春(3月・4月・5月)に釣れる魚種特集!地域毎にも狙える人気の釣りをご紹介!

今回は春の釣りを地域ごとに分けてご紹介します。3月はまだ寒いですが、5月になると岸釣り、船釣りとも釣れる魚種が増えて、遊びやすい釣りシーズン本番を迎えます。手軽に遊べる魚から大物まで狙える時期なので、自分のイメージに合う釣りを見つけて楽しんでみてください。

※2025年2月27日更新

 

 

 

 

 

春の釣りを地域別にまとめて紹介

3月・4月・5月の釣りをまとめて解説

今回は3月・4月・5月に旬を迎える魚と、地域ごとの春の釣りをまとめてご紹介します。

3月はいまだに海中が冬のように冷たいという地域も少なくありませんが、4月の中頃を過ぎたあたりからは徐々に魚が戻り始め、5月になれば小魚が多い春らしい海になるという季節です。釣果の安定しているターゲット、暖かくなる時間帯を狙って釣りに出かけてみてください。

 

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春に旬を迎える魚

3月・4月・5月の釣りと言えばこの3魚種

まずは3月・4月・5月に旬を迎える、春の代表的な魚たちからご紹介します。

春は産卵前、産卵後の回復期と荒食いの時期を迎える魚が多く、特に海の魚たちは味がよくなるものが多いです。釣りやすさやサイズにも期待ができるシーズンなので、美味しい魚を釣ってみたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

①春が旬の魚:マダイ(真鯛)

マダイが産卵のためにエサを求めて沖から浅場にやってくる時期を「乗っ込み」と呼び、春はこの乗っ込みシーズンに該当します。

春の真鯛は産卵前の個体が多いので色鮮やかで美しく、しっかりエサを食べているものは味の方も抜群です。季節感を感じる魚、価値が高く味がよい魚をお探しの方には特におすすめです。浅場と言っても多くのマダイは水深30m~60mほどに位置しているので、釣りは船釣りがメインになりますが、砂浜や磯で投げ釣り、ルアー釣りでも狙えるターゲットです。

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②春が旬の魚:メバル

春を告げる魚、「春告魚」と呼ばれている魚は地域によって違いがあり、北海道ではニシン、関東ではメバル、関西ではサワラ、瀬戸内海ではイカナゴを指します。

中でも今回ご紹介するメバルは、「ライトゲーム」というジャンルのルアー釣りで非常に人気の高いターゲットで、小型は比較的簡単に釣れます。春は大型にも期待ができるシーズンなので、手軽なルアー釣りから釣りを始めたいという方はぜひチェックしてみてください。

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③春が旬の魚:アオリイカ

ルアー釣り、エサ釣りどちらの対象魚としても人気の高いアオリイカは、寿命が約1年~1年半と短いサイクルを持つ生き物です。

春はアオリイカが最も大きくなる時期で、産卵期の大型狙いは非常に人気があります。2kgを越える大物はやや身が固めながら味はよく、魚釣りとは違った駆け引きが楽しめる釣り味も魅力的です。

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春に旬を迎える魚まとめ

春と言えば桜色の真鯛

春を告げる魚メバル

アオリイカは大物シーズン

 

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春の釣り人気ターゲットを5地域に分けて解説

3月・4月・5月におすすめの対象魚を地域ごとにご紹介

ここからは3月・4月・5月におすすめの釣りを、5つの地域に分けてご紹介します。

岸釣りでは全国的に大物が狙えるシーズンで、3月はメバル、ゴールデンウィークを過ぎたあたりからはアオリイカがシーズン本番を迎えます。ほかにもアイナメをはじめとする根魚や、沖のマダイも注目のターゲット。気温、水温とも変化が大きい時期なので、春らしい水温を狙い目に釣りに出かけてみましょう。

 

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1.春の人気ターゲット:北海道

春の北海道で釣れる魚種を2種類ご紹介

まずは最北部北海道から、春の釣りをご紹介します。

春は定番のチカ釣りだけでなく、ニシンやホッケといった北海道ならではの魚たちが数多く登場するシーズンです。どの魚も数が多く、群れが接岸していれば比較的簡単に釣ることができます。釣果情報をチェックして、よく釣れている場所に出かけましょう。

 

 

①春の北海道で釣れる魚:ニシン

日本海側の沿岸で見られるニシンの群来(くき)は、釣りをしない方でもテレビで見かけることがある北海道特有の現象です。

ニシンは2月から3月を中心に沿岸に大挙して押し寄せる魚なので、春先限定の釣りではありますが、堤防・防波堤、そして港の中でも釣れるおすすめのターゲット。他の時期と比べて大きなサイズが釣れるので、チカ釣りよりも強めのタックルを準備して出かけてみてください。時間帯は夜釣りをメインに、朝と夕方の暗い時間帯も検討してみましょう。

 

ニシン狙いの仕掛けと釣り方

仕掛けはサビキ釣りが一般的で、春の魚のサイズに合わせて、8号程度とやや大きな針が付いたものを使います。初心者の方は、コマセカゴとオモリを組み合わせるだけで準備ができる、完成仕掛けから始めてみてください。

タックルも釣れるニシンのサイズに合わせて、3号の磯竿を使います。3号のナイロンラインを巻いた2500番程度のスピニングリールを組み合わせましょう。手ごろな価格でロッドとリールがセットになった、サビキ釣り向けのセット製品からスタートできます。

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②春の北海道で釣れる魚:ホッケ

4月~5月はホッケ釣りもおすすめです。

こちらも日本海側を中心に、堤防・防波堤から磯まで、幅広いエリアで狙えるターゲットで、エサ釣りだけでなくルアー釣りでも狙えます。全国に流通している美味しい魚ですが、手軽に釣れるのは北海道だけです。地域ならではの釣りをお探しの方は、ぜひ検討してみてください。

 

ホッケ狙いの仕掛けと釣り方

サビキ釣り、ウキフカセ、投げ釣りとさまざまな釣法で狙えます。今回はエサを用意せずに手軽に遊べる、ルアー釣りをチェックしてみましょう。

使用するルアーは30g前後のメタルジグなので、タックルはシーバスタックルやライトショアジギングタックルがおすすめです。50g程度まで扱えるロッドに、PEラインの1号を巻いた3000番〜4000番のリールを組み合わせましょう。ジグ単体でも釣れますが、ジグサビキにすると数釣りも狙えます。

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春の北海道おすすめの釣りまとめ

早春はサビキ釣りでニシン

4月と5月はホッケ釣りもおすすめ

 

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2.春の人気ターゲット:東北

春の東北で釣れる魚種を2種類ご紹介

春の東北でおすすめの釣りは、ヤマメやイワナが狙える渓流釣りと、全国的にも有名なアイナメ釣りです。

どちらも春の釣りのキーポイントは水温で、水温が上がってきているエリアや水が緩やかに動いている場所を選ぶのが釣果アップのポイントになります。

 

 

①春の東北で釣れる魚:ヤマメ

3月、4月と河川によってタイミングは異なりますが、春は渓流の解禁シーズンです。解禁直後は水温が低く、場所やタイミングを選ぶ傾向が見られますが、春らしい景色の中で、ヤマメやイワナを狙う渓流釣りに出かけてみましょう。

季節の経過とともに水温が上がって魚の活性も高まります。釣り場に通って釣り場に慣れたり、ポイントを覚えたりすることが釣果アップに繋がる釣りなので、デビューをお考えの方には、春の解禁シーズンからのチャレンジをおすすめします。

 

ヤマメ狙いの仕掛けと釣り方

釣り方はゲーム性の高いルアー釣りが人気です。渓流用のトラウトロッドと、ナイロンの4lbを巻いた2000番クラスのスピニングリールが初心者の方におすすめのタックル構成。ルアーは定番となったヘビーシンキングミノーがあればバッチリ楽しめます。

春はまだ水温が上がりきらない時期なので、夏のヘビーシンキングミノーのようにキビキビ動かしすぎると、魚がルアーを追い切らないです。巻きをメインにして、少しスピードを落としたアプローチで魚の状態をチェックしてみてください。

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②春の東北で釣れる魚:アイナメ

東北を代表するロックフィッシュ、アイナメも、春の水温上昇を受けて釣りやすくなるターゲットです。

春は浅場のアイナメを狙うスタイルが非常に有効で、港の中や岸壁際、海藻が見えるポイントなど、初心者の方でも遊びやすいシーズンになります。3月はまだ海水温が低いので、釣果情報だけでなく海水温の情報もチェックして、水温が上がってきているエリアに出かけましょう。

 

アイナメ狙いの仕掛けと釣り方

磯で釣る場合は、強引なやり取りができるヘビータックルが有利なアイナメゲームですが、港の中や岸壁を狙うスタイルであれば、ややライトな構成でも十分に楽しめます。

ロックフィッシュ向けの製品から、PE1号程度のパワーを基準に、ロッドやリールを選んでみましょう。仕掛けは海藻の中に入れても根掛かりしにくい、テキサスリグがおすすめです。

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春の東北おすすめの釣りまとめ

春は渓流解禁シーズン

浅場でアイナメが狙える

 

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3.春の人気ターゲット:関東

春の関東で釣れる魚種を2種類ご紹介

続いては関東の釣りについてです。4月に入ると海が暖かい太平洋側はもちろん、日本海側でも春らしい魚が釣れるようになる地域で、今回は船の真鯛と陸のシーバスをおすすめのターゲットとしてご紹介します。

どの地域も水温が上がるまでは釣りの対象魚がそれほど多くありませんが、17℃を越えたあたりからいろいろな魚が狙えるようになります。

 

 

①春の関東で釣れる魚:マダイ(真鯛)

全国的に人気のマダイは、関東でももちろん大人気のターゲットです。船釣りの対象魚としては特に人気が高く、年間を通してマダイ狙いの船が出船している地域です。

乗っ込みシーズンとなる春・秋は、他の釣りを得意としている船宿もマダイ狙いで出船しているところが多く、自分に合う船を見つけやすいはず。初心者の方から釣りに慣れている方まで、船釣りデビューにはピッタリの時期なので、ぜひマダイ狙いから釣りに挑戦してみてください。

 

マダイ(真鯛)狙いの仕掛けと釣り方

船マダイと言えば、カゴにエサを詰めて撒きながら釣る「コマセ釣り」が定番でしたが、近年は疑似餌で釣る「タイラバ」が人気です。エサ釣りよりも準備が簡単で釣り方はシンプル、タックルがライトで、魚とのやり取りをダイレクトに楽しめます。

タックルは柔らかい専用ロッドのアドバンテージが大きいので、初心者の方にも専用竿からのスタートをおすすめします。リールはカウンター付きの両軸リールが便利で、ラインはPEの0.8号程度を巻いておけばOKです。仕掛けはリーダー、タイラバと道糸に結ぶだけなので、リーダーラインとPEラインの結び方だけしっかり練習しておきましょう。

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②春の関東で釣れる魚:シーバス(スズキ)

シーバスは行動範囲が広く、堤防・防波堤に釣り公園、河口、サーフ、磯とさまざまなフィールドかつ、都市部でも大物が狙える釣りとして海のルアーフィッシングの定番になった釣りです。

 

春のパターンを攻略しよう

春は体力回復を目的にシーバスが岸付近に戻ってくる時期で、捕食活動には積極的な時期になります。この時期は稚鮎やハク、アミ、そしてバチなど、他の時期と比べるとエサが極端に小さいので、ルアーも小さいものを選ぶというのが釣果アップのポイントです。中でもゴカイの産卵である「バチ抜け」は、起きるタイミングさえ分かれば比較的簡単にシーバスが釣れるタイミング。情報を集めて、バチパターンのシーバスを攻略しましょう。

バチ抜けは夜の暗い時間帯に発生することがほとんどなので、朝や夕方よりも夜釣りをメインにするのがおすすめです。

 

シーバス(スズキ)狙いの仕掛けと釣り方

シーバスは行動範囲が広い分、使用するルアーやタックルの幅が広い釣りです。

春先の代表的なフィールド、河口の釣りから始めるなら、ロッドは9フィート程度でMAX30gまで扱えるL(ライト)~ML(ミディアムライト)クラスをおすすめします。PE1号程度を巻いた、C3000番のスピニングリールを組み合わせましょう。ルアーは70mm前後と小型のバイブレーション、ミノーやシンキングペンシルが春向けのルアーになります。

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春の関東おすすめの釣りまとめ

船釣りは乗っ込みマダイシーズン

春はシーバスも狙い目

 

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4.春の人気ターゲット:関西

春の関西で釣れる魚種を2種類ご紹介

関西の春と言えば、春告魚のサワラと投げ釣りで狙えるカレイの2魚種です。

サワラは船からの釣りがメインになりますが、カレイは岸に寄りやすく近投でもチャンスは十分です。釣り初心者の方はぜひ検討してみてください。

 

 

①春の関西で釣れる魚:サワラ

関東で爆発的なブームが起きているサワラは、関西では春に旬を迎える魚として人気があります。特に美味しい時期は早春の3月~4月で、5月に入ってもまだまだ狙える魚です。

船釣りでのジギングではタチウオやハマチも混じって、強い引きをバッチリ満喫できます。ルアーから船釣りを始めてみたい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

サワラ狙いの仕掛けと釣り方

釣り方は定番のジギングがおすすめです。

タックルは近海ジギング、ベイジギング向けでPE1.5号程度を基準に、セッティングを行いましょう。150g程度までのジグを扱えるロッドに、PE1.5号を200m程度巻いた手巻き両軸リールの組み合わせがおすすめです。歯が鋭い魚なので、リーダー5号+リーダー16号など、太めのリーダーをダブルにしてキャッチ率アップを目指しましょう。

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②春の関西で釣れる魚:カレイ

堤防・防波堤の投げ釣りターゲットは、低水温期の定番カレイです。春は水温が上がればカレイの食いに期待ができて、エサ取りも少ない釣りやすさが魅力のシーズンになります。

キス釣りとはタックルや仕掛けの構成に違いがありますが、3月、4月、5月と、キスと切り替わるまでずっと狙っていけるターゲットなので、投げ釣りから釣りを始めたい方はぜひチェックしてみてください。釣り初心者の方でも楽しく遊べる釣りです。

 

カレイ狙いの仕掛けと釣り方

春は冬よりもカレイが岸近くに寄りやすく、遠投が苦手な方でもカレイを手にできるチャンスがあります。

タックルは冬でも使えるヘビーなものでも遊べますが、これから釣りを始める方には、手ごろな価格で手に入る投げ釣りセットの竿とリールがおすすめです。10号程度のオモリまで投げられる4m程度の竿と、ナイロン3号が巻いてあるスピニングリールの組み合わせで遊んでみてください。

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春の関西おすすめの釣りまとめ

船釣りなら旬のサワラがおすすめ

岸釣りはカレイ狙いの投げ釣りがおすすめ

 

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5.春の人気ターゲット:四国・九州

春の四国・九州で釣れる魚種を2種類ご紹介

四国・九州も、春は魅力的な釣りモノが非常に多い地域です。今回は近年人気のライトゲームターゲットであるメバルと、大物を狙いたい方におすすめのヒラマサをご紹介します。

この時期の四国・九州エリアは、どちらのターゲットも全国屈指の釣果を誇ります。気軽に岸釣り、思い切って船釣り、どちらもバッチリ楽しめる季節です。

 

 

①春の四国・九州で釣れる魚:メバル

エサ釣り、そしてルアー釣りの対象魚としても人気のメバルは、春の九州を代表する釣りモノのひとつです。

堤防・防波堤から気軽に楽しめるターゲットとして特におすすめの魚で、大物は暗い時間帯がメインですが、小型であれば日中から楽しめます。四国・九州エリアは全国的に見てもメバルが多い地域なので、岸のルアーから釣りを始めたい初心者の方にピッタリです。

 

メバル狙いの仕掛けと釣り方

おすすめの釣り方は、手軽さが人気のルアー釣りです。

穂先の柔らかい7フィート程度のメバリング専用ロッドに、2000番のスピニングリールを組み合わせるのが、メバル釣り定番のセッティングです。初心者の方は、扱いやすいナイロンライン3lb程度から始めてみてください。ルアーは1.5gのジグヘッドに、ライトゲーム向けのワームをセットすればOKです。

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②春の四国・九州で釣れる魚:ヒラマサ

大物が狙いたい方には、春のヒラマサ、「春マサ」を狙う釣りがおすすめです。

メインの対象魚となるサイズは5kg~8kg程度ですが、ブリよりも大型化するヒラマサは20kgを越えるようなサイズが登場することもあります。磯から、そして船から、夢の大物とファイトできるパワフルなタックルで挑戦してみましょう。ハマチやサワラが混じって、船釣りであれば釣果も安定しやすいシーズンです。

 

ヒラマサ狙いの仕掛けと釣り方

おすすめの釣り方は、釣果が安定しやすい船からのジギングです。タックルは複数を使い分けて、ルアーアクションに変化を付ける運用が人気ですが、まずは1タックルという場合は、ヒラマサが好むアクションを演出しやすい、スピニングタックルでの入門をおすすめします。

ロッドはジギング向けのスピニングモデルから、PE3号に対応できるパワーのモデルを選ぶのがおすすめです。リールは8000番のハイギアモデルに、PE3号を300m程度巻いておきましょう。このタックルなら、夢のサイズとも十分に勝負ができます。

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春の四国・九州おすすめの釣りまとめ

堤防の釣りはメバル狙いがおすすめ

船釣りは春のヒラマサに挑戦

 

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春の釣りの注意点

産卵期の魚の扱い

エギングで人気のアオリイカは、群れごとにタイミングを変えながら、春に複数回産卵を行います。

春も終わりに近づく頃になると産卵を終えている個体が多くなりますが、春の早い時期に釣ったメスのアオリイカは、抱卵している、もしくはこれから産卵をする可能性がある個体です。オスは横線模様、メスは斑点模様と見分けることができるので、早春にメスを釣ったら、リリースして産卵する個体の数を守りましょう。産卵床エリアの採取禁止にも注意が必要です。

 

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春の釣りに出かけよう

暖かい場所と時間帯選びが春の釣りのポイント

春の釣りは水温が上がってくると一気に釣りやすくなるターゲットが多いので、水温の高い場所、釣果が好調なエリアを見つけることが、釣果アップのポイントになります。朝はまだ寒く、日中や夕方の方がよく釣れるというケースもあるので、時間帯もいろいろなタイミングを試してみましょう。

5月を過ぎると日中は暑い日も出てきて、場所を問わず春らしい釣りができるようになります。初心者の方は、暖かくなる4月、5月をメインに、春の釣りに出かけてみてください。

 

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ジギングを始めよう!青物攻略に向けた初めての仕掛け作りを基礎から解説!

今回はジギングの仕掛け作りについてです。釣り初心者の方向けに、仕掛け構成を図解付きで紹介しています。仕掛け作りのコツ、必要な道具類も合わせてご紹介!ジギング関連の道具を一式まとめて揃える方は、仕掛け関連も必ずチェックしておきましょう!

※2025年2月19日更新

 

 

 

 

 

ジギングの仕掛けを準備しよう

初心者向けに仕掛け作りのポイントを解説

今回はジギングから船釣りを始める初心者の方向けに、仕掛け作りに必要なアイテムと基本となる構成を解説します。仕掛け自体は非常にシンプルですが、大型魚と安心してファイトできる強度を出すためには、適切なパーツを選びと確実な結束が必要不可欠です。ロッドやリールの性能を引き出すために、しっかりと準備を行いましょう。

 

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ジギングの仕掛け作りを3つに分けて解説

初心者向けの基本仕掛けを図解付きで紹介

これからジギングを始める方向けに、基本的な仕掛けの作り方を図解付きでご紹介します。仕掛け作りはリーダーの接続、リングとスプリットリングの結束、メタルジグの接続の3ステップで、初めてでもすぐに覚えられるシンプルな内容です。

引きが強い青物向けにメインライン、リーダーラインとも太いセッティングなので、結束時にしっかり締めこんで強度を安定させるのが仕掛け作りのコツです。それぞれのステップで初心者向けのポイントも解説しているので、釣り初心者の方はそちらもぜひ参考にしてみてください。

 

 

準備するパーツや道具類について

手順をご紹介する前に、仕掛け作りに必要なパーツや道具類をまとめてご紹介します。ロッドにリール、ルアーとこれから一式まとめて揃える方は、事前に用意しておくべき道具類も事前に確認しておきましょう。仕掛け作りは船釣り初挑戦でも簡単な内容で、道具類は他の釣り方でも役に立つものばかりです。

 

基本となる仕掛けパーツ

使用する仕掛けパーツ 号数やサイズ
リーダーライン(フロロカーボンライン) 20lbから80lb程度
ソリッドリング #3から#5程度
スプリットリング #3から#5程度
アシストフック(リング・アシストライン・フック付きのもの) #1から#4/0程度
メタルジグ 80gから300g程度

 

仕掛けパーツは釣れる魚や釣り方、タックルの状況によって必要なサイズが変わります。タックルの強度やルアーの重さも含めて、バランスが取れるサイズを選びましょう。それぞれの項目で基準となるサイズや選び方を紹介していますが、悩む場合やより細かく調整したい場合は、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

初心者が用意しておきたい道具類

仕掛け作りに必要な道具類もチェックしておきましょう。リングオープナーとラインカッターは、両方を兼ねるジギング向けのプライヤーが1つあればOKです。他の釣り方でも活躍する道具なので、船釣りデビューに合わせて必ず用意しておきましょう。事前の準備はもちろん、当日船上で仕掛けの作り直しが必要になるケースもあります。

 

道具類 用途
ジギング向けの大型プライヤー スプリットリングの開閉、ラインのカット
ボビンノッター メインラインとリーダーラインの接続
締め具 各種ノットの締め込みに

 

 

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①ジギング仕掛け:メインラインとリーダーラインの接続

メインラインとリーダーラインの結束を図解付きで解説

PEラインは伸びが少なく強度が高いという長所がありますが、結束時に食い込みにくく滑りやすかったり、傷に弱いという短所があります。この弱点を補うために、先糸として傷に強い素材のリーダーラインを接続しておきましょう。このセッティングは釣り方を問わず、他の船ルアーゲームでも幅広く使われている構成です。

リーダーラインとして使用するラインはフロロカーボンラインで、号数はリールに巻いたPEラインの号数×4の号数とするのがおすすめです。リールに巻くPEラインが3号であれば、リーダーラインはメインラインの強度を十分に引き出せる12号程度=40lbから50lb程度を選んでください。長さは5m程度を基本として、ロッドの長さや海底の起伏を考慮に入れた、船宿推奨の長さに調整しましょう。

リーダーの結び目はロッドガイド内に入っても問題ありません。魚をキャッチする時には結び目がロッドガイド内に入っている状態、つまりPEラインが船べりに接触しない長さとするのがおすすめです。

 

メインラインの号数 組み合わせるリーダーラインの号数
PE1号 フロロカーボン4号(16lb)から5号(20lb)程度
PE2号 フロロカーボン8号(30lb)から10号(35lb)程度
PE3号 フロロカーボン12号(40lb)から14号(50lb)程度

 

 

結束方法はPRノットがおすすめ

メインラインとリーダーラインの結束方法は数多くの選択肢がありますが、今回はオフショアジギングで最もポピュラーな「PRノット」をご紹介します。手順はやや複雑な部類に入るノットですが、太いリーダーと相性がよく強度の安定感もトップクラス。大型魚や引きの強い魚を狙う釣り方で幅広く使用されているノットで、ルアー釣り初心者の方にもこの結び方をおすすめします。

動画内でご紹介しているのはPRノット用の器具を使った結び方です。巻き付けは器具無しも行えますが、器具があれば緩みや追い越しなく綺麗な巻き付けを手早く行えて、正しく並んだ結び目と十分な締め込みが、ノット強度を高めてくれます。青物狙いのジギングから釣りを始めるなら、初心者の方もぜひノッターの導入を検討してみてください。器具については記事後半でさらに詳しくご紹介します。

 

 

ジギングリーダーラインまとめ

リーダーの号数はメインラインの号数×4程度

長さの基本は5m

結束方法はPRノットがおすすめ

 

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②ジギング仕掛け:ソリッドリングの接続

リーダーラインとソリッドリングの接続を図解付きで解説

 先ほど結んだリーダーラインにソリッドリングを接続します。ソリッドリングはロッドガイドを通らないケースがあるので、ここから先の工程は当日集合して、ロッドにラインを通してから行うようにしましょう。リーダーの接続までであれば、リールに巻き込んで集合場所に持ち込めます。

リーダーラインをソリッドリングに通し、パロマーノットやイモムシノットといった強度の高い結びで接続します。リング上でラインが交差したり、締め込み不足で隙間が空かないように注意が必要です。

ソリッドリングのサイズは、タックル全体の強度やリーダーの強度と相談しながら選択しましょう。lb数は変形までの強度としている場合、破壊されるまでの強度としている場合とさまざまなパターンがあり、メーカーによって表記の方法が異なります。厚みや重さについてもメーカーによる違いがあるので、迷う場合は店頭でスタッフにご相談ください。小さく軽いほどルアーの動きがよくなり、大きく重さのあるものは本体、そして結束部の強度が高くなります。

 

ソリッドリングのサイズ おすすめの組み合わせ
#3(80lbから200lb程度) リーダー20lb程度、ややライトなジギング
#4(100lbから250lb程度) リーダー30lb程度、ハマチを狙うジギング
#5(150lbから400lb程度) リーダー50lb程度、ブリを狙うジギング

 

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結束方法はイモムシノットがおすすめ

リーダーとソリッドリングの接続には、シンプルかつ高強度なイモムシノットがおすすめです。結び方は折り返したリーダーの折り目をソリッドリングに通し、リーダーのループにソリッドリングを通します。結び目を整えしっかりと締めこんだら、後はハーフヒッチで上からループを作って1回、下からループを作って1回と結び目を作り、合計8回ほど行って完成です。カットした端糸部分をライターであぶって、コブを作ればすっぽ抜けの対策になります。

コツはリングに通した後の締め込みをできるだけ隙間が空かないように、リングをプライヤーに掛けて、しっかりと締め込みを行うことと、ハーフヒッチをするときに、リール側ラインにテンションを掛け続けることです。リールの重さのみではテンションが不足するので、ルアー側のリングをどこかに掛けて、リール側のラインを真っすぐに張りながらハーフヒッチを行いましょう。

 

 

ソリッドリングの接続まとめ

ソリッドリングの接続はロッドにラインを通してから行おう

使用するサイズはタックル強度や釣れる魚のサイズに合わせる

基本の結び方はイモムシノット

 

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③ジギング仕掛け:アシストフックとルアーを接続

ソリッドリングとスプリットリングの接続を図解付きで解説

仕掛け作り最後のステップは、先ほど結束したソリッドリングにメタルジグとアシストフックを接続する作業です。二重で開閉可能なスプリットリングを使って、メタルジグとアシストフックのリング、ソリッドリングの3点を接続します。スプリットリングはプライヤーの先端についているツメを使って広げましょう。

ソリッドリング同様、スプリットリングにも強度とサイズがあります。こちらもタックルやリーダーの状況に合わせて、強度を選択してください。表記されている強度はこちらも変形、破壊と製品によって違いあがり、スプリットリングの場合は二重部分と単独部分でも強度が変化します。細軸のルアーフック接続用ではなく、太軸で強度の高いジギング用のものを選ぶのもポイントです。

 

スプリットリングのサイズ おすすめの組み合わせ
#3(40lbから70lb程度) リーダー20lb程度、ややライトなジギング
#4(50lbから80lb程度) リーダー30lb程度、ハマチを狙うジギング
#5(60lbから100lb程度) リーダー50lb程度、ブリを狙うジギング

 

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フック・ルアーだけの交換が可能

リングを使った接続方法は、他の接続方法よりも高い強度と安定感が持ち味です。プライヤーでスプリットリングを開閉する手間はありますが、ルアー交換はソリッドリング、アシストフックを接続したままで行えますし、フック交換も手軽に行えます。船上ではスプリットリングからルアーを外して、別の重さ、カラーへローテーションという作業を繰り返すので、プライヤーの操作には事前に慣れておくのがおすすめです。

使用されているリングの中で最も劣化しやすいのはスプリットリングです。ファイト中の変形はもちろん、何度も開閉して二重部分が浮いてきたら、強度が低下している可能性があります。不意の大物に備えて、都度新しいものに交換を行いましょう。

 

 

アシストフックとメタルジグの接続まとめ

使用するサイズはタックル強度や釣れる魚のサイズに合わせる

スプリットリングの開閉にはジギング用のプライヤーが必要

ソリッドリング、メタルジグ、アシストフックの3点をスプリットリングで接続

 

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釣り方別アシストフックの選び方

初心者向けのアシストフック選びを3つに分けて解説

アシストフックの選び方と、釣り方に合わせたセッティング例もご紹介します。アシストフックはハリの形状、そしてリングとフックを繋ぐアシストラインの長さに種類があり、ターゲットだけでなくメタルジグの形状や釣り方に合わせたセレクトで、釣果アップを狙えるポイントです。

初心者の方は代表的な構成から、釣りに慣れてきたら、こだわりの構成を探して楽しんでみてください。

 

アシストラインの長さ

アシストラインの長さは、フックを含めてジグの全長の1/3程度とするのが主流のセッティングです。青物は魚の頭を狙って捕食する習性があるので、フックがジグ全体をカバーするような長さは必要ありません。フロントとリア両方にフックを付けるときは、上下のフック同士が干渉して絡まない長さのアシストフックを選びましょう。

 

アシストフックのサイズ

フックのサイズは形状によって違いがあり、同タイプの針でもメーカーによって軸の太さや幅が異なります。フックサイズを決めるときの基準は、まずはターゲットサイズに合うもの、形状や強度が十分なものとして、候補の中からジグに合うものを探すという方法が一般的です。

ジグの幅よりも狭いフックを選ぶと、ジグ本体とフックが絡むトラブルが起きるので、やや余裕が持てる幅を持ったフックを選ぶようにしてみてください。店頭でジグとフックを同時にお選びいただきますと、相性確認が非常にスムーズです。

 

 

①青物をワンピッチジャークメインで狙う時のセッティング

ここからは対象魚、釣り方に合わせたセッティング例をご紹介します。まずは青物狙いで基本となるワンピッチジャーク、ロッドひとシャクリに対してリールを一回巻く釣り方の時の構成です。アクションスピードはミドルからハイスピードまでで、スピニングタックル、ベイトタックルどちらも同じ構成を使用できます。

逃げる魚の頭を狙う青物相手の時は、フロントのみのシングルフックとするシンプルな構成が効果的です。このセッティングは根掛かりや絡みといったトラブルが少なく、強度の高い太軸フックを選べるのが大きなメリット。アワセ時のパワーがハリ1本に集中し、フッキングも綺麗に決まりやすいです。まずはこのセッティングから始めましょう。

 

 

②青物をフォール系メインで狙う時のセッティング

スローピッチなどフォールを重視した釣り方をするときは、フロントとリア両方にダブルフックのアシストフックを付けるセッティングがおすすめです。追いかけて食う場合と比べて、落ちてくるジグに対するバイトは不規則なので、フックの数を増やしてジグ全体をフォローします。ハリの形状は青物向けのものとし、両側のフックがジグ中央で干渉しないような長さのアシストフックを選びましょう。

スロー系のタックル、ジグを使う時はこちらのセッティングが定番で、この釣り方に向けてロッドやリールを準備している場合は、初めからこのタイプのアシストフックを組み合わせてOKです。ジグのタイプに合うタックル構成、釣り方に合うアシストフックで釣果アップを目指しましょう。

 

 

③根魚をフォール系で狙う時のセッティング

フォール系アクションに反応する根魚狙いの時も、フロントとリアにダブルフックのアシストフックを付けるセッティングがおすすめです。こちらもフォール時の不規則なバイトに対して、フッキング率を高める効果があります。

ポイントはハリの形状で、岩礁を積極的に狙う釣り方に合わせて、ハリ先端がやや内向きなものを選ぶと根掛かりを減らせます。強度重視の青物用フック、根掛かりしにくい根魚用フックと使い分けて、釣果アップを目指しましょう。

 

 

アシストフックの選び方まとめ

アシストフックの長さはジグの1/3が基本

フックサイズはジグよりもやや幅のあるものを選ぶのが基本

フック形状や針数は釣り方やタックルに合わせて調整

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ジギングの仕掛け作りにあると便利な道具をチェック

ボビン付きノッターでPRノットがスムーズに

基本の仕掛けパーツと合わせてチェックしておきたいのが、リーダーラインの接続で登場した結束器具です。今回ご紹介したPRノットを使う時は、事前にPEラインを巻き込んでおくボビンと、ノッターの重さを使って回転させるように巻きつけが行えるノッターがあると綺麗に結束が行えます。

ボビンとノッターそれぞれを用意する必要はなく、ジギング向けでタックルのメインラインに適合するもの、PRノット対応にした一体型の器具が1つあればOKです。

ステップアップ後ほどノットの安定性、信頼性にこだわるようになるので、初心者の方もぜひ導入を検討してみてください。初めからノッターを使った結束方法でPRノット練習をしておくと、手になじむまでの期間を短縮できて効率的です。

 

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締め具でノットの締め込みを強化

ジギングで使用するラインはメインライン、リーダーラインとも太く、手でしっかりと締めこむには相応の力が要ります。ケガ防止とリーダー強度アップのために、締め具も用意しておきましょう。

締め具はノッターに比べると構造が非常にシンプルで、ラインを巻き付けて引っ張るだけというものが多いです。何度も行うハーフヒッチをより確実に締めこんで、リールのドラグやロッドのパワーを最大限引き出しましょう。ノットに慣れていない初心者の方にはもちろんおすすめです。

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ジギングの基本仕掛けはこれでバッチリ

ルアーで青物をゲットしよう

釣りを快適にしてくれるロッドやリールも重要ですが、大物釣りは仕掛けの準備をキッチリやるというのが、エサ釣り、ルアー釣りを問わない釣果アップの秘訣です。不意の大物を逃さないためにしっかり予習して、当日の釣りを満喫しましょう。

 

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ジギングタックルはどう選ぶ?初心者向けに道具選びと基本セッティングを解説!

今回はオフショアの青物ジギング入門編です。タックル選びのポイント、基本となるセッティングや用意しておきたい道具など、釣りをスタートするための準備に必要な情報をまとめて解説しています。引きが強く釣り味抜群、ジギングタックルを準備して、青物釣りを始めましょう。

※2025年2月7日更新

 

 

 

 

 

ジギングタックル揃えよう

道具の選び方からセッティングまでを詳しく解説

これからジギングタックルを準備する方に向けて、道具選びのポイントと基本となるセッティング、必要な道具類の情報をまとめて解説します。小型は釣り初心者の方でも遊びやすく、大型は上級者の方でもバッチリ満足できる釣りモノです。新しい趣味に船釣りを検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。

 

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ジギングタックルの基本を3つに分けて解説

基本となるロッド・リール・ラインの情報をチェック

ジギングタックルの基本情報、ロッドとリール、ライン関連の概要をまとめて解説します。専用製品が数多く展開されている人気ジャンルではありますが、モデルの選択肢が多くグレードもさまざまで、道具選びは悩む方が多いです。

まずはそれぞれの特徴や選択のポイントからチェックしていきましょう。細かい番手、モデル選びは「ジギングタックルの選び方」でご紹介します。

 

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1.ジギングタックル:ロッド

専用ロッドはバーチカル向け&パワフル

ジギングロッドはメタルジグを真下に落とす使い方を想定した設計になっており、プラグの使用や飛距離を出すキャストには向いていません。対象魚は青物を中心にさまざまなターゲットを狙ったシリーズが展開されていて、シリーズ内にはそれぞれの釣り方に合った設計のモデルが複数用意されています。

組み合わせるリールもスピニング、ベイトと選択肢があって、それぞれに長さと曲がり具合、弾性、ロッドのパワーと特徴が用意されています。ここからは記号の読み方や選ぶときのイメージをチェックしてみましょう。

 

 

スピニングロッドとベイトロッド

スピニング向けのロッド(型番の頭にSなど)とベイト向けのロッド(型番の頭にB、Cなど)には、ガイド位置、ロッドアクション、リールシートなど設計にさまざまな違いがあり、両方に対応できるロッドというのはほとんどありません。ロッドを購入するときはスピニングリールにするかベイトリールにするか、先に組み合わせるリールタイプを決めておきましょう。両者の違いはリールの項目で詳しくご紹介します。

 

ロッドの曲がり方

ロッドがどのあたりから曲がるのかは、テーパーという言葉を使って表現されます。ファーストテーパーは穂先側に近いところから、スローテーパーは手元に近いところから曲がるという意味で、レギュラーテーパーはその中間。小さく曲がるものは早い動きを、大きく曲がるものは緩やかな動きを演出しやすいです。

初心者の方には、扱いやすいレギュラースロー、スローテーパーのロッドがおすすめです。

 

テーパーの種類 表記 特徴
レギュラーファースト RF キビキビしたアクションが演出しやすい
レギュラー R ハイピッチなジャークが得意
レギュラースロー RS ゆったりとしたジャークが得意
スロー S 大きなスライドアクションを出しやすい

 

 

ロッドの弾性

 弾性はロッドの復元力、曲がった状態から戻ろうとするハリ具合を表す言葉です。ジギングロッドでは低弾性をローレスポンス、高弾性をハイレスポンスと呼び、ハイレスポンスは鋭いジグの動き、ローレスポンスは緩やかなジグの操作を得意としています。

近年の主流はローレスポンスですが、テーパーと同じく自分のシャクリ方、ジグとの相性も加味して選べるとバッチリです。こちらも入門には扱いやすいローレスポンス気味なロッドがおすすめ、ジギングに慣れてきたら、ロッドでアクションに変化を付けられるように、テーパーや弾性が異なるロッドを揃えていきましょう。遊漁船では複数ロッドの組み合わせが主流、トラブル対策も兼ねて3タックルほど持ち込む方が多いです。

 

弾性の種類 特徴
ハイレスポンス ロッドの戻りが速い、鋭いアクション
ミッドレスポンス 中間的なセッティング
ローレスポンス ロッドの戻りがゆるやか、ジグの動きを適度に抑える

 

 

 

 

 

ロッドのパワー

ロッドのパワー表記はメーカによって異なりますが、記号の一番後ろに「-3」や「-4」の表記、もしくはM(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)と表記されるケースが多いです。

どちらもロッドの強さを表す記号で、使用するPEライン、メタルジグのウェイト、そしてターゲットのサイズに合わせてモデルが選べます。3パワーはPE3号、4パワーはPE4号程度といったセッティングになので、船宿指定の号数を基準に、前後のモデルをチェックしてみてください。MAXジグウェイトも合わせてチェックしておきましょう。

 

 

ロッドの長さの違いによる影響

ロッドの長さは5.5フィートから6.5フィートほどが主流で、1本目には6フィートを選んでおけば、さまざまな海域で活躍してくれる万能なタックルを構築できます。

長さの違いによる影響は、シャクリ時のロッドのふり上げ幅、メタルジグのアクション変化がメインで、流行中のショートロッドはメタルジグの移動距離が短く、ロッドの振り上げ幅が小さいことから、疲れにくく動かしやすいというのが特徴です。

ロングロッドの特徴はショートロッドの反対で、大きく移動距離の長いジャークを出せる反面、負荷が大きく疲れやすいです。ほとんど伸びないPEラインが登場したことで長さは必要性が薄れ、短く、スロー寄りのテーパーでローレスポンスなものが増えてきています。

 

 

ジギングロッドまとめ

バーチカル向けでキャスティングには向かない

パワーは使用するラインとメタルジグの重さに合わせよう

主流は6フィート程度、スロー寄りのテーパーでローレスポンスなモデル

リールタイプ、テーパー、弾性の違うロッドを揃えてジグのアクションを変化させよう

 

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2.ジギングタックル:リール

スピニングとベイトからリールを選ぼう

オフショアのジギングではスピニングとベイト、両方のリールを使用します。ロッド同様、両方を準備してシチュエーションに合ったタックルを都度選べれば完璧ですが、釣り初心者の方がいきなり2タックル、3タックルと用意するのは予算的にも難しいです。

それぞれの特徴をチェックして、初めてのジギングタックルに合うリールを準備しましょう。すでにスピニングリールの大型番手をお持ちの場合は流用してもOKですが、一から揃えるならベイトリールをおすすめします。

 

 

スピニングリール

スピニングリールの長所は高いドラグ性能と扱いやすさ、素早いアクションを表現しやすいことです。ハイピッチなアクションを目的に、特性のあったロッドと組み合わせるケースが多く、スピードを出さなければ反応が得られないシチュエーションで活躍します。

短所にはベールを上げてからでなければ巻き上げられないこと、糸フケが出やすく、フォール中のバイトに対応しにくい点が挙げられます。

ドラグ性能の高さから細糸でのやりとりに有利、遠投するためにはキャスティング向けロッドとの組み合わせが必要になりますが、軽く投げて、斜めに引いてくる使い方も非常に有効です。

 

 

選び方のポイント

選び方のポイントは、高負荷なオフショアのジギングに耐えられる高剛性タイプを選択することです。ターゲットが小さければ小型番手、軽量タイプを使っても深刻なトラブルは起きませんが、ターゲットが大きくなれば大きくなるほど、負荷があがって釣りの最中にトラブルが起きる可能性は高くなります。

単に大きさだけの違いではなく、内部構造や使われているパーツの剛性も大きく影響してきます。予算的に可能であれば、ジギング専用または対応のリールを選びましょう。折角掛かった大物にリールを破壊されるなんてことにならないように道具選びは慎重に!

グレードも耐久性に大きく影響するポイントで、ブリやカンパチなど、10kgクラスがヒットする可能性がある釣りには、ミドルクラス以上のモデルをおすすめします。

使用されるサイズは4000番から10000番程度、ギア比はHG(ハイギア)やPG(パワーギア)が人気です。使用するラインに合わせたサイズを選択しましょう。

 

 

ベイトリール

初心者の方におすすめ、オフショアジギングで出番の多い両軸のリールです。ベイトリールのメリットは構造的な巻きの強さと、スピニングリールのようにベールを返さなくても巻取りを始められるところで、着底の確認(底取り)やフォールのバイトに対応しやすい特徴があります。

また、構造上リールをロッドよりも上に取り付けするため、重心が一点にまとまっていてロッドとリールを同時に操作しやすい、つまりアクションをつけやすいという部分が初心者に最もおすすめな点となります。

短所はバックラッシュなどのトラブルが起きやすいこと、ハイピッチな操作がしにくいと感じる方が多い点も見逃せません。また、軽い仕掛けを落とすスピードはスピニングリールに劣ります。

近年は釣り初心者の方でも遊びやすい、カウンター付きのモデルも多数展開されるようになりました。ラインの放出量、水深を数字でイメージできるようになるので、船長から支持されるタナをしっかり探れます。

 

 

選び方のポイント

使用するサイズは150番から3000番程度までで、大型番手は高負荷な状況に備え、トラブルの元になるレベルワインダーがありません。レベルワインダーは左右に動きながら、ラインの巻取りを水平になるようにサポートしてくれるパーツです。無い場合はスプールの左右どちらかに偏りが出てしまう可能性もありますので、多少注意しながら巻き取る技術が必要になります。

初心者の方でも挑戦しやすい釣り、PE3号300m程度までの釣りであればレベルワインダーの付いたモデルでOKですが、特別深い釣り、大きいターゲットを狙う釣りから始める方は、特殊な構造についてもチェックしておきましょう。

こちらも高剛性モデル、小型の番手で合っても、オフショアジギング向けのシリーズから製品を選ぶのが選び方のポイントです。

 

 

ジギングリールまとめ

初心者にはベイトリールがおすすめ

スピニングリールは素早いアクションの演出に

専用製品、高剛性タイプから選ぶのが選び方のポイント

 

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3.ジギングタックル:ラインシステム

メインラインはPEライン

オフショアジギングで使用するメインラインは、複数の糸を縒って作られたPEラインです。他の釣り糸に比べ伸びが少なく、強度が非常に高い特性を持っています。必要な号数や巻き量は釣り方によって大きく変化するので、船宿情報を確認しながら準備を進めてみてください。

PEラインは縒り本数によってグレードが変わるラインで、4本、8本、12本と選択肢があります。4本縒りは価格が安価というメリットがありますが、表面の滑らかさや強度で選ぶなら8本縒りです。表面が滑らかなことでガイドに擦れる音が小さかったり、仕掛けを落とすときに抵抗が小さいというメリットもあるので、ぜひ使用感に優れる8本縒りを検討してみてください。

 

 

選び方のポイント

選び方のポイントは、船宿から指示されている号数と巻き量を必ず守ることです。糸の太さ、ルアーの重さによって仕掛けの落ちていく角度が変わり、極端に違いがあると他の釣り人の仕掛けと絡むトラブルが起きます。

カラーは10mごとに色分けされているもの、5m、1mとマーカーが入っているものを選ぶのがおすすめです。ラインの放出量を把握できて釣果アップに繋がります。

 

 

リーダーはフロロカーボンを5m程度

PEラインは細い糸同士を組み合わせている構造から、擦れて1本が切れると強度が大きく低下するという弱点を持っています。海底の起伏や船べりにPEラインが擦れると切れてしまう可能性があるので、仕掛け先端側に擦れに強いリーダーラインを結んでおきましょう。

素材はフロロカーボン、長さは5m程度を基準に、海底の状態に合わせて長さを調整します。初めての船に乗るときは、船長に相談しながら長さを決めましょう。リーダーの号数はPEライン号数の4倍程度とするのがおすすめです。

 

 

糸同士の結び方について

PEラインは滑りやすく、単純な結び方で結ぶとほどけたりすっぽ抜けたりします。道具の準備と合わせて、オフショアの定番「PRノット」を習得しておきましょう。

船上で結ばなければいけないケースが出てくるので、動画を見ながら練習してみてください。

 

 

ジギングラインシステムまとめ

メインラインはPEライン

リーダーはフロロカーボンライン

リーダーはメインラインの号数×4の号数を5m前後

 

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ジギングタックルの選び方

ターゲット別のタックルセレクト

ジギングタックルのセッティング例を釣り方別にご紹介します。釣り場の水深や流れの速さ、使用するジグの重さは釣り船によって大きな違いがあるので、基準となる参考例としてチェックしてみてください。

 

 

シーバス・タチウオ・ハマチジギング

ベイジギングと呼ばれている、手軽に遊べるややライトなジギングです。ターゲットはシーバスやタチウオ、小型をメインに中型の青物までといった内容で、ポイントまでの移動時間も短く、船釣りが初めての方にもおすすめできます。それぞれに釣り方のコツがありますが、基本的な釣りのやり方は同じです。気軽にジギングの練習から始めたい方はぜひ検討してみてください。

タックル おすすめのセッティング
ライン PE0.8号~PE1.5号を200m程度、リーダーはフロロカーボン5号(20lb)程度、タチウオは歯の対策に60lb以上
リール ベイトは150番から300番、スピニングは3000番~4000番、ハイギアモデルがおすすめ
ロッド 6フィート前後、ジグウェイトMAX150g程度、魚種に合ったセッティングの専用シリーズがおすすめ

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近海ジギング

ブリや中型のカンパチを中心に、大型の青物までを狙う王道のオフショアジギングです。どの魚種を狙うか迷う方にはこの釣りをおすすめします。船宿によって推奨ジグのウェイト、メインラインの号数に違いがあるので、お出かけになるエリアが決まっている方は、事前に情報を集めておきましょう。この釣りでジギングのやり方を習得してしまえば、大型魚狙いや他魚種狙いもバッチリ楽しめるようになります。

タックル おすすめのセッティング
ライン PE3号から4号を300m程度、リーダーはフロロカーボン14号(50lb)前後
リール ベイトは400番から2000番、スピニングは6000番から8000番
ロッド 6フィート前後、推奨ラインPE3号以上、ジグウェイトMAX250g程度までの近海ジギングロッド

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遠征ジギング

10kgを超えるカンパチ、ヒラマサといった大型の青物を狙うジギングです。初心者向けではなく経験者向けの釣りで、タックルのパワーを引き出すためには身体の使い方を覚えることと、ある程度の体力が必要になります。釣り初心者の方は近海ジギングで青物に慣れてから、しっかり準備して夢のサイズに挑戦しましょう。

タックル おすすめセッティング
ライン PE4号から5号を300m以上、リーダーはフロロカーボン18号(60lb)以上
リール ベイトは2000番から4000番、スピニングは8000番から10000番
ロッド 6フィート前後、推奨ラインPE4号以上、ジグウェイトMAX300g程度までのジギングロッド

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地域別のタックルセレクト

地域別のタックルセレクト例もご紹介します。それぞれのエリアに独自のスタイルがあり、必要な道具の構成も独特です。基本となるタックルに組み合わせる、セカンドタックルの例としてチェックしてみてください。

 

 

①地域別のタックルセレクト:東北

メインターゲットである青物だけでなく、根魚やマダラもジギングで狙えるエリアです。青物は春の終わりから秋の終わりまで、根魚やマダラは冬から春までのシーズンに分けられるので、タックルは両方を狙える構成を狙って揃える組み合わせ方をおすすめします。根魚、マダラには、ややヘビーなウェイトまで対応できるスローピッチなベイトタックルがおすすめです。

マダラジギングタックル(浅場) おすすめセッティング
ライン PE1.5号から2号程度を200m以上、リーダーはフロロカーボン40lb前後
リール ハイギアのベイトリール200番・300番クラス
ロッド 6フィートクラスのスロージギング向けロッド、ジグウェイトMAX250g程度のもの

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②地域別のタックルセレクト:関東

こちらもシーバス、タチウオ、サワラと青物以外のターゲットがバッチリ揃ったエリアです。船宿の数が多く、時期に合った釣りモノの中から、狙いたい魚種を選べます。相模湾でマグロやカツオを狙うエビング、駿河湾のアカムツディープジギングなど、専門性の高い釣りまで選べるので、釣れる魚の情報を集めて、リールやロッドを上手に組み合わせながら遊びましょう。

エビングタックル おすすめセッティング
ライン PE3号から4号300m以上、リーダーはフロロカーボン80lb~100lb
リール ハイギアの大型スピニングリール8000番から14000番
ロッド 6フィートから7フィート、ジグウェイトMAX250g程度のジギングロッド

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③地域別のタックルセレクト:関西

全国に広がったタチウオ釣りが非常に盛んで、タチウオジギングも人気があります。また、青物狙いでは年間を通して青物が狙える丹後が有名で、複雑な潮流に対応すべく編み出された「丹後ジャーク」というテクニックを使うことでも知られています。リールを高速で巻き続けるハードな釣りですが、釣果はサイズ、数とも非常に魅力的な釣りなので、専用タックルを検討する価値は十分です。

丹後ジャークタックル おすすめセッティング
ライン PEライン3号前後を300m以上、リーダーはフロロカーボン50lb前後
リール パワーギアのスピニングリール、8000番前後
ロッド 6フィートクラス、ハイレスポンス、ジグウェイトMAX200g程度のジギングロッド

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④地域別のタックルセレクト:九州

青物は他のエリアに比べてヒラマサの魚影が濃く、冬の寒ブリも大型が狙える地域です。強いタックルに重量のあるジグを組み合わせるため体力が必要な釣りですが、満足感のあるサイズを目指してみたい方は、ぜひ検討してみてください。体力に自信がない方には電動ジギングもおすすめです。

ヒラマサジギングタックル おすすめセッティング
ライン PE4号前後300m程度、リーダーはフロロカーボン80lb程度
リール ハイスピードなアクションを好むためスピニング、ハイギア8000番~10000番程度
ロッド 6フィート前後、ジグウェイトMAXが200g程度のもの

 

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ジギングタックルと合わせてジグもチェック

メタルジグの種類について

オフショアジギングで使用されている、代表的なメタルジグの種類についてもご紹介します。ルアーの形状、得意なアクションに合わせて、組み合わせるロッドを変えるのがオフショアジギング定番のローテーションテクニックです。

初心者の方が初めから複数のタックルを揃える必要はありませんが、ルアーに合わせたこだわりのロッドを見つけたい方や、ステップアップ後の情報もチェックしておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

①メタルジグの種類:セミロング

ストレートジグとも呼ばれます。岸釣りで使うメタルジグと比べるとやや長めですが、水深が深く、潮の抵抗を大きく受けるオフショアの釣りではこのタイプがスタンダードです。シャクリで使うケースが多く、さまざまなタイプのロッドでイレギュラーなアクションを表現できます。

 

 

②メタルジグの種類:ロングジグ

細長いロングジグは、タチウオをはじめとする細長いエサを追う青物に効果が高いです。地域や季節によってはこちらが基本となるケースもあるので、事前に船宿に確認しておきましょう。タチウオパターン時は、ジグを動かしすぎないローレスポンスなロッドを選ぶ方が多いです。

 

 

③メタルジグの種類:スイミングジグ

上下の動きだけでなく、横方向の動きで泳ぐようなアクションを見せるジグです。巻きを主体としたアクションと相性がよく、横引きというスタイルで活躍しています。ロッドは糸フケを抑えるローレスポンス系がおすすめです。

 

 

④メタルジグの種類:スロージグ

オフショアジギングの中では比較的新しく、他のやり方では釣れなかった魚を反応させるタイプのジグです。これまでご紹介してきたジグよりも厚みがあって平たく、底を重視した釣りを展開できます。元々は潮が速いエリアで重量のある仕掛けをできるだけ真っすぐ沈めよう、というのが目的でしたが、根魚やヒラメに対してよく効くとして、さまざまなエリアで評価されるようになりました。もちろんブリ、カンパチにも効果があります。

動かし方も非常に独特で、ロッドは必要な曲がりと反発力を備えた専用設計のものが望ましいです。

 

 

メタルジグの重さ

メタルジグの重さ選びについてもご紹介します。重さ選びの基本となるのは、他のルアーと同じく水深=ジグウェイト+αという考え方で、潮の速さ分ウェイトをプラスする、底に着いた瞬間が分からなければ重くする、というのが考え方の基本になります。

潮の速さは地域差だけでなく当日の状況にも大きく左右されるので、必要な重量のものだけとせず、基本ウェイトの前後を含めて3種類程度は船に持ち込むようにしましょう。ジグの種類、重さ、カラーと複数ずつ準備できればバッチリです。ロッドとジグの組み合わせを変えることでも動き方を変化させられるので、このロッドにはこのジグ、とイメージしながら揃えてみてください。

船宿指示のジグウェイトが120gだった場合 準備しておきたいメタルジグの重さ
120g 基本となるジグウェイト
150g 底に着いた瞬間が分からなかった場合
200g 潮が特別速い、深場への移動に備えて

 

 

メタルジグまとめ

地域や季節ごとに基本となるジグの種類は変わる

組み合わせるロッドもアクションに大きく影響する

重さは3種類程度用意しておこう

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ジギングタックルと合わせて道具類もチェック

装備や道具関連もご紹介

船釣りは途中で戻るということができないので、必要な道具、装備の準備も非常に重要です。タックル、ジグと合わせて、道具関連も一式チェックしておきましょう。一度揃えてしまえば、他のオフショアルアーゲームにもバッチリ流用できます。

 

 

オフショアジギング道具関連

まずは基本的な道具類、個人で用意して使いたいときにすぐに使えるようにしておきたい、オフショアジギングアイテムをご紹介します。交換用のフックやリングを含め、ジグは本数が増えてくるとまとめる必要が出てくるので、最初の段階でケースを用意しておくとスムーズです。

 

 

①オフショアジギング道具:プライヤー

船釣りでも岸釣りでも必要になる、ラインカッターとリングオープナーを合わせたペンチのような道具です。ラインのカット、魚から安全にフックを外せる機能はもちろん、ルアーをスプリットリングで接続するジギングには必要不可欠なアイテムと言えます。先端の爪にはサイズがあるので、オフショアジギングにマッチする大型のプライヤーを準備しましょう。

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②オフショアジギング道具:交換用のリング・フック・リーダー

トラブルに備えて交換用の仕掛けパーツも船上に持ち込む必要があります。初心者の方は交換分最低限、メインで使用するパーツ類の予備だけ用意しておけば十分ですが、釣りに慣れてきたら、当日の状況に合わせたフック交換ができるような構成にも挑戦してみてください。

ショックリーダーも釣りの最中に傷が少しでもつけば交換の合図です。こまめに交換しておかないと、ほんの少しの傷が原因で掛けた魚をバラしてしまうことになります。よって、船中に持ち込むタックルとして必需品のうちの一つとなります。

 

 

③オフショアジギング道具:ジグケース

マルチなルアーケースではなく、ジグの収納に特化したケースを用意しておくと、持ち運びや釣行後の洗浄が非常に手軽です。ロールタイプ、バッグタイプなどさまざまなケースが展開されているので、メインのジグに合うものを選んで試してみてください。そのまま洗えるケースは非常に便利です。

 

 

オフショアジギング装備関連

船釣りを安全に楽しむための装備関連もご紹介します。基本的には他のルアーゲームでも必要になるものがしっかり準備してあれば十分ですが、大型魚とのファイトに備えてグローブがあると非常に快適です。船釣り初挑戦の方は忘れ物が無いようにしっかりチェックしておきましょう。

 

 

①オフショアジギング装備:ライフジャケット

数年前から、遊漁船でも国土交通省の承認を受けたライフジャケットの装備が義務となりました。レンタルを行っている船宿もありますが、身体を動かすジギングで使うなら、動きを邪魔しにくい膨張式のライフジャケットを準備したいところです。大手メーカー製、船釣り向けとなっているものから、デザインが気に入るものを選んで用意しておきましょう。

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②オフショアジギング装備:帽子・偏光グラス

帽子と偏光グラスは、日差しから目を保護するだけでなく、誤って飛んできたルアーから顔を守る役目も持っています。他の人が釣った魚が海面で暴れてフックアウトというケースもあるので、この2つも必要な装備としてチェックしておきましょう。船釣りだけでなく陸からの釣りでも役に立つ装備なので、持っておくといろいろなシーンで活躍してくれます。

 

 

③オフショアジギング装備:長靴

船の移動中に波しぶきが入ったり、船内に水を流したり、船の床は濡れていることが多いです。足元は濡れることを前提に、長靴やマリンシューズを用意しておきましょう。夏は気軽にマリンシューズを履き、冬は靴下が濡れると非常に寒いので、長靴を使うという方が多いです。

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④オフショアジギング装備:グローブ

対象魚が大きいジギングは、ラインに指が触れてしまったときに受けるダメージも大きいです。濡れて滑る手でうまくファイトできなかったり、防寒対策が必要だったりといったシチュエーションでも役に立つので、オフショアルアーゲーム用のグローブもチェックしてみてください。力を入れてリールを巻く釣りなので、初めての方は素手だとマメが出来ることもあります。そんな意味でも専用グローブは重宝しますよ。しっかりロッドを握ってリールが力強く巻ける、魚とのやり取りをサポートしてくれる装備でもあります。

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ジギングタックルで青物に挑戦

大物狙いのルアーゲームを始めよう

青物を狙うジギングはゲーム性の高さ、引きの強さと手にできる魚体の大きさが最大の魅力です。自分でルアーを動かして大きな魚を釣る、満足度の高い体験を楽しめます。いい日に当たれば初心者の方でもチャンスは十分です、タックルや道具をしっかり準備して、青物釣りに挑戦してみましょう。

 

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ライトゲームの始め方!タックル選びから釣り方まで釣れるコツを徹底解説!

今回はライトゲームの始め方についてです。タックルの選び方やあると便利な小物類の紹介、釣り方についても紹介。ライトゲームは釣り初心者の方でも遊びやすい釣りです。海のルアーゲームから釣りを始めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

※2025年1月30日更新

 

 

 

 

ライトゲームで釣りを始めよう

釣り初心者におすすめの入門向けルアーフィッシング

今回は釣り初心者の方にピッタリのルアー釣り、ライトゲームの始め方についてご紹介します。ライトゲームは堤防など気軽な釣り場でシーズンを問わず遊べて、ルアー釣りの基本的な部分を学べる入門向けの海釣りです。

釣れる魚の種類から、初心者向けのタックルや基本の仕掛けまで、初心者の方が悩みがちなポイントを中心に解説しているので、これから釣りを始める方も、ぜひ参考にしてみてください。初めての1匹を手にするためのコツや、釣果を安定させる釣り方のコツも紹介しています。

 

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ライトゲームとは

ライトタックル&ライトなルアーでライトゲーム

まずはこれから釣りを始める方向けに、ライトゲームがどんな釣りなのかを簡単にご紹介します。

ライトゲームは軽いルアーを使った海釣りの総称で、人気の「アジング」や「メバリング」は、ライトゲームを細かく分類して、対象魚を絞った場合の呼び方です。

ちなみにライトはライト級のライトのこと。つまり他のルアー釣りと比べた場合に、タックル(竿やリール)や仕掛けが軽く細いため、この呼び方が定着しました。

 

ライトタックルだから面白い

小さなルアーは数の多い小型魚からの反応を得やすく、ライトなタックルには、1gなど非常に軽い仕掛けまで扱える繊細さがあります。

ライトタックルのパワーは小型魚の引きを十分に楽しめるセッティングで釣る楽しさに関しても問題なし。ライトタックルならではの工夫が結果として返ってきやすいところも魅力的です。

何をやっても釣れるという日もあれば、特定の仕掛け、アクションパターンにしか魚が反応せず、いいアクションを見つけると釣れだす日もある、このゲーム性の高さがライトゲームファンを夢中にさせています。

 

 

ライトゲームで釣れる魚種を紹介

ライトゲームは魚種を絞らず遊べる釣りですが、ターゲットのハイシーズンを知っておくと、釣り場で狙うポイントやルアーの動かし方をイメージしやすいです。シーズンごとに魚の回遊状況が変化するので、メインターゲットに悩む場合はぜひ参考にしてみてください。

アジ、メバルのように一大ジャンルとして細分化はされていませんが、サバとカサゴは数を釣りやすい、カマスやメッキ、小型青物はスピード感のあるアクションに反応するなど、それぞれの魚に釣る面白さがあります。

 

ターゲット 特徴と釣りやすい時間帯 ハイシーズン
アジ ゲーム性の高さが人気、小型は手軽に狙える。朝夕・夜釣りがおすすめ。
サバ ルアーへの反応がよく、小型は手軽に狙える。朝夕・夜釣りがおすすめ。
メバル ゲーム性の高さが人気、小型は手軽に狙える。夕・夜釣りがおすすめ。
カサゴ ルアーへの反応がよく、足元など簡単な場所でも釣れる。日中でも狙える。 秋~春
小型のハタ類 小型は手軽に狙えて、足元など簡単な場所でも釣れる。日中でも狙える。 夏~秋
カマス ルアーへの反応がよく、さまざまな釣り方が楽しめる。朝夕・夜の釣りがおすすめ。
メッキ ルアーへの反応がよく、小型でも引きが強い。朝夕の釣りがおすすめ。
ツバス・シオ(小型の青物) ルアーへの反応がよく、小型でも引きが強い。朝夕の釣りがおすすめ。 夏~秋

 

いろいろ釣って楽しもう

いろいろな魚が釣れること、そして手軽にルアーで楽しめることがライトゲームの魅力なので、ひとつの魚種にこだわりすぎず、その日に釣れる魚を探しながら遊ぶスタイルがおすすめです。

メインターゲットが釣れない時は、同じ道具を使って他の魚を狙ってみましょう。大物狙いではなく、魚種を複数釣ることを狙ったり、数釣りを目指すスタイルがライトゲームの人気のポイントです。

釣れる魚の種類や時期には地域、そして釣り場による違いがあるので、ぜひ店頭でスタッフにお問い合わせください。釣具のポイント「釣り場情報」でも、釣れている魚をご案内しています。

 

ライトゲーム概要まとめ

ライトな道具で楽しむ海のルアー釣り

ライトタックルならではの工夫と釣る楽しさが魅力

対象魚を決めずにいろいろ釣って楽しもう

 

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ライトゲームの初心者向けタックル

初心者向けのタックルセッティングを3つに分けてご紹介

続いては初心者向けタックルのセッティングについてです。ロッドとリール、ラインはそれぞれどんなものを選べばいいのか、初心者の方でも扱いやすいセッティング例をご紹介します。

 

 

①初心者向けタックル:ロッド

ロッドはライトゲーム万能タイプを選ぶ方法と、アジング向けかメバリング向けのどちらかを流用して使う方法があります。メインにする釣りが決まっている場合は専用ロッドから、いろいろ釣りたいという場合は万能タイプを選ぶ方法から検討してみましょう。

アジングロッドは穂先に張りがあり、魚のアタリを感じやすい、アワセが効きやすいという特徴があります。メバリングロッドは穂先が柔らかく、魚をオートマチックに針掛かりさせる特徴があり、万能タイプは中間的なセッティングです。

 

ロッドの種類 特徴
アジングロッド 穂先に張り感度が高い、アワセやすいがオートマチックな針掛かりはしにくい
メバリングロッド 穂先が柔らかくオートマチックに針掛かりさせる、アワセやアクション動作が穂先の曲がりで吸収される
ライトゲーム万能ロッド アジングロッドとメバリングロッドの中間的なセッティング、専門性が低い

 

ソリッドティップとチューブラーティップ

アジングロッドとメバリングロッド、どちらにも穂先が柔らかいソリッドティップモデルと、穂先に張りがあるチューブラーティップモデルがあります。ロッドの特性とティップタイプでバランスを取りながら、自分に合うロッドを探してみましょう。張りのあるソリッド、ハードソリッドティップもあります。

釣り初心者の方におすすめのティップタイプは、型番にSが付いているソリッドティップモデルです。

 

ティップタイプ 特徴
ソリッドティップ しなやかでオートマチックに針掛かりしやすい、ソフトなアクションが得意、手に伝わる感度は低め
ハードソリッドティップ 柔らかすぎず感度と操作のバランスに優れる
チューブラーティップ 重いルアーを投げやすい、ルアーをキビキビ動かせる、手に伝わる感度が高い

 

おすすめのロッドスペック

扱いやすいロッドのスペックは、対応ルアーウェイトが1g~5g程度のもの、長さは7フィート程度のものがおすすめです。

このスペックのロッドはジグヘッド単体向けの万能モデル、UL(ウルトラライト)パワーとしてラインナップされていることがほとんどです。たとえば「S70UL-S」、スピニングモデルで7フィート、ULパワーのソリッドティップモデル、のようなモデルを検討してみましょう。

 

 

②初心者向けタックル:リール

リールは軽いルアーを投げやすい、小型のスピニングリールがおすすめです。入門向けグレードの汎用モデルから、予算に合うものを選びましょう。

サイズは2000番、型番にSのつくシャロースプールモデルは標準モデルよりも糸を巻く部分が浅く、ライトゲームで多用される細糸をピッタリ巻ききれます。ギア比はゆっくりルアーを動かしやすいノーマルギアがおすすめです。

型番は「C2000S」、コンパクトボディの2000番サイズでシャロースプール、ギア比表記の無いノーマルギア、この表記を目安にモデルを探してみてください。

 

 

③初心者向けタックル:ライン

ラインはナイロンライン、フロロカーボンライン、エステルライン、PEラインと4つの選択肢があります。

ライトゲームの基本タックルにおすすめのラインは、傷に強く海水に沈み、仕掛けを直結できるフロロカーボンラインです。水面直下から海底まで、幅広い水深を軽い仕掛けだけで対応できるこのラインは、ライトゲーム入門にピッタリの特性を持っています。

 

ラインの種類 特徴
ナイロンライン 海中を漂う、安価でしなやか、初期伸び率が高い
フロロカーボンライン 海水に沈む、傷に強い、張りが強く巻きグセがつきやすい、初期伸び率は低め
エステルライン 海水に沈む、伸びが少ないが、急激なショックに弱く直結に向かない
PEライン 海水に浮く、非常に伸びが少なく強度が高い、傷に弱く直結に向かない

※初期伸び率:伸ばした時の序盤の伸び、アタリの認識やアワセに影響する

 

ラインの太さと巻き量について

ラインの太さは2lb~3lb、巻き量は100m~150mをリールに巻いておきましょう。150mあると、何度か大幅にカットすることになっても、ラインを巻きなおさずに釣りを続けられます。

ハイグレードなフロロカーボンラインはしなやかで扱いやすく、安価なラインとの価格差を感じやすいです。消耗品ですが、ぜひ150mで1,000円程度のものから検討してみてください。いいラインを選ぶのが、ライトゲームの始め方のポイントです。

 

初心者向けタックルまとめ

ロッドは7フィート程度のULモデルがおすすめ

リールはC2000Sが基本

ラインはフロロカーボン2lb~3lbがおすすめ

 

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ライトゲームのリグ(仕掛け)について

ライトゲームの仕掛けはジグヘッドリグが定番

次はライトゲーム向けの仕掛けについてチェックしてみましょう。

ライトゲームで定番の仕掛けはジグヘッド+ワームのジグヘッドリグで、この仕掛けは必要なパーツが少なく準備が簡単。水面直下から海底までを同じ仕掛けで幅広く狙えて、対象魚も非常に豊富です。基本を学ぶ意味でも、まずはこの仕掛けから始めてみましょう。

 

ジグヘッドの重さの選び方

ジグヘッドはオモリと針が一体なので、別々に用意をする必要はありません。選ぶときにチェックしておきたいポイントは、重さ、針のサイズ、針の太さの3点です。

初心者の方におすすめの重さは1g~2gで、この重さはライトゲームの基本になる重さでもあります。0.5gなど軽いものは操作の難易度が高く、3g以上の重いものは、沈みが早く海底より上を探るのが難しいです。2gでも非常に軽いと感じるかもしれませんが、ライトゲーム専用ロッドと細いラインを組み合わせれば、しっかり飛んで十分な操作感を得られます。

 

針のサイズと軸の太さの選び方

針のサイズは#6、#8など、#の後ろに数字をつけて表記されます。針の形状によって差がありますが、基本的には数字が小さいほど、針が大きくなります。入門におすすめのサイズは#8で、無難に使えるサイズ感です。

針の太さはアジング向けが細く、メバリング向けやロックフィッシュ向けは太いです。最初は小さい魚を釣る機会が多いので、特別軸の太いものを選ぶ必要はありません。特に記載のないものや、アジング向けからフックを選びましょう。

 

 

①仕掛けにワームをプラスして完成

ジグヘッドリグは、先ほど選んだジグヘッドにワームをつければ完成です。

ワームはライトゲーム向けのものであればなんでもOKで、対象魚がアジング向け、メバリング向けとなっているものでも、いろいろな魚を狙えます。1.5インチ~2インチサイズのものの中から、気に入ったものを選んで遊んでみましょう。カラー、形状の違うものを3つほど揃えておくと、ローテーションで魚の反応の変化を楽しめます。

 

ライトゲームのリグ(仕掛け)まとめ

ジグヘッドリグから始めよう

ジグヘッドは1g~2g、#8のアジングフックがおすすめ

ワームは1.5インチ~2インチ、ライトゲーム向けなら何でもOK

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ライトゲームのルアーについて

ルアーはメタルジグが定番

ルアーは金属でできたメタルジグがライトゲームの定番です。

ジグヘッドリグよりもよく飛んで、ワームには無い輝きと素早い動きで魚を誘います。使い方はそれほど難しくないので、3g程度のものをいくつか用意して試してみてください。朝夕、日中の釣りで出番が多いルアーです。

 

 

プラグでも遊べるライトゲーム

樹脂でできたルアーはプラグと呼ばれ、サイズやアクションタイプの異なるさまざまな種類から、釣り場に合うものを選択して楽しめます。

ライトゲーム入門に特におすすめのプラグは「シンキングミノー」で、リップ付き、細身で50mm未満のコンパクトなものは、日中狙えるカマスやメッキなど、スピーディーなアクションを好む魚種に効果が高いです。メタルジグよりも水中でよく泳ぐので、使い分け用に検討してみてください。

 

夜釣りのミノーはメバルに効果的

ボディに丸みがあるものは、ゆっくり動く夜釣り向けのミノーです。こちらはメバルをはじめとする、夜の魚に効果があります。ナイトゲームがメインになりそうな方は、このタイプのプラグもチェックしてみましょう。

 

ライトゲームルアーまとめ

朝夕・日中の釣りはメタルジグが定番

朝夕・日中の釣りには細身のシンキングミノーも有効

ボディに丸みのあるミノーはスローに泳ぐ夜釣り向け

 

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ライトゲームにあると便利な小物類

準備しておきたい小物類を4つご紹介

ライトゲームであると役に立つ、小物類もチェックしておきましょう。

他の釣りでも役に立つ、ルアーゲームの基本的な道具類なので、釣り入門にライトゲームを選んだ方は、ぜひ一式揃えてみてください。すでに釣り用の道具をお持ちの場合は、流用でOKです。

 

 

①ラインカッター

ライントラブル時のカットや、仕掛けの交換時は釣り場で糸を切る必要があります。綺麗に切って綺麗に結ぶのが仕掛け作りのポイントなので、釣り用のハサミを1つ用意しておきましょう。

ライトゲーム用として展開されている製品は、コンパクトで持ち運びが便利です。

 

 

②フィッシュグリップ

魚をつかむための道具です。魚のぬめり、ウロコで手を汚さずに針を外せるので、釣り具を不必要に汚すことが無くなります。魚のトゲで指をケガすることもなくなり、毒針のある魚が釣れた時も安全です。

あると快適度が一気に上がるアイテムなので、ぜひ検討してみてください。

 

 

③釣り用バッグ

ライトゲームは使用する仕掛けパーツが小さく、荷物を少なくできる釣りです。移動を繰り返して、フレッシュな魚を探すスタイルが非常に有効な釣りでもあるので、持ち運びを便利にしてくれる釣り用のバッグを用意しておきましょう。

釣りメーカーからも多数バッグが展開されているので、ぜひお気に入りを探してみてください。

 

 

④ヘッドライト

ライトゲームは朝夕、そして夜釣りが非常に有効です。釣り場まで移動する時間帯が暗い、というシチュエーションもあるので、使いたい時にすぐ使えるように、ヘッドライトも用意しておくのがおすすめです。港や堤防は足元に凹凸やロープがあるので、安全対策の意味でも要検討です。

こちらも釣りメーカーから展開されているアイテムがあるので、釣具店で購入できます。

 

あると便利な小物類まとめ

ラインカッター・フィッシュグリップで快適度アップ

釣り用のバッグがあると便利

安全対策にヘッドライトを用意しよう

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ライトゲームの釣り方4つのポイントをご紹介

釣り方とコツを4つご紹介

最後はライトゲームの釣り方についてです。

狙う場所や時間帯、タックルの準備とルアーの動かし方、それぞれのコツも紹介しています。まずは一匹釣って経験を積むところからスタートです。難しい釣り方に挑戦するよりも、簡単に釣れる魚を探してステップアップを目指しましょう。

 

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1.ライトゲームの釣り方:狙う場所

狙うべき場所をチェックしておこう

釣り場は手軽に遊べる港や堤防、釣り公園から始めるのがおすすめです。釣り場に着いたら、魚がいそうな場所を探すところからスタートしましょう。ライトゲーム初心者の方にまず狙ってみて欲しい場所は、船の出入り口や堤防の角と堤防の足元際、常夜灯の明かりが届くところです。

 

時間帯に合わせた場所選び

出入口や堤防の角は沖からの流れが入ってくる場所で、カマスやメッキ、アジなど魚の回遊に期待ができます。堤防の足元際はカサゴなどあまり回遊しない魚を狙う時に有効です。日中の釣りはこの2つの場所をメインに、魚を探してみてください。

太陽が沈む夕方~夜の時間帯は、常夜灯の明かりを狙う釣り方が非常に有効です。目で見て判断できるという意味でも釣りやすい場所なので、積極的に狙っていきましょう。夜の常夜灯狙いは、ライトゲーム初心者の方が最も魚を釣りやすい釣り方と言えます。

 

場所選びのコツ

場所選びのコツは、小さな変化を探しながら積極的に移動をすることです。

アジやメッキといった回遊魚を狙う時は、群れが今どこにいるかを探すイメージで場所を選ぶのがポイントで、釣れない時は立ち位置を変えたり、投げる方向を変えながら釣れれば同じ場所を狙ったりという方法が効果的です。

 

カサゴ・ハタ狙いの時は積極的に移動しよう

カサゴやハタを狙う時も、同じ場所で粘り続けないのがポイントになります。

回遊しない魚は一度ポイントから出ていくと、次の魚が入るまでに時間がかかるので、明らかによさそうな場所は釣られていて、ここは難しいだろうという場所に魚が残っているということがよくあります。魚が見えなかったり浅かったりしても、一応確認という気持ちで仕掛けを落としてみるのがおすすめです。

 

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2.ライトゲームの釣り方:時間帯

釣りやすい時間帯を選ぼう

ライトゲームで狙い目となる時間帯は、朝と夕方、そして夜です。

朝と夕方はカマスやメッキ、アジが積極的に動くようになる時間で、朝は暗い空が明るくなり始める頃から、夕方は暗くなって少し経ったというところまで攻めるというのが、ライトゲームのセオリーです。

日中はそれほど積極的ではないという魚が多いので、カサゴやハタなど、上から落ちてきたものに反射的に反応する魚を狙いましょう。日中は暗くなっている側、影の中に魚が居ることが多いです。

 

時間帯選びのコツ

どの時間から始めるか迷う方には、夜釣りからのスタートをおすすめします。

「1.ライトゲームの釣り方:狙う場所」でご紹介したように、ライトゲームは常夜灯の明かりを狙う釣り方の効果が高く、初心者の方でも場所選びに迷いません。常夜灯が威力を発揮するのは暗くなってからなので、まずは日没後の釣行を検討してみてください。明るい側を好む魚と暗い側を好む魚がいるので、常夜灯についたら両方をチェックです。

 

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3.ライトゲーム:タックルの準備

ドラグを設定しておこう

タックルの準備で注意しておきたいのが、リールのドラグ(糸巻き部分の逆回転機能)設定です。ライトゲームは使用するラインの強度が非常に低いため、スプールの逆回転機能を使って魚とのやり取りを有利に進めます。

設定の方法は糸が巻いてあるスプールの上部、ノブ状のパーツをひねって調整します。右にひねるとドラグ設定は強く、左にひねると、ドラグ設定は弱くなるので、糸を引っ張ってジーっと出る程度のところまで調整しておきましょう。

 

タックル準備のコツ

ドラグ設定の目安についてもチェックしておきましょう。

タックルの項目でご紹介した、フロロカーボンライン3lbの破断強度は約1.3kgです(1lb=約450g)。急激なショックを考慮して最大値の1/3程度というのがドラグ設定のセオリーなので、この場合の理想のドラグ値は450g程度になります。

毎回ピッタリ設定する必要はありませんが、ある程度目安となる感覚は持っておいて損はありません。一度ロッドにラインを通した状態で450gのものを吊り下げて、感覚をつかんでおくと、現場でスムーズに設定できます。

 

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4.ライトゲーム:仕掛けの動かし方

ルアーの動かし方を解説

最後はルアーの動かし方についてです。ジグヘッドリグを使う場合も、メタルジグを使う場合も、そしてプラグを使う場合も、基本的な考え方は巻いて横の動きで誘うか、落として縦の動きで誘うかの2パターンになります。

 

シンプルな釣り方から始めよう

沖側を狙う時は投げて一定の速度で巻き続けるタダ巻きを試してみましょう。リールの回転スピードは2秒1回転程度から、速くしたり遅くしたりで魚の反応を探ってみてください。

堤防の足元際を狙う時は、投げずにまっすぐ落とすだけでOKです。ラインの放出が止まるところまで仕掛けを落として、ロッドの上下でチョンチョンと誘いましょう。

どちらの場合も、魚のアタリを感じたら、手首を返すイメージで軽くアワセを入れるのがおすすめです。

 

動かし方のコツ

動かし方のコツは、仕掛けをどの程度の速度で動かすと、どの程度浮き上がってくるかのイメージをできるだけ実際の挙動に近づけることです。

1gなど軽い仕掛けは、意識してゆっくり動かさないと簡単に表層直下まで浮き上がってきます。初回は明るい場所や日中の釣りで横方向に投げて、ルアーの挙動を観察してみるのがおすすめです。

 

ステップアップを目指そう

何度か調整して自分なりに速度の目途が立つと、同じ速度で重いジグヘッドを巻いたり、ゆっくり巻くことで、意図的に一段下の層を探れるようになります。

細かくレンジ探る釣り方は、ライトゲームステップアップへの第一歩です。釣り場でいろいろ試して、ライトゲームの感覚をつかんでいきましょう。

 

ライトゲームの釣り方まとめ

夜釣りで常夜灯を狙うのが分かりやすい

まずは投げたらゆっくりタダ巻き

足元に落とす釣り方も有効

 

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ライトゲームに出かけよう

シーズンに合わせたターゲット&ゲストで楽しもう

ライトゲームは、手軽さと奥深さで近年特に人気の高いルアーゲームです。海釣り入門にこの釣りを選ぶ方も多く、シーズンごとのターゲット、そして豊富なゲストが、釣りの時間を盛り上げてくれます。

他の釣りと共通してレベルアップできるポイントも多い釣りです。まずは釣りやすい魚から釣って、ステップアップを目指しましょう。

 

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初心者も快適に楽しめる!ワカサギ釣り講座!必要な道具から釣り方のコツまでご紹介!

今回は、初心者の方でも遊びやすい、ワカサギ釣りについてのまとめです。釣り方や地域別のシーズンの紹介、必要な道具についても紹介しています。ワカサギは数が狙えて、食べて美味しい魚。これからワカサギを釣ろうと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

※2024年12月10日更新

 

 

 

 

 

 

ワカサギ釣りに挑戦してみよう

初心者向けに道具や釣り方を解説

今回は湖で楽しむファミリーフィッシング、ワカサギ釣りのご紹介です。

淡水魚のワカサギは普段の食生活にあまり溶け込んだ魚ではありませんが、釣り方は簡単で、食べても美味しい初心者向けのターゲットです。設備が整ったドーム船の釣りはアウトドア初心者の方でも楽しみやすく、初めての釣りにも適しています。

冬に遊べるアウトドアレジャーをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

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ワカサギ釣りはこんな釣り

冬の湖定番の釣り

ワカサギ釣りは、冬の湖定番のエサ釣り。沢山釣れて美味しい魚として、北海道や東北はもちろん、関東や関西、九州の湖でも釣りが楽しまれています。

季節を問わず釣れるワカサギですが、他の魚が釣りにくくなる冬は、遊びやすい釣りとして特に人気。ドーム船など釣り施設的な側面を持つ釣り場も、冬を中心に営業が行われます。小さな道具を使って小さな魚を釣るスタイルには独特の面白さがあり、アングラーのレベルを問わず人気を集めている釣りと言えるでしょう。

 

 

ワカサギの生態もチェックしてみよう

ワカサギ釣りのターゲット、ワカサギがどんな魚なのかもチェックしてみましょう。

ワカサギは大人になっても15cm程度と小ぶりな魚で、寿命は約1年程度と短いです。淡水のイメージが強い魚ですが、元々は海と湖を行き来する魚でした。現在も北海道や東北では海と湖を行き来しているエリアがあります。関東や関西、九州では、漁業資源として放流され、ダム湖など海との繋がりが薄い場所に生息しているケースが多く、淡水だけでサイクルが完結しています。

旬の時期は釣りも人気が高まる冬で、春の産卵に向けて味がよくなっていきます。

 

採捕禁止期間

漁業資源としてもの側面も持っているワカサギは、資源保護を目的に採捕禁止期間が設けられている場合があります。

採取禁止の有無や期間は釣り場次第ですが、多くの場合は産卵期である1月中頃~2月末と孵化後の5月~7月を採取禁止としている場合、もしくは晩春から秋を採取禁止としている場合が多いです。晩秋~早春の釣りとイメージしておきましょう。

 

 

ワカサギ釣りはこんな釣りまとめ

冬の湖定番の釣り
小さな道具で小さな魚を釣る繊細さが面白い
寿命は約1年で、場所によって採取禁止期間が異なる

 

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ワカサギ釣りのシーズンについて

全国のワカサギ釣りシーズンを一覧でチェック

ワカサギ釣りのシーズンについてご紹介します。

多くのエリアで釣りが始まるのは11月で、期間は3月までというケースが多いです。湖が凍るまでの釣り方と、湖が凍ってからの釣り方があり、それぞれ湖が凍るまでは施設で釣りができる、施設が無いため氷上の釣りができる1月頃からしか釣りができない、という場合があります。独立したルールを持つ湖での釣りがメインになるので、同じ県内でも場所によって解禁日・禁漁日が異なるケースがある点には注意が必要です。

 

地域 シーズン 地域の特徴
北海道 1月~3月 氷上の穴釣りがメイン
東北 11月~3月 氷上の穴釣りは1月頃、結氷前までは桧原湖でドーム船の釣りが楽しめる
関東 10月~3月 釣り場が多く、時期に合わせたスタイルで楽しめる
関西 11月~3月 桟橋・ボートの釣り場が多い
四国・九州 11月~3月 九州、四国とも釣り場は少ない、桟橋・岸釣りがメイン

 

 

ワカサギ釣りのシーズンまとめ

11月~3月がワカサギ釣りのシーズン
釣り場によって釣りができる期間は異なる
釣り用の施設が無く氷上のみの釣り場がある

 

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ワカサギ釣りの釣り方

ワカサギの釣り方を5つご紹介

続いて、ワカサギ釣りの釣り方をご紹介します。

どの釣り方ができるかは釣り場次第で、ドーム船やボート釣りは施設のある釣り場でしか楽しめません。施設を利用した釣りがしたい、という場合は、お出かけになる場所で営業が行われているかを事前にチェックしておきましょう。どの場所で釣りをする場合も、基本的には遊漁券か施設1日利用券(遊漁料を含む)が必要になります。

 

 

①ワカサギの釣り方:ドーム船

釣り初心者の方や、アウトドアアクティビティとしてワカサギ釣りを遊んでみたい方におすすめの釣り方です。

小屋がついた船や水上に浮いたビニールハウスのような施設で楽しむ釣りで、椅子があったり暖房があったり、寒い冬でも非常に快適に釣りが楽しめます。トイレや電子レンジもあるので、アウトドア自体に不慣れな方でも遊びやすいです。

 

 

②ワカサギの釣り方:ボート釣り

小型のボートで釣りをするスタイルです。

ドーム船ほど環境は整っていませんが、自分の好きな場所を選んで、1〜2人程度の少人数で釣りを楽しめます。ポイントまでの案内があったり、ポイント付近に係留できたりするケースもありますが、何か困っても聞ける人がいない釣りなので、ある程度釣り経験のある方向けの釣り方と言えます。

 

 

③ワカサギの釣り方:氷上穴釣り

ワカサギ釣りと言えば、氷上のテントで氷に穴をあけるこの釣り方です。

湖が厚い氷に閉ざされる時期や地域限定の釣りですが、キャンプ的な楽しさもある釣りとして非常に人気が高いです。テントだけでなく、氷上のドームで楽しめる釣り場や体験ツアーもあるので、初心者の方はそちらをメインにチェックしてみてください。

 

 

④ワカサギの釣り方:桟橋釣り

桟橋は、岸から沖に向かって設置された橋、もしくはフロートを使った浮橋です。岸釣りに近い感覚で遊べることから、初心者の方にもおすすめできます。

ドーム船やボート釣りに比べて料金が安く、自分の好きな時間から始めて、好きな時間に終われるというのが大きなメリットです。スペースに制限があるため人気の釣り場では場所取りが必要になりますが、気軽に始めたい方はぜひこちらもチェックしてみてください。ドームスタイルのドーム桟橋が用意されている釣り場もあります。

 

 

⑤ワカサギの釣り方:岸釣り

最後にご紹介する釣り方は、岸から楽しむ岸釣りです。

他の釣り方と違って浅い場所から釣りをすることになるので、ある程度水深があるところまで仕掛けを投げる必要がありますが、気軽に始められる釣りになります。橋の上から真下に落として釣りができる場所もありますが、岸釣りができないという場所もあるので、気軽に出かけられる距離にマッチする釣り場がある、という場合のみおすすめできる釣り方です。

 

釣り方 特徴 初心者おすすめ度
ドーム船 料金は最も高いが、釣りの環境は最もよい
ボート釣り ドーム船に比べて安価、釣り経験者におすすめ
氷上穴釣り 手軽な価格、ツアー利用で初心者も楽しみやすい
桟橋釣り 手軽な価格、初心者の方にもおすすめ
岸釣り 近くに条件が合う釣り場がある場合はおすすめ

 

 

ワカサギ釣りの釣り方まとめ

一番人気は釣り環境がいいドーム船
氷上穴釣りはツアーがある
桟橋の釣りも遊びやすい

 

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ワカサギ釣りのタックルを釣り方別に紹介

真下に落とす釣り方には専用タックル

ドーム船、ボート釣り、氷上穴釣り、桟橋釣りといった仕掛けを真下に落とす釣り方には、ワカサギ専用のロッドとリールを組み合わせたタックルがおすすめです。

専用ロッド、手巻きリールと電動リール、そして使用するラインをチェックしてみましょう。

 

ワカサギ専用タックル:ロッド

ワカサギ用のロッドは全長が30cm~40cmと非常に短く、小さなワカサギのアタリを表現する柔らかさが持ち味です。主流は穂先を電動リールに直接セットするタイプですが、ロッドにリールをセットするタイプもあります。

スピニングタックル向け、ベイトタックル向け、そして穂先のみの電動リール向けとあるので、リールタイプと合わせて検討してみましょう。釣り初心者の方にはベイトリール向け、初めからある程度よいものを揃えてスタートしたいとお考えの場合は、電動リール向けの穂先タイプをおすすめします。

 

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ワカサギ専用タックル:リール

真下に落とす釣り方には、ベイトリール、もしくは電動リールがおすすめです。スピニングリールと違ってベールを返さず糸を送り出せるので、手早くスムーズに釣りを進められます。

どちらもワカサギ釣り向けにコンパクトなものが展開されているので、初心者の方も専用製品をチェックしてみてください。電動リールは電池式で、マウスのような形状をしています。海釣り向けの電動リールよりもかなり手頃な価格で展開されているので、長く楽しむならこちらをおすすめします。

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ワカサギ専用タックル:ライン

ラインはPEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインと3つの選択肢があります。

釣り初心者の方には仕掛けの準備が簡単なナイロンラインがおすすめで、0.5号前後を50m程度というのが標準的なセッティングです。釣りをする場所の深さは深くても20m程度まで、100m以上ラインを巻いておく必要はありません。

 

釣り経験者にはPEラインがおすすめ

感度、強度に優れる反面、直結できないデメリットがありますが、ナイロンラインを大きく上回る感度なので、ワカサギ釣りでも多くの方がPEラインを選択しています。ほかで釣り経験のある方は、ワカサギ用の0.3号前後をチェックしてみてください。かなり細い糸同士を結ぶことになるため、釣り初心者の方はそういう選択肢もある程度にチェックしておきましょう。

どちらもワカサギ釣り向け専用製品をチェックすると、号数ラインナップ、巻き量ともに丁度いいものが手に入ります。

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岸から投げる場合はサビキ釣りタックル

岸から投げて釣る場合は、ワカサギ専用タックルではなく、磯釣り向けのタックルを流用する方法が主流です。磯竿の2号程度に小型のスピニングリール、ナイロンラインの2号程度を組み合わせて、投げワカサギ仕掛けをキャストしましょう。

入門向けのサビキ釣りセットの中から、柔らかめのロッドに細い糸が組み合わせている製品を選べばバッチリ楽しめます。

 

ワカサギ釣りのタックルまとめ

ドーム船、ボート釣り、氷上穴釣り、桟橋釣りは同じタックルで楽しめる
リールに合うロッドを選ぼう
岸から投げて釣る場合はサビキ釣りタックルを流用

 

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ワカサギ釣りの仕掛けについて

セット仕掛けなら準備は簡単

仕掛けはワカサギ釣り専用のものから、一式全てセットの完成仕掛けを選ぶと準備が簡単です。

針は2号程度、5本針のものから始めてみましょう。針数を増やすと一度に釣れる魚の数も多くなりますが、トラブルが起きる可能性も高くなります。釣り初心者の方は、予備として3つ、4つと釣り場に持ち込むと安心です。

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オモリも複数用意しておくと快適

オモリは当日釣りをする場所の深さや流れによって、重さを変える必要があります。季節によってワカサギがいるポイントが変わる、というケースもあるので、ワカサギ専用のオモリで1号・1.5号・2号と揃えておくのがおすすめ。こちらも予備をそれぞれ準備しておきましょう。

釣りをしていて仕掛けが斜めになる場合や、底についた感覚が穂先に伝わらない場合は、オモリを重くして調整すればOKです。ツアーや施設で遊ぶ場合は、予約問い合わせ時にオモリの重さを合わせて確認してみましょう。施設であれば、釣り場での購入が可能なケースもあります。

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投げて釣るときは投ワカサギ仕掛け

岸から仕掛けを投げて釣るときは、投ワカサギ仕掛けのセット製品をチェックしてみましょう。仕掛け構成は標準のワカサギ仕掛けとほとんど同じですが、糸の太さが異なります。

氷上穴釣りやドーム船向けの仕掛けは糸が非常に細く、投げたときの衝撃で糸が切れてしまう場合があります。投げ釣り向けのワカサギ仕掛けに、4号前後のオモリを組み合わせて狙ってみてください。

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ワカサギ釣りの仕掛まとめ

ワカサギ専用の完成仕掛けで準備が簡単
仕掛け、オモリとも予備を用意しておこう
投げて釣るときは投ワカサギ仕掛け

 

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ワカサギ釣りのエサについて

ワカサギ釣りのエサは紅サシ

ワカサギ釣りのエサは、紅サシと呼ばれる着色された幼虫です。釣具店、施設やレンタルボートでの受付で販売が行われています。1袋で長く遊べるので、まずは1人1袋から始めてみましょう。

エサ付けは紅サシの両先端にそれぞれ針を刺し、中央でカットして使う方法が主流です。

 

 

ワカサギ釣りは疑似餌でも楽しめる

虫エサに抵抗がある方には、樹脂でできたワカサギ用の疑似餌がおすすめです。

もちろん魚の反応は生エサに分がありますが、針を綺麗に刺しやすい、手が汚れにくいといった特徴があって快適度は非常に高いです。釣り初心者の方、虫が苦手な方と一緒にワカサギ釣りに出掛けるときは、ぜひ検討してみてください。

 

 

ワカサギ釣りのエサまとめ

ワカサギ釣りのエサは紅サシ
虫が苦手な方には疑似餌がおすすめ

 

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ワカサギ釣りの釣り方とコツ

基本的な釣り方をチェック

ここからはワカサギの釣り方についてご紹介します。初心者の方でも簡単に楽しめる内容なので、釣りの動作自体は非常に簡単です。当日釣り場で迷わないように、基本的な釣り方のイメージをチェックしておきましょう。

 

オモリを底まで沈めてからスタート

ワカサギは底付近を好む魚。ワカサギ釣りは、仕掛けを底まで落とすところから始まります。

まずは仕掛けを水の中に入れたら糸を出して、糸の出が止まるところまで仕掛けを沈めましょう。糸の動きが止まったときがオモリが底についたサインです。分かりにくいときは、オモリを重くして投入し直すのがおすすめです

 

小さく誘いをかけてみよう

オモリが底についたら、少しだけリールを巻いて、たるんだ糸を真っすぐにします。竿を上下させて、下げた時にトンと竿先が戻る程度の状態が理想的です。

ここから、ワカサギの食い気を刺激する誘いを掛けて、ワカサギにエサをアピールします。手首を使って竿先を1cm~2cm程度動かすのが基本の動作で、3回ほど連続してチョンチョンチョンと動かし、5秒ほど止める、この動きを繰り返してヒットを待ちます。

 

釣れたらゆっくり回収しよう

竿先がプルプル震えたり、いつもよりも曲がりが大きくなったら、ワカサギがヒットした合図です。軽く竿を立てて、ゆっくりリールを巻いて仕掛けを回収しましょう。ワカサギは口が柔らかい魚なので、焦って回収すると途中で口が切れて逃げてしまいます。

仕掛けを回収したら、エサの状態や仕掛けの絡みをチェックして、再投入、誘いと繰り返すのが、ワカサギ釣りの基本的な釣り方になります。

 

 

釣り方のコツをチェック

初心者の方でも実践できる、ワカサギ釣りの簡単なコツについてもご紹介します。釣り道具の扱いや釣り方の動作に慣れてきたら、ぜひ実践して数釣りを狙ってみてください。

 

釣り道具の落下・仕掛けの巻き込みに注意

まずは、スムーズに釣りを続けるためのコツからご紹介します。

ワカサギ用のロッドは穂先が非常に繊細で、仕掛け回収時に糸を巻きすぎると、破損などトラブルの原因になります。魚が釣れているときほど焦らず、しっかり確認しながら釣りを進めましょう。焦る気持ちを抑えて、道具関連でトラブルを起こさないように釣りを続けるのが、ワカサギ釣りを満喫するコツです。

 

エサの交換タイミングについて

エサは新しいものほどよく釣れますが、釣れるたびに交換する必要はありません。

取れてハリだけになったり、見た目で大きく劣化したりしてまってから交換するイメージでOKです。単純に釣れなくなったから交換するという方法も非常に有効なので、食いが悪くなったと感じたら、エサ交換から試してみてください。

 

誘いのパターンを変えてみよう

釣り方の項目でご紹介した誘い方、3回小さく上下させて5秒ストップという誘いは、初心者の方でも覚えやすい基本パターンです。

食いが悪くなってきたら、上下させる回数や動きの幅、止める時間を変化させて、魚の反応に変化が出ないかチェックしてみてください。オモリが底についてから、リールを1回巻いて、探る深さに変化を付ける方法も効果的です。

 

 

ワカサギ釣りの釣り方とコツまとめ

オモリを底まで沈めてから誘いを掛けよう
焦らずゆっくり回収しよう
釣れない時はエサ交換・誘い方に変化をつけてみよう

 

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ワカサギおすすめの食べ方

揚げ物が絶品

ワカサギは非常に味がいい魚としても有名で、釣りだけでなく、料理を楽しみに出かける方が多いです。

調理方法はワカサギと言えば揚げ物がおすすめで、てんぷら、フライどちらもよく合います。身は柔らかく、他の魚には無い川魚らしい風味があり、魚臭さを感じるクセはほとんどありません。

 

釣ってすぐ食べるのがおすすめ

施設やツアーには、調理器具を用意しているところがあるので、当日のプランに調理や食事を組み込んでみるのもおすすめです。調理器具やあると便利な食器類も、当日必要な持ち物として検討してみてください。

 

 

美味しく食べるならクーラーボックス

美味しくワカサギを食べるなら、魚のキープ用にクーラーボックスを用意しておきましょう。ワカサギは釣ったら水を張ったバケツに入れて泥などを吐かせ、ある程度したらジップロックに入れてから、クーラーボックスで保存をするのがおすすめのキープ方法です。

気温は低いワカサギ釣りですが、ドーム船やテントの中は温度が上がります。荷物のスペースを圧迫するようなサイズは必要なく、非常にコンパクトで問題ないので、釣り初心者の方もぜひ検討してみてください。

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ワカサギおすすめの食べ方まとめ

ワカサギは揚げ物が絶品
クーラーボックスで美味しく持ち帰ろう

 

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ワカサギ釣りの服装は防寒対策がポイント

当日の服装を3つに分けてご紹介

湖やダム湖は高地である場合が多く、季節的にも気温が低いことから、服装や防寒グッズの準備はワカサギ釣り必須の要素です。

釣り場によってどんな服装を選ぶべきかに少し違いがあるので、釣りに行く予定を立てながら、服装や持ち物の準備を進めていきましょう。

 

 

①釣り当日の服装:ドーム船

ドーム船に釣りに行くときの服装は、暖房が効いた船内に向けて調整が効く服装とするのがポイントです。

駐車場から受付まで、そして移動を待つ時間の寒さに備えたアウターを用意しつつ、ドーム船に入ったら1枚脱いで釣りができる服装になるイメージで準備してみてください。ワカサギ釣りはそれほど服が汚れる釣りではありませんが、多少汚れてもいい服を用意するのがおすすめです。

 

 

②釣り当日の服装:ボート・桟橋・岸釣り

ボート・桟橋・岸釣りで釣りをするときの服装は、外で釣りをするイメージで用意するのがポイントになります。

凍結している状態では釣りができないので、極端な防寒は必要ありませんが、12月以降に釣りをする場合は寒さや風を考慮に入れたアウターで釣りに向かいましょう。季節に合う服装に、フェイスウォーマーやイヤーマフラーを荷物にプラスしておくと、急な寒さにも対応しやすいです。

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③釣り当日の服装:氷上穴釣り

氷上で穴釣りをするときは、ボート・桟橋のとき以上に防寒を意識した服装が必要です。

テントや簡易な暖房を用意することはできますが、寒い時期に氷の上に乗って釣りをすることになるので、しっかり準備をして釣りに向かいましょう。溶けた氷で足元、荷物の濡れ対策に、長靴やビニールシートがあると便利です。

 

 

ワカサギ釣りの服装まとめ

ドーム船内は暖かい
ボート・桟橋・岸釣りは屋外の釣り
氷上穴釣りは防寒性能を特に重視

 

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あると便利な持ち物もまとめてチェック

当日の持ち物を4つご紹介

最後はあると便利な持ち物についてです。

どの釣り場で釣りをするときも使えるものをご紹介するので、ぜひ当日の荷物にプラスしてみてください。

 

 

①釣り当日の持ち物:手拭きタオル・ウェットティッシュ

エサや魚に触れて汚れた手を拭くときに必要になります。

疑似餌の場合でも使うことになるので、必要な持ち物として荷物に入れておきましょう。

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②釣り当日の持ち物:ホッカイロ・膝掛け

寒さ対策の持ち物です。

特に寒い早朝の時間帯にホッカイロ、ドーム船やテント内での調整用に膝掛けも準備しておきましょう。何時間か釣って冷えてきたなというときにも役立ちます。

 

 

③釣り当日の持ち物:ハサミ・ピンセット

仕掛けの準備やエサのカットに使う道具です。

ピンセットは小さな紅サシをしっかりホールドできる便利な道具です。指が汚れることも少なくなるので、あると非常に快適です。エサをきれいにカットできるハサミも用意しておくと、当日の釣りがスムーズになります。

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④釣り当日の持ち物:ジップロック

最後にご紹介する道具類は、ワカサギを綺麗に保存しておくためのジップロックです。

寒い時期、釣りが終わってすぐ調理という条件であれば、ジップロックを涼しいところに置いておくだけでもワカサギがキープできます。道具の整理にも使えるアイテムなので、ぜひ検討してみてください。

 

 

あると便利な道具・持ち物まとめ

手拭きタオル・ウェットティッシュは必ず準備
ホッカイロやひざ掛けがあると便利
ピンセット・ハサミで釣りがスムーズに
魚の保管はジップロックが便利

 

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ワカサギ釣りに出かけよう

必要な荷物を準備しよう

整った環境下で遊べるドーム船のワカサギ釣りは、初めての釣りに選ぶ方も多い遊びやすい釣りです。入門向けのタックルや仕掛けが充実しているので、道具の準備もそれほど難しくありません。

釣り場が寒い釣りなので、服装、当日の持ち物をしっかり準備して、冬のワカサギ釣りに出かけましょう。

 

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冬(12月・1月・2月)でも釣れる?地域毎に冬に狙える対象魚をご紹介!

今回は12月・1月・2月に旬を迎える冬の魚と、地域ごとの冬の釣りをまとめてご紹介します。アタリが多く数が釣れるという釣りは少なくなりますが、大物に期待ができるのも冬の釣りです。地域ごとのおすすめをチェックして、ランカーサイズを狙ってみましょう。

※2024年11月29日更新

 

 

 

 

 

冬の釣りを地域別にまとめて紹介

12月・1月・2月の釣りをまとめて解説

今回は12月・1月・2月に釣れる魚についてです。季節としては冬ですが水温が大きく低下するのは2月に入ってから、という地域が多く、この期間でも釣りはまだまだ楽しめます。

数は釣りにくいものの、旬の魚は美味しいものばかりで、大物狙いと言えば冬が定番です。真冬の水温になるとどの魚も釣りにくくなるので、初心者の方は前半の12月、1月をメインに釣りに出かけてみてください。

 

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冬に旬を迎える魚

12月・1月・2月の釣りと言えばこの3魚種

まずは12月・1月・2月に旬を迎える魚をチェックしてみましょう。

大型魚は脂が乗る時期を迎えるものが多く、ブリやサワラ、ヒラメなど、フィッシュイーターは冬が旬という魚が多いです。また、淡水ではワカサギが子持ちになり、適度に脂も乗って美味しいという時期になります。

 

 

①冬が旬の魚:ワカサギ

冬~春の淡水魚と言えばワカサギです。冬は抱卵の時期で味がよく、氷上やドーム船でワカサギを釣って、フライやてんぷらにして現地で食べるのが人気です。朝や夕方といった時間帯だけでなく、日中でも釣りやすいので、釣り初心者の方にもおすすめできます。

ワカサギは骨がほとんど気にならず、身はフワっとしてクセが無い味わいです。味がよくて数が釣れる魚なので、初心者の方はぜひチェックしてみてください。

 

 

②冬が旬の魚:ブリ

寒ブリという言葉があるように、ブリは冬になると脂が乗って味がよくなる魚です。

冬はサイズにも期待ができる時期で、長さだけではなく、重さがこの時期のブリの魅力と言えます。船から釣っても岸から釣っても満足度が高く、釣りのターゲットとしても非常に人気のある魚です。

 

 

③冬が旬の魚:サワラ

冬の美味しい魚としてイチオシなのが、近年釣りのターゲットとして人気急上昇中のサワラです。

サワラの冬の脂の乗り方は近海随一と言えるほどで、脂が強い魚が好きな方には特におすすめできます。ブリほど身の味にクセが無く、生でも火を通しても美味しいです。船から、そして岸からでも1mクラスのチャンスがあります。大物を目指す方はこの魚も要チェックです。

 

 

冬に旬を迎える魚まとめ

てんぷら好きにはワカサギ

冬を代表する寒ブリ

脂の乗ったサワラもおすすめ

 

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冬の釣り人気ターゲットを5地域に分けて解説

12月・1月・2月におすすめの対象魚を地域ごとにご紹介

ここからは12月・1月・2月に釣れる魚から、地域別のおすすめをご紹介します。

釣れない時間を我慢する冬の釣りですが、釣れれば大物というのも醍醐味の一つです。ワカサギ、エリアトラウトなど、日中でも釣りやすくて安定した釣果の釣りもあるので、好みに合わせてターゲットを選んでみてください。

 

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1.冬の人気ターゲット:北海道

冬の北海道で釣れる魚種を2種類ご紹介

まずは冬の北海道でおすすめの釣りからご紹介します。

初心者の方でも遊びやすいチカ・ワカサギは北海道の冬を代表するターゲットで、堤防・防波堤~湖まで、幅広いエリアで楽しめます。特にルアーターゲットは近年人気上昇中の海アメマスがおすすめです。

 

 

①冬の北海道で釣れる魚:ワカサギ

冬は海でチカ、湖でワカサギが釣れる季節です。

湖のワカサギ釣りは、釣り初心者向けのアクティビティとして体験プランを用意している場所があり、釣り道具やテントのレンタルできます。冬から釣りを始める、という方には、管理されている湖での氷上ワカサギ釣りがおすすめです。

 

ワカサギ狙いの仕掛けと釣り方

ワカサギ釣りのタックルは、専用の小さな竿に手巻きリール、もしくは専用の電動リールをつけて使います。

仕掛けは、5本ほど針のついた専用仕掛けの下にオモリをつけるだけのシンプルな構成です。この針ひとつひとつに、サシと呼ばれる小さな虫エサをつける必要があります。

虫が苦手という場合は疑似餌も選べるので、こちらもチェックしてみてください。

 

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②冬の北海道で釣れる魚:アメマス

北海道にはエゾイワナというイワナが生息していて、この魚が海に向かうにつれて大型化したものがアメマスです。

ルアーゲームのターゲットとして近年人気が高まってきている魚で、日本海側を中心にサーフや磯で狙えます。味の方はあまりという魚ですが、釣るのは非常に面白く、選べるルアーの種類も豊富です。冬のルアーゲームターゲットとして、ぜひ「海アメ」を検討してみてください。朝や夕方など、他の魚と同じくマズメ時が回遊に期待ができる時間帯になります。

 

アメマス狙いの仕掛けと釣り方

60cm程度までヒットする可能性があり、トラウトらしく引きが強い魚です。ロッドには遠投性能が求められるので、9フィート以上のサーフロッドやシーバスロッドから、40g程度までキャストできるものを選択しましょう。

ルアーは定番のメタルジグやスプーン、ジグミノーでの遠投が効果的で、120mm〜140mmクラスのミノーをジャークする釣り方も人気があります。

 

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冬の北海道おすすめの釣りまとめ

釣り初心者の方には氷上ワカサギ釣りがおすすめ

ルアーで遊ぶなら海アメをチェック

 

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2.冬の人気ターゲット:東北

冬の東北で釣れる魚種を2種類ご紹介

東北の冬はアイナメ、そしてマダラがおすすめのターゲットです。

日本海側の冬は荒れる日が多く、釣りができない日が多くなりますが、太平洋側であれば十分に釣りに出かけられる日を見つけられます。アイナメ、マダラとも日本海側で狙えるターゲットなので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

①冬の東北で釣れる魚:アイナメ

12月、1月のおすすめターゲットは、東北と言えばのルアーゲームターゲット、アイナメです。

生息域が広い魚ではありますが、数が多く大型化するのは水温が低い東北と北海道。50cmを越える大物にも期待ができます。かなり引きが強い魚なので、専用のタックルを準備して挑戦してみましょう。磯だけでなく、堤防・防波堤でもチャンスがあり、手軽な場所からでも狙えるターゲットです。

 

アイナメ狙いの仕掛けと釣り方

ロッドはロックフィッシュ向けのパワフルなものが好ましく、8フィート前後でH(ヘビー)、XH(エクストラヘビー)といったパワーのものがおすすめです。リールは3000番程度でXH(エクストラハイギア)、ラインはPE1.2号程度をおすすめします。

仕掛けはロックフィッシュゲーム定番のテキサスリグがおすすめで、専用の製品が多数展開されています。オフセットフック、15g〜20g程度のバレットシンカー、クローワームの定番構成から始めてみましょう。日中の釣りが定番ですが、朝と夕方、そして夜釣りも実績があり、時間帯を問わず狙えます。

 

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②冬の東北で釣れる魚:マダラ

深海魚のイメージがあるマダラですが、冬の東北では産卵後のマダラを浅場で狙えます。

近年はエサ釣りではなくルアー釣りで狙う船が増えていて、近海ジギングスタイルから楽しめるターゲットとして人気が上昇中です。ややヘビーな釣りではありますが、美味しい魚をたくさん釣りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

 

マダラ狙いの仕掛けと釣り方

地域や時期によって深場、浅場とある釣りなので、予約前に船宿の情報を必ずチェックしておきましょう。

浅場であれば70m前後を狙うので、ジグは200g程度あれば十分です。ジギング用のタックルにPE1.5号~2号程度を組み合わせて挑戦してみましょう。ジグのフックにトレーラーワームを付ける釣り方が効果的です。

 

 

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冬の東北おすすめの釣りまとめ

アイナメ数、サイズとも釣果に期待

船釣りはマダラジギングがおすすめ

 

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3.冬の人気ターゲット:関東

冬の関東で釣れる魚種を2種類ご紹介

冬の関東は釣れる魚がやや少なく、船釣りや管理釣り場など、釣りやすいスタイルを選んで遊ぶのがおすすめです。

関東ならではのプールを使ったエリアトラウトや、近年ボートシーバスを追い抜く勢いで人気上昇中のサワラ狙いで楽しみましょう。

 

 

①冬の関東で釣れる魚:エリアトラウト

ニジマスを中心に、放流されたマス類をエサやルアーで狙うのがエリアトラウトです。

もともと渓流が禁漁となる冬の釣りとして誕生した釣りモノですが、安定した釣り場の環境や高いゲーム性、そして釣り初心者の方でも遊びやすく、食事なども楽しめるアウトドアアクティビティとして、人気の釣りになりました。関東では冬季休館中の屋外プールなど、意外な場所でも楽しめます。

 

エリアトラウト狙いの仕掛けと釣り方

エリアトラウトはエサ釣りでも遊べますが、やはりゲーム性をより楽しめるルアー釣りが一番人気。

タックル構成はエリアトラウト用のロッドに、ナイロンの5lb程度を巻いた2000番クラスのスピニングリールから始めてみましょう。ルアーは釣り場によってレギュレーションがありますが、どこでも使えて定番のスプーン、初心者の方でも釣りやすいクランクベイトがイチオシです。

 

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②冬の関東で釣れる魚:サワラ

サワラは旬の魚として非常に味がよく、釣っても面白い関東イチオシのターゲットです。

サワラ釣り自体はずっと存在していたものですが、近年は関東地域に接岸するサワラが増えて、安定した釣果に期待ができるターゲットとして人気がさらに高まりました。釣果が安定するのはやはり船釣りですが、堤防・防波堤、釣り公園やサーフなど手軽に楽しめる場所からでも狙える魚なので、岸釣り派の方もぜひチェックしてみてください。岸釣りは1月下旬頃まで、船釣りなら真冬でもチャンスがあります。

 

サワラ狙いの仕掛けと釣り方

船から狙う場合はボートシーバスタックル、岸から狙う時は強めのシーバスタックルやライトショアジギングタックルを流用できます。

強烈に引く魚ではありませんが、ブリなど大型の青物が混ざる可能性があるので、PE1.2号程度を基準にタックルのパワーを調整しましょう。

ルアーはミノー、メタルバイブレーション、ブレードルアーなど、シーバスルアーを中心にさまざまなルアーで狙えます。船から釣る場合も、岸から釣る場合も、イチオシは25gクラスのジャーキングミノーです。

船釣りであれば日中も釣れますが、岸釣りは回遊の多い朝と夕方の時間帯にこだわって釣るのがおすすめです。

 

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冬の関東おすすめの釣りまとめ

手軽に遊ぶならエリアトラウト

冬のサワラが人気上昇中

 

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4.冬の人気ターゲット:関西

冬の関西で釣れる魚種を2種類ご紹介

関東と同じく、関西も冬は対象魚が少なくなります。瀬戸内側と日本海側、太平洋側の水温変化のズレを上手く利用して、釣れる魚の情報を集めながら釣りに出かけてみてください。

投げ釣りでカレイが狙える他、深場が狙える船釣りなら、人気のタチウオもまだまだチャンスがあります。

 

 

①冬の関西で釣れる魚:カレイ

関西では秋から冬にかけて、投げ釣りでカレイが狙えます。釣れるカレイはマコガレイ、イシガレイなど複数種類で、40cmを越える大物に出会える釣りです。

釣り公園や堤防・防波堤から狙える他、地形がグッと狭くなる水道エリアも非常に有望です。幅の狭い水道であれば、遠投ではなくちょい投げでもチャンスは十分です。初心者の方は、場所の情報も細かくチェックしてみてください。地形が絞り込まれている分、潮の流れが速いので、オモリは20号以上まで検討しておきましょう。

 

カレイ狙いの仕掛けと釣り方

 

カレイ釣りはキス釣りと違い、重いオモリを使って仕掛けを安定させた状態で釣るため、竿は20号程度のオモリまで扱えるものがおすすめ。ラインもキス釣りより強度が高いものが必要で、ナイロンであれば5号に力糸の6号~12号を結んでおきたいところです。

重いオモリのキャストはラインにかかる負担が大きく、細糸は投げ切れのリスクがあります。専用のラインを用意して、気持ちよく投げ釣りを楽しみましょう。仕掛けは市販の投げカレイ仕掛けでOKです。

 

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②冬の関西で釣れる魚:ブリ

冬は全国的に大型青物が狙える季節で、大阪湾をはじめとする関西も大型青物シーズンを迎えます。

中でも代表的なのはブリで、旬を迎えた寒ブリは体高が非常に高く、太さも抜群です。体力が必要な釣りですが、大物を目指したい方はぜひ検討してみてください。日本海側では京都の丹後が非常に有名です。

 

ブリ狙いの仕掛けと釣り方

釣り方はゲーム性の高いジギングがおすすめです。地域、海域によって潮流や水深が異なることから、必要なメタルジグの重さも大きく変化するので、まずは船宿情報を調べて、必要なメタルジグの重さを確認するところからスタートしましょう。

ジグの重さが確認出来たら、ジグの適合ウェイトがマッチするロッド、ロッドに合うリールとラインと選んでいきましょう。お悩みの方はぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

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冬の関西おすすめの釣りまとめ

岸釣りは投げカレイがおすすめ

船釣りでブリに挑戦してみよう

 

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5.冬の人気ターゲット:四国・九州

冬の四国・九州で釣れる魚種を2種類ご紹介

最後は四国・九州エリアの冬の釣りについてです。

他の地域と同じく12月・1月・2月と気温が下がって釣りモノが減りますが、船タチウオや青物、サーフのヒラメなど、大物狙いはシーズン本番というタイミングです。防寒対策を整えて、冬の大物狙いに挑戦してみましょう。

 

 

①冬の四国・九州で釣れる魚:ヒラメ

九州、特に宮崎の冬と言えばサーフのオオニベシーズンですが、同じくサーフで釣れるマゴチ・ヒラメも釣果に期待ができるターゲットです。

オオニベは超大物を期待できる反面、数が少なく難易度が高いターゲットなので、まずは定番のフラットフィッシュを対象魚に釣りに出かけてみましょう。朝と夕方が釣りやすい時間帯ですが、日中、夜とピークを外した時間帯でもチャンスがあります。全国的に流行っている人気のターゲットです。

 

ヒラメ狙いの仕掛けと釣り方

冬のサーフは青物やシーバス、そして先ほどご紹介したオオニベがヒットする可能性があるシーズンなので、タックルはやや強めのセッティングとするのがおすすめです。10フィートクラスでM(ミディアム)~MH(ミディアムヘビー)のサーフロッドに、PE1.2号を200m程度巻いた4000番エクストラハイギアのスピニングリールを組み合わせましょう。

ルアーはサーフ専用のルアーだけでなく、磯、サーフ向けのシーバスルアーや巻き系のメタルジグも使えます。まずはよく飛ぶルアーとして、30gクラスのサーフ向けメタルジグやヘビーシンキングペンシルを検討してみてください。

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②冬の四国・九州で釣れる魚:クロ(メジナ)

冬は沖磯の釣りが盛り上がる、クロ(メジナ)シーズンでもあります。五島や男女群島など、全国から遠征者が集まる一級のフィールドが多数存在し、数・サイズともに期待感は抜群です。

エサ取りが減って釣りやすくなるシーズンでもあるので、良型に絞って狙いたい方は、ぜひ検討してみてください。風をかわす場所選びや渡船利用など、コンディションのよいポイントで釣るのがおすすめです。

 

クロ(メジナ)狙いの仕掛けと釣り方

竿は5m前後の磯竿1.5号程度、リールはナイロンの2号程度を巻いた2500番、レバーブレーキを搭載したリールが人気です。扱いに慣れれば大きなアドバンテージになるので、初心者の方もぜひチェックしてみてください。

仕掛けはエサが自然に漂うフカセ仕掛けがおすすめです。ウキやオモリ、針は釣り場の状況に合わせて調整するのが釣果アップの大きなポイントになります。複数種類を用意して、釣り場でセッティングを変えながら、自分のイメージに合う流し方ができる構成を探してみましょう。 

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冬の四国・九州おすすめの釣りまとめ

サーフでヒラメ狙いがおすすめ

沖磯のクロ(メジナ)シーズン

 

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冬の釣りの注意点

冬の防寒対策について

真冬のアウトドアアクティビティには防寒対策が欠かせません。釣れない時間も集中力を維持するために、防寒対策はしっかりと揃えておきましょう。

釣りメーカーから展開されているものは防水性能、肩回りの可動性や透湿性能に優れています。安価なものも選択できますが、長期間釣りを遊ぶなら、釣り向けに作られた釣りメーカー製のものがおすすめです。アンダー、ミドラー、アウターと効率のよい3レイヤーで、冬の寒さを乗り切りましょう。グローブやニット帽も防寒対策の定番です。

 

 

冬の産卵期の魚の扱いについて

冬はメバルなど根魚の産卵期です。成長が遅い魚達なので、抱卵してお腹が膨らんでいる魚が釣れたら、リリースして資源を保護しましょう。産卵後は体力の低下から一時釣れなくなりますが、回復後は大型を狙うシーズンに入るので、春の釣りを楽しむためのリリースにもなります。

 

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冬の釣りから釣りを始めよう

大物を対象魚に冬の一発狙い

12月・1月・2月は釣れない魚が多く、場所とタイミングによっては一日粘っても難しいという日があります。釣果が安定しているエリア、そして対象魚の情報をチェックしながら、冬の貴重な一匹を目指しましょう。大物狙いはシーズン本番、釣れない時間を待つ価値のある1匹に期待ができます。

 

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ショアジギングの釣り方講座!アクションのコツや釣れる細かなテクニックをご紹介!

今回はショアジギングの基本的な釣り方と釣れる・釣れない理由のヒント、青物を釣るためのテクニックを紹介しています。釣り方が分からない方、ショアジギングを何度かやってみたけどうまくいかなかった方は、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年11月22日更新

 

 

 

 

ショアジギングの釣り方を解説

ショアジギングのコツやテクニックをご紹介

今回はショアジギングの基本的な釣り方と釣れない時の理由、トラブルの理由になるポイントや狙い方の基準になるポイントをまとめてご紹介します。ステップアップを目指すために覚えておきたいコツも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!

 

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ショアジギングのメインターゲットは青物

青物の釣果アップを目指そう

ショアジギングでは様々な魚を狙うことができます。その中でも特に人気の高い魚種が青物です。掛かった後の強烈な走りと、キャッチした時の感動は誰もが病みつきになります。本来は船釣りで狙うことが多かったターゲットがショア(陸)から狙って釣れるということでショアジギングのブームの火付け役になったことは間違いありません。

青物以外にもシイラやサワラ、ヒラメなど大型のフィッシュイーターが掛かることもあります。いずれも釣り上げた時の喜びは勝るとも劣らないターゲットばかりなのがショアジギングの魅力の一つです。

他にも根魚など豊富な魚種を狙うことができますが、今回は特に青物の釣り方のコツをメインに解説します。

 

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ショアジギングのポイント選び

ベイトチェックが大切

ポイント選びで最も大切なのはベイトの有無です。青物が釣れるかどうかはベイトの有無に大きく左右されます。青物は餌となる小魚、つまりベイトを追いかけて堤防付近や磯周りに回遊してきます。ベイトがポイントにいなければ、青物がその付近に回遊してくる可能性は低いと考えた方が良いでしょう。

主なベイトはアジ・イワシ・カマス・サヨリ・稚鮎・ボラ・コノシロ・キス・ハゼなど様々ですが、季節によっても接岸の有無が変わります。回遊性のあるベイトに青物がついてまわるイメージを持っておくと良いでしょう。

また、ベイトは決まったポイントに回遊してくることが多いです。潮通しが良く、ある程度の水深が確保されている磯や堤防の先端付近などがそのポイントにあたります。ポイント選びの際には、この条件に当てはまっているかどうかをチェックしてみましょう。

 

 

こんな時はポイントを変えよう

いざポイントへ到着し、釣りを開始してもなかなか釣れないこともあります。もちろん、上潮で釣れなくても下潮に変わった途端に釣れ出すこともありますが、回遊性の青物を狙う場合は1つのポイントで粘りすぎないことも大切です。

ベイトとなる小魚が全く見当たらない時や、潮が全く動いておらず海に変化が見られない時には別のポイントに移動した方が良いでしょう。また、沖磯などの全方位にキャストが可能なフィールドでは、潮表で反応がなくても潮裏でヒットすることも多いです。

 

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ショアジギングで青物を釣りやすい季節

春の釣り

春は様々な魚の活性が一気に高まるシーズンです。産卵に備えて荒食いを始める魚種も多く、青物では特にヒラマサの大きな個体を狙えるチャンスです。より大きなルアーを使って大型の青物が狙えます。テクニックに心配のある初心者にも釣りやすい季節です。

 

 

夏の釣り

夏は青物のサイズが比較的小さくなります。地域によっても違いはありますが、水温が急激に上昇することで魚が沖の方へ移動してしまうためです。カンパチは高い水温を好む傾向にあるため夏でも狙いやすいですが、ブリやヒラマサの大型個体は狙うのが少し難しくなります。

 

 

秋の釣り

秋は春と同じく青物を狙いやすい季節です。ブリ、ヒラマサ、カンパチによらずほとんどの青物を狙うことができます。夏場の高水温が落ち着き、少しだけ水温が下がりはじめたタイミングが狙い目です。ただし、水温が急激に下がったあとは魚の反応も鈍くなるので注意が必要です。

 

 

冬の釣り

青物狙いでは一番難しい季節と言えます。そんな中でも冬のメインターゲットといえばブリです。寒ブリとも呼ばれる冬シーズンのブリは数釣りこそ難しい反面、1匹1匹の個体が大きい傾向にあります。冬でも比較的水温が安定している地域であれば、1度は釣ってみたい青物です。

 

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ショアジギングで青物を釣りやすい時間帯

朝マズメ

朝マズメは朝日が顔を出す直前のタイミングです。海中のプランクトンが活動を始め、それを狙って集まるエビなどを求めて食物連鎖が活発化します。朝マズメは青物も餌を求めて活性が高まるため、大きなルアーを使用してより大きな個体を狙えます。

メタルジグは薄暗い中でも視認しやすいグロー系のカラーや、アカキンカラーがおすすめです。メタルジグのアクションも激しくジャークさせて大きな動きでアピールさせましょう。魚の活性が高いタイミングでは、より派手に魚にアピールさせることが最優先です。

 

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日中

日中は青物が釣りにくい時間帯です。潮回りが良く、ベイトも回遊してきている場合にはチャンスも増えますが、日中はアングラーのテクニックが問われます。日光が差し込み海中が明るくなると目の良い青物は警戒心が高まり、ルアーへの反応が悪くなります。

警戒心の高い青物に口を使わせるには、シルエットの小さなルアーを使用したり、アクションも大きく派手にジャークするのではなく、小刻みなナチュラルな動きが有効となります。日中使用するカラーはシルバー系の光を反射するタイプのカラーが定番です。

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夕マズメ

夕マズメも青物を狙いやすい絶好のタイミングです。日が少し陰り始めたタイミングから、沈み切るまでの時間が長く時合と呼ばれる魚の活性が一気に高まるタイミングも訪れやすいです。朝マズメと同じように、アピール力の高いルアーでアピールすることが釣果アップのコツです。

夕マズメは1日を通して青物を釣り上げる最後のチャンスということもあり、日没ギリギリまで粘ってしまうことも多いです。しかし道のりの険しい磯などでは、完全に太陽が沈んでしまうと危険です。無事に帰るまでが釣行ですので、帰りの道のりも考慮して日没までに撤収するようにしましょう。

 

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ショアジギングキャストテクニック

ペンデュラムキャストを覚えよう

ショアジギングではペンデュラムキャストと呼ばれるキャスト方法でルアーをキャストします。ペンデュラムキャストは竿先からルアーまでの垂らしを長くとりルアーを振り子のように揺らし、遠心力を使ってルアーを飛ばします。初めての方にはコツを掴むのに少し時間がかかるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。

 

 

最初はゆっくり投げる練習から

ペンデュラムキャストで飛距離を出すコツは、最も遠心力が大きく働く位置でロッドを振り抜くことです。ルアーを振り子のように揺らしてちょうど4時の位置にルアーが到達したタイミングがベストです。最初は振り子のようにルアーが動く様子をしっかり目で追ってみましょう。

練習方法で最も効果的なのは、ゆっくりキャストすることです。初めから思いっきりロッドを振る必要はありません。ゆっくり竿を振っても、遠心力を使いベストなタイミングでルアーをキャストすることができれば飛距離は十分稼げます。少しずつ練習してコツを掴みましょう。

また、実践中においてもリーダーを結び直したり、ルアーを変更したりした時の1投目は軽めに投げることをおすすめします。結び目がしっかり締め込まれて抜けにくくなったり、ルアーやジグの変更に伴う重量の変化によるキャスト時のトラブル回避につながるからです。

 

 

キャスト後はメタルジグを着底させよう

ショアジギングではメタルジグを海底に着底させることが重要です。着底させることにより、ある程度の水深を測れる他、海底地形を確認したりすることで釣果アップに繋がります。また、青物はどのレンジを回遊しているかわかりません。全てのレンジを探るようにしましょう。さらに、着底させることで、ヒラメやマゴチ、根魚といったターゲットが釣れる可能性も格段に上がります。

初めての方は着底の感覚を覚えるために少しコツが必要です。ルアーが着水した直後から、スプールにそっと指を添えてラインの放出が止まったタイミングを指で感知できるようにしてください。スプールに指を添えておけば余計な糸ふけも出なくてすむので、一石二鳥です。

 

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ショアジギングアクションのコツ

ショアジギングのしゃくり方をご紹介

キャストがスムーズにできるようになったら次はメタルジグのアクションのやり方を覚えましょう。ショアジギングでは海中のメタルジグを、ロッドをジャークさせて動かします。ジャークとはロッドをしゃくる動作を指します。初めての方でもコツを掴めば大丈夫です。

 

ワンピッチジャーク

最も基本となるアクションです。ロッドを1度ジャークさせる毎にリールを1回転させるシンプルな動かし方です。ワンピッチジャークのコツは、リールの巻き方にあります。

ロッドをジャークさせるよりも、リールを巻き上げる際のハンドルの動きに意識を持っていきましょう。

ロッドをジャークさせる動作と、リールを巻く動作を別々に考えてしまうとアクションがぎこちなくなります。リールを巻く時の動きに合わせてロッドを持ち上げる感覚で練習してみると、うまくしゃくれるはずです。

 

ジャカ巻き

ジャークのやり方自体はワンピッチジャークとほとんど変わりませんが、より高速にジャカジャカリールを巻くやり方をジャカ巻きと呼びます。水中のルアーが不規則に暴れることで、逃げ惑う小魚を演出できます。

ワンピッチジャークではラインスラッグを少し多めに取ってしゃくりますが、ジャカ巻きはリールを巻くのとほぼ同時にロッドをジャークさせるため、ラインスラッグはほとんど必要ありません。ワンピッチジャークで釣れない時にはぜひ試してみてください。

 

ただ巻き

ワンピッチジャークに加え、覚えておきたいテクニックの一つがタダ巻きです。青物は非常に目が良く、ワンピッチジャークではルアーを見切られることがあります。そういった時にはリールをただ巻くだけのアクションを試してください。リールを巻くスピードは速めが良いです。

 

 

魚の活性に合わせて動かし方を変えよう

ショアジギングでは魚の活性に合わせて誘い方を工夫することが、釣果アップに繋がります。マズメ時など活性の高いタイミングでは、早い動きでアピールし、日中なかなか口を使わなくなった魚にはルアーをゆっくりとした誘い方が効果的です。

 

 

狙う魚によるアクションの違い

狙う魚によってルアーアクションを工夫することも釣果アップに繋がります。例えばヒラマサやブリはメタルジグを大きく跳ねさせるようにジャークして誘います。一方で、サワラには高速でルアーを巻いて誘うただ巻きの誘い方が有効です。

ショアジギングを初めてもなかなか釣れないという方に多い理由の一つが、アクションが一遍通りになっているという点です。こうしなければいけないと決まったものはありませんが、狙う魚や状況に応じてしゃくり方やジャークのテンポを工夫してみましょう。

 

 

メタルジグの種類に合わせたアクション

メタルジグによって得意なアクションが分かれます。例えば、ロング系のメタルジグはラインスラッグを多くとって大きくしゃくるスライドアクションを得意とします。逆に小刻みなショートピッチで魚を誘いたい時には、セミロングやショート系のメタルジグが有効です。

ヒラヒラとしたフォールが得意なメタルジグもあります。ジグの種類、形状によってアクションを使い分けましょう。

 

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釣果アップの秘訣はフッキング

しっかりフッキングを決めよう

ショアジギングで掛けた魚がバレてしまう最大の理由がフッキングです。大型の青物を狙う際には大きなフックを使用しますが、太いフックは細い針に比べて魚の口を貫通させにくいのです。フッキングのやり方は様々ですが、最初は魚のアタリが出た後に大きくロッドを縦か横に煽りましょう。

メディアなどで、何度も竿先を煽る合わせ方を見ることも多いと思います。実は一長一短で、やり方を間違えるとバラシの原因にもなります。特に必要以上なフッキングは、太いフックのせいで魚の口に刺さっている部分の穴が広がる危険性があり、その場合折角のかえし部分がそのまま抜けてしまうという残念な結果になりかねません。

また、何度もフッキングするにしても、しっかりラインテンションを保っておかないと、竿先を戻した一瞬のゆるみでジグがフックを海底方向に引っ張る形になるのでフックアウトする可能性が高まってしまいます。

逆に1回のフッキングでは刺さりが甘かったり、特にヒラマサは掛かった直後に根に走るので複数回のフッキングを利用して頭をこちら側に向かせることも出来たり、とメリットもあります。

どのようにするのが最適なのかは経験を重ねていくうちに身につく部分もありますが、まずは最初のフッキングをしっかり入れることでランディングの可能性は高まるので、力強く思いっきり合わせられるように練習しておきましょう。

 

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大型魚の取り込み方法

基本はずり上げ、ぶっこ抜き

磯でのショアジギングでは魚をランディングする際、よほどの大きさでない限りはロッドの力を使って魚をずり上げます。ぶっこ抜きとも呼ばれるこの方法ですが、単独釣行の際は魚をいなしながらギャフや網ですくうよりも安全で確実です。

サーフではギャフや玉網は使いづらいので、波の力を利用して、押波の時に一気にずり上げてしまう方が確実です。この時、ラインテンションが絶対に緩まないように自分自身も後退りながらずり上げると良いでしょう。

ショアジギングでは、釣り場についてキャストを始める前にランディングポジションを決めておくのも大切です。もし魚が釣れたらここで魚をずり上げようと決めておけば、魚がかかった後も余裕を持って対処できます。

 

 

玉網やギャフも持っていこう

ショアジギングではどうしてもぶっこ抜きできないようなサイズの青物と遭遇することもあります。また、足場の高い堤防では玉網やギャフが必須となります。どんな魚と出会っても適切に対応できるよう、釣行の際には玉網やギャフを必ず持っていくようにしましょう。

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ショアジギングの釣り方は基本が大切

今回ご紹介した釣り方やテクニックは基本的な内容がほとんどです。ショアジギングでは動かし方や巻き方よりも、ポイントやベイトの見極めが釣れる釣れないに大きく影響します。逆に言えば、キャストや基本のジャークのコツを掴んでしまえば誰にでもチャンスがあります。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

 

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ショアジギングの仕掛けを図解で解説!青物攻略に必要な組み方・ラインシステムまで

今回はショアジギングで使う仕掛けのまとめです。ショアジギングは堤防や磯からブリやヒラマサなどの大型青物が狙える夢のある釣りです。使用するラインの号数選びから、メタルジグの選び方までまとめてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

※2024年10月7日更新

 

 

 

 

 

ショアジギングの仕掛けを覚えよう

今回はショアジギングで使用する仕掛けの作り方、メタルジグの種類などを解説します。基本となるタックルの組み方や、ラインシステムなど、青物をルアーで釣るために必要な情報をご紹介します。これから始めようという初心者の方はぜひチェックしてみてください。

 

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ショアジギングの仕掛けの作り方

基本はソリッドリングとスプリットリング

 ショアジギングの仕掛けはショックリーダーの先端にソリッドリングとスプリットリングを接続し、そこにメタルジグを組み合わせます。ソリッドリングは#3〜#6の間でショックリーダーの太さによって、スプリットリングは#5前後でジグのアイの太さによって選びます。

リングは大きすぎてもアクションのキレが損なわれます。逆に小さすぎるとメタルジグの動きが制限されてしまい、不自然な動きになってしまいます。最初はリングの大きさ選びが難しいと感じるケースが多いので、釣具店のスタッフに相談すると良いです。

 

スナップはNG

大型の青物が視野に入るショアジギングではスナップの使用はおすすめしません。リングと比較して強度が弱く、ちょっとした負荷で簡単に破損してしまうためです。スナップはルアーも小さく、対象魚も小型回遊魚に絞られるライトショアジギングまでと考えてください。

スナップは1袋に入っている個数が多い徳用パックなどもあり、コスパの面では優秀です。しかし、強引なやりとりが必要になるショアジギングにおいては、少し面倒でもリングを使ったメタルジグの接続を行いましょう。

 

 

スイベルの使い方

 スプリットリングとメタルジグの間にスイベルを繋げることで、メタルジグの回転による糸ヨレを軽減することが可能です。また、メタルジグの水中アクションも回転軸に制限がなくなるためよりナチュラルなアクションを演出することができます。

ただ、ショアジギングで使用するスイベルは価格が高いものが多いです。絶対に必要なものではありませんので、余裕があればで問題ありません。価格の安いスイベルは強度が弱いものも多く、せっかく魚が掛かってもバレてしまっては意味がありません。

 

 

メタルジグ接続のポイント

基本はリングで接続

スナップはNG

スイベルは余裕があればでOK

 

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ショアジギング用アシストフックの選び方

アシストフックの付け方

ショアジギングではメタルジグのフロントにアシストフックを接続します。青物を狙う場合はテールにフックをつける必要はありません。付け方は様々ですが、最初はスプリットリングに繋げる方法がおすすめです。針掛りやホールド性をアップさせたい時にはダブルフックも有効です。

 

 

フックサイズの選び方

フックサイズはジグの幅よりも若干大きいサイズを使用します。フックサイズが小さすぎると魚が掛かってもバレてしまいますし、逆に大きすぎるとジグの動きの妨げになってしまいます。ジグの幅ちょうどのサイズだと、ジグにフックがロックしてしまうので、少し大きめくらいがおすすめです。

 

 

アシストラインの長さの選び方

アシストラインの長さの基本は、使用するメタルジグの長さの1/3の長さが基本です。最もトラブルが少なく、フックの可動域も十分です。吸い込み系のバイトが多く、なかなかフッキングに至らない特殊な状況では、やや長めのアシストラインを使用することもあります。

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メタルジグの選び方

重量の選び方

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。

この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などの大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。

 

重量

おすすめの釣り場

60〜80g

沖堤防、地磯

100g以上

沖磯

 

 

形状の選び方

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。

表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。

 

形状

特徴

スリムタイプ

潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。

標準タイプ

よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。

スロータイプ

オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

カラーの選び方

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他には定番のシルバーやブルピンを揃えておくと便利です。

 

 

メタルジグ 選びのポイント

水深に合わせて重量を調整

状況に応じて形状を使い分ける

 

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ショアジギングのラインシステム

基本のラインシステム

ショアジギングタックルは基本的に道糸をPEライン、その先にショックリーダーと呼ばれるラインを組み合わせて作ります。PEラインは岩に擦れた際の強度が弱いため、それを補うためにフロロカーボンラインやナイロンラインをFGノットなどでPEラインと接続して使用します。

バスフィッシングなどでは、リールに巻いたフロロカーボンラインにそのままルアーを付けたタックルで釣りをすることもあります。一方ショアジギングは飛距離と根ズレ対策のため、PEラインとショックリーダーを使用します。今回はこの少し特殊な仕掛けについてもご紹介します。

 

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ショアジギング用PEラインの選び方

PEラインの号数の選び方

まずはPEラインの号数の選び方から解説します。大型青物を狙うショアジギングでは使用するPEラインも太くなります。使うルアーの重量や対象魚によっても太さを調整しますが、初心者の方はまず釣りをするフィールドによって決めるのがおすすめです。

堤防は水深や地形情報なども比較的簡単に入手できますが、磯は自分の足で調査してみないことには地形把握が困難です。おおよその釣り場に対応できるPE4号クラスで始めて、状況によってラインシステムを調整してみると良いでしょう。

 

PEラインの号数

釣り場

3号前後

沖堤防、地磯

4号〜8号

沖磯

 

 

 

対象魚によるPEラインの選び方

前述したようにPEラインの太さの選び方は様々です。特にショアジギングのメインターゲットである、青物御三家のブリ・ヒラマサ・カンパチはそれぞれ習性が異なります。10kg級のビッグサイズが狙えるショアジギングでは、魚の習性に合わせたPEラインの太さ選びも必要です。

青物の中でも特にヒラマサ、カンパチは掛かった後、強い力で根に突っ込む習性があります。そのため、根の荒い磯からヒラマサやカンパチを狙う場合にはより太いPEラインとショックリーダーを組み合わせる必要があります。

 

対象魚

PEラインの号数

ブリ

3号前後

ヒラマサ

4号〜8号

カンパチ

4号〜8号

 

 

ルアーの種類に合わせたPEラインの選び方

大型青物を狙ったショアジギングでは、100g前後のルアーをキャストします。この時1号〜2号弱の細いPEラインや、細いショックリーダーを使用しているとラインが高切れする危険性があります。ライトショアジギングのリールに巻いてあるラインをそのまま使うのは控えましょう。

 

 

ロッドに合わせたPEライン選び

ショアジギングでは釣りをする場所や、対象魚によってPEラインの太さを考えることがほとんどです。ただし、ロッドには適合PEライン号数というものがあり、ガイドの大きさに合わせてトラブルなく使用できるPEラインが決まっています。

適合する号数以外のラインを使用すると極端に飛距離が低下したり、ガイドにPEラインが絡まってしまったりと様々なトラブルが発生します。ショアジギングには太めのPEラインを使用するに越したことはありませんが、タックル全体のバランスも大切です。

 

 

PEライン選びのポイント

海底地形に合わせた太さ選びが重要

ヒラマサやカンパチには太めのPEラインを選択

ロッドの適合ライン号数に注意

 

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ショアジギング用ショックリーダーの選び方

ショックリーダーの役割

ショックリーダーには2つの役割があります。1つ目は根ズレ対策です。擦れに弱いPEラインをカバーする役割です。2つ目は重いルアーをキャストしたときや魚のバイト時の衝撃からラインブレイクを守る役割です。ショアジギングのラインシステムにはショックリーダーが必須なのです。

PEラインをルアーに直結させた場合に最も懸念されるのはその結び目です。例えば、キャスト時の衝撃に耐えきれず結び目から高切れしてルアーだけが飛んで行ったり、魚のバイト時にも結び目からブレイクして魚にバレたりします。ショックリーダーはこう言った事例を防ぐためのものです。

 

 

ショックリーダーは2種類

ショックリーダーにはフロロカーボンラインとナイロンラインの2種類があります。単純強度はフロロカーボンラインが強いですが、初心者にはやや扱いにくい難点もあるので、ラインの結束などラインシステムの組み方に不安がある方はナイロンラインから初めてみることをおすすめします。

ショックリーダーの種類

特徴

フロロカーボンライン

・強度が高く切れにくい

・ラインが硬く、結束や扱いがやや難しい

ナイロンライン

・フロロと比較して強度が低い

・しなやかで扱いやすい

 

 

ショックリーダーの太さの選び方

基本的にショックリーダーの太さはPEラインの太さによって決まります。PEラインよりも強度の高い、太いラインをつなげるのが基本ですが、太すぎると結び目の強度が十分に得られません。青物とのファイト時にはラインに大きな負荷が掛かるため、適切な太さを選択する必要があります。

 

PEラインの太さ

リーダーの太さ(目安)

2号

30〜40lb

3号

40〜60lb

4号

60〜100lb

5号〜

100lb〜

 

ショックリーダー選びのポイント

初心者の方はナイロンラインがおすすめ

メインラインとのバランスを考慮して選択

 

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PEラインとショックリーダーの結び方

基本はFGノット

PEラインとショックリーダーはノットと呼ばれる特殊な方法で結び目を作ります。初心者の方はFGノットから覚えるのが簡単です。ショックリーダーの長さは状況により様々ですが、最低でも1m、一般的には2mほどの長さを取るのが適切です。

 

 

FGノットの作り方

結び方は2段階に分かれており、まずは編み込みを10〜20回ほど行います。その後仮止めを作り、ハーフヒッチを10〜20回ほど行って完了です。編み込みやハーフヒッチの回数は、ラインシステムの太さや、扱うロッドのガイドの大きさによって変割ります。

 

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トラブルが多い時はスペーサーシステムを使おう

スペーサーシステムのメリット

スペーサーシステムとは、PEラインとショックリーダーの間にもう1本PEラインを挟むラインシステムのことです。これによりキャスト時にラインシステムがスムーズにガイドから放出されるようになり、ルアーの飛距離向上やラインのガイド絡み軽減につながります。

 

 

スペーサーシステムの作り方

スペーサーシステムの作り方は簡単です。使用するラインはメインラインと同じPEラインで、太さはメインラインの約2倍です。例えばPE6号のメインラインに対してスペーサーラインを組み合わせる場合、スペーサーラインは12号が適当です。

12号などの太糸のPEラインはスペーサーシステム専用のパッケージも販売されています。船釣り用の安価な物でも代用はできますが、キャスティング専用の太糸PEラインを使用した方がトラブルも少なく、安心して使用できます。

 

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ショアジギングにチャレンジしてみよう

状況に合う仕掛けを選んで青物を狙ってみよう

堤防や磯、狙う青物の種類やサイズと、ショアジギングと言っても青物を狙える仕掛けは選択肢が豊富です。まずは青物を狙うポイントの状況を把握して、ラインやジグ、フックの組み合わせを検討してみましょう。

釣り場の状況、仕掛けやタックルの準備に迷う方は、ぜひ店頭でスタッフにお問い合わせください。

 

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これから始めるショアジギングタックル講座!組み合わせ含めた上手な選び方を解説!

今回はショアジギングタックルについてです。ロッドの解説を中心に、リールやライン、ルアーの選び方や種類、組み合わせについてもご紹介しています。青物の釣り方で必要な情報はコレでバッチリ!ショアジギングタックルを揃えて人気の青物を釣りましょう。  

※2024年8月28日更新

 

 

 

 

 

 

ショアジギングタックルを揃えよう!

初心者向けタックルの揃え方を紹介

海の人気ルアーゲーム、ショアジギングのタックルをまとめてご紹介します。ロッドや、リールの選び方を中心に、各ロッドの特徴や組み合わせるリールの種類、基本的な仕掛けについて初心者にもわかりやすく解説しています。購入に向けて選び方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

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ショアジギングで狙える魚

人気ターゲットは大型青物

ショアジギングが人気の理由はショアから大型回遊魚が狙えるというところにあります。中でも人気の青物御三家と呼ばれるブリ・ヒラマサ・カンパチをはじめ、南方では人気のロウニンアジ(GT)やマグロといった、ドリームフィッシュを狙うこともできるロマン溢れる釣り方です。

 

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ショアジギングロッドの長さの選び方

バランスが重要

ここからはショアジギングロッドの長さの選び方をご紹介します。基本的にショアジギングロッドは8フィート台の短いものから、10フィートを超える長いものまで様々です。釣り方でそれぞれに長所と短所があるので、自分の釣り方に合ったバランスの良い長さを選ぶことが重要です。

 

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長いロッドのメリット・デメリット

飛距離は出るが、扱いにくい

まずは10フィートを超えるロッドの基本的な長所と短所をご紹介します。表を見ていただくと分かるとおり、10フィート以上のロッドはルアーをより遠投することができます。その反面、ロッドが長い分ルアーの遠投にコツが必要だったり、狭い磯での取り回しが悪かったりと、初心者には操作が難しい部分もあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

プラグが扱いやすい

飛距離や操作性の他に、10フィート以上のロッドはティップが繊細でプラグが扱い易い特性もあります。足場の高い堤防や磯では長いロッドが基本的に有利です。しかしメタルジグなどの重いルアーを遠投したり操作する際に、ティップの反発力が弱く疲れやすいので注意が必要です。

 

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短いロッドのメリット・デメリット

初心者でも扱いやすい長さ

続いて8フィートから9フィート台のやや短いロッドの基本的な特徴を見てみましょう。先程解説した10フィート以上の長いロッドと正反対の特性になっています。8〜9フィートの短いロッドは操作性が良く初心者でも扱い易く人気ですが、ルアーの飛距離が出にくいというデメリットがあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

 

メタルジグが扱いやすい

短いショアジギングロッドは竿全体が強めに作られているものが多く、そして操作性も良いためメタルジグは非常にしゃくりやすいです。プラグも足場が低いポジションであれば問題なく操作可能ですが、足場の高い堤防や磯、強風下においてはプラグの操作が少し難しくなります。

 

 

ロッドの長さのまとめ

長いロッドは飛距離を出せるが、操作にコツがいる

短いロッドは扱いやすいが、飛距離が出にくい

初心者には9.6〜10フィートがおすすめ

 

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ショアジギングロッドの硬さの選び方

メタルジグの重量で考えるロッドの硬さ

80g以上のメタルジグを使って大型青物を狙うショアジギングでは、重いルアーを遠投できると同時に、大型の青物とファイトができる強さも必要とされます。そこでまずは、扱うメタルジグの重さごとに、それぞれの硬さをご紹介します。 表のようにショアジギングロッドの硬さはMH以上が必要とされます。比較的水深の浅い堤防などではMHで十分ですが、地磯や沖磯などの急流で水深の深いポイントでは重量級のルアーが必要ですので、H以上のロッドの硬さが必要になります。

 

MH H HH(XH)以上
40〜80g 80〜120g 120g以上

 

 

キャストウエイトの注意点

各ロッドのキャストウエイトの表記は必ずしも最適とは限りません。例えば40〜90gまでのキャストウエイト表記の場合は、間をとって50〜80gが最も扱いやすい重量となる場合が多いため、購入前にキャストウエイトの表記を良く確認する必要があります。

 

 

狙う魚のサイズで考えるロッドの硬さ

続いて釣りたい魚のサイズに合わせたロッドの硬さの選び方をご紹介します。クラス表記と実際のロッドの硬さはメーカーによって様々なのであくまで目安として考えて欲しいのですが、初心者にはMH〜Hまでのロッドで十分対応できます。HHロッドは特大クラスの魚を狙うことができる反面、操作も難しくなるので初心者にはあまりおすすめできません。

 

MH H HH(XH)以上
5kgまで 5〜10kg 10kg以上

 

 

フィールドで考えるロッドの硬さ

最後に、堤防や磯などのフィールドによるロッドの硬さの選び方を紹介します。表は目安ではありますが、比較的水深が浅く、魚のサイズも中型までの堤防であれば扱い易く人気の高いMHがおすすめです。沖堤防〜沖磯では水深によるジグの重量、そしてそのエリアで釣れる魚を考慮して、H以上のロッドの硬さを選ぶ必要があります。

 

MH H HH(XH)以上
堤防 沖堤防〜沖 離島

 

硬さ選びのまとめ

ここまで解説したように、ショアジギングロッドの選び方はなかなか複雑です。今回紹介した目安も全ての状況に当てはまるわけではないため、初心者の方は周辺エリアの釣り場や狙える魚のサイズなどに詳しい地元の釣具店でスタッフに相談してみるのが安心です。

 

 

ロッドの硬さのまとめ

使うメタルジグに合わせて硬さを選択

狙う魚に合わせて硬さを選択

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ショアジギングリールの選び方

最も重要なリール

ショアジギングではメタルジグをしゃくったり、大型回遊魚とやりとりをする際など常にリールに負荷がかかり続けます。また、不意にリールが海水を被るシーンも多くリールに耐久性が必要です。リールの選び方は大きさやギア比など、選び方や組み合わせも複雑ですので詳しく解説します。    

 

 

基本は8000番

ショアジギングで最もスタンダードなリールの番手は8000番です。8000番はH以上のほとんどのロッドに合わせることができ、ベーシックなPE4号を300m巻ける点においてとても万能です。  

 

リール番手 使用ライン ロッドクラス
5000 1.8〜2.5号 MH
6000 2.5〜3号 MH
8000 3号〜4号 H以上
10000以降 4号以上 H以上

 

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ショアジギングリール:ギア比の選び方

基本はハイギアでOK!

ショアジギングで使用するギア比は基本的に4種類です。パワーギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアの4種類に分類されます。中でも最も人気で基本となるギア比はハイギアですが、それぞれのギア比の特徴や使い分けを表で解説します。

 

ギア比 メリット デメリット メタルジグ  プラグ
パワーギア(PG) 最も巻き上げパワーが強い。アクション時、ファイト時共に負担が軽くなる。 ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も少ない。
ノーマルギア PGの次に巻き上げパワーが強く、軽く巻くことができる。 HGと比較して、ハンドル1回転あたりのライン回収量が少ない。
ハイギア(HG) 巻き上げパワーとライン回収量のバランスが良く、様々なシーンで使いやすい。 PG、ノーマルギアと比較してハンドルの回転が重い。
エクストラハイギア(XG) ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も多く、素早く糸ふけを回収することができる。 他のギア比と比較して、圧倒的にハンドルの巻きが重い。

 

ハイギアとパワーギアの使い分け

パワーギア系は巻き上げパワーが強く、オフショアジギングで特に効果を発揮します。その反面、遠投してルアーを動かすショアジギングでは、糸ふけの回収時など素早さが求められるシーンも多く、基本的にはハイギア系を選ぶアングラーが多いです。

 

おすすめのギア比

表を見るとわかるように、ギア比にはそれぞれ長所と短所があります。ショアジギングをこれから始める初心者におすすめのギア比はズバリ「ハイギア(HG)」です。ハイギアは1回転あたりのライン回収量も多く、釣り方によらず万能に使えます。

 

 

リール選びのまとめ

番手は8000番を基準に選ぶ

初心者にはHG(ハイギア)がおすすめ 

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ショアジギングタックル:メタルジグの選び方

メタルジグの選び方を紹介!

続いては基本的なメタルジグの種類を見てみます。重量やカラー、素材や形など様々なものがあるメタルジグの特徴をチェックしてみましょう。また今回はこれから初める方にも使いやすいものも紹介します。何を選ぶか迷った時には是非参考にしてみてください。    

 

 

ショアジギングで使うメタルジグの重さ

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。 この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などのより大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。  

 

重量 おすすめの釣り場
60〜80g 沖堤防、地磯
100g以上 沖磯

 

 

重量選びのポイント

メタルジグの重量は重すぎても軽すぎてもいけません。軽すぎるとボトムが取れませんし、重すぎると早く着底してしまい魚にアピールできないからです。初めてのポイントで、流れや水深がはっきりしない時には、重量の選択肢をいくつか用意しておくと安心です。    

 

 

メタルジグの素材

メタルジグの素材は主に鉛、鉄、タングステンが存在します。これらの素材はそれぞれ異なる特徴を持っており、使い分けることで青物の釣果を伸ばすことができるのです。 表のようにメタルジグの素材による違いを理解しておくだけで、釣れない状況を打破することも可能になってきますので、是非覚えておいてください。  

 

素材 特徴
一般的なメタルジグ。大量生産に向いた素材で、比較的安価に買い求めることができる。
鉛と比較して比重が軽くゆっくり沈むため、早い動きに反応しない低活性の青物に対して有効。
タングステン 鉛と比較して比重が重く、同じ重さでも小さく作ることができる。ベイトは小さいが、重いジグが必要な際に有効。

 

 

メタルジグの形状

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。 表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。  

 

形状 特徴
スリムタイプ 潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。
標準タイプ よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。
スロータイプ オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

メタルジグのカラー

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他にも定番のブルピンやシルバー系のカラーも揃えておくと便利です。  

 

 

メタルジグの選び方のまとめ

ジグの重量は使うフィールドによって選択

素材にも注目 アクションによって形状を選択

ベーシックなカラーをベースに揃える        

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ショアジギングタックル:ラインの選び方

道糸はPEを使おう!

ショアジギングでは、飛距離と感度に優れるPEラインがおすすめです。特に大型の青物を狙うショアジギングでは、魚とのやり取りの最中に海中の岩にラインが擦れて切られることのないよう太めの仕掛けを使うことが多いです。 このように地磯や沖磯で使用するPEラインの号数はこれと決まっているわけではありません。堤防でのショアジギングでは飛距離を優先してやや細めのPEラインを使うことが多いですが、磯場では4号を基本に状況や狙う魚のサイズに合わせてPEラインの太さの調整を行います。

 

PEラインの号数 釣り場
2号〜2.5号 堤防・沖堤防
3号〜8号 地磯・沖磯

 

 

リーダーは太めのラインを!

ショアジギングでは基本的に道糸をPEライン、リーダーには太めのショックリーダーを使用します。これは重量のあるルアーをキャストした際の高切れや、ファイト中のラインブレイクを防ぐためです。これから初める方には、扱いやすいナイロンラインがおすすめです。  

 

ショックリーダーの強さ 釣り場
30〜60lb 堤防・沖堤防
60〜120lb 地磯・沖磯

 

 

ラインの選び方のまとめ

PEラインは2号以上を選択

リーダーは60lb以上を選択

 

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あると便利なグッズもチェック

ランディングネットは必須!

最後にショアジギングで欠かせない道具をご紹介します。ランディングネットは玉網ともいいます。足場の高い堤防や岩場から重量のある魚を引き上げる際に便利です。ランディング時のロッド破損も良くあるので、初めての方は極力ランディングツールを使って魚を引き上げます。

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プライヤー

これはスプリットリングを開けたり、魚の口からフックを外す際に使用するペンチのような道具です。ショアジギングではアシストフックの針先が鈍ることが良くあるため、こまめなフックチェンジが必要。フックチェンジを素早く行うためにも、プライヤーは必須アイテムです。 

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フィッシュグリップ

青物を釣りあげたあと、魚の口からルアーのフックを外す際に役立ちます。素手で魚を抑えてフックを外そうとすると、魚が暴れてフックが手に刺さってしまうことも良くあります。安全に魚をホールドしておくためにフィッシュグリップも必須のアイテムです。    

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グローブ

100g前後の重量のあるメタルジグをキャストする際には、キャスティンググローブやフィンガーグローブが便利です。キャスト時に人差し指を怪我してしまう恐れがあるため、その予防として効果的です。また、磯でのショアジギングの場合は不意の転倒時などに手を守るため、フルフィンガーのグローブを着用しましょう。

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ショアジギングタックルで釣りに出かけよう!

ショアジギングは初心者でも様々な種類の魚を狙うことができる人気のルアーゲームです。初めてでも釣り方と必要な仕掛けの組み合わせをしっかり理解しておけば誰でも簡単に初めることができるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。 

 

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初心者に伝えたい船釣りの心得!初めての船釣り前に知っておくべき8つのこと!

船釣りデビューをお考えの方や、船釣り初心者の方向けの心得を8つご紹介します。テクニック的な部分だけでなく、船釣りのイメージやスタートまでの段取り、当日注意が必要な点を事前に知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※2024年8月22日更新

 

 

 

 

 

船釣りに向けて予習をしておこう

初心者向けに予習ポイントを解説

今回は船釣りデビューをお考えの初心者の方向けに、事前に知っておきたい準備やマナーをご紹介します。

船釣りはどんな釣りなのか、スタートするまでの流れについてもご紹介しているので、デビューはまだもう少し先になりそう、という方もぜひ参考にしてみてください。

 

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船釣り前に知っておくべき8つの心得をご紹介

初心者向けの心得をチェック

船釣り前に知っておくべき心得を8つご紹介します。

魚の釣りやすさは岸釣りを大きく上回る船釣りですが、乗船者全員が気持ちよく釣りをすること、そして海上での安全を守るためには、事前に覚えておくべきポイントがいくつかあります。デビューに向けて、必要な情報を予習しておきましょう。

 

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1.船釣りは手軽にできるが簡単ではない

ひとりの釣りとは違う船釣り

船釣りは、釣行ごとに釣り方や狙いの魚がある程度決まっていて、見ず知らずの乗船者が複数いる中で釣りをします。全員が同じ料金を払って遊んでいるので、一人の意見で釣りの内容を大きく変えたり、港に引き返すことは難しいです。

 

全員で同じ魚を狙う釣り

船釣りは、岸釣りのように自分の判断で自由に動く釣りではなく、船長=ガイドの指示に従いつつ、参加者全員が同じ方向を目指して楽しむ釣りだということを意識しておきましょう。タックルや仕掛けの内容などについても、船ごとに守るべき推奨の設定が用意されています。

 

 

スタートのハードルは高くない

近年はSNSなどで集客をする船が増えていることから、情報が集めやすく、釣り初心者の方でも船釣りを始めやすくなりました。ひとりで釣りをするのではなく、みんなで釣りをするという部分さえ分かっていれば、スタートのハードルは決して高くありません。

ロッドやリールだけでなく、関連グッズも手ごろな価格から試せるものが増えているので、検討中の方はぜひ店頭でチェックしてみてください。

 

 

船釣りは手軽にできるが簡単ではないまとめ

船釣りはなんでもできる釣りではない
釣り方や狙う魚は募集段階で決まっている
スタートのハードルは高くない

 

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2.船釣りの釣りものを決めよう

やってみたい釣りや狙ってみたい魚を決めよう

船釣りを始めるためにまずは何をすればいいのか、一番簡単に始められる方法は、やってみたい釣りや狙ってみたい魚を決めることです。

初心者の方におすすめしやすい魚はアジやイサキ、キスといった味が比較的良いターゲットです。食べることをきっかけに釣りを始めたい方にもピッタリと言えます。釣り方は、マダイを狙うタイラバや、アジ、イサキを狙うスーパーライトジギングが人気があります。地域によって釣りやすい魚や流行の釣り方には違いがあるので、お住いの地域の情報と合わせて検討をしてみてください。

 

 

初心者向けではない釣りもある

釣り方や仕掛けの観点から、初心者向けではない釣りもあります。

地域によって釣り方が異なるので、全てにあてはまるわけではありませんが、釣りもの選びの参考にしてみてください。特に難しいものを避ければ、ほとんどの釣りは初心者の方でも楽しく遊べます。

 

カツオやマグロ、大型青物は船釣りに慣れてから

カツオやマグロは群れの移動が非常に早く、船で魚を追いかけながら釣る地域では、素早い投入と回収が求められます。掛けてからの引きも強烈で、やり取りに慣れていないと、他の釣り人の仕掛けを巻きこんで絡まる「オマツリ」を起こしやすい魚です。

どちらも他の乗船者の釣りを止めてしまう可能性があるので、何度か船釣りを経験して、仕掛けや魚の扱いに慣れてから挑戦するようにしましょう。

 

特殊な仕掛けの釣りにも注意

長さ15mほどの仕掛けを使う一部地域のコマセマダイや、仕掛け全長が長くて投入にコツがあるヤリイカとスルメイカ、キンメダイなどの深場釣りも、船釣り初心者の方にはあまり適していません。

どの釣りも慣れてしまえば動作自体は難しくありませんが、仕掛けが絡んだときの対処など、自分でトラブルを解決できるようになってから挑戦するのがおすすめです。

 

 

釣りもの決めようまとめ

釣ってみたい魚、やってみたい釣りから釣りものを決めるとスムーズ
釣り初心者にはアジ・イサキ、キス釣りがおすすめ
一部地域のコマセマダイ、イカ釣りや深場釣りは仕掛けの扱いが難しい

 

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3.船釣りの船宿の予約をしよう

地域の船宿と募集状況をチェック

釣りものが決まったら、次は船宿情報の確認です。釣り船は船ごとに募集している釣りものが違っていて、それぞれの船長が得意な釣りの中から、季節に合ったもので乗船者を募集しています。まずは手軽に出かけられる港の中から、やってみたい釣りで募集を掛けている船を探してみましょう。

 

船宿情報の集め方

船宿情報は釣り雑誌、船宿予約サイト、SNS、釣具屋とさまざまな場所から入手が可能で、募集内容と予約の状況は公式ホームページやブログからチェックができます。電話での問い合わせを受け付けている場合もあるので、初心者が遊べる釣りかどうかを含めて、気になることを聞いてから予約に進みましょう。

 

予約の流れについて

申し込みをしたい船宿が見つかったら、メールか電話で予約をしたい旨を伝えます。予約状況など日程をチェックしてもらって、最終確認をしたら船宿の予約は完了です。初めてであることを伝えると、当日の集合時間や駐車場所、用意して欲しいものなど、注意事項を説明してもらえるので、最初は率直に「初めてです」と伝えておきましょう。

 

当日の流れについて

当日は、指定時間の30分前に指定場所に着くような予定を立てておくとスムーズです。初めて行く場所であれば、1時間前を目安に計画を立てましょう。天候悪化などで中止の場合は、前日または当日早朝の連絡になります。料金の支払いは釣りから戻ってから現金で、というケースが多いです。

 

 

乗り合いと仕立てについて

釣り船の募集には、1名から募集を受け付けている乗り合いと、貸し切りのみ募集を受け付けている仕立て(チャーター)があります。乗り合いは1名分の料金で楽しめる手軽さが魅力で、仕立ては船一艘分の料金を支払う必要がありますが、釣りの内容は自由に決めることができます。

1名~少人数で釣りに出かけるなら乗り合い、8名以上で釣る場合は仕立ても検討してみましょう。乗り合いのみ受け付けているという船もあります。

 

 

船宿の予約をしようまとめ

釣りものを決めたら募集している船宿を探そう
情報収集は釣り雑誌、SNS、釣具屋、釣り船予約サイトで
1名など少人数であれば乗り合い、8名以上の場合は仕立ても検討

 

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4.船釣りに必要な道具をチェック

準備が必要な道具を揃えよう

続いては、準備が必要な道具、持ち物についてです。

釣り具関連はタックル、仕掛けに船宿推奨のセッティングがあるので、事前に確認が必要になります。やってみたい釣りが決まっていれば、推奨セッティングを確認してから購入する方がスムーズなので、初心者の方は準備の順序についてもチェックしておきましょう。

 

①準備が必要な道具:タックル

当日の釣りに使うロッドとリールです。電動リールを使用する場合は、コードやバッテリーも必要になります。

ロッドは釣りものに合うものが必要なので、自前を用意する場合は釣りものを決めてから購入するようにしてください。リールは船宿指定号数のラインを巻く必要があります。他の乗船者に比べて太かったり細かったりすると、仕掛けの沈む角度が変わって絡まったり、魚とのやり取りがスムーズにできなかったりするので、事前に確認をしておきましょう。

 

②準備が必要な道具:仕掛け

仕掛けも釣りに合うものを準備します。釣り方によって構成が大きく異なるので、こちらも事前に把握をしておきましょう。店頭でスタッフにご相談いただければ、一式まとめてご案内できます。

 

オモリの重さは船内で統一

仕ょう。オモリや天秤、カゴは3つ程度、仕掛け部分は5セットほどあると安心です。

 

③準備が必要な道具:竿掛け

釣りの最中、竿を掛けておける道具です。こちらはレンタルで済ませる、という方が多いですが、釣りものによっては自前のものが必要になるケースがあるので、予約時に確認をしておきましょう。ルアー系やキス釣り、カワハギ釣りといった、比較的ライトな釣りでは自前のものが必要になることが多いです。

竿掛けにはサイズがあり、使用するロッドに合うモデルを選ぶ必要があります。こちらもぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

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④準備が必要な道具:クーラーボックス

魚を入れて美味しく持ち帰るためには、クーラーボックスが必要です。船内では生け簀を使う、共通のクーラーボックスを使うというケースもありますが、釣り終わりから帰宅までの時間は自前のクーラーボックスを使いましょう。サイズは狙う魚次第です。

氷は船宿側で入れてもらえる場合もあるので、事前に確認してからお出かけください。

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⑤準備が必要な道具:小物類

釣り具以外の持ち物についてもご紹介します。

必要になる持ち物はハサミ、タオル複数枚、ごみ袋と飲み物で、酔い止めもあるとバッチリです。船酔いをしても岸に戻って休むということはできないので、乗船前にしっかり酔い止めを飲んでおきましょう。

 

 

救命胴衣の着用は必須

救命胴衣も、必ず準備が必要なアイテムです。釣り船での着用は法律で義務付けられていて、罰則規定もあります。

使用する救命胴衣は国土交通省認定品である必要があります。パッケージやタグに桜マークのある製品を選びましょう。規格区分はタイプAというものが必要です。釣り具メーカーから展開されているものは数多くありますが、一部タイプが異なるものも店頭に並んでいるので、購入時はご注意ください。

 

救命胴衣は自前がおすすめ

救命胴衣も船宿でレンタルすることができますが、安価なもので着心地がよくない、というケースが多いです。釣りの最中ずっと身に着けているものなので、初心者の方もぜひ自前の準備を検討してみてください。

ガスで膨らむ自動膨張式は、浮力体が入ったものよりもコンパクトで、動くときのわずらわしさがありません。船釣り用に購入する場合は、このタイプがおすすめです。

 

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当日の服装について

船釣りの服装についてもチェックしておきましょう。

当日は波しぶきが掛かったり、魚で汚れたりする可能性があるので、動きやすく汚れてもいい服装を選ぶのが大前提です。夏は熱中症対策に帽子、冬は寒さ対策に防寒を用意しておきましょう。船内は足元に水が流れることがあります。濡れてもいいブーツやEVAクロッグサンダルでお出かけください。揺れる船上は濡れると滑りやすくもなりますので、足元の対策はしっかりとすることをおすすめします。

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船釣りに必要な道具まとめ

タックルはラインの号数に注意
仕掛けはオモリの重さに注意
服装は釣り用に汚れてもいいものを用意しておこう

 

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5.船釣りで気をつけるルールとマナー

釣り座の決め方について

船釣りで釣りをする席のことを釣り座と呼び、どこで釣りをするかの決め方には、船それぞれのルールがあります。先着順、くじ引き、初心者は船長の目が届いて揺れにくい場所など、スタイルはさまざまです。初心者であることを伝えると、船長から目が届く釣り座へ案内されるケースが多いですが、席決めの方法についても予約の段階で船長に確認しておきましょう。

 

釣り座と釣果の関係

釣果との関係については、先にポイントに侵入する側、つまり船の進行側の方がフレッシュなポイントに先に仕掛けを入れられるため、有利になります。船の流し方はポイント次第ですが、先端側に人気が集まることが多く、片側にのみ釣り人を乗せて横向きに船を流していく場合は、釣り座の影響が出にくいです。

 

釣り座の名称について

釣り座の名称についてもご紹介します。

船は船首側を上として右側を右舷(ウゲン)、左側を左舷(サゲン)と呼び、船首側の釣り座をミヨシ、間を胴の間(ドウノマ)、後ろ側をトモと呼びます。釣り座を決めるときにこの呼び方が出てくるケースがあるので、初心者の方も一応チェックしておいてください。初心者におすすめの釣り座は、揺れが少なくて船長がチェックしやすい右舷の胴の間です。

 

 

暗黙系のルールについて

釣り船のルールの中には、暗黙の了解のようなものもあります。

グループや初心者が来たときは、船長判断である程度釣り座を融通することや、早い段階で魚が釣れすぎてしまったときは、時間を切り上げて港に戻ることなどが代表的なものと言えます。船内で中大型魚が三桁近く、キープする場所がないというような釣果になった場合は、資源保護のための早上がりに協力しましょう。
また、幼魚や成長段階の魚体も釣れます。船や地域によってはリリース(再放流)サイズが明確に決まっている場合もあるので、同じく資源保護のためにご協力ください。

釣りをする前と後でも暗黙の了解のようなものがあります。釣り船に各々のタックルやクーラーを積み込む時および降ろす時も、乗船者全員でバケツリレーのようにして協力し合うことがあります。この時は是非一緒に参加してみてください。

 

 

船釣りのマナー

船釣りのマナーについてもチェックしておきましょう。

一番大切なことは、知らない人同士今日は釣りを楽しみましょう、というコミニュケーションです。仕掛けが流れたり魚が走ったり、釣りの最中にコミュニケーションをとる必要が出てくるので、事前に挨拶をしておくとスムーズです。

 

オマツリ(仕掛け絡み)が起きたら

乗船者同士でのオマツリ(仕掛け絡み)が起きたら、船長指示に従うというのが船釣りのルールです。魚が掛かっている方を優先して他方の糸を切る、大きな魚が掛かれば隣はオマツリ対策で仕掛けを回収する、ルールやマナーについては事前に説明があるケースが多いですが、こんな部分も先に知っておくと当日の釣りがスムーズになります。

 

根掛かりなどのトラブルが起きたら

トラブルが起きたら船長に相談する、というのも覚えておいて欲しいポイントです。根掛かりが切れないなど、トラブルを解決できない場合も船長に相談してみましょう。太糸の根掛かりは、素手で引っ張ると食いこんでケガをする可能性があります。不安な場合は慣れている船長に切ってもらうようにしてください。

 

 

船釣りで気をつけるルールとマナーまとめ

釣り座の決め方は船宿のルールに従おう
挨拶などコミュニケーションも重要
トラブルが起きたら船長の指示に従おう

 

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6.出航前に確認しておくべきこと

レンタルの有無や数は必ず確認

タックル、竿掛け、救命胴衣については船宿でレンタルができる場合がありますが、あるものとないもの、当日の貸し出し状況でレンタルできないというケースもあります。必要な場合は、予約時にレンタル料金を確認して、必要な数をしっかり伝えておきましょう。

当日なくて釣りができなかった、ということが無いように、自分で用意する必要があるものをリストでまとめておくのがおすすめです。

 

 

エサや船宿仕掛けについて

エサは基本的なものは船宿側で用意してもらえるケースもあります。釣りものにもよるので、予約の段階で事前に確認しておきましょう。特別なエサを使いたい場合は、自前で用意する必要があります。

船宿オリジナルの船宿仕掛けを用意している船もあります。既製品を準備しておいてくれるケースもあるので、船宿のホームページでチェックしてみてください。船宿仕掛けは、船長自身が回るポイント向けにセッティングしているのでよく釣れます。

 

 

出航前に確認しておくべきことまとめ

レンタルを利用したい場合は、有無と当日必要な数を必ず確認
エサは船宿側にお願いしてみよう
仕掛けの用意もお願いできる場合がある

 

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7.船釣りにあたっての注意点

船酔い対策を徹底しよう

初めての船釣りにお出かけになる方に特に注意して欲しいのが、船酔いをしても岸に戻れないという点です。釣りができずに船室で寝ていただけという形になっても、同じように料金が掛かります。

せっかく出かけるなら楽しめるように、前日はしっかり寝て、当日は酔い止めを飲む、適度に水分を取るなど、自分でできる対策はしっかり行っておきましょう。何度か船に乗るうちに身体が慣れるという部分もあるので、最初は近場で遊べる釣りから始めるのがおすすめです。

 

 

集合時間には余裕をもって

集合時間に遅刻しても、他のお客さんがいる関係上、釣り船は出航を待てません。荷物の積み込み、乗船名簿の記入など、出航前にしなければいけないこともあるので、余裕を持って到着できるようにスケジュールを調整してください。事故渋滞などどうしても間に合わないときは、必ず船長に連絡です。

 

キャンセル連絡はなるべく早めに

こちら側の都合でキャンセルをする場合、キャンセル料金が発生する場合があります。多くの場合、前日、当日のキャンセルは乗船料金の100%がキャンセル料金となります。船宿によってキャンセルポリシーは異なるため事前に確認しておきましょう。

 

船釣りにあたっての注意点まとめ

船酔いは自己責任、しっかり対策をしておこう
出航前の作業も考えて、到着時間には余裕を持とう
キャンセル連絡はなるべく早めにしよう

 

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8.船釣りは大変だけど楽しめる

釣果に期待しよう

ルールやマナーの把握、道具の準備など、最初は戸惑うことも多い船釣りですが、釣れる魚の種類やサイズ、数といった釣果の面は岸釣りを大きく上回るものがあります。毎日海に出ている船長のガイドがあるので、釣果には大いに期待ができる釣りです。

混雑を気にせず釣りだけに集中して、たくさん釣ったり大物を釣ったり、釣りの結果を重視して楽しみたい方には特におすすめの釣りなので、ぜひ準備を進めて船釣りにチャレンジしてみてください。

 

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船釣りに出かけよう

初めての船釣りを成功させよう

初めての釣りを成功させるためのポイントは、船宿の推奨や船長の指示に従うことと、事前の準備をしっかりやることです。ご紹介してきた船釣りの心得でも多くのものにあてはまる部分で、当日に乗船者全員が釣りを楽しむためにも重要になるポイントと言えます。

船宿の推奨や船長の指示は全て釣果を高めるためのものなので、尊重する意識があれば初心者の方でもバッチリ結果を出せます。ぜひこの機会に船釣りにチャレンジしてみてください。

 

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