【ルアーマゴチ】アイクルさんでお勉強してきた【井上釣行記】

2020年6月半ば 入梅目前の平日に横浜港「アイランドクルーズ」のフラット乗合に乗船した。スタッフ3名で予約し追加乗船者はいなかったので、乗合といっても実質3名のチャーターでありがたい。

阿部ちゃんブログより)

ここ4年ほど東京湾のルアーマゴチにはまっており(年間4~5回の乗船だが)、餌のマゴチ船のミヨシに釣り座をとって楽しんできた。ルアーマゴチは良型が狙えることや、投げて広く探れることなど利点が多い。餌師を抑えて竿頭になることもあり(餌のマゴチが下手なのもあるが)、ルアーの楽しさにどっぷり浸かっている。

(過去の栄光 65センチ 2018年8月 井上ブログより)

その一方で釣り方の疑問点がどんどん積み重なったまま、思った釣りができない場面もでてきていた。今年の3月には新子安D丸さんに乗船してきたのだが、お隣の餌釣りでの爆釣を尻目にまったくあたらず。初めてのルアー丸坊主を喰らってしまった・・・涙

ネットの情報や自己流でこれまで遊んでいたが、せっかくここまで入れ込んでいる釣りなのでプロにご指導いただこう!と決意。東京湾のマゴチ釣りの情報発信を積極的にやっている「アイクルのスエ船長」に勝手に白羽の矢を立てさせて頂いたのでありました。

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今回一緒に行ったのは、私と同じくルアーマゴチにはまっている「阿部ちゃん」と新スタッフの「竹本さん」。阿部ちゃんは昨年鶴見S丸さんで60センチ超を釣っておりこの釣りには鼻息が荒い。もともと阿部ちゃんと「チャーボの釣りをやろう」と盛り上がっており、今回は予約からなにから丸投げでセッティングしてもらった。
一方の竹本さんはおかっぱりの釣り(シーバス・タコ)に誘って釣らせられなかったので、船に課金してもらい(笑)今回こそぜひ釣ってもらいたいところ。

 

当日の早朝5時、新山下のマリーナに到着して船に荷物を積み込む。船長からは「正直、今が(産卵期で)一番悪いタイミングだから覚悟してね~」といきなりの絶不調宣言。行きの車内でも「各自1本釣れればOKかな~」という話はしていたのでそこまでショックはないが「船中1本でれば・・・」というほどに状況は悪いらしい。アウチ。

それでも小さな期待を胸に出船。80馬力の船外機を積んだ和船はスイスイと東京湾を南下。第一海堡の西カドをかすめてそのまま観音様を間近に臨む大貫沖へ。後ろ向きシートがヒトに優しい。30分ほどで到着した水深8~10mをエンジンオフで流す(当日は終日同海域)。スパンカ無しでも船が回らないのはなんでだろう。

いろいろな課題を持ち込んでの釣りだったが、船長のブログで見ていた内容を直接聞くことができて勉強になった。
○ワームの選び方(サイズ・カラー・形状などなど)
○ジグヘッドの選び方(ウェイト・形状)
○誘いの方法(速さ・高さ・移動距離・竿操作)

 

(ドがつく定番 エコギアスイミングテンヤ 船長の推薦品です)

どう誘ってどう掛かるか、なぜバレるか。それぞれのメリットデメリットを判断していくことが必要なんですな~(感心)。
項目立てされた船長ブログが非常にわかりやすいのでぜひご参照されたし。

また、マゴチの生態に関することも、年間通して魚を追いかけている船長は雑談風にゆるやかに持論を教えてくれます。まずは魚のコンディション(状態)がどうか、それにどうアジャスト(対応)するか。やっぱりルアーの釣りはバサーの視点(船長はバスの人でもある)で見るのが大切なんやな~(再度感心)。食性や回遊などあれこれためになる話が聞けて井上大満足。おしまい。

 

とブログを〆るのもあれなので、当日の状況を。

危ぶまれた釣果だったが、開始20分ほどで井上が1本目ゲット。1本取るとその日の釣りが安定するのは餌マゴチと同じ(笑)で2本目もほどなくゲット。船長は水色を見て小移動を3箇所ほど繰り返すが、渋いながらも行く先々でアタリを出せるさすがの操船。連続ヒットこそ無かったが井上は最終6本の釣果。いや~最高ですわ~(ドヤ顔)。

1本目!

(アイクル釣果ブログより)

 

一方 阿部ちゃんは外道に悩まされワームを大量消費している模様。推定40センチのデカフグ(水面バラし)、やや浅めのポイントでソゲ(リリース)などなど。やや深め10m強のポイントで、阿部ちゃん愛用のグランデージ76Mをぐいぐい曲げて上がってきたのはランカー確定のシーバス(ヘッドシェイクのバラシ)。これアカン日やな~と他人事ながら見守る。

それでもベイト竿とスピニング竿をあれこれ取り替え投げ続けた結果、良型を1本ゲットして溜飲を下げます。ヨカッタヨカッタ。

カオひきつってます(笑)

(アイクル釣果ブログより)

竹本さんは・・・船長のぎりぎりまで釣らせようという優しさ(圧力?)も結果につながらず、ボとなってしまいました。下船時、船長にリベンジを誓っていたその意気込みに期待しているよ~!

当日はフグが非常に多くアタリ多数ワームの殉職多数。カツッという小さなアタリでテールが無くなるパターンが多く、ボディの場合はワーム腹側の喉元にえぐられ傷が多く、いずれもベイト(小魚)の行動能力を奪う攻撃なのではと思うと恐ろしい。イカもいて、太めのワームに彫刻刀で彫ったかのような三角傷が入るのが面白かった。

(尾っぽ切れは正直アタリわかりません・・・スタッガーワイドもバッサリ)

(イカの咬傷は三角刀のようにスパッとやられてます)

 

ヒットルアーはワンナップシャッド5インチ(ブルーギル)。RMインバイトテール(オレンジ)。安定のジャッカルひとつテンヤ擬似エビ強波動(レッド)は回収前の足元でベイトタックル鬼あわせ→上あご貫通で最高。マゴチはテール波動だけのルアーでOKと思っていましたが、船長いわく「ロールも重要!」とのこと。また試したいルアーが増えてしまうぅ・・・(嬉しい)。

ワンナップシャッド ブルーギル

インバイトテイル キラメキオレンジ

擬似エビ強波動 エビオレンジ

 

シルエットの大きなワームは春シーズンに有効で、産卵期~真夏にかけては細身が有利なようです。とはいえベイトのサイズ次第で傾向は変わるので、状況に応じたセレクトが大切とのこと。個人的には口いっぱいにワームをくわえたマゴチが萌えポイントなので(オレはコレを喰いたくて喰ったんだ感が最高)、ぜひスエ船長推しのスタッガーワイドで釣果を出したいところ。

スタッガーワイド スエハデオレンジ

 

船長の「今日が底」を証明するように翌日からどんどん釣果が伸びており、今後は羽田~横浜沖もメインポイントになってくるころ(磯子八幡橋K丸さんはスポット半日船もスタート)。餌釣りのマゴチ乗合船でルアー対応の船宿さんも多いので、ぜひ座席予約の上チャレンジ下さい。

釣り方やタックルセッティングなど不明点はご案内致します。井上・阿部Y・竹本までお気軽に~

 

当日最大サイズ!

(アイクル釣果ブログより)