【対象魚】
スズキ
(マルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキ)
※エントリーの際、対象魚は1種類のみ選択して下さい。
【キーパーサイズ】
長寸30cm以上
【ランキング基準】
・長寸(口先~尾) 小数点第一位まで入力
【エントリー更新】
期間内であれば何度でも更新が可能。
【注意点】
「釣りのポイント公式アプリ」にて、
『オンラインダービー2022 SUMMER』
を開催いたします!
開催期間:
2022年7月15日(金)~9月6日(火)
※店頭での受付は行っておりません。何卒ご了承ください。
参加にはエントリーカードが必要となります。
※開催期間外のエントリーは無効となります。
ご自慢の釣果があった際にはぜひ釣りコミュニティへ投稿してください。
皆様のエントリーをお待ちしております!
※本アプリにおけるダービーは弊社が独自に行うもので、Apple社とは一切関係ございません。
「釣りのポイント公式アプリ」にて、
『オンラインダービー2022 SUMMER』 を開催いたします!
※店頭での受付は行っておりません。何卒ご了承ください。
2022年7月15日(金)~9月6日(火)
※24時間エントリー受付で投稿時間が最終日の23時59分まで
オンラインダービーへの参加は、
①アプリのダウンロード
②釣りコミュニティ登録、ログイン
が必須となります。
iOSはAppStoreから、AndroidはGooglePlayストアからダウンロードできます。
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エントリー写真を撮影する際はエントリーカードが必要になります。
入手方法は次の2通りです。
①店頭にて受け取り
ポイント全店にて期間中配布いたしますのでスタッフにお申し付けください。
②ネットでダウンロード
こちらからPDFをダウンロード! お客様で印刷してご使用ください。
⇒エントリーカードをダウンロード
※開催期間外のエントリーは無効となります。
注意:投稿前にこちらの参加ボタンを押さなければ、エントリーができませんのでご注意下さい。
①『コニュニティ』タブを押します。
②タイムライン上にある『お魚ボタン』を押します。
③開いた3つのメニューの中から『ダービー』を選択します。
④ダービー一覧画面を開きます。
⑤参加したいダービーを選んで『このダービーに参加する』ボタンを押します。
⑥これで事前エントリーが完了となります。
※エントリーをキャンセルする場合は『参加をキャンセルする』を押して下さい。
登録が完了したら下記のキーパーサイズ以上の魚を釣りあげましょう!
長寸で順位を決定します。
※同寸の場合、釣行日が早い方を優先とします。
※シロギスは2匹の長さの合計となります。
釣り方は問いません(磯・防波堤・船釣り、エサ・ルアーどちらでも可能です)
釣りをする際は決められたルールをしっかりと守りましょう!
・ブラックバスを釣る際はそれぞれの地域の条例や内水面漁場管理委員会の指示に従ってください。
・釣り禁止エリアでの釣果、捕獲は対象外となります。
・救命胴衣の着用、救命具等を持参し安全には十分に気を付けましょう。
・危険な場所での釣りは避けて下さい。
・海難及び、事故などについては運営団体は一切の責任を負いません。
・立入り禁止箇所、港湾荷役地域、工業用地、台船等の立入り、機材に触れたり持ち出すことは固く禁じます。
・釣魚に限る。(漁・遊魚に従事されている方のご参加はご遠慮ください。)
・出したゴミはきちんと持ち帰りましょう。
・法令を遵守してください。
対象魚が釣れたらルールに従って撮影して下さい。
【スズキ・ブラックバスの場合】
【シロギスの場合】
*応募写真の著作権は撮影者にありますが、使用権は主催者が有し、主催者は広報宣伝・プロモーション等の目的で、雑誌・インターネットなど各種広報物で無償使用させていただく場合がございます。
①『釣りコミュニティ』で『投稿』を選択し押します。
②項目の流れに沿って投稿します。→『次へ』ボタンを押します。
③最後に参加したいダービーを指定します。
※事前エントリー完了済み&開催期間中のものだけが表示されます。
④ダービーにエントリー出来たかタイムラインを見て確認します。
→投稿記事の上段に『ダービーエントリー』と表示されます。
※エントリーが出来ていない場合、抽選賞の対象にもなりません。
期間中であれば、何度でもエントリーの更新OK!
*最高記録の釣果のみをエントリー対象とします。
ポイント店頭・ホームページ・アプリ内にて発表します。
※結果発表は9月中旬を予定
【順位賞】
1位~3位→ 賞状 + 景品
【抽選賞】
エントリー頂いた方を対象に、それぞれの対象魚から抽選で景品をプレゼント!
※正確にエントリーされたもののみが抽選の対象となります。
ご自慢の釣果があった際にはぜひ釣りコミュニティへ投稿してください。
皆様のエントリーをお待ちしております!
今回はジギングルアーの代表、メタルジグの選び方と使い方の解説です。形状や材質による違い、重さの選び方や動かし方について紹介しています。どんなものがあるのか一気に確認したい方は要チェック!ジギングルアーの準備を進めましょう!
今回はオフショアジギングのルアーである、メタルジグについてです。選び方のポイントとなる形状や材質の違いについてご紹介します。釣れる魚に合わせた動かし方や、重さの選び方も解説!これからジグを揃えていく方はぜひ参考にしてみてください。
まずは選び方のポイントとなるメタルジグの形状、材質、ウェイトバランス、カラーの4点について解説します。それぞれにどんな違いがあるかをチェックして、同じ役割のものばかりにならないようにメタルジグを揃えていきましょう。
これからオフショアジギングを始める初心者の方向けに、それぞれの要素で定番も紹介しています。
釣果に大きな影響を与える、メタルジグの形状についてです。それぞれアクションやサイズ感に大きな違いがあり、海域や季節、狙う魚種によって定番となる形状は異なります。初心者の方が目で見てハッキリと違いを認識できる要素でもあるので、初めて揃える方もぜひこだわって選んでみてください。
すでに釣行計画を立てている場合は、船宿予約時によく釣れる重さと形状を確認しておくと、当日までの準備がスムーズになります。
オフショアジギングで最も出番の多い形状です。やや細長いボディは、イワシなど青物が普段捕食しているベイトの形状に似ていて、魚種やベイトパターンを問わずに活躍できる万能なシルエットを持っています。特別なパターン以外はセミロングジグで幅広く対応できるので、これからジグを選ぶ方はこのタイプのジグから検討してみてください。
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先ほどご紹介したセミロングジグよりも細く長い形状です。同じ重さであればこちらの方が長く、タチウオやサンマといった大型のベイトを捕食する青物狙いの釣りで、高い効果を発揮します。ベイトの状況はエリアと時期次第なので、釣りに出かける地域の情報を集めながら購入を検討してみてください。
細長いベイトのみに反応する青物を狙う時は明らかにロングジグが有利で、セミロングジグよりも断然釣れるというケースがほとんどです。
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セミロングジグよりも短く、厚みで重さを稼いでいるタイプの形状です。このタイプはロングジグとは逆のパターン、小型のベイトのみに反応する青物狙いに効果があり、最新のトレンドとして各地で釣果があがっています。幅広い魚種に効果があるというのもショートジグの強みで、根魚に真鯛、アジやイサキもよく釣れるジグです。
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平らなボディが特徴的なメタルジグです。名前の通りスローなアクションが持ち味で、他の形状のジグよりもゆっくりヒラヒラと落下する動きを持っています。持ち味を最大限引き出すためには専用のタックルが必要になりますが、底を徹底して釣るときはこのタイプのジグが強いです。こちらも釣れる魚種の幅が広く、根魚やヒラメを狙うジギングで出番が多いです。
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万能タイプはセミロング
ロングジグ、ショートジグはベイトパターンに合わせて
スロージグは底狙いの釣りで活躍
メタルジグはどの位置に重心があるかでアクションと沈み方が変化します。形状によってある程度傾向が決まっている要素ではありますが、それぞれどんな特性を持っているか確認しておきましょう。センターバランスのメタルジグがあれば、幅広い釣り方に対応できますが、魚種によっては他のタイプが強いケースがあります。
メタルジグの中央付近に重心が設定されているバランスです。完全に重心が中央というものはなく、揺れる動きを与えるために多少どちらかに重心を寄せているので、重心は中央付近とイメージしておきましょう。ジャーク、フォールとも魅力的なアクションを持っていて魚種も問わない万能な性能で、多くのジグがこのバランスを採用しています。
重心が後方寄りのセッティングです。センターバランスの水平フォールに対し、リアウェイトではテール下がりの姿勢で落ちていくのが大きな違いで、沈降時の直進性とスピードに優れます。潮が速いエリアや深い釣り場、先に落とす方が有利というシチュエーションで選択したいメタルジグです。アクションはセンターバランスのものよりも大人しく規則的で、青物狙いではランダム性がやや不足気味な一方、シーバスやタチウオ狙いでは、この大人しい動きとテール側から落ちていく姿勢が大活躍します。
センターバランス、リアバランスに比べるとマイナーな存在ではありますが、重心をやや前方寄りとしたフロントバランスのジグも存在します。ラインで引っ張って持ち上げるときは頭から、落ちるときも頭からとなるので、ロッド操作にしっかり反応するメリットがありますが、フォールスピードが遅いことや、ライントラブルを起こしやすいことがデメリットです。
メタルジグには左右対称なものと、左右非対称なものがあります。左右対称なものは受け流す水流が規則的で、引き抵抗が小さく、素早く操作してもアングラーへの負担が少ないのが特徴です。左右非対称なものは引き抵抗が大きくなる弱点がありますが、不規則なアクションで魚を反応させる力があります。
素早く大きく動かすなら対称なジグ、スローなアクションやフォールを重視する場合は、非対称なものとイメージしておきましょう。
定番はセンターバランス
テール下がりに落ちるリアバランス
左右非対称なジグはハイアピール
メタルジグの材質についてもご紹介します。岸釣りと同じく、オフショアでも基本となる材質は鉛ですが、水深やベイトサイズの関係から、鉛よりも比重が大きいものや小さいものが活躍するシチュエーションがあり、地域や釣り方によっては鉛以外のジグが有利になるケースがあります。
鉛以外の材質はオプション的な選択肢にはなりますが、船宿から鉛以外をおすすめされた時に備えて、どんな材質があるかチェックしておきましょう。
鉛はもっともポピュラーなメタルジグのマテリアルです。多くのメタルジグはこの鉛が素材になっており、ご紹介している素材の中で最も手ごろな価格で手に入ります。まずは予算の中で重さにカラー、そして形状と揃えていく必要があるので、鉛のメタルジグをメインに準備を進めましょう。
鉛ジグを基準として、鉛よりも比重を大きくしたい、小さくしたいと使い分けることになるので、青物狙いならまずは鉛ジグを使い込むところから始めるのがおすすめです。
メタルジグに使用されている素材の中で、唯一鉛よりも比重が大きいマテリアルです。同じ重さであれば、鉛製よりもシルエットが小さくなります。小さくするメリットは受ける抵抗が小さくなることで、水深や流れの影響からジグが着底までに流されてしまう場合や、ベイトサイズが小さく、単純に重く大きくとすると釣れないというケースで活躍します。デメリットは価格が高いこと、手元に感じる抵抗が少なくなることです。
「スーパーライトジギング」と呼ばれるアジ、イサキなどを狙うジギングや、真鯛を狙う鯛ジギングは、ターゲットサイズやベイトサイズが小さいことから、タングステンジグの出番が多いです。青物だけでなくこんな魚が釣れる時は、細糸とタングステン素材の組み合わせで、ジグを軽く小さくというオプションも用意しておきましょう。
鉄、すず、アルミは、鉛よりも比重が小さいマテリアルです。同じ重さの場合、鉛製よりもシルエットが大きく、受ける抵抗も大きくなります。これらの素材を使うとジグは大きく長くなり、シルエットによるアピール力が大幅にアップ!大きいほど釣れる大型ベイトパターンでの効果が高く、アクションがスローになって、ジグをゆっくり見せるような釣り方や、大型のベイトに対応する釣りが展開できます。 鉄やすずはオプションとして使用できる範囲の比重ですが、アルミは鉛との差が大きく、他の釣り人とラインの入り方が変わってしまうケースがあるので、遊漁船で使う時は船宿に必ず確認するようにしてください。もちろん問題なく使えるケースもあります。
素材の種類 | 比重 | 価格 |
鉛 | 11.36 | 標準的 |
タングステン | 19.3 | 高価 |
鉄 | 7.87 | やや高価 |
すず | 7.30 | やや高価 |
アルミ | 2.7 | 高価 |
定番は鉛ジグ
タングステンジグは比重が大きい
鉄・すず・アルミは比重が小さい
ナチュラル系からハイアピール系まで、メタルジグのカラーはさまざまです。今回は初心者の方向けに、シンプルな区切り方で揃えておくべきカラーをご紹介します。ブルー、レッド、グリーンなど色味ももちろん効果がありますが、まずはシルバー系、ゴールド系、グロー系と大きく異なるカラーを3タイプ用意するのがおすすめです。
それぞれの系統で人気のあるカラーも紹介しているので、ジグ選びの参考にしてみてください。
オフショアジギングシーンで最も人気のある、定番のカラーです。岸からの釣りではブルーやピンクが入ったものが人気ですが、オフショアではアピール力やサイズ感重視のフルシルバーも人気があります。
潮が澄んでいたり、太陽がしっかり出ていたり、フラッシングを最大限引き出せるような時間帯が最も投入に適したタイミングで、日中釣るオフショアジギングでは出番となる時間も長いです。まずはフルシルバー、ブルーやピンクが入ったシルバー系から、気に入ったカラーを選んで試してみましょう。
シルバー系の対として用意しておきたいのが、ゴールドをベースとしているカラーです。こちらはフルゴールド、というカラーよりも、グリーンやレッドが入ったカラーに人気が集まっています。グリーンゴールドは最新のジギングターゲットであるイサキ、そして真鯛の定番として定着しているカラーなので、タングステンジグを買うならグリーンゴールドは1つ持っておくのがおすすめです。
投入のタイミングは先ほどご紹介した高実績な魚種を狙う場合や、濁り、曇りなどアピール力が必要なシチュエーションにマッチします。シルバー系を試してダメならゴールド系と回していくのが、オフショアジギングの基本的なローテーションパターンです。
最後にご紹介するカラーは、蓄光して光るグロー系のカラーです。フルグローがラインナップされている製品もありますが、ゼブラやグローヘッド、フロードットなどワンポイントでグローが入っているカラーは特に人気があります。一部が光ることでジグのサイズ感を錯覚させたり、揺れて明滅しているようなアピールができるのが人気のポイントです。
投入のタイミングは、フラッシングの効果が少ないと感じる100m以上のディープエリアや、曇り、濁りのシチュエーションです。また、ぼんやりと光る独特な明るさは、季節が合えば青物狙いのイカパターンに効果があり、深場で狙う根魚狙いでも高い実績を誇ります。まずは一部がグローとなっているジグから、ローテーションに加えてみましょう。
カラーの系統 | おすすめのシチュエーション | おすすめカラー |
シルバー系 | 晴天時・澄潮 | フルシルバー・ブルーピンク |
ゴールド系 | 曇りや早朝などの暗い時間・濁り | グリーンゴールド・アカキン |
グロー系 | 曇りや早朝などの暗い時間・水深が深い場合・イカパターン | ゼブラグロー・グローヘッド |
定番はシルバー系
ローテーションにゴールド系とグロー系
3系統のカラーをローテーション
メタルジグの動かし方と、動かし方に適した種類についてご紹介します。季節や釣れる魚種によってメインとなるアクションパターンはさまざまですが、初心者の方には、オフショアジギングの基本となるワンピッチジャークからの習得がおすすめです。対応できるジグの種類も多いアクションなので、まずはこの動かし方から試してみてください。
それぞれのアクションをローテーション、そしてジグの形状やカラーをローテーションしながら、当日反応がいいパターンを探すのが、オフショアジギング釣果アップのポイントになります。ジグの形状とアクションのパターン、そしてアクションに合うロッドを揃えてローテーションするために、複数タックルを持ち込むというのが、オフショアルアーゲーム上級者が実践しているローテーションテクニックです。
ワンピッチジャークは、オフショアジギングで基本となるオーソドックスなアクションパターンです。一回のシャクリと一回の巻きを組み合わせるこのアクションは、メタルジグを使う釣り全てに応用できます。
動かし方は手首と肩を使って穂先を下から上方向に跳ね上げ、穂先を元の低い位置に戻すところまでがワンセットです。穂先を跳ね上げると同時にリールのハンドルを上方向へ回転させ、ロッドを下げる時にハンドルを下方向へ回転させるというのが動かし方のポイントです。
対応するジグのタイプはセミロングやロングタイプのジグで、バランスや形状を問わず組み合わせることができます。
ヒットのタイミング
ワンピッチジャークで青物を狙う時は、ヒットするタイミングはジグを動かしている最中というケースが多く、青物は動作中にロッドの跳ね上げを止めるような掛かり方をします。逃げる小魚がスピードを上げる動きに反応して、反射的に口を使っているイメージです。シャクリがそのままアワセになることもありますが、ヒットしたら追加でしっかりアワセを入れておきましょう。
フォール時にヒットした場合は、着底前にラインの放出が止まります。手元や穂先に魚の動きが現れないケースもありますが、この場合もしっかりアワセをいれるのがポイントです。
ワンピッチジャークを素早く行うのがハイピッチ、ゆっくり行うのがスローピッチで、どちらの動かし方に反応がよいかは、ベイトや魚の活性など、当日の状況に左右されます。両方を試して、魚が反応するスピードを探してみましょう。船長から今の時期はこのぐらいがいい、とアドバイスがあったり、他の乗船者が釣れているスピードに合わせるのがおすすめです。
ロッドのふり幅を調整することでも、アクションのパターンに変化をつけられます。ふり幅が小さければショートジャーク、ふり幅が大きければロングジャークで、こちらもピッチ同様、どの程度の強さがいいかを探りながら釣りを進めるのが釣果アップのポイントです。
全ての動作を毎回同じとする必要はなく、着底~ハイピッチショートジャーク~スローピッチロングジャーク、こんなアクションパターンとしてもOKです。この動かし方はコンビネーションジャークと呼ばれ、特にブリ系に対して、高い効果を発揮します。速い動きを追わせてスローで食わせる、こんなイメージで変化をつけながら楽しんでみてください。
とにかくスピードを出せばいいという状況には、リールを速く巻くだけの高速巻きがおすすめです。スピードは可能な限り速く、捕食のスイッチが入った青物は、人間の巻き速度を超える電動リールの高速巻き上げに対してもバイトしてきます。
高速巻きにロッドでアクションを加えるジャカジャカ巻きも有効です。リールを素早く巻きながら、ロッドを上下させてジグのスピードに変化を加えます。ロッドが曲がるように肩で上下させながら、リールの巻きでスピードを出しましょう。
ジグはどちらのアクションパターンにも抵抗が少ないものが適しているので、スリムで左右対称なものがおすすめです。
ヒットのタイミング
こちらもワンピッチジャークと同様に、ジグを動かしている最中がヒットのタイミングになります。素早く動くジグが青物の目の前を通過して、思わず反応するのがこのパターンです。リールの回転をガツッと止めるアタリが出るので、しっかりとアワセを入れてください。
カンパチはブリよりも底を好む傾向が強く、フォール~着底→高速巻き上げと移行した立ち上がり直後にヒットするケースが多いです。カンパチを狙う時は、ワンピッチジャークで攻める場合も立ち上がり直後に集中しましょう。
高速巻きよりも少しスピードを落として、ジグを泳がせるように巻くのがタダ巻きです。ハンドルの回転は1秒に1回転程度として、ジグのシルエットや揺れでターゲットにアピールします。青物に対しても効くシチュエーションはありますが、魚種はアジイサキ、真鯛といった、青物よりも泳ぐスピードが遅い魚に対して特に有効です。
対応するジグは巻いて泳ぐものが好ましく、ショートジグやセンターバランスで左右非対称なものが適しています。タダ巻きをメインとしつつ、スローなワンピッチジャークやジャカジャカ巻きもプラスしながら、ヒットパターンを探してみましょう。
ヒットのタイミング
ただ巻きは巻いているジグを見せて追わせるような釣り方で、ヒットは巻いている最中にググっと引き込みがあります。フォール時にもチャンスはありますが、真鯛は特に巻きに反応する傾向が強く、タイラバのように掛かるまで巻きを止めないのがポイントです。
アジやイサキはフォール時にバイトしてくるケースが多いので、繊細なアタリを見逃さないように、ラインにある程度テンションを掛けながらフォールさせてみてください。
最後にご紹介する動かし方は、スロー系のジグが得意としているスロージギングアクションです。底から浮かない青物や、根魚に対して効果があります。
動かし方はロッドの戻りを待つ、リールのハンドルは1回転巻かない、この2つをプラスしたスローなワンピッチジャークです。ロッドでジグを動かすというよりも、リールの巻きでロッドの穂先を曲げるイメージが動かし方のポイントで、巻き量の基本は1/2回転程度です。軽くロッドでジグを持ち上げたり、巻き量をさらに下げるケースもあります。
適しているジグはスロージギングに対応したタイプで、タックルもスロージギング向けのものが望ましいです。タックルの中でも特にロッドは専門性が高く、曲がって戻る独特な調子が求められます。青物以外の魚種もいろいろ釣ってみたい方や、青物向けのスロージギングが流行っている地域にお住いの方は、ぜひ専用タックルの導入を検討してみてください。
ヒットのタイミング
フォールでのアクションを重視した動かし方なので、ヒットのタイミングもフォール中になるケースが多いです。底に沈んだ青物から根魚まで、フォール時もリフト時もアタリに対応できるように身構えておきましょう。フォール時のバイトは素早い反応が難しくフッキングも不安定なので、しっかりアワセを入れたいところです。
セミロング・センターバランスジグのワンピッチジャークが基本
スリムタイプで高速巻きやジャカジャカ巻きもおすすめ
ショートジグはただ巻きを試してみよう
スロージグには専用タックル
メタルジグの重さは、水深の2倍をベースとして、潮流や船の流し方に合わせて重さを調整するというのが、オフショアジギングの基本的な考え方です。スムーズに釣りを楽しむためには、メタルジグが底についたことを確認できる重さが必要で、分からなければ重いジグへローテーションする必要があります。ラインの太さなどタックルの状況によっても確認の難易度が変化するので、初回は重めを中心にしっかり揃えて、余裕が持てるラインナップで釣りにのぞみましょう。
船宿予約時に初心者であることを伝えれば、用意すべきメタルジグの重さは船長がしっかり教えてくれます。
予約時に150gをおすすめされた場合は、前後のウェイトと難しい状況に対応できる重めのウェイトで、計4種類ほど重さを揃えておくのがおすすめです。当日は実際にジグを投入してから、タックルや海流に合わせたウェイトを探してみてください。船長にアドバイスをもらうのもおすすめです。
150gのジグを指定された場合に用意したいジグウェイト | ローテーションイメージ |
120g | 潮が緩い状況に |
150g | ローテーションのメインに |
200g | 着底が分からない場合に |
250g | 潮が速い状況に |
メタルジグが底についたことが確認できるかどうか、釣りやすいラインの角度をキープできるかどうかは、ラインの太さとジグの形状や素材によっても変化します。ラインはタックルを複数持ち込まなければ変更できませんが、形状や素材で変化をつける、ジグのローテーションも試してみてください。初心者の内は着底確認を重視すべきですが、より多く釣るためには、確認できる重さとベイトに合ったジグのシルエットサイズを両立する必要があります。
抵抗が小さい形状、比重が大きいものほどよく沈み、シルエットも小さいです。シルエットを大きくしたい場合は逆のパターンで、抵抗が大きい形状や比重が小さい材質のジグを選択します。ご紹介してきたジグの形状と材質をうまく組み合わせて、ステップアップを目指しましょう。
ローテーションイメージ | ジグの形状やウェイト調整 | ジグの素材 |
スタンダード | セミロング・左右非対称 | 鉛 |
流れが速くラインに角度がつく・速く沈めたい | セミロングでウェイトを重くする、スリムなロングジグ・左右対称 | 鉛・タングステン |
着底確認に余裕がある・ゆっくり沈めたい | セミロングでウェイトを軽くする、幅のあるもの | 鉛・鉄・すず・アルミ |
シルエットを大きくしたい | ロングジグ | 鉄・すず・アルミ |
シルエットを小さくしたい | セミロング・ショートジグ | タングステン |
基本は水深×2+α
重さは複数用意しておこう
形状や材質の使い分けでステップアップ
オフショアジギングは、状況に合わせたメタルジグ選びと、特性を引き出す使い方が釣果アップに繋がる釣りです。こだわれば釣れる状況を少しでも増やすためにタックル、そしてメタルジグの種類を増やしたくなりますが、まずは地域に合わせたオーソドックスな構成から始めればOKです。時期のベイトパターンや釣れる魚の種類に合わせて、必要になったタイミングで少しずつメタルジグを集めていきましょう。
追加のメタルジグ選びに迷ったり、よく釣れる最新のアイテムをお探しの場合は、ぜひ店舗スタッフにご相談ください。
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