◆期間:6/6(火)~6月25日(日)
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2023年5月
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今回はスピニングリール、ベイトリールの日常メンテナンスと整備についてご紹介します。簡易なメンテナンスだけでもやるとやらないとでは大違いで、リールの性能維持に大きな違いが出てきます。簡単な作業のみであれば初心者の方でも実践できるので、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、釣り初心者の方向けにスピニングリールとベイトリールの基本的な整備方法をご紹介します。
ボディ内部の分解清掃、パーツ交換については、各メーカーでのオーバーホールをおすすめします。一方、水洗いや掃除、ハンドルまわりやラインローラー部への注油は初心者にも出来るので、大切なリールをよい状態で長持ちさせるためにも覚えておくのがおすすめです。簡単にできるメンテナンス方法をチェックして、リールの回転性能を復活させましょう。
メンテナンス方法に入る前に、まずはリール各部の名称について簡単にご紹介します。
スピニングリールはスプール、ローター、ボディ、ハンドルが主な構成パーツで、メンテナンスの頻度が高い箇所はローターとハンドルになります。細かい名称を覚える必要があるので、注油を行う場合は事前に把握しておきましょう。
ベイトリールはスピニングリールよりもパーツ構成がややシンプルで、スプール、ボディ、ハンドルが主な構成パーツになります。ベイトリールから釣りをスタートした方は、こちらも事前に各部の名称をチェックです。
定期的なお手入れとメンテナンスは、買ったときの標準に近い状態の維持と管理が目的になります。
回転性能はそれぞれのリールがグレードごとに持っている設計、メインギアや軸を支えているパーツのクオリティによって異なり、簡易なメンテナンスを定期的に行っても、基本的には標準の状態を上回ることはありません。
リールメンテナンスをする前に、事前に知っておきたい注意点をチェックしておきましょう。まずはどの程度分解をするか、というところからです。シマノ、ダイワといった大手メーカーで推奨されているメンテナンスは、ベールやハンドルまわりへの注油までがメインで、ボディ内部に干渉するような分解については推奨されていません。
おすすめは掃除&注油
細かいパーツを正しく分解、組み立てを行うのは難易度が高いですし、各パーツの遊び具合を調整する「シム調整」については慣れが必要です。むやみに分解すると元の状態に戻せなくなったり、標準の状態を下回るフィーリングとなるリスクがあったりします。
自己責任で勉強しながら、という場合は別ですが、分解はラインローラーまでとして、注油と掃除をメインに行うのがおすすめのメンテナンス方法です。
ダイワのマグシールドについて
ダイワのリールに搭載されているマグシールドは、磁性流体のマグオイルが使用されています。分解するとマグオイルが漏れてしまう可能性があるので、ローターを外す分解は避けるようにしましょう。ダイワ純正のマグオイルは販売が行われておらず、メーカー修理が必要になります。
また、マグオイルの特性として、他のオイルと混ざると機能を失う可能性がある、という点にも注意が必要です。ボディ部分には注油せず、メーカーのオーバーホールを利用しましょう。
電動リールも分解NG
電動リールは、小さな部品の点数が多く、外し方を間違えると紛失したり内部に入り込んでしまったりする可能性があります。潮を被る道具なので内部まで清掃を行いたくなりますが、こちらに関しても分解はおすすめしません。
注油が必要になる箇所はあるので、普段の清掃と、定期的な注油でよい状態をキープしましょう。注油の頻度は1ヶ月に1回程度、オーバーホールは1年~2年に1回程度の頻度をおすすめします。
スピニングリール、ベイトリールとも、メンテナンスにはオイルとグリスを使用します。それぞれ役割が異なり、混ぜると正しく機能しないので、それぞれの機種に合った注油箇所の確認が必要です。それぞれ、面と面があたる部分はグリス、点や線で触れる部分はオイルでメンテナンスする、と使い分け方を覚えておきましょう。
専用のグリスを必要とするパーツもあります。ドラグに注油する場合にはドラグ用のグリス、シマノのXプロテクト採用ラインローラーには特殊撥水グリスを注油する必要とするケースなどが例として挙げられます。
ボディ部分の分解はシマノ・ダイワとも非推奨
ラインローラーの分解と注油でメンテナンスしよう
オイルとグリスは使い分けが必要
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スピニングリール、ベイトリールとも、巻き心地に大きな影響を与えているパーツがボールベアリングです。
搭載されているベアリングの種類や数は機種のグレードによってさまざまで、基本的には搭載されている箇所が多いほど、全体の回転はなめらかになります。このベアリングや周辺パーツの劣化を防ぎ、状態を維持するのが、日ごろのお手入れとメンテナンスの主な目的です。
ベアリングのスムーズな回転がリールの回転性能に大きく影響
安価なリールはベアリングではなくカラー(プラスチックパーツ)を採用している箇所がありますが、この場合も関連個所への注油は非常に効果的なので、同じようにメンテナンスを行いましょう。
買ったときよりもなんだか巻き心地が悪い、と感じるときは、多くの場合ベアリングの劣化や故障が原因です。簡易メンテナンスで異常を防ぎつつ、定期的なオーバーホールで摩耗するパーツは交換、というイメージでリールを運用していきましょう。ベールの変形など、巻き心地に違和感を与える大きなパーツの交換が必要な場合も、メーカーに送るのが一番です。
巻き心地系の故障としてよくあげられるのが、ゴリ感と呼ばれている状態。ハンドルを回すとゴリッと違和感が出ることから、この名前で呼ばれています。
ゴリ感、そして回転が異常に重い、これらの故障の原因は、ボールベアリングの内部に潮が入り込んで結晶化してしまった「潮ガミ」であることが多いです。ボールベアリングは外輪と内輪でボールを挟む、という構造をしていて、このどこかに異物が入ると、全体が回転不良を起こします。
ボールベアリングの交換で解決
潮ガミしたベアリングの個所を特定する、というのは難しいですが、多くの場合はボールベアリングを交換するだけで故障が改善します。ボールベアリング単体であれば金額的にも負担は少なく、ラインローラーやハンドルまわりなら交換もそれほど難しくありません。
普段のお手入れと定期的なメンテナンスは、この潮ガミによる故障を防ぐというのが大きな目的です。消耗品である以上、いつかは交換が必要になりますので、メンテナンスを覚えればいい状態は確実に長持ちするようになります。
ボールベアリングは巻き心地に大きな影響を与える
ゴリ感の原因はボールベアリングの劣化であることが多い
ボールベアリングの潮ガミをメンテナンスで防ごう
続いては、この記事でご案内する掃除、整備に必要な道具のご紹介です。
日常のお手入れ、簡単な掃除とオーバーホールをメインにお考えの場合は①と②。釣行頻度が高い、磯やオフショアでの使用が多いなど、整備も検討してみたいという方は⑤までをチェックしてみてください。近年のスピニングリールは防水性能が非常に高いので、堤防の釣りがメインであれば、簡単な掃除とオーバーホールだけでも十分によい状態をキープできます。
掃除のときに汚れを拭きとったり、水気を取り除くために使います。整備のときはオイル・グリスを取り除くためにも必要になるので、追加で何枚か用意しておきましょう。
綿棒やキムワイプなど、汚れや油と相性がよく、細かい部分までふき取れる道具があるとバッチリです。
シマノ、ダイワから純正のグリス&オイルセットが販売されています。使っていなくてもどんどんなくなっていくものなので、月に1回程度を目安に、定期的な注油ができるよう、初心者の方も準備をしておきましょう。
油で部屋を汚さないように、作業スペースに新聞紙などを用意しておくと片付けもスムーズです。
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機種によって分解に必要なドライバーの種類、サイズは異なります。スタンダードなドライバーで十分という機種もありますが、生活用品で使用されているネジではなく、トルクスネジという特殊な形状のネジが採用されている機種もあるので、機種に合うドライバーを整備道具として用意しておきましょう。
出番の多い小型の番手は、プラスとマイナスのドライバーセット、T8、T10というサイズのトルクスドライバーがあれば、多くの機種をフォローできます。
こちらも整備のときに必要になる道具です。
スピニングリール、ベイトリールともワッシャーが数枚採用されている箇所があり、スムーズに脱着を行うためにはピンセットが必要になります。紛失を避ける効果も大きく、整備をするときはいろいろな場面で役に立つ道具です。
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高い頻度で整備がしたいという方には、それぞれのリールに合ったグリスや、交換用のボールベアリングの用意もおすすめです。専用グリス、ベアリングとも種類が多岐にわたるので、必ず機種に合うものかどうか確認してから購入するようにしてください。
店頭でスタッフにご相談いただければ、それぞれに適したものをご案内いたします。
乾いた柔らかい布とメーカーグリス&オイルセットから始めよう
分解整備にはトルクスドライバーが必要
専用グリスやボールベアリングは機種に合うものを確認しよう
さっそく実際に行うメンテナンス方法をチェックしてみましょう。まずは初心者の方でも簡単にできる、日常の水洗いの方法についてです。
もっとも手軽かつ重要な掃除方法は、リールの水洗いです。海水で使用した場合は潮の塩分を、淡水で使用した場合は、砂や泥汚れをなるべく早く落としておきましょう。
洗い方のポイントは回転部分を通って内部に水分を侵入させないことで、洗う前にドラグを締める、洗っている最中はハンドルを回さないというのがおすすめの洗い方です。オイルをできるだけ流さないように、上から冷たい水を掛けて洗います。ラインから汚れや潮を拾いやすいので、ライン、ラインローラー部分は念入りに流しておきましょう。
水気をきって乾燥させよう
水洗いが終わったら、スプールを外し、タオルで水を拭いてから陰干しすれば水洗いは完了です。水が残っているとボディ内部へ侵入し、状態悪化の原因になる可能性があるので、しっかり乾燥させるのがポイントです。
水洗いできないリールについて
シマノ、ダイワの新しいリールはほぼ全てが水洗いに対応しています。内部のギアを水で洗おうとしたり、水没させた状態でハンドルを回したりしなければ基本的に問題ありません。電動リールについても同様で、コードの接続部分に注意すれば、真水で潮を洗い流すことができます。
水洗いできないリールは少し古いもの、ハイエンドなものに多く、取扱説明書や箱に水洗いができない表記があります。この場合は濡れたタオルで汚れを拭きとりましょう。
釣りから帰ったら水洗い
ドラグを締めて冷たい水で上から流そう
新しい製品はほぼ全て水洗い対応
続いては注油、分解での掃除など、整備方法についてのご紹介です。まずはスピニングリールの整備方法からチェックしてみましょう。整備をしていないと起きやすいトラブルや、整備後に改善するポイントについても紹介しています。
1ヶ月に1回程度の頻度で行いたいスピニングリールの注油についてです。
注油する場所はメーカー、そして機種によって違いがあるので、取扱説明書を参考に事前に確認しておくのがおすすめです。注油する量は一滴程度で十分で、スプレータイプでも満遍なく吹き付ける必要はありません。はみ出た分は綿棒やタオルを使って、綺麗に取り除いておきましょう。注油ついでに古い油、汚れもきれいにふき取っておくのがおすすめです。
グリスを注油する部分
グリスを注油する箇所は、ベールとローターが接触しているベール可動部、ハンドル内のボールベアリングとハンドル軸です。内部のギアやベアリングにもグリスを使用しますが、分解無しで注油しようとすると、関係がない箇所に回ってしまう可能性があるので、今回は使用しない方法を紹介しています。
ラインローラーについては、防錆性能を重視する場合はグリスを使用します。ドラグ、ラインローラーとも専用のグリスが必要になるケースがあるので、こちらも機種ごとの構造を事前に確認です。
オイルを注油する部分
オイルを注油する箇所は、スプールを外すと出てくる軸部分、メインシャフトです。汚れが付きやすい箇所なので、注油前にタオルなどで掃除してから注油しましょう。
メインシャフトは、ハンドルを回すと露出部分が上下するので、大きく露出している状態で軸に垂らすようなイメージでオイルを一滴注油します。ハンドルを回して馴染ませれば、オイルの注油は完了です。
注油箇所 | 注油の種類 |
ベール可動部 | グリス |
ハンドル内のボールベアリングとハンドル軸 | グリス |
メインシャフト | オイル |
ラインローラー | オイルorグリス(専用グリス) |
ドラグ | グリス(専用グリス) |
ラインローラーは、汚れを最も拾いやすく、性能低下でトラブルを起こしやすい部分です。釣行頻度が高い方向けに、分解による掃除とグリスアップの方法をご紹介します。
ラインローラーをベールに固定しているネジをゆっくりと回し、パーツを全て取り外します。取り付け順があるので、分解時に並べて写真を撮っておくと、組み立ての作業がスムーズです。汚れをパーツクリーナーや綿棒で除去し、ベアリングにグリス、またはオイルを注油しましょう。組み立てを行い、ネジを締めた後、ラインローラーが回転することを確認したら作業は完了です。回転しない場合は、ネジを緩めて調整してみてください。
メンテナンス後は、ハンドルノブの回転が滑らかになり、グリスアップした箇所の防錆性が上がっています。また、ラインローラーは、分解での清掃と注油を行うことで回転性能が高まり、ライントラブル低減やドラグ性能向上に期待ができます。
ラインローラーの回転は綿棒や指で触って確認ができるので、細糸を使う方はマメにチェックしておきましょう。
汚れのふき取り&注油で回転性能復活
グリスアップで防錆性能向上
ラインローラーを分解して汚れを取り除こう
ベイトリールのメンテナンスについてもチェックしてみましょう。
巻き取りだけでなく、キャスト時のフィーリングも回転性能に左右されるリールなので、マメな注油は非常に効果が大きいです。
ベイトリールは、構造上巻き込むような形で汚れが内部に付着しやすいです。注油の前に、まずは内側の汚れをしっかり取り除きましょう。
スプールを外したら、レベルワインダーやクラッチの裏側、スプール軸を軽く濡らしたタオルでふき取るように掃除してください。海水で使用した場合は、水洗いで流れていない部分が無いかもチェックしましょう。
ベイトリールの注油箇所についてです。ベイトリールはスプール側はオイル、ハンドル側はグリスと注油する方法がスタンダードで、スピニングリール同様、ドラグ部分にはドラグ専用のグリスを使います。
ハンドルの脱着にはレンチが必要になるので、しっかり整備したい方は機種に合うものを用意しておきましょう。
グリスを注油する部分
グリスを注油する部分は、ハンドルノブの回転部分、クラッチの可動部分、レベルワインダー下のウォームシャフトです。
ウォームシャフトについては露出が大きい機種が多く、グリスを付けすぎると汚れを張り付けるような形になってしまうリスクがあるので、注油は極少量に抑えて、回転させながら馴染ませていくのがおすすめです。
オイルを注油する部分
オイルを注油する箇所は、スプール軸とスプールを支持しているベアリングです。スプールを外し、軸と逆側のベアリングに少量注油しましょう。フィーリングに大きく関わる部分なので、マメに注油を行うのがおすすめです。
機種によってはブレーキパイプ、メカニカルブレーキ部分への注油が推奨されているケースもあります。
ベイトリールはキャスト時にスプールの逆回転が起きるので、注油後は異音が消えたり、回転がスムーズになったりと状態の向上を体感しやすいはずです。ウォームシャフト、クラッチ裏の汚れを取り除けば、ギクシャクしていた可動がスムーズになるケースもあります。
デザイン、フィーリングともこだわって楽しんでいる方が多いです。回転良好、汚れ無しとよい状態をキープして、気持ちよく釣りを楽しんでください。
注油前に内側をしっかり掃除しておこう
ハンドル側をグリスで保護しよう
スプールまわりの注油は効果抜群
スピニングリール、ベイトリールとも、釣行後のマメな水洗いと簡易な注油だけで、巻き心地は長期に渡って維持できます。潮ガミ、内部へのごみやほこりの侵入を防いで、大切なリールを長持ちさせましょう。
オーバーホールは分解清掃、注油と消耗品の交換だけでなく、指示すればフィーリングについても調整が行えます。内容の説明、コースの選択、受付と店頭でご案内できる部分が多いので、気になっている方はぜひスタッフにご相談ください。
「エビでタイを釣る」という言葉があります。海老には失礼ですが安価な海老で高価な鯛を釣る。つまり少ない投資で大きな利益を産むという意味です。一つテンヤはまさにそれを地で行く釣り方です。仕掛けもタックルも簡単な一つテンヤ。まずは自分なりの仕掛けを作ってみましょう。
「一つテンヤ真鯛釣り」とはどんな釣り方なのか、まずはフィールドと手順の説明をいたします。
一つテンヤ真鯛釣りは大海原の中、船で行う真鯛釣りです。釣り場に着いたら仕掛けに餌のエビをセットし底まで落とします。一つテンヤ真鯛釣りの船は移動していることが基本。着底したままでは潮流や根の状態で根掛かりの危険があるので、着底と同時に30㎝~50㎝ほど仕掛けを海底から持ち上げます。後はリフト&フォールを繰り返して真鯛が喰いつくのを待つ。これが一つテンヤ真鯛釣りの基本の釣り方となります。
多くの船竿同様一つテンヤ釣りの竿も長さ2.0mから2.5mほどの短竿を使います。オモリ負荷は12号前後、グラム換算で40gから60gのものが使いやすいでしょう。ジギングとは異なりますが、やはり一日シャクることになるので、軽めのもの(自重120gくらいまで)を選びましょう。
バットの強さ、調子に関してはリールのドラグセッティングである程度調整できるのであまり気にしなくて良いですが、初心者は「柔らか」とか「柔軟な」などの説明書きのあるものがおすすめです。短竿特有の硬さを知らずに購入すると硬くて使いづらいことがあります。
専用ロッドが有利
微妙なアタリを取る、強い引きに耐える、1日シャクっても疲れない、取り回しの良い長さ、など特徴的な構造が必要な一つテンヤ真鯛釣りのロッドは、専用ロッドを使うのが圧倒的有利です。汎用的なロッドではなく、専用のロッドの購入を検討しましょう。
自重が120g以下くらいの軽めのものを選ぶ
柔らかめのものを選ぶ
不安ならば店頭スタッフに相談しましょう
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比較的軽い仕掛けのテンヤ釣りでは、ベイトリールはメリットが少ないように思います。特に初心者の場合、細いPEラインを素早く落としていく釣りではライントラブルが多発するでしょう。
リールは汎用の小型スピニングリールで充分です。番手は2500~3000番前後、糸巻きはPEライン1号が200mほど巻ければ沿岸真鯛には対応できます。ただし、出港前に船宿で狙いの漁場の水深を聞いておきましょう。ちなみに関東地方の一つテンヤ真鯛釣りは、水深10mから60mほどが主戦場になります。
スピニングリールのドラグ性能で戦う
真鯛の引きは独特で、一般的に「鯛の三段引き」などと呼ばれます。掛かった瞬間、一気にロッドをのし、そのファーストランを耐えても第二・第三の引きがゴツゴツとやってきます。それが真鯛釣りの醍醐味でもありますが、そこでバラすこともあります。
そのため、スピニングリールのドラグ特性を活かして真鯛と戦います。具体的にはドラグのブレーキを700gから1㎏くらいに合わせておくといいでしょう。
1Lのペットボトルなどを引き上げ、ラインがズルッと出る位
手でラインを引いて1㎏が分かるようにしよう
ベイトリールは経験を積んでから
一つテンヤ真鯛釣りの魅力の一つに「ライトタックルで真鯛を釣る」というものがあります。ロッドもリールもかなりライトなチョイスになっているのはお分かりでしょう。そこでラインの選択が重要です。
テンヤ直結ならばナイロンラインでもいいのですが、落とすスピードやアタリの取りやすさなどを鑑みて、道糸はPEラインがおすすめです。番手は0.6号から1.0号くらいの間をみて、初心者は0.8号あればほとんど対応できるでしょう。
リーダーはフロロカーボン製を臨機応変に
ハリス(リーダー)は潮馴染の良いフロロカーボンの2~3号。太さは底の状態や釣り物の大きさなどで決定します。根掛かりの多そうな場所ではPE0.8号にリーダーフロロカーボン2号5m、根掛かりの少なそうな場所ではPE0.8号に対してリーダー2.5号くらいまで上げても良いでしょう。大物の出る場所ではPE1号にリーダー3号など、その都度臨機応変に対処しましょう。
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一つテンヤ真鯛釣りの仕掛けで、道糸とリーダーは基本的に直結です。間にサルカンなどを入れることで真鯛によけいな違和感を与えたり、アタリが鈍くなってしまうことを避けなければなりません。
そこで覚えていただきたいのがライン同士の結束方法です。さまざまな結び方がありますが、根掛かりでトラブらないようにPEラインよりリーダーの強度を落としてタックルを組んでいるので、結束は強度の高い「摩擦系ノット」を使いましょう。
まずはFGノットを覚えるのがおすすめ
動画は簡単な「FGノット」のやり方です。初めての方でも何度か練習を繰り返せば編み込みは5分ほどでできるようになります。信頼度の高い結び方ですので、ぜひ覚えてみて下さい。
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一つテンヤのタイプは一つではありません。大きく分けて2種類のタイプがあり、そこからまた孫針を付けた二本針仕様が存在します。つまり2×2の4通りの形状が一般的になります。
テンヤタイプは円錐台形(横から見ると台形に見える円柱)のオモリに針の付けられたものが多く、オモリ負荷としては3号から8号などの軽量タイプが一般的です。オモリの形が円錐台形ということで、海中を落ちて行くときにゆらゆらと揺れてそれ自体が誘いになります。
手返しを重視するのであれば1本針、フッキングを重視するのであれば2本針のものをチョイスすると良いでしょう。初心者はまず2本針に慣れることをおすすめします。
球形に近いタイプの「カブラ」は関西地方でカブ(野菜)の事をカブラと呼ぶところから名付けられました。テンヤタイプよりも重い5号から12号くらいのものが一般的で、深い場所での釣りに適しています。仕掛けの原理は人気のルアー釣り、「タイラバ」と同じですが、誘い方が変わります。
一つテンヤ真鯛釣りは、まずは底取りをするのが基本のため、漁場の水深や潮流に合わせたテンヤの大きさを選ばなければなりません。釣り船によっては船長がその都度指示してくれることもありますが、臨機応変に自分でも対応できるようにしておくに越したことはありません。
水深を10で割り2倍したものが基本(10mなら2号)
着底がわからないようなら号数を上げる
潮流が複雑ならカブラタイプが有利
テンヤのカラーについては様々な見解があります。漁場、水深、時間、天気、季節、魚の大きさなど、カラーを決めるのに複数の要素があり、何が一番良い選択なのかは実際に落としてみなければ分からない部分が非常に多いためです。
以下にスタンダードなカラーと、一般的に釣果が上がると言われている状況をご紹介します。
テンヤ色別特徴
テンヤのカラー | 釣行状況 |
金 | スタンダードカラー |
赤 | 海中光量の多い時 |
夜光(グロー) | 海中光量の少ない時 |
無垢(鉛色) | 海中光量の多い時 |
グリーン・オレンジなど | 活性の高い時 |
色と釣果の関係は色素の波長に関係しています。例えば赤なら620~750nmの波長を持っていることを学校で聞いたことがある方も多いでしょう。この波長が長いほど浅い水深から色が減衰していき、短い波長の紫(450nm以下)などは深場まで色が残ります。ですから水深に合わせて虹のスペクトルを基本に色を準備するのも一つの手です。
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ここではタックル以外の必要な持ち物を紹介いたします。一つテンヤ真鯛釣り以外の船釣りでも使うものが多いので、チェックリストを作って乗船準備しましょう。
揚がってきた魚の動きを制するのに、ぜひフィッシュグリップは用意しておきたいアイテムです。タモ入れしてもらった魚はすぐにタモから取り出さなければなりません。
どんな魚でも暴れると危ないのですが、孫針まで付いているテンヤは魚が暴れると大ケガの元になる可能性もあります。また真鯛釣りとはいえ、外道でいろいろな魚が揚がってきます。中には歯の鋭いものや、毒を持つものもいるので、魚を直接手で触らないようにしましょう。
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フィッシュグリップで魚を制したら、掛かっている針を外さなければなりません。これも素手で行うのはとてもリスクが高く、危険です。特に二本針を使うことの多いテンヤ釣りでは、思わぬ位置に針が掛かっていることもあります。プライヤーがあれば、多少飲んでいても安全に針を抜くことができます。フィッシュグリップとプライヤーは怪我防止のため、セットで持っておきましょう。
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クーラーボックスは魚を新鮮なまま持ち帰るために絶対に必要です。またお弁当や飲料水などを冷やしておくにも欠かせない道具です。桟橋や船宿、釣り具屋などで氷を購入して入れておきますが、30Lくらいのクーラーボックスなら1貫目(4㎏)、それ以上の大きさなら2貫目くらいが目安です。砕氷であれば5割増し(6㎏から10㎏)くらいで入れておきましょう。
近年では、釣れた魚をその場で締めて持って帰る釣り師が増えている傾向にあります。きちんと冷やせば釣りたての魚は充分美味しくいただけるのですが、船上で締め、血抜きまですればさらに美味しくいただけます。さまざまな締め具が販売されていますが、まずは細身のナイフを1本用意して行きましょう。
船釣り全般に言えることですが、日よけグッズは必ず用意しましょう。夏に限らず海上の日差しは想像以上なので、肌の弱い方は皮膚炎になってしまう可能性もあります。夏でも薄手のウィンドブレーカー、サングラス、帽子くらいは持ち物入れに入れておきましょう。
季節の変わり目や、低気圧の停滞している時、梅雨時の釣行など、朝出港の時には晴れていても急な荒天に見舞われることがあります。レインウェアはぜひ揃えておきましょう。おすすめは上下で別れている、いわゆるカッパタイプのものです。最近はゴアテックスなどの新素材も開発され、蒸れの少ない高撥水のものなども出ています。上着は持ち物として携帯しておいて、パンツは乗船時から履いておくのがおすすめです。
自分が船酔い体質かどうかは最初は分からないので、個人差はありますが、あらかじめ乗船前に酔い止めを飲んでおけば安心です。
加えて、酔わないコツを一つご紹介します。初めての釣りなどは興奮して仕掛けの確認やタックル作りなど、つい船上で奮闘してしまいがちです。ひとまず落ち着いて、船に乗ったらすぐに船室で寝てしまいましょう。30分ほどでもきちんと眠れれば、三半規管が船の揺れを覚え、酔わなくなります。朝ごはんをしっかり食べて船で寝る。これだけでほとんど酔わなくて済みますよ。
平成30年2月1日よりすべての小型船舶への乗船時には救命胴衣の着用が義務付けられました。ルールができた以上、着用は釣り人としての最低限のマナーです。フローティングベストは必携品としてとらえましょう。また購入時には、国土交通省の型式認定を受けたもの(桜マーク入り)のみが認められていますので、ベストの付け方なども含め店頭スタッフにぜひご相談ください。
マイベストでテンションも上がる
ほとんどの船宿さんが用意はしているものですが、自分の命を守るものです。船釣りを始められる前に必ず一着検討しましょう。釣り用のものであれば、フィッシュグリップやプライヤーなどを装備できる機能的なものもあります。マイベストを着れば「これから釣りを始めるぞ!」と気合が入り、モチベーションアップにもつながります。
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一つテンヤ真鯛釣りは細いPEラインを使い、一日中(軽くですが)シャクり、真鯛が掛かると強烈な三段引きと戦わなくてはなりません。この時一番負担の掛かるのが「トップガイド」です。できればトップガイドだけは良品に変更しておければと思います。おすすめは放熱効果の高い「sic(ケイ素1:炭素1)」を使ったガイドです。お値段はちょっと高いですが、効果は抜群。付け方が分からない場合は店頭スタッフに相談してみてください。
一つテンヤ真鯛釣りは全国的にメジャーになりつつある釣法ですが、予約の時に一つテンヤ真鯛釣りをやっているかどうかの確認は必要です。例を挙げると、神奈川県の釣り船では、真鯛は「コマセビシ釣り」しか認めていません。せっかく仕掛けを覚えてタックルを揃えても、宝の持ち腐れになってしまうため、確認してから出かけましょう。
一つテンヤ真鯛釣りは仕掛けの重さが違うため、他の釣り方とは同時にできません。そのためどうしても専用の釣り船に乗船する必要があります。まず一つテンヤ真鯛釣りで鯛釣りをさせている釣宿を探しましょう。新聞や雑誌、インターネットなどで調べるもいいですが、おすすめは釣具屋さんの店頭スタッフに問うのが近道です。
新聞・雑誌などで情報を集めておく
インターネットで下調べをしておく
迷ったら釣具屋さんの店頭スタッフに相談する
乗船できる日時と船が決まったらまずは電話をしましょう。おそらく「乗り合い」か「仕立て」かと聞かれると思いますので、単独釣行の場合は「乗り合いで」、仲間(おおむね8名以上)となら「仕立てで」と答えましょう。1名当たりの相場は餌付きで1万円前後です。
※2021年5月時点の情報なので、金額等は変動する可能性あり
予約時に時間と場所を指定されると思いますので、遅刻しないように到着して下さい。5時集合で6時出船くらい(夏場は4時集合で5時出船なども)が多いと思います。出船1時間前には必ず現場に入るようにしましょう。
集合時間が来ると、船宿全体が活気づきます。ジャンケンやあみだくじ、ボックスに手を突っ込んでのくじ引きなど船宿さん個々にルールはありますが、「釣り座決め」を行います。ここで釣果が決まることもあるので、先ほどもお伝えしましたが絶対に遅刻はいけません。
釣り座が決まったら桟橋に向かい出船となります。初めに初心者である旨を告げておけば、船長や他の釣り客が一から教えてくれるので、堂々と相談してみましょう。
初心者は余裕を持って行動を
慣れるまでは早めに到着しておいて、駐車場で仮眠をとるなどして待機しておくことをおすすめします。早めに着いてお弁当や氷の準備、道具の整理をしておくなど、何事も余裕を持った行動が釣果につながります。
今回は一つテンヤ真鯛釣りをこれから始められる方のための仕掛けやタックルの紹介しました。基本的にはとても単純なライトタックルです。要点を押さえたら、早速真鯛の強烈な引きを堪能しに海へ乗り出しましょう。
一つテンヤ釣りに出掛ける前の下準備はできました。次はいよいよ実釣です。仕掛けや釣り方が単純明快な釣りですから、逆に基本やコツを知っているととても有利です。ぜひ合わせてご覧ください。
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期間:~5/7(日)