釣具のポイントが教える!釣りにあると便利な最新&人気グッズおすすめ10選!

 

今回は、釣具のポイント社内アンケート調査の結果を使った、釣りにあると便利なグッズ10選です。釣り向けの製品にこだわることなく、あると便利なグッズをまとめて紹介しています。いつもの釣りをもっと快適に、釣り具以外のグッズも充実させたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

便利グッズを揃えて釣りを楽しもう

いつもの釣りをもっと楽しく快適に

 

 

今回は釣りにあると便利なグッズから、特におすすめできるアイテムを釣具店スタッフの目線から10選をご紹介します。

釣りの時間をもっと楽しくしてくれるアイテムから、快適性やマナーに関するものまで、普段から釣りに行っている釣具店スタッフのおすすめはどんなものなのか、これから釣りを始める方はもちろん、釣りにハマっている方もぜひ参考にしてみてください。

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釣りにあると便利なグッズを社内アンケートで調査

 

社内アンケートから投票数の多いアイテムを紹介

 

 

これからご紹介するアイテムは、釣具のポイントで社内アンケートを行い、170を超える回答の中から投票数の多かったものをセレクトしています。

 

釣りに慣れている人間はどんなアイテムを気に入っているのか?初心者の方はではなかなか思いつきにくいものもありますので要チェック。気になるアイテムが見つかったら、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。最新アイテム、人気のアイテムをご案内します。

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釣りにあると便利な人気グッズ10選

持っていくと便利なグッズを揃えよう

 

 

釣具のポイントがおすすめする、釣りにあると便利な人気グッズの10選です。

 

1番から投票数が多い順にご紹介しているので、特に人気が高いものから試してみたい、という方は数字が小さいものをチェックしてみてください。装備やタックル関連のものよりも、持っていくと快適度を高めてくれる小物系が特に人気です。

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1.釣りにあると便利なグッズ:アウトドア・キャンプ系グッズ

釣りにキャンプの要素をプラス

 

 

最も人気を集めたアイテムは、アウトドアやキャンプ系の調理系グッズです。アウトドアである釣りとの相性が特に高いジャンルのアイテムで、朝マズメと夕マズメ前後など、釣りやすい時間を待つ間を楽しく過ごせます。

 

最新のアウトドア・キャンプツールは、持ち運びだけでなく、機能美を感じさせるデザインも特徴で、タックルやルアー、収納系にこだわる方の好奇心をくすぐる要素も持っています。持っていくと休憩時間の飲食を豪華にしてくれるので、釣りの時間が長い方や、釣り以外のアウトドアをプラスして楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみてください。

 

おすすめアイテムはジェットボイル

 

 

どんなものから集めればいいか分からないという方には、ガスでお湯を沸かすバーナー系のアイテムがおすすめです。

 

近年特に人気を集めている最新アイテムは「ジェットボイル」という製品で、バーナーとクッカーがセットになっており、従来のものよりも高効率でお湯を沸かせる機能性と、デザイン性の高さがおすすめのポイントです。

 

待ち時間を快適に過ごそう

 

特に活躍してくれるシチュエーションは秋冬の朝マズメ前後で、釣り場でお湯を調達して、コーヒーやインスタントラーメンが用意できます。

 

クーラーボックスがあれば冷たいものを冷たいまま、ということは可能ですが、熱いもの、お湯の準備は意外と手間が掛かります。クッカー付きで用途が広く、いろいろ楽しめるアイテムなので、釣り場での調理に魅力を感じる方はバーナー系のアイテムから試してみましょう。

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2.釣りにあると便利なグッズ:厚手の袋

袋はあればあるだけ便利

 

 

続いてご紹介するアイテムは、大きなビニール袋やチャック付きポリ袋といった厚手の袋です。

 

海釣りでは必需品と言えるアイテムで、ごみの回収、釣った魚の保管、汚れた衣類の持ち帰りと用途は多岐にわたります。タックルボックスに1枚、車に2枚と用途を決めずに入れておくと、ちょっと欲しいなというときにすぐ使えるのでおすすめです。

 

おすすめアイテムは大きめのチャック付きポリ袋

 

 

おすすめのアイテムは釣りでも定番のチャック付きポリ袋です。価格が安く、釣り初心者の方でも手軽に導入できます。

 

袋タイプのものが使いやすく、中の液体がこぼれないという特性が、魚の保管に向いています。クーラーボックスに魚を直接入れると帰ってからの掃除が手間ですが、袋に入れてからクーラーボックス、とすれば、クーラーボックスの内部は汚れません。人気のアジングやエギングに、ぜひ導入を検討してみてください。

 

小物の整理にも便利

 

食べ物を入れる袋というイメージが強いですが、ワームやフック、船釣りの長い仕掛けなど、小物類の整理に使っている方も多いです。中身が見えて糸絡みせず、濡れて仕掛けが劣化することもありません。

 

サイズはいろいろ選べるので、使っている小物のイメージに合うものを選んで試してみましょう。油性マジックでタイトル付けしておくこともできて、役立つこと間違いなしのアイテムです。

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3.釣りにあると便利なグッズ:消臭グッズ

釣りの終わりに臭いの元をシャットダウン

 

 

車でお出かけになる方はもちろん、電車やバスを使うときのマナーとしても、ぜひ準備しておいて欲しいアイテムです。

 

釣りで人気の高い消臭グッズはスプレー系とウェットティッシュ系の2種類で、どちらも釣り向けのものが多数展開されています。おしゃれな服や車が好きな方はもちろん、デートで釣りに行くときなどにも必需品になりそうです。自宅での使用だけでなく、釣り場に持っていくと気になったときにすぐ使えます。最新のアイテムは消臭性能がかなり高いので、エサ釣りでも効果抜群です。

 

おすすめアイテムは釣専消臭スプレー

 

 

おすすめのアイテムは、釣具のポイントオリジナルの消臭スプレー、「釣専消臭」です。

 

魚やエサなどの生臭さの消臭はもちろん、天然成分のみで作られているので、安心・安全でペットにも使えます。さらに自宅で焼肉などを楽しんだ後のカーテンにも効果があります。とあるテレビ番組で、実際に臭いを測る装置を使ってどれだけ「消臭」するのかを検証する内容が放送されました。あまりにもその効果が高かったため、放送直後より通販では品切れになり数か月待ちという状況になったほどでした。

 

釣具への使用をベースに、釣具以外にも使える専用の消臭スプレーで、完全無香料&防カビ効果もあります。魚のニオイ、アミエビなどのエサの臭い両方に効果があり、除菌効果で食中毒対策としても効果的です。エサ釣り派の方はぜひお試しください。

 

衣類に使ってもOK

 

無色無臭、香料や色素を使っていないアイテムであれば、衣類に使用しても全く問題ありません。釣り用のアウターだけでなく、ジーンズや着替え後の普段着にも、気になるときにすぐ使ってOKです。

 

もちろん車のシートやフロアマットも問題ありません。せっかく用意するのであれば、用途が広く、使いたいときに気兼ねなく使えるものを準備しておきましょう。

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4.釣りにあると便利なグッズ:水

大きめのペットボトルに水を入れていこう

 

意外に票を獲得したアイテムが、手や釣具を洗うための水です。釣り場に真水を用意できる場所がない場合は、釣りの快適度が一気に高まります。

遊漁船の釣りでは、釣りの後に真水、ハンドソープ、おしぼりやタオルと用意してくれるケースが多く、オフショアも遊ぶ方はすでに快適度の高さをご存知かもしれません。汚れを落とすのはもちろん、心身共にリフレッシュして気持ちよく片付けができるおすすめアイテムです。

関連グッズを合わせて揃えても安いので、初心者の方も要チェックです。

 

ハンドソープ&タオルがあると完璧

 

 

水の持ち運びは2Lのペットボトルなどで十分です。

 

手洗い、釣具水洗いでより充実した構成を目指す方には、先ほどご紹介したようにハンドソープ&タオルと用意するのがおすすめで、小物入れのカゴなどに入れておくと、車内でバラつきません。セットで車に積んでおいて、快適なフィッシングライフを目指しましょう。

 

たっぷり用意するならウォータータンク

 

ペットボトル程度ではなく、水をたっぷり用意したい場合は、ポリ製のウォータータンクがおすすめです。

 

凝った作りのものでなければ意外に安価で、20L程度の水を簡易な蛇口から少しずつ放出できます。複数人で釣りに行くときや、釣具が汚れやすい釣りに出掛けるときは、こちらも検討してみてください。

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5.釣りにあると便利なグッズ:フィッシュグリップ

装備の充実ならフィッシュグリップから

 

 

装備・ツール類の充実を目指す初心者の方には、どの釣りでも役に立つフィッシュグリップをおすすめします。

 

このアイテムも快適度アップの必需品で、魚のウロコやヌメリで手や釣具が汚れるのを防いでくれます。初心者の方には魚のトゲでケガをしないようにしたり、毒のある魚を安全にリリースしたりするためのツールとして。釣りに慣れている方には大切なタックルを汚さないためのツールとして、おすすめです。

 

ターゲットサイズに合わせて快適度アップ

 

フィッシュグリップにはサイズがあり、素材もプラスチック製の安いものから金属素材の高価なものまで、さまざまな種類があります。

 

選ぶときのポイントはターゲットサイズに合うものを選ぶことで、ライトゲームにはライトゲーム向け、青物釣りには青物向けと選ぶと満足度が高いです。まずはお試しという場合は安いものを、同じ釣りを長く続けるのであれば、高価でよいものを検討してみてください。金属素材のものはしっかり掴めて破損しにくいです。

 

ハイエンドアイテムも要チェック

 

フィッシュグリップは、釣具と同じように使用後水洗いすれば長く使えるアイテムです。

 

釣りにハマっていて、大型魚をメインに狙っている方は、ぜひハイエンドなアイテムもチェックしてみてください。デザイン性に優れているのはもちろん、ホールド感やパワーは価格相応に差があります。いろいろなメーカーから展開されているので、店頭で手に取って、気に入るものを探してみるのがおすすめです。

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6.釣りにあると便利なグッズ:ダストポーチ

糸くずはダストポーチへ

 

糸くずや使い終わったワームの回収には、大きなビニール袋ではなくダストポーチがおすすめです。 小物入れのようなこのアイテムは、口が大きく開くのが特徴です。

釣りでの使用を意識した最新タイプには、内部に糸くずをキャッチするマジックテープが用意されています。

持ち運びも回収したごみの処分も簡単になので、ぜひ準備する小物類のリストに加えてみてください。

 

 

 

ライトゲーム向けの製品がおしゃれ

 

デザインにこだわってダストポーチを選ぶなら、最新アイテムが続々リリースされているライトゲーム向けをチェックしてみましょう。

 

持ち運びやすさにもこだわったものが多いジャンルのアイテムなので、バッグやベルトに簡単に付けられるものが多く、釣りを始めたばかりの方でも気軽に導入できます。糸くずの回収であればジャンルを問わずに使えるアイテムです。

 

小さなことから釣り場を守ろう

 

近年は釣りブームもあって、ごみ問題が起きる釣り場が増えるようになりました。長く釣りを遊んでいる方であれば、何か問題が起きて釣り場が閉鎖されることは想像に難くありません。しかし、ついついこのぐらいならいいか、という方も増えてきているというのが現状です。

 

自分の出したごみだけでなく、釣り場に落ちているパッケージや糸くずも目についたらダストポーチへ。本当に小さなことからでも、気持ちよく釣りができる環境を守ることができます。ダストポーチ自体も便利に使えるアイテムなので、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。

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7.釣りにあると便利なグッズ:日焼け止め・冷却シート

夏の釣りの日焼け対策に

 

 

夏の釣りに持っていくと便利なのが、日焼け止めと熱冷まし用の冷却シートです。どちらも岸釣り、船釣りを問わず活躍してくれます。

 

日焼け止めは女性向けとイメージする方も多いかと思いますが、釣りは直射日光を受けながら外で遊ぶことから、痛いぐらい日焼けをすることがあります。ラッシュガードなどでは防げない鼻や顔、くるぶしの日焼け対策に、ぜひ持ち物リストに加えてみてください。

 

冷却シートでリフレッシュ

 

暑い海で遊んだら、ひんやりと気持ちいい冷却シートでリフレッシュしたい、という方も多いです。おでこに貼って日陰で休憩してから、帰りの準備に取り掛かりましょう。

 

軽度の熱中症対策としても効果があるアイテムで、この場合はおでこではなく、首やわきなど太い血管が近い場所に貼るのがおすすめです。身体の暑さや疲労を感じたら、冷却シートを上手に使って休憩しましょう。

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8.釣りにあると便利なグッズ:虫よけ

岸釣り全般で活躍

 

 

夏~秋にかけて、岸釣り全般で活躍するアイテムです。

 

渓流釣りやバス釣りといった淡水の釣りでは必需品と言えるアイテムですが、河口や海釣りで虫が多い場合でも役に立つこと間違いなし。特に夕方~夜の釣りはヘッドライトの明かりで虫を集めてしまうので、しっかり準備しておきましょう。老若男女問わず、夏の釣りには必須です。

 

磯のヌカカに要注意

 

釣りで特に注意したい虫は、早朝の磯質な釣り場に多いヌカカ(磯ブヨ)です。

 

非常に小さく、目で見てこの虫だと判断するのが難しい虫ですが、数が多く刺されると強烈にかゆくなります。治りが遅いことでも有名で、磯に行くなら対策は必須です。上下とも長袖とするだけでなく、虫よけスプレーでくるぶしや靴の隙間など露出している部分をしっかりケアしておきましょう。

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9.釣りにあると便利なグッズ:イス

ルアー釣りでも人気上昇中

 

堤防釣りで人気の折りたたみイスも、持ち物リストにプラスしておきたいアイテムです。

ちょっとした休憩はもちろん、アウトドアグッズと合わせてキャンプ的な時間を楽しむのにも使えます。安いものでも快適度は十分で、小さなものなら持ち運びもそれほど負担になりません。

安いものから最新のおしゃれなものまで、アウトドア系のアイテムをチェックしてみましょう。

 

 

ルアーゲームでも流行の兆し

 

デイゲームでランガンスタイル、という釣りには適していませんが、常夜灯や流れを狙う釣り、回遊待ちの釣りであれば、ルアーゲームでもイスはバッチリ活躍してくれます。特にナイトゲームのアジングでは流行の兆しがあり、イスにロッドホルダー的な機能をプラスするなど、工夫を凝らして楽しんでいる方も多いです。

 

ヤエンやブッコミといったエサ釣りでは定番でしたが、ルアーゲームでもあると非常に便利です。

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10.釣りにあると便利なグッズ:タックルボックス・トート・カーゴ

ルアーゲームの定番装備

 

 

最後にご紹介するアイテムは、ルアーゲームの定番装備、タックルボックスやトート・カーゴ系のアイテムです。

 

タックルボックスは近年特に普及が目立つ流行のアイテムで、安いものからハイエンドなものまで、選択肢が広がって自分に合うものを見つけやすくなりました。ロッドホルダー機能があるものは特におすすめで、タックルと仕掛け類、ツールとまとめて持ち運びができるだけでなく、タックルを地面に置く機会が減って、ロッドやリールに傷がつきにくくなります。

 

トート・カーゴは装備の運搬に

 

 

トートはトートバッグ形状で水が漏れないタイプの袋、カーゴは蓋が無く、上部がオープンになった防水性のある大きなボックスです。

どちらも長靴やウェーダーを使う釣りにイチオシのアイテムで、車に積んでおくと、砂や海水で車内を汚しにくくなります。船釣りや磯釣り、サーフ、ウェーディングにお出かけになる方は、ぜひ検討してみてください。

 

 

 

使った装備の洗浄にも便利

 

カーゴは収納だけでなく、水を溜めてウェーダー、ライフジャケットの洗浄にも使えます。

 

カーゴの使用は外で作業ができる、というのがおすすめのポイントで、ホースから水を出して、洗剤を使いながらザバザバ洗えて便利です。お風呂場で洗うよりも気持ちよく作業ができて、汚れがひどいときは漬け置きも問題ありません。洗浄後はすぐに干せて、作業全体がスムーズになりますよ。

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便利なグッズで快適釣行

最新グッズをチェックしてみよう

 

 

いつもの釣具にプラスして、釣りを快適にしてくれるおすすめグッズをご紹介しました。どのアイテムも気軽に試せて、ちょっとしたときに活躍してくれる便利なアイテム達です。

 

すぐにイメージが湧かなくても、釣りに出かけたときに、コレがあったら便利だったかも、と想像してみると、次回釣行で役に立つアイテムが見つけられます。最新のアイテムをチェックしたい方は、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

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スズキ(シーバス)ってどんな魚?生息地・生態・旬な時期などの特徴を解説!

 

シーバスゲームとして通年狙えるスズキですが、実はスズキ目に分類される魚は1万種といわれています。世界の魚種が2万種といわれている中で、その半分はスズキの仲間なんです。今回はおもにシーバスゲームで釣れるスズキの生態や特徴、それに美味しい食べ方まで紹介いたします。

 

 

 

スズキってどんな魚?

 

 

古来より日本人に愛されてきた白身魚スズキ。世界中に1万種もの仲間がいますが、日本で釣りのターゲットになっているシーバスは約3種類です。スズキ(シーバス)を上手に釣るにしても美味しく食べるにしても、まずはその生態に詳しくなることが近道です。普段単に「スズキ」と呼んでいる魚が生息地域や時期、大きさなどによって釣れ方も味(食べ方)、名前すらも変わってくることを確認しましょう。

 

代表的なスズキは3種類

シーバスフィッシングの対象魚は3種!

 

 

まずは日本近海に生息するスズキのおさらいをしましょう。代表的なスズキは「マルスズキ」「ヒラスズキ」「タイリクスズキ」の3種類です。後述いたしますが、この中でタイリクスズキだけ毛色が少し異なります。そのため記事の冒頭で「約3種類」とさせていただきました。 ちなみにキスやタチウオ、マダイなどもスズキ目としてスズキの仲間です。食べて美味しい魚種が多いようです。

 

生息域や生態、産卵時期などについて

生息域は北海道の南部から鹿児島県までの沿岸部とされていますが、同じ鹿児島県でも奄美以南での生息は確認されていません。また3種類のスズキも若干棲み分けがされており、詳しくは後述いたします。

海水魚でありながら淡水が好きで、3月頃から11月頃くらいまでは河口の汽水域などに入って来ることがあります。これはたまたまではなく、規則的に回遊コースに河口を定めているものであるといわれています。

産卵期に関しては生息地域の海水温の関係もあることから「真冬」とだけしておきます。海水温が下がると、河川延長上の大陸棚の水深50~100mあたりの岩礁地帯へ降りていき産卵します。

 

大型のものはメーター超

 

 

いわゆる「ランカーサイズ」と呼ばれるスズキは80㎝以上と規定されていて、大型のものは1メーターを越えることもしばしばあります。JGFA(日本ゲームフィッシング協会)では記録の登録が重量ですので長さに関してはまちまちの情報が出ていますが、130㎝を超える個体も釣られています。 大きな口で小魚を吸いこむように捕食するスズキにはほとんど天敵がいません。白身魚特有の瞬発力も有り、やや夜行性の習性を持つことからエサである小魚を豊富に摂取することができます。魚体が大きくなるのもうなずけますね。

 

シーバス日本記録

重量

場所

日付

マルスズキ

11.9kg

大分県

2010.10.13

ヒラスズキ

10.91kg

静岡県

2011.2.10

※タイリクスズキは2020年4月よりの受付なので、データが出揃っていませんので割愛いたしました。

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外見でわかる3種類のスズキ

生息数の多い「マルスズキ」

 

 

一般的に「スズキ」といえばこの魚を指します。産卵のために冬場に深場まで潜ることはありますが、ほぼ通年北海道南部から鹿児島県までの沿岸で見ることができます。

 

沿岸に生息していることから、生息域の水質がその味に影響するとされています。実際に臭いスズキを食べたことがありますが、個人的には釣り上げた時の血抜きの作業、皮と内臓の処理をきちんとすれば身自体に臭みはそれほど無いように思えます。

 

荒磯の王者「ヒラスズキ」

 

 

ルアーマンの憧れの的と言っても過言ではないのが「ヒラスズキ」です。速筋の発達した白身魚ゆえの強烈な引きと、個体数の少なさからくる希少性でルアーマンを魅了し続けています。

 

マルスズキに比べて体高が高く尻尾の付け根が太いのが特徴で、いかにも力がありそうな体型をしています。実際に生息場所も(多いのは)関東以南の荒磯で、マルスズキのように河口に現れることは稀。潮通しの良い岩礁地帯で捕食活動をしています。

 

生息地域が限定されている「タイリクスズキ」

 

 

3年で70㎝以上に成長するタイリクスズキは、その成長の速さから養殖魚として台湾などから輸入されたものが逃げ出し、定着したものであると考えられています。 分布は主に西日本の沿岸部に限定されますが、体側に入ったウロコより大きな黒点が特徴で見分け方の目印になり、判別は難しくありません。食味も釣味も日本スズキと遜色ないですし、一時は同じものであると思われていたほどです。その頃の呼び名は「ホシスズキ」だったそうです。

 

有明海(特に佐賀側)で収穫されるシーバスにはほとんど体側(モノによっては背びれまで)に黒点がありますが、純粋のタイリクスズキのものよりは小さな黒点が数多く入ります。これはニホンスズキとタイリクスズキの交配種ではないかと言われています。これが冒頭での「約3種類」の理由です。

 

スズキのタイプ

生息域

身体的特徴

マルスズキ

北海道南部から鹿児島県屋久島までの沿岸

細身で黒銀色

ヒラスズキ

千葉県・石川県より南部、鹿児島県屋久島までの岩礁地帯

体高が高く尾が太い

タイリクスズキ

西日本沿岸部(特に有明海で多数確認)

体側に黒点

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地方で変わる呼び名

スズキ(鱸)の由来

 

 

スズキは漢字で「鱸」と書きますが、これは音読みの「ロ」を魚へんにあてたものだと言われています。ロの発音がスズキの口(くち)の大きさを表しているそうです。

 

また「スズキ」の命名は江戸時代の本草学者、貝原益軒が「まるで水ですすいだような美しい身」であると言った事から「ススギ」から「スズキ」になったと言われています。同時に「煤(すす)けたような体色」からスズキになったという説もあって面白いですね。

 

スズキのタイプ

成魚(60㎝)になる年数

ニホンスズキ

約5~6年

タイリクスズキ

約3年

 

スズキは出世魚

 

スズキがブリと同じく出世魚であることは世間的に周知されていると思いますが、実は生息地域でその呼び名が変わります。方言は別にして、同一魚で呼び名が変わるのはその地域で特別愛されている魚が多いように思います。

関東から東海の場合、幼魚から大きさが約20㎝増すごとにセイゴ→フッコ→スズキと出世していきます。ただし東海地方では一部セイゴの呼び名が無い地域もあります。関西ではフッコにあたる大きさのものをハネと呼びます。どこでも統一されているのはスズキと呼べるのが60㎝以上のものであるということくらいです。

この他にも佐賀の有明方面ではハクラゴやハクラ、徳島ではミズセやハラブト、島根ではチコウハン、アンザシ、愛知ではマダカ、ナナイチなど別名には枚挙にいとまがありません。それも県全体での呼び名ではなく地域名であることが多いので、実際には調べ尽くせないほどです。

 

地方名はさまざま!

成魚は60㎝以上で全国的に「スズキ」

40㎝~60㎝まではフッコ・ハクラ・マダカ・ハネなど

40㎝以下のものセイゴ・ハクラゴ・セッパ・スナバなど

 

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ゲームフィッシングの王者「シーバス」

釣り方はさまざま

 

フィッシュイーターであることと沿岸部を生息域にしていることからショア(陸っぱり)からのルアー釣りができます。また、シーバスフィッシングはその高いゲーム性から専用の釣り具なども次々と開発・展開されていますので、チェックは怠らないようにしましょう。

 

東京湾などではボートや遊漁船でのエサ釣りも盛んですが、堤防などからのゴカイやイソメを房掛けにした夜間の電気ウキ釣りも盛んです。最近では関西地域発祥の「エビ撒き釣り」をする方もいるみたいですが、高価な活きエビ(シラサエビ)を撒き餌として使うため、この釣法はちょっと贅沢な釣りかもしれませんね。

 

スズキの釣り方

一般的な釣法

コツ

ルアー釣り

ショアまたはボートからのルアーフィッシング。

受け口タイプの魚のため、上方のエサを見つけやすい。中下層から狙うと良い。

エサ釣り

イソメやゴカイなどを房掛けにしての電気ウキなどを使った夜釣り。活エビでのフカセ釣り。ブッコミ釣りなど。

雑食性フィッシュイーターなのでエビ・カニ・ゴカイなどにも反応。エサは派手めに付けてアピール。

泳がせ釣り

アジやイワシなどを生きたままエサとして泳がせる。

捕食自体はあまり上手では無いため早合わせは禁物。じっくり飲ませる。

 

大型スズキの狙い方

 

居着きのものより回遊型を狙う! 回遊コースや産卵場を意識しよう!

エラ洗いをいなす! 大型のもののエラ洗い(海面で激しく頭を振り逃げようとする)は強烈です。竿先をグッと下げて耐えましょう!

 

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スズキを美味しく食べる!

夏の味覚「スズキの洗い」

 

これはもう、夏場の「スズキの洗い」に勝る食べ方はないでしょう(個人差あり)。生食すると、淡白な白身ですからアクやスズキ臭さ(これはこれで旨い)が前面に出ます。それを「洗い」によって純粋な旨味に変える調理方法です。

 

活け締めしたスズキを三枚におろし柵取りします。この時上身に深く縦筋が入っていますので、指で二つ割りにします。刺身に切った時ばらけてしまうのを防止するのが目的です。あとは「厚めの削ぎ切り」にして、流水でしゃぶしゃぶして洗ったら、氷水に落とします。約10分くらいで白濁した半透明になれば食べごろです。ワサビ醤油のほか酢味噌などでも美味しいですよ。

 

洗い工程表

調理方法

柵取り

三枚おろしで皮を曳く

切り付け

厚めの削ぎ切り

洗い

流水でじゃぶじゃぶ

氷締め

透明感が出るまで10分ほど

 

皮まで旨い「塩焼き」

 

白身の魚は塩焼きで食べるのが定番ですよね。鯛しかり太刀魚しかり。漁獲時期と漁獲場所にもよりますが、ウロコを落として水洗いしたスズキから嫌な臭いがしなければぜひ塩焼きは押さえておきたい食べ方です。

 

二枚におろしたスズキを5㎝くらいの厚みにブツに切ります。両面に軽く塩を振りザルの上などで15分ほど寝かせます。水分がぷつぷつと出てきたらさっと水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を拭き、再度軽く両面塩をします。炭火などで「遠火の強火」で焼くのがベストですが、魚焼きグリルでは中火で皮から焼いていきます。皮がぱりっとしたら返しますが、「表4・裏6」の割合で焼きましょう。スダチをかけていただきます。

 

塩焼き工程表

調理方法

切り付け

ウロコを曳いて二枚おろし

水出し

軽く塩をして15分

味付け

水洗いして焼く前に再度塩を振る

焼き

遠火の強火で表4・裏6で焼く

 

トロリとホロリと「煮付け」

刺身や洗い、塩焼きやポワレなど身を美味しくいただいたらアラを煮付けましょう。白身魚のカブト煮はご飯のおかずにもお酒のお供にも何にでも合います。豪華ですしね。

 

ウロコや汚れを丁寧に掃除したスズキのアラをカブト割りにします。カマは外しても付けたままでも結構です。お鍋やフライパンの大きさに合わせれば良いと思います。冷たいフライパンなどにアラを並べたら、砂糖大さじ山盛り1、醤油大さじ3、みりん大さじ1、酒大さじ3、水大さじ3の順番で入れ火を付けます。沸騰してきたら中弱火に落とし、5~10分煮ます。フタを開け、煮汁をかけながらさらに5分煮たら出来あがり。針生姜などを振っていただきます。

 

煮付け工程表

調理方法

下ごしらえ

アラを流水で掃除

鍋に入れる

冷たい鍋にアラを並べる

味付け

砂糖・みりん大さじ1、醤油・酒・水大さじ3

煮方

煮汁をかけながら

 

スズキの美味しい食べ方

生食:刺身・洗い・寿司・カルパッチョ・漬け(ヅケ)など

焼き:塩焼き・ポワレ・ホイル焼き・漬け焼き・西京焼きなど

煮魚:醤油煮・アクアパッツァ・赤ワイン煮・トマト煮など

揚げ物:てんぷら・からあげ・フライ・フリッターなど

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スズキに興味が湧きましたか?

 

 

古来より日本人に愛されてやまないスズキ。釣りものとしても食材としても一級品です。しかし、今ではなかなか魚屋さんなどでは手に入りにくく、実際に目にしたり食卓に並べられたりすることも少ない魚かもしれません。この機会にシーバスフィッシングに興味を持っていただいて、楽しく美味しいシーバスを追いかけてみてはいかがでしょう?

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北九州遊漁船 Booth

【船長】 井原 健
【釣場】 白島沖、蓋井島周辺
【出港地】 旧門司港
【釣魚】 アオリイカ

 

【料金】 アオリイカ:ボートエギング(4月下旬~7月上旬)
乗合:10,000円(3名から出船、最大7名まで)
チャーター:70,000円~(お1人から利用可能、ベスト人数7名、+10,000円で最大8名まで利用可能。)
アオリイカ:ティップラン(9月下旬~4月上旬)
乗合:10,000円(3名から出船、最大7名まで)
チャーター:70,000円~(お1人から利用可能、ベスト人数7名、+10,000円で最大8名まで利用可能。)
【連絡先】  090-3322-3420
【全長】
【総トン数】
【定員】 8名
【トイレ】
【設備】 ティップランエギングタックル貸し出し 
【HP】 https://r.goope.jp/booth

現アプリ サポート終了のお知らせ

現アプリは2021年9月30日(木)をもちまして、サポートを終了させて頂きます。
新アプリ『釣りのポイント』への移行をおすすめします。

 

《かんたん移行方法》

【1】新アプリをダウンロードします。
https://yappli.plus/point-i_top

【2】現アプリで『マイページ』を開きます。

【3】マイページのユーザー名の下に『移行コード』が表示されます。
そちらをコピーして下さい。

【4】新アプリの『コミュニティ』で
①あなたのユーザー名(現アプリで使用しているもの)
②移行コード
を入力してください。

 

現アプリはそのままご利用いただけますが、動作についてはサポート対象外とさせて頂きます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

 

アオリイカの特徴とは?生息場所から生態まで釣りにも活かせる知識を解説!

 

エギングに活かせるアオリイカの生態、特徴についての解説です。寿命やエサに関する情報、アオリイカが好む生息地の情報も紹介しています。魚とは異なる捕食方法、1年のライフサイクルは釣りを始める前に知っておきたい生態的な特徴!初心者の方もぜひ参考にしてみてください! 

 

アオリイカの生態に詳しくなろう!

釣り方に役立つ特徴をご紹介

 

 

エギングに役立つ知識を身につける、アオリイカの特徴まとめです。覚えておきたい季節ごとの行動や、魚とは大きく異なる捕食行動の特徴をご紹介します。個性的なアオリイカの特徴を知れば、エギングはもっと面白い!初心者の方もぜひ釣り方の参考にしてみてください!

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アオリイカとは

エギングのメインターゲット

 

アオリイカは、日本に広く生息する大型のイカです。丸み帯びた胴体と大きなヒレが甲イカを連想させますが、分類としてはスルメイカなどと同じツツイカの仲間で、エギングのメインターゲットとして人気があります。

 

実は複数のタイプがあるイカで、区別せず「アオリイカ」と呼んでいますが、日本各地で釣れるスタンダードな白イカと、九州以南の深場に多い赤イカ、小ぶりなクワイカに分けられます。アオリイカのモンスターサイズである5kgクラスは赤イカタイプです。白イカタイプで2kgクラスの場合は、かなりの大型と言えます!

 

アオリイカのタイプ 生息域 特徴
白イカ型 日本全域 中型でよく釣れる種類
赤イカ型 九州以南深場 大型化が顕著
クワイカ 九州以南 やや小ぶり

イカの中でも特別高級

 

アオリイカは調理しやすく非常に味がいいというのも人気のポイントです。スーパーなどに流通することは少なく、多くは料理店で消費されています。生でも加熱しても美味しい、人気の食材です。 美味しいターゲットを狙いたい方には特におすすめ!簡単に数が釣れるタイプのターゲットではありませんが、一匹の価値が高く満足感が高いのがアオリイカの大きな魅力です!

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アオリイカの生息域

日本全域に生息

 

アオリイカの生息域は日本全域、国内の幅広い地域に生息しています。暖かい海を好む傾向がありますが、近年は海水温の上昇から北海道でも生息が確認されるようになりました。年間の平均水温が高い本州中部以南は遊べる期間が長く、北側は暖かい季節を選べば釣れるというターゲットです。国外では韓国にタイ、オーストラリアにニュージーランドと、日本以外の海にも幅広く生息している点も大きな特徴と言えます。

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港に磯、サーフにも出現

 

アオリイカは一所に留まらず泳ぎ回るタイプの生き物で、潮の流れに乗ってさまざまなエリアに出現します。岸から狙える釣り場は港や磯、サーフに登場することもあり、水深30mクラスの深場でも釣れるターゲットです。 回遊性が強く、潮の流れを好むのが大きな特徴!産卵や捕食行動を目的に岸近くに留まることもありますが、この生態に合わせて、沖側から流れが入ってくるようなポイントを選ぶと釣果アップに繋がります!

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アオリイカの寿命

1年から1年半程度がアオリイカの寿命

 

 

卵から孵って卵を産むまで、アオリイカの寿命は1年から長くても1年半程度です。たった1年足らずで1kgを超える成長スピードはアオリイカの大きな特徴で、好奇心が強く、捕食活動に積極的なアオリイカの生態をよく表しています。

 

個体によって寿命はまちまちですが、この1年サイクルをもった生き物である点も、釣り方を考える上では非常に重要なポイントです。水温などの環境的な要因以外に、数が多く釣りやすい季節と、数が減って釣りにくくなる季節があることをチェックしておきましょう!

 

アオリイカが釣りやすい季節は秋と春

 

寒さに弱く冬は深場へと移動するので、成熟して産卵前後となる親イカ、卵から孵って釣れるサイズになった子イカ、どちらかが岸近くにいるタイミングが釣りやすい時期になります。地域によって若干差が出ますが、大きな親イカが釣れる季節は春、数が釣りやすい子イカシーズンは秋です。

 

アオリイカが産卵するのは晩春から早秋で、地域による水温の違いだけでなく、個体によっても産卵するタイミングが異なります。夏でも親イカ、子イカともまったく居なくなるということはないので、エギングの季節は春から秋とイメージしておきましょう。季節ごとの傾向が顕著で、特に遊びやすい季節は春と秋と覚えておけばバッチリです!

 

季節 アオリイカのサイズイメージ 釣りやすさ
親イカ サイズが狙いやすい!
親イカ 大型に期待も個体数は少ない
子イカ 数が出やすい!
深場へ移動 沿岸に残る個体数は少ない

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アオリイカの産卵場所

産卵場所は海藻地帯

 

 

さまざまなエリアに出没するアオリイカですが、これはエサとなる魚を追いかけているためで、産卵時期になると条件に合った場所に親イカが集まります。

 

この親イカの目的はホンダワラやアマモといった少し背の高い海藻で、アオリイカはこの海藻や海藻が生えた岩に卵を産み付けます。約一か月ほどで卵から孵った子イカが泳ぎ始め、身体が小さいうちは沖へ出ず付近で過ごすというのが産卵前後の流れです。

 

草のような海藻を見つけるのが釣り方のポイント

 

先ほどご紹介したアマモ、ホンダワラは陸から海の中を見て目で確認できる海藻です。切れて流れていたり、打ち上げられている海藻も釣りのヒントになります。 親イカは産卵、子イカは生育を目的に海藻地帯に留まるので、釣り場を探すときはこの海藻をヒントに釣り場を探ってみましょう。エサとなる小魚の存在だけでなく、ある程度の水深があって海藻が生えている場所を見つけることが釣り方のポイントです!

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アオリイカのエサと捕食行動について

アオリイカは小魚が大好き

 

 

アオリイカの餌は甲殻類と小魚で、特にアジやイワシを好む傾向があります。非常に目がよく動くものに興味を示す性質がありますが、冷凍のアジで釣れることもあり、わずかな揺れや匂いなども感知しながら、食べられるものを判別しているようです。

 

エギは人間の目から見ると魚よりもエビに見えますが、アオリイカが普段食べているエサの割合は圧倒的に小魚類。それでもアオリイカが思わず手を出すエギの独特なアクションが、エギングの面白さでもあります!

 

長い触腕でタッチしてから抱きかかえて捕食

 

アオリイカの捕食行動は独特で、長い触腕を使ってエサを抱きかかえ、足で動きを止めてから付け根にあるクチバシのような口でかじります。興味を持ったものには上部後方から近づくこと、かじる位置はほとんどが首の付け根あたりである点も特徴です。エギの頭下がりな姿勢は、このアオリイカの位置取りに対して、うまくカンナ側から食わせるようなセッティングになっています。

 

エサに興味を持った時に行う捕食の前動作も非常に特徴的で、長い触腕で対象をバシッと叩くような行動をとります。釣りの世界では通称「イカパンチ」と呼ばれている行動で、何度かパンチした後、食べられると判断すると抱きかかえる行動に移るケースが多いです。

 

「イカパンチ」を掛けて腕一本で上がってきたり、待ちすぎて離されたエギがかじられていたり、この独特な捕食は釣り方に大きくかかわる重要な要素です!

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アオリイカの適水温

水温16℃以上から釣るのがおすすめ

 

 

アオリイカは水温の低下に弱く、15℃を下回ると多くの個体が沖の深場へ移動します。秋の終わり、春の初めは水温16℃程度を目安に、エギングをスタートするのがおすすめです。年によって気温、水温の変化にバラツキがあるので、季節の進行だけでなく水温も気にしながらエギングを楽しみましょう。

 

アオリイカが活発になり、エギングで特に釣りやすくなる水温は20℃以上が目安です。釣りやすいタイミングに絞りたい方、長時間の釣りを検討されている方は、この水温もチェックしておきましょう!

 

水温 アオリイカの状態 釣りやすさ
15℃以下 深場へ移動 岸からは釣りにくい
16℃以上 岸沿いも回遊 エギングシーズンスタート!
20℃以上 活発に活動 活性に期待!釣りやすい!

アオリイカは雨が嫌い?

水温を変化させる要因に雨の影響があります。アオリイカが釣りやすい時期、気温が高い季節の強い雨は、海水をかき混ぜて温度を下げる傾向があるので、釣行前の雨が気になるときは水温をチェックしてから釣り場を選びましょう。

 

アオリイカは真水を嫌うという説もありますが、雨の日や雨後にも問題なく釣れたというケースもあります。エギングにおける雨は好条件ではありませんが、極端な強さでなければチャンスは十分です!

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アオリイカの活動時間

夜のエギングも面白い

 

 

アオリイカは夜行性で、夜の間は昼と比べて活発に活動する傾向があります。昼は潮が動くタイミングに活動しチャンスがあれば捕食する程度ですが、夜は行動範囲を広げて捕食活動、昼よりも積極的です。

 

他の釣りでもよい時間とされている昼と夜の間、日の出前後と日の入り前後はエサもアオリイカも動くゴールデンタイム!日中釣るときも夜釣るときも、どちらかのマズメを釣れるような釣行計画を立てるのがおすすめです。夜は昼に比べて釣り場が混雑しにくい傾向があり、ゆっくり遊びたい方にもおすすめできます!

 

時間帯 アオリイカの状態 釣りやすさ
日の出前後 小魚の回遊を探す 大チャンス!
日中 チャンスがあれば捕食行動 タイミングを選ぶ
日の入り前後 小魚の回遊を探す 大チャンス!
活動エリアを広げて捕食行動 釣りやすい

夜のエギングはちょっと釣りにくい

 

夜行性のアオリイカが動き出すことで釣果の方には期待ができるナイトエギングですが、暗い中で釣りをするので、釣り人側にはいくつか不利な条件がつきます。

 

最も影響が大きいのはラインの視認性で、緩んだラインがスッと持っていかれるような小さいアタリが見えなくなります。夜のエギングはラインをやや張り気味にしてフォールさせたり、感度重視でタックルを選んだりと工夫するのが釣り方のコツ!夜はサイズに期待できる時間帯、大物狙いに挑戦したい方はぜひ挑戦してみてください!

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アオリイカの視覚について

アオリイカの視界は白黒濃淡の世界

 

アオリイカの目は人間が色として認識している「可視光線」を認識できず、白と黒の水墨画のような世界を見ていると言われています。視力や視野の広さを考慮すると、生態の項目でご紹介した通り非常に高性能な目を持っていますが、赤や青を人間の目と同じように認識することはできないのです。

 

ですが、アオリイカにはアオリイカなりに濃淡でエギのカラーが見えているようで、エギングのカラーチェンジは非常に効果があります。反射の様子もチカチカと白と黒が入れ替わるように見えているのでしょうか、人間の目から見て自然界にないような色でも、イカにとっては美味しそうに見えるタイミングがあるようです!

 

赤外線や紫外線は見えてるかも?

 

前項でご紹介したように「可視光線」はわからないアオリイカですが、人間の目では認識できない「赤外線」、「紫外線」は認識できるかもしれないという説があります。 どんな風に見えているのか、まだまだ分からないことが多い生き物ですが、温度が変化する布を巻いたエギや、グローカラーのエギに反応する理由はこんなところにあるのかもしれません。

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アオリイカの調理方法

アオリイカの食べ方も簡単に紹介

 

 

アオリイカは美味しいのが人気のポイント、生態だけでなく食べ方についても少しだけご紹介します。

 

アオリイカの身はイカらしい甘みがあって、釣りたては歯ごたえ、寝かせるとねっとりとした食感を楽しめます。加熱しても硬くなりにくく、てんぷらや炒め物にしても美味しいです。味よく価値の高い1匹、釣ったら絞めて大切に持ち帰りましょう!

 

捌くときは薄皮と墨袋に注意

 

魚のような鱗やトゲが無く、比較的捌きやすいイカ類。アオリイカも家庭でバッチリ捌けます。注意したいのは墨袋で、釣った時に墨を吐いていても、破けると残っている墨が出てくるケースがあるので要注意。この墨は落ちにくいので、新聞紙などを敷いておくと安全です。

 

お刺身で食べるときは、外側だけでなく内側の薄い皮も丁寧に除去すると美味しく食べられます!

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アオリイカを知って釣果アップ!

生態の知識を釣り方に活かそう

 

 

約1年のライフサイクルと独特な捕食行動は、アオリイカ釣りを始めるときに知っておきたい重要な生態的特徴です。大幅な釣果の向上にはその地域に合った釣り方や釣行時間、季節のイメージが必要ですが、これらの特徴は考え方のベースとして釣りに大いに役立ちます。

 

魚達とはちょっと違う特徴を持っているターゲットなので、事前に少し知識をつけて、釣り場でイメージを膨らませながら楽しんでみてください!

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ポイントオリジナル デジタル魚拓サービス

釣具のポイントではオリジナルデジタル魚拓サービスを行っております。
「思い出の瞬間をカタチに」をモットーに心込めて記念の一枚をお作りいたします。

大物が釣れた!はじめて釣れた!お子様の釣果記念などなど・・・。
記念、記録の釣果をぜひ当店でカタチにしてみませんか?

 

 

   目次 – contents –

● ポイントオリジナルデジタル魚拓とは

● サービス対象店舗

● デジタル魚拓サービスの流れ

● 料金について

● ご注文時の注意点

● 制作について

● ご納品・ご精算について

 

 

釣具のポイントでは墨魚拓を受け付けておりましたが、新たにデジタル魚拓サービスとして生まれ変わりました。

 

 

 ポイントオリジナル魚拓サービスとは

 

 

ポイントオリジナルのデジタル魚拓サービスはお持ち込みいただいた魚をその場で撮影・検量して、デジタルデータ化した上で必要な情報と背景などを加えて印刷いたします。

 


素材には布製のクロス紙を採用しており、滑らかな手触りで落ち着いたトーンの美しい仕上がりとなります。撮影した魚に当社オリジナルの特殊な加工を施す事で立体感と活魚の様な質感を表現しています。

 


直接ヒアリングを行う事で柔軟な対応が可能となり、釣具店ならではの魚の魅せ方を意識した撮影で見映え良く仕上げます。
正確な検量を行い、その証明として魚拓には店舗名と角印を明記いたします。

 

 

 

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  サービス対象店舗

 

全店でサービス展開しております!

エリア デジタル魚拓サービス対象店舗
 関東 千葉ニュータウン店、千葉蘇我店、相模原店、横浜都筑店、横浜港南台店、金沢文庫ユニオンセンター店、横須賀佐原店、藤沢長後店
 関西 摩耶海岸通り店、伊川谷店、播磨店、姫路網干店、高砂明姫店
 四国 徳島小松島店、徳島藍住店、高松国分寺店、松山平田店
 山陰 鳥取店、米子皆生店、松江南店、出雲店
 岡山 岡山西バイパス店、倉敷水島店
 広島 西広島バイパス店、広島八木店、安芸坂店、呉警固屋店、東広島店、福山蔵王店
 山口 新下関店、宇部小野田店、山口小郡店、周南店、岩国店
 北九州 小嶺インター店、遠賀川水巻店、若松響灘店、八幡本店、ルアースタジアム、小倉湯川店、小倉赤坂海岸店、行橋苅田店
 福岡 大野城店、姪浜店、福岡花畑本店、粕屋店、香椎店、久留米津福バイパス店、柳川徳益店
 大分 大分下郡店
 佐賀 佐賀店、鳥栖商工団地店
 長崎 長崎女神店、時津店、諫早長野店、佐世保店
 熊本 八代外港店、熊本富合店、熊本流通団地店、熊本インター店、荒尾店
 宮崎 都城店、宮崎恒久店、宮崎住吉店、日向店、延岡店
 鹿児島 鹿児島谷山店、鹿児島与次郎店

 

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  デジタル魚拓サービスの流れ

 

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  料金について

 

基本サイズはA3~B1までご用意しております。
大型魚体の場合はサイズに合わせてご対応いたします。
その他、各種オプションメニューなどは下記価格表をご参考ください。

 

ポイントのデジタル魚拓は魚のサイズではなく印刷する用紙サイズで料金が決定いたします。 魚体サイズも目安となっており、魚種・個体差により同サイズであっても用紙サイズが異なる場合がございます。 店舗には実際に魚を乗せて確認できる用紙サンプルシートもご用意しております。
また、修正に関しては最大3箇所まで対応となります。

 

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  ご注文時の注意点

 

ヒアリングでお聞きした内容がそのまま魚拓の情報として反映されます。 制作後の変更はできかねますのでご注意ください。 魚名の表記は基本的に標準和名となりますが、魚種により様々な呼び名、漢字・カタカナの表記などございますので、お客様のご希望をお聞かせください。 釣行日の表記は和暦・西暦でお好きな方をお選びいただけますが『縦書き』をご希望のお客様には和暦をお勧めいたします。 釣人と現認者の表記は本名でなくとも受付できます。
※公序良俗に反すると当社が判断した場合、お受けできない事がございますので予めご了承ください。

 

画像の修正をご希望の場合は『画像修正』をお選びいただき、どこの傷・汚れをどのように修正するのかを明確にご指示ください。 上記サンプルを参考に修正希望箇所、修正内容をお伝えください。 オプション料金につきましては内容を問わず一律の料金になり、1箇所毎に料金が発生いたします。大幅な修正や3箇所を超える修正は対応できない場合がございます。

魚拓は基本的に左下に頭が来るレイアウトとなりますが違うレイアウトや魚の魅せ方・アングル(撮影時)についてご希望があればお聞かせください。

 

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  制作について

 

注文確定後、当社にて制作いたしますが、その際に紙サイズの変更やタックルなど表記確認のご連絡を行う場合がございます。
また、ご希望いただければサンプル確認も可能ですのでその際は再度、ご来店いただき普通紙に印刷したイメージでご確認いただきます。サンプル確認後のキャンセルはお受けいたしかねますので、予めご了承ください。

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  ご納品・ご精算について

 

デジタル魚拓の完成後、店舗よりお受取り確認のご連絡をいたします。
ご来店いただきご精算の後、商品お渡しとなります。
本サービスでは商品の発送など一切行っておりませんのでお近くの店舗にてお受取り頂きますようお願いいたします。また注文店舗とお受取り店舗が別の場合でも変わらずご利用が可能です。

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釣りのポイント公式アプリについて

 

 

 

 

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抽選結果は、期間終了後のランキング発表時に同時公開致します。