みなさま♬ こんにちは🤗
秋の風物師🐟カワハギ!
堤防で釣れ始めてます♪
本日はカワハギ狙いに
🌈オススメ🌈のエサをご案内致します(*^^)v
何でも釣れる!
『カワハギ飯 赤貝にんにく』
エサ取り名人!カワハギの大好物!!!
アサリよりも身がしっかりしているので
針付けやすくオススメのエサとなっています。
是非!一度試し下さいませ(^_-)-☆
読む釣り・知る釣り用
みなさま♬ こんにちは🤗
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一つテンヤ釣りは近年生まれた新しい釣り方です。元になる釣法は各地にありましたが、「一つテンヤ釣り」として確立されたのは2000年代に入ってから。それが全国的に広まったのは「初心者でも良く釣れる」というシンプルな理由とその高いゲーム性からです。今回は初心者向けに向けた解説をしていきます。
※2023年5月再校正
一つテンヤ釣りは基本的に「船釣り」で、「テンヤ」や「カブラ」と呼ばれる針とオモリが一体化した仕掛けを海上から落とし、魚を釣るだけの簡単な釣り方です。元々テンヤで魚を釣る釣法は日本中にありましたが、2006年になって一つテンヤ釣りが釣法として確立しました。
伝統を守りつつ、現代に合わせて無駄を一切省いたこの釣りは、簡単でたくさん釣れると評判になり、現在では日本中で楽しまれています。
一つテンヤ釣りはエビを餌に使った真鯛釣りに特化した釣りですが、ホウボウやヒラメ、カサゴなど高級で美味しい魚が釣れることも。もちろん初心者でもできますし、誘い方やコツさえ掴めば大漁のチャンスもあります。ぜひこの釣り方を覚えてみてください。
一つテンヤ真鯛釣りが確立してからまだ日が浅く、本当に釣れるのか疑いを持たれる方がいるかもしれません。仕掛けや釣り方の説明をする前に、まず一つテンヤ真鯛釣りの歴史に少し触れておきたいと思います。
元になる伝統釣法は紀州・和歌山の「ビシマ釣り」にあり、現在のテンヤ針より軽いオモリを使っていました。掛け針の形自体は現在のテンヤ針と変わらないものの、仕掛けは現在のものより軽いものを使用。そのため、道糸の間に割ビシオモリをずらりと並べ、潮流に負けないよう工夫されています。これが「ビシマ(ビシ間)」の語源にもなっています。
当時紀州の漁師さんは全国を回って漁をしていました。彼らは千葉にも足を運び、その際に千葉の漁師さんが紀州の真鯛釣りの方法を教わります。その後、千葉・外房の漁師さんがこの方法を真似て、千葉流のテンヤ釣りで次々と真鯛の漁獲を伸ばしていきました。このことだけでもこの仕掛けが釣れる証拠になるでしょう。
千葉の漁師さんも同じような道具を使っていましたが、千葉流は割ビシオモリを道糸に付けるのではなく、中オモリを使って落としていたため二枚潮に弱く、複雑な潮流に負ける欠点がありました。
それを解消しようと研究を重ねたのが、房総の釣り船と釣りジャーナリストの藤井氏でした。そして完成したのが2006年。完成した一つテンヤ釣りの人気はすさまじく、その後2008年頃には一つテンヤ釣り専用の竿まで開発されるほどになりました。現在では多くの釣り具メーカーから専用竿がリリースされています。
瞬く間に広がったこの釣法は、歴史+改良に基づく信頼できる釣法です。ぜひ仕掛けやタックル、釣り方を覚えて下さい。
一つテンヤ釣りの実釣での誘い方やコツの前に、準備編としてタックル等の説明をしておこうと思います。
基本的にPEライン0.6号~1号ほどを使用するライトタックルですので、釣行前に専用タックルを手に入れることをおすすめします。歴史が新しい釣りとはいえ、高い評価を得てすぐに全国区になった釣り方ですのでメーカー各社から専用品が豊富に出ています。まずは店頭でスタッフさんに相談してみましょう。
ロッドは狭い船上で取り回しの良い2.5mくらいまでの専用竿。リールは2500番~3000番程度の小型スピニングリール。ラインは道糸がPEライン0.6号~1号というかなりのライトタックルになります。
掛け針は円錐台形の「テンヤ」や丸型の「カブラ」と呼ばれるシンカーとフックを合体させたもので、一般的に孫針の付いた2本針仕掛けになります。これを5mほどのフロロカーボン製リーダーの先に取り付けます。
テンヤ釣りの餌はさまざまありますが、「一つテンヤ釣り」の餌は真鯛釣りに特化しているため海エビが使われます。活きエビが一番良いのですが、入手自体が難しいことと高価なため、冷凍エビを使うのが一般的です。
使用頻度の高い餌は「サルエビ」「シバエビ」などですが、最近ではスーパーマーケットなどでも比較的手に入れやすい「バナメイ」や「サイマキ(車海老の小)」なども使われています。
いろいろな「テンヤ釣りの餌」
テンヤ釣りのターゲット | よく使われる餌 |
タコ | カニ、長ネギなど |
イカ(コウイカ系) | シャコなど |
太刀魚 | ドジョウ、イワシなど |
真鯛 | 小エビ類 |
準備ができたらいざ実釣ですが、全国的に流行っているとはいえ、すべての釣り船がこの釣り方をさせてくれる訳ではありません。まずは一つテンヤ真鯛釣りをさせてくれる釣り船を探して予約しましょう。釣り船が決まったら、その釣り船なりの特別なやり方、注意事項、当日の集合場所・時間、よく使うテンヤの種類などを船長に聞いておきましょう。
一つテンヤ真鯛釣りは基本的に錨(アンカー)を打って船を止めての釣りではありません。船を流しながらの釣りになります。流し方は大きく分けて3つあり、横風を受けての「ドテラ流し」、パラシュートアンカーを降ろしての「パラ流し」、落とし場所を変えない「エンジン流し」などですが、この中で操船の腕が物を言う「エンジン流し」をしている釣り船が初心者にはおすすめです。
通年営業船を探すとさらに良し
実は鯛は一年中狙える魚です。せっかく一つテンヤ真鯛釣りを覚えても秋や春のハイシーズンやトップシーズンのみの釣行では物足りないと感じる方もおられるでしょう。一年を通して一つテンヤ真鯛釣りをやっている釣り船を見つけられれば最高です。
船の流し方と特徴
船の流し方 | 釣り方の特徴 | デメリット |
ドテラ流し | 右舷と左舷で潮が逆 | テクニックが必要 |
パラ流し | 海底の様子が変化 | テクニックが必要 |
エンジン流し | 同じポイントを攻める | ポイントが狭い |
さて、乗る船と流し方が決まったらいよいよ実釣です。乗船前に一つテンヤ真鯛釣りのコツを覚えておきましょう。テンヤの動かし方一つで釣れる釣れないが決まる場合もあります。初乗船で失敗しないようにシミュレーションしておきましょう。
一つテンヤを選ぶときの基本は「重さ」「形状」「カラー」の3点です。形状に関しては好き嫌いがあるかもしれませんが、「テンヤ型」と「カブラ型」の両方用意しましょう。水の抵抗を受けながらスライドやスイングしながら沈んで行くテンヤ型と、深場の底までストレートに目指すカブラ型は漁場タイプによって使い分けます。テンヤ型はおおむね水深の浅い場所で、カブラ型は深めの場所用として考えておくとよいでしょう。カラーもまた数種類用意していただきたいのですが、餌のエビから違和感の出ないようにピンクやオレンジ系のものは絶対に必要。この他に定番なのが「レッド系」「ゴールド系」「グロー(蛍光)系」などです。
まずは数を揃えましょう
重さ、形状、カラーを組み合わせると相当数必要になると思いますが、テンヤ自体は安価なものですと一つ400円くらいからありますので、初心者はまずは数を揃えましょう。 ※2023年5月時点の情報なので、相場等変更の可能性あり
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エサのエビは活エビがいいのですが、高価であることと手に入れにくいことで冷凍ものになることが多いです。
最初にエビの尻尾(尾羽根)をちぎります。腹側から孫針を刺していき、胸あたりから針先を出します。次にちぎった尻尾からエビの曲りなりに親針を入れていき、腹側から出します。この時針はチモトより1cmほど手前までで止め、エビを真っ直ぐにした時に初めてチモトがエビで隠れるようにします。この方法なら2本の針がエビの足に同化して、違和感が少なくなりますので、おすすめです。
エビの尾羽根を落とし、孫針を背中側から入れるやり方もあります。この時は、エビの頭部から数えて蛇腹の1節目の隙間から孫針を入れ、エビの頭部から針のカエシを出します。親針は前項の付け方と同じですが、この方法ではベイトに多少の違和感が生まれます。しかし、ターゲットが孫針に掛かることも多くてハリがかりがいいため、こちらを使う傾向が多くあります。あとは好みですので実戦でいろいろ試してみましょう。
付け餌は多少手間が掛かっても常に新鮮なものを付けるようにしましょう。せっかくテンヤの動かし方で活きエビのように見せる努力をしても、肝心の付け餌がぼろぼろでは鯛も喰いついてくれません。
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テンヤにエビがセット出来たら船長の掛け声を待ってテンヤを落としていきます。この時船長が水深を指示してくれますが、初心者はあまり気にしなくて大丈夫です。まずはテンヤが着底するまで緊張感を持ってラインを出して下さい。使うテンヤの重さ(水深や潮の速さで変わる)にもよりますが、時々サミングをして指にテンヤの重さを感じながら落としましょう。着底するとサミングしていた指にラインの圧力が掛からなくなります。
ラインに目印のあるものやカウンターの付いているリールを使用している場合は、一応記憶しておきましょう。ですが船の流し方によって、水深はその都度変わりますので、これは参考程度でいいでしょう。
ラインの射出が止まり、糸ふけが出たらテンヤが海底に着底した証拠です。すぐにリールを巻いて糸ふけを取ります。この時竿先を少し下げておくのがポイント。糸ふけが無くなったら下げておいた竿を海面に平行に持ち上げます。すると約50cmの「底どり」ができますので、そのまましばらくアタリを待ちます。これが1回目の誘いになります。
底を切ってしばらく置いておいてもアタリがなければ、リールは巻かずに1度大きくシャクってみます。シャクった反動で跳ね上がったテンヤの重さがティップに掛かったらまたゆっくりと竿を平行まで戻します。そこでしばらく待ってもアタリが無ければ、次は大シャクリ1回でリールを3巻きほど(約2m)巻いて、また竿を平行までゆっくり戻しアタリを待ちます。段階的に落としたりシャクったりを繰り返し、底から5~6mほどを探ってみましょう。
真鯛の目は上方よりも下方を見られるように適した作りになっています。そのため、テンヤが着底したすぐ後が一番の勝負所。底からシャクってアクションを付けた後の食い上げはありますが、テンヤが上から降ってくるところに喰いつくことはなかなかありません。必ず底どりをしましょう。潮の流れが速く底どりが難しい時は、多少重いかなと思われるテンヤを使っても構いません。釣れない人は底が取れていないことが多いです。
鯛の三段引きという言葉があります。鯛は針掛かりするとまずは真下(船上で感じるアクション)に突っ込み、その後ガン、ガンと二度頭を振りながら針を振り切ろうとする、というものです。しかし実際には最初のアタリでガツンと真下に持って行ってくれることはなかなかありません。
コツコツとした前アタリが何度かあり、ゴツゴツっと力強いアタリがきたら合わせますが、このタイミングもパターンが多く一概には言えません。実際には口の小さな餌取りの仕業かも知れないからです。しかしゴツゴツとティップを下げるほどのアタリが出たら、まずは「鯛だと仮定して」「大アワセ」するのが間違いないでしょう。
もう一つ大事なパターンは「喰い上げパターン」です。シャクったテンヤが自然落下している時に魚が喰いつくと、そこでテンヤの落下が止まり、ラインにまるでテンヤが底に着いたような違和感を与えます。ここで合わせるのですが、この時は糸ふけが起こっているためよほどの大合わせでなければ乗りません。竿先を下げながらリールを巻いて、糸ふけを取ってから合わせます。これが喰い上げ合わせパターンのコツになります。
きちんと鯛の口に針が掛かっていればいいのですが、引っかかっている程度のフッキングでは、ラインが弛んだ途端に重たいテンヤが下を向き、針が魚の口から外れてしまいます。そのため、一つテンヤ真鯛釣りでは「ポンピングは使わない」方が無難です。常にラインにテンションをかけながらドラグとロッドのしなりを利用して巻き上げましょう。
一つテンヤ真鯛釣りの大まかな流れと釣り上げるためのコツが何となく掴めたでしょうか?あとは実戦あるのみです。コマセを撒いて魚を集める釣りではないため、船長の魚を捜す能力も釣果には関係してきます。1年を通して信頼できる船を見つけ、最高の1枚、夢の大鯛をゲットしてください。
釣り方にコツがあるように仕掛け作り、タックル作りにもコツがあります。これから一つテンヤ釣りを始められる方は、ぜひ合わせてお読みください。
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こんにちは(*´ω`*)
今回は今シーズン2度目
☀🌻夏の風物詩🍉☀ボートキス釣行🎣🐟
キスの天ぷらが食べたくなったので
またまた行って参りました♪😋
お世話になったのは
シーグライド★伊藤船長
戸畑港出船
朝6時から短時間釣行
近いし簡単だし楽しいし美味しい!
DAISKIです💞
天秤は12㌢
鉛20号
コケブ50㌘
船長の合図で仕掛投入!
底まで落として待ってると
プルプルプルプル
きたあ~❣(*≧∀≦*)♪♪
プルプル!この感覚がたまりません(๑>◡<๑)
たまにキス以外も🐟
中には仕掛を引ったくっていくキスも!!!
デカキスです🐟
ペットボトルサイズもまだ釣れます!
超楽しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡
今回も大物逃しました。
・゜・(ノД`)・゜・。
途中でバレちゃいました😢
残念。
海水氷を入れたクーラーも
あっという間にキスで満タン。
今回も楽しい釣行♪
伊藤船長♪ありがとうございます😊
キスの天ぷら
とっても美味しかったです♪😋
次は何釣り行こうかなぁー(#^^#)
みなさんこんにちは🌞
ただいま、シーズン真っ最中の
関門ひとつテンヤ
へ行ってきました😍
利用したのは、関門 神生丸(シンセイマル)
現在出船時間は、
早出(出船 朝 5:15)
早帰り(納竿 昼 11:30)
へ変更となり
真夏の最高潮に暑い時間帯は回避でき、
午後の時間も有効活用出来ます🤩
非常にありがたいですね🔥
しかし、まだまだ気温も高い為、
熱中症予防の為にも水分は多めに👍
そして、そして・・・
今回のMVPテンヤは・・・
V.Isoul 超三笠テンヤ Bレッドゴールド 💯💯
もうこれがやばい
前回も
こいつを仕留めたカラーで今回もやったりましたよ・・・
ドキャーーーーン💥💥💥
ホントにこれはオススメ👍
ちょっとキャストして
ピンピン スーーー(テンションフォール)
でひったくる様なアタリが🔥
ファーストランで10m程出され痺れました🤩🤩
やはり、シャローの真鯛👍
楽しすぎる‼
他にもヘダイ🎣
チャリコ・チヌなどを追加して納竿でした🎣
8月中旬に花火大会があったあとで海の状況が気になる所でしたが
なんとか良型ゲットで上出来でした🙌
そんな関門一つテンヤは初心者の方にもオススメですよ😎
八幡本店では関門ひとつテンヤの特化コーナーあり‼
パワーアップしたテンヤコーナーもあります‼
テンヤの事なら是非、
ポイント八幡本店へご来店くださいませ👍
いつでもお待ちしております😎💥
バス釣りの初心者におすすめの釣り方はワームを水中に放置するほっとけメソッドと表層を見ながらただ巻きでアピールするグラビンバズで、ワームの自然なアクションを引き出せるノーシンカーリグを用意しましょう。アクションはノーシンカーリグやスピナーベイトの釣り方に応用できるただ巻きとシェイクを覚えましょう。
メソッドはハードルアーやソフトルアーの動かし方や釣り方を表す釣り用語で、釣る魚の種類や豊富な釣り場に対応できるたくさんの種類があります。
バス釣りメソッドはルアーの種類に合わせて、定番から最新までの豊富な釣り方が存在し、ブラックバスの活性、餌、季節などに合わせて適切なメソッドを選ぶことで、釣果があがりにくい難しいシチュエーションを打開できます。
バス釣りではリールのハンドルを巻いてルアーをただ巻きするリーリングとロッドの竿先や全体でルアーを動かすロッドワークを活用した9つの定番メソッドがあります。
※ノーシンカーリグのメソッド
ほっとけメソッド
グラビンバズ
ちょうちん
※ジグヘッドリグのメソッド
ミドスト
※テキサスリグのメソッド
パンチング
シュンテキ
※スピナーベイトのメソッド
ガーグリング
スローロール
ワームとスピナーベイトの釣り方はバス釣りの初心者もルアーの効果的な動きを引き出しやすく、釣り場で練習することでブラックバスを簡単に釣ることができます。
ノーシンカーリグのメソッドは、根掛かりの少ないオフセットフックにセットしたワームを、リールを巻くだけのリーリングや、ロッドを動かすロッドワークでアクションさせる、ほっとけメソッド・グラビンバズ・ちょうちんがあります。
ノーシンカーリグのメリットはワームのナチュラルな動きを引き出しやすいことから、ブラックバスの釣果をあげやすく、釣り人の多いハイプレッシャーな釣り場にも有効です。
ロッド |
6.4〜6.8ftのULクラススピニングロッド |
リール |
ギア比6.1〜6.4の2500番スピニングリール |
ライン |
4〜6lbのフロロカーボンライン |
ノーシンカーリグにおすすめのタックルは、5g以下のワームを丁寧に動かすことができる竿先が柔らかいULスピニングで、キャストしたラインを素早く巻き取ることができる6.1〜6.4のギア比のスピニングリールを組み合わせましょう。
ほっとけメソッド
おすすめのワーム |
ストレート・ピンテール・グラブ |
ほっとけメソッドはキャストしてボトムまで着底させたノーシンカーリグを、水の中で動かさないで留めておくメソッドです。ほっとけメソッドのメリットはワームを水中で留めることで、不自然な動きを最小限に抑えることができ、ブラックバスの活性が低い冬シーズンや人気釣り場の警戒心が高いブラックバスに活躍します。
ほっとけメソッドのデメリットはルアーの動きが少なく、釣り場の狭い範囲にしかアピールできないため、春や秋シーズンの活性が高いブラックバスが、広範囲で餌を探しているときに気づきにくいことです。
グラビンバズ
おすすめのワーム |
カーリーテール・グラブ |
グラビンバズはカーリーテールのついたグラブ系ワームを使ったノーシンカーリグで、表層を一定の速度でただ巻きするメソッドです。グラビンバズのメリットは表層をカーリーテールの引き波でアピールできることで、ブラックバスが表層の虫やカエルを捕食する夏シーズンに活躍します。
グラビンバズの動かし方はノーシンカーリグが水中に沈まない速さでただ巻きし、表層のリグの動きを目で確認しながらハンドルを巻くスピードを調節しましょう。
おすすめのワーム |
虫系ワーム |
ちょうちんは虫系ワームを使ったノーシンカーリグを水辺近くの木や草に引っ掛けて、竿先を上下で動かしてアピールするメソッドです。ちょうちんのメリットはラインが水面に触れないため、ルアーに対する警戒心の高いブラックバスに違和感を与えにくく、釣り人の多い人気釣り場でも釣果をあげやすいことです。
ちょうちんのデメリットはブラックバスとのファイト中に木や草にラインが絡まりやすいことで、ラインが切れるリスクが高い木や草が生い茂った釣り場では注意が必要になります。
ジグヘッドリグのメソッド
ジグヘッドリグのメソッドはシンカーとフックが一体になったジグヘッドにセットしたワームを、リーリングやロッドワークで動かすことで、警戒心の高いブラックバスにナチュラルにアピールできるミドストが人気を集めています。
ジグヘッドはブラックバスの餌になる水中の小魚の動きを自然に再現しやすく、小魚の多い湖や河川で効果を発揮します。
ロッド |
6.0〜6.4ftのULクラススピニングロッド |
リール |
ギア比5.1〜5.3の2000番スピニングリール |
ライン |
2〜4lbのフロロカーボンライン |
ジグヘッドリグにおすすめのタックルは、ロッドワークのアクションを付けやすい6.0〜6.4ftの短めのスピニングロッドで、ワームをゆっくりと泳がすことができる5.1〜5.3のギア比のスピニングリールを組み合わせましょう。
ミドスト
おすすめのワーム |
ピンテール・シャッドテール |
おすすめのシンカー |
1〜1.5gのジグヘッド |
ミドストは細長いテールが付いたピンテールワームを使ったジグヘッドリグで、中層をただ巻きするメソッドです。ミドストのメリットは細長いテールの繊細な波動でアピールできるため、波動が大きなミノーやクランクベイトなどのプラグでは反応しない、警戒心の高いブラックバスに効果を発揮します。
ミドストの動かし方はロッドの竿先を上下に動かし、空中のラインを一定のスピードで揺らしながら、水中のジグヘッドリグで中層をキープできる速さでただ巻きしてください。
テキサスリグのメソッドは根掛かりの少ないオフセットフックとシンカーを組み合わせたテキサスリグに、セットしたワームをロッドワークで動かして、アピールするメソッドです。
テキサスリグのメリットは針先の飛び出さないオフセットフックを組み合わせることから、根掛かりすることが多い水生植物や木に溜まるブラックバスに対して効率よくアピールできます。
パンチング
パンチングは20g〜56gの重いシンカーを組み合わせたテキサスリグで、水面に覆われた水草の下を探るメソッドです。パンチングのメリットは水温が上がりやすい夏シーズンに、水草の下の影に隠れるブラックバスに対して効果的にアピールできます。
パンチングの動かし方はロッドの全体を大きく上下に動かすリフト&フォールが定番で、ブラックバスのバイトがあった時はワームをしっかりと送り込んでから確実にフッキングしましょう。
ロッド |
7ftのHクラスベイトロッド |
リール |
ギア比8.1のベイトリール |
ライン |
20lbのフロロカーボンライン |
おすすめのワーム |
甲殻系・グラブ |
おすすめのシンカー |
20〜56gのバレットシンカー |
パンチングにおすすめのタックルは水草のなかのブラックバスを強引に釣り上げることができるHクラスのベイトで、水草に擦れてラインが切れることを防ぐために、20lbの太めのフロロカーボンラインを組みわせてください。
シュンテキ
シュンテキは2〜5gのバレットシンカーと根掛かりの少ないオフセットフックを組み合わせたストレートワームを、素早いロッドワークで動かすメソッドす。シュンテキのメリットは低活性な晩秋から冬のブラックバスを反射的に食わせることができ、フックが剥き出しになるバイブレーションやメタルバイブなどのハードルアーでは根掛かりしやすい岩場や障害物を効率良く探ることができます。
シュンテキの動かし方はロッドの竿先を使って水中のテキサスリグを上下に動かすリフト&フォールが定番で、竿先を素早く弾くイメージで動かしましょう。
ロッド |
6.4〜6.8ftのMLクラスベイトロッド |
リール |
ギア比7.4〜8.1のベイトリール |
ライン |
10lbのフロロカーボンライン |
おすすめのワーム |
ストレート・グラブ |
おすすめのシンカー |
2〜5gのバレットシンカー |
シュンテキにおすすめのタックルは10g以下のテキサスリグを素早く動かすことができる柔らかいMLベイトで、ロッドを動かしたときにできる糸の弛みを素早く回収できる7.4〜8.1のベイトリールを組み合わせましょう。
スピナーベイトのメソッドはブレードとワイヤーで作られたスピナーベイトのリトリーブするスピードや巻いてくるレンジを、シーズンやブラックバスの活性に合わせて変えて動かします。
スピナーベイトのメリットはブレードの効果でワームに比べるとアピール力が高いことから、釣り場の広い範囲のブラックバスを遠くから引き寄せる効果があります。
ロッド |
6.6〜6.10のMクラスベイトロッド |
リール |
ギア比7.4〜8.1のベイトリール |
ライン |
12〜14lbのフロロカーボンライン |
おすすめのルアー |
8〜21gのスピナーベイト |
スピナーベイトにおすすめのタックルはブラックバスのバイトを確実にフッキングできる柔らかさとパワーと兼ね備えたMクラスで、早い巻き取りで水中のスピナーベイトの動きをしっかりと感じ取れる7.4〜8.1のギア比を選びましょう。
ガーグリング(バジング)
ガーグリングはスピナーベイトで表層直下を音を立ててただ巻きするメソッドで、バジングとも言われます。ガーグリングのメリットは広範囲に水の音とブレードの回転でアピールできることで、活性が高く広範囲で餌を探す秋のブラックバスに効果を発揮します。
ガーグリングの動かし方はキャストしたスピナーベイトをロッドを立てながら素早く巻き、近くに寄ってくるのに合わせて竿先を下げていくことで、表層をキープして巻くことができます。
スローロールはボトムまで落としたスピナーベイトをゆっくりとただ巻きで動かすメソッドです。スローロールのメリットは水深の深いボトムに溜まりやすい冬シーズンのブラックバスにアピールできることで、低活性な大型のサイズ狙いにも有効になります。
スローロールの動かし方はスピナーベイトのブレードの振動が最小限に伝わる程度のスローなただ巻きで、ガーグリングに比べると一定の速度を維持することが難しいです。
最新のバス釣りでは太いラインと専用タックルで障害物やカバーを探るパワーフィネスとノーシンカーリグとミドストを組み合わせたホバストの2つの釣り方が人気を集めています。
バス釣りの最新メソッドは警戒心の高いブラックバスに有効ですが、応用力のある使い方やテクニックが求められることから経験者向きです。
パワーフィネスは強度が高くラインブレイクのリスクが少ない太いPEラインを使ったスピニングタックルで、障害物や濃いカバーを探る最新メソッドです。パワーフィネスのメリットはちょうちんメソッドでは探りにくい木や草が生い茂ったスポットに溜まる大型のブラックバスに対して、ラインブレイクを恐れずにアプローチできます。
パワーフィネスの動かし方は水生植物や木に引っ掛けたラインを竿先を使って揺らし、表層からボトムまでのすべてのレンジを上から順番に丁寧に探りましょう。
ロッド |
6.6〜6.8ftのMHクラススピニングロッド |
リール |
ギア比6.1〜6.4の2500番スピニングリール |
ライン |
2号のPEライン |
おすすめのワーム |
虫系・甲殻系 |
おすすめのシンカー |
2〜3.5gのスモラバ |
パワーフィネスにおすすめのタックルは木や草が生い茂ったスポットに溜まる大型のブラックバスを強引に釣り上げることができるMHクラスのパワーフィネス専用のスピニングで、ファイト中のラインブレイクを最小限に抑えることができる2号前後のPEラインを組み合わせましょう。
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ホバストはネイルシンカーを刺したノーシンカーリグで、表層の直下を巻いて動かす最新メソッドです。ホバストのメリットはジグヘッドに比べるとルアーが軽いことからゆっくりとした動きを引き出しやすく、水深の浅い釣り場や表層を意識したブラックバスの攻略に活躍します。
ホバストの動かし方はミドストに比べるとやや弱めのロッドワークでラインを揺らし、表層の直下でピンテールワームをただ巻きしてください。
ロッド |
6.0〜6.4ftのULクラススピニングロッド |
リール |
ギア比5.1〜5.3の2000番スピニングリール |
ライン |
2〜4lbのフロロカーボンライン |
おすすめのワーム |
ピンテール・シャッドテール |
おすすめのシンカー |
0.3〜0.6gのネイルシンカー |
ホバストにおすすめのタックルは竿先を動かすだけの弱めのロッドワークでワームを動かすことができる柔らかいULクラスのスピニングで、自重の軽いノーシンカーリグをキャストし、操作しやすい2〜4lbの細めのラインを組み合わせましょう。
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ルアーアクションはバス釣りの基本になるテクニックで、リールのハンドルを巻いてルアーを泳がせるただ巻きやロッドを上下に動かしてルアーを動かすリフト&フォールなどがあります。バス釣りのメソッドでルアーを効果的に動かすためには、基本になる7つのルアーアクションを覚えてください。
ただ巻き
ポンプリトリーブ
リフト&フォール
シェイク
ボトムバンピング
トゥイッチ ジャーク
バス釣りの初心者は動かすルアーの種類が豊富なただ巻き・シェイク・トゥイッチ・ジャークを覚えましょう。
ただ巻きはバス釣りの基本になるルアーアクションで、キャストしたルアーを巻いてアピールするジグヘッドのミドストやスピナーベイトのガーグリング・スローロールで活用できます。
ただ巻きのコツはリールの巻き取りスピードを一定にすることで、使用するルアーやブラックバスの活性に合わせて、速さを調整しましょう。ストップ&ゴーはただ巻きしているルアーを水中でストップさせるルアーアクションで、一定のスピードで泳ぐルアーに反応しないブラックバスに効果的です。
ノーシンカーリグ |
◯ |
スピナーベイト |
◯ |
テキサスリグ |
△ |
ジャークベイト |
◯ |
ラバージグ |
△ |
シャッド |
◯ |
ジグヘッドリグ |
◯ |
メタルジグ |
△ |
ポンプリトリーブはキャストしたルアーを縦のロッドワークで引いてくるルアーアクションで、ハードルアーのジャークベイトやシャッドなどで産卵前の春シーズンのブラックバスを狙う時に活用できます。
ポンプリトリーブのコツはロッドワークで1m前後動かしたルアーを止めることで、ブラックバスの活性に合わせて止める時間を変えましょう。
ノーシンカーリグ |
× |
スピナーベイト |
× |
テキサスリグ |
× |
ジャークベイト |
◯ |
ラバージグ |
× |
シャッド |
◯ |
ジグヘッドリグ |
× |
メタルジグ |
× |
リフト&フォールはボトムまで着底させたルアーをロッド全体を使ったロッドワークでリフトし、フォールさせてアピールするルアーアクションで、テキサスリグのパンチングやシュンテキで活用できます。
リフト&フォールのコツはリフト時に立てたロッドをフォール時に下げる時にできる糸の弛みをただ巻きで素早く回収することで、手元に伝わる感度が高くなり、ブラックバスのバイトが感じやすくなります。
ノーシンカーリグ |
◯ |
スピナーベイト |
△ |
テキサスリグ |
◯ |
ジャークベイト |
× |
ラバージグ |
◯ |
シャッド |
× |
ジグヘッドリグ |
◯ |
メタルジグ |
△ |
シェイクは水中のルアーを竿先で上下に動かし、ワームのナチュラルな動きでアピールできるルアーアクションで、ノーシンカーリグのちょうちんやホバスト・ジグヘッドリグのミドストで活用できます。
シェイクのコツはロッドの全体を大きく動かしすぎないことで、竿先から出たラインを上下にゆっくりと揺らすイメージで動かしましょう。
ノーシンカーリグ |
◯ |
スピナーベイト |
× |
テキサスリグ |
◯ |
ジャークベイト |
× |
ラバージグ |
◯ |
シャッド |
× |
ジグヘッドリグ |
◯ |
メタルジグ |
× |
ボトムバンピングはボトムまで着底させたルアーをリフト&フォールに比べて小さなリフト幅で動かすルアーアクションで、テキサスリグやラバージグで底を叩いてアピールするときに活用できます。
ボトムバンピングのアクションはリフト&フォールに比べるとルアーが動く距離が小さいため、遠投が必要なおかっぱりの釣り場では効果的なアクションを引き出しにくいです。
ノーシンカーリグ |
◯ |
スピナーベイト |
× |
テキサスリグ |
◯ |
ジャークベイト |
× |
ラバージグ |
◯ |
シャッド |
× |
ジグヘッドリグ |
△ |
メタルジグ |
× |
トゥイッチはただ巻きしているルアーを竿先だけを使った小さなロッドワークで動かし、不規則な動きでアピールするルアーアクションで、ジャークベイト・シャッドで泳ぎ回る小魚を演出するシチュエーションで活用できます。
トゥイッチのコツはルアーをロッドの全体を使った強いロッドワークで動かさないことで、竿先の反発力を利用して小さくキビキビと動かしましょう。
ノーシンカーリグ |
× |
スピナーベイト |
× |
テキサスリグ |
× |
ジャークベイト |
◯ |
ラバージグ |
× |
シャッド |
◯ |
ジグヘッドリグ |
× |
メタルジグ |
△ |
ジャークはただ巻きしているルアーをロッドの全体を使った力強いロッドワークで動かし、不規則な動きと強い波動でアピールするルアーアクションで、ジャークベイト・シャッド・メタルジグで逃げ惑う小魚を演出するシチュエーションで活用できます。
ジャークのコツは力強く動かしたルアーをストップさせることで、不規則な動きに反応したブラックバスがルアーに食いつく間を作ることを意識しましょう。
ノーシンカーリグ |
× |
スピナーベイト |
× |
テキサスリグ |
× |
ジャークベイト |
◯ |
ラバージグ |
× |
シャッド |
◯ |
ジグヘッドリグ |
× |
メタルジグ |
◯ |
バス釣りで使われるプラグはそれぞれでルアーの動きが異なり、左右に大きく揺れるウォブリングや水の抵抗を受けて回転するローリングなどの5つの動きががあります。
ウォブリング
ローリング
ウォブンロール
I字形
S字形
ルアーの動きは釣り場にいる小魚の活性や動きに合わせて使い分けることで、ブラックバスに効果的にアピールできます。バス釣り用のルアーは動きや使い方がパッケージに記載されているアイテムが多く、購入する前に必ず確認しましょう。
おすすめのルアーアクション |
ジャーク・トゥイッチ |
ウォブリングはルアーが水の抵抗を受けて左右に大きく揺れる動きで、小魚が尻尾を振って泳ぐ動きを演出できます。
ウォブリングの動きは広範囲のブラックバスに対して強くアピールでき、ジャークやトゥイッチなどのロッドワークを使った不規則なルアーアクションと組み合わせることが多いです。
おすすめのルアーアクション |
ただ巻き |
ローリングはルアーが水の抵抗を受けて回転する動きで、ウォブリング比べるとアピール力が少ないですが、警戒心の高いブラックバスに効果を発揮します。
ローリングの動きはブラックバスに対して自然な動きでアピールできることから、ゆっくりとハンドルを巻いてルアーを動かす、スローなただ巻きと組み合わせることが多いです。
おすすめのルアーアクション |
ただ巻き・ジャーク・トゥイッチ |
ウォブンロールはウォブリングとローリングを組み合わせた動きで、ブラックバス用のミノー・クランクベイト・シャッドといったプラグの多くで採用されています。
ウォブンロールの動きはウォブリングやローリングに比べると応用力が高く、ただ巻きからロッドワークまでルアーアクションを選ばずに活用できます。
おすすめのルアーアクション |
ただ巻き |
I字系はルアーがまっすぐな姿勢を保ったまま泳ぐ動きで、水面で瀕死状態になった元気のない小魚をリアルに演出できます。
I字系の動きはアピール力が少ないですが、ウォブリングやローリングを見慣れた警戒心の高いブラックバスに効果を発揮し、リールを巻くだけの簡単なただ巻きで使えることからバス釣りの初心者も扱いやすいです。
おすすめのルアーアクション |
ただ巻き・ジャーク・トゥイッチ |
S字系はルアーがSの字を描くように泳ぐ動きで、ウォリングやローリングに比べてルアーの艶かしくリアルな動きを引き出しやすいです。
S字系の動きはリールを巻くだけのただ巻きだけでリアルな小魚の泳ぎを引き出せ、トゥイッチやジャークなどのロッドワークを組み合わせることで、ブラックバスがルアーに食いつく間を簡単に演出できます。
バス釣り初心者はワームの自然な動きを引き出せるノーシンカーリグでのブラックバス攻略がおすすめです。
ノーシンカーリグはワームとオフセットフックを組み合わせた人気のリグで、ルアーの結び方や使い方も簡単です。ノーシンカーリグの価格はバス釣り用ルアーのなかで最も安価なので、根掛かりの多い岩場や障害物の多いポイントでも積極的にキャストできます。
初心者向きの釣り方は難しいルアーアクションが不要なほっとけメソッドで、僅かな水流の動きでアクションするストレートワームやピンテールワームをキャストし、ラインの弛みの張りすぎと緩めすぎに注意して、水中の中で動かさずに留めておきましょう。
ルアーを動かしてブラックバスを釣りたい方は表層のノーシンカーリグの動きを見ながらただ巻きで動かす、グラビンバズもおすすめです。
初心者におすすすめなルアーアクションはストレートワームやグラブ系ワームの自然な動きを引き出せるただ巻きとシェイクで、ジグヘッドリグのミドストやスピナーベイトのスローロール・ガーグリングにも応用できます。
ただ巻きは一定のスピードで巻くことを心がけ、ノーシンカーリグの自然な動きを引き出せるスピードを身につけましょう。シェイクは強いロッドワークは厳禁で、竿先でラインを揺らしワームのパーツを自発的に動かしましょう。
日々進化し続けているバス釣りのメソッド。主流なものから最新まで幅広くあり、その一つひとつに意味があります。個々のメソッドの使い方やメリット・デメリットを押さえることで、バス攻略の糸口が見つかってくるはずです。
そして、様々な手法があるなかで、釣り場や季節などの条件に合わせて選ぶことができるのもバス釣りの醍醐味でもあります。ぜひ今回の情報を参考に、自分なりの考えやパターンを見つけ出し、バス釣りを楽しみましょう!
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今回はスーパーライトジギングの釣り方についてです。魚種ごとによく効くアクションの紹介と、合わせ方、やり取りの仕方を解説しています。知っておけば当日の釣りはバッチリ!釣り方のコツをチェックして、スーパーライトジギングを楽しみましょう。
今回はスーパーライトジギングの釣り方編です。釣れる魚に合わせたアクションや、合わせ方を初心者の方向けに解説します。ターゲットが好むアクションパターンを知って、ジグやタックルを合わせていくのが、スーパーライトジギングにおける釣果アップのコツです。
比較的釣りやすい部類なので、初心者の方が一度にすべてのパターンを実践する必要はありませんが、覚えておくと余裕が出てきた時に役に立ちます。コツを押させた釣り方で、当日の釣りを満喫しましょう。
スーパーライトジギングで釣れる魚をアジ・イサキ、青物、真鯛、根魚の4魚種に分けて、ターゲットに合うシャクリ方や動かし方をご紹介します。当日は船長に案内されたターゲットに合わせて、アクションパターンを組み立てていきましょう。
場所や時期から釣れる魚をイメージして、動かし方のパターンを組み立てていくのも、ルアーゲームの醍醐味です。
まずは暖かい時期のメインターゲットで、地域や場所を問わず高い人気を集めている、アジ・イサキについてです。この2魚種は釣り方や好むアクションのパターンが似ていて、混ざって釣れることもあります。
ジグが暴れすぎると反応が悪くなるというのがこの2魚種の共通点で、シャクリ方はゆっくり大きく、ジグが暴れすぎないフォールを好みます。タダ巻きも非常に有効で、着底からタダ巻きによる巻き上げを繰り返すパターンも高実績です。
激しいアクションを好まず、落ちる動きやゆっくり上がっていく動きに反応するのが、この2魚種の特徴と言えます。
タダ巻きがよく釣れるタイミングと、フォール系に反応がいいタイミングがある魚なので、アクションは両方を試してみるべきです。タダ巻きから入って、フォール中のバイトが多いと感じたら、緩やかなワンピッチジャークに以降して、ふり幅やスピード感の調整で魚の反応を探ってみましょう。
初心者の方におすすめの使い分けとして、水深が浅い場合はキャスティングとタダ巻き、ある程度水深がある場合には、真下に落として緩やかにワンピッチジャークという組み立て方があります。真下に落とす時も、タダ巻きとフォールを繰り返す釣り方で十分にチャンスを作れますが、キャスティングとワンピッチジャークで攻める場合は根掛かりに注意が必要です。
アジ、イサキとも、日中の釣りでは底から少し浮いた辺りを泳いでいるケースが多い魚ですが、小魚を狙って積極的になっていると、小魚を追い上げて中層付近まで浮いてきます。じっくり底付近を攻めるところから始めるのがセオリーですが、反応がイマイチな場合は、少し高めまで巻きあげてから落としてみましょう。
群れが浮き気味なシチュエーションはもちろん、上を強く意識しているケースや、ジグが高い位置から落ちて、広範囲にアピールできるアクションが効く場合があります。
また、アジ・イサキとも口が小さく、タングステンのジグを使ってもシルエットが大きい場合があります。こんな時はアシストフックに工夫をして、ティンセル付きのフックや、平打ちで輝くフックを試してみてください。どちらもフックを狙ったバイトが多い魚です。
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タダ巻き・緩やかなリフト&フォールなど、ジグが動きすぎないアクションを好む
タダ巻きから始めて、フォール中の反応を見ながらワンピッチジャークを試す組み立てがおすすめ
釣れない時はアシストフックのローテーションがおすすめ
青物は先ほどご紹介したアジ・イサキよりも泳ぐスピードが速く、捕食能力が非常に高い魚です。アクションスピードを上げても諦めることは少なく、スローなアクションよりも緩急の効いた速い動きを好む傾向を持っています。
青物を狙う時のアクションはワンピッチジャークが基本で、船内でアナウンスされた水深の前後を上下の動きで探ります。通常のジギングよりも軽いジグを使う釣りなので、ロッドをしっかり曲げて、リズムよくシャクリで青物を誘いましょう。
一定の幅と速度をキープするよりも、テンポの速いシャクリを5回、スローなシャクリを5回など、緩急をつけるのが青物を狙う時のポイントです。特にブリ系の魚はこのパターンを好むので、同じ動きばかりにならないように変化をつけながら探ってみてください。
アクションのローテーションは、先ほどご紹介した「速いシャクリから遅いシャクリ」をメインに、シャクリの幅やスピードで当日魚が反応するパターンを探していきます。大きくスローなイメージのシャクリで速い遅い、小さくハイテンポなイメージで速い遅い、こんな組み合わせから始めてみるのがおすすめです。
パターン作りが難しいと感じる初心者の方には、速いシャクリを10回、遅いシャクリを5回など、シャクリの幅はそのまま、回数に変化をつけてパターンを作る方法もおすすめです。
シャクリでうまくいかない時に試したいアクションは、着底からの高速巻きです。ジグを海底まで落としたら、仕掛けを回収するようなスピードでリールを巻きます。10回ほど巻いて急に止めるストップ&ゴーや、上下にロッドを軽く振りながら巻くジャカジャカ巻きも効果的です。
速い動きが効くケースが多い魚種なので、思い切ってスピードを出して、思わず魚が口を使うような動きを演出しましょう。シャクリも高速巻きからのストップも、速い動きで追わせてから、遅い動きで食わせるという流れで攻めるのが、青物攻略のポイントです。
緩急をつけたワンピッチジャークが基本
スピード感やシャクリの回数でアクションに変化をつけよう
シャクリで食わない時は高速巻きを試してみよう
ジャークやフォールが効くシチュエーションもありますが、真鯛には直線的な動きで追わせるアプローチから始めるのがセオリーです。タイラバのように一定の速度をキープしながら、ジグを巻き上げるイメージで中層付近まで探ってみましょう。追いかけてきて、かじるようにバイトするのが真鯛の特徴です。焦って合わせず、重さが乗ったところで合わせるイメージで狙ってみてください。
真鯛の活性が高まる時期は春と秋で、暑い時期も浅場に滞在する個体がいます。アジイサキに青物と、スーパーライトジギングのターゲットと場所や時期が重なりやすい魚なので、初心者の方もぜひ釣り方を覚えてお出かけになってみてください。アジイサキと同じタックルで楽しめます。
先ほどご紹介したように、アクションのメインは一定速度を保ったストレートなタダ巻きです。アジ・イサキに比べるとやや浮き気味なことが多いので、真鯛を狙う時は中層までしっかり巻いて探ってみてください。
タダ巻き後の沈め直しでバイトがあった場合は即合わせとして、次の投入から、大きく緩やかなワンピッチジャークを試してみるのも効果的です。
真鯛狙いで釣れない時に試したいテクニックは、ワームのチョン掛けです。真鯛ジギングやタイラバといった、他の釣り方でも実績を上げているテクニックで、フラッシングよりも小さな揺れや柔らかい動きを好む、真鯛の好奇心を刺激します。
使用するワームはライトゲーム向けの2インチサイズで、ストレート系のものを使うのが主流です。ジグヘッドに刺す時のように針軸まで差し込む必要はなく、ワームの頭を針先に通すチョン掛けで使用しましょう。クリアカラーだけでなく、アピール系のカラーも効果があります。
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アクションは一定速度のタダ巻きが基本
中層までしっかり探ろう
釣れない時はワームをチョン掛けでプラス
根魚はこれまでご紹介してきた魚達とは異なり、お腹を海底につけていたり、岩影に身を寄せていることが多いです。特に日中はこの傾向が強いので、根魚を狙う時はジグを上げすぎず、底から3m程度の範囲を重視する釣り方で狙ってみましょう。
根魚が好むアクションは、上から落ちてきたエサを演出するフォール系のアクションです。小さなジグが暴れすぎないように、柔らかくシャクってから落ちる動きを演出しましょう。リールは巻かず、ロッドの上下だけで小さなシャクリを2回、大きなシャクリを1回、こんなアクションパターンがおすすめです。ジグが底まで届かなくなったら、糸を出して底を取りなおしましょう。
根魚狙いで釣れない時のおすすめのテクニックは、ジグの形状をスロー系のものに変更することです。スーパーライトジギングと言えば、タングステンジグのタダ巻きというイメージがあり、イサキや真鯛に効くもので根魚釣りも十分に楽しむことができますが、難しい状況には、根魚の特性に合ったフラットなジグが活躍します。
このタイプのジグは浮き上がりを抑えつつ、ゆっくり落ちる動きが出るので、底をスローに探ることができます。アクションも少しピッチを下げて、ゆっくり動かしてみてください。厚みがあるものが多いので、ジグのシルエット自体も小さく抑えることができます。
フォールアクションで底を重点的に狙う
小さいシャクリ2回、大きいシャクリ1回のパターンから始めよう
根魚と相性抜群のスロー系ジグがおすすめ
スーパーライトジギングは岩礁地帯を攻める船が多く、船の流し方は「ドテラ流し」を採用しているケースが多いです。釣り座が片側のみの場合は、この「ドテラ流し」になります。
ドテラ流し
「ドテラ流し」は船の側面で風を受けながら流していく釣り方で、船は仕掛け投入地点からどんどん離れていく動きをします。ジグを船で引っ張って浮き上がってしまうケースがあるので、重めのジグまで揃えていくと、当日の釣りがスムーズになります。
広範囲を効率よく探れる釣り方ではありますが、岩礁地帯の起伏に対して横方向から引くような形になるので、真っすぐ落としている時よりも根掛かりしやすくなる点をチェックしておきましょう。糸が斜めになりすぎたり、船内アナウンスで起伏を越えるというアナウンスがあった場合は、仕掛けを一度回収するのがおすすめです。
エンジン流しやパラシュートアンカー
両側に釣り座がある時は、船が縦方向に進行する流し方になります。ラインは真っすぐからやや横方向に引っ張られるような形になるので、狭い範囲をじっくり探れる釣り方です。
この流し方の場合は、着底確認を積極的に行って、底付近を重点的に攻める釣り方がおすすめです。ドテラ流しよりも軽いジグが選べるので、この流し方場合は軽めのジグを重視して揃えてみてください。どちらも船宿のホームページや予約時の電話で確認ができます。
メインで狙う魚種は船内でアナウンスされますが、釣れる魚の種類が豊富なのもスーパーライトジギングの面白さです。本命の調子が悪かったり、いろいろなポイントを回ったりする日は、積極的にいろいろな釣り方を試してみましょう。
これまでご紹介してきたように、反応しやすいアクションは魚種によって違いがあります。イサキがダメなら真鯛をフォローできる中層まで巻いてみたり、海底の起伏が激しければ着底後に集中して根魚を狙ってみたり、状況の変化をイメージしながら工夫をするのが釣果アップのポイントです。
ドテラ流しの時は重めのジグをローテーションに加えよう
エンジン流しやパラシュートアンカー流しの場合は軽めのジグを検討
釣れる魚をイメージしながらアクションパターンを変えよう
合わせ方は、タックルの強度に合わせてマイルドに行う方法がおすすめです。メインラインが細く、強すぎる合わせは急激なショックで道糸が切れる可能性があるので、スナップを利かせて手首を返す程度で行いましょう。
ドラグは1kg程度に設定しておくと、合わせ切れやファイト中の急な走りでラインブレイクするケースを減らせます。アジ・イサキとも口が切れる可能性がある魚なので、ドラグも強すぎない程度に調整しておきましょう。
合わせ方で気を付けたいのが、フォール中の合わせについてです。ジグが落下している状態でのアタリは、タダ巻きやジャーク中とは異なり、針に対して力が掛かっていないので、できるだけ素早く合わせを入れましょう。
ただ巻き中やジャーク中は動作自体が合わせになるケースもありますが、軽く合わせを入れることで、針が深く刺さってファイトが安定します。
手首を返す程度の合わせでOK
ドラグを1kg〜1.5kg程度に調整しておこう
フォール中のアタリは即合わせ
合わせ方の項目でもご紹介しましたが、細い糸を使う釣りはドラグの調整が非常に重要です。緩すぎるとジャーク中にドラグが滑ったり、合わせが効きにくくかったりする問題が発生し、強すぎると糸が切れたり、魚の口が切れたりします。
設定値の目安は1kg~1.5kg程度です。ペットボトルに水を入れるなどして重さを作り、一度ロッドで吊ってドラグの設定値を確認しておくと、感覚で近い設定を再現できるようになります。不安な場合は船長にドラグの強さを確認してもらいましょう。
ドラグの調整さえしっかりしておけば、やり取りは巻ける時に巻く、走ったら巻かない、この程度から始めても十分なキャッチ率を確保できます。
不意の大物や、特に口が切れやすいアジはネットを使って船内に取り込むのが確実です。船長から指示があった場合に備えて、タモ入れの基本的な流れも確認しておきましょう。
魚は浮いてきた後も体力を残しているケースが多いので、一度空気を吸わせて、魚の抵抗が弱くなってからタモ入れに移るのが確実です。軽くロッドでテンションを掛けて、頭側から海面を滑るように移動するように誘導しましょう。進行方向にあるタモに入れるというイメージがポイントです。
吊り下げた状態や尾側からタモを入れると、針が外れて逃げられるリスクが高まります。船長からの声掛けもあるので、落ち着いてゆっくり取り込みましょう。
ドラグ設定が不安な場合は船長に確認してもらおう
巻ける時に巻く、走ったら巻くのを止めるのがやり取りの基本
タモ入れは頭側から
今回ご紹介したアクションパターンは、当日の状況だけでなく、時期や場所によっても当たりパターンが変化します。ベイトの状況やメインで釣れる魚の情報を仕入れて、船長のアドバイスを聞きながら、いろいろな釣り方で探ってみましょう。当たりパターンでヒット回数が増える、再現性の高さがルアーゲームの醍醐味です。
初心者の方でも遊びやすい釣りなので、オフショアデビューをお考えの方はぜひ検討してみてください。
皆様♪こんにちは(๑>◡<๑)
この時期がやってきました!
🌞夏🌻
夏はやっぱキス釣りだぁ~🎣
キス天食べたぁーい💕
朝6時 戸畑港出船
お世話なったのはトリップの2号艇
『シーグライド★伊藤船長』
朝の若戸大橋
天秤+鉛20号
エサはコケブ60㌘を準備して🎣
仕掛けはこちら
釣り場まですぐに到着
船長の合図で仕掛けを落として
すぐにブルブル(*≧∀≦*)
しかし
あー( ´Д`)y━・~~
HITならず!
kuwaキスに遊ばれてます,
次こそ
じゃん♪
楽しいぃー╰(*´︶`*)╯♡
元気の良い引き味💕
中にはエサを引ったくっていく個体も!
そんなキスはデカイ!
ペットボトルサイズです♪
この日一番のアタリ!途中で痛恨のバラシ!
😢
残念でなりません。
次回リベンジ決定しました!
気を取り直して
ダブルも
たまに珍しいお魚
ヒメジちゃん
納竿前に追加して
終了ー
9時過ぎるとだんだん暑くなりますねー
クーラーはこんな感じ
海水に氷を入れて冷やしてます。
20センチ以上のキスがギッシリです♪
朝の涼しい時間帯で遊べるボートキス釣り
いかがですか?
船長の指示通りに落として待つだけで簡単に良型キスが楽しめます。
今、ポイントではキスのオンラインダービー開催中です。
ポイント各店舗にエントリカードをご準備してます。
皆様、奮ってご参加下さい♪
大物や高級魚を狙う船からの「オフショアジギング」。体力と時間を使う釣りですから釣れなかった時のガッカリ感は他の釣りよりも大きいものがあります。船長の指示に従っているのに、先輩の助言も聞いているのに、なぜか釣果が上がらない。今回はジギングの基本を見直しましょう。
陸っぱりから豪快にキャストして釣るショアジギングに対して、一般的にジギングといえば船からのオフショアジギングを指します。これもまたショアジギングとは違った豪快さがあります。何と言っても使うジグの重量や大きさが桁違いに大きくなります。ターゲットもタチウオやワラサなどの他にブリやマグロなどまで入ってきます。
魚は大きくなればなるほど警戒心が強くなります。当然食わせ方によって釣果も違ってきます。ぜひ基本のジギングの他に釣果を上げるテクニックを身につけましょう。
オフショアジギングのターゲット魚はとても多く、底物のフラットフィッシュやロックフィッシュからスプリンターと呼ばれる青物までさまざまです。どのターゲットにも相応のテクニックや誘い方がありますが、今回は人気の高いイナダ・カンパチ・マグロなど、回遊魚系の釣りを中心に説明します。
マイボートやカヤックフィッシングでのライトオフショアジギングでなければ、遊漁船(釣り船)での釣行がメインになるジギング。タナや水深、潮の流れなどの違いからジグの形状や重さは大体船長から指示があります。複数人でジグを落とした場合、沈降速度が違うと他の釣り人と糸絡み(オマツリ)する恐れがあるからです。船長の指示に対応できるようにジグは用意しましょう。事前に船宿に聞いておくことも大事です。
船からのジギングの場合、海底に瀬と呼ばれる岩礁地帯を探し、その上を流しながらの釣りが基本になります。タナが上層ではっきりしている場合を除いては、ジグを一旦海底(ボトム)まで落としてから巻き上げます。その際、潮と船が動いているので、根掛かりに注意します。
ショア(陸)からでもオフショア(船)からでも、ジギングの基本となるテクニックが「ワンピッチ&ワンジャーク」です。シャクリ1回につきリールを1回転巻くこのテクニックは文字で読むと簡単そうですが、実際にやってみると意外に難しいので練習が必要です。イメージとしては「シャッシャッシャッ」っとリズミカルにロッドを1回シャクってはリールを1回巻く感じです。ルアーの着底を確認したらすぐに始めます。
タイラバなどのように向こう合わせでないかぎり、ロッドが突っ込んだら即合わせます。警戒心が強い場合は前アタリが何度もあることがありますが、そこは我慢しましょう。基本的に合わせ方は「大合わせ」でいいでしょう。
ここからは基本のジギングにプラスして覚えておくと釣果の上がるテクニックの紹介です。
青物の中でも、特にブリ系中小型のワラサやイナダ、中型のカンパチなど好奇心旺盛で好戦的な魚に効果が高いのがハイピッチジャークです。
ジグは動かし続ける
ジグの動きをイメージする
リズミカルに力強く
理論的には「とにかくアピールをして反射的に食わせる」釣り方です。ジグの誘い方のアクションイメージとしては、①海底から逃げだす小魚、②素早く海面に向かう小魚、③泳ぎ疲れた小魚、を演出します。
実際のロッドアクションとしてはティップを真下に下げて、まず海底まで素早くジグをフォールさせます。着底を確認したら即ジャガジャガ巻きで底を切ります。底を切ったら素早くシャクリます。1シャクリにつき2回転以上のリーリングを意識してリールを巻きます。1シャクリ2回転をワンセットとして4~5セットに1回フォールさせます。文字にすると「ギュンギュンギュンギュンギュン、スー」という感じです。これを指示タナの上まで繰り返します。
ハイピッチジャークだけでなく、ジギング全般にいえることなのですが、「ジグは動かし続けるのが基本」です。最初のフォールでボトムに着底させた時や、シャクリ中のフォール時に完全にジグの動きが止まる瞬間は「数秒が限界」だと思って下さい。この数秒で魚は「見切り」ます。止まったジグは魚にただの無機物として認識されてしまいます。
ハイピッチジャークのシャクリ方のコツ
常にティップを海面に向けておき、シャッシャと体全体で力強くシャクる釣りですから、ロッドは竿尻を腋に挟みこみ、体全体でシャクリましょう。
ロッドはルアーウェイト2~8oz(オンス)のティップの硬めのものを選びます。1oz約30gで換算し、ご自分のターゲット魚を鑑みてぴったりのものを探しましょう。長さは5~7f(フィート)、深くなればなるほど長めのものを使います。マルチに使える3oz、6fくらいのものがおすすめです。ロッドの表示が「HP」などになっていますので探す手掛かりにはなりますが、店頭で店員さんに尋ねるのがベストでしょう。
リールはハイギアで大きめの物。スピニングなら、メーカー各社で番手が異なるため一概には言えませんが、シマノなら6000番以上、ダイワなら4000番以上のものがおすすめです。
中級者以上であればベイトリールのほうが使いやすい場合があります。その場合はダイワなら15番(ソルティガ)、シマノなら2000番(オシアジガー)などがおすすめです。これもまた店頭で店員さんに意見を求めるのがベストです。
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関西地方を中心に流行り始めたこのシャクリ方は、今では全国的にも人気のロッドアクションになりました。ネーミングからスロージギングと混同されることもありますが、そのメソッドはまったくの別物です。釣果アップのために基本をきちんと押さえましょう。
ティップのしなりを利用する
ジグの動きをイメージする
小刻みにスライド量を調節する
理論としては、海底からリールの「回転分の距離」をジグがスライドしながらヒラッと誘うもので、例えば1回転なら約80㎝、半回転なら約40㎝、4分の1回転ならばジグ1本分ジグをスライドさせ、魚の食い気を誘います。
具体的には、ボトムまでフォールさせたらすぐにシャクリとリーリングを始めます。この時ロッドは海面に平行に、ラインは直角にしてから始めます。シャクリ方はティップを効かせ1シャクリ、「同時に」リールを1回転させます。いわゆるピッチ&ジャークのような糸ふけを取るリーリングではありません。これでアクションを付けるので、テンションは掛けっぱなしになります。
スローピッチジャークのシャクリ方のコツ
秒数にして1シャクリ約1秒というゆっくりめのシャクリ方になります。常にロッドを海面と平行に保ち、ティップが曲がり切る寸前でシャクリますので、肘でロッドをキープするのがロッドコントロールのコツになります。
ロッドは柔らかめのティップのベイトリール用を選びましょう。ルアーウェイトは2~7ozのもので、長さは通常5~6f、深場なら6~7fのものがおすすめです。ただしこの釣り方はハイピッチとは違い、表示ウェイトよりかなり重いジグが使えます。目安としては3ozで200g前後までカバーできますから、おすすめは6f、3ozくらいのものです。ロッド表示に「SP」などの記載があるものが多いですが、これも店員さんに確認してみましょう。
リールはベイトリールの1500番(シマノ表示)程度が使いやすいと思います。また、あえて底物を狙うならその番手のスローギアのものが使いやすいですが、青物などもマルチに対応できるように、ハイスピードギアのものをゆっくり巻けるように練習することを推奨いたします。
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よくベストシーズンやトップシーズンなどと魚の釣れる時期をいいますが、それはいわゆる「旬」にあたることが多く、美味しい魚がたくさん釣れる時期でもあります。ぜひ「旬」を狙って釣果を上げましょう。
魚が一番釣れるのがトップシーズン
魚種や場所、地域ごとにトップシーズンはズレる
トップシーズン目指して腕を磨く
日本近海でジギングで釣れる魚は数多いですが、青物のベストシーズンは初夏から晩秋までとされています。その中でも特に回遊回数、個体の大きさ、活性の高さなどからトップシーズンといわれているのが晩秋の9月から11月頃までです。4月頃から上がり始めた活性がピークを迎えるため、初心者であれば春頃から何度か釣行してみて、その時期までに腕を磨いておくのがいいでしょう。
同じ青物と呼ばれているサワラも春から活性が上がりますが、サワラは真冬の2月前後以外は通年狙えます。腕試しや熟練度をあげるには良い対象魚だといえるでしょう。
逆にヒラメなどは通年狙える魚種ですが、真冬に旬を迎えます。スローピッチジャークを試してみるには最適の魚です。底を切ってはフォールさせるをゆっくり繰り返す(個人的にデッドスローピッチジャークと呼んでいます)うちにスローピッチジャークのコツをつかめます。時期によって釣れる魚、釣れない魚を見極めましょう。
シャクリ方や誘い方がどんなに上手でも狙う魚がいなければ話になりません。どんなやり方をしても釣れないのは当然です。釣果アップに一番大切なことは、実はトップシーズンを狙うことかも知れません。ただし日本海側と太平洋側、北と南でもトップシーズンは微妙にズレます。ご自分のフィールド近くの情報は釣宿や釣具店などでチェックしましょう。
釣り船を仕立てて釣行するジギングでは、釣る場所やその船のやり方などで状況がめまぐるしく変わることがあります。仕掛けやタックルの変更を余儀なくされた場合、それに素早く対処できるようにしておかなければなりません。
タックルは複数種類用意する
複数種類のジグを用意しておく
出発前に船宿に確認・相談する
オフショアジギングで釣行する場合、できれば数種類のタックルを用意しておきたいものです。その日の海の状況で、ターゲットも釣り方も急な変更がある場合が多々あります。また鳥山を発見した時などは、トップウォーターのナブラ撃ちなどが有効な場合もあります。ベイトリールセットとスピニングリールセットのジギングロッド以外に、ショアジギングのセットまで用意しておくことをおすすめします。
使用ジグもまた数種類、複数本ずつ用意しておきましょう。ジグウェイトはおおむね水深から割り出して船長からの指示はありますが、潮の流れの速さや、潮の枚数(海中で別方向に流れる潮があります)などでもジグウェイトは変わってきます。もちろんカラーでも変化を付けることが必要になります。
また、好みのアクションの付け方、誘い方でもジグの形状は変わってきます。ハイピッチならばストレートタイプ、スローピッチならば木の葉型などです。この他にナブラ撃ち用のルアーなども必要になってきます。一旦出港してしまえば取りには帰れませんので、多めの装備を心掛けましょう。お出かけ前に船宿に相談しておくことも大切です。
魚釣りは掛けるまでが勝負ではありません。獲物を船上に引き上げて初めて釣果となります。船にターゲットに合ったランディングネットなどはあるでしょうが、その使い方も覚えましょう。
近くの人がヒットしたら素早く仕掛けを回収する
タモ入れは相互協力で焦らずに魚をコントロールしてから
ジグ飛びなどの危険を常に回避できるように心がける
青物や大物が掛かった場合、船員や同行者がきっとタモ出しはしてくれるでしょうが、同行者にヒットがあったらお手伝いをしなければならないケースもあります。基本はオマツリ回避のための仕掛け回収ですが、緊急の場合はタモ入れまでしてあげましょう。
タモ入れのコツは、魚が充分に空気を吸って弱ったところを頭からすくうのですが、掛けた方が充分に魚をコントロールしているかどうかを慌てずに見極めます。魚がコントロールされて弱っていたら、初めてタモを海中に刺します。タモを海中に入れて魚を待っているアシストを時々見ますが、これはおすすめしません。魚は水中でタモを見ると反射的に逃げようとします。ここでバラしてしまっては元も子もありません。
ロッドの張力限界で頑張っているときに魚の急な反転でジグが外れると、とんでもない勢いでジグが飛んでくることがあります。これが顔などに当たると大怪我の元になりますので、常にバラした時も意識してやりとりをしましょう。
取りこみまで一人でやらなければならないこともあります。その場合、片手でロッドをキープしながらタモ入れを片手でしますが、魚が完全に弱るのを待ってからタモ入れをしましょう。両手がふさがってしまうので、タモ入れはぎりぎりまで待ちます。そしてタモに魚がおさまったらロッドのテンションを抜いて魚をある程度フリーにしてから、タモを垂直に上げます。これはロッドとタモを壊さないためのコツであり、素早く取りこむコツでもあります。
釣りに正解はありません。釣れたものが正解です。だからといって闇雲にジグを落としても実際の釣果は上がりません。基本を押さえつつ、新しいテクニック、新しい考え方を取り入れていきましょう。ぜひトップシーズンでの爆釣を目指して下さい。
今回はジギングルアーの代表、メタルジグの選び方と使い方の解説です。形状や材質による違い、重さの選び方や動かし方について紹介しています。どんなものがあるのか一気に確認したい方は要チェック!ジギングルアーの準備を進めましょう!
今回はオフショアジギングのルアーである、メタルジグについてです。選び方のポイントとなる形状や材質の違いについてご紹介します。釣れる魚に合わせた動かし方や、重さの選び方も解説!これからジグを揃えていく方はぜひ参考にしてみてください。
まずは選び方のポイントとなるメタルジグの形状、材質、ウェイトバランス、カラーの4点について解説します。それぞれにどんな違いがあるかをチェックして、同じ役割のものばかりにならないようにメタルジグを揃えていきましょう。
これからオフショアジギングを始める初心者の方向けに、それぞれの要素で定番も紹介しています。
釣果に大きな影響を与える、メタルジグの形状についてです。それぞれアクションやサイズ感に大きな違いがあり、海域や季節、狙う魚種によって定番となる形状は異なります。初心者の方が目で見てハッキリと違いを認識できる要素でもあるので、初めて揃える方もぜひこだわって選んでみてください。
すでに釣行計画を立てている場合は、船宿予約時によく釣れる重さと形状を確認しておくと、当日までの準備がスムーズになります。
オフショアジギングで最も出番の多い形状です。やや細長いボディは、イワシなど青物が普段捕食しているベイトの形状に似ていて、魚種やベイトパターンを問わずに活躍できる万能なシルエットを持っています。特別なパターン以外はセミロングジグで幅広く対応できるので、これからジグを選ぶ方はこのタイプのジグから検討してみてください。
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先ほどご紹介したセミロングジグよりも細く長い形状です。同じ重さであればこちらの方が長く、タチウオやサンマといった大型のベイトを捕食する青物狙いの釣りで、高い効果を発揮します。ベイトの状況はエリアと時期次第なので、釣りに出かける地域の情報を集めながら購入を検討してみてください。
細長いベイトのみに反応する青物を狙う時は明らかにロングジグが有利で、セミロングジグよりも断然釣れるというケースがほとんどです。
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セミロングジグよりも短く、厚みで重さを稼いでいるタイプの形状です。このタイプはロングジグとは逆のパターン、小型のベイトのみに反応する青物狙いに効果があり、最新のトレンドとして各地で釣果があがっています。幅広い魚種に効果があるというのもショートジグの強みで、根魚に真鯛、アジやイサキもよく釣れるジグです。
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平らなボディが特徴的なメタルジグです。名前の通りスローなアクションが持ち味で、他の形状のジグよりもゆっくりヒラヒラと落下する動きを持っています。持ち味を最大限引き出すためには専用のタックルが必要になりますが、底を徹底して釣るときはこのタイプのジグが強いです。こちらも釣れる魚種の幅が広く、根魚やヒラメを狙うジギングで出番が多いです。
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万能タイプはセミロング
ロングジグ、ショートジグはベイトパターンに合わせて
スロージグは底狙いの釣りで活躍
メタルジグはどの位置に重心があるかでアクションと沈み方が変化します。形状によってある程度傾向が決まっている要素ではありますが、それぞれどんな特性を持っているか確認しておきましょう。センターバランスのメタルジグがあれば、幅広い釣り方に対応できますが、魚種によっては他のタイプが強いケースがあります。
メタルジグの中央付近に重心が設定されているバランスです。完全に重心が中央というものはなく、揺れる動きを与えるために多少どちらかに重心を寄せているので、重心は中央付近とイメージしておきましょう。ジャーク、フォールとも魅力的なアクションを持っていて魚種も問わない万能な性能で、多くのジグがこのバランスを採用しています。
重心が後方寄りのセッティングです。センターバランスの水平フォールに対し、リアウェイトではテール下がりの姿勢で落ちていくのが大きな違いで、沈降時の直進性とスピードに優れます。潮が速いエリアや深い釣り場、先に落とす方が有利というシチュエーションで選択したいメタルジグです。アクションはセンターバランスのものよりも大人しく規則的で、青物狙いではランダム性がやや不足気味な一方、シーバスやタチウオ狙いでは、この大人しい動きとテール側から落ちていく姿勢が大活躍します。
センターバランス、リアバランスに比べるとマイナーな存在ではありますが、重心をやや前方寄りとしたフロントバランスのジグも存在します。ラインで引っ張って持ち上げるときは頭から、落ちるときも頭からとなるので、ロッド操作にしっかり反応するメリットがありますが、フォールスピードが遅いことや、ライントラブルを起こしやすいことがデメリットです。
メタルジグには左右対称なものと、左右非対称なものがあります。左右対称なものは受け流す水流が規則的で、引き抵抗が小さく、素早く操作してもアングラーへの負担が少ないのが特徴です。左右非対称なものは引き抵抗が大きくなる弱点がありますが、不規則なアクションで魚を反応させる力があります。
素早く大きく動かすなら対称なジグ、スローなアクションやフォールを重視する場合は、非対称なものとイメージしておきましょう。
定番はセンターバランス
テール下がりに落ちるリアバランス
左右非対称なジグはハイアピール
メタルジグの材質についてもご紹介します。岸釣りと同じく、オフショアでも基本となる材質は鉛ですが、水深やベイトサイズの関係から、鉛よりも比重が大きいものや小さいものが活躍するシチュエーションがあり、地域や釣り方によっては鉛以外のジグが有利になるケースがあります。
鉛以外の材質はオプション的な選択肢にはなりますが、船宿から鉛以外をおすすめされた時に備えて、どんな材質があるかチェックしておきましょう。
鉛はもっともポピュラーなメタルジグのマテリアルです。多くのメタルジグはこの鉛が素材になっており、ご紹介している素材の中で最も手ごろな価格で手に入ります。まずは予算の中で重さにカラー、そして形状と揃えていく必要があるので、鉛のメタルジグをメインに準備を進めましょう。
鉛ジグを基準として、鉛よりも比重を大きくしたい、小さくしたいと使い分けることになるので、青物狙いならまずは鉛ジグを使い込むところから始めるのがおすすめです。
メタルジグに使用されている素材の中で、唯一鉛よりも比重が大きいマテリアルです。同じ重さであれば、鉛製よりもシルエットが小さくなります。小さくするメリットは受ける抵抗が小さくなることで、水深や流れの影響からジグが着底までに流されてしまう場合や、ベイトサイズが小さく、単純に重く大きくとすると釣れないというケースで活躍します。デメリットは価格が高いこと、手元に感じる抵抗が少なくなることです。
「スーパーライトジギング」と呼ばれるアジ、イサキなどを狙うジギングや、真鯛を狙う鯛ジギングは、ターゲットサイズやベイトサイズが小さいことから、タングステンジグの出番が多いです。青物だけでなくこんな魚が釣れる時は、細糸とタングステン素材の組み合わせで、ジグを軽く小さくというオプションも用意しておきましょう。
鉄、すず、アルミは、鉛よりも比重が小さいマテリアルです。同じ重さの場合、鉛製よりもシルエットが大きく、受ける抵抗も大きくなります。これらの素材を使うとジグは大きく長くなり、シルエットによるアピール力が大幅にアップ!大きいほど釣れる大型ベイトパターンでの効果が高く、アクションがスローになって、ジグをゆっくり見せるような釣り方や、大型のベイトに対応する釣りが展開できます。 鉄やすずはオプションとして使用できる範囲の比重ですが、アルミは鉛との差が大きく、他の釣り人とラインの入り方が変わってしまうケースがあるので、遊漁船で使う時は船宿に必ず確認するようにしてください。もちろん問題なく使えるケースもあります。
素材の種類 | 比重 | 価格 |
鉛 | 11.36 | 標準的 |
タングステン | 19.3 | 高価 |
鉄 | 7.87 | やや高価 |
すず | 7.30 | やや高価 |
アルミ | 2.7 | 高価 |
定番は鉛ジグ
タングステンジグは比重が大きい
鉄・すず・アルミは比重が小さい
ナチュラル系からハイアピール系まで、メタルジグのカラーはさまざまです。今回は初心者の方向けに、シンプルな区切り方で揃えておくべきカラーをご紹介します。ブルー、レッド、グリーンなど色味ももちろん効果がありますが、まずはシルバー系、ゴールド系、グロー系と大きく異なるカラーを3タイプ用意するのがおすすめです。
それぞれの系統で人気のあるカラーも紹介しているので、ジグ選びの参考にしてみてください。
オフショアジギングシーンで最も人気のある、定番のカラーです。岸からの釣りではブルーやピンクが入ったものが人気ですが、オフショアではアピール力やサイズ感重視のフルシルバーも人気があります。
潮が澄んでいたり、太陽がしっかり出ていたり、フラッシングを最大限引き出せるような時間帯が最も投入に適したタイミングで、日中釣るオフショアジギングでは出番となる時間も長いです。まずはフルシルバー、ブルーやピンクが入ったシルバー系から、気に入ったカラーを選んで試してみましょう。
シルバー系の対として用意しておきたいのが、ゴールドをベースとしているカラーです。こちらはフルゴールド、というカラーよりも、グリーンやレッドが入ったカラーに人気が集まっています。グリーンゴールドは最新のジギングターゲットであるイサキ、そして真鯛の定番として定着しているカラーなので、タングステンジグを買うならグリーンゴールドは1つ持っておくのがおすすめです。
投入のタイミングは先ほどご紹介した高実績な魚種を狙う場合や、濁り、曇りなどアピール力が必要なシチュエーションにマッチします。シルバー系を試してダメならゴールド系と回していくのが、オフショアジギングの基本的なローテーションパターンです。
最後にご紹介するカラーは、蓄光して光るグロー系のカラーです。フルグローがラインナップされている製品もありますが、ゼブラやグローヘッド、フロードットなどワンポイントでグローが入っているカラーは特に人気があります。一部が光ることでジグのサイズ感を錯覚させたり、揺れて明滅しているようなアピールができるのが人気のポイントです。
投入のタイミングは、フラッシングの効果が少ないと感じる100m以上のディープエリアや、曇り、濁りのシチュエーションです。また、ぼんやりと光る独特な明るさは、季節が合えば青物狙いのイカパターンに効果があり、深場で狙う根魚狙いでも高い実績を誇ります。まずは一部がグローとなっているジグから、ローテーションに加えてみましょう。
カラーの系統 | おすすめのシチュエーション | おすすめカラー |
シルバー系 | 晴天時・澄潮 | フルシルバー・ブルーピンク |
ゴールド系 | 曇りや早朝などの暗い時間・濁り | グリーンゴールド・アカキン |
グロー系 | 曇りや早朝などの暗い時間・水深が深い場合・イカパターン | ゼブラグロー・グローヘッド |
定番はシルバー系
ローテーションにゴールド系とグロー系
3系統のカラーをローテーション
メタルジグの動かし方と、動かし方に適した種類についてご紹介します。季節や釣れる魚種によってメインとなるアクションパターンはさまざまですが、初心者の方には、オフショアジギングの基本となるワンピッチジャークからの習得がおすすめです。対応できるジグの種類も多いアクションなので、まずはこの動かし方から試してみてください。
それぞれのアクションをローテーション、そしてジグの形状やカラーをローテーションしながら、当日反応がいいパターンを探すのが、オフショアジギング釣果アップのポイントになります。ジグの形状とアクションのパターン、そしてアクションに合うロッドを揃えてローテーションするために、複数タックルを持ち込むというのが、オフショアルアーゲーム上級者が実践しているローテーションテクニックです。
ワンピッチジャークは、オフショアジギングで基本となるオーソドックスなアクションパターンです。一回のシャクリと一回の巻きを組み合わせるこのアクションは、メタルジグを使う釣り全てに応用できます。
動かし方は手首と肩を使って穂先を下から上方向に跳ね上げ、穂先を元の低い位置に戻すところまでがワンセットです。穂先を跳ね上げると同時にリールのハンドルを上方向へ回転させ、ロッドを下げる時にハンドルを下方向へ回転させるというのが動かし方のポイントです。
対応するジグのタイプはセミロングやロングタイプのジグで、バランスや形状を問わず組み合わせることができます。
ヒットのタイミング
ワンピッチジャークで青物を狙う時は、ヒットするタイミングはジグを動かしている最中というケースが多く、青物は動作中にロッドの跳ね上げを止めるような掛かり方をします。逃げる小魚がスピードを上げる動きに反応して、反射的に口を使っているイメージです。シャクリがそのままアワセになることもありますが、ヒットしたら追加でしっかりアワセを入れておきましょう。
フォール時にヒットした場合は、着底前にラインの放出が止まります。手元や穂先に魚の動きが現れないケースもありますが、この場合もしっかりアワセをいれるのがポイントです。
ワンピッチジャークを素早く行うのがハイピッチ、ゆっくり行うのがスローピッチで、どちらの動かし方に反応がよいかは、ベイトや魚の活性など、当日の状況に左右されます。両方を試して、魚が反応するスピードを探してみましょう。船長から今の時期はこのぐらいがいい、とアドバイスがあったり、他の乗船者が釣れているスピードに合わせるのがおすすめです。
ロッドのふり幅を調整することでも、アクションのパターンに変化をつけられます。ふり幅が小さければショートジャーク、ふり幅が大きければロングジャークで、こちらもピッチ同様、どの程度の強さがいいかを探りながら釣りを進めるのが釣果アップのポイントです。
全ての動作を毎回同じとする必要はなく、着底~ハイピッチショートジャーク~スローピッチロングジャーク、こんなアクションパターンとしてもOKです。この動かし方はコンビネーションジャークと呼ばれ、特にブリ系に対して、高い効果を発揮します。速い動きを追わせてスローで食わせる、こんなイメージで変化をつけながら楽しんでみてください。
とにかくスピードを出せばいいという状況には、リールを速く巻くだけの高速巻きがおすすめです。スピードは可能な限り速く、捕食のスイッチが入った青物は、人間の巻き速度を超える電動リールの高速巻き上げに対してもバイトしてきます。
高速巻きにロッドでアクションを加えるジャカジャカ巻きも有効です。リールを素早く巻きながら、ロッドを上下させてジグのスピードに変化を加えます。ロッドが曲がるように肩で上下させながら、リールの巻きでスピードを出しましょう。
ジグはどちらのアクションパターンにも抵抗が少ないものが適しているので、スリムで左右対称なものがおすすめです。
ヒットのタイミング
こちらもワンピッチジャークと同様に、ジグを動かしている最中がヒットのタイミングになります。素早く動くジグが青物の目の前を通過して、思わず反応するのがこのパターンです。リールの回転をガツッと止めるアタリが出るので、しっかりとアワセを入れてください。
カンパチはブリよりも底を好む傾向が強く、フォール~着底→高速巻き上げと移行した立ち上がり直後にヒットするケースが多いです。カンパチを狙う時は、ワンピッチジャークで攻める場合も立ち上がり直後に集中しましょう。
高速巻きよりも少しスピードを落として、ジグを泳がせるように巻くのがタダ巻きです。ハンドルの回転は1秒に1回転程度として、ジグのシルエットや揺れでターゲットにアピールします。青物に対しても効くシチュエーションはありますが、魚種はアジイサキ、真鯛といった、青物よりも泳ぐスピードが遅い魚に対して特に有効です。
対応するジグは巻いて泳ぐものが好ましく、ショートジグやセンターバランスで左右非対称なものが適しています。タダ巻きをメインとしつつ、スローなワンピッチジャークやジャカジャカ巻きもプラスしながら、ヒットパターンを探してみましょう。
ヒットのタイミング
ただ巻きは巻いているジグを見せて追わせるような釣り方で、ヒットは巻いている最中にググっと引き込みがあります。フォール時にもチャンスはありますが、真鯛は特に巻きに反応する傾向が強く、タイラバのように掛かるまで巻きを止めないのがポイントです。
アジやイサキはフォール時にバイトしてくるケースが多いので、繊細なアタリを見逃さないように、ラインにある程度テンションを掛けながらフォールさせてみてください。
最後にご紹介する動かし方は、スロー系のジグが得意としているスロージギングアクションです。底から浮かない青物や、根魚に対して効果があります。
動かし方はロッドの戻りを待つ、リールのハンドルは1回転巻かない、この2つをプラスしたスローなワンピッチジャークです。ロッドでジグを動かすというよりも、リールの巻きでロッドの穂先を曲げるイメージが動かし方のポイントで、巻き量の基本は1/2回転程度です。軽くロッドでジグを持ち上げたり、巻き量をさらに下げるケースもあります。
適しているジグはスロージギングに対応したタイプで、タックルもスロージギング向けのものが望ましいです。タックルの中でも特にロッドは専門性が高く、曲がって戻る独特な調子が求められます。青物以外の魚種もいろいろ釣ってみたい方や、青物向けのスロージギングが流行っている地域にお住いの方は、ぜひ専用タックルの導入を検討してみてください。
ヒットのタイミング
フォールでのアクションを重視した動かし方なので、ヒットのタイミングもフォール中になるケースが多いです。底に沈んだ青物から根魚まで、フォール時もリフト時もアタリに対応できるように身構えておきましょう。フォール時のバイトは素早い反応が難しくフッキングも不安定なので、しっかりアワセを入れたいところです。
セミロング・センターバランスジグのワンピッチジャークが基本
スリムタイプで高速巻きやジャカジャカ巻きもおすすめ
ショートジグはただ巻きを試してみよう
スロージグには専用タックル
メタルジグの重さは、水深の2倍をベースとして、潮流や船の流し方に合わせて重さを調整するというのが、オフショアジギングの基本的な考え方です。スムーズに釣りを楽しむためには、メタルジグが底についたことを確認できる重さが必要で、分からなければ重いジグへローテーションする必要があります。ラインの太さなどタックルの状況によっても確認の難易度が変化するので、初回は重めを中心にしっかり揃えて、余裕が持てるラインナップで釣りにのぞみましょう。
船宿予約時に初心者であることを伝えれば、用意すべきメタルジグの重さは船長がしっかり教えてくれます。
予約時に150gをおすすめされた場合は、前後のウェイトと難しい状況に対応できる重めのウェイトで、計4種類ほど重さを揃えておくのがおすすめです。当日は実際にジグを投入してから、タックルや海流に合わせたウェイトを探してみてください。船長にアドバイスをもらうのもおすすめです。
150gのジグを指定された場合に用意したいジグウェイト | ローテーションイメージ |
120g | 潮が緩い状況に |
150g | ローテーションのメインに |
200g | 着底が分からない場合に |
250g | 潮が速い状況に |
メタルジグが底についたことが確認できるかどうか、釣りやすいラインの角度をキープできるかどうかは、ラインの太さとジグの形状や素材によっても変化します。ラインはタックルを複数持ち込まなければ変更できませんが、形状や素材で変化をつける、ジグのローテーションも試してみてください。初心者の内は着底確認を重視すべきですが、より多く釣るためには、確認できる重さとベイトに合ったジグのシルエットサイズを両立する必要があります。
抵抗が小さい形状、比重が大きいものほどよく沈み、シルエットも小さいです。シルエットを大きくしたい場合は逆のパターンで、抵抗が大きい形状や比重が小さい材質のジグを選択します。ご紹介してきたジグの形状と材質をうまく組み合わせて、ステップアップを目指しましょう。
ローテーションイメージ | ジグの形状やウェイト調整 | ジグの素材 |
スタンダード | セミロング・左右非対称 | 鉛 |
流れが速くラインに角度がつく・速く沈めたい | セミロングでウェイトを重くする、スリムなロングジグ・左右対称 | 鉛・タングステン |
着底確認に余裕がある・ゆっくり沈めたい | セミロングでウェイトを軽くする、幅のあるもの | 鉛・鉄・すず・アルミ |
シルエットを大きくしたい | ロングジグ | 鉄・すず・アルミ |
シルエットを小さくしたい | セミロング・ショートジグ | タングステン |
基本は水深×2+α
重さは複数用意しておこう
形状や材質の使い分けでステップアップ
オフショアジギングは、状況に合わせたメタルジグ選びと、特性を引き出す使い方が釣果アップに繋がる釣りです。こだわれば釣れる状況を少しでも増やすためにタックル、そしてメタルジグの種類を増やしたくなりますが、まずは地域に合わせたオーソドックスな構成から始めればOKです。時期のベイトパターンや釣れる魚の種類に合わせて、必要になったタイミングで少しずつメタルジグを集めていきましょう。
追加のメタルジグ選びに迷ったり、よく釣れる最新のアイテムをお探しの場合は、ぜひ店舗スタッフにご相談ください。
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投げ釣りと言っても、堤防からのチョイ投げから、100m以上も先の魚を狙う遠投投げ釣りなどその釣り方はさまざまです。釣り場の状況や狙いなどで仕掛けもその都度変更しなければなりませんが、今回は遠投用の仕掛けをメインに、色々な投げ釣り仕掛けを紹介していきます。
まずは、ウキ釣りやルアー釣りなどでは味わえない投げ釣り独特の魅力について紹介していきます。
老若男女問わず、誰でも楽しめる
安定した釣果と美味しい魚が期待できる
釣果以上の楽しみがある
ジギングやルアー釣りなどは体格や筋力の差が釣り方に影響するので、小さなお子様を連れてのファミリーフィッシングとして楽しむには少し難しいものがあります。
それと比較すると、投げ釣りは2m前後の短竿で楽しむ「チョイ投げ釣り」から、本格的な「遠投投げ釣り」まで、世代や性別による筋力の差などを埋めることのできるさまざまな釣り方があります。突き詰めれば細かなテクニックも数多くありますが、基本は仕掛けを投げてアタリを待つ初心者にも優しい釣りです。
撒き餌を撒いて魚を呼び込むウキ釣りや、回遊魚を狙うルアー釣りなどのような不確実な釣りではなく、底に居着いている魚を狙うために、実績のある場所さえ掴んでしまえばある程度安定して釣果が得られるのが投げ釣りの特徴です。代表格のキスやカレイの他に、時にはヒラメやマゴチなどの高級魚まで狙えるのが投げ釣りの魅力の一つです。
家族で釣りを楽しむ喜びや好釣果の喜びの他にも、投げ釣りにはたくさんの喜びがあります。重めのオモリを豪快に飛ばして、はるか先で水しぶきが上がった時。狙い通りの場所に仕掛けが着水した時。仕掛けの動かし方が絶妙に決まって複数匹(一荷)の魚が揚がってきた時。なにより海に向かって思いっきりロッドを振る爽快さ。
このように、投げ釣り自体にいくつもの魅力があるため、どんどんハマってしまって家族を置き去りにしてしまうかもしれません。
釣り自体の経験はあるが、投げ釣りをこれから本格的に始めるという方向けにタックルの紹介をしていきます。釣りに必要な基本の道具(クーラーボックスやタモ、タックルボックスなど)はお持ちである前提で進めていきます。
一般的なタックルの組み方です。ターゲット魚によってロッドの長さやリール、ライン、ハリスなどの番手は変わってきますが、基本のキスやカレイを狙うのに充分な番手で紹介しています。
投げ竿は磯釣り竿のような長尺竿はほとんど使いません。オーソドックスな投げ竿ならば360cmから405cmほどのものが使いやすいようです。オモリ負荷が30号くらいのものならば充分でしょう。
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遠投競技の投げ釣りでない限り、リールは扱いの難しいベイトキャスティングリールよりもスピニングリールをおすすめします。番手は4000番以上で、5号のナイロンラインならば200mほど巻けるものを選びます。専用リールであればスプールにテーパーが付いており、ドラグ調整の無いものが主流で、番手表示も無い物が多いため、店頭スタッフまで相談することをおすすめします。
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投げ釣りの基本仕掛けは1回のアプローチでアピール力があり、複数匹の魚が狙えるようにと、多岐針が使用されるのが普通です。手返し良く釣りたい方は3本針、大遠投で一気にキスなどを狙いたい方は7本針など、釣り方によって選びましょう。
投げ方 |
使い処 |
コツ |
オーバースロー |
基本の遠投 |
体重移動を使う |
スリークォーター |
大遠投 |
体の回転を使う |
アンダースロー |
チョイ投げ |
手首のスナップ |
基本のオーバースローはロッドを振りかぶり、穂先を体の真後ろに持って行き、リールを真上に向けます。真っ直ぐロッドを振り下ろすと同時に、一歩前に出した足に後足をスライドさせ体重移動させながらラインをリリースします。オモリが頭を通過した瞬間にリリースするイメージです。胸を張って斜め45°に打ち出すと飛距離が出ます。ほぼロッドの性能だけで100mほどはカバーできる投げ方です。
オーバースロー投法がきちんとできるようになったらスリークォーターに挑戦してみましょう。ロッドを振りかぶるところまではオーバースローと同じですが、ここから上半身を捻じり、それを戻しつつラインリリース側の腕を突き出し、同時に尻手側の腕を体に引きつけます。剣道の袈裟懸けのようなイメージです。ロッドのスピードが最大限に引き出せれば200mほどまでカバーできる投法です。
これはチョイ投げ釣りでよく使う投法です。2m前後の短竿などで10~20m先の狙いどころにピンポイントで仕掛けを運ぶ投げ方です。竿先を斜め下に構え、ラインリリース側の手首のスナップでコントロールしながら投げます。「ゴミ箱にゴミを放り投げ入れる」イメージで投げると正確なスローができますよ。
チョイ投げ釣りにしても遠投投げ釣りにしても、投げ釣りでは仕掛けを飛ばすために「天秤オモリ」を使います。使用目的によってチョイスが変わりますので、基本の天秤だけは押さえておきましょう。
投げ釣りでは海底の狙った場所へ釣り針とエサを届ける必要があるので、重いオモリを仕掛けに使います。しかし、ただ投げるだけではオモリより下のハリス部分が道糸に絡んでしまって仕掛けが機能しません。そこで「天秤」と呼ばれるL字の針金を使います。オモリとハリスが一直線にならないようにセットすることで、「仕掛けを絡ませずに狙い場所まで」届けるのが「天秤」の役割です。
天秤には大きく分けて、ステンレス線をL字型に組んだL字型天秤と、オレンジやグリーンの三角キャップのはまった直線状のジェット天秤と呼ばれている2つの天秤があります。どちらも糸絡みを少なくし、飛距離が出るように工夫がされていますが、少しずつ使い勝手が違います。
天秤の機能は大きく分けて3つに分けられます。釣り場や釣り方によって天秤の種類は選べますが、最近ではオールマイティーに使えるように改良されています。
天秤にはそれぞれ特徴があります。一つは「遠投特化型」天秤。これはL字固定型のものが投げやすく、また空気抵抗を抑えるためにアームの短いものを選びます。
次が「アタリ特化型」天秤です。これは天秤の軸線にオモリが取り付けられていて、L字の頂点から頂点へとラインを通し、天秤全体がラインをスライドする仕掛けになっています。魚が掛かるとラインからロッドにダイレクトにアタリが伝わり、針掛かりを助けてくれます。一般的には「半遊動式」などと呼ばれています。
最後が「トラブル回避型」天秤です。天秤を使った投げ釣りで一番多いトラブルが「根掛かり」です。これを回避するために障害物をよけやすく作られたのがジェット天秤です。ラインを巻くと天秤が一直線になり、また先に付いたフィンで浮き上がりを良くし、水中を泳がせることができます。つまり何か障害物をコツンと感じた時に、ロッドを強めに煽るだけで根掛かりが回避できるシステムになっているということです。
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天秤のタイプ |
メリット |
デメリット |
L字固定型 |
遠投がしやすい |
アタリが取りにくい |
L字遊動型 |
アタリが取りやすい |
遠投がしにくい |
ジェット天秤 |
根掛かりしにくい |
糸絡みしやすい |
ここで紹介・解説した天秤もすでにかなりの改良がされていて、飛びと根掛かり回避にすぐれた天秤など、複合型とも言えるタイプのものも販売されています。また「スパイク鉛」と呼ばれる激流の中でも転がらない工夫のされたオモリ付き天秤なども開発されています。購入の際は実際に店頭で確認し、店頭スタッフの意見を聞くことをおすすめします。
ここからは釣り方の紹介です。どんな釣りにもコツはありますが、投げ釣りは「多岐針」を使う釣りですので、他の釣りと一味違うコツがあります。
最近の釣りは情報戦の色合いが強く、釣れるポイントを複数個所は持っていないと、なかなか釣果には恵まれません。新聞雑誌の情報欄やインターネットでの釣果情報などを必ずチェックするようにしましょう。最も有力な情報が得られるのが、釣り場近くの釣具屋です。エサや仕掛けを購入する際には、店頭スタッフに声をかけて釣果情報や釣り方の相談などもしてみましょう。
キスやカレイなど投げ釣りのターゲットは海底近くの起伏の中に固まっていることが多く、うまく起伏の中を通すと釣果に繋がります。特に「カケアガリ」と呼ばれる海底の丘の部分には良く集まります。カケアガリは沖から手前に向かい徐々に高くなっていきますが、ここは潮がゆるみ甲殻類が多くいるので、斜面からイソメやゴカイなどが顔を出すキスやカレイにとっては絶好の餌場になります。オモリを引きずってカケアガリを感じたら、そこを集中的に狙ってみましょう。
釣果を上げるためには道具がきちんとしていなくてはいけません。投げ釣りの仕掛けは常に海底を引きずられています。針先などが岩や砂に擦れて甘くなるのも早いので、常に確認をしましょう。エサの付け替えのたびにチェックするのがおすすめです。甘くなった針を変えた途端に効果が出て、喰いが立つことはよくあります。
投げ釣りの場合、エサの付け方は一般的に「通し刺し」にします。イソメやゴカイの頭(口)から針先を入れ、針先を胴体から出す付け方です。首筋にちょんと引っ掛けるチョン掛けでは投げ釣りの場合身切れしてしまうので、おすすめしません。ただし、喰い渋りの時にはアピールするために通し刺しと組み合わせて「房掛け」にしたり、臭いを出すために縫い刺しにしたり、いろいろと工夫してみましょう。また、キスやカレイは新鮮なエサを好むので、常にエサは新しいものに付け替えましょう。
エサや仕掛けが完璧でも喰い渋ることはあります。もちろん時合(魚の活性が上がる時間帯)ではないのかもしれませんが、そんな時は仕掛けの動かし方(サビキ方)を工夫してみましょう。カケアガリなどはしばらく静止させて待てばいいのですが、平坦な場所ではロッドのしなりを利用して強めにサビいて停止させたり、思い切ってオモリが浮くほどしゃくって落としたり、もちろんズル曳きもアリです。いろいろな動かし方を試してみましょう。
キス釣りなどで釣果を上げるには、多点掛けが一番手っ取り早い方法です。投げ釣り初心者にありがちな失敗は、多岐針の一番下の針に一匹喰いついた魚を釣り上げてしまうことです。これは往々にして「サビキスピードの速すぎ」で起こります。魚は他の魚が釣り針に掛かってジタバタしていると、「あ、エサを食べてる」と自分も近くのエサを探します。そのため、一匹掛かったのが分かったら、ゆっくりとリールを巻いていきましょう。100m巻くのに約10分が目安になります。
ゆっくり巻く裏ワザ
リールをゆっくり巻く時にハンドルでリーリングするのでなく、空いた手でスプールを直接巻くと追い食いしやすいスピードでラインの巻き取りができます。
基本の合わせ方
投げ釣りの合わせ方は、基本的には「向こう合わせ」になります。置き竿にククンとアタリが出たら、天秤の重みですでに針掛かりしているはずです。引きずっている時にクンとアタリが出たらそっとロッドを立てるくらいで合わせは充分です。
対象魚 |
針 |
ハリス |
天秤 |
備考 |
ハゼ |
袖針5号2本 |
0.8号 |
ハゼ小型 |
秋~冬が旬 |
キス |
キス針6号5本前後 |
0.8号 |
L字固定 |
初夏~秋が旬 |
カレイ |
流線針12号前後2本 |
3~4号 |
ジェット天秤 |
夏~冬が旬 |
その他根魚 |
丸セイゴ10号2本 |
1~2号 |
胴付き |
秋~春が旬 |
基本の仕掛けは仕掛け表の通りですが、これはあくまで一般的なサイズを釣るためのもので、個体の大小で針やハリスの号数は上下させましょう。また旬を書き入れておきましたが、これは食べ方(例えばカレイは煮付けが冬・刺身が夏)などでも若干変動がありますので、一概には言えません。
針数は「手返し良く」「トラブルが少なく」の針数です。投げ釣りの腕が上がってきたら増やすのも良いでしょう。
投げ釣りの中にはお手軽な「チョイ投げ釣り」があります。遠投投げ釣りのレンジが100~150mなのに対して、50m前後を探るチョイ投げ釣りは、その名の通り初心者やお子様でもちょいと釣れる楽しい釣りです。チョイ投げ釣りの紹介もしておきましょう。
オーソドックスでお手軽なチョイ投げ釣りのセットです。ロッドは1.8mの振り出し竿。リールは3号のナイロンラインが100m巻かれた小型スピニング。これに天秤や2本針の仕掛け、魚掴み、ハサミなどがすべてセットされています。後はエサだけあれば購入即釣行という優れものです。しかも仕掛けのセッティング見取り図まで入っているので、入門編にはもってこいのセットです。
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「中通し鉛」は中空構造となっているためラインが中を通り、意図的に留めない限りラインが自由にスライドします。スライド時の摩擦でラインに傷が付くことがあって遠投には向きませんが、チョイ投げやぶっこみ釣りをするには使いやすいアイテムです。ラインをフリーで出せば波の力でエサが漂い、根魚以外の魚が釣れることもあります。アタリもオモリを介さないために出やすく、ライン切れとライン絡みのリスクはありますが、お手軽ではあります。
最低限小型のもので結構ですので、クーラーボックスは用意しましょう。また、堤防や釣り公園など一段高くなった場所での釣り方が多いチョイ投げ釣りなので、ロープ付きの水汲みバケツがあると便利です。また、小さなお子様連れであれば、体に合ったライフジャケットを装着しましょう。
チョイ投げ釣りでも遠投投げ釣りでも同様に、投げ釣りはとにかく周囲の安全確認をしながら釣りをしましょう。チョイ投げ釣りの場合、堤防や釣り公園など人出の多い場所での釣りになることも多いので、隣や後に人が居ないことを確認してから投げます。また、遠投投げ釣りでは長いロッドで重いオモリを使うことが多いので、接触などがあると軽い事故では済まない場合も多々あります。お互いがケガの無いように気を付けましょう。
いろいろな釣り方がある中で、豪快さナンバーワンといえばやはり「遠投投げ釣り」です。しかし、魅力的な釣りであるがために敷居が高いイメージもあります。まずはタックルと仕掛けを準備してフィールドに立ちましょう。そしてさまざまな魚をゲットしてください。きっと釣果以上の楽しみが見つけられ、この釣りにハマっていくと思います。