『DUEL×ポイント エギングカップ』結果発表!

 

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DUEL×ポイント

『オンラインダービー エギングカップ』

最終結果発表!

 

 

2024年4月12日(金)~5月20日(月)まで開催しておりました、
『オンラインダービー エギングカップ』
多くの方にご参加頂きありがとうございました!

 

 

↓ ↓ 最終結果はこちら! ↓ ↓

 

※運営にて厳選な判断で調整をしております。
結果に関して、ご意見・修正依頼等は一切お受けいたしませんので、予めご了承ください。

 

受賞者一覧

 

 

 

 

受賞者の方へ

受賞者の方は下記連絡フォームに必要事項を記入し、送信してください。

 

 

※折り返しご連絡をさせて頂きますので、@takamiya.co.jpのドメイン解除をお願い致します。

※賞品の受け取りは釣具のポイントの店舗となります。お近くに店舗が無い場合は当社からご連絡させて頂きます。

 

【注意】
期間中に賞状・景品の引き取りが無いものは無効となりますのでご注意下さい。
期間:~8/31(土)まで

 

 

ダービー全結果

 

 

 

※画像と申告サイズが異なる場合、計測時に魚の頭が0スタートでない場合、mm単位の記載がないメジャーで計測している場合は、運営の判断にて調整をさせて頂いております。予めご了承ください。

 

『マルキユーカップ チヌ』結果発表!

 

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マルキユー×ポイント

『オンラインダービー
マルキユーカップ チヌ』

最終結果発表!

 

 

 

2024年4月12日(金)~5月20日(月)まで開催しておりました、
『マルキユーカップ チヌ』
多くの方にご参加頂きありがとうございました!

 

 

↓ ↓ 最終結果はこちら! ↓ ↓

 

※運営にて厳選な判断で調整をしております。
結果に関して、ご意見・修正依頼等は一切お受けいたしませんので、予めご了承ください。

 

受賞者一覧

 

 

 

 

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※折り返しご連絡をさせて頂きますので、@takamiya.co.jpのドメイン解除をお願い致します。

※賞品の受け取りは釣具のポイントの店舗となります。お近くに店舗が無い場合は当社からご連絡させて頂きます。

 

【注意】
期間中に賞状・景品の引き取りが無いものは無効となりますのでご注意下さい。
期間:~8/31(土)まで

 

 

ダービー全結果

 

 

 

※画像と申告サイズが異なる場合、計測時に魚の頭が0スタートでない場合、mm単位の記載がないメジャーで計測している場合は、運営の判断にて調整をさせて頂いております。予めご了承ください。

 

『イカの笑油だれコンテスト』結果発表!

 

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宇佐美本店×ポイント

『イカの笑油だれコンテスト』

最終結果発表!

 

 

 

2024年3月22日(金)~5月31日(金)まで開催しておりました、
『イカの笑油だれコンテスト』
ご参加頂きありがとうございました!

 

 

↓ ↓ 最終結果はこちら! ↓ ↓

 

結果に関して、ご意見・修正依頼等は一切お受けいたしませんので、予めご了承ください。

 

受賞者一覧

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受賞者の方へ

受賞者の方は下記連絡フォームに必要事項を記入し、送信してください。

 

 

 

※折り返しご連絡をさせて頂きますので、@takamiya.co.jpのドメイン解除をお願い致します。

※賞品の受け取りは釣具のポイントの店舗となります。お近くに店舗が無い場合は当社からご連絡させて頂きます。

 

【注意】
期間中に景品の引き取りが無いものは無効となりますのでご注意下さい。
期間:~8/31(土)まで

 

 

賞品

 

獲得エール数ランキング

 

※6/1時点でのランキングになります。

※ランキングに入っている投稿(その方の最大エール数のみを表示)と受賞している投稿が異なる場合があります。

【徳島】阿波哲

船名

阿波哲

出港地

徳島県阿南市日和佐港

釣り場

日和佐沖・伊島沖・由岐沖・牟岐大島沖

遠征 要事前相談

釣り物

≪春≫
中深海:ジギング

≪夏≫
中深海:ジギング 青物

遠征:キャスティングマグロ・カツオ

≪秋≫
中深海:ジギング 青物

≪冬≫
中深海:ジギング

釣り方

ルアー釣り ジギング キャスティング

釣り物メニューなどは事前ご相談ください。

駐車場

無料駐車場有

住所

徳島県阿南市中林町蛭子浜1

代表者

武知 哲生

TEL

090-5143-2796

電話対応可能時間

9時~17時 集合時間など確認は前日19時以降にお問い合わせお願いします。

設備

トイレ・電動・GPS・ソナー・スパンカー

氷・電子レンジ・電気ポット

料金

【乗合】10,000円~12,000円
【チャーター】60,000円 7名以上は追加料金 あり
遠征などは事前ご相談下さい(特にキャスティング遠征、中深海など)

全長

58ft

定員

14名 ※船長含む人数

船長からのコメント

『釣れるまで釣る!!』をスローガンに日々全力で、安全で楽しい皆様の釣行の

お手伝いを全力でサポートさせて頂いておりますので宜しくお願い致します。

ホームページ

四国徳島ルアー船『阿波哲』

SNS

Instagram

備考

※電話予約優先:釣り物メニューなどは事前ご相談ください。
※ 平日はチャーター可能です‼︎
※ キャンセルで再度募集する場合があります。
※ 予約先着順で釣り座を決めさせていただいてますので、空いてる日でも

ご遠慮なく1名様からでもお気軽にお問い合わせください‼︎
※ 前夜のご予約でも大歓迎です‼︎

 

【徳島】つるぎ

船名

つるぎ

出港地

鳴門町亀浦漁港

釣り場

鳴門海峡周辺

釣り物

≪春≫
メバル・真鯛

≪夏≫
真鯛

≪秋≫
真鯛

≪冬≫
真鯛・ヒラメ

釣り方

タイラバ中心
メバルはサビキ釣り
ヒラメは泳がせ釣りで狙います
シーズンによりますので事前にご相談ください

駐車場

無料駐車場有

住所

徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛亀浦漁港

代表者

西上 卓志

TEL

090-8971-1338

電話対応可能時間:日中 19時までにお願いします。

設備

GPS・ソナー・探検丸親機・電気ポット
レンタル釣具(事前相談)

料金

【乗合】

※お一人から出船:一人/9000円

【チャーター】
6名 54000円(〜6名様まで)
一名増 +9000円 ※定員12名
のませ釣りエサなどは事前ご相談ください

定員

12名 ※船長含む人数

船長からのコメント

鳴門海峡周辺で、主にタイラバ・メバルサビキ・シラサメバル

ヒラメ呑ませ釣りで出船しています。

ホームページ

釣り船 つるぎ

備考

レンタルタックルあり エサ釣り ライトジギング タイラバタックル貸出有・販売分あり(事前ご相談ください)

 

オンラインダービー【レイドジャパンカップ】2024 ROUND-3

王座掴め!

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オンラインダービーレイドジャパンカップ 2024 ROUND-3

 

「#レイドジャパンカップ2024」で盛り上げよう!!

 

 

開催期間

2024年6月1日() 0:00 ~6月30日() 23:59まで

 

 

エントリー方法

6月1日(土) 朝10:00~6月30日()の期間中、
釣具のポイント店舗・釣具のポイント【公式】オンラインストア (釣具のポイントのその他通販サイトを除く)でレイドジャパン製品を3,000円以上お買い上げ「RAID JAPAN×POINT ダービー専用メジャー」をゲット!

※ご希望の方は、お会計の際にレジにてお申し付けください。

※公式オンラインストアでご購入の際は、注文される際の「イベント参加欄」に「レイドダービー参加希望」と記載願います。

※メジャーは紙加工品です。耐久性には限界があります。

※お一人様1枚までとなります。

※メジャーの転売は固く禁じます。

※下記店舗は店舗取り寄せとなります。
鹿児島谷山店・宮崎恒久店・日向店・八代外港店・長崎女神店・時津店・若松響灘店・八幡本店・小倉赤坂海岸店・新下関店・安芸坂店・呉警固屋店・米子皆生店・播磨店・摩耶海岸通り店・藤沢長後店・横須賀佐原店・金沢文庫店

※上記店舗以外の取扱店であっても、人気につきメジャーが品切れしている場合は取り寄せ対応となります。あらかじめご了承下さいませ。

 

 

 

01.「釣りのポイント公式アプリ」 をダウンロード

02. アプリ内「釣りコミュニティ」に登録

03. ダービー欄から「オンラインダービー レイドジャパンカップ」にエントリー

≪エントリー方法≫
①アプリ内「釣りコミュニティ」を開く
②画面右下の魚マーク→”ダービー”を選択
③ダービー一覧の中から、
レイドジャパンカップ→”このダービーに参加する”を選択
④エントリー完了です

04. レイドジャパンのルアーで釣ったブラックバスとルアー専用メジャーの上で撮影。

05.「オンラインダービー レイドジャパンカップ」を選択して釣りコミュニティに投稿

 

 

 

対象魚

ブラックバス(長寸25cm以上)

※ラージマウス・スモールマウスは問いません。

※エントリーの際、魚種欄でブラックバスを選択してください。

 

 

ルール

必ずレイドジャパンのルアーで釣ること

・ 釣った魚は配布の「ダービー専用メジャー」で計測し、一緒に撮影すること
※ROUND-1、ROUND-2(前回のダービー)のメジャーは無効となります。

・ 写真を撮る際にブラックバスと一緒に釣ったルアーも映るように撮影すること
※メジャーの左上にルアーを置くスペースを設けています。

・長寸で順位を競います。
※同長寸の場合、投稿日時が若い方が上位となります。

 

 

景品

準備中…

 

審査基準

長寸(口先~尾) ミリ(mm)まで入力

お子様が釣られた投稿内容には「#キッズ賞」を記入してください。
※#は半角でお願いします。

※投稿内容も審査に含まれる場合があります。熱い想いをご記入ください!

 

期間内であれば何度でも更新が可能!

 

 

注意点

・ ブラックバスを釣る際は、それぞれの地域の条例や内水面漁場管理委員会の指示に従ってください。

・ エントリーには配布の「ダービー専用メジャー」が必要です。ない場合はエントリーが無効となります。ROUND-1、ROUND-2(前回のダービー)のメジャーの場合も無効となります。

エントリー写真はなるべく2枚目の写真に設定してください。
できるだけ1枚目には魚を持った写真を設定してください。

キッズ賞を狙う方は投稿の1枚目に対象となる写真を投稿を投稿し、2枚目にメジャーとブラックバスの写真を掲載してください。

・ エントリーは1尾のみ撮影してください。

・ メジャーのたるみや不正と思われるものはペナルティとして入力頂いた長寸から-2cmさせて頂きます。

・推奨の撮影方法として、
①口閉じ、尾開き
②平坦な場所で撮影を行う
③真上から写真撮影
の3点にご注意いただき、写真撮影ください。

・ ①魚種の選択、②魚の長寸 ③参加ダービーの選択は必ず記入してください。→ない場合はエントリーが無効となります。

・ 魚の長寸は正しく入力してください。

入力された長さが実際と異なると運営側で判断した場合、修正させて頂きます。

・ 開催期間中の釣果がエントリーの対象になります。
6月1日(土)より前、6月30日(日)より後にエントリー頂いたものはエントリーが無効となります。

・ 合成やその他不正とみなされる行為について運営が不正と判断した場合、-4cm~のペナルティまたはエントリーが無効となります。

・ダービーにエントリー投稿された際は、ランキングにご自身のエントリーが表示されているかお確かめください。もし表示されていない場合、エントリー投稿に不備がある可能性がありますので、再投稿をお願いします。
※表示されるまで十数分ほどタイムラグがある場合がございます。

≪ダービーエントリーの際のよくあるミス≫
 ①記事の投稿ジャンルに『釣果』を選択していない。
 ②魚の長さが入力されていない。
 ③参加ダービーが未選択(事前エントリーが必要になります)

・ 上記以外の点につきましても、運営の判断によりエントリー無効、
ペナルティとさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

・ 応募者真の著作権は撮影者にありますが、使用権は主催者が有し、主催者は広報宣伝・プロモーション等の目的で、雑誌・インターネットなど各種広報物で無償使用させて頂く場合がございます。

※今回は共同主催となります。

 

結果発表

オンライン・動画にて7月中旬ごろ予定

 

 

 

 

※本アプリにおけるダービーは弊社が独自に行うもので、Apple社とは一切関係ございません。

 

『店舗持込ダービー2024 SPRING』結果発表

2024年4月12日(金)~5月20日(月)まで開催しておりました、
『店舗持込ダービー2024 SPRING』
多くの方にご参加頂きありがとうございました!

 

お待たせいたしました、最終結果の発表です!

 

 

 

受賞者の方へ

受賞者の方はエントリー頂いた店舗で賞品をお渡ししますので、
店舗までご来店ください。

 

【注意】
期間中に賞状・景品の引き取りが無いものは無効となりますのでご注意下さい。
受取期限:~8/31(土)まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


賞品


順位賞(1位~3位)≫
景品+賞状

 

≪抽選賞≫
ご参加頂いた方を対象に、抽選で景品をプレゼント!

※画像はイメージです。

 

 

受賞された皆様、おめでとうございます!
次回もぜひご参加ください!

『第3回 全国黒鱒大会』結果発表

2024年4月12日(金)~5月20日(月)まで開催しておりました、
『第3回 全国黒鱒大会』
多くの方にエントリー頂きありがとうございました!

 

お待たせいたしました、最終結果の発表です!

 

 

 

受賞者の方へ

受賞者の方は下記連絡フォームに必要事項を記入し、送信してください。

 

 

※折り返しご連絡をさせて頂きますので、@takamiya.co.jpのドメイン解除をお願い致します。

※賞品は釣具のポイント店舗での受け取りとなります。
お近くに店舗が無い方は、受け取り店舗の指定に『オンラインストア』を選択ください。

 

【注意】
期間中に賞状・景品の引き取りが無いものは無効となりますのでご注意下さい。
受取期限:~8/31(土)まで

 

※ダービー終了後はエントリー頂いた投稿を編集してしまうと、
ランキングから消えてしまいますので編集はお控えください。

 

※敬称略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


賞品


順位賞(1位~3位)≫
景品+賞状

 

≪抽選賞≫
エントリー頂いた方を対象に、抽選で景品をプレゼント!
※正確にエントリーされたもののみが抽選の対象となります。

※画像はイメージです。

 

 

受賞された皆様、おめでとうございます!
次回もぜひご参加ください!

フカセ釣り初心者講座!基本の仕掛け作りと釣り方のコツ・テクニックを解説!

色々な釣り方がある中でも、フカセ釣りは実釣感が高くてゲーム性に長けています。エサ取りをかわしながらターゲット魚を狙い撃ち、弓のように弧を描くロッドを操り、寄せてきた魚をランディングする。その瞬間の喜びは言い表せません。今回はそんなフカセ釣りの基本をご紹介します!

※2024年6月6日更新

 

 

 

 

 

フカセ釣りの概要

仕掛けを海中にフカセ(漂わせ)て魚を釣り上げるフカセ釣りは、他のどの釣りとも違う部分があります。それは「仕掛けの横移動で魚に違和感を与えずに食わせる」ということです。潮とエサを「同調」させつつ、狙った魚の口に仕掛けを届けなければならないこの釣りは、それなりの装備とテクニックを必要としますが、それだけに釣れた時の達成感も大きい釣り方です。

 

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フカセ釣りの仕掛け3種類

ウキフカセ釣りの基本は3種類

半遊動ウキフカセ

固定ウキフカセ

全遊動ウキフカセ

 

フカセ釣りの仕掛けはラインの太さや針の大きさ、釣り場の状況やターゲットなどの条件で都度変える必要があります。その中には初心者向けではない仕掛けもありますが、状況によって使い分けられるように図解を交えて解説していきます。

代表的な仕掛けの作り方を3つ紹介いたしますが、すべて「ウキフカセ釣り」の仕掛けになります。ウキを使わない「完全フカセ釣り」は探る範囲が狭く、船釣りなどでは使われますが、現在ではフカセ釣りといえばウキフカセ釣りのことを指します。

※ウキは初心者用に、風や波の影響を受けやすい棒ウキより、オールマイティーに使える円錐ウキ(ドングリウキ)をチョイスして説明しています。

 

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フカセ釣りの原理

ターゲットに違和感を与えない釣り

マキエサを撒いて、集まってきた魚に付けエサ(サシエと言います)を食わせて釣り上げる釣りがフカセ釣りです。フカセるというのは「漂わせる」の意味で、マキエサで興奮しているとはいえ、針の付いたエサに違和感があると魚は簡単には喰いついてきません。

そこでマキエサとサシエが同じように「漂うように」調整しながら流します。これを「同調」といいます。うまく同調させると集まってきた魚は違和感を感じずにサシエをほおばり、反転します。そこでウキに反応が出ますので、すかさず合わせると釣れ上がって来る、という訳です。

 

 

ターゲットを狙い撃つ

釣りのシステムとしては「同調」なのですが、同調だけですと近付いてきた魚全てが対象の五目釣りになってしまいます。狙った魚が釣れるようにするには、同調以外のテクニックが必要になってきます。その一つに「オモリワーク」があります。

小粒のオモリを使うことでターゲット魚のいる場所(タナと言います)までサシエを落としたり、浮かせたりして釣果を上げます。コツのいることですが、基本さえ知っていれば実釣でやってみると意外と感覚で近いことはできます。まずは基本を覚えましょう。

 

サシエの付け方(基本)

潮とマキエサ、サシエを三位一体で同調させ、横移動の仕掛けの流し方を完璧にするためにサシエの付け方にも気を配ります。まずは一番違和感を与えないエサ付けを覚えましょう。

サシエにするオキアミは尻尾(尾羽根)をカットし、切り口から針を通していきますが、殻の外側ギリギリを通すと外れにくくなります。頭は落とさず、針先が隠れるようにフィニッシュします。また加工されたオキアミは沈降速度が速く、エサ取り回避には必携です。

 

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まずは「半遊動ウキフカセ釣り仕掛け」

フカセ釣りを始めるにあたって最初に覚えるべき釣り方がオーソドックスなタイプである「半遊動ウキフカセ釣り」です。まずは仕掛けの特徴とシステムの説明をしていきます。

 

半遊動ウキフカセ仕掛け:図解

半遊動ウキフカセ仕掛けの名称をまず覚えましょう。上から順に「道糸」「ウキ止め」「シモリ玉」「円錐ウキ」「からまん棒(図ではT型クッション)」「ガン玉」「スイベル(サルカン)」「ハリス」「針」となります。この中でガン玉に関してはさまざまな打ち方がありますので、別項でその説明をいたします。

ハリスに関しては道糸とのバランスもありますが、チヌやメジナなどの定番の釣りものであればおおむね道糸1.5号~2.5号、ハリスも同じく1.5号~2.5号を3m前後取り付けます。道糸はナイロンライン、ハリスはフロロカーボン製がおすすめです。初心者は道糸はフローティングタイプのものが扱いやすいでしょう。

※ハリスの長さ3m前後(約二ヒロ)は、全ての仕掛けのオーソドックスな長さです。(一ヒロ=両手を広げた長さ)

 

 

半遊動ウキフカセ釣り:システム解説

まず「半遊動」ですが、これは「ウキ止めまで遊動させる」という意味があります。「ウキ止めまでの水深を探る仕掛け」、「タナの最深部までの距離を最初で決める仕掛け」です。

海面に落とされた仕掛けはウキの中空部分を通ってゆっくりと海中に沈んでいきます。この時、マキエサとほぼ同調していることは言うまでもありません。そして食わせたい魚のタナまでの長さまでラインが出ると、「ウキ止め」にウキが掛かってそれ以上深く沈まないようになります。

 

ウキが沈んだのを確認してから合わせ

ゆっくりと潮とマキエサにサシエをなじませ、タナにいるターゲット魚をそこで掛けます。フカセ釣りの合わせ方はそれほど難しくなく、ウキが沈んだのを確認してからロッドを真上に上げるだけでOKです。

 

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ピンポイントで狙うなら「固定ウキフカセ釣り仕掛け」

固定ウキフカセ仕掛け:図解

次は固定ウキフカセ仕掛けの図解です。実はフカセ釣りなど意識せずに、釣りを始めたばかりの時からこの釣り方をしている人は多いでしょう。古典的なウキ釣りがこの釣り方の基本となっています。上から順に「固定ウキ」「ハリス」「ガン玉」「針」となります。この中でガン玉に関しては打ち方がいろいろありますので、別項でその説明をいたします。

 

 

固定ウキフカセ釣り:システム解説

ある程度タナがはっきりしていて、しかもタナが竿の長さ以内の場合は、固定ウキフカセ釣りがおすすめです。この釣り方の最大のメリットは「手返しが良い」こと。ウキ下の長さが定められているので、投げる場所さえ決まっていれば何も考えずにサシエを落としていけます。

タナが変わった時はその都度ウキ下の調整をしなければなりませんが、それ自体は苦になる作業ではありません。それよりもガン玉やスイベルを使った場合、アタリを取りにくい場合があるので、そこを気を付けなければなりません。

 

仕掛けが馴染むまでのタイムラグが弱点

仕掛けを投げてウキが海面に浮いている状態で、仕掛けがゆっくりと沈降していく場面を想像してみましょう。この時、針とサシエ以外のものがハリスに付いていた場合、そこが一番早く沈み始めます。

これはスイベルやガン玉オモリなどの場合があります。例えば、スイベルが沈むとラインはスイベルを頂点としたV字に沈降していき、サシエはスイベルより遅れて沈みます。すると軽い糸ふけが出てしまいアタリがウキに伝わりません。

 

フカセ釣りの中では単純な仕掛け

タナさえ合えば爆釣しやすい

比較的風に強い

フカセ釣り初心者におすすめ

 

固定ウキフカセのメリット 固定ウキフカセのデメリット
システムが単純 潮になじむまでアタリが取れない
手返しが早い タナの深さがロッドの長さまで
タナがボケない

 

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無風ならば「全遊動フカセ釣り仕掛け」

仕掛け説明の前に、「全遊動フカセ」はある程度熟練度が必要です。そのため、初心者の場合は無風に限っての挑戦を推奨します。

 

全遊動フカセ仕掛け:図解

簡単に説明をすると、半遊動ウキフカセ仕掛けから「ウキ止め」を外したものが「全遊動フカセ釣り仕掛け」になります。上から「円錐ウキ」「からまんぼう(図では竿受ウキゴム)」「ハリス」「ガン玉」「針(サシエ)」となります。

 

 

全遊動フカセ釣り:システム解説

この釣り方がフカセ釣りの中では一番魚に違和感を与えずに釣るやり方です。中空の遊動ウキの中をラインがゆるゆると滑って行き、マキエサとサシエが同調しながら海中に落ちていきます。中層で喰ってくる魚(アジやネリゴなど)などがサシエに喰って走るとラインとウキの摩擦でウキが沈みます。そのため、ラインメンディングをマメにしながらの釣りになります。

 

アタリを取るには経験が必要

海底の状況や底近くで喰ってくる魚(チヌなど)を狙う場合、根掛かりの心配の少ない釣り場であれば比重の重いマキエサで底付近にポイントを作っておいてサシエを底に這わせて釣ることができます。しかし、アタリが取りやすいように常にラインメンディングをしておく必要があります。したがって、ある程度の経験が必要な釣りと言えます。

基本的にサルカンやガン玉オモリなどを取り付けず、サシエと針の重さだけでサシエを落としていくので、道糸とハリスの直結方法なども大切なテクニックの一つになってきます。

 

全遊動ウキフカセ押さえるポイント

ラインメンディングは小まめに

ラインを「張らず緩めず」を保つ

 

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フカセ釣りの流れ

マキエサを作る

釣り場に着いて最初の作業がマキエサ作りになります。一般的に使うマキエサは冷凍オキアミを使います。できれば釣り場に着く前にある程度解凍できていればベストです。集魚効果を高める集魚剤やパン粉など何種類かを混ぜ、トータルで6~8kgほどのマキエサを作ります。

半解凍のオキアミを軽くざくざくと小型スコップでほぐし、集魚剤を混ぜます。シフォンケーキのタネ作りのように、軽く下から起こすように混ぜましょう。硬さは海水で調節しますが、水気は抑えめにしてベチャベチャしない程度にしておくのがコツです。ヒシャクで押し付けながら、すくう時に固まる位が投げやすく、潮に馴染みやすいと思います。

 

 

ポイントは自分で作り出す

タックルを組んでいる間もヒシャクで何度かマキエ打ちをしておくと良いでしょう。マキエサは「ポイントに投げるのではなく、ポイントを作る」という考え方がマキエサワークのコツです。

混ぜる集魚剤はターゲット魚によって変えることをおすすめします。煙幕を張るものやすぐに沈むもの、キラキラするものなどさまざまな特徴があります。店頭スタッフと相談しながらの購入をおすすめします。

 

マキエサで魚を寄せる

ポイントに打つのではなく、ポイントを作る気持ちで

ポイント周りに正確に打てるようにする

 

 

水深を測る(タナを取る)テクニック

タックルが組めたらいよいよ仕掛け投入ですが、チヌなど底付近にいることが多い魚を狙う場合、その前に水深を測ります。サシエを付けずに針に1~3号くらいのオモリ(ウキの浮力以上のオモリ)を取り付け仕掛けを投げます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも短ければウキは沈んで行きます。ハリからウキ止め糸までの距離が水深よりも長ければウキは浮いています。仕掛けを回収しウキ止め糸の位置を調整してウキが海面スレスレにある状態になればそれが水深です。

あとはターゲット魚のタナに合わせてウキ止め糸を下げ、釣り開始となります。タナの取り方は基本的に「浮かせ」「底」「這わせ」の3種類あり、潮の速さや底の状態で臨機応変に変えます。まずは底から30cmほど上を目安にウキ止めを打って様子を見るのが良いでしょう。

クロ(メジナ)など表層~中層にいることの多い魚を狙う場合は3m前後(約二ヒロ)からはじめるのが良いでしょう。

アタリがなくサシエを取られればウキ止め糸を下げ、サシエが取られなければウキ止め糸を上げることが基本です。

 

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ガン玉ワークを覚える

ガン玉ワークの必要性

さて、ウキフカセ釣りでもっとも重要だと言われているガン玉ワークです。魚に違和感を与えない釣りで一番違和感を出すのがオモリです。もちろん見た目もですが、サシエの沈降スピードを左右するので、基本をきちんと踏んでいないと魚が違和感を抱いて見向きもしてくれない結果になります。

ハリスにガン玉を打つ理由は、タナまで素早くサシエを落とす、複雑な潮に負けないよう仕掛けを重くする、強風で道糸があおられる前に仕掛けを落とす、エサ取りからサシエを守る、などいくつもの理由があります。ガン玉無しで釣れる好条件の釣行は無い場合がほとんどと言えるでしょう。

 

 

ガン玉の種類

ガン玉には大きく2種類のものがあります。「B」で表示されるものと「GまたはJ(ジンタン)」で表示される物です。

Bのものは番手が上がるごとに重くなり、GやJのものは番手が上がるごとに軽くなります。メーカーによって最高番手は違いますが、例えばG1からG6へとはだんだん軽くなり、G表示の一番重いG1の次がBとなります。そしてBの後に表示される番手が上がるごとに重くなっていきます。

付け方はどのメーカーでもほとんど同じで、割れた部分をラインに当て、プライヤーなどでつぶせば簡単に取り付けられます。昔は「噛みつぶしオモリ」と呼ばれる割りビシオモリと同じように、歯で噛みつぶして取り付けていましたが、ナマリが体内に入るのは良くないため道具を使いましょう。

 

 

ガン玉の基本の打ち方

まず使用ウキの番手とガン玉の番手を合わせる必要があります。例えば、3Bのウキには3Bのガン玉という具合です。これで浮力3Bに対して重力3Bでつり合いがとれ、ウキがギリギリ浮いている状態になります。ただし、これは物理的なプラスマイナスの話であって、フカセ釣りではマキエサとサシエを馴染ませるようにガン玉を打って行く必要があります。

仕掛けを早く落とすだけの理由であればなるべく大きなウキを使い、それに見合った大きなガン玉を道糸とハリスの結束部分近くに一つ打てば事足ります。マキエサが効いているなどの理由がある場合はタナまで一気に沈める必要があるのでそれでいいのですが、エサ取りが湧いている時などは遅れて沈むサシエが他の魚に狙われてしまいます。

 

 

段打ち

エサ取りをかわしつつ仕掛けを素早くタナに落とすために「段打ち」を覚えましょう。段打ちはハリスに均等にガン玉を打って行く方法で、同重量のガン玉2~3粒を同じ間隔で打って行きます。

ここで気を付けなければならないのが、ガン玉とウキのバランスです。3Bのウキには3Bのガン玉でつり合いが取れると説明しましたが、B×3は3Bにはなりません。メーカーにもよりますが、3Bでおおむね1gくらいの重量になります。例を挙げると、換算表で針の分を少し引いてG2を3粒くらいが3Bのウキには丁度良いでしょう。

 

シチュエーションに合わせた段打ちを

ただし、これも重量バランスだけの論点になります。沖磯釣行などのように、下から潮が湧いてくる湧き潮や二枚潮などでサシエが落ちて行かないような潮流が邪魔をするシチュエーションも時にはあります。そのため、基本の考え方は最低限押さえておいて、あとは現場での実釣中にガン玉打ちを覚えましょう。

 

 

ガン玉のタイプと重量

 

タイプ サイズ 重量(g) 換算
GまたはJ表示

(ジンタン)

G8 0.07
G7 0.09
G6 0.12
G5 0.17
G4 0.20 G7×2
G3 0.25 G6×2
G2 0.35 G5×2
G1 0.45 G4+G3
B表示(ガン玉) B 0.55 G4+G2
2B 0.80 B+G3
3B 1.00 B+G1
4B 1.25 3B+G3
5B 1.75 4B+G1
6B 2.20 4B+3B

 

換算はあくまで例です。その場の状況でいろいろ試してみましょう。また、個別の重量はメーカーによって多少ズレがあります。

 

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フカセ上級者の仕掛け

フカセ釣りの奥は深くさまざまな釣法が開発されています。基本の釣り方で原理がある程度判ってくると納得できるものばかりですが、初心者にはなかなか難しい釣り方ばかりです。参考までにネーミングと特徴のみ紹介させていただきます。

 

釣法と特徴

 

上級者の釣法 特徴
2段ウキ カラマン棒の下にアシスト棒ウキを付けてゆっくり沈ませる・下の潮に同調
2段ハリス 田中修司名人考案の細仕掛け・直結で1.2~1.5号のハリスを2段に仕掛ける
水中ウキ ウキの形をしたシンカー。体積が大きいのでサシエを潮にのせやすい
1000釣法 池永祐二名人考案のロングハリス仕掛け・10mのハリスと00号のウキからのネーミング
PE釣法 遠投・高感度のメリットはあるもののライントラブルやライン喰い込みのデメリットも

 

これら新釣法のほとんどは風や潮を攻略するために開発されました。実釣では、ラインの太さやウキの浮力、ガン玉の重さなどをその都度変更していく経験則が必要になります。形だけマネすると逆に釣りづらいこともありますので、腕を磨いてから挑戦してみましょう。

 

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フカセ上級者の潮読み

フカセ釣り上級者は潮を読みます。釣行前ともなればタイドグラフ(潮汐表)とにらめっこをしてイメージトレーニングに余念がない方も。各潮の一般的な狙い目を紹介しておきます。

 

潮と特徴

 

潮の呼び方 狙い目・狙い方・特徴
あて潮(当て潮) 釣り場に向かって流れてくる潮。コマセワークが難しい。遠目に投げて足元で釣る。
二枚潮 上層と下層の流れの向きや速さが違う潮。上層の流れに負けないように水中ウキやオモリを打つなど水中の抵抗を大きくすることが効果的。
反転流、ワイ潮 障害物などを通る時にできる逆潮・渦巻き状に流れる潮。渦巻きの中にエサがかたまることを魚は知っている。狙い目。
潮目 海流がぶつかりあってできた筋状の潮。プランクトンなどが寄りやすい場所。当然小魚が寄り、それを狙う大型魚も来る。距離が合えば積極的に狙います。
潜り潮 異なる流れがぶつかり発生する下に潜りこむ潮。潮目もこれにあたる。狙い目。
湧き潮 下から湧き上がる潮。カガミともいわれる。軽い仕掛けは入らない。際には潜り潮があるはずなのでそこを狙う。
引き潮 満潮から潮が下げていく状態。コマセの広がりもよく、コマセの先(遠目)が狙い目。

 

1日のうちに様々な潮が目の前に現れます。ベテランともなれば、一瞥しただけで潮に合った釣法ができますが、初心者はなかなか難しいものがあります。こればかりは実釣を繰り返して行く間に腕を上げましょう。

 

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合わせ方と取りこみ

合わせは鋭く

フカセ釣りはウキに微妙なバランスを取らせる釣りです。アタリが出るとウキがきちんと反応してくれます。難しい合わせはいりません。「ウキが消し込んだらロッドを立てる」で充分です。

 

 

取り込みは冷静に

難しいのはその後のやりとりです。堤防などでは堤防下のへこみ部分、磯では根や海草群などに魚が逃げ込まないようにコントロールしなければなりません。せっかく掛けた獲物をラインブレイクなどで逃がしてはもったいないですからね。

竿はなるべく立て気味に、場合によっては自らの釣り座を移動してでも潜られないようにコントロールしましょう。魚は口を海面から出して空気を吸わせると、とたんに体力を奪われます。弱ったところを素早くタモ入れしましょう。

 

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フカセ釣りにシーズン無し

寒い時期の「寒チヌ」や「寒グレ」シーズンが終わると、春の「のっこみ」がやってきます。その後、産卵後の荒食いシーズンに入ります。また、アジやサバなどの集団で回遊してくる魚種や、それを狙って回遊してくる青物なども水温の上昇とともに沿岸に近づき、夏から秋のターゲットに。

このように、フカセ釣りは1年を通して楽しめる釣りなので、ぜひこの機会にフカセ釣りに挑戦してみてください。

 

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フカセ釣りの始め方!初心者が揃えるべきタックルや装備・持ち物一式をご紹介!

一番原始的な釣り方はミャク釣りです。棒と糸だけの簡単な仕掛けでザリガニを釣るあの釣りもミャク釣りの一つです。その進化系が「フカセ釣り」です。釣りの基礎中の基礎ですが、それだけに奥の深い釣り方です。釣り初心者が覚えていただきたいフカセ釣り装備を解説いたします。

※2024年6月6日更新

 

 

 

 

 

フカセ釣りとは?

元々は竿と糸に針と餌を付けただけの簡単な仕掛けを水中に漂わせ(フカセ)て、魚に違和感を与えずに釣る釣り方を「フカセ釣り」と呼びました。しかし、この方法では竿の長さまでの距離しかフォローできないうえに、最大で糸の長さまでのタナしか探れません。そこで、ウキとリールを使用し、深さと距離を稼げるようにした方法が最近のフカセ釣りの主流になっています。

そのため持ち物も増え、やり方も難しくなり初心者には少し入門しにくいイメージになってしまいました。しかし、一式揃えてしまえば長い間楽しめる釣りなので、ぜひこの機会にフカセ釣りに入門してみましょう。

ちなみに昔ながらのフカセ釣りですが、今では「完全フカセ釣り」と呼ばれ、船釣りメインの釣り方として親しまれています。

 

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フカセ釣り:代表的なタックル

ロッドは5m前後のフカセ用磯竿。号数は1~3号。リールは3000番前後のスピニングリール。ラインは道糸がナイロン3号程度、ハリスがフロロカーボンの1.5号程度。針は釣りものによって大きさを変えますが、チヌ針やグレ針が一般的です。ウキは中通しの円錐ウキを使いますが、Bで表示される負荷の数字より1番手落としたガン玉オモリと合わせて使います。他に小物がいくつか必要ですが、それは後ほど説明いたします。

 

オーソドックスなタックル

一般的なタックル 番手等
ロッド 1~3号、5.4mの磯竿
リール 3000番前後のスピニングリール
道糸 ナイロン2~3号
ハリス フロロカーボン1~2号(2~3m)
グレ針5~8号、チヌ針1~3号
ウキ 円錐ウキ0~3B
オモリ 7号~3B
からまんぼう ウキ下の糸絡み防止
シモリ ウキのウキ止め通過阻止

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:タックル編

初心者のロッド選び

ロッドはメーカー各社よりさまざまなグレードのものが出ているため、その中から値段と扱いやすさを考慮して選びます。長さは5m以上で、沖磯でも堤防でも使える長さを考えると5.3mのものがおすすめです。硬さは中硬タイプの1.5号、いわゆる「磯竿」と呼ばれるものが無難です。

初心者の場合、釣りものや釣り場ごとにベストなロッドを持ち込むのはあまり現実的ではありません。初心者のロッド選びにおいて、金銭的な負担が大きくなり、混乱のもとにもなります。まずはノーマルな磯竿を選びましょう。

最近では可変伸縮式「ズーム」機能の付いているロッドも少なくありませんが、慌てずにやりとりができるようになってから考えてみるのもいいでしょう。ロッド自体は、3000円程度のものからあり、財布と相談しながらの購入になりますが、1万円を超える国産メーカーのものならば当たり外れはほとんどありません。

 

初心者のロッド選び

長さは5.3mほどの国産メーカー品

硬さは中硬タイプの磯竿

初心者はお財布と店頭スタッフに相談しながら

 

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初心者のリール選び

リールは安価なものから高価なものまで様々な種類がリリースされています。ただし、当たり外れや低耐久品などがあることも事実です。まずはリスクを減らすため、リールは国産メーカー品であることを第一条件にしましょう。

初心者であれば、汎用性が高いスピニングリールの3000番前後の番手で、ドラグ力で言うと4〜5kg程度のものを用意すると良いでしょう。また、近年ではフカセ釣り用のリールとして「レバーブレーキ」という機能が付属してあるスピニングリールも存在します。

 

レバーブレーキ機能を選ぶべき?

ウキを使ったフカセ釣りでは、この「レバーブレーキ」機能があることにより、ラインの送り出しや魚とのやりとりが通常のリールに比べて格段に向上します。

ただし、こちらの機能は上級機種に付属されていることが多く、数万円程度の予算が必要です。そのため、これから始める方であれば、まずは10,000円前後の汎用性が高い通常のスピニングリールで慣れてから、「レバーブレーキ」機能が付属している上級機種の検討をするのがおすすめです。

また、購入の際のポイントとして、海での使用を考えて「防錆」や「錆に強い」などの表示があることを確認すると良いでしょう。機能的にはどのメーカーでもさほど差異はありませんので、使用状況に合わせた選び方をすることをおすすめします。

 

初心者のリール選び

国産メーカーの3000番程度のスピニングリール

錆びに強いもの

余裕があればレバーブレーキ付きも視野に入れる

 

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ライン(道糸)

ライン売り場。カラー付きナイロンラインのアップ画像。フローティングなどの文字が見えれば尚よし。

近年では釣りのラインも多彩になり、PEライン、フロロカーボンライン、ナイロンラインなど色々なラインがあります。まずはその中で扱いやすい物を選びましょう。おすすめはフカセ釣り主流のナイロンラインです。

サイズは2号~3号で、比重の軽い物。いわゆるフロートタイプのものをおすすめします。自重で沈んで行ってしまうシンキングタイプのものよりラインコントロールが楽で、エサとコマセの同調をさせやすいためです。

また、ラインのカラーも様々なので、初心者の方は視認性の良いオレンジやピンクなどのカラーを推奨します。

 

初心者のライン選び

扱いやすいナイロンライン2~3号

フローティングタイプを選ぶ

視認性の良いカラーを選ぶ

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:不可欠な物編

ハリスはフロロカーボン製推奨

ハリスは直接沈み根や岩などに接触することを考えて、スレに強いフロロカーボン製のものを選びます。タックル全体の号数の決め方は、まずハリスの号数(太さ)を決めて、バランスを考えて道糸の号数を決めます。

号数に関してはターゲットの大きさ次第なので一概には言えませんが、指標として「30㎝のチヌやメジナなら1.5号、50㎝なら2.5号」くらいがベストです。決めたハリスの号数より1番手程度太い道糸をリールに巻きましょう。

 

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円錐ウキ

フカセ釣りはもともと潮と仕掛けを同調させて釣る繊細な釣りなので、余分な材料は仕掛けから省かれるのが当然なのですが、広範囲に探るために現在のフカセ釣りにおいてウキは必須アイテムです。

そのため、ウキも繊細なバランスを取ったものが多く、チョイスが難しくなっています。初心者が店頭で仕掛けとのトータルバランスを考えて、ピンポイントで購入するのはなかなか難しいでしょう。したがって、何種類か持っておく必要があります。またラインとの相性で糸抜けの悪い物もありますので、要注意です。

おすすめなのは「中通しの円錐ウキ」と呼ばれるドングリのような形状のウキです。棒ウキもありますが、風などの影響を受けやすく仕掛けを潮に馴染ませにくいデメリットがあるので、最初は円錐ウキを使いましょう。中通しの中にパイプを仕込んだ糸抜けの良いものなどもありますので、ぜひ手に取ってじっくりと観察してから購入しましょう。

 

ガン玉オモリも合わせて用意しよう

フカセ釣りでは仕掛けの重さとウキの浮力を吊り合わせ、魚が仕掛けに触れば即ウキに反応するように仕掛けを作ることが理想です。そのためにウキには浮力が表示されています。例えば「3B」ならば約1gの浮力があります。

この3Bの浮力をほぼ0にするためにガン玉オモリという粒オモリを使います。粒オモリにもやはり「B」や「G」の表示があり、3Bのウキには3Bのオモリで吊り合うように作られています。

釣具店のウキコーナーを見るとその数に驚かされます。ガン玉オモリとの吊り合いなども含めて、まずは店頭スタッフに相談してみてください。

 

初心者のウキ選び

円錐ウキを何種類か持っておく

ラインとハリス、針の大きさなどに合わせて選ぶ

とにかく店頭スタッフに相談する

 

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エサ

エサは針に通して直接魚に喰いつかせる「付けエサ」と、集魚のための「撒きエサ」の2種類が必要です。主流はオキアミと呼ばれるエビの一種を使います。

付けエサと撒きエサを同調させるためにも、冷凍ブロックから付けエサを取って使用するのもありですが、初心者の方は「加工付けエサ」など付けやすく、形が均一でエサ持ちの良い別売りの付けエサを使用することをおすすめします。

 

初心者のエサ選び

コマセと付けエサが必要

冷凍ブロックオキアミから付けエサを取ると一石二鳥

形が均一でエサ持ちの良い別売り付けエサが初心者にはおすすめ

 

 

集魚剤

オキアミの冷凍ブロック(3㎏)が1つあれば大体半日は持ちますが、これは集魚剤を混ぜることが前提になります。

集魚剤はコマセに混ぜて魚を集めるためのものですが、ターゲットによってたくさんの種類が出ています。海面から広範囲に広がるものや、早く深く沈降して根回りの魚をおびき出すものなど様々です。

フカセ釣り対象魚の代表格であるチヌは深めのタナにいることが多く、比重の高いものを選ぶと良く、メジナは表層~中層のタナにいることが多く、比重の低いものを選ぶと良いでしょう。魚種によって好きな臭いや好物が違うので、内容の説明をよく読んでから購入しましょう。また、集魚剤はコマセのつなぎとしての役割もあるので、これを混ぜることで遠投も効くようになります。

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:グッズ編

クーラーボックス

釣れた魚を美味しくいただくためにも必ずクーラーボックスは用意しましょう。

沖磯での連泊釣行などでなければ、磯でも防波堤でも使いやすいのは15~25L程度のもので、断熱効果を考えるとやはり国産メーカーの中位クラス以上の物がいいでしょう。キャリアとセットで購入することをおすすめします。

クーラーボックスは一貫目(約4kg)の氷を入れておけば、ほぼ一晩は保管できます。釣れた魚はもちろん、飲み物やお弁当、冷やしておかなければならないエサなどの他に、仕掛けや小物などの収納ボックスにもなります。また座り心地のいいイスとしても使えますので、必ず用意しましょう。

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磯玉網(ランディングネット)

フカセ釣りでは玉網(タモ)は必須です。びっくりするくらいお値段の張るものもありますが、まずは折り畳み式で1万円ほどのものを探してみましょう。

初心者のランディングネット選びで大事なことは、自分のフィールドで必要な柄の長さ以上のものを購入することです。届かなければ掬えません。ただし、逆に長すぎるのもNGです。磯でも堤防でも、海面まで3mしかないのに8mもの長柄ではセルフランディングが非常にきつくなります。おすすめは、オールマイティーに使える5mほどのものです。

ランガンで釣り場を変えながら釣る釣り方ではないフカセ釣りでは、タモの継ぎ数は少ない方が使いやすいものです。5m、9本継ぎなど、コンパクトになるものもありますが、延ばしにくいというデメリットの方が大きいです。3~5本継ぎで充分です。

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マキエ道具(バッカンなど)

エサの項で紹介したように、フカセ釣りで使うマキエは何種類かの材料を混ぜて使うのが特徴です。当然混ぜる道具が必要になります。また、混ぜたものを投げたり落としたりする道具も必要です。

コマセ作りに必要な道具をざっと紹介すると、①バッカン、②水汲みバケツ、③ひしゃく、④マゼラーの4点セットになります。

一般的なバッカンは柔らかなEVA素材でできています。折りたためばクーラーボックスに収納できる、長辺が30~40㎝くらいのものがいいでしょう。水汲みバケツは安い物で構いませんが、必ずロープ付きのものを選びましょう。また、ひしゃくは60~75㎝の使いやすい物が数百円で手に入ります。これに冷凍ブロックを突き崩せるマゼラーなどがあれば完璧です。

 

初心者のグッズ選び

まずは手に取って確認しましょう

セットで買えるものもあります

細かい物が多いので、購入前にリストを作りましょう

 

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フカセ釣りで揃えるべき装備:服装編

ライフジャケット(フローティングベスト)

磯釣りでも堤防釣りでも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。ボート釣りと違い規制対象ではありませんが、落水の危険は釣りをしている以上どこでも同じです。自分の命を守るために、また他者に迷惑をかけないように、ライフジャケットは一つ持っておきましょう。

規制対象のボートなどでは国の定めた「サクラマーク」の付いている物以外の着用は認められていませんが、磯釣りなどではご自分の体重に合う浮力のものであればどんなライフジャケットでもOKですので、安価で機能的な物が手に入ります。釣具屋さんで調べてみましょう。

ちなみに体重10kgに対して浮力1㎏が目安になります。

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偏光サングラス

横方向からの光をカットしてくれる偏光サングラスは、夏場の強い日差しから目を守るだけではなく、縦方向の光のみを目に届けてくれるので、水中にいる魚などがくっきりと見えます。

フカセ釣りにおいて水中がある程度のぞけるのはとても有利です。エサ取りの種類や潮の流れ、注意して見れば本命のタナまで見えるので、釣果に絶大な差が付きます。

偏光サングラスに関して言えば1000円台のものから1万円ほどのものまで種類は豊富ですが、まずは手頃なものから手に入れましょう。釣り場で驚くほど活躍してくれます。

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磯靴(フェルトスパイク)

フカセ釣りのフィールドは、堤防のような足場のしっかりしたところばかりではありません。ゴツゴツの岩場やツルツルの岩場で構成される地磯や沖磯などもあります。安全対策として、ぜひ磯靴は用意しておきましょう。

靴底に鋲が打ってある磯足袋が全盛の時代がありました。また、靴底全面がフェルトで覆われているタイプがもてはやされた時期もありました。しかし、これらには大きなデメリットがありました。スパイクはテトラで滑る、フェルトは傾斜(山道など)でグリップしない、などです。現在は、フェルトスパイクと呼ばれる両方の良い所取りをした製品が販売されています。

靴底全面にフェルトが貼ってあり、力の掛かる部分には金属鋲が打ってあるフェルトスパイク式磯靴は、現在では磯に上がることの多いフカセ釣り師にはかかせないアイテムになりました。もちろん万能ではないので、足元に気を付けるのは当然のこととしても、メリットは計り知れません。

発売当初はマジックテープ式や靴紐式のものが多かったのですが、最近ではダイヤルロック式が多く流通しています。実は画期的なことで、冬場の手のかじかんだ時などでもきちんと靴を履くことができるようになりました。

 

初心者の磯靴選びポイント

フィールドに合わせた靴選び

万能ではないことは知っておこう

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フカセ釣りで揃えるべき装備:その他の持ち物

その他、釣具屋さんで店頭スタッフや先輩釣り師などと相談しながら購入しておくべき持ち物を箇条書きにしておきます。

その他小物 使用方法など
つまようじ 遊動ウキの穴に刺して固定ウキにすることができる
ウキ止め タナ分の長さでウキを止めることができる
シモリ玉 ウキがウキ止めを通り抜けないようにと、目印にも
からまんぼう 仕掛けの糸絡み防止器具
ガン玉 仕掛けを沈めるオモリ
サルカン 仕掛けの連結具
釣り針 ターゲットに合わせて数種類用意

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初心者のためのフカセ釣り解説

冒頭で述べた通り、フカセ釣りは奥の深い釣りです。ウキを使わない完全フカセ釣りとウキ止めを使ってタナを取る半遊動フカセ釣りの他にも、ウキは使うもののウキ止めを使わない全遊動フカセ釣りなどもあります。

それぞれの釣り方の良し悪しは釣行フィールドにもよるので一概には言えませんが、フカセ釣りをするのであれば、全ての釣り方を覚えておく必要があります。

今回はフカセ釣り初心者のための揃えるべきものを紹介しましたが、初心者のための仕掛け作りと釣り方のコツも合わせて確認していきましょう。

 

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