ライトゲームの始め方!タックル選びから釣り方まで釣れるコツを徹底解説!

今回はライトゲームの始め方についてです。タックルの選び方やあると便利な小物類の紹介、釣り方についても紹介。ライトゲームは釣り初心者の方でも遊びやすい釣りです。海のルアーゲームから釣りを始めたい方は、ぜひチェックしてみてください。

※2025年1月30日更新

 

 

 

 

ライトゲームで釣りを始めよう

釣り初心者におすすめの入門向けルアーフィッシング

今回は釣り初心者の方にピッタリのルアー釣り、ライトゲームの始め方についてご紹介します。ライトゲームは堤防など気軽な釣り場でシーズンを問わず遊べて、ルアー釣りの基本的な部分を学べる入門向けの海釣りです。

釣れる魚の種類から、初心者向けのタックルや基本の仕掛けまで、初心者の方が悩みがちなポイントを中心に解説しているので、これから釣りを始める方も、ぜひ参考にしてみてください。初めての1匹を手にするためのコツや、釣果を安定させる釣り方のコツも紹介しています。

 

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ライトゲームとは

ライトタックル&ライトなルアーでライトゲーム

まずはこれから釣りを始める方向けに、ライトゲームがどんな釣りなのかを簡単にご紹介します。

ライトゲームは軽いルアーを使った海釣りの総称で、人気の「アジング」や「メバリング」は、ライトゲームを細かく分類して、対象魚を絞った場合の呼び方です。

ちなみにライトはライト級のライトのこと。つまり他のルアー釣りと比べた場合に、タックル(竿やリール)や仕掛けが軽く細いため、この呼び方が定着しました。

 

ライトタックルだから面白い

小さなルアーは数の多い小型魚からの反応を得やすく、ライトなタックルには、1gなど非常に軽い仕掛けまで扱える繊細さがあります。

ライトタックルのパワーは小型魚の引きを十分に楽しめるセッティングで釣る楽しさに関しても問題なし。ライトタックルならではの工夫が結果として返ってきやすいところも魅力的です。

何をやっても釣れるという日もあれば、特定の仕掛け、アクションパターンにしか魚が反応せず、いいアクションを見つけると釣れだす日もある、このゲーム性の高さがライトゲームファンを夢中にさせています。

 

 

ライトゲームで釣れる魚種を紹介

ライトゲームは魚種を絞らず遊べる釣りですが、ターゲットのハイシーズンを知っておくと、釣り場で狙うポイントやルアーの動かし方をイメージしやすいです。シーズンごとに魚の回遊状況が変化するので、メインターゲットに悩む場合はぜひ参考にしてみてください。

アジ、メバルのように一大ジャンルとして細分化はされていませんが、サバとカサゴは数を釣りやすい、カマスやメッキ、小型青物はスピード感のあるアクションに反応するなど、それぞれの魚に釣る面白さがあります。

 

ターゲット 特徴と釣りやすい時間帯 ハイシーズン
アジ ゲーム性の高さが人気、小型は手軽に狙える。朝夕・夜釣りがおすすめ。
サバ ルアーへの反応がよく、小型は手軽に狙える。朝夕・夜釣りがおすすめ。
メバル ゲーム性の高さが人気、小型は手軽に狙える。夕・夜釣りがおすすめ。
カサゴ ルアーへの反応がよく、足元など簡単な場所でも釣れる。日中でも狙える。 秋~春
小型のハタ類 小型は手軽に狙えて、足元など簡単な場所でも釣れる。日中でも狙える。 夏~秋
カマス ルアーへの反応がよく、さまざまな釣り方が楽しめる。朝夕・夜の釣りがおすすめ。
メッキ ルアーへの反応がよく、小型でも引きが強い。朝夕の釣りがおすすめ。
ツバス・シオ(小型の青物) ルアーへの反応がよく、小型でも引きが強い。朝夕の釣りがおすすめ。 夏~秋

 

いろいろ釣って楽しもう

いろいろな魚が釣れること、そして手軽にルアーで楽しめることがライトゲームの魅力なので、ひとつの魚種にこだわりすぎず、その日に釣れる魚を探しながら遊ぶスタイルがおすすめです。

メインターゲットが釣れない時は、同じ道具を使って他の魚を狙ってみましょう。大物狙いではなく、魚種を複数釣ることを狙ったり、数釣りを目指すスタイルがライトゲームの人気のポイントです。

釣れる魚の種類や時期には地域、そして釣り場による違いがあるので、ぜひ店頭でスタッフにお問い合わせください。釣具のポイント「釣り場情報」でも、釣れている魚をご案内しています。

 

ライトゲーム概要まとめ

ライトな道具で楽しむ海のルアー釣り

ライトタックルならではの工夫と釣る楽しさが魅力

対象魚を決めずにいろいろ釣って楽しもう

 

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ライトゲームの初心者向けタックル

初心者向けのタックルセッティングを3つに分けてご紹介

続いては初心者向けタックルのセッティングについてです。ロッドとリール、ラインはそれぞれどんなものを選べばいいのか、初心者の方でも扱いやすいセッティング例をご紹介します。

 

 

①初心者向けタックル:ロッド

ロッドはライトゲーム万能タイプを選ぶ方法と、アジング向けかメバリング向けのどちらかを流用して使う方法があります。メインにする釣りが決まっている場合は専用ロッドから、いろいろ釣りたいという場合は万能タイプを選ぶ方法から検討してみましょう。

アジングロッドは穂先に張りがあり、魚のアタリを感じやすい、アワセが効きやすいという特徴があります。メバリングロッドは穂先が柔らかく、魚をオートマチックに針掛かりさせる特徴があり、万能タイプは中間的なセッティングです。

 

ロッドの種類 特徴
アジングロッド 穂先に張り感度が高い、アワセやすいがオートマチックな針掛かりはしにくい
メバリングロッド 穂先が柔らかくオートマチックに針掛かりさせる、アワセやアクション動作が穂先の曲がりで吸収される
ライトゲーム万能ロッド アジングロッドとメバリングロッドの中間的なセッティング、専門性が低い

 

ソリッドティップとチューブラーティップ

アジングロッドとメバリングロッド、どちらにも穂先が柔らかいソリッドティップモデルと、穂先に張りがあるチューブラーティップモデルがあります。ロッドの特性とティップタイプでバランスを取りながら、自分に合うロッドを探してみましょう。張りのあるソリッド、ハードソリッドティップもあります。

釣り初心者の方におすすめのティップタイプは、型番にSが付いているソリッドティップモデルです。

 

ティップタイプ 特徴
ソリッドティップ しなやかでオートマチックに針掛かりしやすい、ソフトなアクションが得意、手に伝わる感度は低め
ハードソリッドティップ 柔らかすぎず感度と操作のバランスに優れる
チューブラーティップ 重いルアーを投げやすい、ルアーをキビキビ動かせる、手に伝わる感度が高い

 

おすすめのロッドスペック

扱いやすいロッドのスペックは、対応ルアーウェイトが1g~5g程度のもの、長さは7フィート程度のものがおすすめです。

このスペックのロッドはジグヘッド単体向けの万能モデル、UL(ウルトラライト)パワーとしてラインナップされていることがほとんどです。たとえば「S70UL-S」、スピニングモデルで7フィート、ULパワーのソリッドティップモデル、のようなモデルを検討してみましょう。

 

 

②初心者向けタックル:リール

リールは軽いルアーを投げやすい、小型のスピニングリールがおすすめです。入門向けグレードの汎用モデルから、予算に合うものを選びましょう。

サイズは2000番、型番にSのつくシャロースプールモデルは標準モデルよりも糸を巻く部分が浅く、ライトゲームで多用される細糸をピッタリ巻ききれます。ギア比はゆっくりルアーを動かしやすいノーマルギアがおすすめです。

型番は「C2000S」、コンパクトボディの2000番サイズでシャロースプール、ギア比表記の無いノーマルギア、この表記を目安にモデルを探してみてください。

 

 

③初心者向けタックル:ライン

ラインはナイロンライン、フロロカーボンライン、エステルライン、PEラインと4つの選択肢があります。

ライトゲームの基本タックルにおすすめのラインは、傷に強く海水に沈み、仕掛けを直結できるフロロカーボンラインです。水面直下から海底まで、幅広い水深を軽い仕掛けだけで対応できるこのラインは、ライトゲーム入門にピッタリの特性を持っています。

 

ラインの種類 特徴
ナイロンライン 海中を漂う、安価でしなやか、初期伸び率が高い
フロロカーボンライン 海水に沈む、傷に強い、張りが強く巻きグセがつきやすい、初期伸び率は低め
エステルライン 海水に沈む、伸びが少ないが、急激なショックに弱く直結に向かない
PEライン 海水に浮く、非常に伸びが少なく強度が高い、傷に弱く直結に向かない

※初期伸び率:伸ばした時の序盤の伸び、アタリの認識やアワセに影響する

 

ラインの太さと巻き量について

ラインの太さは2lb~3lb、巻き量は100m~150mをリールに巻いておきましょう。150mあると、何度か大幅にカットすることになっても、ラインを巻きなおさずに釣りを続けられます。

ハイグレードなフロロカーボンラインはしなやかで扱いやすく、安価なラインとの価格差を感じやすいです。消耗品ですが、ぜひ150mで1,000円程度のものから検討してみてください。いいラインを選ぶのが、ライトゲームの始め方のポイントです。

 

初心者向けタックルまとめ

ロッドは7フィート程度のULモデルがおすすめ

リールはC2000Sが基本

ラインはフロロカーボン2lb~3lbがおすすめ

 

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ライトゲームのリグ(仕掛け)について

ライトゲームの仕掛けはジグヘッドリグが定番

次はライトゲーム向けの仕掛けについてチェックしてみましょう。

ライトゲームで定番の仕掛けはジグヘッド+ワームのジグヘッドリグで、この仕掛けは必要なパーツが少なく準備が簡単。水面直下から海底までを同じ仕掛けで幅広く狙えて、対象魚も非常に豊富です。基本を学ぶ意味でも、まずはこの仕掛けから始めてみましょう。

 

ジグヘッドの重さの選び方

ジグヘッドはオモリと針が一体なので、別々に用意をする必要はありません。選ぶときにチェックしておきたいポイントは、重さ、針のサイズ、針の太さの3点です。

初心者の方におすすめの重さは1g~2gで、この重さはライトゲームの基本になる重さでもあります。0.5gなど軽いものは操作の難易度が高く、3g以上の重いものは、沈みが早く海底より上を探るのが難しいです。2gでも非常に軽いと感じるかもしれませんが、ライトゲーム専用ロッドと細いラインを組み合わせれば、しっかり飛んで十分な操作感を得られます。

 

針のサイズと軸の太さの選び方

針のサイズは#6、#8など、#の後ろに数字をつけて表記されます。針の形状によって差がありますが、基本的には数字が小さいほど、針が大きくなります。入門におすすめのサイズは#8で、無難に使えるサイズ感です。

針の太さはアジング向けが細く、メバリング向けやロックフィッシュ向けは太いです。最初は小さい魚を釣る機会が多いので、特別軸の太いものを選ぶ必要はありません。特に記載のないものや、アジング向けからフックを選びましょう。

 

 

①仕掛けにワームをプラスして完成

ジグヘッドリグは、先ほど選んだジグヘッドにワームをつければ完成です。

ワームはライトゲーム向けのものであればなんでもOKで、対象魚がアジング向け、メバリング向けとなっているものでも、いろいろな魚を狙えます。1.5インチ~2インチサイズのものの中から、気に入ったものを選んで遊んでみましょう。カラー、形状の違うものを3つほど揃えておくと、ローテーションで魚の反応の変化を楽しめます。

 

ライトゲームのリグ(仕掛け)まとめ

ジグヘッドリグから始めよう

ジグヘッドは1g~2g、#8のアジングフックがおすすめ

ワームは1.5インチ~2インチ、ライトゲーム向けなら何でもOK

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ライトゲームのルアーについて

ルアーはメタルジグが定番

ルアーは金属でできたメタルジグがライトゲームの定番です。

ジグヘッドリグよりもよく飛んで、ワームには無い輝きと素早い動きで魚を誘います。使い方はそれほど難しくないので、3g程度のものをいくつか用意して試してみてください。朝夕、日中の釣りで出番が多いルアーです。

 

 

プラグでも遊べるライトゲーム

樹脂でできたルアーはプラグと呼ばれ、サイズやアクションタイプの異なるさまざまな種類から、釣り場に合うものを選択して楽しめます。

ライトゲーム入門に特におすすめのプラグは「シンキングミノー」で、リップ付き、細身で50mm未満のコンパクトなものは、日中狙えるカマスやメッキなど、スピーディーなアクションを好む魚種に効果が高いです。メタルジグよりも水中でよく泳ぐので、使い分け用に検討してみてください。

 

夜釣りのミノーはメバルに効果的

ボディに丸みがあるものは、ゆっくり動く夜釣り向けのミノーです。こちらはメバルをはじめとする、夜の魚に効果があります。ナイトゲームがメインになりそうな方は、このタイプのプラグもチェックしてみましょう。

 

ライトゲームルアーまとめ

朝夕・日中の釣りはメタルジグが定番

朝夕・日中の釣りには細身のシンキングミノーも有効

ボディに丸みのあるミノーはスローに泳ぐ夜釣り向け

 

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ライトゲームにあると便利な小物類

準備しておきたい小物類を4つご紹介

ライトゲームであると役に立つ、小物類もチェックしておきましょう。

他の釣りでも役に立つ、ルアーゲームの基本的な道具類なので、釣り入門にライトゲームを選んだ方は、ぜひ一式揃えてみてください。すでに釣り用の道具をお持ちの場合は、流用でOKです。

 

 

①ラインカッター

ライントラブル時のカットや、仕掛けの交換時は釣り場で糸を切る必要があります。綺麗に切って綺麗に結ぶのが仕掛け作りのポイントなので、釣り用のハサミを1つ用意しておきましょう。

ライトゲーム用として展開されている製品は、コンパクトで持ち運びが便利です。

 

 

②フィッシュグリップ

魚をつかむための道具です。魚のぬめり、ウロコで手を汚さずに針を外せるので、釣り具を不必要に汚すことが無くなります。魚のトゲで指をケガすることもなくなり、毒針のある魚が釣れた時も安全です。

あると快適度が一気に上がるアイテムなので、ぜひ検討してみてください。

 

 

③釣り用バッグ

ライトゲームは使用する仕掛けパーツが小さく、荷物を少なくできる釣りです。移動を繰り返して、フレッシュな魚を探すスタイルが非常に有効な釣りでもあるので、持ち運びを便利にしてくれる釣り用のバッグを用意しておきましょう。

釣りメーカーからも多数バッグが展開されているので、ぜひお気に入りを探してみてください。

 

 

④ヘッドライト

ライトゲームは朝夕、そして夜釣りが非常に有効です。釣り場まで移動する時間帯が暗い、というシチュエーションもあるので、使いたい時にすぐ使えるように、ヘッドライトも用意しておくのがおすすめです。港や堤防は足元に凹凸やロープがあるので、安全対策の意味でも要検討です。

こちらも釣りメーカーから展開されているアイテムがあるので、釣具店で購入できます。

 

あると便利な小物類まとめ

ラインカッター・フィッシュグリップで快適度アップ

釣り用のバッグがあると便利

安全対策にヘッドライトを用意しよう

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ライトゲームの釣り方4つのポイントをご紹介

釣り方とコツを4つご紹介

最後はライトゲームの釣り方についてです。

狙う場所や時間帯、タックルの準備とルアーの動かし方、それぞれのコツも紹介しています。まずは一匹釣って経験を積むところからスタートです。難しい釣り方に挑戦するよりも、簡単に釣れる魚を探してステップアップを目指しましょう。

 

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1.ライトゲームの釣り方:狙う場所

狙うべき場所をチェックしておこう

釣り場は手軽に遊べる港や堤防、釣り公園から始めるのがおすすめです。釣り場に着いたら、魚がいそうな場所を探すところからスタートしましょう。ライトゲーム初心者の方にまず狙ってみて欲しい場所は、船の出入り口や堤防の角と堤防の足元際、常夜灯の明かりが届くところです。

 

時間帯に合わせた場所選び

出入口や堤防の角は沖からの流れが入ってくる場所で、カマスやメッキ、アジなど魚の回遊に期待ができます。堤防の足元際はカサゴなどあまり回遊しない魚を狙う時に有効です。日中の釣りはこの2つの場所をメインに、魚を探してみてください。

太陽が沈む夕方~夜の時間帯は、常夜灯の明かりを狙う釣り方が非常に有効です。目で見て判断できるという意味でも釣りやすい場所なので、積極的に狙っていきましょう。夜の常夜灯狙いは、ライトゲーム初心者の方が最も魚を釣りやすい釣り方と言えます。

 

場所選びのコツ

場所選びのコツは、小さな変化を探しながら積極的に移動をすることです。

アジやメッキといった回遊魚を狙う時は、群れが今どこにいるかを探すイメージで場所を選ぶのがポイントで、釣れない時は立ち位置を変えたり、投げる方向を変えながら釣れれば同じ場所を狙ったりという方法が効果的です。

 

カサゴ・ハタ狙いの時は積極的に移動しよう

カサゴやハタを狙う時も、同じ場所で粘り続けないのがポイントになります。

回遊しない魚は一度ポイントから出ていくと、次の魚が入るまでに時間がかかるので、明らかによさそうな場所は釣られていて、ここは難しいだろうという場所に魚が残っているということがよくあります。魚が見えなかったり浅かったりしても、一応確認という気持ちで仕掛けを落としてみるのがおすすめです。

 

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2.ライトゲームの釣り方:時間帯

釣りやすい時間帯を選ぼう

ライトゲームで狙い目となる時間帯は、朝と夕方、そして夜です。

朝と夕方はカマスやメッキ、アジが積極的に動くようになる時間で、朝は暗い空が明るくなり始める頃から、夕方は暗くなって少し経ったというところまで攻めるというのが、ライトゲームのセオリーです。

日中はそれほど積極的ではないという魚が多いので、カサゴやハタなど、上から落ちてきたものに反射的に反応する魚を狙いましょう。日中は暗くなっている側、影の中に魚が居ることが多いです。

 

時間帯選びのコツ

どの時間から始めるか迷う方には、夜釣りからのスタートをおすすめします。

「1.ライトゲームの釣り方:狙う場所」でご紹介したように、ライトゲームは常夜灯の明かりを狙う釣り方の効果が高く、初心者の方でも場所選びに迷いません。常夜灯が威力を発揮するのは暗くなってからなので、まずは日没後の釣行を検討してみてください。明るい側を好む魚と暗い側を好む魚がいるので、常夜灯についたら両方をチェックです。

 

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3.ライトゲーム:タックルの準備

ドラグを設定しておこう

タックルの準備で注意しておきたいのが、リールのドラグ(糸巻き部分の逆回転機能)設定です。ライトゲームは使用するラインの強度が非常に低いため、スプールの逆回転機能を使って魚とのやり取りを有利に進めます。

設定の方法は糸が巻いてあるスプールの上部、ノブ状のパーツをひねって調整します。右にひねるとドラグ設定は強く、左にひねると、ドラグ設定は弱くなるので、糸を引っ張ってジーっと出る程度のところまで調整しておきましょう。

 

タックル準備のコツ

ドラグ設定の目安についてもチェックしておきましょう。

タックルの項目でご紹介した、フロロカーボンライン3lbの破断強度は約1.3kgです(1lb=約450g)。急激なショックを考慮して最大値の1/3程度というのがドラグ設定のセオリーなので、この場合の理想のドラグ値は450g程度になります。

毎回ピッタリ設定する必要はありませんが、ある程度目安となる感覚は持っておいて損はありません。一度ロッドにラインを通した状態で450gのものを吊り下げて、感覚をつかんでおくと、現場でスムーズに設定できます。

 

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4.ライトゲーム:仕掛けの動かし方

ルアーの動かし方を解説

最後はルアーの動かし方についてです。ジグヘッドリグを使う場合も、メタルジグを使う場合も、そしてプラグを使う場合も、基本的な考え方は巻いて横の動きで誘うか、落として縦の動きで誘うかの2パターンになります。

 

シンプルな釣り方から始めよう

沖側を狙う時は投げて一定の速度で巻き続けるタダ巻きを試してみましょう。リールの回転スピードは2秒1回転程度から、速くしたり遅くしたりで魚の反応を探ってみてください。

堤防の足元際を狙う時は、投げずにまっすぐ落とすだけでOKです。ラインの放出が止まるところまで仕掛けを落として、ロッドの上下でチョンチョンと誘いましょう。

どちらの場合も、魚のアタリを感じたら、手首を返すイメージで軽くアワセを入れるのがおすすめです。

 

動かし方のコツ

動かし方のコツは、仕掛けをどの程度の速度で動かすと、どの程度浮き上がってくるかのイメージをできるだけ実際の挙動に近づけることです。

1gなど軽い仕掛けは、意識してゆっくり動かさないと簡単に表層直下まで浮き上がってきます。初回は明るい場所や日中の釣りで横方向に投げて、ルアーの挙動を観察してみるのがおすすめです。

 

ステップアップを目指そう

何度か調整して自分なりに速度の目途が立つと、同じ速度で重いジグヘッドを巻いたり、ゆっくり巻くことで、意図的に一段下の層を探れるようになります。

細かくレンジ探る釣り方は、ライトゲームステップアップへの第一歩です。釣り場でいろいろ試して、ライトゲームの感覚をつかんでいきましょう。

 

ライトゲームの釣り方まとめ

夜釣りで常夜灯を狙うのが分かりやすい

まずは投げたらゆっくりタダ巻き

足元に落とす釣り方も有効

 

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ライトゲームに出かけよう

シーズンに合わせたターゲット&ゲストで楽しもう

ライトゲームは、手軽さと奥深さで近年特に人気の高いルアーゲームです。海釣り入門にこの釣りを選ぶ方も多く、シーズンごとのターゲット、そして豊富なゲストが、釣りの時間を盛り上げてくれます。

他の釣りと共通してレベルアップできるポイントも多い釣りです。まずは釣りやすい魚から釣って、ステップアップを目指しましょう。

 

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初心者も快適に楽しめる!ワカサギ釣り講座!必要な道具から釣り方のコツまでご紹介!

今回は、初心者の方でも遊びやすい、ワカサギ釣りについてのまとめです。釣り方や地域別のシーズンの紹介、必要な道具についても紹介しています。ワカサギは数が狙えて、食べて美味しい魚。これからワカサギを釣ろうと思っている方は、ぜひチェックしてみてください。

※2024年12月10日更新

 

 

 

 

 

 

ワカサギ釣りに挑戦してみよう

初心者向けに道具や釣り方を解説

今回は湖で楽しむファミリーフィッシング、ワカサギ釣りのご紹介です。

淡水魚のワカサギは普段の食生活にあまり溶け込んだ魚ではありませんが、釣り方は簡単で、食べても美味しい初心者向けのターゲットです。設備が整ったドーム船の釣りはアウトドア初心者の方でも楽しみやすく、初めての釣りにも適しています。

冬に遊べるアウトドアレジャーをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

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ワカサギ釣りはこんな釣り

冬の湖定番の釣り

ワカサギ釣りは、冬の湖定番のエサ釣り。沢山釣れて美味しい魚として、北海道や東北はもちろん、関東や関西、九州の湖でも釣りが楽しまれています。

季節を問わず釣れるワカサギですが、他の魚が釣りにくくなる冬は、遊びやすい釣りとして特に人気。ドーム船など釣り施設的な側面を持つ釣り場も、冬を中心に営業が行われます。小さな道具を使って小さな魚を釣るスタイルには独特の面白さがあり、アングラーのレベルを問わず人気を集めている釣りと言えるでしょう。

 

 

ワカサギの生態もチェックしてみよう

ワカサギ釣りのターゲット、ワカサギがどんな魚なのかもチェックしてみましょう。

ワカサギは大人になっても15cm程度と小ぶりな魚で、寿命は約1年程度と短いです。淡水のイメージが強い魚ですが、元々は海と湖を行き来する魚でした。現在も北海道や東北では海と湖を行き来しているエリアがあります。関東や関西、九州では、漁業資源として放流され、ダム湖など海との繋がりが薄い場所に生息しているケースが多く、淡水だけでサイクルが完結しています。

旬の時期は釣りも人気が高まる冬で、春の産卵に向けて味がよくなっていきます。

 

採捕禁止期間

漁業資源としてもの側面も持っているワカサギは、資源保護を目的に採捕禁止期間が設けられている場合があります。

採取禁止の有無や期間は釣り場次第ですが、多くの場合は産卵期である1月中頃~2月末と孵化後の5月~7月を採取禁止としている場合、もしくは晩春から秋を採取禁止としている場合が多いです。晩秋~早春の釣りとイメージしておきましょう。

 

 

ワカサギ釣りはこんな釣りまとめ

冬の湖定番の釣り
小さな道具で小さな魚を釣る繊細さが面白い
寿命は約1年で、場所によって採取禁止期間が異なる

 

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ワカサギ釣りのシーズンについて

全国のワカサギ釣りシーズンを一覧でチェック

ワカサギ釣りのシーズンについてご紹介します。

多くのエリアで釣りが始まるのは11月で、期間は3月までというケースが多いです。湖が凍るまでの釣り方と、湖が凍ってからの釣り方があり、それぞれ湖が凍るまでは施設で釣りができる、施設が無いため氷上の釣りができる1月頃からしか釣りができない、という場合があります。独立したルールを持つ湖での釣りがメインになるので、同じ県内でも場所によって解禁日・禁漁日が異なるケースがある点には注意が必要です。

 

地域 シーズン 地域の特徴
北海道 1月~3月 氷上の穴釣りがメイン
東北 11月~3月 氷上の穴釣りは1月頃、結氷前までは桧原湖でドーム船の釣りが楽しめる
関東 10月~3月 釣り場が多く、時期に合わせたスタイルで楽しめる
関西 11月~3月 桟橋・ボートの釣り場が多い
四国・九州 11月~3月 九州、四国とも釣り場は少ない、桟橋・岸釣りがメイン

 

 

ワカサギ釣りのシーズンまとめ

11月~3月がワカサギ釣りのシーズン
釣り場によって釣りができる期間は異なる
釣り用の施設が無く氷上のみの釣り場がある

 

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ワカサギ釣りの釣り方

ワカサギの釣り方を5つご紹介

続いて、ワカサギ釣りの釣り方をご紹介します。

どの釣り方ができるかは釣り場次第で、ドーム船やボート釣りは施設のある釣り場でしか楽しめません。施設を利用した釣りがしたい、という場合は、お出かけになる場所で営業が行われているかを事前にチェックしておきましょう。どの場所で釣りをする場合も、基本的には遊漁券か施設1日利用券(遊漁料を含む)が必要になります。

 

 

①ワカサギの釣り方:ドーム船

釣り初心者の方や、アウトドアアクティビティとしてワカサギ釣りを遊んでみたい方におすすめの釣り方です。

小屋がついた船や水上に浮いたビニールハウスのような施設で楽しむ釣りで、椅子があったり暖房があったり、寒い冬でも非常に快適に釣りが楽しめます。トイレや電子レンジもあるので、アウトドア自体に不慣れな方でも遊びやすいです。

 

 

②ワカサギの釣り方:ボート釣り

小型のボートで釣りをするスタイルです。

ドーム船ほど環境は整っていませんが、自分の好きな場所を選んで、1〜2人程度の少人数で釣りを楽しめます。ポイントまでの案内があったり、ポイント付近に係留できたりするケースもありますが、何か困っても聞ける人がいない釣りなので、ある程度釣り経験のある方向けの釣り方と言えます。

 

 

③ワカサギの釣り方:氷上穴釣り

ワカサギ釣りと言えば、氷上のテントで氷に穴をあけるこの釣り方です。

湖が厚い氷に閉ざされる時期や地域限定の釣りですが、キャンプ的な楽しさもある釣りとして非常に人気が高いです。テントだけでなく、氷上のドームで楽しめる釣り場や体験ツアーもあるので、初心者の方はそちらをメインにチェックしてみてください。

 

 

④ワカサギの釣り方:桟橋釣り

桟橋は、岸から沖に向かって設置された橋、もしくはフロートを使った浮橋です。岸釣りに近い感覚で遊べることから、初心者の方にもおすすめできます。

ドーム船やボート釣りに比べて料金が安く、自分の好きな時間から始めて、好きな時間に終われるというのが大きなメリットです。スペースに制限があるため人気の釣り場では場所取りが必要になりますが、気軽に始めたい方はぜひこちらもチェックしてみてください。ドームスタイルのドーム桟橋が用意されている釣り場もあります。

 

 

⑤ワカサギの釣り方:岸釣り

最後にご紹介する釣り方は、岸から楽しむ岸釣りです。

他の釣り方と違って浅い場所から釣りをすることになるので、ある程度水深があるところまで仕掛けを投げる必要がありますが、気軽に始められる釣りになります。橋の上から真下に落として釣りができる場所もありますが、岸釣りができないという場所もあるので、気軽に出かけられる距離にマッチする釣り場がある、という場合のみおすすめできる釣り方です。

 

釣り方 特徴 初心者おすすめ度
ドーム船 料金は最も高いが、釣りの環境は最もよい
ボート釣り ドーム船に比べて安価、釣り経験者におすすめ
氷上穴釣り 手軽な価格、ツアー利用で初心者も楽しみやすい
桟橋釣り 手軽な価格、初心者の方にもおすすめ
岸釣り 近くに条件が合う釣り場がある場合はおすすめ

 

 

ワカサギ釣りの釣り方まとめ

一番人気は釣り環境がいいドーム船
氷上穴釣りはツアーがある
桟橋の釣りも遊びやすい

 

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ワカサギ釣りのタックルを釣り方別に紹介

真下に落とす釣り方には専用タックル

ドーム船、ボート釣り、氷上穴釣り、桟橋釣りといった仕掛けを真下に落とす釣り方には、ワカサギ専用のロッドとリールを組み合わせたタックルがおすすめです。

専用ロッド、手巻きリールと電動リール、そして使用するラインをチェックしてみましょう。

 

ワカサギ専用タックル:ロッド

ワカサギ用のロッドは全長が30cm~40cmと非常に短く、小さなワカサギのアタリを表現する柔らかさが持ち味です。主流は穂先を電動リールに直接セットするタイプですが、ロッドにリールをセットするタイプもあります。

スピニングタックル向け、ベイトタックル向け、そして穂先のみの電動リール向けとあるので、リールタイプと合わせて検討してみましょう。釣り初心者の方にはベイトリール向け、初めからある程度よいものを揃えてスタートしたいとお考えの場合は、電動リール向けの穂先タイプをおすすめします。

 

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ワカサギ専用タックル:リール

真下に落とす釣り方には、ベイトリール、もしくは電動リールがおすすめです。スピニングリールと違ってベールを返さず糸を送り出せるので、手早くスムーズに釣りを進められます。

どちらもワカサギ釣り向けにコンパクトなものが展開されているので、初心者の方も専用製品をチェックしてみてください。電動リールは電池式で、マウスのような形状をしています。海釣り向けの電動リールよりもかなり手頃な価格で展開されているので、長く楽しむならこちらをおすすめします。

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ワカサギ専用タックル:ライン

ラインはPEライン、ナイロンライン、フロロカーボンラインと3つの選択肢があります。

釣り初心者の方には仕掛けの準備が簡単なナイロンラインがおすすめで、0.5号前後を50m程度というのが標準的なセッティングです。釣りをする場所の深さは深くても20m程度まで、100m以上ラインを巻いておく必要はありません。

 

釣り経験者にはPEラインがおすすめ

感度、強度に優れる反面、直結できないデメリットがありますが、ナイロンラインを大きく上回る感度なので、ワカサギ釣りでも多くの方がPEラインを選択しています。ほかで釣り経験のある方は、ワカサギ用の0.3号前後をチェックしてみてください。かなり細い糸同士を結ぶことになるため、釣り初心者の方はそういう選択肢もある程度にチェックしておきましょう。

どちらもワカサギ釣り向け専用製品をチェックすると、号数ラインナップ、巻き量ともに丁度いいものが手に入ります。

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岸から投げる場合はサビキ釣りタックル

岸から投げて釣る場合は、ワカサギ専用タックルではなく、磯釣り向けのタックルを流用する方法が主流です。磯竿の2号程度に小型のスピニングリール、ナイロンラインの2号程度を組み合わせて、投げワカサギ仕掛けをキャストしましょう。

入門向けのサビキ釣りセットの中から、柔らかめのロッドに細い糸が組み合わせている製品を選べばバッチリ楽しめます。

 

ワカサギ釣りのタックルまとめ

ドーム船、ボート釣り、氷上穴釣り、桟橋釣りは同じタックルで楽しめる
リールに合うロッドを選ぼう
岸から投げて釣る場合はサビキ釣りタックルを流用

 

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ワカサギ釣りの仕掛けについて

セット仕掛けなら準備は簡単

仕掛けはワカサギ釣り専用のものから、一式全てセットの完成仕掛けを選ぶと準備が簡単です。

針は2号程度、5本針のものから始めてみましょう。針数を増やすと一度に釣れる魚の数も多くなりますが、トラブルが起きる可能性も高くなります。釣り初心者の方は、予備として3つ、4つと釣り場に持ち込むと安心です。

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オモリも複数用意しておくと快適

オモリは当日釣りをする場所の深さや流れによって、重さを変える必要があります。季節によってワカサギがいるポイントが変わる、というケースもあるので、ワカサギ専用のオモリで1号・1.5号・2号と揃えておくのがおすすめ。こちらも予備をそれぞれ準備しておきましょう。

釣りをしていて仕掛けが斜めになる場合や、底についた感覚が穂先に伝わらない場合は、オモリを重くして調整すればOKです。ツアーや施設で遊ぶ場合は、予約問い合わせ時にオモリの重さを合わせて確認してみましょう。施設であれば、釣り場での購入が可能なケースもあります。

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投げて釣るときは投ワカサギ仕掛け

岸から仕掛けを投げて釣るときは、投ワカサギ仕掛けのセット製品をチェックしてみましょう。仕掛け構成は標準のワカサギ仕掛けとほとんど同じですが、糸の太さが異なります。

氷上穴釣りやドーム船向けの仕掛けは糸が非常に細く、投げたときの衝撃で糸が切れてしまう場合があります。投げ釣り向けのワカサギ仕掛けに、4号前後のオモリを組み合わせて狙ってみてください。

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ワカサギ釣りの仕掛まとめ

ワカサギ専用の完成仕掛けで準備が簡単
仕掛け、オモリとも予備を用意しておこう
投げて釣るときは投ワカサギ仕掛け

 

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ワカサギ釣りのエサについて

ワカサギ釣りのエサは紅サシ

ワカサギ釣りのエサは、紅サシと呼ばれる着色された幼虫です。釣具店、施設やレンタルボートでの受付で販売が行われています。1袋で長く遊べるので、まずは1人1袋から始めてみましょう。

エサ付けは紅サシの両先端にそれぞれ針を刺し、中央でカットして使う方法が主流です。

 

 

ワカサギ釣りは疑似餌でも楽しめる

虫エサに抵抗がある方には、樹脂でできたワカサギ用の疑似餌がおすすめです。

もちろん魚の反応は生エサに分がありますが、針を綺麗に刺しやすい、手が汚れにくいといった特徴があって快適度は非常に高いです。釣り初心者の方、虫が苦手な方と一緒にワカサギ釣りに出掛けるときは、ぜひ検討してみてください。

 

 

ワカサギ釣りのエサまとめ

ワカサギ釣りのエサは紅サシ
虫が苦手な方には疑似餌がおすすめ

 

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ワカサギ釣りの釣り方とコツ

基本的な釣り方をチェック

ここからはワカサギの釣り方についてご紹介します。初心者の方でも簡単に楽しめる内容なので、釣りの動作自体は非常に簡単です。当日釣り場で迷わないように、基本的な釣り方のイメージをチェックしておきましょう。

 

オモリを底まで沈めてからスタート

ワカサギは底付近を好む魚。ワカサギ釣りは、仕掛けを底まで落とすところから始まります。

まずは仕掛けを水の中に入れたら糸を出して、糸の出が止まるところまで仕掛けを沈めましょう。糸の動きが止まったときがオモリが底についたサインです。分かりにくいときは、オモリを重くして投入し直すのがおすすめです

 

小さく誘いをかけてみよう

オモリが底についたら、少しだけリールを巻いて、たるんだ糸を真っすぐにします。竿を上下させて、下げた時にトンと竿先が戻る程度の状態が理想的です。

ここから、ワカサギの食い気を刺激する誘いを掛けて、ワカサギにエサをアピールします。手首を使って竿先を1cm~2cm程度動かすのが基本の動作で、3回ほど連続してチョンチョンチョンと動かし、5秒ほど止める、この動きを繰り返してヒットを待ちます。

 

釣れたらゆっくり回収しよう

竿先がプルプル震えたり、いつもよりも曲がりが大きくなったら、ワカサギがヒットした合図です。軽く竿を立てて、ゆっくりリールを巻いて仕掛けを回収しましょう。ワカサギは口が柔らかい魚なので、焦って回収すると途中で口が切れて逃げてしまいます。

仕掛けを回収したら、エサの状態や仕掛けの絡みをチェックして、再投入、誘いと繰り返すのが、ワカサギ釣りの基本的な釣り方になります。

 

 

釣り方のコツをチェック

初心者の方でも実践できる、ワカサギ釣りの簡単なコツについてもご紹介します。釣り道具の扱いや釣り方の動作に慣れてきたら、ぜひ実践して数釣りを狙ってみてください。

 

釣り道具の落下・仕掛けの巻き込みに注意

まずは、スムーズに釣りを続けるためのコツからご紹介します。

ワカサギ用のロッドは穂先が非常に繊細で、仕掛け回収時に糸を巻きすぎると、破損などトラブルの原因になります。魚が釣れているときほど焦らず、しっかり確認しながら釣りを進めましょう。焦る気持ちを抑えて、道具関連でトラブルを起こさないように釣りを続けるのが、ワカサギ釣りを満喫するコツです。

 

エサの交換タイミングについて

エサは新しいものほどよく釣れますが、釣れるたびに交換する必要はありません。

取れてハリだけになったり、見た目で大きく劣化したりしてまってから交換するイメージでOKです。単純に釣れなくなったから交換するという方法も非常に有効なので、食いが悪くなったと感じたら、エサ交換から試してみてください。

 

誘いのパターンを変えてみよう

釣り方の項目でご紹介した誘い方、3回小さく上下させて5秒ストップという誘いは、初心者の方でも覚えやすい基本パターンです。

食いが悪くなってきたら、上下させる回数や動きの幅、止める時間を変化させて、魚の反応に変化が出ないかチェックしてみてください。オモリが底についてから、リールを1回巻いて、探る深さに変化を付ける方法も効果的です。

 

 

ワカサギ釣りの釣り方とコツまとめ

オモリを底まで沈めてから誘いを掛けよう
焦らずゆっくり回収しよう
釣れない時はエサ交換・誘い方に変化をつけてみよう

 

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ワカサギおすすめの食べ方

揚げ物が絶品

ワカサギは非常に味がいい魚としても有名で、釣りだけでなく、料理を楽しみに出かける方が多いです。

調理方法はワカサギと言えば揚げ物がおすすめで、てんぷら、フライどちらもよく合います。身は柔らかく、他の魚には無い川魚らしい風味があり、魚臭さを感じるクセはほとんどありません。

 

釣ってすぐ食べるのがおすすめ

施設やツアーには、調理器具を用意しているところがあるので、当日のプランに調理や食事を組み込んでみるのもおすすめです。調理器具やあると便利な食器類も、当日必要な持ち物として検討してみてください。

 

 

美味しく食べるならクーラーボックス

美味しくワカサギを食べるなら、魚のキープ用にクーラーボックスを用意しておきましょう。ワカサギは釣ったら水を張ったバケツに入れて泥などを吐かせ、ある程度したらジップロックに入れてから、クーラーボックスで保存をするのがおすすめのキープ方法です。

気温は低いワカサギ釣りですが、ドーム船やテントの中は温度が上がります。荷物のスペースを圧迫するようなサイズは必要なく、非常にコンパクトで問題ないので、釣り初心者の方もぜひ検討してみてください。

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ワカサギおすすめの食べ方まとめ

ワカサギは揚げ物が絶品
クーラーボックスで美味しく持ち帰ろう

 

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ワカサギ釣りの服装は防寒対策がポイント

当日の服装を3つに分けてご紹介

湖やダム湖は高地である場合が多く、季節的にも気温が低いことから、服装や防寒グッズの準備はワカサギ釣り必須の要素です。

釣り場によってどんな服装を選ぶべきかに少し違いがあるので、釣りに行く予定を立てながら、服装や持ち物の準備を進めていきましょう。

 

 

①釣り当日の服装:ドーム船

ドーム船に釣りに行くときの服装は、暖房が効いた船内に向けて調整が効く服装とするのがポイントです。

駐車場から受付まで、そして移動を待つ時間の寒さに備えたアウターを用意しつつ、ドーム船に入ったら1枚脱いで釣りができる服装になるイメージで準備してみてください。ワカサギ釣りはそれほど服が汚れる釣りではありませんが、多少汚れてもいい服を用意するのがおすすめです。

 

 

②釣り当日の服装:ボート・桟橋・岸釣り

ボート・桟橋・岸釣りで釣りをするときの服装は、外で釣りをするイメージで用意するのがポイントになります。

凍結している状態では釣りができないので、極端な防寒は必要ありませんが、12月以降に釣りをする場合は寒さや風を考慮に入れたアウターで釣りに向かいましょう。季節に合う服装に、フェイスウォーマーやイヤーマフラーを荷物にプラスしておくと、急な寒さにも対応しやすいです。

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③釣り当日の服装:氷上穴釣り

氷上で穴釣りをするときは、ボート・桟橋のとき以上に防寒を意識した服装が必要です。

テントや簡易な暖房を用意することはできますが、寒い時期に氷の上に乗って釣りをすることになるので、しっかり準備をして釣りに向かいましょう。溶けた氷で足元、荷物の濡れ対策に、長靴やビニールシートがあると便利です。

 

 

ワカサギ釣りの服装まとめ

ドーム船内は暖かい
ボート・桟橋・岸釣りは屋外の釣り
氷上穴釣りは防寒性能を特に重視

 

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あると便利な持ち物もまとめてチェック

当日の持ち物を4つご紹介

最後はあると便利な持ち物についてです。

どの釣り場で釣りをするときも使えるものをご紹介するので、ぜひ当日の荷物にプラスしてみてください。

 

 

①釣り当日の持ち物:手拭きタオル・ウェットティッシュ

エサや魚に触れて汚れた手を拭くときに必要になります。

疑似餌の場合でも使うことになるので、必要な持ち物として荷物に入れておきましょう。

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②釣り当日の持ち物:ホッカイロ・膝掛け

寒さ対策の持ち物です。

特に寒い早朝の時間帯にホッカイロ、ドーム船やテント内での調整用に膝掛けも準備しておきましょう。何時間か釣って冷えてきたなというときにも役立ちます。

 

 

③釣り当日の持ち物:ハサミ・ピンセット

仕掛けの準備やエサのカットに使う道具です。

ピンセットは小さな紅サシをしっかりホールドできる便利な道具です。指が汚れることも少なくなるので、あると非常に快適です。エサをきれいにカットできるハサミも用意しておくと、当日の釣りがスムーズになります。

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④釣り当日の持ち物:ジップロック

最後にご紹介する道具類は、ワカサギを綺麗に保存しておくためのジップロックです。

寒い時期、釣りが終わってすぐ調理という条件であれば、ジップロックを涼しいところに置いておくだけでもワカサギがキープできます。道具の整理にも使えるアイテムなので、ぜひ検討してみてください。

 

 

あると便利な道具・持ち物まとめ

手拭きタオル・ウェットティッシュは必ず準備
ホッカイロやひざ掛けがあると便利
ピンセット・ハサミで釣りがスムーズに
魚の保管はジップロックが便利

 

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ワカサギ釣りに出かけよう

必要な荷物を準備しよう

整った環境下で遊べるドーム船のワカサギ釣りは、初めての釣りに選ぶ方も多い遊びやすい釣りです。入門向けのタックルや仕掛けが充実しているので、道具の準備もそれほど難しくありません。

釣り場が寒い釣りなので、服装、当日の持ち物をしっかり準備して、冬のワカサギ釣りに出かけましょう。

 

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冬(12月・1月・2月)でも釣れる?地域毎に冬に狙える対象魚をご紹介!

今回は12月・1月・2月に旬を迎える冬の魚と、地域ごとの冬の釣りをまとめてご紹介します。アタリが多く数が釣れるという釣りは少なくなりますが、大物に期待ができるのも冬の釣りです。地域ごとのおすすめをチェックして、ランカーサイズを狙ってみましょう。

※2024年11月29日更新

 

 

 

 

 

冬の釣りを地域別にまとめて紹介

12月・1月・2月の釣りをまとめて解説

今回は12月・1月・2月に釣れる魚についてです。季節としては冬ですが水温が大きく低下するのは2月に入ってから、という地域が多く、この期間でも釣りはまだまだ楽しめます。

数は釣りにくいものの、旬の魚は美味しいものばかりで、大物狙いと言えば冬が定番です。真冬の水温になるとどの魚も釣りにくくなるので、初心者の方は前半の12月、1月をメインに釣りに出かけてみてください。

 

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冬に旬を迎える魚

12月・1月・2月の釣りと言えばこの3魚種

まずは12月・1月・2月に旬を迎える魚をチェックしてみましょう。

大型魚は脂が乗る時期を迎えるものが多く、ブリやサワラ、ヒラメなど、フィッシュイーターは冬が旬という魚が多いです。また、淡水ではワカサギが子持ちになり、適度に脂も乗って美味しいという時期になります。

 

 

①冬が旬の魚:ワカサギ

冬~春の淡水魚と言えばワカサギです。冬は抱卵の時期で味がよく、氷上やドーム船でワカサギを釣って、フライやてんぷらにして現地で食べるのが人気です。朝や夕方といった時間帯だけでなく、日中でも釣りやすいので、釣り初心者の方にもおすすめできます。

ワカサギは骨がほとんど気にならず、身はフワっとしてクセが無い味わいです。味がよくて数が釣れる魚なので、初心者の方はぜひチェックしてみてください。

 

 

②冬が旬の魚:ブリ

寒ブリという言葉があるように、ブリは冬になると脂が乗って味がよくなる魚です。

冬はサイズにも期待ができる時期で、長さだけではなく、重さがこの時期のブリの魅力と言えます。船から釣っても岸から釣っても満足度が高く、釣りのターゲットとしても非常に人気のある魚です。

 

 

③冬が旬の魚:サワラ

冬の美味しい魚としてイチオシなのが、近年釣りのターゲットとして人気急上昇中のサワラです。

サワラの冬の脂の乗り方は近海随一と言えるほどで、脂が強い魚が好きな方には特におすすめできます。ブリほど身の味にクセが無く、生でも火を通しても美味しいです。船から、そして岸からでも1mクラスのチャンスがあります。大物を目指す方はこの魚も要チェックです。

 

 

冬に旬を迎える魚まとめ

てんぷら好きにはワカサギ

冬を代表する寒ブリ

脂の乗ったサワラもおすすめ

 

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冬の釣り人気ターゲットを5地域に分けて解説

12月・1月・2月におすすめの対象魚を地域ごとにご紹介

ここからは12月・1月・2月に釣れる魚から、地域別のおすすめをご紹介します。

釣れない時間を我慢する冬の釣りですが、釣れれば大物というのも醍醐味の一つです。ワカサギ、エリアトラウトなど、日中でも釣りやすくて安定した釣果の釣りもあるので、好みに合わせてターゲットを選んでみてください。

 

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1.冬の人気ターゲット:北海道

冬の北海道で釣れる魚種を2種類ご紹介

まずは冬の北海道でおすすめの釣りからご紹介します。

初心者の方でも遊びやすいチカ・ワカサギは北海道の冬を代表するターゲットで、堤防・防波堤~湖まで、幅広いエリアで楽しめます。特にルアーターゲットは近年人気上昇中の海アメマスがおすすめです。

 

 

①冬の北海道で釣れる魚:ワカサギ

冬は海でチカ、湖でワカサギが釣れる季節です。

湖のワカサギ釣りは、釣り初心者向けのアクティビティとして体験プランを用意している場所があり、釣り道具やテントのレンタルできます。冬から釣りを始める、という方には、管理されている湖での氷上ワカサギ釣りがおすすめです。

 

ワカサギ狙いの仕掛けと釣り方

ワカサギ釣りのタックルは、専用の小さな竿に手巻きリール、もしくは専用の電動リールをつけて使います。

仕掛けは、5本ほど針のついた専用仕掛けの下にオモリをつけるだけのシンプルな構成です。この針ひとつひとつに、サシと呼ばれる小さな虫エサをつける必要があります。

虫が苦手という場合は疑似餌も選べるので、こちらもチェックしてみてください。

 

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②冬の北海道で釣れる魚:アメマス

北海道にはエゾイワナというイワナが生息していて、この魚が海に向かうにつれて大型化したものがアメマスです。

ルアーゲームのターゲットとして近年人気が高まってきている魚で、日本海側を中心にサーフや磯で狙えます。味の方はあまりという魚ですが、釣るのは非常に面白く、選べるルアーの種類も豊富です。冬のルアーゲームターゲットとして、ぜひ「海アメ」を検討してみてください。朝や夕方など、他の魚と同じくマズメ時が回遊に期待ができる時間帯になります。

 

アメマス狙いの仕掛けと釣り方

60cm程度までヒットする可能性があり、トラウトらしく引きが強い魚です。ロッドには遠投性能が求められるので、9フィート以上のサーフロッドやシーバスロッドから、40g程度までキャストできるものを選択しましょう。

ルアーは定番のメタルジグやスプーン、ジグミノーでの遠投が効果的で、120mm〜140mmクラスのミノーをジャークする釣り方も人気があります。

 

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冬の北海道おすすめの釣りまとめ

釣り初心者の方には氷上ワカサギ釣りがおすすめ

ルアーで遊ぶなら海アメをチェック

 

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2.冬の人気ターゲット:東北

冬の東北で釣れる魚種を2種類ご紹介

東北の冬はアイナメ、そしてマダラがおすすめのターゲットです。

日本海側の冬は荒れる日が多く、釣りができない日が多くなりますが、太平洋側であれば十分に釣りに出かけられる日を見つけられます。アイナメ、マダラとも日本海側で狙えるターゲットなので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

①冬の東北で釣れる魚:アイナメ

12月、1月のおすすめターゲットは、東北と言えばのルアーゲームターゲット、アイナメです。

生息域が広い魚ではありますが、数が多く大型化するのは水温が低い東北と北海道。50cmを越える大物にも期待ができます。かなり引きが強い魚なので、専用のタックルを準備して挑戦してみましょう。磯だけでなく、堤防・防波堤でもチャンスがあり、手軽な場所からでも狙えるターゲットです。

 

アイナメ狙いの仕掛けと釣り方

ロッドはロックフィッシュ向けのパワフルなものが好ましく、8フィート前後でH(ヘビー)、XH(エクストラヘビー)といったパワーのものがおすすめです。リールは3000番程度でXH(エクストラハイギア)、ラインはPE1.2号程度をおすすめします。

仕掛けはロックフィッシュゲーム定番のテキサスリグがおすすめで、専用の製品が多数展開されています。オフセットフック、15g〜20g程度のバレットシンカー、クローワームの定番構成から始めてみましょう。日中の釣りが定番ですが、朝と夕方、そして夜釣りも実績があり、時間帯を問わず狙えます。

 

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②冬の東北で釣れる魚:マダラ

深海魚のイメージがあるマダラですが、冬の東北では産卵後のマダラを浅場で狙えます。

近年はエサ釣りではなくルアー釣りで狙う船が増えていて、近海ジギングスタイルから楽しめるターゲットとして人気が上昇中です。ややヘビーな釣りではありますが、美味しい魚をたくさん釣りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

 

マダラ狙いの仕掛けと釣り方

地域や時期によって深場、浅場とある釣りなので、予約前に船宿の情報を必ずチェックしておきましょう。

浅場であれば70m前後を狙うので、ジグは200g程度あれば十分です。ジギング用のタックルにPE1.5号~2号程度を組み合わせて挑戦してみましょう。ジグのフックにトレーラーワームを付ける釣り方が効果的です。

 

 

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冬の東北おすすめの釣りまとめ

アイナメ数、サイズとも釣果に期待

船釣りはマダラジギングがおすすめ

 

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3.冬の人気ターゲット:関東

冬の関東で釣れる魚種を2種類ご紹介

冬の関東は釣れる魚がやや少なく、船釣りや管理釣り場など、釣りやすいスタイルを選んで遊ぶのがおすすめです。

関東ならではのプールを使ったエリアトラウトや、近年ボートシーバスを追い抜く勢いで人気上昇中のサワラ狙いで楽しみましょう。

 

 

①冬の関東で釣れる魚:エリアトラウト

ニジマスを中心に、放流されたマス類をエサやルアーで狙うのがエリアトラウトです。

もともと渓流が禁漁となる冬の釣りとして誕生した釣りモノですが、安定した釣り場の環境や高いゲーム性、そして釣り初心者の方でも遊びやすく、食事なども楽しめるアウトドアアクティビティとして、人気の釣りになりました。関東では冬季休館中の屋外プールなど、意外な場所でも楽しめます。

 

エリアトラウト狙いの仕掛けと釣り方

エリアトラウトはエサ釣りでも遊べますが、やはりゲーム性をより楽しめるルアー釣りが一番人気。

タックル構成はエリアトラウト用のロッドに、ナイロンの5lb程度を巻いた2000番クラスのスピニングリールから始めてみましょう。ルアーは釣り場によってレギュレーションがありますが、どこでも使えて定番のスプーン、初心者の方でも釣りやすいクランクベイトがイチオシです。

 

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②冬の関東で釣れる魚:サワラ

サワラは旬の魚として非常に味がよく、釣っても面白い関東イチオシのターゲットです。

サワラ釣り自体はずっと存在していたものですが、近年は関東地域に接岸するサワラが増えて、安定した釣果に期待ができるターゲットとして人気がさらに高まりました。釣果が安定するのはやはり船釣りですが、堤防・防波堤、釣り公園やサーフなど手軽に楽しめる場所からでも狙える魚なので、岸釣り派の方もぜひチェックしてみてください。岸釣りは1月下旬頃まで、船釣りなら真冬でもチャンスがあります。

 

サワラ狙いの仕掛けと釣り方

船から狙う場合はボートシーバスタックル、岸から狙う時は強めのシーバスタックルやライトショアジギングタックルを流用できます。

強烈に引く魚ではありませんが、ブリなど大型の青物が混ざる可能性があるので、PE1.2号程度を基準にタックルのパワーを調整しましょう。

ルアーはミノー、メタルバイブレーション、ブレードルアーなど、シーバスルアーを中心にさまざまなルアーで狙えます。船から釣る場合も、岸から釣る場合も、イチオシは25gクラスのジャーキングミノーです。

船釣りであれば日中も釣れますが、岸釣りは回遊の多い朝と夕方の時間帯にこだわって釣るのがおすすめです。

 

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冬の関東おすすめの釣りまとめ

手軽に遊ぶならエリアトラウト

冬のサワラが人気上昇中

 

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4.冬の人気ターゲット:関西

冬の関西で釣れる魚種を2種類ご紹介

関東と同じく、関西も冬は対象魚が少なくなります。瀬戸内側と日本海側、太平洋側の水温変化のズレを上手く利用して、釣れる魚の情報を集めながら釣りに出かけてみてください。

投げ釣りでカレイが狙える他、深場が狙える船釣りなら、人気のタチウオもまだまだチャンスがあります。

 

 

①冬の関西で釣れる魚:カレイ

関西では秋から冬にかけて、投げ釣りでカレイが狙えます。釣れるカレイはマコガレイ、イシガレイなど複数種類で、40cmを越える大物に出会える釣りです。

釣り公園や堤防・防波堤から狙える他、地形がグッと狭くなる水道エリアも非常に有望です。幅の狭い水道であれば、遠投ではなくちょい投げでもチャンスは十分です。初心者の方は、場所の情報も細かくチェックしてみてください。地形が絞り込まれている分、潮の流れが速いので、オモリは20号以上まで検討しておきましょう。

 

カレイ狙いの仕掛けと釣り方

 

カレイ釣りはキス釣りと違い、重いオモリを使って仕掛けを安定させた状態で釣るため、竿は20号程度のオモリまで扱えるものがおすすめ。ラインもキス釣りより強度が高いものが必要で、ナイロンであれば5号に力糸の6号~12号を結んでおきたいところです。

重いオモリのキャストはラインにかかる負担が大きく、細糸は投げ切れのリスクがあります。専用のラインを用意して、気持ちよく投げ釣りを楽しみましょう。仕掛けは市販の投げカレイ仕掛けでOKです。

 

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②冬の関西で釣れる魚:ブリ

冬は全国的に大型青物が狙える季節で、大阪湾をはじめとする関西も大型青物シーズンを迎えます。

中でも代表的なのはブリで、旬を迎えた寒ブリは体高が非常に高く、太さも抜群です。体力が必要な釣りですが、大物を目指したい方はぜひ検討してみてください。日本海側では京都の丹後が非常に有名です。

 

ブリ狙いの仕掛けと釣り方

釣り方はゲーム性の高いジギングがおすすめです。地域、海域によって潮流や水深が異なることから、必要なメタルジグの重さも大きく変化するので、まずは船宿情報を調べて、必要なメタルジグの重さを確認するところからスタートしましょう。

ジグの重さが確認出来たら、ジグの適合ウェイトがマッチするロッド、ロッドに合うリールとラインと選んでいきましょう。お悩みの方はぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

 

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冬の関西おすすめの釣りまとめ

岸釣りは投げカレイがおすすめ

船釣りでブリに挑戦してみよう

 

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5.冬の人気ターゲット:四国・九州

冬の四国・九州で釣れる魚種を2種類ご紹介

最後は四国・九州エリアの冬の釣りについてです。

他の地域と同じく12月・1月・2月と気温が下がって釣りモノが減りますが、船タチウオや青物、サーフのヒラメなど、大物狙いはシーズン本番というタイミングです。防寒対策を整えて、冬の大物狙いに挑戦してみましょう。

 

 

①冬の四国・九州で釣れる魚:ヒラメ

九州、特に宮崎の冬と言えばサーフのオオニベシーズンですが、同じくサーフで釣れるマゴチ・ヒラメも釣果に期待ができるターゲットです。

オオニベは超大物を期待できる反面、数が少なく難易度が高いターゲットなので、まずは定番のフラットフィッシュを対象魚に釣りに出かけてみましょう。朝と夕方が釣りやすい時間帯ですが、日中、夜とピークを外した時間帯でもチャンスがあります。全国的に流行っている人気のターゲットです。

 

ヒラメ狙いの仕掛けと釣り方

冬のサーフは青物やシーバス、そして先ほどご紹介したオオニベがヒットする可能性があるシーズンなので、タックルはやや強めのセッティングとするのがおすすめです。10フィートクラスでM(ミディアム)~MH(ミディアムヘビー)のサーフロッドに、PE1.2号を200m程度巻いた4000番エクストラハイギアのスピニングリールを組み合わせましょう。

ルアーはサーフ専用のルアーだけでなく、磯、サーフ向けのシーバスルアーや巻き系のメタルジグも使えます。まずはよく飛ぶルアーとして、30gクラスのサーフ向けメタルジグやヘビーシンキングペンシルを検討してみてください。

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②冬の四国・九州で釣れる魚:クロ(メジナ)

冬は沖磯の釣りが盛り上がる、クロ(メジナ)シーズンでもあります。五島や男女群島など、全国から遠征者が集まる一級のフィールドが多数存在し、数・サイズともに期待感は抜群です。

エサ取りが減って釣りやすくなるシーズンでもあるので、良型に絞って狙いたい方は、ぜひ検討してみてください。風をかわす場所選びや渡船利用など、コンディションのよいポイントで釣るのがおすすめです。

 

クロ(メジナ)狙いの仕掛けと釣り方

竿は5m前後の磯竿1.5号程度、リールはナイロンの2号程度を巻いた2500番、レバーブレーキを搭載したリールが人気です。扱いに慣れれば大きなアドバンテージになるので、初心者の方もぜひチェックしてみてください。

仕掛けはエサが自然に漂うフカセ仕掛けがおすすめです。ウキやオモリ、針は釣り場の状況に合わせて調整するのが釣果アップの大きなポイントになります。複数種類を用意して、釣り場でセッティングを変えながら、自分のイメージに合う流し方ができる構成を探してみましょう。 

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冬の四国・九州おすすめの釣りまとめ

サーフでヒラメ狙いがおすすめ

沖磯のクロ(メジナ)シーズン

 

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冬の釣りの注意点

冬の防寒対策について

真冬のアウトドアアクティビティには防寒対策が欠かせません。釣れない時間も集中力を維持するために、防寒対策はしっかりと揃えておきましょう。

釣りメーカーから展開されているものは防水性能、肩回りの可動性や透湿性能に優れています。安価なものも選択できますが、長期間釣りを遊ぶなら、釣り向けに作られた釣りメーカー製のものがおすすめです。アンダー、ミドラー、アウターと効率のよい3レイヤーで、冬の寒さを乗り切りましょう。グローブやニット帽も防寒対策の定番です。

 

 

冬の産卵期の魚の扱いについて

冬はメバルなど根魚の産卵期です。成長が遅い魚達なので、抱卵してお腹が膨らんでいる魚が釣れたら、リリースして資源を保護しましょう。産卵後は体力の低下から一時釣れなくなりますが、回復後は大型を狙うシーズンに入るので、春の釣りを楽しむためのリリースにもなります。

 

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冬の釣りから釣りを始めよう

大物を対象魚に冬の一発狙い

12月・1月・2月は釣れない魚が多く、場所とタイミングによっては一日粘っても難しいという日があります。釣果が安定しているエリア、そして対象魚の情報をチェックしながら、冬の貴重な一匹を目指しましょう。大物狙いはシーズン本番、釣れない時間を待つ価値のある1匹に期待ができます。

 

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ヤタニン波多水産に行って来ました!🎣

皆様こんにちは!

最近、ダイエットで仕事終わりにランニングし、

ジムに通い始めました。。。

ルアースタジアムヤタニンです!

さて!今回は佐賀県にある波多水産に行って来ました!

波多水産

ご予約はLINEかお電話でお願い致します。

TEL080-1703-4188

LINE ID kaz.0203

駐車場(無料)

利用料金:大人3000円 18歳未満1000円 3歳未満無料

トイレもあり、竿数、釣り方、餌、制限無し!

製氷機もあります!

どのようにしたら釣れるのか船長さんが丁寧に教えて頂けるので

どなたでも

100%楽しめますよ!!

ファミリーフィッシングにもぴったりなのでとてもオススメです!

是非!行ってみてください!

メンバーはコチラ!

ルアスタ GTO店長、八谷

八幡本店 宇土さん、白井さん

赤坂海岸店 坂口さん 森川さん

若松響灘店 大砂店長、石川代行

小嶺インター店 鹿野店長

皆さんそれぞれブログが上がると思いますので

そちらも是非チェックして下さい!

いざ出船!

イケメン船長さんが船を走らせて約5分ほどで筏に到着!

まず初めに結果を報告させてください。。。

 

 

 

爆釣です!!!!!

朝7時に釣りを開始し始めは中々アタリが無い中

我らがあんバタートースト大好きGTO店長が…

 

サビキはね、ゼロテンションが一番釣れるんよ。八谷さん

 

そのアドバイスをもらいその通りにしてみると

他店の釣果はブログでのお楽しみという事で!

開始一時間でこのような釣果になりました!

時合いに入ると

もうフィーバー状態!!

そりゃ、GTO店長もこんな笑顔になりますよ💚

他にもダゴチンで違う魚を釣ってみたり

アジ以外にも

色んな魚が釣れるところがサビキ釣りの楽しいところですね!

12時に納竿しこの通り!

ちなみに、私はエギングタックルを使用してサビキをしました!

外海側ではボイルも発生していたのでジグ等を投げれば

良型も青物釣れちゃうとか?

本当に楽しく大満足の釣行になりました!

また、波多水産では脂たっぷり、コンディション抜群

金アジが釣れています!

お刺身でもアジフライでも何でも美味しく食べられますので

是非!行ってみてはいかがでしょうか!?

必ずまた行きたいと思います!何かご不明な点御座いましたら

当店スタッフまでお気軽にお越しくださいませ!

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショアジギングの仕掛けを図解で解説!青物攻略に必要な組み方・ラインシステムまで

今回はショアジギングで使う仕掛けのまとめです。ショアジギングは堤防や磯からブリやヒラマサなどの大型青物が狙える夢のある釣りです。使用するラインの号数選びから、メタルジグの選び方までまとめてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

※2024年10月7日更新

 

 

 

 

 

ショアジギングの仕掛けを覚えよう

今回はショアジギングで使用する仕掛けの作り方、メタルジグの種類などを解説します。基本となるタックルの組み方や、ラインシステムなど、青物をルアーで釣るために必要な情報をご紹介します。これから始めようという初心者の方はぜひチェックしてみてください。

 

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ショアジギングの仕掛けの作り方

基本はソリッドリングとスプリットリング

 ショアジギングの仕掛けはショックリーダーの先端にソリッドリングとスプリットリングを接続し、そこにメタルジグを組み合わせます。ソリッドリングは#3〜#6の間でショックリーダーの太さによって、スプリットリングは#5前後でジグのアイの太さによって選びます。

リングは大きすぎてもアクションのキレが損なわれます。逆に小さすぎるとメタルジグの動きが制限されてしまい、不自然な動きになってしまいます。最初はリングの大きさ選びが難しいと感じるケースが多いので、釣具店のスタッフに相談すると良いです。

 

スナップはNG

大型の青物が視野に入るショアジギングではスナップの使用はおすすめしません。リングと比較して強度が弱く、ちょっとした負荷で簡単に破損してしまうためです。スナップはルアーも小さく、対象魚も小型回遊魚に絞られるライトショアジギングまでと考えてください。

スナップは1袋に入っている個数が多い徳用パックなどもあり、コスパの面では優秀です。しかし、強引なやりとりが必要になるショアジギングにおいては、少し面倒でもリングを使ったメタルジグの接続を行いましょう。

 

 

スイベルの使い方

 スプリットリングとメタルジグの間にスイベルを繋げることで、メタルジグの回転による糸ヨレを軽減することが可能です。また、メタルジグの水中アクションも回転軸に制限がなくなるためよりナチュラルなアクションを演出することができます。

ただ、ショアジギングで使用するスイベルは価格が高いものが多いです。絶対に必要なものではありませんので、余裕があればで問題ありません。価格の安いスイベルは強度が弱いものも多く、せっかく魚が掛かってもバレてしまっては意味がありません。

 

 

メタルジグ接続のポイント

基本はリングで接続

スナップはNG

スイベルは余裕があればでOK

 

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ショアジギング用アシストフックの選び方

アシストフックの付け方

ショアジギングではメタルジグのフロントにアシストフックを接続します。青物を狙う場合はテールにフックをつける必要はありません。付け方は様々ですが、最初はスプリットリングに繋げる方法がおすすめです。針掛りやホールド性をアップさせたい時にはダブルフックも有効です。

 

 

フックサイズの選び方

フックサイズはジグの幅よりも若干大きいサイズを使用します。フックサイズが小さすぎると魚が掛かってもバレてしまいますし、逆に大きすぎるとジグの動きの妨げになってしまいます。ジグの幅ちょうどのサイズだと、ジグにフックがロックしてしまうので、少し大きめくらいがおすすめです。

 

 

アシストラインの長さの選び方

アシストラインの長さの基本は、使用するメタルジグの長さの1/3の長さが基本です。最もトラブルが少なく、フックの可動域も十分です。吸い込み系のバイトが多く、なかなかフッキングに至らない特殊な状況では、やや長めのアシストラインを使用することもあります。

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メタルジグの選び方

重量の選び方

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。

この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などの大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。

 

重量

おすすめの釣り場

60〜80g

沖堤防、地磯

100g以上

沖磯

 

 

形状の選び方

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。

表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。

 

形状

特徴

スリムタイプ

潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。

標準タイプ

よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。

スロータイプ

オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

カラーの選び方

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他には定番のシルバーやブルピンを揃えておくと便利です。

 

 

メタルジグ 選びのポイント

水深に合わせて重量を調整

状況に応じて形状を使い分ける

 

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ショアジギングのラインシステム

基本のラインシステム

ショアジギングタックルは基本的に道糸をPEライン、その先にショックリーダーと呼ばれるラインを組み合わせて作ります。PEラインは岩に擦れた際の強度が弱いため、それを補うためにフロロカーボンラインやナイロンラインをFGノットなどでPEラインと接続して使用します。

バスフィッシングなどでは、リールに巻いたフロロカーボンラインにそのままルアーを付けたタックルで釣りをすることもあります。一方ショアジギングは飛距離と根ズレ対策のため、PEラインとショックリーダーを使用します。今回はこの少し特殊な仕掛けについてもご紹介します。

 

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ショアジギング用PEラインの選び方

PEラインの号数の選び方

まずはPEラインの号数の選び方から解説します。大型青物を狙うショアジギングでは使用するPEラインも太くなります。使うルアーの重量や対象魚によっても太さを調整しますが、初心者の方はまず釣りをするフィールドによって決めるのがおすすめです。

堤防は水深や地形情報なども比較的簡単に入手できますが、磯は自分の足で調査してみないことには地形把握が困難です。おおよその釣り場に対応できるPE4号クラスで始めて、状況によってラインシステムを調整してみると良いでしょう。

 

PEラインの号数

釣り場

3号前後

沖堤防、地磯

4号〜8号

沖磯

 

 

 

対象魚によるPEラインの選び方

前述したようにPEラインの太さの選び方は様々です。特にショアジギングのメインターゲットである、青物御三家のブリ・ヒラマサ・カンパチはそれぞれ習性が異なります。10kg級のビッグサイズが狙えるショアジギングでは、魚の習性に合わせたPEラインの太さ選びも必要です。

青物の中でも特にヒラマサ、カンパチは掛かった後、強い力で根に突っ込む習性があります。そのため、根の荒い磯からヒラマサやカンパチを狙う場合にはより太いPEラインとショックリーダーを組み合わせる必要があります。

 

対象魚

PEラインの号数

ブリ

3号前後

ヒラマサ

4号〜8号

カンパチ

4号〜8号

 

 

ルアーの種類に合わせたPEラインの選び方

大型青物を狙ったショアジギングでは、100g前後のルアーをキャストします。この時1号〜2号弱の細いPEラインや、細いショックリーダーを使用しているとラインが高切れする危険性があります。ライトショアジギングのリールに巻いてあるラインをそのまま使うのは控えましょう。

 

 

ロッドに合わせたPEライン選び

ショアジギングでは釣りをする場所や、対象魚によってPEラインの太さを考えることがほとんどです。ただし、ロッドには適合PEライン号数というものがあり、ガイドの大きさに合わせてトラブルなく使用できるPEラインが決まっています。

適合する号数以外のラインを使用すると極端に飛距離が低下したり、ガイドにPEラインが絡まってしまったりと様々なトラブルが発生します。ショアジギングには太めのPEラインを使用するに越したことはありませんが、タックル全体のバランスも大切です。

 

 

PEライン選びのポイント

海底地形に合わせた太さ選びが重要

ヒラマサやカンパチには太めのPEラインを選択

ロッドの適合ライン号数に注意

 

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ショアジギング用ショックリーダーの選び方

ショックリーダーの役割

ショックリーダーには2つの役割があります。1つ目は根ズレ対策です。擦れに弱いPEラインをカバーする役割です。2つ目は重いルアーをキャストしたときや魚のバイト時の衝撃からラインブレイクを守る役割です。ショアジギングのラインシステムにはショックリーダーが必須なのです。

PEラインをルアーに直結させた場合に最も懸念されるのはその結び目です。例えば、キャスト時の衝撃に耐えきれず結び目から高切れしてルアーだけが飛んで行ったり、魚のバイト時にも結び目からブレイクして魚にバレたりします。ショックリーダーはこう言った事例を防ぐためのものです。

 

 

ショックリーダーは2種類

ショックリーダーにはフロロカーボンラインとナイロンラインの2種類があります。単純強度はフロロカーボンラインが強いですが、初心者にはやや扱いにくい難点もあるので、ラインの結束などラインシステムの組み方に不安がある方はナイロンラインから初めてみることをおすすめします。

ショックリーダーの種類

特徴

フロロカーボンライン

・強度が高く切れにくい

・ラインが硬く、結束や扱いがやや難しい

ナイロンライン

・フロロと比較して強度が低い

・しなやかで扱いやすい

 

 

ショックリーダーの太さの選び方

基本的にショックリーダーの太さはPEラインの太さによって決まります。PEラインよりも強度の高い、太いラインをつなげるのが基本ですが、太すぎると結び目の強度が十分に得られません。青物とのファイト時にはラインに大きな負荷が掛かるため、適切な太さを選択する必要があります。

 

PEラインの太さ

リーダーの太さ(目安)

2号

30〜40lb

3号

40〜60lb

4号

60〜100lb

5号〜

100lb〜

 

ショックリーダー選びのポイント

初心者の方はナイロンラインがおすすめ

メインラインとのバランスを考慮して選択

 

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PEラインとショックリーダーの結び方

基本はFGノット

PEラインとショックリーダーはノットと呼ばれる特殊な方法で結び目を作ります。初心者の方はFGノットから覚えるのが簡単です。ショックリーダーの長さは状況により様々ですが、最低でも1m、一般的には2mほどの長さを取るのが適切です。

 

 

FGノットの作り方

結び方は2段階に分かれており、まずは編み込みを10〜20回ほど行います。その後仮止めを作り、ハーフヒッチを10〜20回ほど行って完了です。編み込みやハーフヒッチの回数は、ラインシステムの太さや、扱うロッドのガイドの大きさによって変割ります。

 

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トラブルが多い時はスペーサーシステムを使おう

スペーサーシステムのメリット

スペーサーシステムとは、PEラインとショックリーダーの間にもう1本PEラインを挟むラインシステムのことです。これによりキャスト時にラインシステムがスムーズにガイドから放出されるようになり、ルアーの飛距離向上やラインのガイド絡み軽減につながります。

 

 

スペーサーシステムの作り方

スペーサーシステムの作り方は簡単です。使用するラインはメインラインと同じPEラインで、太さはメインラインの約2倍です。例えばPE6号のメインラインに対してスペーサーラインを組み合わせる場合、スペーサーラインは12号が適当です。

12号などの太糸のPEラインはスペーサーシステム専用のパッケージも販売されています。船釣り用の安価な物でも代用はできますが、キャスティング専用の太糸PEラインを使用した方がトラブルも少なく、安心して使用できます。

 

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ショアジギングにチャレンジしてみよう

状況に合う仕掛けを選んで青物を狙ってみよう

堤防や磯、狙う青物の種類やサイズと、ショアジギングと言っても青物を狙える仕掛けは選択肢が豊富です。まずは青物を狙うポイントの状況を把握して、ラインやジグ、フックの組み合わせを検討してみましょう。

釣り場の状況、仕掛けやタックルの準備に迷う方は、ぜひ店頭でスタッフにお問い合わせください。

 

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これから始めるショアジギングタックル講座!組み合わせ含めた上手な選び方を解説!

今回はショアジギングタックルについてです。ロッドの解説を中心に、リールやライン、ルアーの選び方や種類、組み合わせについてもご紹介しています。青物の釣り方で必要な情報はコレでバッチリ!ショアジギングタックルを揃えて人気の青物を釣りましょう。  

※2024年8月28日更新

 

 

 

 

 

 

ショアジギングタックルを揃えよう!

初心者向けタックルの揃え方を紹介

海の人気ルアーゲーム、ショアジギングのタックルをまとめてご紹介します。ロッドや、リールの選び方を中心に、各ロッドの特徴や組み合わせるリールの種類、基本的な仕掛けについて初心者にもわかりやすく解説しています。購入に向けて選び方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

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ショアジギングで狙える魚

人気ターゲットは大型青物

ショアジギングが人気の理由はショアから大型回遊魚が狙えるというところにあります。中でも人気の青物御三家と呼ばれるブリ・ヒラマサ・カンパチをはじめ、南方では人気のロウニンアジ(GT)やマグロといった、ドリームフィッシュを狙うこともできるロマン溢れる釣り方です。

 

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ショアジギングロッドの長さの選び方

バランスが重要

ここからはショアジギングロッドの長さの選び方をご紹介します。基本的にショアジギングロッドは8フィート台の短いものから、10フィートを超える長いものまで様々です。釣り方でそれぞれに長所と短所があるので、自分の釣り方に合ったバランスの良い長さを選ぶことが重要です。

 

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長いロッドのメリット・デメリット

飛距離は出るが、扱いにくい

まずは10フィートを超えるロッドの基本的な長所と短所をご紹介します。表を見ていただくと分かるとおり、10フィート以上のロッドはルアーをより遠投することができます。その反面、ロッドが長い分ルアーの遠投にコツが必要だったり、狭い磯での取り回しが悪かったりと、初心者には操作が難しい部分もあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

プラグが扱いやすい

飛距離や操作性の他に、10フィート以上のロッドはティップが繊細でプラグが扱い易い特性もあります。足場の高い堤防や磯では長いロッドが基本的に有利です。しかしメタルジグなどの重いルアーを遠投したり操作する際に、ティップの反発力が弱く疲れやすいので注意が必要です。

 

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短いロッドのメリット・デメリット

初心者でも扱いやすい長さ

続いて8フィートから9フィート台のやや短いロッドの基本的な特徴を見てみましょう。先程解説した10フィート以上の長いロッドと正反対の特性になっています。8〜9フィートの短いロッドは操作性が良く初心者でも扱い易く人気ですが、ルアーの飛距離が出にくいというデメリットがあります。

 

  操作性 飛距離 メタルジグ  プラグ
8フィート〜9フィート
10フィート
10フィート以上

 

 

 

メタルジグが扱いやすい

短いショアジギングロッドは竿全体が強めに作られているものが多く、そして操作性も良いためメタルジグは非常にしゃくりやすいです。プラグも足場が低いポジションであれば問題なく操作可能ですが、足場の高い堤防や磯、強風下においてはプラグの操作が少し難しくなります。

 

 

ロッドの長さのまとめ

長いロッドは飛距離を出せるが、操作にコツがいる

短いロッドは扱いやすいが、飛距離が出にくい

初心者には9.6〜10フィートがおすすめ

 

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ショアジギングロッドの硬さの選び方

メタルジグの重量で考えるロッドの硬さ

80g以上のメタルジグを使って大型青物を狙うショアジギングでは、重いルアーを遠投できると同時に、大型の青物とファイトができる強さも必要とされます。そこでまずは、扱うメタルジグの重さごとに、それぞれの硬さをご紹介します。 表のようにショアジギングロッドの硬さはMH以上が必要とされます。比較的水深の浅い堤防などではMHで十分ですが、地磯や沖磯などの急流で水深の深いポイントでは重量級のルアーが必要ですので、H以上のロッドの硬さが必要になります。

 

MH H HH(XH)以上
40〜80g 80〜120g 120g以上

 

 

キャストウエイトの注意点

各ロッドのキャストウエイトの表記は必ずしも最適とは限りません。例えば40〜90gまでのキャストウエイト表記の場合は、間をとって50〜80gが最も扱いやすい重量となる場合が多いため、購入前にキャストウエイトの表記を良く確認する必要があります。

 

 

狙う魚のサイズで考えるロッドの硬さ

続いて釣りたい魚のサイズに合わせたロッドの硬さの選び方をご紹介します。クラス表記と実際のロッドの硬さはメーカーによって様々なのであくまで目安として考えて欲しいのですが、初心者にはMH〜Hまでのロッドで十分対応できます。HHロッドは特大クラスの魚を狙うことができる反面、操作も難しくなるので初心者にはあまりおすすめできません。

 

MH H HH(XH)以上
5kgまで 5〜10kg 10kg以上

 

 

フィールドで考えるロッドの硬さ

最後に、堤防や磯などのフィールドによるロッドの硬さの選び方を紹介します。表は目安ではありますが、比較的水深が浅く、魚のサイズも中型までの堤防であれば扱い易く人気の高いMHがおすすめです。沖堤防〜沖磯では水深によるジグの重量、そしてそのエリアで釣れる魚を考慮して、H以上のロッドの硬さを選ぶ必要があります。

 

MH H HH(XH)以上
堤防 沖堤防〜沖 離島

 

硬さ選びのまとめ

ここまで解説したように、ショアジギングロッドの選び方はなかなか複雑です。今回紹介した目安も全ての状況に当てはまるわけではないため、初心者の方は周辺エリアの釣り場や狙える魚のサイズなどに詳しい地元の釣具店でスタッフに相談してみるのが安心です。

 

 

ロッドの硬さのまとめ

使うメタルジグに合わせて硬さを選択

狙う魚に合わせて硬さを選択

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ショアジギングリールの選び方

最も重要なリール

ショアジギングではメタルジグをしゃくったり、大型回遊魚とやりとりをする際など常にリールに負荷がかかり続けます。また、不意にリールが海水を被るシーンも多くリールに耐久性が必要です。リールの選び方は大きさやギア比など、選び方や組み合わせも複雑ですので詳しく解説します。    

 

 

基本は8000番

ショアジギングで最もスタンダードなリールの番手は8000番です。8000番はH以上のほとんどのロッドに合わせることができ、ベーシックなPE4号を300m巻ける点においてとても万能です。  

 

リール番手 使用ライン ロッドクラス
5000 1.8〜2.5号 MH
6000 2.5〜3号 MH
8000 3号〜4号 H以上
10000以降 4号以上 H以上

 

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ショアジギングリール:ギア比の選び方

基本はハイギアでOK!

ショアジギングで使用するギア比は基本的に4種類です。パワーギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアの4種類に分類されます。中でも最も人気で基本となるギア比はハイギアですが、それぞれのギア比の特徴や使い分けを表で解説します。

 

ギア比 メリット デメリット メタルジグ  プラグ
パワーギア(PG) 最も巻き上げパワーが強い。アクション時、ファイト時共に負担が軽くなる。 ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も少ない。
ノーマルギア PGの次に巻き上げパワーが強く、軽く巻くことができる。 HGと比較して、ハンドル1回転あたりのライン回収量が少ない。
ハイギア(HG) 巻き上げパワーとライン回収量のバランスが良く、様々なシーンで使いやすい。 PG、ノーマルギアと比較してハンドルの回転が重い。
エクストラハイギア(XG) ハンドル1回転あたりのライン回収量が最も多く、素早く糸ふけを回収することができる。 他のギア比と比較して、圧倒的にハンドルの巻きが重い。

 

ハイギアとパワーギアの使い分け

パワーギア系は巻き上げパワーが強く、オフショアジギングで特に効果を発揮します。その反面、遠投してルアーを動かすショアジギングでは、糸ふけの回収時など素早さが求められるシーンも多く、基本的にはハイギア系を選ぶアングラーが多いです。

 

おすすめのギア比

表を見るとわかるように、ギア比にはそれぞれ長所と短所があります。ショアジギングをこれから始める初心者におすすめのギア比はズバリ「ハイギア(HG)」です。ハイギアは1回転あたりのライン回収量も多く、釣り方によらず万能に使えます。

 

 

リール選びのまとめ

番手は8000番を基準に選ぶ

初心者にはHG(ハイギア)がおすすめ 

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ショアジギングタックル:メタルジグの選び方

メタルジグの選び方を紹介!

続いては基本的なメタルジグの種類を見てみます。重量やカラー、素材や形など様々なものがあるメタルジグの特徴をチェックしてみましょう。また今回はこれから初める方にも使いやすいものも紹介します。何を選ぶか迷った時には是非参考にしてみてください。    

 

 

ショアジギングで使うメタルジグの重さ

ショアジギングで使用するメタルジグは80g以上がメインです。ショアジギングで狙う大型回遊魚は、潮の流れがよく、ある程度の水深があるエリアに潜んでいるため、重量級のメタルジグでなければボトムまで沈めることができません。 この表はあくまで目安です。エリアによって使う重量は大きく異なりますが、沖磯などのより大型の回遊魚が狙えるポイントでは重いメタルジグを使用することが多いです。  

 

重量 おすすめの釣り場
60〜80g 沖堤防、地磯
100g以上 沖磯

 

 

重量選びのポイント

メタルジグの重量は重すぎても軽すぎてもいけません。軽すぎるとボトムが取れませんし、重すぎると早く着底してしまい魚にアピールできないからです。初めてのポイントで、流れや水深がはっきりしない時には、重量の選択肢をいくつか用意しておくと安心です。    

 

 

メタルジグの素材

メタルジグの素材は主に鉛、鉄、タングステンが存在します。これらの素材はそれぞれ異なる特徴を持っており、使い分けることで青物の釣果を伸ばすことができるのです。 表のようにメタルジグの素材による違いを理解しておくだけで、釣れない状況を打破することも可能になってきますので、是非覚えておいてください。  

 

素材 特徴
一般的なメタルジグ。大量生産に向いた素材で、比較的安価に買い求めることができる。
鉛と比較して比重が軽くゆっくり沈むため、早い動きに反応しない低活性の青物に対して有効。
タングステン 鉛と比較して比重が重く、同じ重さでも小さく作ることができる。ベイトは小さいが、重いジグが必要な際に有効。

 

 

メタルジグの形状

メタルジグのアクションに最も影響が出るのが、本体の形状です。様々な形状がありますが、今回は代表的な3つのタイプをアクションと合わせてご紹介します。 表のようにメタルジグの形状によってしゃくった時やフォール中のアクションが全く異なります。好活性時はスリムタイプで大きくアピールをして誘い、食いが悪い際にはスロータイプでゆっくり誘うなど、状況に合わせた使い分けが重要です。  

 

形状 特徴
スリムタイプ 潮流の影響を受けにくく、素早くフォールさせることが可能。大きなスライドアクションでハイアピール。
標準タイプ よく見る一般的なメタルジグの形状。ワンピッチジャークやジャカ巻きなど様々なアクションに対応。
スロータイプ オーバル形状でゆっくりと沈む。ひらひらとしたフォールアクションで誘うことが可能。

 

 

メタルジグのカラー

最後にメタルジグのカラーについてです。どの色が絶対に釣れるということはありませんが、青物系はグロー系に反応がよく、特にマズメ・日中問わず使うことのできる「ゼブラグロー」カラーは外せません。他にも定番のブルピンやシルバー系のカラーも揃えておくと便利です。  

 

 

メタルジグの選び方のまとめ

ジグの重量は使うフィールドによって選択

素材にも注目 アクションによって形状を選択

ベーシックなカラーをベースに揃える        

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ショアジギングタックル:ラインの選び方

道糸はPEを使おう!

ショアジギングでは、飛距離と感度に優れるPEラインがおすすめです。特に大型の青物を狙うショアジギングでは、魚とのやり取りの最中に海中の岩にラインが擦れて切られることのないよう太めの仕掛けを使うことが多いです。 このように地磯や沖磯で使用するPEラインの号数はこれと決まっているわけではありません。堤防でのショアジギングでは飛距離を優先してやや細めのPEラインを使うことが多いですが、磯場では4号を基本に状況や狙う魚のサイズに合わせてPEラインの太さの調整を行います。

 

PEラインの号数 釣り場
2号〜2.5号 堤防・沖堤防
3号〜8号 地磯・沖磯

 

 

リーダーは太めのラインを!

ショアジギングでは基本的に道糸をPEライン、リーダーには太めのショックリーダーを使用します。これは重量のあるルアーをキャストした際の高切れや、ファイト中のラインブレイクを防ぐためです。これから初める方には、扱いやすいナイロンラインがおすすめです。  

 

ショックリーダーの強さ 釣り場
30〜60lb 堤防・沖堤防
60〜120lb 地磯・沖磯

 

 

ラインの選び方のまとめ

PEラインは2号以上を選択

リーダーは60lb以上を選択

 

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あると便利なグッズもチェック

ランディングネットは必須!

最後にショアジギングで欠かせない道具をご紹介します。ランディングネットは玉網ともいいます。足場の高い堤防や岩場から重量のある魚を引き上げる際に便利です。ランディング時のロッド破損も良くあるので、初めての方は極力ランディングツールを使って魚を引き上げます。

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プライヤー

これはスプリットリングを開けたり、魚の口からフックを外す際に使用するペンチのような道具です。ショアジギングではアシストフックの針先が鈍ることが良くあるため、こまめなフックチェンジが必要。フックチェンジを素早く行うためにも、プライヤーは必須アイテムです。 

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フィッシュグリップ

青物を釣りあげたあと、魚の口からルアーのフックを外す際に役立ちます。素手で魚を抑えてフックを外そうとすると、魚が暴れてフックが手に刺さってしまうことも良くあります。安全に魚をホールドしておくためにフィッシュグリップも必須のアイテムです。    

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グローブ

100g前後の重量のあるメタルジグをキャストする際には、キャスティンググローブやフィンガーグローブが便利です。キャスト時に人差し指を怪我してしまう恐れがあるため、その予防として効果的です。また、磯でのショアジギングの場合は不意の転倒時などに手を守るため、フルフィンガーのグローブを着用しましょう。

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ショアジギングタックルで釣りに出かけよう!

ショアジギングは初心者でも様々な種類の魚を狙うことができる人気のルアーゲームです。初めてでも釣り方と必要な仕掛けの組み合わせをしっかり理解しておけば誰でも簡単に初めることができるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。 

 

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【たま吉】チニングに挑戦㏌高砂

皆様こんにちは、たま吉です🍛

 

暑いですね😵

ツクツクボウシやコオロギが鳴き始めましたが、

まだまだ暑そうですね…

そんな最中、今回の釣行でございますが、エサ釣りではないのです!

ナイトチニングなのです❗

 

いつも行く釣り場の行きに河口があるのですが、

見えチヌが居て、夏になると湧いているのですが、

それを横目で毎回必ず確認し、そのまま通過して数年、

先日やっと思いつきました。”チニングやってみよかな”と😳

いつもエサ釣りを好んでしているのでチニングは未知の領域

とりあえずやってみようと8月半ばの朝マズメ、

例の河口に行ってみました。

 

おる❗チヌおる‼

大小の真チヌやキビレが湧いているのを

日の出30分前の薄明の中でも確認できます💫

フリリグでさっそくスタート!

底を探ると、、

コンッコンコン!

第一投からあたるんですよ!これは期待できますね~😊

 

だがしかし…数時間後、我々は撃沈しました…

あたるのに乗らない!

気付けば陽は高く、容赦なく我々を照り焼きにします。

疲労と眠気で撤収となりました、チキショーッ

 

そして後日…リベンジへ行ってまいりました!

午前2時半、この日も初っ端からアタリます😳

潮の動きはイマイチですが、ちゃんと喰ってくれるのでしょうか?

そして1時間後、ついに…

 

 

キビレ27cm。初めてチニングで釣りました😆 

アタリからすぐに喰い込んでくれたので、

フッキングへーたーな私も乗せる事が出来ました😊

 

そしてさらに1時間後

 

 

わーい!2枚目😆

ろくにメイクをしてない日に釣れる法則ですよ…

次男にソックリです

 

 

またキビレだけどサイズアップじゃーフンガー💨

 

そして夜は明け、潮止まりに。

アタリも止まってしまったので納竿といたしました。

 

今回の釣行で使用したタックルは、

竿:エギングロッド(やわらかめ)

リール:ハイギア3000番

ライン:PE0.8号

リーダー:12lb

 

フリリグで使用した物はこちら

 

 

フックですが、初回はオフセットを使用しましたが、

2回目はストレートにして、サイズを小さくしてみると、

”あたるのに乗らない”から、

”乗ったけどバレた。そして2枚釣れた”に昇格しました🌟

 

そしてワームはクレイジーフラッパー一強でした!

赤系が初回も良くあたったのですが、

クレイジーフラッパー、デルタクローで2枚とも釣りました✨

カニとかフナムシよりも良かった(捕まえて試しました😁)

スタッフ田中氏、ありがとうございます!

 

さて今回挑戦したチニング、夏の暑さ回避にはオススメの釣りです💫

ライトや虫よけが必須ですが、快適でした。

ぜひ皆様もやってみて下さいね!

もしわからない事がありましたら、

当店スタッフまでお気軽にお声がけくださいませ😊

これから始める穴釣り入門!仕掛け作りから釣果に繋がる釣りテクニックまで大公開!

穴釣りといえば、冬のワカサギ釣りを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし今回解説させていただくのは海の穴釣りです。テトラポッドの隙間から根魚を狙うこの釣り方はまだまだマイナーな釣り方ですが、通年楽しめるものです。釣り初心者でも簡単ですので、ぜひ覚えてください!

※2024年8月1日更新

 

 

 

 

 

穴釣りってどんな釣り?

防波堤周りのテトラポッドやコンクリートブロック、ケーソンなどの隙間に仕掛けを落として根魚を狙うのが穴釣りです。ですがテトラポッドの隙間に仕掛けを落として釣ることを「穴釣り」と呼ぶようになったのは最近のこと。しかし元になる釣り方は昔からありました。それが「ブラクリ釣り」です。

 

ブラクリ釣りは横浜発祥

横浜発祥の「ブラクリ釣り」は、半世紀以上前にはすでにあり、今と変わらぬ仕掛でアイナメやクジメを釣っていました。ただし、当時のやり方はテトラポッドなどほとんどなく、磯の岩礁地帯やカジメ(海草の一種)の林の中にブラクリ仕掛けを打ち込むのが主流。そこからポイントをテトラポッド周りと定め、専用のタックルなどが発達し現在の穴釣りの形になったのです。

 

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穴釣りの魅力を探る

魅力:①「敷居が低い」

穴釣りの魅力は何といっても、釣り自体をあまりしたことがない初心者でも簡単に始められて、ある程度の釣果が見込めることでしょう。

遠投や難しいテクニックを使わずとも「落として食わせる」のが基本の釣りなので、大仰なタックルも道具もいりません。思い立ったらすぐに始められるお手軽な釣りです。

 

 

魅力:②「食べて美味しい魚が釣れる」

穴釣りで釣れる魚はカサゴ・メバル・アイナメ・ソイなど、食べて美味しい魚種が多いのが特徴です。

実際に市場価格を調査しても根魚の仲間はおしなべて高価なものが多く、またお値段に見合った味の物がほとんど。しかし、そんな魚も自分で釣れば、安く、かつ新鮮に美味しくいただけてしまうのです。

 

 

魅力:③「通年楽しめる」

釣りのジャンルは数多くありますが、1年を通して同じ釣り方ができるものはそう多くありません。ところが、穴釣りは仕掛けを落とす穴さえあれば時期を問わず、1年中同じスタイルで釣りができます。

時期や季節を問わず釣行できる利点の他に、少々の荒天(風)でも釣りに行けるのが魅力です。ジギングやアジング、エギングなどが風の影響を受けて釣りにならない時でも、穴釣りならば何とか竿を出すことができます。これは大きな魅力の一つです。

 

 

魅力満載の穴釣り

初心者でも簡単に始められる

食べて美味しい魚が釣れる

季節・天候に左右されず楽しめる

 

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穴釣りのタックル紹介

穴釣り用ロッド

穴釣り用ロッドは当初、短めのバスロッドなどを使用する方が多かったのですが、最近ではメーカー各社から特化したタイプのものがリリースされています。

 

エリアに合わせ専用短竿で

狭いエリアでの探り釣りになるため、短い竿を使います。おすすめは60~120cmほどの少し硬めの先調子のもの。先調子がおすすめなのはアタリが取りやすいためです。また、少し硬めが良いのは、掛かった魚がエサを咥えてテトラポッドの隙間に入り込むのを阻止するためです。掛かったら一気に抜き上げる(剥がすと言います)バットの硬さが穴釣りのロッドには求められます。

 

 

穴釣り用リール

穴釣り用リールはスピニングリールでもベイトリールでも使いやすいリールをセッティングしますが、おすすめは小型ベイトリールとなります。

巻き取りごとに糸ヨレのできるスピニングリールと違い、ベイトリールは円柱の糸巻きにそのままラインを巻く構造なので、糸ヨレが起きにくいです。穴釣りは狭い隙間にラインを通して行いますので、ラインの擦れによる劣化が起きやすい釣りです。メンテナンスの面からもラインに負担の掛からないベイトリールが推奨でしょう。

 

穴釣り用リールは遠投の必要無し

また遠投の必要のない穴釣りでは、ラインもナイロン3号が30mも巻ければ充分です。このことからもスピニングリールの必要性があまりないことが分かります。つまりワカサギ釣りやチヌのヘチ釣りなどの小型ベイトリールがそのまま流用できます。安価に求めようと思えば、1,000円台から手に入れることのできる小型リールはコスパも最高です。

 

 

穴釣りに適したライン

穴釣りは狭い隙間に仕掛けを通して魚を狙う釣りです。どうしてもラインが障害物に擦れながら上下します。そのため、擦れに弱いPEラインはおすすめできません。ナイロンラインの3号くらいのものを推奨いたします。

 

 

穴釣り用タックル

ロッドは取り回しのしやすい60㎝~120㎝ほどの硬めの短竿

リールは小型両軸(ベイト)リール

ラインは比較的根ズレに強く扱いやすいナイロンライン

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穴釣りの仕掛け紹介

オーソドックスな「ブラクリ」

穴釣りがブラクリ釣りから派生した釣りであることから、一番オーソドックスな仕掛けはやはりブラクリ仕掛けです。オモリと針が一体化したブラクリ仕掛けは、オモリの形状から「ソロバン」「カラスガイ」「マル」などの種類があり、その中から使いやすい物をセッティングします。どの形状のものでも根掛かりがしにくいよう、肩の丸い物が多いようです。

 

番手は4号前後

針はセイゴ針やキス針といった針自体が細い物が使われています。オールマイティーに使える4号あたりを中心に、前後2番手位を揃えておけば十分でしょう。

 

 

新感覚ブラクリ「ブラー」

ブラクリ仕掛けを進化させたブラー仕掛けは、北海道の釣具屋さんが開発した「ひらひらと沈降するブラクリ仕掛け」です。

板状オモリに針を付けたブラーは水の抵抗を受けやすく、ひらひらと沈み魚にアピールします。ですからルアーのようにアクションを付けながらのチョイ投げにも使えますし、落とし込みにも使えます。

 

ブラーはメリット多し

形状から根掛かりの不安があるかもしれませんが、実釣ではブラクリ仕掛けとの差は感じられませんでした。テトラポッドの組み方によってはボトムまで落とすのに多少ブラクリより探りのテクニックが必要なこともありますが、アピール面でのメリットの方が上回ります。

 

 

慣れてくれば自作もアリ

割りビシオモリなどを使って仕掛けを自作するのも楽しいものです。ブラクリ仕掛けは簡単なものであれば、道糸に直結したセイゴ針などのチモトから5cmほどの部分に割りビシオモリ3号程度のものを噛ませるだけで作ることができます。釣り場で仕掛けをロストしてしまって購入する時間が無い、といった「急遽手作りする必要がある」のような場合にぜひお試しください。

 

 

穴釣りの仕掛け

オーソドックスなブラクリ仕掛け各種

ブラクリの進化型ブラー仕掛け

割りビシオモリを使った自作品もOK

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穴釣りのエサ紹介

メインは虫エサ

基本的に穴釣りではどんなエサでも使えます。オーソドックスなエサは「虫エサ」と呼ばれるイソメ・ゴカイ類になりますが、こだわる必要はありません。代表的なエサを表にしておきますので参考にしてみてください。

 

代表的な穴釣り用エサ 特徴・備考など
イソメ・ゴカイなど 釣具屋さんで手に入る。たらしを2~3㎝取ってアピール。
オキアミ< パックで購入。冷凍しておけば何度でも釣行OK。
磯ガニ 現地調達できる。ハタ系の大好物。
フナムシ 現地調達できる。エサ取りに弱い。
イカ切り身 白色がアピールしてくれる。スーパーでも釣具屋さんでも手に入る。
魚切り身 アジやサバ、サンマなどスーパーでも購入可。臭いでアピール。
魚肉ソーセージ どこでも入手可能。魚に合わせた大きさにカット。

 

生エサ以外にもワームやチューブの練りエサなど、エサとして使えるものは少なくありません。釣具屋さんなどでぐるりと見回して使えそうなものをご自分でチョイスするのも楽しみの一つです。

 

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穴釣りの釣り場紹介

テトラポッド・消波ブロックを攻める

堤防から足元の沈み岩の隙間や、磯での岩の隙間、ケーソンの継ぎ目など穴釣りの対象となる場所はたくさんありますが、穴釣りのメインフィールドはテトラポッド周辺になります。岸壁や堤防を守るテトラポッド(消波ブロック)は当然外洋に向き、潮通しの良い場所に設置されることが多く、良い漁場になります。

 

 

狙えるテトラを何か所か確保しておく

もともと根魚は行動範囲が狭く、回遊することがないため、一度テトラポッドの隙間に潜り込むと何代にもわたりそこで暮らすことになります。根魚が通年狙えるのはそのためです。また、ある程度風が吹いていても、風向きによりどこかのテトラポッド帯では風裏になり竿が出せるなどの利点もありますので、まずは近くのテトラポッドを探ってみましょう。

 

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穴釣りの釣り方紹介

徹底的なラン&ガン

穴釣りは足で稼ぐ釣りです。場合によっては1つの穴で二桁のカサゴを釣るなどということもありますが、基本は1つの穴でキープサイズ1~3匹だと思ってください。中には空振りの穴もあります。積極的に移動して数多くの穴に仕掛けを落としましょう。

 

 

エサの落とし方

テトラポッドに乗って目指す穴に仕掛けを落としていきますが、釣果アップのコツは「必ずボトムまで落とす」です。

根魚はその名の通り棲家の根っこで捕食活動をする傾向があります。中層まで浮いてエサを捕食するのは棲家の中で小型のものが多く、なるべく早く底までエサを落とさなければ大物には恵まれません。

 

素早くボトムまで落とす

カサゴが大量に棲んでいる「カサゴマンション」にうまくエサを落とすと、まるで優先順位が決まっているかのように、大きいものから釣れ上がってくる傾向があります。つまり、エサは「素早く深く」が釣果アップのコツになります。

1投目に段差を何度か潜り抜けてボトムまでエサを落としたら、ラインが真っ直ぐになるように竿先を調整し、その場所を覚えておきます。そして、2回以降は探らずともエサがピンポイントで落ちるようにしましょう。

 

 

誘い方「底を切って待つ」

穴釣りでは過剰な誘い方は禁物。あまり仕掛けを動かしすぎると根掛かりの原因になります。また、顔の上部に目が付いている根魚は「落ちてくるエサ」に強く反応します。底でチョンチョン動かすことはあまり意味がありません。

 

エサを魚の口元まで運ぶイメージで

まずは底まで仕掛けを落としたら、10〜15cmになるように軽く底を切って待ちましょう。重いオモリはあまり動かず、すぐ下のエサだけが勝手にゆらゆらと誘ってくれます。

釣りやすいところへ魚を誘い出す釣り方と違い、穴釣りは魚の口元までエサを運ぶ釣り方です。過剰なアクションより、いかに居場所までエサを運ぶかの方が重要になります。

 

 

合わせ方と取りこみ方

穴釣りの合わせ方は基本「向こう合わせ」で良いのですが、誘い出して釣る釣り方ではないため、エサをくわえた根魚はすぐに居心地の良い棲家に潜り込もうとします。

ここでもたつくと穴の奥に入られ、エラ周りの鋭いトゲを棲家のあちこちに引っ掛け、猛烈に抵抗します。こうなってはなかなか取りこむのが難しくなります。

 

多少強引にでも抜こう

魚が掛かったら一気に抜き上げましょう。短竿でゴツゴツと頭を振る根魚の引きを楽しみたいところですが、我慢して手返し良く釣るのがコツです。多少強引でも根魚の口は硬いので、バラしはそう多くありません。

 

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穴釣りの注意事項

安全に十分気を付ける①「ライフジャケットの着用」

近年穴釣りが浸透して来てから落水の事故が増えています。テトラポッドは表面が滑りやすく、また角度も付いています。少しバランスを崩しただけで落水や打撲など大きな事故につながる危険性があります。

特に潮通しの良い場所に設置されているテトラポッドには、波と風の具合によってはテトラポッド内部に潮が流れ込んで行く場所があります。そのような場所で落水が起きると吸い込まれてしまい、到底人の力では抜け出せません。最低限ライフジャケットの着用はかかせません。

 

危険な場所は立ち入り禁止になっていることも

テトラポッドは基本的に外洋にむけて設置されています。急な高波や、風波などおきやすい場所もあります。また地元や設置者などの目から見て危険であると判断される場所もあります。当然、立ち入り禁止や釣り禁止になっているテトラ帯もありますので、そのような場所には絶対に近付かないようお願いいたします。

 

 

安全に気を付ける②「滑らない靴を選ぶ」

テトラポッドの表面はデコボコが無くつるつるしています。レーシングカーのスリックタイヤと同じ原理で、乾いている時ならばラバーソールの運動靴などでも充分滑りにくいのですが、少しでも濡れているとまったくグリップしません。

大げさかもしれませんが、ソールにフェルトの張ってある磯靴をおすすめします。最近は磯に乗るためのスパイクも打ってあるフェルトスパイクタイプもありますが、テトラポッドにはスパイク無しをおすすめします。

 

 

環境に気を付ける①「リリースサイズを守る」

根魚は狭いテリトリーでほぼ一生を過ごします。そのため家族全部を釣り上げてしまうとなかなか個体数が回復しません。カサゴやメバルなら15cm、ハタ系なら20cm、できれば30cm以下のサイズのものは逃がしてあげましょう。キジハタなどは30cm以上でしか抱卵しないと言われています。翌年、翌々年と末永く釣りを楽しむためにも環境保全につとめましょう。

また根魚は抱卵後、稚魚まで体内で育てて出産する「胎卵生」のものが少なくありません。キープサイズのものでもお腹がパンパンなものは逃がしてあげましょう。すぐにたくさんの稚魚を産んで恩返しをしてくれるはずです。

 

 

環境に気を付ける②「釣り場を守る」

どんな釣りでもそうなのですが、釣りが終了したら釣り場の保全につとめましょう。釣り場や獲物への感謝の気持ちを込めてゴミの持ち帰り、釣り場の掃除などを心掛けるようお願いします。

なぜなら、近年堤防や港内などで「釣り禁止」とされる事例が増えています。そのほとんどが釣り人のマナー不足が原因です。地元の方や漁業関係者などから時間と場所を借りている立場を守って気持ちのいい釣行をしましょう。

 

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穴釣りを楽しもう!

穴釣りは比較的新しい釣りです。タックルや釣り道具も揃えやすく初心者にも入りやすい釣りであることから、これからまだまだファンの増える釣りでもあります。ぜひこの機会に穴釣りを始めてみましょう。

 

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モリリンの釣って楽しく 食べておいしく! ~瀬戸内タイラバ編~

皆さんこんにちは!初めまして!

倉敷水島店のモリリンことスタッフ大森です。

遅ればせながら、初のブログ投稿になります。

ちょくちょく投稿していこうと思いますので

今後ともよろしくお願いいたします!

さて、記念すべき初のブログ。

今回は『タイラバ師匠』スタッフ木村さんと

瀬戸内のタイラバに行ってきました。

私自身タイラバは今回でまだ2回目の初心者なのでドキドキです(笑)

お世話になったのは「フィッシングガイドとちぎ」さんです。🚢

早朝5時すぎにいざ出港!

朝日を見るとワクワクしますね!!

そうこうして、水深約40mほどの最初のポイントに到着。

何回か巻いては落としてを繰り返していると、、、、、

 

グググググ ガツーーン!!

一発目のヒツトでいきなりデカイのがきたーーー!!

想像以上にドラグが出されてしんどい……

ゆっくり上げてきてやっと釣れたのは...

 

 

デカーーーーイ!!! なにこれ⁉でかすぎ!

測ってみたら73cm ありました!!

こんなの初めて釣りました!もう手が震えましたよ~

ヒットしたのは「イグレイ 桜一TGヘッド60g 蛍光オレンジ

桜一スペアユニット/カーリー/三本鬼掛け 蛍光ピンクです。

 

その後、木村さんにもヒット!!

 

 

 

 

 

 

 

待望の一匹!ナイスフィッシュです!!

 

その後も巻き速度を変えてみたり、ヘッドやネクタイを変えたりして

数が釣れてとても楽しめました!

 

終わってみれば船中で大漁に釣れました!

ちなみに私が釣ったのはこちらです

2回目にしてはけっこう釣れたかも(笑)

今回はマダイをはじめアコウ・カサゴ・フグ・ワニゴチ・スズキなど

いろんな魚種が釣れました。数・型ともに良かったので大満足の結果

なりました!

この日は全体的にピンク系のネクタイを使っての速巻きパターン

釣れる事が多かったです。回ったポイントは水深40m~60mくら

いの場所がほとんどでした。

 

自宅に帰ってからは、釣った魚を捌いて

アコウとマダイの刺身にして美味しく頂きました!!

白身の淡白な味わいで絶品でしたよ~

タイラバはとっても手軽で、これからも楽しめます。

食べてもとっても美味しいので

ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか!

また近いうちに行って来ます! それでは~😄

フカセ釣り初心者講座!基本の仕掛け作りと釣り方のコツ・テクニックを解説!

色々な釣り方がある中でも、フカセ釣りは実釣感が高くてゲーム性に長けています。エサ取りをかわしながらターゲット魚を狙い撃ち、弓のように弧を描くロッドを操り、寄せてきた魚をランディングする。その瞬間の喜びは言い表せません。今回はそんなフカセ釣りの基本をご紹介します!

※2024年6月6日更新

 

 

 

 

 

フカセ釣りの概要

仕掛けを海中にフカセ(漂わせ)て魚を釣り上げるフカセ釣りは、他のどの釣りとも違う部分があります。それは「仕掛けの横移動で魚に違和感を与えずに食わせる」ということです。潮とエサを「同調」させつつ、狙った魚の口に仕掛けを届けなければならないこの釣りは、それなりの装備とテクニックを必要としますが、それだけに釣れた時の達成感も大きい釣り方です。

 

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フカセ釣りの仕掛け3種類

ウキフカセ釣りの基本は3種類

半遊動ウキフカセ

固定ウキフカセ

全遊動ウキフカセ

 

フカセ釣りの仕掛けはラインの太さや針の大きさ、釣り場の状況やターゲットなどの条件で都度変える必要があります。その中には初心者向けではない仕掛けもありますが、状況によって使い分けられるように図解を交えて解説していきます。

代表的な仕掛けの作り方を3つ紹介いたしますが、すべて「ウキフカセ釣り」の仕掛けになります。ウキを使わない「完全フカセ釣り」は探る範囲が狭く、船釣りなどでは使われますが、現在ではフカセ釣りといえばウキフカセ釣りのことを指します。

※ウキは初心者用に、風や波の影響を受けやすい棒ウキより、オールマイティーに使える円錐ウキ(ドングリウキ)をチョイスして説明しています。

 

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フカセ釣りの原理

ターゲットに違和感を与えない釣り

マキエサを撒いて、集まってきた魚に付けエサ(サシエと言います)を食わせて釣り上げる釣りがフカセ釣りです。フカセるというのは「漂わせる」の意味で、マキエサで興奮しているとはいえ、針の付いたエサに違和感があると魚は簡単には喰いついてきません。

そこでマキエサとサシエが同じように「漂うように」調整しながら流します。これを「同調」といいます。うまく同調させると集まってきた魚は違和感を感じずにサシエをほおばり、反転します。そこでウキに反応が出ますので、すかさず合わせると釣れ上がって来る、という訳です。

 

 

ターゲットを狙い撃つ

釣りのシステムとしては「同調」なのですが、同調だけですと近付いてきた魚全てが対象の五目釣りになってしまいます。狙った魚が釣れるようにするには、同調以外のテクニックが必要になってきます。その一つに「オモリワーク」があります。

小粒のオモリを使うことでターゲット魚のいる場所(タナと言います)までサシエを落としたり、浮かせたりして釣果を上げます。コツのいることですが、基本さえ知っていれば実釣でやってみると意外と感覚で近いことはできます。まずは基本を覚えましょう。

 

サシエの付け方(基本)

潮とマキエサ、サシエを三位一体で同調させ、横移動の仕掛けの流し方を完璧にするためにサシエの付け方にも気を配ります。まずは一番違和感を与えないエサ付けを覚えましょう。

サシエにするオキアミは尻尾(尾羽根)をカットし、切り口から針を通していきますが、殻の外側ギリギリを通すと外れにくくなります。頭は落とさず、針先が隠れるようにフィニッシュします。また加工されたオキアミは沈降速度が速く、エサ取り回避には必携です。

 

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まずは「半遊動ウキフカセ釣り仕掛け」

フカセ釣りを始めるにあたって最初に覚えるべき釣り方がオーソドックスなタイプである「半遊動ウキフカセ釣り」です。まずは仕掛けの特徴とシステムの説明をしていきます。

 

半遊動ウキフカセ仕掛け:図解

半遊動ウキフカセ仕掛けの名称をまず覚えましょう。上から順に「道糸」「ウキ止め」「シモリ玉」「円錐ウキ」「からまん棒(図ではT型クッション)」「ガン玉」「スイベル(サルカン)」「ハリス」「針」となります。この中でガン玉に関してはさまざまな打ち方がありますので、別項でその説明をいたします。

ハリスに関しては道糸とのバランスもありますが、チヌやメジナなどの定番の釣りものであればおおむね道糸1.5号~2.5号、ハリスも同じく1.5号~2.5号を3m前後取り付けます。道糸はナイロンライン、ハリスはフロロカーボン製がおすすめです。初心者は道糸はフローティングタイプのものが扱いやすいでしょう。

※ハリスの長さ3m前後(約二ヒロ)は、全ての仕掛けのオーソドックスな長さです。(一ヒロ=両手を広げた長さ)

 

 

半遊動ウキフカセ釣り:システム解説

まず「半遊動」ですが、これは「ウキ止めまで遊動させる」という意味があります。「ウキ止めまでの水深を探る仕掛け」、「タナの最深部までの距離を最初で決める仕掛け」です。

海面に落とされた仕掛けはウキの中空部分を通ってゆっくりと海中に沈んでいきます。この時、マキエサとほぼ同調していることは言うまでもありません。そして食わせたい魚のタナまでの長さまでラインが出ると、「ウキ止め」にウキが掛かってそれ以上深く沈まないようになります。

 

ウキが沈んだのを確認してから合わせ

ゆっくりと潮とマキエサにサシエをなじませ、タナにいるターゲット魚をそこで掛けます。フカセ釣りの合わせ方はそれほど難しくなく、ウキが沈んだのを確認してからロッドを真上に上げるだけでOKです。

 

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ピンポイントで狙うなら「固定ウキフカセ釣り仕掛け」

固定ウキフカセ仕掛け:図解

次は固定ウキフカセ仕掛けの図解です。実はフカセ釣りなど意識せずに、釣りを始めたばかりの時からこの釣り方をしている人は多いでしょう。古典的なウキ釣りがこの釣り方の基本となっています。上から順に「固定ウキ」「ハリス」「ガン玉」「針」となります。この中でガン玉に関しては打ち方がいろいろありますので、別項でその説明をいたします。

 

 

固定ウキフカセ釣り:システム解説

ある程度タナがはっきりしていて、しかもタナが竿の長さ以内の場合は、固定ウキフカセ釣りがおすすめです。この釣り方の最大のメリットは「手返しが良い」こと。ウキ下の長さが定められているので、投げる場所さえ決まっていれば何も考えずにサシエを落としていけます。

タナが変わった時はその都度ウキ下の調整をしなければなりませんが、それ自体は苦になる作業ではありません。それよりもガン玉やスイベルを使った場合、アタリを取りにくい場合があるので、そこを気を付けなければなりません。

 

仕掛けが馴染むまでのタイムラグが弱点

仕掛けを投げてウキが海面に浮いている状態で、仕掛けがゆっくりと沈降していく場面を想像してみましょう。この時、針とサシエ以外のものがハリスに付いていた場合、そこが一番早く沈み始めます。

これはスイベルやガン玉オモリなどの場合があります。例えば、スイベルが沈むとラインはスイベルを頂点としたV字に沈降していき、サシエはスイベルより遅れて沈みます。すると軽い糸ふけが出てしまいアタリがウキに伝わりません。

 

フカセ釣りの中では単純な仕掛け

タナさえ合えば爆釣しやすい

比較的風に強い

フカセ釣り初心者におすすめ

 

固定ウキフカセのメリット 固定ウキフカセのデメリット
システムが単純 潮になじむまでアタリが取れない
手返しが早い タナの深さがロッドの長さまで
タナがボケない

 

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無風ならば「全遊動フカセ釣り仕掛け」

仕掛け説明の前に、「全遊動フカセ」はある程度熟練度が必要です。そのため、初心者の場合は無風に限っての挑戦を推奨します。

 

全遊動フカセ仕掛け:図解

簡単に説明をすると、半遊動ウキフカセ仕掛けから「ウキ止め」を外したものが「全遊動フカセ釣り仕掛け」になります。上から「円錐ウキ」「からまんぼう(図では竿受ウキゴム)」「ハリス」「ガン玉」「針(サシエ)」となります。

 

 

全遊動フカセ釣り:システム解説

この釣り方がフカセ釣りの中では一番魚に違和感を与えずに釣るやり方です。中空の遊動ウキの中をラインがゆるゆると滑って行き、マキエサとサシエが同調しながら海中に落ちていきます。中層で喰ってくる魚(アジやネリゴなど)などがサシエに喰って走るとラインとウキの摩擦でウキが沈みます。そのため、ラインメンディングをマメにしながらの釣りになります。

 

アタリを取るには経験が必要

海底の状況や底近くで喰ってくる魚(チヌなど)を狙う場合、根掛かりの心配の少ない釣り場であれば比重の重いマキエサで底付近にポイントを作っておいてサシエを底に這わせて釣ることができます。しかし、アタリが取りやすいように常にラインメンディングをしておく必要があります。したがって、ある程度の経験が必要な釣りと言えます。

基本的にサルカンやガン玉オモリなどを取り付けず、サシエと針の重さだけでサシエを落としていくので、道糸とハリスの直結方法なども大切なテクニックの一つになってきます。

 

全遊動ウキフカセ押さえるポイント

ラインメンディングは小まめに

ラインを「張らず緩めず」を保つ

 

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フカセ釣りの流れ

マキエサを作る

釣り場に着いて最初の作業がマキエサ作りになります。一般的に使うマキエサは冷凍オキアミを使います。できれば釣り場に着く前にある程度解凍できていればベストです。集魚効果を高める集魚剤やパン粉など何種類かを混ぜ、トータルで6~8kgほどのマキエサを作ります。

半解凍のオキアミを軽くざくざくと小型スコップでほぐし、集魚剤を混ぜます。シフォンケーキのタネ作りのように、軽く下から起こすように混ぜましょう。硬さは海水で調節しますが、水気は抑えめにしてベチャベチャしない程度にしておくのがコツです。ヒシャクで押し付けながら、すくう時に固まる位が投げやすく、潮に馴染みやすいと思います。

 

 

ポイントは自分で作り出す

タックルを組んでいる間もヒシャクで何度かマキエ打ちをしておくと良いでしょう。マキエサは「ポイントに投げるのではなく、ポイントを作る」という考え方がマキエサワークのコツです。

混ぜる集魚剤はターゲット魚によって変えることをおすすめします。煙幕を張るものやすぐに沈むもの、キラキラするものなどさまざまな特徴があります。店頭スタッフと相談しながらの購入をおすすめします。

 

マキエサで魚を寄せる

ポイントに打つのではなく、ポイントを作る気持ちで

ポイント周りに正確に打てるようにする

 

 

水深を測る(タナを取る)テクニック

タックルが組めたらいよいよ仕掛け投入ですが、チヌなど底付近にいることが多い魚を狙う場合、その前に水深を測ります。サシエを付けずに針に1~3号くらいのオモリ(ウキの浮力以上のオモリ)を取り付け仕掛けを投げます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも短ければウキは沈んで行きます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも長ければウキは浮いています。仕掛けを回収しウキ止め糸の位置を調整してウキが海面スレスレにある状態になればそれが水深です。

あとはターゲット魚のタナに合わせてウキ止め糸を下げ、釣り開始となります。タナの取り方は基本的に「浮かせ」「底」「這わせ」の3種類あり、潮の速さや底の状態で臨機応変に変えます。まずは底から30cmほど上を目安にウキ止めを打って様子を見るのが良いでしょう。

クロ(メジナ)など表層~中層にいることの多い魚を狙う場合は3m前後(約二ヒロ)からはじめるのが良いでしょう。

アタリがなくサシエを取られればウキ止め糸を下げ、サシエが取られなければウキ止め糸を上げることが基本です。

 

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ガン玉ワークを覚える

ガン玉ワークの必要性

さて、ウキフカセ釣りでもっとも重要だと言われているガン玉ワークです。魚に違和感を与えない釣りで一番違和感を出すのがオモリです。もちろん見た目もですが、サシエの沈降スピードを左右するので、基本をきちんと踏んでいないと魚が違和感を抱いて見向きもしてくれない結果になります。

ハリスにガン玉を打つ理由は、タナまで素早くサシエを落とす、複雑な潮に負けないよう仕掛けを重くする、強風で道糸があおられる前に仕掛けを落とす、エサ取りからサシエを守る、などいくつもの理由があります。ガン玉無しで釣れる好条件の釣行は無い場合がほとんどと言えるでしょう。

 

 

ガン玉の種類

ガン玉には大きく2種類のものがあります。「B」で表示されるものと「GまたはJ(ジンタン)」で表示される物です。

Bのものは番手が上がるごとに重くなり、GやJのものは番手が上がるごとに軽くなります。メーカーによって最高番手は違いますが、例えばG1からG6へとはだんだん軽くなり、G表示の一番重いG1の次がBとなります。そしてBの後に表示される番手が上がるごとに重くなっていきます。

付け方はどのメーカーでもほとんど同じで、割れた部分をラインに当て、プライヤーなどでつぶせば簡単に取り付けられます。昔は「噛みつぶしオモリ」と呼ばれる割りビシオモリと同じように、歯で噛みつぶして取り付けていましたが、ナマリが体内に入るのは良くないため道具を使いましょう。

 

 

ガン玉の基本の打ち方

まず使用ウキの番手とガン玉の番手を合わせる必要があります。例えば、3Bのウキには3Bのガン玉という具合です。これで浮力3Bに対して重力3Bでつり合いがとれ、ウキがギリギリ浮いている状態になります。ただし、これは物理的なプラスマイナスの話であって、フカセ釣りではマキエサとサシエを馴染ませるようにガン玉を打って行く必要があります。

仕掛けを早く落とすだけの理由であればなるべく大きなウキを使い、それに見合った大きなガン玉を道糸とハリスの結束部分近くに一つ打てば事足ります。マキエサが効いているなどの理由がある場合はタナまで一気に沈める必要があるのでそれでいいのですが、エサ取りが湧いている時などは遅れて沈むサシエが他の魚に狙われてしまいます。

 

 

段打ち

エサ取りをかわしつつ仕掛けを素早くタナに落とすために「段打ち」を覚えましょう。段打ちはハリスに均等にガン玉を打って行く方法で、同重量のガン玉2~3粒を同じ間隔で打って行きます。

ここで気を付けなければならないのが、ガン玉とウキのバランスです。3Bのウキには3Bのガン玉でつり合いが取れると説明しましたが、B×3は3Bにはなりません。メーカーにもよりますが、3Bでおおむね1gくらいの重量になります。例を挙げると、換算表で針の分を少し引いてG2を3粒くらいが3Bのウキには丁度良いでしょう。

 

シチュエーションに合わせた段打ちを

ただし、これも重量バランスだけの論点になります。沖磯釣行などのように、下から潮が湧いてくる湧き潮や二枚潮などでサシエが落ちて行かないような潮流が邪魔をするシチュエーションも時にはあります。そのため、基本の考え方は最低限押さえておいて、あとは現場での実釣中にガン玉打ちを覚えましょう。

 

 

ガン玉のタイプと重量

 

タイプ サイズ 重量(g) 換算
GまたはJ表示

(ジンタン)

G8 0.07
G7 0.09
G6 0.12
G5 0.17
G4 0.20 G7×2
G3 0.25 G6×2
G2 0.35 G5×2
G1 0.45 G4+G3
B表示(ガン玉) B 0.55 G4+G2
2B 0.80 B+G3
3B 1.00 B+G1
4B 1.25 3B+G3
5B 1.75 4B+G1
6B 2.20 4B+3B

 

換算はあくまで例です。その場の状況でいろいろ試してみましょう。また、個別の重量はメーカーによって多少ズレがあります。

 

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フカセ上級者の仕掛け

フカセ釣りの奥は深くさまざまな釣法が開発されています。基本の釣り方で原理がある程度判ってくると納得できるものばかりですが、初心者にはなかなか難しい釣り方ばかりです。参考までにネーミングと特徴のみ紹介させていただきます。

 

釣法と特徴

 

上級者の釣法 特徴
2段ウキ カラマン棒の下にアシスト棒ウキを付けてゆっくり沈ませる・下の潮に同調
2段ハリス 田中修司名人考案の細仕掛け・直結で1.2~1.5号のハリスを2段に仕掛ける
水中ウキ ウキの形をしたシンカー。体積が大きいのでサシエを潮にのせやすい
1000釣法 池永祐二名人考案のロングハリス仕掛け・10mのハリスと00号のウキからのネーミング
PE釣法 遠投・高感度のメリットはあるもののライントラブルやライン喰い込みのデメリットも

 

これら新釣法のほとんどは風や潮を攻略するために開発されました。実釣では、ラインの太さやウキの浮力、ガン玉の重さなどをその都度変更していく経験則が必要になります。形だけマネすると逆に釣りづらいこともありますので、腕を磨いてから挑戦してみましょう。

 

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フカセ上級者の潮読み

フカセ釣り上級者は潮を読みます。釣行前ともなればタイドグラフ(潮汐表)とにらめっこをしてイメージトレーニングに余念がない方も。各潮の一般的な狙い目を紹介しておきます。

 

潮と特徴

 

潮の呼び方 狙い目・狙い方・特徴
あて潮(当て潮) 釣り場に向かって流れてくる潮。コマセワークが難しい。遠目に投げて足元で釣る。
二枚潮 上層と下層の流れの向きや速さが違う潮。上層の流れに負けないように水中ウキやオモリを打つなど水中の抵抗を大きくすることが効果的。
反転流、ワイ潮 障害物などを通る時にできる逆潮・渦巻き状に流れる潮。渦巻きの中にエサがかたまることを魚は知っている。狙い目。
潮目 海流がぶつかりあってできた筋状の潮。プランクトンなどが寄りやすい場所。当然小魚が寄り、それを狙う大型魚も来る。距離が合えば積極的に狙います。
潜り潮 異なる流れがぶつかり発生する下に潜りこむ潮。潮目もこれにあたる。狙い目。
湧き潮 下から湧き上がる潮。カガミともいわれる。軽い仕掛けは入らない。際には潜り潮があるはずなのでそこを狙う。
引き潮 満潮から潮が下げていく状態。コマセの広がりもよく、コマセの先(遠目)が狙い目。

 

1日のうちに様々な潮が目の前に現れます。ベテランともなれば、一瞥しただけで潮に合った釣法ができますが、初心者はなかなか難しいものがあります。こればかりは実釣を繰り返して行く間に腕を上げましょう。

 

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合わせ方と取りこみ

合わせは鋭く

フカセ釣りはウキに微妙なバランスを取らせる釣りです。アタリが出るとウキがきちんと反応してくれます。難しい合わせはいりません。「ウキが消し込んだらロッドを立てる」で充分です。

 

 

取り込みは冷静に

難しいのはその後のやりとりです。堤防などでは堤防下のへこみ部分、磯では根や海草群などに魚が逃げ込まないようにコントロールしなければなりません。せっかく掛けた獲物をラインブレイクなどで逃がしてはもったいないですからね。

竿はなるべく立て気味に、場合によっては自らの釣り座を移動してでも潜られないようにコントロールしましょう。魚は口を海面から出して空気を吸わせると、とたんに体力を奪われます。弱ったところを素早くタモ入れしましょう。

 

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フカセ釣りにシーズン無し

寒い時期の「寒チヌ」や「寒グレ」シーズンが終わると、春の「のっこみ」がやってきます。その後、産卵後の荒食いシーズンに入ります。また、アジやサバなどの集団で回遊してくる魚種や、それを狙って回遊してくる青物なども水温の上昇とともに沿岸に近づき、夏から秋のターゲットに。

このように、フカセ釣りは1年を通して楽しめる釣りなので、ぜひこの機会にフカセ釣りに挑戦してみてください。

 

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