してみてください。料金は12,000円前後が一般的で、道具のレンタルを行っている船宿もあります。

ブログをチェックする時や電話での問い合わせ時に、船宿推奨のタックルや仕掛け情報を合わせて確認しておくのが、スムーズに道具を揃えるコツです。初めての利用であることを伝えて、船長のおすすめを教えてもらいましょう。

 

 

イカメタルはこんな釣りまとめ

ツツイカ系を狙う船のルアーゲーム

昼の釣りと夕方、夜の釣りがある

遊漁船の予約が必要

 

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イカメタルタックルを3つに分けてご紹介

基本となるタックルの情報をチェックしよう

イカメタルタックルをロッド、リール、ラインの3つに分けて、特徴や選び方のコツを解説します。流用タックルでも遊べる釣りですが、専用タックルが非常に快適なので、釣り初心者の方も専用製品一式でスタートするのがおすすめです。しっかり準備して、当日の釣りを満喫しましょう。

 

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1.イカメタルタックル:ロッド

イカメタル専用ロッドの特徴について

まずは、イカメタル専用ロッドの特徴からご紹介します。ロッドはイカメタルタックルの中でも特に重要度の高い部分で、魚のようにハッキリと引き込まないイカのアタリを表現する、柔らかく専門性の高いティップを持っているのが、専用ロッド最大の魅力です。

長さやパワー、ティップタイプといくつか選択肢があるので、それぞれの長所をチェックして、ロッド選びの参考にしてみてください。人気の高い釣りなので、手ごろな価格のものからハイエンドなロッドまで、各グレードから自分に合うロッドを選べます。

 

イカメタル専用ロッドの長さ

長さは狭い船上での釣りでも扱いやすい、6フィートから7フィートがイカメタルロッドの基本の長さです。6フィートのロッドは、仕掛けの操作やアタリへの反応といった部分に優れており、アタリの違和感が手に伝わる頻度も高いです。これから始める初心者の方には、この長さのロッドをおすすめします。

やや長めの7フィートクラスは、船の揺れを吸収しながら仕掛けを安定させたり、長いストロークでアクションを見せたいシチュエーションで活躍します。全長が長い仕掛けの扱いが楽なので、後述するオモリグとの相性も良好です。7フィートクラスのロッドは、アクション変化のための2本目やオモリグへの適正を目的に検討してみてください。

 

イカメタル専用ロッドのパワー

イカメタルのロッドには、他のルアーロッドと同様にいくつかのパワークラスが用意されています。対応できるオモリの重さが選ぶときのポイントで、浅場や流れが緩やかなポイントで釣るなら、軽い仕掛けへの適性が高いL(ライト)、重いオモリが必要な場合はMH(ミディアムヘビー)と使い分けます。

 

モデルの選び方について

遊漁船予約時に使用する重さの範囲を聞いておくのが一番確実ですが、1本でできるだけ多くのシチュエーションに対応したい場合は、中間的なML(ミディアムライト)やM(ミディアム)を選択する方法もあります。

対応できるオモリの重さがMAX20号(75g)程度のものが標準的で、日中や深場向けはMAX30号(110g)とイメージしておきましょう。

 

イカメタル専用ロッドのティップタイプ

ティップは穂先のことで、イカメタル向けのロッドは視認性を高めるために白や蛍光色で塗装されていることが多いです。ティップの構造には複数の種類があり、それぞれに長所があります。基本的なものから始めたい方はソリッドティップ、使う仕掛けが重いと分かっている場合は、チューブラーロッドを検討してみましょう。

 

ティップタイプ 特徴 おすすめのシチュエーション
ソリッド イカメタルの基本、しなやかでアタリが見やすく扱いやすい スタンダード、目で見る感度を重視
メタル(チタン)ティップ 高価だが柔軟でアタリを視認しやすい スタンダード、予算に余裕がある場合
チューブラー 中空の穂先で張りがあり、重い仕掛けもパワフルに操作できる 深場や流れの速いエリア、手元の感度を重視

 

 

専用ロッドと汎用ロッドの違いについて

イカメタルはティップランロッドやタイラバロッドなど、他のロッドを流用したり、いくつかの釣りを同時に楽しめる汎用性を重視したロッドでも楽しめる釣りです。オモリの重さが対応できる範囲であれば、釣り自体は他ジャンルのロッドでも遊べますが、ターゲットにイカと魚という大きな違いがあり、釣果については専用ロッドに優位性があります。

 

ティップの硬さ

特に気になるのがティップの硬さで、汎用系のロッドではアタリを認識しにくかったり、ノリが悪くバレやすいというケースが増えます。小さなアタリをアワセて、数やサイズを目指すというのがイカメタルの醍醐味でもあるので、イカメタル初挑戦の方もぜひ専用ロッドを検討してみてください。

お金を払って釣る遊漁船の釣りは、しっかり準備して釣りの時間を自分が納得できる形で満喫するというのが、楽しみ方のコツです。専用ロッドとさまざまな状況に対応できる仕掛けの準備で、イカをたくさん釣りましょう。

 

 

イカメタルタックル:ロッドまとめ

6フィート前後、ML(ミディアムライト)~M(ミディアム)がスタンダード

最初の一本はソリッドティップがおすすめ

専用ロッドで釣果アップ

 

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2.イカメタルタックル:リール

初心者でも釣りやすいベイトリール

次はイカメタルタックルのリールについてです。まずは初心者の方におすすめのベイトリールからご紹介します。ベイトリールを選択するメリットは着底の分かりやすさ、仕掛け落下中のアタリを認識しやすい、この2点に加えて、水深表示カウンター付きを選択できるというのが最大の特徴です。

 

カウンター付きベイトリールがおすすめ

このカウンター機能は、ラインをどの程度放出したかをリール上に表示してくれる機能で、徐々に浮き上がってくるイカの群れに仕掛けの水深を合わせたい夜のイカメタルでは大きなアドバンテージになります。

使い方はシンプルで非常に簡単なので、釣り具に慣れていない方もぜひカウンター付きベイトリールの導入を検討してみてください。サイズはPE0.5号前後が200m程度巻ける番手が必要です。シマノ、ダイワともに100から150番で検討してみましょう。

ギヤ比は1回転あたりの巻き取り量が多いハイギアは、仕掛けの回収が速く、手返しが早いです。巻き取り力の強いパワーギアは、30号以上の重たいスッテの巻き上げや大型とのやりとり、深場からの回収など高い負荷かかるときにも回転が軽く巻き上げることが出来ます。

 

 

 

投げて探れるスピニングリール

カウンター付きを選べないスピニングリールですが、軽く投げて探る使い方ができることに加えて、ドラグ性能がベイトリールよりも優れています。特にドラグ性能はイカの身切れを防ぐ意味でも非常に魅力的で、身の柔らかいケンサキイカを狙う時は非常に役立ちます。

 

スピニングリールの選び方

カウンターが無いので、仕掛け位置をイメージするためにはマーカー付きのPEラインが必要になりますが、釣りに慣れている方であれば、しっかり仕掛け位置をイカのいる水深に合わせて釣りができます。

サイズは3000番前後が糸巻き量とパワーのバランスを取りやすいです。ギア比はスピニングリールもベイトリールと同じく、巻き上げ力があるノーマルギアと手早く回収できるハイギアというイメージで検討してみましょう。

ベイトリール向けロッドとスピニングリール向けロッドでは構造が異なるので、どちらのリールを選ぶかよく検討してから、ロッドの検討に移りましょう。

 

リールタイプ 選択のポイント 初心者おすすめ度
ベイトリール 扱いやすく、カウンター付きを選択できる
スピニングリール 仕掛けを投げる使い方に対応、ドラグ性能に優れる、仕掛け回収が速い

 

 

イカメタルタックル:リールまとめ

カウンター付きのベイトリールが特におすすめ

キャストができてドラグ性能に優れるスピニングリール

サイズはPE0.5号前後が200m程度巻けるものを選ぼう

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3.イカメタルタックル:ライン

メインラインはPEの0.5号前後

メインラインは伸びが少なく強度の高いPEラインを使用します。使用するラインは0.4号~0.6号と非常に細く、水中で受ける抵抗の少ないこのラインの細さが、軽い仕掛けの落下速度を速めるとともに、流れの中でも仕掛けを安定させてくれます。細いラインを使うことに大きなメリットがある釣りなので、釣り初心者の方も0.6号以下で号数を検討してみてください。

カウンター付きのベイトリールを選んだ場合は単色のラインでも釣りができますが、スピニングリールやカウンター無しのベイトリールから始める場合は、10mごとの色分けと1mごとのマーカーが入ったラインを選びましょう。イカ釣りは仕掛けの深さを細かく調整するのが、釣果に繋がる最大のコツです。

 

 

リーダーはフロロカーボン3号程度

PEラインは、傷に弱く滑って結びがほどけやすいという弱点があります。伸びが無いことから急激なショックにも弱いので、弱点を補えるリーダーラインを接続して使用しましょう。リーダーラインの種類は、傷に強く、やや伸びのあるフロロカーボンラインを使用します。号数は3号(12lb)とすると、メインラインと強度のバランスを取りやすいです。

イカメタルではリーダーが仕掛け部分を兼ねるので、長さはトータルで3m程度に収まるように調整するのがおすすめです。市販の交換用リーダー(仕掛け部分)を使用する場合は1m程度、スナップを介してスッテやエギを結ぶときは、3m程度から始めてみてください。

 

 

メインラインとリーダーラインの結び方

メインラインとリーダーラインの結び方は、FGノットやPRノットを使用します。今回は陸っぱりのイカ釣りでも人気の高い、FGノットをチェックしてみましょう。複雑に見える手順をスムーズに覚えるコツは、前半の編み込みパートと、後半のハーフヒッチパートに分けて覚えることです。

 

前半パートと後半パートのコツ

前半編み込みパートのコツは、PEラインをしっかりと張ることで、テンションさえキープできれば、初心者の方でもきれいに編み込みを作れます。

後半パートのやり方のコツは、編み込みや結び目を結びが追い越さないように、結びを小さくしてから、スライドするようにして位置を調整することです。このやり方は糸の結び全般で活躍するので、釣り初心者の方はぜひ習得してください。

この2つのコツを意識しながら、動画内で紹介されている手順を練習してみてください。船上で結び直しが必要になるケースがあるので、出かける前に何度か練習しておくのがおすすめです。

イカメタルタックル:ラインまとめ

メインラインはPE0.4号~0.6号200m程度

細いメインラインが釣果アップのポイント

リーダーラインはフロロカーボンの3号(12lb)

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イカメタルの仕掛けについて

イカメタル仕掛けをチェック

イカメタルの仕掛けはスタンダードなものと、オモリグと呼ばれる中間シンカーを使った仕掛けの2種類があります。まずはスタンダード仕掛けからチェックしてみましょう。

基本となる仕掛けは、リーダーラインの先端にスナップをつけて、重さのある疑似餌「鉛スッテ」を接続するだけで完成です。この構成は「ひとつスッテ」と呼ばれていますが、現在では「鉛スッテ」の上60cm程度の位置に「ウキスッテ」や「エギ」といった疑似餌をプラスした仕掛けが一般的です。

 

まずはこの仕掛けから挑戦

仕掛けの一番下にオモリの役割を果たす疑似餌が付いているので、仕掛け位置をイメージしやすく、タナの調整も簡単です。疑似餌の数が増えても操作が難しくなるということは無く、自然に誘ってくれるパーツが増えるので、初心者の方にも「鉛スッテ」の上60cm程度の位置に「ウキスッテ」や「エギ」といった疑似餌をプラスした仕掛けがおすすめです。

簡単なやり方で2匹同時に釣れる仕掛けや、イカメタルの基本となる部分からしっかり覚えていきたいという方は、こちらのタイプの仕掛けから始めてみましょう。

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イカメタル仕掛けに適したタックル構成

基本となる仕掛けなので、専用ロッドはこの仕掛けに合うように作られているものがほとんどです。タックルの項目でご紹介した6フィートクラスのロッドと、PE0.5号前後を巻いたカウンター付きの両軸リールでスタートしましょう。

小さく動かしてもしっかり誘える仕掛けなので、ロッドは扱いやすいショートタイプがおすすめです。オモリの役割を果たす「鉛スッテ」の重さは10号~30号程度までを使い分けます。

どの重さがメインになるかは、時期や船が回るポイントによってさまざまです。予約時に必要な重さを確認して、使用範囲がマッチするパワーのモデルを選択してください。

 

イカメタル仕掛け向けタックル例 スペック
ロッド 6フィートクラスのイカメタル専用ロッド
リール カウンター付きベイトリール
ライン PE0.5号前後200m

 

 

オモリグ仕掛けをチェック

先ほどご紹介したイカメタル仕掛けよりも、流れのあるポイントや深い釣り場に強い仕掛けです。この仕掛けは疑似餌のアクションがスローで、警戒心の強い大型のイカを狙うスタイルに適しています。

 

オモリグの仕掛け構成

オモリグの作り方は、まずリーダーを三つ又サルカンに接続して、中間に6号から40号程度までのオモリをセットします。1mほどさらにリーダーを結んで、先端に1.5号から2.5号程度までのエギを接続して完成です。2匹掛けを狙ったり、アピール力を高めたい場合には、オモリより上の部分にドロッパー(追加のスッテ)を接続しましょう。

操作時は中間地点のオモリを動かすことになるので、オモリの後ろにある疑似餌はふわふわと漂うようにアクションします。

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オモリグ仕掛けに適したタックル構成

疑似餌ではなく中間地点にあるオモリを動かして、リーダーの先にある疑似餌を動かす必要があるので、動かし方は鉛スッテの時よりも大きく鋭くなります。

ロッドは7フィート程度と長めを選ぶのがコツで、大きなストロークで仕掛けをしっかり動かしましょう。イカメタルロッドの中でも、重いオモリに対応できて、穂先が少し硬めのオモリグ専用ロッドが快適です。

リールはこの大きな動かし方に対応しやすい、ハイギアのスピニングリールが人気です。軽くキャストして探れるメリットもあるので、オモリグ専用にタックルを用意する場合は、スピニングタックルをおすすめします。

 

オモリグ仕掛け向けタックル例 スペック
ロッド 7フィート程度までのオモリグ専用ロッド
リール 3000番程度のスピニングリール
ライン PE0.5号前後200m

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イカメタルの仕掛けまとめ

イカメタル仕掛けは鉛スッテ+ウキスッテ

イカメタル仕掛けにはベイトタックル

オモリグは中間シンカー+エギ(+ドロッパー)

オモリグ仕掛けには専用ロッド+スピニングリール

 

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イカメタルのスッテについて

鉛スッテ

ここからは、先ほどご紹介した仕掛けのパーツであるスッテとエギについて詳しく解説します。まずはイカメタル仕掛けの基本となる、鉛スッテからチェックしてみましょう。

その名の通り鉛でできた疑似餌で、イカを騙すための布や塗装が施されており、針はイカの触腕にしっかり刺さる専用のカンナがついています。イカメタルで使用する号数は10号から30号程度、30g~120gまでで、形状は製品によってさまざまです。

 

形状の違いでイカを攻略

形状が細いものほど抵抗が少なく、沈みが速く鋭いアクションを演出しやすい特性があります。太さのあるものは中に綿が入っていて、イカが触った時に違和感が少なかったり、シルエットにボリュームがあります。抵抗が大きい分、動きもフワっとしているのが特徴です。

同じ重さでも、形状によってイカへのアピールの仕方に違いが出てきます。余裕があれば複数を用意して、当日の状況に合ったものを探しながら釣りを進めましょう。カラーの交換も効果があります。

 

 

ウキスッテ

 

仕掛けにアピール力を持たせたい時にプラスするスッテです。こちらは鉛スッテのようにオモリを兼ねる必要が無いので、浮力のある素材を使ってふわふわと柔らかい動きでイカを誘う役割を果たします。

ウキスッテという名前ですが、完全に浮くのではなく、浮力を使って水平に近い姿勢を出す程度のセッティングとしているものが多いです。

 

ウキスッテの号はサイズの表記

こちらもサイズ感は号数での表記となりますが、鉛スッテは重さの号表記、ウキスッテはサイズの号表記である点に注意が必要です。イカメタルで使用されるウキスッテのサイズは2.5号から3号程度で、鉛スッテの大きなシルエットに反応しないイカに効く、小さいものが人気です。

 

 

エギ

岸からのイカ釣りでもお馴染みの疑似餌です。スッテよりも水平姿勢を重視した独特な形状が持ち味で、水を受け流すボディ形状と前方に配置されたオモリの絶妙なバランスが、ピタっと止まるようなアクションを生み出します。

イカメタルで使用されているサイズは小ぶりな1.5号から2.5号で、人気のケンサキイカはもちろん、触腕の短いイカから大きなアオリイカまで、さまざまなイカに有効です。

 

オモリグをメインにドロッパーでも活躍中

小型のエギは、オモリグでメインの疑似餌として活躍するとともに、ドロッパーとしても使用されています。スッテとはシルエット、アクションとも大きく異なるので、動きに変化が欲しい時は積極的に投入してみましょう。

 

仕掛けパーツ 特徴 使用される号数
鉛スッテ イカメタル仕掛けでオモリの役割と疑似餌の役割を果たす 10号から30号程度まで
ウキスッテ 浮力があり、イカメタル仕掛けとオモリグでサポート的な役割を果たす 2.5号から3号程度まで
エギ オモリグでメインの疑似餌、イカメタル仕掛けのドロッパーにも 1.5号から2.5号

 

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イカメタルにあると便利な道具類もチェック

イカメタル釣行にあると便利な道具類も合わせてご紹介します。船釣りの基本的な持ち物である

・国の安全基準に適合したタイプAのライフジャケット

・ラインカッター

・汚れてもいいタオル

この3点にプラスして、専用ケースや持ち帰り用の道具類を充実させておくと釣行が非常に快適になります。

美味しいイカがたくさん釣れる釣りなので、道具類もしっかり準備してよい状態で持ち帰りましょう。

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①イカメタルの便利道具:スッテケース

カラーや重さ違い、そして予備のスッテを持ち運ぶための専用ケースです。ルアーケース的なデザインのものからポーチのようなものまで、さまざまな形状の製品が展開されています。

用意しておくと疑似餌同士が絡まず、使いたいものをスムーズに取り出せるので、仕掛け購入時に合わせてゲットしておきましょう。道具類一式を収納するタックルボックスやバッカンのサイズに合わせて選ぶのが、システマチックに収納するコツです。

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②イカメタルの便利道具:クーラーボックス&トロ箱

極端に大きいイカが混じることは稀ですが、数はたくさん釣れることがあります。クーラーボックスは35L前後のものをメインに検討してみましょう。保冷力に優れる釣り向けのクーラーボックスなら、移動時間が長くてもイカをいい状態で保てます。

クーラーボックス内でイカが重なったり、氷に直接触れたりするのを避けたいなら、「トロ箱」が便利です。四隅が少し浮くような設計になっていて、複数を重ねても、入れたイカにダメージを与えることはありません。

クーラーボックスの中に入れる使い方がメインになるので、こちらも両方を同時に揃えてジャストサイズを目指すというのが、選ぶときのコツになります。

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③傘袋・ジップロック袋

イカが氷に直接触れるのを防いだり、クーラーボックスを汚さずきれいに持ち運ぶためのアイテムです。

傘袋はヤリイカなどターゲットが大きい時に有効で、後述するジップロックよりも長いイカを入れられメリットがあります。ジップロックは密閉ができるので、イカとタレを入れて沖漬けを作ることができます。

どちらも家庭にあるもの、安いものを流用できます。墨で汚れやすい釣りなので、両方を用意して釣りに出かけるのがおすすめです。

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④イカメタルの便利道具:歯ブラシ

イカを何度も釣っていると、イカ墨や粘液がスッテに付着することがあります。塗装がきれいに見えなくなるのはもちろん、警戒心を持たせる墨はイカのタッチ回数が減る要因になるので、サッときれいにできる歯ブラシがあると便利です。

新品である必要はないので、余っているものを釣りに流用しましょう。できるだけ墨がついていない状態を維持するのも、釣果アップのコツです。

 

 

⑤手袋または絆創膏

ケガ防止の防止と対策用のアイテムです。カンナは非常に細く鋭い針で、揺れる船内で作業をすると指先に刺さることがあります。カエシが無いので抜けなくなるようなことはありませんが、しっかり準備しておくと、当日の釣りがスムーズです。

イカが暴れたり、数が釣れていたり、気持ちが焦って指先にケガをする方が多い釣りです、初心者の方は必ず準備していきましょう。

 

 

⑥沖漬けのタレ

コレを楽しみにイカメタルに出かける方も多い、沖漬け用の調味料です。現在は釣具店での取り扱いも増えており、料理をしない方でも、タレとジップロックさえ用意しておけば、手軽に沖漬けを楽しめるようになりました。

1日置いて刺身にするのがスタンダードですが、お茶漬けなどのアレンジも非常に美味しいです。せっかくのイカ釣りなので、こちらもぜひ検討してみてください。

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イカメタルに出かけよう

タックルと仕掛けの準備はバッチリ

イカメタル仕掛けには基本の仕掛けとオモリグの2種類があり、タックル構成もそれぞれに合ったものがあります。初心者の方がいきなり2種類を用意する必要はないので、船宿のブログや船長のおすすめを聞いて、当日の釣りに合ったものからスタートしてみましょう。

どちらにするか迷う場合は、使い方が簡単なカウンター付きベイトタックル&基本のイカメタル仕掛けとするのがおすすめです。スッテの色やワンタッチリーダーなど、仕掛け類のお悩みについても、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

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SLJ(スーパーライトジギング)のタックル講座!イチから教えるセッティングのコツを解説!

今回はSLJ(スーパーライトジギング)のタックルについてです。
ロッド、リール、ラインをはじめ、ジグとフックの選び方までポイントを解説します。タックル一式を揃えて、スーパーライトジギングを始めましょう!

 

 

 

 

 

 

 

スーパーライトジギングのタックルと仕掛けを揃えよう

タックルと仕掛けの基本をまとめて解説

今回はオフショアで大流行中のSLJ、スーパーライトジギングの基本的なタックルと、ジグやフックといった仕掛けの基本的な選び方をまとめてご紹介します。

タックルから対象魚まで、本格的なジギングよりも全体的にライトな釣りなので、釣り初心者の方でも気軽に楽しめる釣りです。オフショアデビューをお考えの方もぜひ参考にしてみてください。

 

 

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スーパーライトジギングのターゲットを知ろう

スーパーライトジギングのターゲットを3つに分けてご紹介

まずはスーパーライトジギングのターゲットからチェックしてみましょう。

どの魚種も基本タックルで狙うことができますが、ターゲットが明確な場合は、より特定の魚種に合うものをセレクトできます。船宿が決まっていたり、地元のフィールドでよく釣れる魚をご存知の場合は、魚種に合うタックル編成を検討してみましょう。

オフショアルアーゲーム自体が初めての方は、基本タックルでいろいろな魚種を釣るところから始めるのがおすすめです。

 

①イサキ

スーパーライトジギングのターゲットとして非常に人気が高いのがイサキです。

簡単に釣れるタイミングもありますが、ルアーやアクションを工夫しないと口を使わないというタイミングもあり、パターンを探してヒットに持ち込むゲーム性の高さも魅力的です。

何より食べて美味しい魚なので、お土産の魚は美味しい魚が欲しいという方には特におすすめです。

 

②青物

ジギングのメインターゲットである青物も、スーパーライトジギングのターゲットです。

メインになるサイズは小型のものが中心ですが、状況がよければメジロクラス、ブリクラスがヒットするケースもあり、ライトタックルでスリリングなファイトを楽しめるターゲットでもあります。

小型のルアー、そして小型のルアーを快適に扱えるタックルだから釣れるというシチュエーションがあるので、青物ファンの方もぜひスーパーライトジギングに挑戦してみてください。

 

③真鯛

 

オフショアではタイラバや一つテンヤのイメージが強い真鯛も、スーパーライトジギングの好ターゲットです。

真鯛はこれまでにご紹介してきたイサキや青物とは異なり、直線的なアクションを好む傾向が強く、タダ巻きに強いメタルジグと柔らかいロッドを組み合わせることで、釣果アップが狙えます。

他の魚種に混じることも多いので、スタンダードなシャクリだけでなくタダ巻きも試しながら、色々な魚種を狙ってみてください。

 

④根魚

カサゴやハタ系の魚も、スーパーライトジギングで狙うことができます。

根魚は他の魚種よりも底付近を好むので、狙う時は頻繁に底を取りながら釣るのがポイントになります。船内のアナウンスを聞きながら、当日の状況や魚種に合わせた釣り方で楽しめるのも、スーパーライトジギングの魅力です。

底を狙うとヒラメやマゴチがヒットするケースもあります。小魚を食べる魚であればなんでもヒットする可能性があるので、いろいろな魚を釣ってみたいという方には特におすすめの釣りです。

 

スーパーライトジギングのターゲットまとめ

イサキ、青物がメインターゲット

人気の真鯛にはタダ巻きが有効!

根魚を狙う時は底付近を狙おう

 

 

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スーパーライトジギングのタックルを3つに分けて解説

基本タックルをロッド・リール・ラインに分けてご紹介

スーパーライトジギングの基本タックルをロッド・リール・ラインに分けて解説します。

ロッドの長さやリールの番手、ラインの太さなど基本的な部分を中心にご紹介するので、釣り初心者の方はぜひ参考にしてみてください。まずは定番のタックル編成としておけば、幅広い魚種をバッチリ狙えます。

 

 

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1.スーパーライトジギングタックル:ロッド

スーパーライトジギングの基本となるロッドスペック

まずはスーパーライトジギングタックルで基本となる、スタンダードなモデルのスペックをご紹介します。ロッドにはスピニングリール向けとベイトリール向けがあり、どちらかを選択する必要がありますが、どちらの場合もご紹介する基本的なスペックを基準にすることができます。

ジギング、ライトジギング、スーパーライトジギングとジギングは細かくジャンルが分かれている釣りなので、釣り道具に不慣れな初心者の方は、どのロッドを選べばいいのか迷いやすいです。専用ロッド購入時はSLJ、スーパーライトジギング向けの記載があるものから、予算や好みがマッチする1本を探してみましょう。

実際にロッドの曲がりを見ながら、専門性の高いロッドを見つけたい場合は、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

ロッドのパワーとMAXジグウェイト

スーパーライトジギングで使用されるメタルジグは30gから80g程度で、初めての1本には、このジグウェイトを幅広くカバーできるものがおすすめです。スペック表のMAXジグウェイトが80g程度のロッドをメインに、モデルを検討してみましょう。

使用するジグが比較的軽い釣りなので、パワーは00番~0番、L(ライト)~ML(ミディアムライト)から選べばOKです。柔らかく曲がって、軽いメタルジグの操作や細い糸でのファイトをサポートしてくれる、快適性の高いライトなモデルを選びましょう。

 

ロッドの長さ

ロッドの長さは6.5フィート程度がスタンダードです。6フィート台前半のロッドはオフショアジギングのスタンダードと言える長さで、船内での操作性に優れ、さまざまなアクションを気持ちよく演出できます。

若干長めのものまで選択できますが、まずはこの長さのロッドからスーパーライトジギングをスタートしてみましょう。

 

ロッドの調子

ロッドの調子は、ジギングロッドらしい大きな曲がりがありつつ、ジグを操作しやすいやや先調子気味のものが人気です。

イサキを狙う場合は、口切れを防ぎつつ魚を乗せてくれる柔らかいもの、中大型の青物まで狙う場合は、やや硬めでパワーがあるものが適しています。大型がかかった場合はもちろん硬めのパワーロッドが有利ですが、初心者の方には、出番が多く釣りやすい柔らかめのロッドをおすすめします。

 

 

スーパーライトジギングロッドの構造に注目

スーパーライトジギングのロッドは、スタンダードなチューブラーと、トルクがあり乗せる調子が魅力のフルソリッドから選択できます。

初心者の方には扱いやすいチューブラーロッドをおすすめしますが、他ジャンルで釣り経験がある方や、個性的なロッドをお探しの方にはフルソリッドモデルもおすすめです。それぞれに個性があるので、特徴をチェックして自分の好みに合いそうなものを選択しましょう。

 

チューブラー

スタンダードなタイプのロッドです。チューブラーは中空となっている構造を指す言葉で、自重が軽く、張りがあり手元に伝わる感度が高い特徴があります。

スーパーライトジギングジャンルでは多くのロッドがこの構造を採用しており、初心者の方でも扱いやすく、幅広いアクションでジグの操作を楽しめるロッドです。クセの無い万能タイプから始めたい方や、自分の中で好みの基準を作るところから始めたい方は、このタイプのロッドからスタートしましょう。

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フルソリッド

近年注目度が高まっているロッドタイプです。ソリッドは中身が詰まっている構造のことで、フルソリッドは穂先から手元まで中空部分がありません。

フルソリッドロッドの魅力は、スタンダードなロッドよりも粘り強く大きな曲がりです。この粘りと曲がりが細い糸でのファイトをサポートするとともに、イサキやアジの口切れも防いでくれます。

デメリットは価格が高く選択肢が少ないことと、中身が詰まっている分自重が重いことです。釣りに慣れている方であれば、短所を上回る長所を引き出せるシチュエーションがあるので、このタイプもぜひ検討してみてください。

ロッドタイプ 長所 短所
チューブラー スタンダード、自重が軽い、手ごろな価格のモデルも多い アタリを弾いたり、口切れすることがある
フルソリッド ファイト性能が高い、口切れやバラシを低減させる 自重が重い、全体的に価格が高く選択肢が少ない

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汎用ロッドでもSLJはできる?

スーパーライトジギングはタイラバロッドやティップラン向けのロッド、複数の釣りに対応した汎用ロッドでも楽しむことができますが、柔らかいものはパワーが不足しがちで、青物が掛かった時に主導権を取られてしまいます。

硬いロッドはメタルジグを柔らかく操作するのが難しく、イサキやアジの口切れも気になるところです。

 

専用ロッドがベスト

メタルジグを柔らかく動かせる曲がりと、青物が掛かっても勝負できるパワーと粘りをちょうどいいところで両立しているのが、スーパーライトジギング専用ロッドの魅力です。

特にメタルジグを大きな曲がりで柔らかくシャクったり、細い糸で青物とファイトするという部分は釣果に大きく影響するので、初心者の方もぜひ専用ロッドからのスタートを検討してみてください。

チューブラーのロッドなら、手ごろな価格の入門向け専用ロッドも選択肢は豊富です。

 

 

スーパーライトジギングロッドまとめ

6.5フィート程度、MAX80gのロッドがスタンダード

00番~0番、L(ライト)~ML(ミディアムライト)をチェックしよう

初心者の方にはチューブラーロッドがおすすめ

 

 

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2.スーパーライトジギングタックル:リール

スーパーライトジギングタックルの主流はスピニングリール

ヘビーなジギングとは違い、スーパーライトジギングではスピニングリールが主流です。浅場を狙うケースが多く、ジグも軽いものが主体になるというのが主な理由で、細い糸と相性がいいドラグ性能の高さも非常に魅力的です。

キャスティングができることも、スピニングリールが選択されている大きな理由の1つで、浅場の中層狙いで誘う時間を長くとるために、投げてタダ巻きするという戦略と相性がいいです。

イサキやアジを狙う場合はこの釣りになることが多いので、初心者の方はスピニングタックルから検討してみましょう。ロッドはスピニング専用のモデルを用意する必要があります。

 

基本となるスピニングリールのスペック

リールの番手は2500番から4000番程度、ギア比はハイギアというのが主流のスペックです。使用するラインに対して、やや大きめとなるサイズ感ではありますが、ボディサイズが大きいものを選ぶことで、巻き上げ力を重視するのが人気のスタイルです。迷ったら、3000HGという番手がおすすめです。

豊富な糸巻き量を活かしてラインを多めに巻いておけば、船上でのトラブルにもスムーズに対応できます。

リールのタイプは軽さよりも強さの高剛性タイプ、グレードは耐久性が確保できるミドルクラスが好ましいです。不意にヒットする青物のキャッチ率と予算を天秤にかけながら、モデルを選んでみましょう。

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ボトム狙いや深場の釣りならベイトリール

キャスティングには適さないベイトリールですが、仕掛けを真下に落とすバーチカルの釣りなら、スピニングリールには無いクラッチ機能が活躍します。水深のある釣り場や底付近を狙う時は、スピニングよりもベイトの方が快適であるケースが多いです。

フォール中のアタリを捉えて掛ける、この動作もベイトリールに分があるので、船宿のおすすめタックル編成をチェックしながら検討してみてください。将来的にはスピニングとベイトで2タックルとイメージして、どちらから始めるか検討してみるのがおすすめです。

 

基本となるベイトリールスペック

ベイトリールの番手は、糸巻き量とパワーがスーパーライトジギングの釣りにピッタリの150番~200番がおすすめです。ギア比は浅い場合にはノーマル、水深があるポイントではハイギアとイメージしながら検討してみてください。

釣り道具に不慣れな初心者の方には、水深表示機能が付いたカウンター付きのベイトリールがおすすめです。仕掛けの位置をイメージしやすくなり、どこまで巻いて落とせばいいのか、迷う時間が無くなります。他の釣りにも流用できるので、不安を感じる方はぜひチェックしてみてください。

大型青物が混じる場合は、スピニングリール同様に高剛性、ミドルグレードのモデルが理想的です。

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スピニングリールとベイトリールの選択

スーパーライトジギングでは、浅場キャスティングのスピニングと、深場バーチカルのベイトというイメージでタックルを使い分けます。どちらかしか使えないというシチュエーションは、ほとんどありません。

 

使い分けのポイント

スピニングは投げて巻いて広範囲をサーチ、水深が20m前後のエリアで活躍するケースが多く、ベイトは水深40m前後のエリアで、底付近をじっくり釣るという使い分けです。どちらの出番が多くなるかは、海域の事情だけでなく、時期や当日遊漁船が回るポイントによって大きく変化します。

最も確実な選び方は、船宿を決めて、船長の推奨タックルをチェックしたり、何度か船に乗ったことがある方にアドバイスをもらったりすることです。船宿探しと並行して始める場合は、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

リールタイプ おすすめの番手 使い分けのポイント
スピニングリール 2500番~4000番でギア比はハイギア 浅場でキャスティング
ベイトリール 150番~200番、ギア比はハイギア 水深のあるエリアでバーチカル

 

 

 

スーパーライトジギングリールまとめ

主流はスピニングリールの2500番~4000番でギア比はハイギア

水深がある時はベイトリールの150番~200番、ギア比はハイギア

船宿推奨タックルをチェックしよう

 

 

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3.スーパーライトジギングタックル:ライン

ラインにこだわるのがタックル編成のコツ

スーパーライトジギングは、抵抗の少ない細い糸を使って、軽い仕掛けをスムーズに沈めていく釣り方です。メインラインは、伸びが少なく太さに対する強度に優れたPEラインの使用が前提になります。

 

PEラインは8本縒りがおすすめ

PEラインは4本縒り、8本縒りとグレードによって縒り本数に違いがあり、8本縒りの方が表面が真円に近く、抵抗が少なくなります。8本縒りは強度にも優れており、スーパーライトジギングでは選択するメリットが大きいので、初心者の方もハイグレードな8本縒りを検討してみてください。

快適に仕掛けが沈んで、不意の大物とも勝負できる強度がある、高品質なラインに予算を多く分配するのが、スーパーライトジギングタックルを揃える時のコツです。

 

基本となるPEラインのスペック

使用するPEラインの太さは0.6号から1.2号程度までで、おすすめの号数は0.8号です。糸巻量は200m程度としておくと、船上で大幅にラインをカットすることになっても釣りを続けられます。

糸巻き量が合わない場合は、下巻きを入れて調整しましょう。

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リーダーの太さ(号数)はメインラインの強度に合わせよう

PEラインは擦れに弱く、海底の岩などに接触すると簡単に切れてしまいます。擦れに強いフロロカーボンラインを先端に結んで、安定感のあるラインシステムを完成させましょう。

使用するリーダーの太さは16lb(4号)程度が標準で、長さは1m~1.5m程度とするのがおすすめです。メインラインが太い場合や、1.5mでは海底の地形変化にメインラインが接触してしまう場合は、長さを長くすることで対応できます。

メインラインの号数 組み合わせるリーダーライン
PE0.6号 フロロカーボン12lb(3号)~16lb(4号)
PE0.8号 フロロカーボン16lb(4号)~20lb(5号)
PE1号 フロロカーボン20lb(5号)~22lb(6号)
PE1.2号 フロロカーボン22lb(6号)~25lb(7号)

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リーダーとメインラインの結束方法

メインラインとリーダーラインの接続には、結束強度の高いFGノットやPRノットがおすすめです。

今回はオフショア、岸釣りを問わずルアーゲームで全般で使用頻度の高い、FGノットを動画でご紹介します。この結びは、細い糸であれば結束時に特別な道具を必要とせず、高い強度を発揮できるルアーゲーム定番のノットです。

船上で結び直しになるケースがあるので、動画を見ながら自宅で練習しておきましょう。コツは結び目をスライドさせるような手の動きにあります。動画内でラインがどんな風に動いているか、手の運びと合わせてチェックしてみてください。

 

スーパーライトジギングラインまとめ

PEラインは8本縒りがおすすめ

おすすめ構成は0.8号200m+フロロカーボン16lb(4号)リーダー1m

結束はFGノットかPRノットがおすすめ

 

 

 

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スーパーライトジギングの仕掛け:ジグについて

素材と形状から選ぼう

仕掛け部分についてもチェックしておきましょう。ルアーゲームらしく仕掛けの構成は非常にシンプルで、
・メタルジグ
・フック
・ルアーを接続するためのリング2種類
だけで仕掛け全体が完成します。

使用するメタルジグの重さは30g〜80g程度が一般的で、スーパーライトジギング(SLJ)専用の製品も多数ラインナップされています。

初心者の方が悩みやすいポイントにメタルジグの素材があります。主流の鉛製とタングステン製それぞれの特徴を紹介するので、ジグを揃える時の参考にしてみてください。

 

鉛製

手頃な価格が魅力のスタンダードタイプです。まずは鉛製のジグを中心に重さや形状など数を揃えて、予算を抑える方法がおすすめです。

後述するタングステン素材には価格相応の特性がありますが、鉛製のジグがタングステン製よりも劣るという意味ではありません。まずはスタンダードな鉛製のジグでローテーション先をしっかり整えて、釣果アップを目指しましょう。

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タングステン製

タングステンは鉛よりも比重が高く、価格の高い素材です。鉛と同じ重さの場合は、明らかにシルエットが小さくなる素材で、抵抗が少なく速く沈むのが特徴です。流れが速いポイントや小さなシルエットに強く反応する日は、タングステンのジグが活躍します。

全てを高額なタングステン製で揃える必要はありませんが、鉛製にプラスするオプションとして十分な爆発力が期待できます。ジグのシルエットを当日の状況に合わせて、釣果アップを目指しましょう。

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カラーと形状

ジグには多彩なカラーや形状がありますが、釣果により大きく影響するのは、どちらかと言えば「形状」です。同じジグの色違いをいくつも揃えるよりも、形の違うジグを揃えるほうが、釣果アップにつながります。


形状の違いによって、沈むスピードや動き方、水を押す力などが変わり、魚の反応も大きく変化します。カラーは「緑金」などの定番カラーを抑えつつ、異なる動きをするジグを複数種類持っておくのがおすすめです。

 

ソリッドリングで接続しよう

メタルジグ、そして後述するアシストフックの接続には、ソリッドリングとスプリットリングが便利です。他の選択肢としてスナップがありますが、こちらは利便性が高い代わりに、強度が低い特徴があります。不意に大物が掛かる釣りなので、初心者の方もリング接続から始めて慣れておくのがおすすめです。

サイズは2番、3番など小さいものでOKで、メタルジグに付属しているものをそのまま使っても問題ありません。ソリッドリングにリーダーを結び、スプリットリングを介してジグとフックを接続しましょう。

リングの開閉にはリングオープナーやプライヤーといった道具が必要になるので、タックルや仕掛けと合わせて揃えておくのがおすすめです。

▼ソリッドリング
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▼スプリットリング
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▼スプリットリングを開けるプライヤー
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スーパーライトジギング ジグまとめ

使用されるジグの重さは30g~80g程度

鉛製を中心に揃えて、タングステン製をプラス

カラーよりも形状を複数揃えるのがおすすめ

 

 

 

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スーパーライトジギングの仕掛け:フックについて

フックにこだわると釣果が変わる

最後はメタルジグにセットするアシストフックについてです。フックは魚を掛けるもの、というイメージがありますが、スーパーライトジギングでは魚がフックを食ってくるというシチュエーションがあります。

アジやイサキのように、追いかけているエサが小さい魚はこの傾向が特に顕著で、ティンセル(魚を誘うフェザーパーツ)が付いているフックや、輝きの強いフックは非常に効果があります。各メーカーからスーパーライトジギング向けフックが展開されているので、ジグと同じようにフックもこだわって選んでみてください。

予備のフックは刺さりの劣化による交換だけでなく、アピールパターンの異なるフックへ交換をすることで、魚へのアプローチに変化をつける役割も持っています。数は多めに、種類はあえて複数になるように揃えていくのがおすすめです。

 

▼フロント用 アシストフック

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▼リア用 アシストフック

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スーパーライトジギングフックまとめ

スーパーライトジギング専用フックから選ぼう

フックのローテーションも効果的

予備はローテーション用も兼ねて多めに用意しておこう

 

 

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スーパーライトジギングに出かけよう

タックルを揃えてスーパーライトジギングに挑戦

軽く小さなジグを快適に扱えるライトなタックル構成は、スーパーライトジギングを満喫するための大きなポイントです。細いラインはもちろん、激しい動きを嫌う魚種に対して、繊細にアプローチできるタックルを揃えて、釣果アップを目指しましょう。

入門向けの道具も多く、手ごろな価格で道具が揃う釣りです。オフショアデビューをお考えの方は、ぜひ店頭でロッドの曲がりやリールの回転を確かめながら、道具を選んでみてください。

 

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